カラス

カラスと共に生き物の世界を覗き見る

カラスの姐さん

2015-08-13 18:07:30 | その他

またまたご無沙汰になってしまいました。
札幌はすっかり秋の気配が漂っていますが日中はまだ少し暑く感じます。
今回はTwitterのフォロワーさんから素敵な画像を送って頂きました。

ある方が書いたエッセイなのですがその文中に登場するが何とこの私なのです。
まずは読んで下さい。



(〃⌒∇⌒)ゞえへへっ♪

カラス観察している私も観察されていたのですね。
でもこの画像を送って頂けて本当にうれしいです。

このエッセイを執筆したのは「野坂幸弘」先生です。
今回は掲載の許可を頂けたのでアップさせて頂きました。
本当にどうもありがとうございます。 

 

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繁殖トラブル

2015-06-07 04:38:56 | 繁殖

カラスの巣立ちが始まり何かと相談も増えてきた。
昨日ある方から電話が来て「公園にある雛のいるボソの巣が業者の剪定作業の時に一緒に取られてしまった。
今後どうしたらよいだろうか?」
と言った内容だった。

実は過去にも剪定の際に巣を一緒に取るというながら作業的な事があった。
通常剪定業務の歳に撤去申請が出されていない巣に関しては一切取ってはいけないのである。
勝手に取ると業者が許可証を持っていたとしても違反である。
カラスの巣の扱いにもちゃんと基準がありそれを守るのが行政である。

公園に到着すると業者と市の担当者が来ていてひたすら謝る状態。
私は「本来なら〇〇ですよね?」と念押しをして基準の確認をした。
この場で業者や担当者を責めても解決にはならない。

取られた巣と雛はまだ捨てられる前だった。
電話をくれた方が捨てさせないように戻してくれたようである。



さてさて、この巣と雛をどうしようかと考えた。
巣立ちまでと10日は欲しい状態の雛がいる。
結論として「巣を営巣木に戻す」である。



多分業者の人も巣を戻すなんて初めてだと思うので固定の仕方や巣を置く場所などを伝えて実行してもらった。
雛は2兄弟で1羽は好奇心旺盛な感じ。
もう1羽は怖くて固まっていたがこれは問題なし。



いよいよ巣が枝に固定されて雛を戻る事になった。
しかし好奇心旺盛な雛の方が飛び出してしまい一度は地面に不時着。
怪我をする程未発達ではないので事なきを得る。



雛を巣や枝に止める時に一番気を付けなくてはいけないのは
「親を誘導する}という事である。
ブトに比べてボソは雛がいた場所に執着するのである。
なので親に雛を移動させるのを然りと見せないと巣に戻しても親は巣には行かなくなってしまう。



今回も何度も親に雛を見せて親が見ている状態で雛を巣に戻した。
その間親はギャーギャー鳴いていたがしっかりと巣を見ていた。
親も雛が巣にいる事を確認出来て静かになった。

ひょっとしたらまた元気な雛が下りてしまうかもしれないがまた巣に戻すしかない。
雛が巣から出てもしっかりと枝を掴めたら問題ない。
そうなるにはあす数日かかりそう。
理想は10日後の巣立ちかな。



今回電話をくれたかた実はカラスが余り好きではないそうだ。
しかしここで営巣しているのが大人しいボソである事をしっかりと把握していて
たとえカラスであってもきちんと対応して欲しいと言ってくれた。
知らない場所でこのようにカラスを見ていてくれる人がいると思うと何だかうれしい気持ちになった。
ボソさん、見守ってくれるひとがいて良かったね。
巣立ちまで頑張って!! 

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雛の捕獲について思う事

2015-05-27 05:46:40 | 繁殖

札幌でもボソの雛の巣立ちが始まった。
来週からは早期営巣チームのブトの雛の巣立ちが始まりいよいよ本格的な巣立ちシーズンを迎える。

巣立ちを心待ちにして見守っている人も多いと思う。
嫌がり淘汰しようとする人もいると思う。
どちらが正しいかを問うつもりもないが法に触れる行いは止めて欲しいと思う。

 

毎年自分の意志とは反する決断をしなければいけない事が起こる。
それは「巣立ちに失敗した雛の捕獲」である。

全ての雛が捕獲という訳ではないがカラスの雛の場合ほとんど飛び上がる力がない状態で巣立ってしまう。
そのため一旦地面に下りてしまうと樹上などへ飛び上がる事が出来ないのである。
本来なら自然な事なのでそのままにしておくのがベストだが都会だとそれは不可能に近い。

