千早巡遊&彩事記

情景の中の鉄道を目指して気の向くままの製作日記&途中下車の旅、そして鉄道以外の息抜き工作など。

明治期の遣欧艦②

2024-05-29 | 700艦船大戦艦

 5月だと言うのに台風、その前に梅雨前線の北上で線状降水帯・・・前線の東進が早かったので長く降り続くことは無かったものの48時間雨量が111㎜・・・今後も気になります。

 雨の降り方に気を揉みつつ、手摺りと通風筒の取付け・・・艦央部の密度が高い構造なので製作手順を考えながらの作業です。通風筒はピンバイスで穴開けと浚いで深めに加工。

 別角度から・・・手摺りの位置は適当に。艦載砲との干渉もあるのでそこは現物合わせで。

 さらに遣欧艦独自の白線を巻いた煙突を設置・・・煙突頂部はエッチングに換えようかとも思いましたが、黒くて目立たないのでキットパーツを穴開けしたもので済ませました。

 前後部艦橋部分を積み上げ、煙突支持索を四苦八苦しながらリギング線で展張。

 ピントが甘いですが、前後部艦橋の最上部甲板を支える支柱も0.3㎜真鍮線で追加・・・ホントはもっと数あるんでしょうが、現物合わせで設置していったので、これが集中力の限界。スタンウォークの手摺りにも一苦労・・・1/700艦船とエッチングの組合せは、やはり年寄りには苦行です。

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明治期の遣欧艦①

2024-05-25 | 700艦船大戦艦

 この前、ネットで再販品を見ていてその価格に驚愕・・・円安と物流経費増の影響とは言うものの同じキットなのに¥1960(いまだclosetで熟成中)⇒¥3690、まさかここまでとは・・・たまに高いキットも買いますが、いよいよ古くて比較的安いキットを大事に作るしかなさそうです。

 今回は明治期の英国製1等装甲巡洋艦を製作、各ジャンルのキットが無くならないように大事に残して置いた1艦です。お召艦歴も一番長く、終戦間際に艦齢46年で除籍されたとのことなので幸運な艦だったんでしょう。

 例によって甲板を木甲板色で塗装した後、チマチマとマスキング・・・1/700ではこの作業が面倒この上ないのですが、やり出すと無心になって嵌ってしまいます。

 箱の塗装図の中から今回は②を選択、エドワード7世戴冠式に参列した遣欧艦として仕上げてみます・・・昔は時代的にも統一された塗装をしていたのですが、最近は1艦1艦個性的な塗装がお好み。

 艦体はマットブラックを基本として、上部構造物は余っていた舞鶴軍艦色で塗装・・・明るいグレーの方が巡洋艦らしい軽快さが出るような気もします。

 艦体も甲板部より上は軍艦色なので、マスキングして塗装・・・白よりは隠蔽力が強いので楽ですが、凸凹した艦体側面のマスキングには気を遣います。

 艦央部の製作も開始、砲4門と短艇類の架台を接着すると俄然賑やかになってきます。この時期の艦船は、どれも同じ構造なので作っていて新鮮味がありません・・・一度は高くて手が出ないフランスやアメリカ、ロシアの艦船も作ってみたいのですが・・・

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戦前のル・マン24優勝車④

2024-05-22 | Car model

 Closetの在庫が底を尽きそうなので、何か購入しようと思ってもこの物価高に円安・・・昔固定相場制の下で1$=360円だった頃を思い出します。海外品など高値の花、お小遣いを貯めてレベルやエアフィックスを買っても出来が今一だった頃・・・必然的に国内メーカーonly・・・でも最近はタミヤ一辺倒ではなく国内他社の出来もいいので救われますが・・・

 ようやくステアリング周りの小物取付けも終わり、いい感じに仕上がってきました。最初パーツを見た時にがっかりした印象とは異なり、結構複雑で細密な仕上がりに満足・・・存外いいキットだったんだなあと・・・

