中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

引っ越しました!

2010-01-03 17:44:57 | Weblog
中村正直の「頑張れプロ野球」は中村正直の「もうけたる!」に引っ越しました。今後ともよろしくお願いします。

終わった…そしてまた始まる

2009-12-27 16:27:33 | Weblog
 すべてが、終わりました。俺が狙った16フォゲはルメールが必死に押してもなかなか勝ったドリームと2着・ブエナを捕らえきれない。もがきにもがくところで、外から昨年同様に6・エアシェイディが飛んできた。ああ、4着。その後方に14・セイウンの姿が…。狙った馬が4着と6着ではもうあきらめるしかない。これで、終わった。全部、終わった。多額の負債が残った。俺には「大井」にいく時間も余裕もない。だから、終わった。

 ただ、楽しかったな、この1週間は。あれやこれやと好きな競馬のことを考えながら、過ごしてきた。酒を飲むときも、話の中心は有馬記念。「どう勝ったら大もうけできるか?」といつもそれを酒の肴にしてきた。金はみるみるうちに減ってしまったが、それもよし。俺のへそくりで買ってきたんだし。この秋も全敗に終わり、都合2年間、すべてのG1レースを外した。競馬記者ならとっくにそっぽを向かれるところだが、野球記者だからな、俺は…。まあ、笑って許してやって下さいな。

 いろいろ書いてきた2年間だった。7割が阪神に関してで、2割がその他球団、メジャー、1割が競馬だったように思う。阪神については、試合を中心にあれやこれやと書いてきた。「SD」の話を書くだびにいろんな反響をいただき、あれはあれで参考になった。「金本」の話題もなあ。球場に足を運び、現場で取材をして書くことをモットーにしてきたので、その反響についてあれこれ言うつもりはない。ただ、残念だったのは「もうデイリーは読みません」とか「不買運動をする」といったコメントがあったこと。これにはさすがに腹が立った。見たくなければ見なけりゃいいだけのこと。ただ、そんな腹立ちも大人げない、と考えもした。

 野球を書く、野球の感動を伝える、のが我々野球記者の仕事。その一助になれば、と思ってスタートした今ブログだけど、ここで一応の「幕引き」としたい。というのも、現場から離れるからだ。現場にいかずして、野球を偉そうに書くほど、俺自身傲慢でもない。今後は、少し離れた場所から、阪神を、プロ野球を見つめたいと思っている。もちろん、喜怒哀楽を全面に出しながら―。

 ただ、ブログは違った形で続けるつもりだ。ここにコメントを寄せてくれていた競馬ファンの皆さんには、引き続きお付き合い下さい。今度は、野球親父が真剣に予想する馬券ブログをやる。題して「中村正直 もうけたる!」だ。年間を通じ、毎週末のメーンを予想、100万円の元手からどれくらい利殖できるか、を本気でやってみようと考えている。確かに、2年間のG1は外しまくった。「何をお前が!」という方もいよう。しかし、今後は野球のことは考えんでいいのだ。「もうけること」だけに全パワーを注ぎ込む。

 年明けの金杯から行くぞ。野球ファンの皆さん、ありがとうございました。そして、競馬ファンのみんな、来年こそ大もうけしようじゃないか。「有馬惨敗」ももう昔の話だ。人生は長い。その中で勝てばええんよ。では、皆々様、よいお年を!
 

決めた!買った!あとは祈るのみ

2009-12-26 17:16:33 | Weblog
 いよいよ今年最後の大一番がやってくる。その「前哨戦」のきょうは例によって大敗。小手調べ?で勝負した阪神メインの「ラジオニッケイ杯」は、勝った3・ヴィクトアールピサを3連単の1着に固定しながら、2着が抜け。1、2番人気の3連単を買ったところで何の面白みもない、と思って2、3着は穴狙いしたものの、見事にやられた。大荒れ傾向の阪神だけに、ここも…という予想は完全なるスカ。まあええわ。勝負はあしたなんやし、と気を取り直し、有馬馬券を買った。

 いろいろ悩んだ挙げ句、2通りの馬券を買ったのだ。一つは◎16フォゲ、○14セイウンに定め、この2頭から有力どころに流した3連複馬券。2・ブエナ、7・マツリ、9・ドリーム、10・スリー、11・イコを中心に、ほぼ総流し気味に買ってみた。なぜ外に行ったこの両頭を軸にしたかというと、やはり菊花賞の苦い経験があったから。ここで買わずにこられたら必ず後悔する。後悔を残したまま年越しすることはできん!そう考えた。

 もう一つの馬券は、今年G1を勝ちまくった横山典とリーディングジョッキーに輝きそうな内田博を軸にしたもの。つまり、2・ブエナと11・イコを3連単の1、2着に置き、3着を14・セイウンで固定した。セイウンはどんな相手でも、どんなレースでも3着に来そうな気がして仕方がない。この通り来たら、これまでの借金はすべて完済できる。

