閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

蟻の謎

2024-04-20 22:36:01 | 日々

(タイトルに関連した画像はありませんのでご心配なく!)

 

桜バトンは最後の八重桜まで渡りました。

 

アケビ(五葉)の花。こちらがレディース。

 

アンド、ジェントルメン。
(距離があるので一緒に写らない・笑)

 

古い家の庭で咲くブルーベルたち。
山桜が大きくなりすぎて日陰になるので、移せるものは移したけれど、いまだにフリージアやクレマチスが1本2本、ひょろひょろと出てくる。
毎年葉っぱが2枚出るだけのチューリップもあるが、どこに埋まっているのかわからない。
ブルーベルはほっといても機嫌よくしているから、このままでいいでしょう。

 

姫ちゃん、おはよう。恒例のフライング咲き。

 

トキワアジサイ(カラコンテリギ)は、いまごろから咲くのが普通。

 

ヒメハギを見に来たら、すでに時期が遅く、かわりにこれが。
タツナミソウ、かな? コバノタツナミ? 
この場所で見たのは初めてだけど、今年初めて咲いたわけではないよね。
(足元が急傾斜なうえ、肩にコマ吉がしがみついて爪立てているので、ピントが合わない)

 

生えちゃいけないところに生えるのがお約束。タケノコ七重の塔。

*****

そうそう、蟻の話。
朝食後に2階の自室に入ったら、蟻がいたのです。
名前は知らないけど、よく見る普通の蟻。うんと大きくもないし、極小でもない、5段階で下から2番目くらいのサイズのが20匹ほど、床をうろうろ、うろうろしている。
この部屋にはときどきキャットフードの粒がころがっていたりするから、蟻が来る可能性はある。でも、春のいまごろというのは珍しい。
それに、整然と列をつくって行き来しているわけではなく、みんな戸惑ったように右往左往しているのが、なんとなく変だ。
まるで、誰かがこっそり持ってきて、ぱっとまいて立ち去った直後みたいに。

とりあえず箒とちりとりを持ってきて、掃き集めてベランダから捨てた。
よし、いなくなった、と思うと、また20匹くらい、どこからともなくあらわれる。それをまた掃いて外に捨てる。
そんな調子で、全部で100匹以上捨てたかもしれない。やがて、ほんとにいなくなったようなので、ねんのため、窓のサッシの外側に「アンチバクテリア」という怪しげな名前のアロマスプレーを(気休めに!)たっぷりまいておいた。

時期的には、冬眠から目覚めて活動を開始する頃だけれど、この群れは、何のためにはるばる2階まで上がってきたのか、それが謎。
昆虫の考えることはまるでわからないが、特に蟻はわからない。指揮する者はいないのに、なぜ集団で同じ行動をとることができるのか。どうやって意思疎通をし、情報伝達をし、役割分担をするのか。意思なんてものはそもそもないのだろうか。
わかってどうなるものでもないけれど、多少なりとも接点のある相手なので、その習性とかメカニズムとか、知っておきたいじゃないですか。今後のためにも。「傾向と対策」。相手を知らなければ対処のしようがない。

それから2日間は何ごともなく、3日めに「いないよね?」とベランダをのぞいたら、いました。同じ蟻。壁に沿って、右へ行ったり、左へ行ったり。
しかし、どうも始点と終点がはっきりしない。1匹を追跡したら、途中でUターンして戻ってきた。どこへ行くのか、蟻自身にもよくわかっていないようだ。はて。

ベランダには、部屋から出られる猫ドアがある。取り付け位置がちょっと高いので、踏み台として間伐材の丸太を切ったものが置いてある。
その丸太を動かしてみたら、蟻が渦巻くようにいっぱい出てきて、うわー、となった。
雨ざらしなので裏側が朽ちて柔らかくなっている。どうやらそこを掘って巣を作っていたらしい。
人間界ではタワーマンションの上層階に住むのがステイタスとか言うそうだけど、蟻も高いところがいいのかしら。最近よく大雨が降るから、地べたより安全と思うのかもしれない。

