ブログのタイトルを後で考える

長らく使っていたブログのタイトルを2023年3月21日に変更しました。何か思いつけば、新しいタイトルに変更します。

スペースワン社のカイロス初号機の打ち上げ中止

2024年03月10日 | 気になったニュース

 2024年3月9日に打ち上げが予定されていたスペースワン社による民間企業が開発したロケットの打ち上げが中止になった。当日はライブストリーミングで打ち上げの様子を視聴していたが、一視聴者としては状況がよくわからないまま1回目の打ち上げ時間が変更になり、2回目の試みがあったもののついには打ち上げが中止になった。

 後のスペースワン社の記者会見を伝えるニュースでわかったが、警戒区域内に船舶が滞留していたとのことだった。ロケットの打ち上げには射場関係者の勤務調整、漁協との調整、その他多くの利害関係者との調整・折衝が絡む。そのため、打ち上げ時期変更の経済的損失は多岐にわたるのではないかと想像する。そのため単に打ち上げが中止になったというだけの話だけ終わらないと思った。

射場地元の地域振興という意味では2回目があるのはプラスに作用するのは想像に難くない。

 カイロスが搭載している衛星は、内閣衛星情報センターによる「短期打上型小型衛星」で、情報収集衛星の代替を目指したもので興味深い。

 カイロスの開発はスペースワン社が行っているが、IHIエアロスペースから技術者が出向して携わっているということを報道で知った。開発・打ち上げの座組を調べてみると、事実上の国策企業のひとつなのかなと思った。ロケットの外観は、イプシロンを縮小したような形になっていて、イプシロンと同じように固体燃料を第一段モーターに使用する。そのまんまイプシロンを小さくした形になっている。ロケットの空気力学的な構造を考えるとおおよそ形には似たようなものに収束するのだろうけど、どうみてもミニイプシロンに見える。

 最後にテレビ和歌山の打ち上げライブストリーミングを視聴していたが、芸人が場を盛り上げようと仕事していることは理解できるものの、ロケット開発の打ち上げ背景や技術的取り組み、国際競争力に関する技術的・経済的・政治的な視点も含めたことも取り上げて欲しいと思った。情報収集衛星が搭載されているので、衛星そのもののについて取り扱うのは当然できないのかもしれないが、スペースワン社の営業としてもロケットそのものの開発ストーリー紹介があるといいではと思った。

 JAXAのロケット打ち上げライブでは、最近のH3を例にするとロケット開発や衛星の紹介があって、視聴者としても打ち上げ・ミッションの意義がわかりやすい。もしかしたら、カイロス初号機の場合は政府との契約でロケット打ち上げのプロモーションができないのかもしれないが。

 次回のカイロス打ち上げを待ちたい。

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雪が降って便利と感じた装備

2024年01月24日 | レガシィ アウトバック(BS9 D型)

今住んでいる地域では、天気予報の通り降雪となった。朝晩、アウトバックに降り積もった雪掻きし、車を走らせて便利に感じた装備があった。

  1. ヒーテッドドアミラー
  2. リヤウィンドウデフォッガー
  3. フロントワイパーデアイサー
  4. ステアリングヒーター

あと、2.5リットルエンジンで発熱と発電に余裕があるおかげかもしれないが、暖房が早く・よく効く気がする。

参考リンク

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VirtualBox上のWindows 11上で4Kの解像度を設定する対策手順

2024年01月15日 | レガシィ アウトバック(BS9 D型)

 普段はUbuntuをデスクトップパソコン、ノートパソコンで使用している。どうしてもWidowsを使う必要がある時はVirtualBoxでWIndows 11を起動している。デスクトップパソコンに使用しているディスプレイを交換(27インチから32インチ)した際に、VirtualBox上のWindows 11上で4Kの解像度が設定項目に適切に出てこなかったので、その際のメモ書きとして記す。

  1. GuestAdditionsの最新版をインストールするのが定番の対象方法である。試してみたが特に改善されることはなかった。
  2. 設定から画面解像度のヒントを追加できる。試してみたが特に改善されなかった。というか、そもそも解像度が変化しなかった。
  3. YouTubeの解説動画を観て、VMインスタンスのViewの倍率を上げてみた。画面の拡大率を調整してみたところ適切な解像度に調整できた。

以下が参考にした動画である。

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(感想)H-IIAロケット48号機 打上げ後会見(打上げ約120分後)H-2A Rocket F48 Post Launch Press Conference

2024年01月13日 | 気になったニュース

 2024年1月12日に各種メディアで報道にもあったが、「情報収集衛星光学8号機」がH-2Aロケット48号機で打ち上げられ、予定の軌道に投入されたとのことだった。また、今回は情報収集衛星ということで、公式のライブ動画配信はなかったものの、NVSさんの方でこうのとりやイプシロンロケットの打ち上げのようにフライトシーケンスを示してくれているのでわかりやすかった。

