DoMyBest!! (By 俊)

独立診断士を目指して、ひたすら頑張ります。その軌跡を残していきたいです。

日本文化も捨てたものじゃない!!

2008-12-07 | 徒然なるままに(日記)
 昨日は、SNS仲間と日本文化を味わってきました。
 午前中は、国立劇場で文楽。
 文楽とは、人形浄瑠璃のことです。もちろん(?)初めての体験です。
 9月にはお誘いを頂いて、歌舞伎を初めて鑑賞したのですが、その時に意外と面白かったので、今回のイベントにも参加しました。
 ただ、現地に入るまで、文楽が人形浄瑠璃と知らず、現地で解説を読んで、驚くくらい無知な状態でした。
 文楽は、三味線弾き、語りを担当する太夫(たゆう)、人形遣いの3者で表現します。
 人形は、3名で1つの人形を扱います。1人が頭と右手を(主遣いという)、1人が左手、1人が両足を扱います。人形といっても、表現が抱負です。例えば、泣くしぐさでも、肩を震わせることで大泣きを表現したり、着物の袖を口で銜えて泣く事で悔し泣きを表現したり。
 また、語りを担当する太夫は、1人で全ての状況を説明するため、複数人の声を強弱や速さ、抑揚で調整して話します。それは三味線弾きも同様です。
 題目は菅原伝授手習鑑という物語だった(菅原道真のお子様をめぐる悲劇の話)のですが、思わず話に惹き込まれ涙がうるうるなりました。(ちなみに周りの仲間もうるうるしていました。)
 しかし、すごいです。語りと三味線も、正直、ラップっぽくて、古いという感じではないです。
 日本文化の繊細な面と、熱い面を見させてもらいました。

 午後は、東京国立博物館に行き、凸版のお友達が手がける国宝金銅灌頂幡 飛鳥の天人の紹介シアターを見て、平常展を見学しました。
 そして、夜は湯島の「本牧亭」で講談を聞きながら、日本料理を味わいました。
講談とは、史実を講釈師が語るものです。(これも知りませんでした。)
 釈台を張り扇でパンパンと叩きながら話を進めます。
 こちらは「赤穂義士伝」の一部をやって頂きました。(ちなみに全部やると300話ほどあるらしいです。)
 こちらも最後うるうるでした。感動でした。

 日本人は表現が下手とか言われますが、そんなことない気がしました。
 ものすごく繊細で、細かい表現が上手なのではと感じました。共に江戸時代は庶民の芸能だったそうで、相当センスが高かったのではないかと思います。
 日本人は大事なものを捨ててしまおうとしているのではと思いました。
 私達の祖先がどういうものを大切にし、どういうものを後世に残そうとしていたかは知らないといけないのではないかと、感じた次第です。
 次回は歌舞伎座がなくなる前に一度見ておこうという話になり、3月に集まることとなりました。

ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009

2008-12-07 | 2008年診断士 駆け出し記録
 金曜日のセミナーの後で、懇親会があったのですが、そこでSNSのメンバーでもあり、「子どもと家族を応援する日本」内閣総理大臣表彰を受賞された中橋恵美子様(NPO法人わははネット理事長)とお会いできました。
(ちなみに香川県で活動されている方です。)
 すごくパワフルな方で、話をしていて、すごく自分もパワーをもらいました。
 ご主人様もお越しになられたのですが、ご主人様は、柔道家で、先日の柔道ワールドカップで個の形で優勝された中橋政彦様でした。優しいご主人で、金メダルも見せてもらいました。

 で、今日本屋で見ていると、日経WOMANで、ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009に選ばれていました。(総合で7位)
 雑誌買ってしまいました。

 最近、お会いする方、段々すばらしい方が多くなってきました。
 負けられません。

EQについて触れてみました

2008-12-06 | 2008年診断士 駆け出し記録
 昨日は、SNSの仲間たちと、EQパートナーズの高橋美緒さまをお呼びして、EQについて学びました。
http://eqpartners.com/consultant/#38
 全く予備知識なしで、行ったのですが、”確かに”と納得する部分が多かったです。
 「EQ」とは、「自分の気持ちを上手くコントロールし、相手の気持ちに働きかける能力」のことで、誰もが持っていて、意識をすれば鍛えられるスキルだそうです。
 人間の行動は、辿っていけば、感情にいきあたるので、その感情をしっかり掴んで、場合によっては、コントロールしましょうという考え方でした。
 背景には、必ずしもIQの高い人が成功者になるわけでもなく、成功している人は、人的ネットワークを持っている人で、ヒューマンスキルが高い人が多いということがあります。アスリートが、コーチとして、テクニカルコーチ、メンタルコーチ、フィジカルコーチを抱えていて、最終的に試合ではメンタルコーチを連れて行くことが多いのに、ビジネスマンはメンタル面がおざなりになっているということをおっしゃってました。
 ビジネスの世界でも、(1)目標・方向性を決める、(2)ビジネス能力を高める、(3)やる気・意欲・情熱、が必要で、リーダーは、更に「情に訴える」ような他の人を共鳴させるような力が必要だとのことでした。
 そのために、(1)情動の識別(周りがどう感じたか?)、(2)情動の利用(自分の感情を使う)、(3)情動の理解(感情の原因を理解)、(4)情動の調整、の力を伸ばしていく必要があるそうです。

