初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

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2015年12月17日 | ◆はじめまして◆
しばらくお待ちください

「クローズアップ現代」から吉田秀和

2012年07月24日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、「クローズアップ現代」から吉田秀和です。

今日、久々にクローズアップ現代(NHK)を見ていたんですが、冒頭のくだりが、「小澤征爾さんが、頭の上がらない人物がいる」本人いわく「私の人生に大きく影響をあたえた人・・・」という内容。
コレは見ないといけないでしょう・・・。
と言うわけで今日はこのお話。

>>>>>
冒頭から惹きつけるこのナレーションに続き、更に、ブーニンのピアノを「甘やかされた子供の演奏」ホロビッツの演奏は「骨董品のひび割れ・・・」等々、辛辣な批評。(スゴイ事言う・・・。)

そして、今日のタイトルが「そこに自分の考えはあるか」でした。

しかし、この男、単純にけなすだけではなく、カラヤンの演奏する田園交響曲を「アウトバーンを軽快に走ると、木漏れ日がキラキラとあふれる・・・」と評してみたり、アルゲリッチのピアノは、…金属や、石のような硬さから、絹のようななめらかな音まで、…なんでも表現できてしまう。」など、褒めるトコはきっちりと評価している。

今日の、この人「吉田秀和」氏は大正2年の生まれで今年(平成24年)の5月に98歳で亡くなる。

戦前は、西洋音楽関係の翻訳を担当する官僚、だか公務員だか、ところが、年齢から考えても太平洋戦争を経験。戦中は「情報局」なる部署へ異動。当然音楽は勿論、当時は戦争へまっしぐら。それ以外の言動は一切御法度!の勢い。滅多な事は言えなくなってしまう。
その影響も多分に受けたようで、戦後の音楽評は歯に絹着せぬ自由な論評を展開したとの事。

彼を一躍有名にしたのがあのピアニスト、グレングールドへの批評。このブログでも紹介しましたが、彼の演奏するバッハのゴールドベルク変奏曲は、独特で、演奏中に自分でも歌っちゃうし、スピードは速いしで、どうやら、当時のスタイルとしては、かなりの異端児扱い。
一般の評価は最悪で、どれも酷評ばかり、そんななか吉田秀和はこのグールドの演奏を絶賛するのでした。
それがきっかけかどうかはアレですが、その後グールドは多くの評価を得て、現在では巨匠、ピアニストの名を確立しています。

そして今宵のメインとなるホロビッツの件。
80年代に初来日した巨匠ホロビッツ。既に世界でも認められたザ・ピアニスト。この世紀の名ピアニストの来日に日本人は酔いしれ、演奏会は大成功を収めるのでした。
しかし、ここで一人、この演奏会に異を唱えるのが吉田秀和だったのです。
「ホロビッツは確かにかつては、名ピアニストだった、しかし今回の演奏会では骨董品だ、しかもヒビが入っているし、欠落すらある。」との、かなりの酷評。
そこで、当時の演奏の映像が流れると、確かにミスタッチはある。しかも、どうやら一度や二度ではないようだ・・・。

吉田氏が言いたかったのは「ホロビッツの演奏をちゃんと聴いたのか?名前だけで判断してないか?」ということじゃないのかな?

スタジオに戻ると、吉田氏はクラシックに興味が無い人にも解りやすい論評を、的確に文字に起こしているとの事。
ホロビッツはこの酷評を受けて、3年後に吉田にもう一度聴かせたいとの想いから、再度来日したとか・・・。
更に、NHKらしいなぁと思ったのが、今回の原発の話。
冒頭にもあったように、氏は今年の5月までご存命のため、昨年の震災・原発事故を体験しているのだ。その際に東電、政府が使用した言葉「想定外」・・・。
この言葉に敏感に反応していたようです。

そして、今日のタイトル「そこに自分の考えはあるのか」が来ると、色々と考えてしまう今日この頃でした。


さてさて、久々の投稿が、こんな感じになっちゃいましたが、
まずは、ザックリとこんな感じの内容でしたが、一部??いや結構な部分で記憶が曖昧な感じなので、詳細は記憶違いや解釈違いがあるかとは思いますが、そこは平にご容赦下さいませ。

