チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

与那国町長が政府に要請している比川港湾建設計画に関する文書の不存在決定に対して、行政不服審査法に基づく審査請求。与那国町の全国で最も進んだ情報公開条例の趣旨がはき違えられている

2024年05月30日 | 南西諸島軍事強化問題
 5月23日の本ブログでも説明したように、現在、与那国町長は、島南部の樽舞湿原一帯を掘削し、全長約1.2km、幅約300mもの巨大な新港(比川港湾)建設を政府・県に要請している。「有事」に備え、自衛隊等が使用するためのものだが、当然、米軍の使用も想定されているのだろう。この樽舞湿原は、保全配慮が必要な環境省の「重要湿地」にも選定されている貴重な湿原であり、このような巨大な港湾建設は許されない。 そ . . . 本文を読む

5月27日、辺野古・土砂全協役員らが、玉城デニー知事と面談 ---「辺野古」を阻止するための具体的な方針提起を要請。午後は、知事公室長・土木建築部長・環境部長らと意見交換

2024年05月29日 | 沖縄日記・辺野古
 5月27日(月)、辺野古土砂搬出反対全国連絡協(土砂全協)の役員ら7名が、デニー知事と面談した。私も土砂全協の顧問にしていただいているので、知事との面談に同席した。 国の代執行により大浦湾の工事が強行されている現状の中で、県があくまでも辺野古新基地建設事業を止めるための具体的な方策を示すことが求められている。土砂全協は27日に提出した知事への要請書(末尾に添付)の中で、生物多様性国家戦略に照らし . . . 本文を読む

今日(5月26日)は、うるま市で辺野古土砂全協の総会。各地の軍備強化に反対する市民グループ等からの報告が相次ぐ。私も、辺野古の現状についてミニ講演(加筆あり)

2024年05月26日 | 南西諸島軍事強化問題
 昨日から3日間の予定で、辺野古への土砂搬出に反対する市民団体等の連絡会として発足した辺野古土砂全協の総会が始まっている。 昨日の、辺野古・塩川等の視察に続いて、今日(26日・日)は、うるま市で講演会、総会が開かれた。講演会では、鹿児島の磨島さん、土砂全協顧問の私と湯浅さんの講演の後、鹿児島、大分、岩国、北九州各地の生々しい軍備強化の動きが報告された。 私からは、最近報道された奄美大島からの土砂調 . . . 本文を読む

5月24日(金)、辺野古周辺住民の抗告訴訟の記者会見に同席。「国は上告するな」という要請書に、沖縄・全国の180を超える団体が賛同

2024年05月25日 | 沖縄日記・辺野古
 昨日(5月24日・金)は、辺野古周辺住民らの抗告訴訟原告団の記者会見に同席した。2018年、沖縄県の埋立承認撤回を国が取消した採決の取消しを求めた訴訟で、福岡高裁那覇支部は5月15日、4名の原告適格を認め、一審判決を取消して那覇地裁に審理を差し戻すという画期的な判決を出した(詳細は5月15日の本ブログ参照)。 今までの辺野古新基地建設事業をめぐる、県・住民の訴訟はほとんどが内容に踏み入ることなく . . . 本文を読む

与那国の新港建設計画の公文書を隠し続ける与那国町 --- 「不存在」とするのなら、町情報公開条例に基づき新しく作成しなければならない /// 与那国町長に行政不服審査請求

2024年05月23日 | 南西諸島軍事強化問題
 現在、与那国町は、島南部の樽舞湿原一帯を浚渫・掘削し、全長約1.2km、幅約300mもの巨大な新港(比川港湾)建設を政府・県に要請している。「有事」に備え、自衛隊等が使用するためのものだが、当然、米軍の使用も想定されているのだろう。この樽舞湿原は、保全配慮が必要な環境省の「重要湿地」にも選定されている貴重な湿原であり、このような巨大な港湾建設は許されない。 Aさんから相談があったので、与那国町に . . . 本文を読む

昨日(5月20日・月)は、本部塩川港へ。「塩川デー」の取組に参加

2024年05月21日 | 辺野古/ 本部塩川港・安和桟橋
 昨日(5月20日・月)は、東京の支援者らが呼びかけた「塩川デー」に参加するため、朝から本部塩川港に向かった。 港入口では15名ほどが牛歩行動を続け、ダンプトラックの進入を遅らせていた。遠方からの参加者が多い。沖縄も今日から梅雨入りしたが、昨日は強い日差しが照り付ける厳しい天候だった。私が着く直前に作業員さんが熱射病で倒れ、救急車で搬送されたという。 昨日の行動も、日陰に看護師さんが常駐する休憩所 . . . 本文を読む

今日(5月19日・日)は「安里英子さんを語る会」へ

2024年05月19日 | 沖縄日記・辺野古
 昨日(5月18日・土)は、沖縄平和市民連絡会の総会。冒頭に、辺野古の現状と問題点についてミニ講演をさせてもらった。  今日(5月19日・日)は安里英子さんを語る会へ。             (山里節子さんのとぅばらーま) . . . 本文を読む

画期的な辺野古の判決が出た! 辺野古周辺住民が、県の埋立承認撤回を取消した国の裁決の取消しを求めた抗告訴訟。高裁は住民の原告適格を認め、那覇地裁判決を取消し、差戻しの判決! 国は工事の中止を!