雛に指を掴ませて力強く握ってくれるようなら樹上へ戻すと大丈夫な場合が多い。
しかしこれも公園や樹木が多い場所だと可能だが下枝がほとんどない街路樹だと不可能である。



地面にいる雛がボソの場合だと親の威嚇行動もほとんど見られないので静観という方法も可能である。
しかしこれがブトだと親が地面にいる雛を命がけで守ろうとして動くもの全てを 排除しようと攻撃に出てしまうのである。
この行動を見て「カラスが狂暴になった」という人も少なくない。
しかしこの行動は狂暴ではなく「雛を守りたい」という防衛本能であり高度な脳を持つ動物ほど顕著に表れるようなきがする。

更に最悪なのは雛の脚が生まれつきクル病などで曲がっていて歩けななかったり翼が変形していて飛べなかったりした場合である。
脚が曲がって歩けないので樹上へ戻しても掴む事が出来なくてまた落ちてしまう。
カラスは弱っている雛に付きっきりになってしまい攻撃も激しくなってしまう。
私が自分の意志と反する決断をするのはこのような場合である。 



雛に兄弟がいる場合はかわいそうだけど成長見込みのない雛を親から離す事により親は一瞬怒るがすぐに残りの兄弟の育雛に没頭できる。
なんでそんなかわいそうな事をする?と問われそうだが仮に放っておいて親が攻撃しまくった場合は周辺の人が「このカラスは狂暴で危険だ」と刷り込みしてしまう。
そうなると翌年以降このカラスの巣が取られて繁殖自体できなくなる可能性が高くなる。
私はその方がずっとかわいそうだと思うので見込みのない雛にはかわいそうだけど犠牲?になってみらい翌年以降も親が繁殖できる環境と整えたいと思う訳である。

出来る事ならそんな悲しくてかわいそうな決断をしたくない。
都会という環境で暮らすと言うことはメリットもあるがデメリットもあり「デメリット=死への階段」という表現が妥当かもしれない。
私自身が決断をして雛を捕まえて(捕獲許可証保持)業者さんへ引き渡すのだがその時の雛の濁りのない透き通ったブルーに瞳が焼き付いて離れない。

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お詫びとお知らせ

2015-05-12 03:34:46 | その他

こんにちは。

TwitterやFacebookが情報発信の中心になっていてブログが停止状態になっていました。
実はgooの仕様が変わりコメントのお知らせなどが一切来ていませんでした。
コメントを下さっていた方には大変申し訳ない事をしてしまいました。
再設定をしたので大丈夫だと思います。
これからもよろしくお願い致します。

今日はカラス写真展のお知らせです。


~「都会に生きるカラス達」写真展~


★2015年7月27日(月)〜8月2日(日)
★らいらっく・ぎゃらりー
★札幌市中央区大通西4丁目道銀本店ビル1F
★10:00〜18:00(最終日は16:00まで)


http://www13.plala.or.jp/crow-sapporo/


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NPO法人札幌カラス研究会公式HP開設のお知らせ

2014-03-28 04:12:54 | 札幌カラス研究会

またまたご無沙汰してしまいました。
気が付けばもう春ですね。
何年も前からHPを立ち上げると言っていてなかなか実現できませんでしたが
いよいよアップできました。
まだ未完成ですが徐々に構築して行きますのでご覧になって下さい。

「NPO法人札幌カラス研究会」公式HP 

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お知らせ

2014-01-19 04:43:14 | 札幌カラス研究会

イベントのお知らせです。

2014年1月26日に札幌の地下歩行空間のイベントに参加する事になりました。
お時間のある方は是非覗きにいらして下さい。
当日はカラスのビデオを放映します。

「チ・カ・ホでイイネ!市民活動がイイネ!‐映像編‐」

↑何故かリンクが貼れません。ε≡≡≡≡(;゜;艸;゜;) 

私の持ち時間は14時20分~14時35分になりました。
メインスクリーンでの放映は1回のみですがサブスクリーンでは交代で流れています。

よろしくお願い致します。m(__)m


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新聞記事からカラスへの対応を考える

2014-01-12 14:00:54 | 札幌カラス研究会

年末年始の挨拶もせぬままになっていましたが皆さまお元気でしょうか?
今年の札幌は積雪はそれなりにありますが気温は高めですね。
年末に北海道新聞にカラスに関する記事が掲載されて私も取材を受けました。 