正直、吉田秀和(敬称略)この人知りませんでした。???
と、思ってたんですが、今しがたウィキペディアで名前を検索すると、NHK‐FMで「名曲のたのしみ」という番組を担当していたとの事。
放送時間を見ると、自分が聴いていた「20世紀の名演奏」の前の時間帯、ということは、「アノ人だ!」
当時の印象を思い出すと、ぶっきらぼうな感じで淡々と、というよりバッサリと気持ちいいいくらいに、ぶった斬っていたあのじいちゃん!
ホントに書きながら、思い出してしまった・・・、(スンマセン)
・・・・・・・・・―
話がとんで、ゴメンナサイ。
吉田氏の話には身につまされる事が大きいです。
と言うのも、かくいうこのブログもそんな風になってやしないか?
大勢の意見、本の記事やラジオ、ネット情報等々、これらに流されてやいないだろうか?一番にそこが気になりました。
・・・・・・・・・―
ホロビッツの話にしても、当時の演奏会を聴いたら、吉田氏のような批評ができたのか?
おそらくこの番組を見る前なら、「本番は一発勝負だから、ミスタッチはどんな名人でゼロではないはず!演奏は、ミスを探すものではなく、演奏家がどうやって、曲に息を吹き込むかだ!」とか言ってそうな気がします。(ホロビッツが来日したときは、かなり歳だったし。)

ただ、番組の当時の演奏を見ると、確かにしょっちゅう音外したり、隣の鍵盤も一緒に弾いたりしてたから・・・。「ホロビッツ」という名前を伏せて、演奏だけ聴くと、「知ってる曲だから判るけど、酷いなコレ」とか言ってしまいそうな自分が怖かったりして・・・。

ただ、ひとつ言いたいのは、このブログでは、より多くの人にクラシック音楽を理解して欲しい、と言う想いから、イイものを紹介して、より、身近に感じて欲しい!!と思う一方で、
じゃあ、悪いものを紹介しないのは罪じゃないのか?というジレンマに陥ってしまう今日この頃でした。

とにもかくにも、自分にとっては刺激的な内容の今日のクローズアップ現代でした。

≪こんな本も出してるらしい≫
私の好きな曲―吉田秀和コレクション (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房




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ご無沙汰しております

2012年01月23日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、「いろいろご挨拶」です。

さて、いろいろご挨拶ですが、
まずは新年あけまして、おめでとうございます。
15日も過ぎているので、今更ですが、

それと、最初に書いておきますが、別にこれが最後のご挨拶とかそういう訳ではないので、悪しからずご了承くださいませ。

加えて、タイトルの通り、かなりご無沙汰しておりまして、今更ですがなんと言ってよいやら・・・。
ブログ自体は、細々とでもやっていくつもりだったんですが、「マイペース」加減が、なんともマイペースになってしまってます。
もはや、ペースとも言えない状態なんですが、

一応、昨年を振り返ってみると・・・
昨年2月に5周年の記事を書いてから、皆さん既にご存知のとおり、3月には大震災・・・。

関東もかなり揺れましたが、お陰様で特にこれといった被害もなく徐々に日常を取り戻していった訳ですが・・・。

最初は、4月頃に「頑張ろう東北!」みたいな事を書こうかとも思ったんですが、どうも、わざとらしくなりそうで、到底被災地の皆さんの気が分かるとも言えず、なんとも歯がゆい思いをしておりましたが、

そうこうするうちに、5月あたりにはこのブログでも紹介したように、佐渡裕氏が、ベルリンフィルと共演。
これを機に、しれっと紹介しようかとも思いましたが、いろいろと記事を考えているうちに機を逃してしまい、そのままに・・・。

そして6月頃?gooブログは、自分の記憶が正しければ、6ヶ月更新が無ければ強制終了になってしまうので、「test」と称してダミー更新で急場をしのぎ、難無きを得ましたが、

その後も泣かず飛ばず、状態。そのまま11月には、世界文化賞のニュースを取り上げてみよう。とか、12月には流石に「年末年始の・・・」をやろう、とか思っているうちに、あれよあれよという内に今日に至る。という感じです。