しかし、ベランダには丸太の他に何もない。食糧調達には下まで降りているのだろうか。室内で迷っていた連中は、あらたな餌場探しに派遣された探検隊だった、とか?
わたしは蟻さんにうらみはないので、部屋に侵入しない限り、そこにいていただくのはかまいませんが。
とりあえず、2階にある「餌」はキャットフードだけなので、管理に気をつけることにいたしましょう。
(コマちゃん、いつもちょっとだけ残すのヤメテ)

 

夕方の飛行機雲。

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タンポポの謎

2024-04-17 23:02:15 | 日々

うちのまわりに生えている西洋タンポポと日本タンポポ(トウカイタンポポ)の分布が、昨年あたりから微妙に変化してきた。
西洋のほうが繁殖力が強い、というのが定説だけれど、市街地と野山とでは条件が違う。環境によっては、必ずしも在来種が負けっぱなしというわけではないらしい。
毎年、春のいまごろになると、あっちこっちでしゃがみこんではタンポポの花を裏返して見ている閑猫。


ちょっとおさらいです。
西洋タンポポは…

 

花の下にある緑色のぴらぴらした「総苞片」が「くりん」と反って下を向いている。

 

真横から見るとわかりやすいかな。

 

一方、日本タンポポは、



総苞片が反りかえらず、「ぴたっ」としています。

さて、ここからが謎。

昨年あたりから、クローバーに混ざって庭に咲くようになった、これは、どちらでしょう?


上の西洋タンポポの花と比べると、あっさりした感じなので、ぱっと見て、日本タンポポだ!と思ったのですが、裏を見ると…

 

あれえ?
「くるん」でもないし、「ぴたっ」でもない、ちょうど中間くらいの「ふわっ」とした開き加減。どっちなんだ?

調べてみると、タンポポは西洋と日本の間で雑種ができやすいそうで、もしかしたらこれもそうなのかも。
もうひとつ特徴がある。花がひとまわり小さい。この一帯に点々と咲いている10本ほど、みんな「ふわっ」で、みんな小さめ。
でも、花の大きさは栄養状態にもよるだろうし、小さいのはまだ株が若いせいかもしれないし…。
ということで、しつこく観察を続けます。

タンポポは、一般的に香りのある花として扱われてはいないけれど、鼻のあたまに花粉がつくくらい近づくと、「あ、お花屋さんのにおい…」と思う。
かすかな菊の香りだ。
昔の花屋は、いまほど花の種類が多くなかったし、季節によってもっと差があった。その中で、菊は一年中いつでもあった気がする。どれも大きくて、茎がとても長かった。(というのは、わたしが小さかったから、ですね)



本日の鳥さん。

そろそろ本格的なさえずりを始めたオオルリ。たぶん、あのあたりに…

 

ほらいた。
(遠いんだってば・笑)

 

本日の「いいね!」

今、タンポポは雑種だらけ!?タンポポ見分け散歩に参加した

謎をとくヒントはここに。
長い記事なので、興味とお時間のある方はどうぞ。

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町田尚子さん絵本原画展(京都)

2024-04-16 15:14:03 | お知らせ(いろいろ)

<隙あらば猫>町田尚子絵本原画展
日時:2024年4月24日(水)~5月6日(月)
   午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)
   会期中無休
会場:大丸ミュージアム<京都> 大丸京都店6階
料金:一般900円 中高大生700円 小学生以下無料

町田尚子サイン会 2024年4月24日(水)
詳細はこちらで
https://dmdepart.jp/museum/kyoto/sukiarabaneko/ 

 

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白花半鐘蔓など

2024-04-13 15:40:51 | 日々

シロバナハンショウヅル。
川側のフェンスで咲いているのを発見。
じつは6年くらい前に、周囲の邪魔なつる草を取り除いてやろうとして、うっかり間違え、これのメインの茎をちょきんと切ってしまったのです。
その後、いっこうに復活する様子がなく、ずーっと悔やんでいたのですが、なんと知らないうちに元気に伸びて咲いてくれました。
「ちょきん」からここまで6年。よくがんばりました。