H2-Aロケット48号機 打ち上げ動画

H-IIAロケット48号機 情報収集衛星光学8号機打上げ H-2A Rocket F48 IGS-Optical 8 Launch Live Streaming

会見動画へのリンク 最初から

H-IIAロケット48号機 打上げ後会見(打上げ約120分後)H-2A Rocket F48 Post Launch Press Conference

 情報収集衛星は日本の事実上の偵察衛星に相当するが、災害時の画像による情報収集手段としても活用されている。下記URLは打ち上げ後の公式会見であるが、外交・安全保障の目的のみならず、日本の危機管理の観点から情報収集衛星の意義について、引き出している素晴らしい質問だった。また、質問者の方は事前に内閣府のプレスリリースも読み込んでおり、準備されているようであった。

動画へのリンク

H-IIAロケット48号機 打上げ後会見(打上げ約120分後)H-2A Rocket F48 Post Launch Press Conference

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自作PCへのWindows 11のインストール失敗とエラー対象方法(インストールのフェーズに進む〜)

2024年01月08日 | コンピュータ

 デスクトップPCはツクモで部品を買って組み立てたいわゆる自作PCを使っている。OSはUbuntuをメインで、必要なときに仮想マシンでWindows 11を使っている。今回、CADソフトを使いたく、追加でWindows 11のライセンスを購入し、Windows 11をSATA接続のSSDにインストールを試みた。しかし、インストール中のエラーの解決が大変だったため、メモ書きとして残したい。

 インストール中に発生したエラーは、Windows 11をインストールするディスクを選択して次の画面に進むと、Windows 11のインストールに必要なファイルのコピーや、ディスクへのインストールが行われる段階だった。エラー画面は、下記ブログの記事のものだ。エラーメッセージとして「インストールの次のフェーズに進むためにコンピューターを準備することができませんでした」である。

参考記事 ハイスペPCなのにWindows11がインストールできなかった時の対処法!【インストールの次のフェーズに進むためにコンピューターを準備することができませんでした】 | FascodeNetwork Blog

 手がかりになるメッセージがこれ以外にないため、色々と調べてみると、にわかに信じがたいが、インストール対象のディスク以外のものが接続されているとインストールできない、ということらしい。今回は、SATA接続のCrucial製1TBを調達し、マザーボードと接続して、Windows 11をインストールしようとした。

 インストール時のエラーでつまずいているときは、まさか複数台の接続が影響を及ぼすということは予想だにしなかった。BIOSの設定に入り、Windows 11のインストール要件に必要なTPMを設定してみたりしたが、状況は改善されなかった。真っ先に怪しいなと思ったのは、新品で調達した1TBのSSDが初期不良ではないか、ということを考えた。Ubuntuから起動し、SSDに100GB程度ファイルを書き込んでみたが、特に怪しい挙動はなかったので、この線はないかなと思った。

 気を取り直して、エラーメッセージをもとに調べてみると、前述した「インストール対象のディスク以外のものが接続されているとインストールできない」という状況を解決した記事にたどり着いた。ちなみに真面目(?)にトラブルシュートしているMicrosoftコミュニティの記事は、ディスクの初期不良やパーティションテーブルのデータが残っている点を指摘し、回答しているが解決にはいたっていなかった。

参考記事 インストールの次のフェーズに進むためにコンピューターを準備することができませんでした。と表示されてしまいます。助けてください。 - Microsoft コミュニティ

 インストール対象外のディスクを外して解決するなんて、そんなばかなことがあるか、と思いつつ重い腰を上げてディスクを取り外すことにした。インストール失敗時のディスク構成は下記の通り。

  • NVMe M.2接続のSSD 2台 UbuntuをSoftware RAID1で構成
  • SATA HDD 2台 Software RAID1でバックアップ用

 SATA HDDは電源ケーブルを抜いて対処した。2本のうち1本はNVMe M.2 SSDはソケットから抜かないといけないので、ネジ外して、SSDを取り外した。もう片方のNVMe M.2 SSDは外そうにもCPUファンの下に固定用のネジがあって、面倒なことにCPUファンを一度外して、SSDを取り外した。

 再度、PCを組み立て直し、インストーラを起動して、インストールしてみる。あら不思議、エラーが発生することなく、何事もないかのようにインストールすることができた。Microsoftの方でもこの現象が発生するのはおそらく把握しているだろうから、インストーラの改善をしてもらいたい。また、今回のような現象が出て、ディスク関係に原因が思い当たる場合には、試してみると解決につながるかもしれないので、参考にしてもらいたい。

参考リンク

  1. インストールの次のフェーズに進むためにコンピューターを準備することができませんでした。と表示されてしまいます。助けてください。 - Microsoft コミュニティ
  2. ハイスペPCなのにWindows11がインストールできなかった時の対処法!【インストールの次のフェーズに進むためにコンピューターを準備することができませんでした】 | FascodeNetwork Blog
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