とりあえず、最初のうちはコメントのお返事だけでもしておこうと、やってましたが、その内それもスルーする始末。
今更ですが、この記事の更新後に頂いたコメントにも返信予定です。


その間何をしていたかと言えば答えに窮する訳ですが、普通に日常を送っていました。が、クラシックを聞いてなかったですね。正直。
何故か?は自分でも分かりませんが、でも最近久々に、それとなく聞いてみると、なんたかとても新鮮ですね。


そんなこんなで、これまでのそれほど大した事もない顛末となりゆきでしたが、今回も、そろそろ半年ルールにひっかかるし、さすがに、2回連続「test」でしのぐ、というのも「それは無しだろ」と自分でツッコミがはいったので、こんな感じの更新です。

ただ、何も書いてないのに毎日アクセス数だけは一丁前に更新してるとき並みに頂いているのが、感謝の限りです。
だからこそ、チラッと更新してから、急激にアクセスが減ったらどうしよう…というのもあったのですが、それはまさに自業自得ですよね。

そんな訳で、これを機に、といきたいところですが、果たしてどうなる事やら・・・。
そんなブログですが、とりあえず見ていただいている方には、今後ともヒマ潰し程度によろしくお願いいたします。m(_ _)m

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2012年01月23日 | どれにしよう?
 
composer

えっちらおっちら5周年!?

2011年02月11日 | ◆はじめまして◆
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はブログ開設5周年です。

早いもので、なんと今日でブログはじめて5周年を迎えてしまいました!

いや、ホントに早いもので、もう5年なんですね。
昔の人はよく言ったもので・・・。
青年老い易くブログ成り難し・・・?じゃなかったっけか?

いろいろ、まだ書こうと思う事はあるんですが、最近はなんだか妙に構えてしまって、更新もおざなりになってきてしまっていますが・・・、


せっかくのアニバーサリーなので、何か気の利いた事でも書ければいいんですが、・・・何か無いかとブログ編集画面を見ていると・・・、
なんと!自分でも更新する前に気付いたんですが、なんとこの記事が記念すべき900個目の記事なんですねぇ。

スゴイ!エライ!大したもんだ!
多分誰も言ってくれないので自分で言ってみました。
でもねぇ、結局これも1年目、2年目あたりでほぼ毎日書いてましたから、この時点で、多分6~7割には達してると思うですが、まあね、それでも一応数だけ見ればまぁまぁ大したもんですよ、ええ。

そして、皆さんも既にお気付きのように、最近は更新自体が停滞気味なのんですが・・・、
もうちょっと気にせずにザックリと書いちゃえばいいんですけどねぇ。
結局いろいろ気にしたところで、大した内容じゃないんでね。


そんな感じで、またえっちらおっちら書いていくつもりなんですが、ホント、気が向いたら適当に見ていってください。
という感じです。




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新年のご挨拶

2011年01月05日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、新年のご挨拶です

さて、今年も新しい年が明けました。
昨年は、更新が少なくなったにも関わらず、多数のアクセス、ご愛読頂きました事を大変感謝申し上げます。

本年も、マイペースとなるかと存じますが変わらぬご愛顧のほど、何とぞ宜しくお願い申し上げます。
また、皆様におかれましても、よい年になりますよう、心からお祈り申し上げます。


と、言う訳で一年が経つのも早いもので、昨年は記事数を数えても30いくつ…。
しかも、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレの分だけでおよそ半分をしめるという始末。

一方、日本の、というか日本人アーテイストは受賞やら、ベルリンフィルでは、日本人コンサートマスターに、日本人指揮者が共演という姿も今年は拝見する事が既に決まる。などクラシック的には大いに盛り上がる年にはなるはずですが、

ブログの方では曲をほとんど書いてなかったのが、なんともはや、な感じになってしまいましたが、皆様の温かいアクセスに感謝する他ありません。
今年も、変わらず、たまには程度で構いませんので、気が向いた時にでもチラッと見てやってくださいませ。


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年末年始はテレビでクラシック

2010年12月29日 | テレビでクラシック

たまには、テレビでクラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、年末年始はテレビでクラシックです。

今年も早いもので、気がつけばもう、年末。
思い出したかのように、ここ2・3日で更新しているこのブログですが、ニュース記事なんかは、前からやろうと思っていたので、いろいろ書いていたんですが、最近、ブログのアクセス状況を見ると、「年末年始はテレビでクラシック」の去年の更新分にアクセスが、ちらほら増えてきていたので、
もちろん今年もやろうと思ってましたので、今年もその分を今日更新してみます!