 私の理解では、自分の感情を正確に知り(というより素直になり)、それを踏まえて、他人がどう考えているかとか、どう感じるかを意識しながら、行動をするというのが大事なのだと理解しました。
 内部環境である自分の感情(行動の原点)を活かしながら、外部環境である他人に上手く対処していきましょうという、経営戦略と似た部分があるのかなと思いながら聞いていました。

 他人がどう思うかとか、どう感じるかを意識すること、難しいですが、意識することを継続する事が大事なのかなと思います。

社会起業家の話を聞いて(NPO法人 フローレンス)

2008-12-01 | 2008年診断士 駆け出し記録
久しぶりです。
土曜日(11/29)に、機会があり「NPO法人 フローレンス」代表理事の駒崎弘樹様のお話を聞きました。

感動!!でした。
20代で、こんなすごい人がいるのだと正直心が震える思いでした。

 フローレンスは、病児保育サービスを行うNPO法人です。
http://www.florence.or.jp/
 (私は知らなかったのですが)保育園では子供が風邪等病気になった時は預かってくれない様です。
 で、その病気になった子供を預かる保育園もあることはあるのですが、経済的に苦しく、数も少ないというのが実情のようです。
 更に、そういう病児保育を行う保育園への国からの補助金もあるのですが、補助金を受けると、価格に制約ができて、更に運営が厳しくなるという状況だったそうです。
 そのため、子供を育てるのが厳しくなり、女性の中には仕事を続けるのを断念する方も多いのが現状です。(私の周りにもおります。)

 そこに駒崎さんは「おかしいじゃん。昔は近所のおばさんがお母さん代わりだったりしたよね。」「何でニーズがあるのに、ビジネスにならないのだろう」と考えたようです。

 で、当時経営していたITベンチャーの社長の座を捨てて、病児保育のNPO法人を立ち上げたようです。
 すごいのは、「株式上場して、金持ちになって、いい外車に乗ったりするのが、俺がやりたいことだっけ。」「困っている人がいて、それを助けることが、ビジネスのそもそもの目的だったんじゃなかったんだっけ」と考えた点だと思います。
 しかも、普通は自分1人が何か行動しても、今実現していないし、無理かもと考えるところを、どうやったら実現できるのかと考えて、行動に移したところがすごいと思います。

 どうやって、実現したかは、『「社会を変える」を仕事にする』(英治出版)という本を読んでください。すごく参考になります。

 やっぱり、『何のためにやるのか』、『思ったら、自らがやろうと取り組む』ことが大事なんですね。
 
 ちなみに今日の日経新聞の「子育て支援大賞」にも選ばれていました。

 もう1つ、環境面でのお話もお伺いしたのですが、それはまた書きます。

我が信条を持っていますか?

2008-10-30 | 徒然なるままに(日記)
 1ヶ月ほど前、参加しているクローズドSNSが開催したセミナーで、HRインスティチュートの野口吉昭様のセミナーを聞きました。
 上記は、そのセミナーの中で、野口様から言われて、考えさせられた一言です。

 セミナーの内容は、Way(ウェイ)がある会社は強い!というもので、ビジョンが明確で行動指針がはっきりしている会社は、強いというものでした。
(Wayは経営理念や行動基準に近いかもしれません。企業は何のために存在するのか、企業活動をするこで何を実現しようとしているか、というものです。)
 もちろん、そのWayは、”らしさ”が出てないとダメで、独自の信念や思いが盛り込まれたものがあると強いという説明でした。

 で、「我が信条を持っていますか?」と聞かれて、即答できませんでした。
 考えさせられました。
 皆さんはお持ちですか?

 診断士の2次試験を受けていたときは、試験を受けるにあたっての独自の「ポリシー」を持っていたと思います。でも診断士として活動しようとしていくにあたっての「Way」「ポリシー」は考えていませんでした。
 ダメですね。自分らしさを活かせるフィールドをしっかり再度考えたいと思います。

 それと軸がぶれない(目標や価値観を全員で共有している)会社や組織は、確かに強いと感じます。手段がいつの間にか目的になってしまうことも多いと思いますが、「Way」があると立ち返って考えるのかもしれないですね。

 ちなみに、同じような内容で最近本を出版されています。『「ウェイ」のある強い経営』(かんき出版)