場所は札幌市にある「円山動物園」です。
実はこの問題はもう何年も前から起きていて園内には注意喚起の看板もついています。
しかし記事にもあるように怪我人が出てしまい話は大きくなったようです。

今回は「カラス」という鳥を巡ってそれぞれの立場の人間が関わりました。

1:被害を訴えた市民
2:行政サイド
3:研究者である立場の人間

今回に限らずほとんどの場合はこの3種の立場の人間が関わると思います。
ではそれぞれの立場で今回の問題を解析するとどうなるでしょうか?

1:被害を訴えた市民=市民はあくまでも自分達に降りかかった事を述べて改善案などを求めます。
市民によっては口うるさく声を大にして大げさに述べる人や議員を炊き付けて圧力を掛ける人もいるでしょう。
しかしそれは一種のテロ行為にも似ていて改善策ではなく脅しに近いとい言えるのではないかと思います。

2:行政サイド=行政は市民の訴えに基づいて事実を確認して早急に対応を検討します。
生き物が関わる事例の改善策の多くは人間指導ではなくて「生き物の殺傷」です。
殺傷する事により仮に効果がなくても「市としてこのように対応している」というパフォーマンスになります。 
しかし今回は動物園という立場上「カラスの捕獲」には出来る事なら避けたいと思っているはずです。 

3の研究者の場合=研究者の目線は市民や行政とは異なり事実は事実で受け止めます。
もみ消すとかそのような事は決して行いません。

しかし目先の事実だけを見て対策をするのではなく「根源」を掘り下げて考えます。
今回の「襲ってくるカラス」ですが本来は適切な表現ではありません。
しかし一般的に分かりやすく表現をするために「襲ってくるカラス」になったのだと思います。

根源を掘り下げて観察した結果カラス達は長年の餌付けにより「袋を持っている人=食べ物くれる人」という学習しました。
更に低空飛行をする事によって子供や女性が驚き袋を落としてしまい取りやすくなる事を学習しました。
袋を落とさせて奪うような熟練した技を使えるのは若ガラスではなくて成鳥のベテランガラスです。

実際にスタンバイしているのは1組のブトの番です。
このようなベテランの番が怪しいトラップに入るとは考えられなくて仮に入ったとしてもそれはボソだったり
罪もない若ブトの可能性が大でしょう。 

研究者として何が出来るのか?と考えると市民と行政両方の立場を理解して上手く両者の希望や考えを組み合わせる事です。 
国会でも学級会議でもそうですが100%の賛成なんて皆無に等しいでしょう。
ですから広い視野と知識で提案をして行くのが有効であると思っています。
今後もこの問題には東海大学札幌キャンパスと共同で関わっていきたいと思っています。
また追って報告出来るようにしますね。

 NPO法人札幌カラス研究会

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カラスの保護で感じる事

2013-09-28 06:40:15 | ブトボソの呟き?

3月下旬からカラスの繁殖が始まって毎日ワクワクドキドキで調査して6月から8月に掛けて一番神経を使う巣立ちが始まった。
ハッピーエンドに終る番とあっけなく終わる番の分かれ道を目撃して時には関わってしまう事もあった。
カラスを通じていろいろな人間と関わり呆気に取られたり嬉しかったりとパターンは様々。
でもここ数年感じるのは余程大っ嫌いか超自己中の勘違い人間、または人の話を聞き入れる事が不可能な脳機能低下人間以外はカラスが怪我していたり雛が落ちてしまったりすると何とかしたいと感じている事である。


今年も全国から様々なカラスの相談があり一つ一つ出来る限り対応してきた。
やはり一番多いのが保護相談である。
建前を言えば保護はしない方が良いに決まっている。


しかしほとんどの場合は保護してからどうしたらいいのか分からなくて???というパターンである。
そういう必至な思いの人に「雛がいた場所に置いてこい」とは言えないだろう。
電話相談だとカラスがダンボールを突く音や爪で引っ掻く音が聞こえて来て実にリアルである。
カラスを保護した人がまず最初にぶつかる壁は行政が対応してくれないという事と多くの動物病院に受診拒否されてしまう事だろう。
そうなると余計にカラスが不憫に思えて「絶対に助けてやりたい」という思いが倍増する。
しかし一体どうしたらいいのか?
自分から食べてくれなくてどうしたらいいのか?
何を与えたらいいのか?
ダンボール飼育でもいいのか?
などと疑問は尽きない筈である。


