古武術研究家 甲野善紀氏が提唱する古武術の基本動作を応用した歩き方。
甲野氏→
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知人がこれを習得して長年の腰痛が治り、なんと痩せたという話を聞いて
「健康お宅」の好奇心がくすぐられたのであった。
理論は簡単。要は右手と右足を同時にだして歩くのである。それが、氏の
提唱する体を「捻らず」「うねらず」「踏ん張らず」につながっている。
しかし、口で言うのは簡単だが、実際に右手右足、左手左足を同時に出し
ながら歩くのは容易ではない。習慣的に捻りながら歩いている体のいつもと
違った筋肉を使う。ちょっと前傾しながら腰から先に歩かないと体が前に
進まない。最初は手を桃の上におきながらロボット見たいに歩く。それが
だんだん慣れてくると、肩を水平にしたまま(正面を向いたまま)手をあまり
振らずに歩けるようになる。しかし、腹筋、お尻の筋肉が痛い。・・・もしや、
この捻らない動作が骨盤のゆがみを解消し、腰の痛みが治った原因なのか?
また、この筋肉の痛みからすると「インナーマッスル」が鍛えられ、自然と
痩せたのではなかろうか?
30分のウォーキングなのに、ジョギングをしたようにどっと汗をかく。
ということは、やはり筋肉を相当使っているのだろう。続ければ、腹筋が
鍛えられる事は間違いない!(続ければ・・・)
この基本動作の応用は幅広くスポーツ界に取り入れられ、野球の桑田投手、
陸上の末次選手、桐朋高校バスケ部(インターハイ・全国大会出場校)のほか
民族舞踊、ゴルフ、ボクシングなどにも取り入れられているそうだ。