―――――――――――――――――――――――――――――――――
☆N響「第9」演奏会☆
12月31日20:00~21:25
【NHK教育】
こちらも毎年恒例の「第9」演奏会。恒例なのは日本だけのようですが…、まあそれでも、年末の風物詩になってますから、これを見ないと年を越した気がしない、という人も中には居るかも??
指揮:ヘルムート・リリング
合唱:国立音楽大学
演奏:NHK交響楽団(もちろん)
―――――――――――――――――――――――――――――――――

☆クラシック ハイライト2010☆
12月31日21:25~翌00:05
【NHK教育】
大晦日の夜に今年のクラシック音楽の演奏会を振り返るという企画。
こちらも、最近は毎年やってるのかな?去年も紹介した気がします。
まあ、年末特番なんですが、年末年始では民放だと、通常番組を拡大して3時間スペシャル!とか、特集○○3時間!とかやってますが、アレのクラシック版!
みたいな感じだと思います。
≪バレエ≫≪オペラ≫≪交響曲≫≪室内楽≫ほか、こちらはN響に限らず様々なオーケストラ、指揮者の今年の名場面特集!のようです。
指揮者はズ―ビン・メータ、アーノンクール、小澤征爾 ほか
ソリストでは、樫本大進のカルテット、庄司紗矢香のリサイタル ほか だそうです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆東急ジルベスターコンサート☆
12月31日23:30~
【テレビ東京系列】
毎年恒例と言っても、今年で15回目らしいですが、まぁ簡単に言えば、年越しカウントダウンコンサートですね。
来年はマーラーの生誕150周年なので、カウントダウンの曲もマーラーの交響曲第2番「復活」みたいです。その他にも演奏会としては2部構成で、23:00~開催

指揮:小林研一郎
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:外山啓介
ソプラノ:佐藤しのぶ ほか
__________________________________
==================================

☆ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2011☆
2010年1月1日
19:15~21:45(生中継のため延長あり)
こちらも毎年恒例のニューイヤーコンサート。
これに関しては、今更あまり多くは語るまい。
演目:騎兵行進曲、アマゾンポルカ、
   メフィストワルツ、スペイン行進曲、わが人生は愛と喜び ほか
指揮:フランツ・ヴェルザー・メスト
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(もちろん)
_
ここで、ちょっと今回の指揮者、フランツ・ウェルザー・メストについて・・・、
はっきり言ってノーマクでした。全然聴いた事ない。というか恥ずかしながら名前すら知らなかった・・・。(最近はそんなんばっかり…)
そこで、ウィキペディアをちらっと調べると、
オーストリアはリンツの出身。もとはヴァイオリニストを目指していたが、交通事故により背骨を骨折したため、指揮者に転向、
ロンドンフィルとの共演をきっかけに評価を得る。90年代にはウィーン・フィルの定期公演でもデビュー。2002年からはクリ―ヴランド管弦楽団の音楽監督にも就任。2010年からはウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任。

・・・らしいです。まぁ、ウィーンフィルですからねぇ。少なくともこれくらいの実績を重ねないとあれでしょうが、それにしても若い!ウィキペディアによると1960年生まれですから、今年で満50歳でしょ、個人的にはウィーンフィルの指揮者といえば、若くても60以上みたいなイメージがあったので不思議というか、ちょっとびっくりでした。
とにかく、はじめて聴く指揮者なのでちょっと楽しみですね。

≪ニューイヤーコンサート2011≫
早速予約できるようです。
ニューイヤー・コンサート2011
ウェルザー=メスト(フランツ)
ユニバーサル ミュージック クラシック




そんなこんなで今年もあと僅か、このブログ的にも「あっ」という間に終わってしまいますが、来年は頑張らないと・・・、って毎年言ってるような気もします。なんだかなぁ。
一応、新年は、今日紹介したニューイヤーコンサートを録画するつもりなので、その内容をチラッとブログに更新しようとは、思ってますが、どうなる事やら。