今はネット時代なので検索すればいろいろな情報ふが出てくる。
もちろん私に連絡をしてくる多くの人はネット検索からである。
実際に門前払いされて私を頼ってきた人も少なくない。
保護団体はいっぱいあってもいざカラスとなると対応不可能というのが実情だと思う。


昔の記事を読んでもらうと分かると思うが私もかつては保護に否定的だった。
しかしカラスを保護飼育している人と知り合いになりいろいろと考える機会が増えたのである。
法的な問題は置いておくととして私に出来る範囲の事はアドバイスしようと思ったのである。
と言う訳で現在に至っているのである。


カラスに限らず生き物を保護するという事は一生忘れる事が出来ない思い出になる。
その思い出が後悔の念でいっぱいだとトラウマにもなりかねない。
野生動物はペットと違って明日朝突然息絶えているという事も珍しくない。
私がいつも保護主さんに伝える事は「結果はどうであれ後悔しないようにして欲しい」
自分なりに「精一杯手を尽くした」と思えたらたとえハッピーエンドじゃなくても心は晴れ晴れではないかなと思うのである。
そうじゃないと野生動物の保護なんて辛すぎて出来ないだろう。

カラスに関する疑問や相談は以下のページから連絡してね。

NPO法人札幌カラス研究会

 

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お知らせ

2013-07-10 04:21:24 | 札幌カラス研究会

昨日のテレビをワンセグで見ようと待っていたらラジオの出演依頼が来ました。

STVラジオ 「どさんこラジオ」 

番組自体は午後12時から始まっているのですがその中の和久井さんが担当するコーナーだそうです。
時間はPM14時くらいのようです。
多分数分の電話出演ですが話題はカラスなので時間が合う方は聴いてみて下さい。

 

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お知らせ

2013-07-07 18:58:56 | 札幌カラス研究会

ここ数日蒸し暑い札幌ですがせっかくの夏を満喫しないと損した気分になりますね。
今日はテレビ出演のお知らせです 。

2013年7月9日(火)PM14:55~ 

「グッチーの今日ドキッ!

この番組内の「ウラヨミ」のコーナーでカラス特集をします。
時期的にカラス特番も終わりかなと思いますので是非ご覧になって下さい。
北海道だけのローカル放送になります。

それとHPは未だに完成していないのですが日本財団が運営している「CANPAN」というサイトに
NPO法人札幌カラス研究会も登録しました。
こちらをご覧になって頂けると昨年度の収支報告や定款なども見る事が出来ます。

CANPANサイト
「NPO法人札幌カラス研究会」 

それではよろしくお願い致します。

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生きるという事8:続編

2013-07-06 07:00:26 | 行動



長らくご無沙汰になってしまいましまたみなさまお元気でしょうか?
気が付けばカラスの巣立ちも落ち着き始めて夏の陽気になっています。

1月に片足を骨折して切断したボソさんを保護してその後3月に東京へ旅立ちご安泰と思っていました。
しかし保護主さんの意向で放鳥する事になりました。
この記事が保護した時です。 
「生きるという事8」 

当初は本州で放鳥と言われましたがそれは地域個体群のDNAを考えると望ましくなく
通常放鳥する場合は保護された場所というのが基本です。



保護主さんの意向を尊重して札幌に戻り放鳥する運びとなりました。

もともと野生生活を約10ヶ月程経験していて私の所を旅立つ時でも既に片足でバランスを取り飛ぶ事も可能でした。
生きて行けるかどうかははっきり言って分かりません。

しかし人馴れせずにいつも怯えているようなら放鳥した方がボソさんにとって幸せかもしれません。
いろいろな意見があると思いますが今回はこのような結末になりました。
今まで応援してくれたみなさんありがとうございました。

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2013・巣立ち

2013-07-06 06:58:36 | 繁殖

カラスの巣立ちが始まってあっと言う間に7月になりました。
まだ雪が残る時期にカラス達は造巣を始めました。

そして巣が完成して抱卵開始です。

抱卵~育雛中はひっそりと行動していました。
しかし余計な手出しをする人間にしばし邪魔されます。

 