見た目は「草」だけど、分類上は「落葉低木」のほうに入るらしい。
赤紫の小さい花の咲くハンショウヅルもあるけれど、場所がわるくて、思う存分伸ばしてやれず、もう長いこと花を見ていない。つる植物は難しい。

 

庭のほうもたくさんつぼみがついた! 風船みたいなまんまるつぼみが可愛いです。

 

昨年秋に球根を植えた釣鐘水仙。スパニッシュ・ブルーベル。
ピンクだけど「ブルーベル」でいいのかな? 
わたしはヒアシンス系の花が好き(ただし水栽培を除く)ということがわかったので、こういうのを積極的に増やすことにした。
下から順に咲き上がっていくので、チューリップより長く楽しめる。
青・ピンク・白の混合を1袋買ったけど、どうやらピンクが過半数。白は1本だけ。




桑の花。

 

ヒナゲシ、菜の花、紋白蝶。

 

スイバ。
今年はちょうど「花」の時期に見ることができた。

 

小さいけど綺麗。

 

おたま保育園さくら組。
元気にシッポ振って泳いでいるけれど、まだカエルになる日は遠い。
でも、モリアオガエルがすでに鳴きはじめているし、ごちゃまぜになったら大変よ。


本日の鳥さん。

枯れ枝のてっぺんで鳴いているのは…

 

シジュウカラ。スピスピスピ。

 

アトリエの煙突にいるのは…

 

イソヒヨドリ。胸の赤い成鳥オス。
のんびりした感じのメスと違って、きりっとしたカオをしている。
ときどきくちゅくちゅと試し鳴きをしているが、本格的には鳴かない。
東シティに行くと、すでに電柱の上などに陣取って、朗々とさえずりを響かせている。山はまだちょっと気温が上がらず調子が出ないのか。
冬のあいだ家の近くにいたのは茶褐色のメスだけだったけど、いつのまに交代したんだろう。
オスも1年目はメスと同じような色だというから、「いそのひよ子さん」は実は男子だった…のかな??

 

本日の「いいね!」

J'habite une ville fantôme

さびれた町には影たちがひっそり棲んでいる。
フランスの写真家  Thibaut Derien の作品。

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「三日月島のテール」サイン本(再掲)

2024-04-11 15:30:11 | サンゴロウ&テール

しつこくお知らせしてすみません。
サイン入りボックスセット、残り6セットになりましたので、よろしくお願いいたします。
(進級・進学祝いなどに…いかがでしょう?)

お求めは絵本ナビさんにて。
https://www.ehonnavi.net/shopping/item.asp?c=5103046830

偕成社2022年刊の新装改訂版(ソフトカバー)です。
岩崎書店の旧版(ハードカバー)は絶版で、今後入荷の見込みはありません。新装版のほうで読んでいただけると嬉しいです。本棚におさまりやすいコンパクトな箱入りセットがおすすめです。

*****

そして、ひきつづきサンゴロウ6~10巻の中国語版をチェックしているのですが、途中に「断層空間帯」とか「レイヤードスペースゾーン」とか出てきて、これSFだったのか?!とびっくり。
言われてみれば、うみねこ船は小型スペースシップでも違和感ないかも…。
 

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ホケキョ

2024-04-10 15:47:00 | 日々

朝ごはんを食べながら、たいてい窓の外を見ている。
冬の間は、ヤマガラやシジュウカラが餌台に来るのが真正面に見える。
いまは餌台がおふとん屋さんになっているので、せかせかと猫毛を集めてくわえていく様子が見える。
雨のあと、一斉に若葉がひらきはじめ、一晩で景色が変わった。ぼーっと見ていたら、小鳥が1羽、コナラの枝を伝ってやってきて、ちょうど目の前で止まった。
動きがカラ類と違う。スズメとも違う。飛んだときふわふわしていた。あまり翼が強くない、ほっそりした華奢な感じの鳥だ。
光の加減でちらっとオリーブグリーンが見えたので、メジロかな、と思ったら…

 

ホー、ホケキョ! と鳴きました。
え~、ウグイスさん!?