まぁね。事ここに至ってはマイペースが身上となってきた感もあるので、気が向いたら、「たまには」見てやって下さい。



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バイオリニスト樫本大進さん ベルリン・フィルのコンサートマスターに就任

2010年12月28日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

バイオリニスト樫本大進さん ベルリン・フィルのコンサートマスターに就任

まずは、ニュース記事から

チケットぴあ>ニュース から
―――――――――――――――――――――――――
現在来日ツアーを開催中のバイオリニスト樫本大進が、世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターに就任することが正式に決定。12月13日に東京都内で記者会見が行われた。

通常2年間とされるベルリン・フィルのコンサートマスター試用期間だが、今回1年3か月という短期での就任決定をうけ、樫本大進は「僕自身びっくりしました。日本でのツアー中ということもあり、まだ実感できていませんが。団員のみんなからたくさんの祝福のメールを貰ったので、ベルリンに戻って早くみんなと話したいですね。ベルリン・フィルは世界でトップのオーケストラですが、今後もずっとトップでいられるように頑張りたい」と喜びをあらわした。

これまでもソロのバイオリストとして世界的な活躍を続けてきた樫本大進だが「コンサートマスターとして演奏することは、ソリストと比べて、全く異なる音楽の作り方、考え方が必要。指揮者の右手であり、楽器であり、時々奴隷でもあり(笑)、またオーケストラの奴隷でもあり(笑)。色々な役割が求められるからこそ、色々な方向から音楽が見えるのがとても楽しい」とコンサートマスターの魅力を語る。

またベルリン・フィルでの今後の抱負については「マーラー、ブルックナー、ブラームスの作品をしっかりとやっていきたい。ベルリン・フィルは僕にとって憧れのオーケストラ。カラヤンの振っていた黄金時代の音というのは誰もが憧れるものだと思います。オーケストラも若返り、国際的になったといっても、やっぱり“ベルリン・フィルの音”というものは確実にあるので、それを失わないように受け継いでいきたいですね。それから日本へのツアーも早く実現するといいなと願っています」と意気込みを語った。

現在、樫本大進は、ピアニストのコンスタンチン・リフシッツと来日ツアーを開催中。コンサートマスター正式就任後のベルリン・フィルでの最初のコンサートは、12月29日・30日・31日のジルベスター・コンサート(ドイツ・ベルリン フィルハーモニー)となる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
チケットぴあ>ニュース から

まずは、いつも通りですが、樫本大進さんコンサートマスター就任おめでとうございます。

いや、これはホントにびっくりした!ホントに
もちろん、世界的な音楽コンクールに優勝、もさることながら、入賞するだけでも相当な実力と、運も時には必要なほど、大変な事なんでしょうが、コンクールに限って言えば、優勝しても、その後あまり名前を聞かなかったりとか、入賞してないのに、その後、偉大な演奏家に大化けする人はたくさんいるので、
この結果だけで、なかなか一喜一憂できるものではないんですが、

それでも、せっかくなら、日本人が入賞したときには、こんなブログでも、取り上げていこう!なんて応援するつもりで、いろいろ書いてましたが…、

今回はコンサートマスターですよ、コンサートマスター。しかもベルリンフィルですよ、ベルリンフィル!

コンサートマスターと言えば、このブログでは、アニメ「のだめカンタービレ」で、チラッと話題に上がったのが、峰くんぐらいでしたが、まあ、今更言わなくてもわかると思いますが、あんなもんじゃないですからね。(一応、初心者のクラシックなので)
正直、自分でもコンサートマスターが具体的にどんなもんかは知りませんが、音楽づくりもさることながら、団員とのコミュニケーションから、指揮者との折衝、交渉まで、更に言えば、「あいつが、コンサートマスターになったから・・・ベルリン・フィルが~~になった。」とか、容赦なく言われてしまいそうだし…。

指揮者の場合は、一応常任指揮者はいますが、ベルリン・フィルともなれば、客員指揮者もたくさん呼びそうだし、しかも指揮者であれば、その指揮者自身にも一定のファンがいそうですから、どこへ行ってもある程度の評価は得られそうですが…。