こういう場所は人の手出しがないので良いですが雛の巣立ちがダイビングという過酷な状態になります。
ここの雛は3羽でしたが1羽はダメでもう1羽は行方不明、もう1羽はリハビリ中です。

 

このブト雛は巣立ってすぐに地面に下りて一時騒動になりましたが今はもう大丈夫。
3兄弟で元気に飛行訓練しています。

 

 雛がこうして安心して昼寝が出来るのは親がしっかりと見張っているからです。

親は炎天下の中見張りを怠りません。
( >_[・]) ロックオン

 

今年の札幌は4月5月が異常に寒くて芽吹きも昆虫の出現も非常に遅れてしまいました。
その結果カラスの繁殖にも影響が出ました。
特にボオsには大打撃でまともに巣立ったボソの方が少ないような気がします。

巣立ち時期になっていてもきちんと成長していなくて巣から落ちて捕獲され捨てられた雛も多いです。

 

無事に巣立って親子で過ごしているカラスを見るとホッとします。

 

雛はいつまでもおねだり怪獣したようです。

自分で採食が出来ていても親が来るとおねだり開始です。

せっかく巣立っても建物や車に激突して命を落とす雛も多いです。
特に都心になればその手の事故死が増えます。

 

今年もカラスの巣立ちもそろそろ終わりに近づきました。
もっともっとカラスへの理解者が増えると良いなと思いながら毎年カラスの巣立ちを見守っています。 

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生きるという事8

2013-02-24 11:51:14 | 行動

今までも何羽もハンディを背負ったカラス達を紹介してきた。
今回のカラスは骨折して脚を切断してしまったというボソである。
実は標識調査していたボソだったので放ってはおけなかった。
そんな訳で現在我が家で養生している。
しかし春には新しい保護主さんの元へと旅立つのである。

いつものように調査へ行くと足をかばって地面で伏せっていたボソがいた。
よく見ると足が骨折してぶら下がっているではないか!!
病院へ連れて行き診察してもらったのだが骨折して数日が経過していてくっ付く可能性は低いと言われた。

それでも希望は捨てずにピンを入れてもらって固定して数日入院した。
数日後に神経が繋がっているかの確認をしたのだが残念ながらダメだった。
このまま放っておけばやがては折れた部分が取れてなくなるのだが感染症の危険もあるので早めに切断をする事にした。

そして新しい保護主さんの募集をして心優しい方が名乗り出てくれた。
私は名前は付けていないけど「保護ボソさん」と呼ぶことにした。
これで安心して保護ボソさんの養生が出来る。

私は水浴びをさせたりテーピングを変えたりと嫌な事をするので正直言ってボソさんには好かれていなさそうである。

先日床に切断した足が擦れて出血してしまい大変な事になった。
C= C= C= C= \( ;・_・)/ テェヘンダーテェヘンダー
ケージの床面に更にエアークッションを入れて衝撃を吸収しやすくした。
作業中は大人しくキャリーケースで待っていてくれた保護ボソさん。 

最近は側から写真も写せるようになった。

 当初は430gにまで落ちてしまった体重も550gまで復活した。
本当は600gあっても良いのだけど片足なので負担がかかるから今の体重を維持するのが望ましい。

 

 多分、保護ボソさんは♀だと思う。
我が家にいるのはあと1ヶ月ちょっとだけど少しでも負担がない環境にしてあげたいよね。
保護ボソさんはどう思っているのかな? 

保護ボソさんの様子はUSTで配信しているので観て下さいね。
http://www.ustream.tv/channel/butobosokarasu 

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歩く

2013-02-11 06:38:37 | 行動

カラスが歩いている光景って当たり前だけど意外とじっくり見る事ってないのでは?と思いました。
今回は高齢の「白髪オヤジボソ」が歩いています。
まだまだ元気に毎日挨拶に来てくれます。 

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明けましておめでとう2013

2013-01-02 05:06:56 | ブトボソの呟き?

A Happy New Year 2013

今年もよろしくお願い致します。

31日の撮影した塒入り前のボソ達です。

今年もカラスで始まりました。

ハシボソガラス・採食

ハシボソガラス・就塒前集合

それでは今年一年が佳き年でありますように。

( ´艸`)ド-ゾ (っ´▽`)っ))ヨロチク

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