2024年05月15日 | 沖縄日記・辺野古
 今日(5月15日・水)は、辺野古周辺住民が知事の承認撤回処分を取消した国の裁決の取消しを求めた抗告訴訟の控訴審判決だった。  この間、辺野古をめぐる国と県、そして住民の訴訟をほぼ毎回傍聴しているが、ほとんどが内容に触れない門前払いの判決が続いていた。今日の判決も、「原告適格なし。控訴を却下する」というものになると思っていたので、判決言い渡しの後、裁判長にどのような抗議の声をあげようかと考えてい . . . 本文を読む

岸田首相は、沖縄南部地区からの辺野古・埋立土砂調達計画を撤回しない限り、「6.23慰霊の日」に参列する資格はない! --- 具志堅隆松さんの記者会見に同席

2024年05月13日 | 沖縄・南部土砂問題//遺骨問題 
 昨日(5月13日・月)は、具志堅隆松さんが、岸田首相宛に、「6月23日の『慰霊の日』の沖縄戦全戦没者追悼式に出席するのなら、沖縄南部地区からの辺野古・埋立土砂調達計画を撤回するよう求める意見書」(末尾に添付)を提出するという記者会見に同席した。  「南部地区の土砂には、戦没者の血が染みこみ、今も遺骨が残っている。そのような土砂を米軍基地建設のために海に捨てるのは、戦没者に対する冒瀆である。『慰 . . . 本文を読む

新しい資料集「代執行でも破綻する辺野古新基地建設」が完成。ご希望の方はご連絡ください。

2024年05月11日 | 沖縄日記・辺野古
 いつも講演の際に使用するパワーポイントを資料集にまとめています。  今回、「代執行でも破綻する辺野古新基地建設」(2024.5.18)と題した新しい資料集が完成しました。次のような内容です。   1.国交大臣が設計変更を代執行(23.12.28)。国は大浦湾での工事強行(24.1.10)  「是正指示」最高裁判決(23.9.4)と、代執行訴訟高裁判決(23.12.20)の問題点 . . . 本文を読む

アメリカ総領事館前で、イスラエルのラファ侵攻に抗議するスタンディング

2024年05月07日 | パレスチナ
  今日(5月7日・火)、イスラエルがラファに侵攻した。Aさんは今日、明日、仕事が休みなので、浦添のアメリカ総領事館前で一人でスタンディングをするという。  彼女は、ほぼ毎日、仕事帰りに那覇市役所前でスタンディングし、週に1回は総領事館前に立っているという。  夕刻のひと時だけだったが、私も駆けつけた。   . . . 本文を読む

サンドコンパクションパイル工法作業船の改造費(3隻で20億円以上!)を、何故、公金で負担できるのか? --- 今日(5月5日・日)の琉球新報の報道について

2024年05月05日 | 沖縄日記・辺野古
 大浦湾の地盤改良工事のためのサンドコンパクションパイル(SCP)工法作業船を、海面下70mまで施工できるようにする改造費用を公金で負担することの問題点については、3月17日の本ブログで指摘した。今日の琉球新報はこの問題を1面、2面で大きく報道した。  今回、70mまでの改造費用は1隻当り3億円~6.6億円にもなることが判明した(下の表参照)。同時に3隻を稼働させる計画なので3隻の改造が必要とな . . . 本文を読む

5月1日(水)、県内の17の市民グループが、辺野古・埋立承認の再撤回を求めて知事宛の要請書を提出 --- 「県、阻止に手詰まり」という状況を突破しよう!(要請書全文掲載)

2024年05月01日 | 沖縄日記・辺野古
 今日(5月1日・水)、県内の17の市民グループが連名で知事に対し、辺野古・埋立承認の再撤回を求める要請書を提出した。  昨年12月28日、国が設計変更申請を知事に代わって代執行で承認し、本年1月10日からは大浦湾での工事が強行された。県は、辺野古側の土砂の仮置きや、海上ヤード工事について問題点を指摘し、工事の中止を求める行政指導を行っている。防衛局はそれを無視し、工事を続けているが、県はそれ以 . . . 本文を読む

『世界』6月号に「代執行でも破綻する辺野古新基地建設」と題して寄稿。是非、ご一読を!

2024年04月28日 | 沖縄日記・辺野古
 『世界』6月号(5月8日発刊予定)に、「代執行でも破綻する辺野古新基地建設」と題して10頁ほど書かせていただきました。  防衛局は、国が代執行で設計変更申請を承認したため、1月10日から大浦湾に石材を投入する海上ヤード工事を始めました。しかしこの工事には、①埋立承認の際の留意事項である県との事前協議をしていないこと、②石材の洗浄をしていないこと等の多くの問題があります。また、これから始まる困難 . . . 本文を読む

昨日(4月26日・金)、本部町島ぐるみ会議が北部土木事務所交渉 --- 県管理の港湾を、辺野古への土砂・石材搬送専用港とするな! 特に雨中の土砂搬送問題について抗議

2024年04月27日 | 辺野古/ 本部塩川港・安和桟橋
 4月26日(金)、本部町島ぐるみ会議が、本部塩川港の問題について、管理者である沖縄県北部土木事務所交渉を行った。  21年4月から昨年夏まで、毎月1回、北部土木交渉を続け、多くのことを確認してきた。しかし今回、北部土木は、所長、事務総括、技術総括、管理班長の全員が4月の人事異動で入れ替わったためか、そうした話し合いの経過を踏まえない回答が目立った(質問書は25日のブログ参照)。  しかも以前 . . . 本文を読む