コンサートマスターって、あんまり日の目を見ないでしょうし、正直自分でもそんなに、注目した機会がなかったし、実際のところはどうなのかわかりませんけれども、それだけにびっくりでした。

――――――――――――――――――
そしてデビュー当時の樫本さんのCD
DAISHINデビュー
樫本大進
ソニーレコード




そして、この樫本大進さん。知ってました・・・。
と言っても、もちろんいつも通り知り合いって訳じゃありません。売っているCDのジャケットを見た事があります。ってぐらいなんですが、それでもCDは持ってないんだなぁコレが。

前にも、書いた事があるか分かりませんが、CDを買う基準が、まだ聴いた事ない曲、というのがひとつと、一回聴いた事ある演奏家とか、その「一回聴いた事ある」古くはFMラジオの録音モノから、それによる買ったCDとかによるので、最新演奏家事情にはとかく縁のない生活が続いているので、
だから、聴いた事ないのですが、

それでも、CD店に行くと、ジャケットが並んでいるので、見たことはありますが・・・、それでもそのCDに手が伸びなかったのは、なんだか日本人の出してるCDは結構高いし、小品が多いし、オリジナル曲もあったりするし・・・、あまり興味が向かなかったので、樫本さんも売場でCD見た事ありますけど、多分そんなんだろうなぁ・・・。くらいにしか見てなかったので、まさか、まさか、こんな日がくるなんてびっくりです。(自分の話でもないクセに…)

でも、せっかくあの、ベルリン・フィルのコンサートマスターなんだから、樫本大進が行ってから、ベルリン・フィルが良くなった!とか、素晴らしいく生まれ変わった!なんて言われるといいですよね。
期待を込めて頑張って!樫本さん!


そんなこんなで、個人的には非常に驚いたニュースだったので、いつもにも増して長々と書いてしまいましたが、樫本大進さん。大いに期待ですね。
ちなみに、上のニュース記事にもありますけど、正式就任が明日12月29日のジルベスターコンサートなんですね。
まぁご本人が一番期待と不安で一杯なんでしょうが、とにかくいいコンサートになるといいですよね。



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CMのクラシック(その54)

2010年12月27日 | CMのクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はCMのクラシック(その54)です。

さてテレビでは連日たくさんのコマーシャルが流れていますが、そんなTVCMの中にもクラシック音楽は結構使われています。
それをクラシック音楽と意識しなくても知らず知らずのうちに聴いてしまう愉快なメロディを、思わず口ずさんでいる事もあるんじゃないでしょうか?


docomo:
【曲目:アルルの女:ビゼー作曲】

渡辺謙さんが、新しいスマートフォンに扮し、ダースベーダー風?のソレとが、白い部屋で対談します。
今までは「親指で押されてたのに、人差指で触られるとくすぐったくありませんか?」
と渡辺謙。ダースベーダーも「うん、くすぐったい。」と同意。
やりとりの間中曲が流れてるCM。

渡辺謙さんのCMはいろいろ出てますから、今は違うやつになっているので、このCMはホームページでも見れなかったんですが、うろ覚えで書いてます。
面白いですよねこのシリーズ。


カルビー:ポテトチップス(うすしお、のりしお編)
【曲目:エリーゼのために:ベートーヴェン】

カルビーのCM。これも前々から面白いと思っていたので紹介したかったんですが、まずはのしりお編。
金髪の美女がポテトチップスを1枚手に持つと、ジャルジャル(お笑い芸人)の前に差し出しますが、見せびらかすように取って返して、自分の口へ。
最後はカメラ目線でニッコリ。
うすしお編は、
同じく金髪の美女がジャルジャルの前に1枚のポテトチップスを差し出すのですが、今度は奥の方に入るひとりにかじられてしまい?美女は残ったチップスの破片?を手元に戻してきて同じくカメラ目線。

曲は、最初はピアノのオリジナル下降音階から流れるようにエリーゼのために、の冒頭部分へと変わります。最後は若干オーケストラ風の音も入ってきますが、どちらかというとジャズっぽい感じもします。