ウグイスは1年じゅうこのあたりにいて、春先から夏までずっと、ときにはうるさいくらいに鳴いているから、ここではありふれた鳥といえるけれど、姿を見ることはめったにない。
他の鳥のように見晴らしの良い高い枝でさえずることはせず、たいてい低木ややぶの中をせわしなく移動しながら鳴いている。
こんなオープンな場所で「ホケキョ」といってるウグイスなんて、ここに住んで以来初めてだ。
ほんとにウグイスだよね? と半信半疑のまま、大急ぎで2階にカメラをとりに行った。
充電器に置きっぱなしだったバッテリーをあわててセットし、大急ぎで戻る。きっともういないだろうなと、半分あきらめつつ見たら、まだ同じところにとまっていたので、またびっくり。
ほとんど場所を変えず、あっち向いたりこっち向いたり、なんと5分近くも鳴いていってくれた。
ここからは、下の池や畑、これから咲き始める八重桜、まわりの山、ずっと遠くの山まで見渡せる。雨のあとの、ようやく晴れた朝、ウグイスも気分がよかったのかもしれない。

小さい鳥なのに、よくあんな大きい声が出るもんだねえ…と、先日Mとも話していたのだった。
のどの羽毛をぷっとふくらませ、ホケキョのところでは尾をきゅっと動かし、全身を使って鳴いていることがわかった。
(鳥の場合、声帯ではなく、鳴管という器官で音を出す。共鳴して大きく響く仕組みになっているそうです)

 

さて、川のむこうの木のてっぺんで鳴いているのは、誰かな?

 

残念ながらこれ以上ズームできないけど…ホオジロ君だね。

先週だったか、夜遅くにお風呂に入っていたら、トラツグミが鳴いていた。この子もまず目撃はできないけれど、毎年この時期に声は聞くので、いることはわかる。
数日前から、ときどきオオルリっぽい声も。「いいじゃないのスウィートレイディ?」と。

 

山桜の若葉と、

 

コナラの若葉。

 

大量の桜の花びらが散り、地面が白っぽくなっている。
コマちゃんはどーこだ?

 

ココダヨ。

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4月の花のいろいろ

2024-04-09 14:54:17 | 日々

あいにくの大雨。
外遊びができなくてつまらないのか、コマが珍しく膝にのってきた。
雨がやむまで、最近撮った花の写真でも並べてみましょう。

トウカイタンポポ(だと思う)。日本の在来種。
家のまわりで、今年は3か所に小さい群落を確認。
コンクリの隙間のようなところは好まないようで、春には早く日があたり、真夏はちょっと木陰になる環境がいいらしい。
ぽふぽふした西洋タンポポに比べると、花びらが少なく、茎がすっと伸び、こころもち色も柔らかい。
花びらが少ない、ということは、できる種子の数も少ないということ。咲いている期間も短い。だから西洋種のようにたくさんは増えない。それだけでなく、ひとつひとつの種子が重いので、それほど遠くへは飛ばないのだそうです。だから生えるところにはまとまって生えているのね。

 

スノーポピーも咲きました。
3株が、わずか1年でなんと3倍に!
(って、はやりの「投資詐欺」とかではありませんよ)
ここを気に入ってくれたということかな。それにしてもずいぶん離れたところまで地下茎を伸ばしていて驚く。あっというまに足の踏み場がなくなってしまう。

 

アケビの花。ミツバアケビ。良い色だ。

 

アケビが咲けば、ヤマツツジも。

 

キブシの花。
薄黄色で藤のように垂れ下がるから「黄藤」…ではなくて、漢字で書くと「木五倍子」。
実から五倍子(ふし)の代用の染料がとれる、とか。
見るだけの花より、使いみちが優先の命名。

 