 運転席のパネルも塗分けてデカールを貼り、表面のガラス仕様を兼ねてグロスポリマーメディウムで保護。

 組上げた車体上部のパーツをシャーシ上に固定・・・各パーツとシャーシも隙間無くピタッと合ったのでずっと気になっていたシャーシの歪みも解消されたようです。つくづく仮組みの重要性と製作工程の順番が大事だと気付かされました・・・組立て説明書に従うのもcase by case。

 無理矢理、開閉状態に加工したエンジンカバーの合いも許容範囲で一安心。ラジエター前面は繰り抜いてメッシュに置換えようとも考えましたが、デカールが貼れなくなるので、墨入れしたのみ。

 フェンダーにライトやナンバープレートを取付け、デカールも貼り終えました。エンジン左側のカバーはスリットが開口されているのですが、バリも多かったのでデザインナイフで削ってシャープに細工。エンジンカバーを固定するベルトは塗装したマスキングテープを貼付けてありますが、どうも太かったような・・・

 最後に懸案の燃料タンクを取付けて、これでベントレー4.5㍑の完成・・・結局燃料タンクは4点ある固定用ピンを3点にして固定してあります・・・やはり元々の4点固定ではシャーシが歪むようです。塗装も今回は艶ありのまま・・・ブリティッシュグリーンの色味が渋いのでクリアのままでも落ち着いた艶が出ているように感じます。

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戦前のル・マン24優勝車③

2024-05-18 | Car model

 最近は、MLBをゆっくり観戦するのが日課・・・BSNHKで連日放送してくれるので模型製作しながら楽しんでます。鳴り物もなく絶叫中継も五月蠅い解説もないので純粋にbaseballを見ていられます。これが本来の楽しむと云う事なんだと感じ出すと、プロ野球や他のスポーツ中継から遠ざかるようになってきました・・・ドジャース中心の放送なのが残念ですが・・・

 シャーシ部分の工作が概ね終わったところで、車体の製作へ・・・内装の色はコントラスト重視で車体色ではなく陸自茶で塗装してみました。

 シャーシの歪みが気になっていたので、コックピットと共にエンジン周りも仮組みしてシャーシとの合いを確認していきます。やはり燃料タンクがネックのようで、外すと歪みが収まるようです。

 作業工程としては車輪の製作と設置は最終段階になるのですが、どうもシャーシが気になって今回は先行して製作・・・4輪がきちんと接地出来るかの確認のためでもあります。

 製作した車輪をシャーシに取付け・・・やはりシャーシが少し歪んでいたようなので、流し込み接着剤を流し込んで接着部を緩めつつ、4輪がきちんと接地するように左右シャーシを微調整。

 シャーシの調整が一段落したところで、エンジンカバーの加工へ・・・当初はそのまま取付ける積りでしたが、やはり折畳んでopenしてみたくなり、リード線被覆部を金属パイプ代わりに真鍮線を通したものを切断したカバーに接着。

 金属パイプと真鍮線での加工よりは精度が落ちますが、何とか開閉可能なエンジンカバーになってくれたようです・・・折角仮組みして確認したのに余計な加工をしたせいで、シャーシときっちり合うか心配になってきましたが、その時はその時、開状態で誤魔化せばいいかと高を括ってます。

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戦前のル・マン24優勝車②

2024-05-15 | Car model

 このところ静岡ホビ-ショーモデラーズ合同展示会のブログ記事をサーチしながら、その気分に浸っています・・・作品の素晴しさに比べ、一向に上達しない己の技術にため息をつきつつ・・・

 シャーシは左右2分割、横桁やギアケース、燃料タンクで一体化するのですが、燃料タンクをつけると何故か歪むようで・・・まだ仮組みですが、燃料タンクは最終段階で取り付けた方が良さそうです。

 先に製作したエンジンを組み込み、シャーシの歪みを確認しながら、慎重に固定。

 排気関係も仮組みしながら、プラ棒に換えた排気管の長さを調整中・・・

 ・・・で排気菅もうまく繋がりました。エンジン下部のコードは、一旦モールドを削り取ってプラグコードに置換えました。

 エンジンにもプラグコードを適当に追加して、少々ディテールアップを試みました・・・見えなくなるにしてもこうした作業は、作っている最中にはとても楽しいもの・・・やめられません。

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