NPO法人マミーズサミット全国ネットの仲間、京都のNPO法人亀岡子育てネットワークさんがWAM助成金で「いつからでもチャレンジ」という再就職やプチ起業を支援するプログラムを実施されたのが、たぶん5年くらい前。
そして、その企画を進化させる形で、同じマミサミの仲間である、静岡の株式会社ふじやまママさんが、やはり再就職と起業を支援するプログラムを実施され、三島市のコンペ提案からカリキュラムの実施までお手伝いした。
一昨年から、やはりマミサミの仲間で山口のライフスタイル協同組合さんが県に提案された女性創業セミナーWITTYをお手伝いしている。
去年は、ひろしまNPOセンターさんが受託された中小企業庁の暮らし&ソーシャルビジネス女性創業スクールを企画からお手伝いし、年度末ぎりぎりに高陽町商工会さんの創業セミナーも講師を務めた。
今年は、山口県WITTYに加えて、廿日市市の創業塾を企画からお手伝い。これまでのたくさんの創業セミナーで、「これがあると役に立つ」「このスタイルでやると力がつく」と経験してきたことをいろいろと企画に盛り込んだ。
そして、廿日市市でもうひとつ、「創業意識啓発」という事業も実施することに。今までの経験から、自分が自立して食べていけるだけの事業を起こす、というところまではいかないんだけど、パートタイム起業とでもいったほうがいいようなスモールスタートの女性がとても多くて、そこにフォーカスし、一歩踏み出すところを後押し、というもの。
これは、広島県の公募事業で実施するんだけど、時を同じくして、経済産業省からの委託で中国NBCがやはり「プチ起業」支援に乗り出したということで、連携できるのではないかと事務局や経産局の人たちとミーティング。
うーん、、、私がずっとやってきた、ニッチな女性プチ創業も、それはそれで、少しは経済効果もあるし、小さくスタートして大きく伸びていく人も中にはいるだろうし、、、でも、国が予算をとって支援することなのかな~という疑問も少しあったりする。
公的支援は、やはり雇用や納税で少しでも費用対効果の効率の高いものから優先するべきじゃないかな、と思ったりもするけれど、パソコンと携帯電話があれば一人で事業ができる時代だからこそ、個人が自立したワーカーとなる支援をすることもそれなりに投資効果が見込める?
一番避けたいのは、フリーランスが増えることによるデフレ現象。夫が買ったパソコンで、夫が払ってる電話代電気代で、お小遣い稼ぎ程度で仕事をどんどん受ける人が増えてしまったら、それで自立した稼ぎを得ることが難しくなってしまう。
創業支援も、何から何まで懇切丁寧に教えてあげる、というよりは、ちょっとした訓練期間を経て、ちゃんと独り立ちできるような支援、が必要なのでは、と思います。女性のキャリア的に、マネージメント経験がないままにキャリア中断している人が多いのは、再就職支援にしても創業支援にしても共通の課題、ではないでしょうか。