近くで見ると、マメ科の藤の花とは全然似ていない。


花壇のあっちこっちにヒマワリの芽が出ている。ヤマガラさんの忘れ物だ。
冬のあいだ、寒波や雪の予報が出るようなときは、ヤマガラがしつこくおかわり催促に来て、餌台に出してもすぐなくなってしまう。見ていると、持って行って食べるだけでなく、貯蔵もしていることがわかる。
樹皮の隙間や、花壇の縁などに、つんつんと一粒ずつていねいに埋め込んでいるところを何度か見かけた。
埋めた場所を本人(鳥)が覚えているかどうかはわからない。石のそばに出ている芽が多いので、石が目印だったのかもしれない。
4月に入れば、虫など他の餌も豊富になる。食べなかったヒマワリは、こうして芽を出して、また花が咲き、種がたくさんできる。
そこまで考えての行動だとしたら、これはヤマガラの「農業」といえるのではないかしら。
たぶん何も考えてはいないと思うけど。

 

カリンの花も咲きました。
昨年のカリンジュレが美味しかったので、今年は実を4こ! おねがいします。

 

シャガの花。

お城のまわりの斜面にシャガがたくさん植えてあるのは、攻めてきた敵兵がすべって登れないようにするためだ。
という話を聞いたんだけど、ほんとかしら?
たしかに、シャガの幅の広い葉は、つるつるして踏むとすべりやすそうだ。すべったとき、あわててつかむと、根は意外と浅いので簡単に抜けてきてしまう。
でも、わざわざ植えるかなあ。敵が滑るということは、味方だって滑るということで、それではまずいと思う。
湿り気のある半日陰なら、シャガは勝手に生えて、よく増える。古い城あとにシャガがあおあおと茂っているのを見た人が、そういう話を思いついたのかもしれない。あるいは、踏んで滑った人が、ね。

 

芝生…といっても、ほとんどコメツブツメクサとシロツメクサにおおわれている。
マメ科植物の若い葉は水玉ができやすい。
雨あがりに、このきらきらを見ているだけで幸せ。

(やっと雨やみました)

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桜の季節・その3

2024-04-07 11:45:19 | 日々

もう散り始める桜。
足元にはいろんな花がどっと咲いて、上も下も、見るのが追いつかない。

とても大きな山桜。大きすぎて四分の一しか入らない。
これが人の手で運べるほどの小さな木だった頃を覚えている。いまや二人で囲んでも届きそうにない太さだ。木のほうも若かったわたしを覚えているかな。

 

庭から南を見たところ。
山桜は新芽がひらく頃がいちばんきれい。

 

 

お山のカラスは相変わらず「らぶらぶ」だなあ。

 

菜の花畑。ではなく、畑の菜の花。
手前から、かぶ、ルッコラ、青梗菜、小松菜。

 

のんびりお花見、ではない。ライバルが来ないか見張っているスズメ。

 

ほら来た。ヘリコプター。直升机。
でもこれは海上保安庁ではなくてドクターヘリですね。

 

おたま保育園、火鉢組。
池組とコンテナ組もあります。すべてヒキガエルさんの子どもたち。
これがみんな育ったらぎゅうぎゅう満員になってしまいそうだけど、そうはならず、2センチくらいのちっちゃな黒い子ガエルの状態で卒園していくのです。
そのあと入れ替わりでモリアオガエルさんが来る予定。

 

の・む・なッ!

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コロロ

2024-04-05 10:43:58 | サンゴロウ&テール

「黒ねこサンゴロウ・旅のつづき」シリーズの中国語版の校正をしております。
あちらでは「旅のつづき 1~5」ではなく、「海猫的旅程(=うみねこの旅)6~10」としてリリースされるとのこと。

前回と同じくコピーのできないPDFなので、送っていただいたのをダウンロードしたら、それをグーグルドライブにアップロードし、1話ずつをグーグルドキュメントに変換する。そうするとイラスト抜きの文字の部分だけが表示されるので、それをコピーして翻訳ソフトに貼り付ければ、日本語にして読むことができる。
もっと簡単な方法はないかと思うけど、あれこれ調べたり新たなツールを導入したりしているひまがないので、とりあえずこれでいきます。前回より多少は余裕があるとはいえ、実質10日しかないし。