アース製薬:バスロマン
【曲目:野ばら:シューベルト】

バスタブに、バスタオルを1枚巻いた藤原紀香さんが、現れると、
「レッツ!バスロマン!」と言ってバスタオルをひらりと取ると、
野ばらのメロディに乗せて
「♪いつものお風呂にバスロマン、うるおいベールにスキンケア~」と歌いだします。バスタブから綺麗なおみ足を動かして、ホームページによるとミュージカル風にその効能をうたい上げるCM。
最後にはバスタブから裸で立ち上がりますが、もちろん胸から下の大事なところは、バスロマンの商品でしっかり隠れてます。
メロディは野ばらですが、歌詞はもちろん、まるまるバスロマンの内容になってました。


※曲目のリンクはこのブログで書いた記事のページにつながります。


次から次へと結構新しいCMが流れているのに、みなさんご存知の通りちょっと最近サボってるもんですから、docomoのCMなんかホームページに入っても探せなかったり…、とちょっと残念な感じなんですが、どうにかこうにか続けてますので、宜しくどうぞお願いします。



【前回のCMのクラシック】



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ジュネーブ国際音楽コンクール荻原麻未さん ピアノ部門優勝

2010年12月20日 | その他
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

ジュネーブ国際音楽コンクール荻原麻未さん ピアノ部門優勝

今更ですが、まずはニュース記事から

「毎日jp」から
―――――――――――――――――――――――――――
ジュネーブ国際音コン:萩原麻未さんが優勝…ピアノ部門

 若手演奏家の登竜門として知られるジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門で、広島市出身の萩原麻未さん(23)が優勝した。同部門で日本人が優勝するのは初めて。18日の最終審査で萩原さんは、ラベルのピアノ協奏曲を演奏した。
 萩原さんは5歳でピアノを始め、13歳の時にイタリア・パルマドーロ国際コンクールで優勝した。広島市内の高校を卒業後、渡仏。パリ国立高等音楽院修士課程を首席で卒業した。現在はパリを拠点に活動中。

 同コンクールは1939年に発足。楽器演奏や声楽、指揮などクラシック音楽の幅広い部門を審査し、なかなか1位を出さないことでも知られる。
 それはアルゲリッチ、ミケランジェリ、グルダが1位、巨匠ポリーニが2位というこれまでの高いレベルを守ろうとするからだろう。それだけに萩原さんの優勝は快挙だ。
 今回、審査員を務めた岡本美智子桐朋学園大教授は「萩原さんのラベルは自然に音楽が流れ、繊細で軽やかなタッチの美しい音色が魅力。特に3次予選のシューマンの『子供の情景』には審査員みんなが感動した」と話している。
――――――――――――――――――――――――――――
「毎日jp」から 2010年11月19日 

何はともあれ、まずは優勝おめでとう!

このニュース、実はNHKのニュースでも見てたんですけど、その時、ご本人の電話インタビューもしていたので、それも聴いていたんですが、
そんな頼りない記憶によると、
ラベルのピアノ協奏曲自体が、彼女にとって難しい曲だったようで、とにかくこれをどう、表現するのかを必死に考えていたので、まさか自分が優勝するなんて思ってませんでした・・・。
みたいな話をしていたのが印象に残っています。

そして、上記、記事の内容に入ると、1位を出さない事でも有名。とありますが、過去の1位メンバーがアルゲリッチ、グルダというのもスゴイですが、ポリーニが2位というのもビックリです。
そう考えると、今回の萩原さん入賞は今後に期待。ですが同時に1つ前のブログ記事で紹介した三ツ橋さんの準優勝も・・・なかなかどうして・・・。と思わせる結果だったんだと思いますが、いずれにせよ、
萩原さん見事な成績おめでとう!


最近はこういう○○さん入賞!みたいなニュースを聞きますが、やっぱりなんともどうしても、その日のニュースだけでおわっちゃってるんですよね。
別にワイドショーに連日取り上げろ、とは言わないまでも、もうちょっと、ねぇ。
情熱○陸とか、N○Kのフ○ロフェッショナルとか、ネタがなくて、しょっぱい芸○人に密着するくらいなら、たまにはこういうクラッシックで活躍しそうな人に密着してみても、趣向があっていいのかな?なんて思ったりするんですが・・・。どうなんでしょう。
あんまり他人の事を言えた義理じゃないんですが・・・。