サンゴロウシリーズの中でも後半の5冊は、ふつうにさらっと読むぶんには平気なのですが、こういう「作業」として一字一句を見ていくときは、書いた当時の状況がよみがえったり、ついつい深く入りこみすぎて「暗影猫魔」に生命力を吸い取られかねないので、合間に休憩をとるなど、気をつけねば。

で、まずは『ケンとミリ』です。これは直訳すると「声の波の中での再会」みたいなタイトルになっているのかな。
この巻は『旅のはじまり』と同じく、現実世界(日本)の子どもが出てくるので、ところどころ「訳注」が入っています。
具体的にいうと、半ズボンと、禁煙車と、ツルのはたおり。
そうか、海外ではこれがわからないんだな…ということがわかって面白い。
しかし、当時は特急に「喫煙車」というものがあった、なんてことは、もう作者も忘れてしまっていて、日本ではこうですよ、という注をつけられたら誤解を招くのではないかしら。「半ズボン」(いまや死語?)だって、昔は男子児童がはくものというイメージだったけど、いまは大人だって平気で短パンはいて歩いてますし。

重要なアイテムである「トランプ」のマークが、梅花(クラブ)、紅桃(ハート)、黒桃(スペード)、方片(ダイヤ)、鬼牌(ジョーカー)となっていて、なるほど!と思いました。
ケンがミリのことを「何センチ何ミリのミリ」と言ってるところは、(ミリの表記が「米莉」なので)米粒を思い浮かべている、とあり、うまいこと訳してくださってます。

それと、たぶんそうじゃないかと予想していたことですが、原本45ページ前半の数行はごっそり削除されておりました。ミリはともかく、主人公のケンは、先生の言うことを聞く「良い子」でなければならない、ということですかね。これはまあ、文句をいってもしかたがない。

翻訳ソフトのありがちな間違いや変てこな日本語にもだいぶ慣れましたが、中国語の「古屋珊瑚郎」が和訳で「降谷コロロ」と表示されたのには、おめめぱちくり。コロロって…何?

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よそ猫ナポリ

2024-04-04 09:56:06 | 日々

スノーフレーク。

 

…を下から見たところ。

 

先日、朝の5時前。家の前で「わぁお! わぁお!」と大声で鳴く猫がいた。
半分眠りながら、あ、懐かしい感じの声だな、と思ったのは、もう40年も前にうちに来たジャム太という猫が、晩年ちょっと認知症みたいになって、昼夜かまわずわあわあ叫んでいたからだ。
ジャム太の場合は(21歳と長生きしたので)老朽化でスイッチの接続がおかしくなっていたけれど、本来は発情期用のとっておきの声。立候補者が選挙カーで「よろしくお願いいたします!」と言って回るようなもの。
つまり「よそ猫が来た」ということです。

布団の足元にクレ坊が乗っていたので、「クレちゃん、誰か来たよー」とつついてみたが、気にもせず悠々と寝ている。
まもなく階下で「う~~あ~~~!」と警報サイレン。対応しているのはコマちゃんか。
コマでは心もとないので、とりあえず応援に駆けつける。玄関ドアを開けたら、白っぽい猫がぱっと逃げた。

あの子だな。去年の秋に、アトリエの外廊下でコマ吉に威嚇されていたサバ白。すらっと足が長く、小顔で、まだ若い感じ。前回は遠くてよくわからなかったけれど、全体にふっくらときれいで、栄養状態も良さそうだから、どこかの飼い猫だと思う。
ぽんぽんと跳びはねるように、すぐ見えなくなった。コマは窓の内側にいて、追っていかなかったようだ。

次の日、朝食時に、同じ猫がデッキにひょこっと姿を見せた。今度はMがいて「こらっ!」と追い払った。その後は来ない。「でかい猫だなー」とMは言っていた。
うちに来ても、女の子はいないし、ゴハンも出ませんから、あきらめてね。

(例によって名前はテキトーです。ナポリといえばピザ?くらいしか知らない)


本日の「いいね!」
ナポリつながりで(…つながってる?)

Napule (Official Video)

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