 もう祈るのみだ。ただ、はっきり言って俺は「勝ち運」が全くない。きのう(25日)、我が報道部の忘年会があり、恒例のビンゴ大会になった。二十数名いて、自分と某プロ野球デスクだけが「ビンゴー!」の声を発することなく終わってしまった。つまり、ドべ2人は決着をつけることなく、余り物の商品をいただいたわけである。これをみてもわかるように、ゲームですら当たらないおっさんが、最後の大一番で馬券を的中できるはずがない。

 みなさん、上記の予想を外した馬券をぜひ購入あれ。さあ、あしたが最後。2年に及んだ総決算をしよう。

迷い道クネクネ…の俺である

2009-12-25 16:08:55 | Weblog
 夜中、ふと目覚めると、隣りでフガフガ寝ていた息子2人が何やらうれしそうに囁き合っていた。「うわっ、サンタが来た!」「プレゼントくれたで!」異常に興奮しているようで、鼻息の荒さが十分伝わってきた。さすがに目を開けて起きあがるわけにもいかず、黙って彼らのやり取りを聞いていたら、次男坊が「もう起きようか?」と言っている。今何時や?と思って部屋の隅にうずくまって寝ている家人にそっと聞いた。いわく「まだ3時よ!」。こちらのやりとりなど知らん顔の息子たちは、さらにワイワイガヤガヤ。うらやましいもんだ、全く。

 サンタの正体が家人であることなど、知るよしもない。それでも「サンタが来たぁ~!」と、織田某の如く拳を突き上げる子供たちを見ていると、我が家は平和なんだなと思う。世知辛いこの世の中にあって、こうしてクリスマスが迎えられるというのは有り難いことじゃないか。こうなれば、家人の財布から出ていった「福沢」や「野口」をどうにか呼び戻してやらなきゃならん。一家の大黒柱として。

 そこで有馬、であるが、まだ悩みの真っ直中にいる。◎予定の9ドリーム、14セイウン、16フォゲッタのいずれを選択するか。どれを選んだとしても、2のブエナはヒモ程度にするつもりなのだが、中心が決められない。セイウンもフォゲも真ん中より内ならば、自信を持って◎と○にするのだが…。ドリームは追い込み馬だけに突き抜けるまではどうか。そんなことをあれやこれや考えていると、もう収集がつかなくなる。

 それにしても、今朝のスポーツ各紙の印を見ると、4のミヤギを結構推しているんだな。これには少々びっくりしている。前走のアルゼンチン共和国杯を前目につけてあっさり押し切っているのだが、一線級に入ってどうだろう。穴としては面白い存在でも、印がバンバンつくほどなのか。こんな馬を選び、もし連に絡んだとなれば「本紙大当たり」とやるつもりなのだろうが…。俺が秘かに狙っていた15ネヴァもどこぞの競馬ライターが堂々と1面で推しているし。

 毎年有馬はこうしてグダグダと迷うのだ。これが楽しくて競馬をやっているようなもの。迷い道をクネクネしながら、結論まで歩いて行こう。

 

「2番」に入ったブエナをどう扱うか…だ

2009-12-24 14:52:51 | Weblog
 メリークリスマス、イブ!とまあ、元気よく言いたいところだが、ちょっと空元気気味なのである。この日は長男の誕生日で、仕事は申し訳ないが休み。朝早くに起きて息子に「ハッピー、バースデェー!」と祝った後、義父とゴルフに出かけた。昼過ぎに終わる予定も、ハーフ終了後の待ち時間が1時間。しかも、さらに20分待ってのスタートにいらついたことが影響し、スコアもメロメロに終わった。元来が下手くそで、スコアどうこうは言えないのだが、それでも今季最後のゴルフだけに、スキッとした形で終わりたかった。だから、少々不愉快なのだ。

 それは横に置いておき、有馬記念の枠順が決まった。大注目の横山典・ブエナビスタは1枠・2番。何とも微妙な枠に入ったものだ。例によって後方から進むのであればまた差し届かず、という感じもするし、前に行って内でジッとするつもりなら引っ掛かって行きそうな気もする。隣りの3番に前へ行くミヤギランべリや、コスモバルクがいるし、真ん中から武豊のリーチがガガッと行くだろう。先行馬がハイペースを作る中、ブエナが前々で競馬できるのだろうか。

 一番いい枠に入ったと思われるのが7番のマツリダゴッホだ。ほどよいポジションをとって4角から一気にまくり上げていくだろう。武豊も行っているように、この馬の出方ですべてが決まる。デムーロとルメールの両外国人は、1番と16番の最内と大外。これらをどう扱うか。ブエナと共に思案のしどころだ。

 今のところ、◎予定はフォゲッタブルかセイウンワンダーかドリームジャーニーかと考えている。ただ、乗りに乗っているブエナ・横山典とイコピコ・内田博も頭の中をグワングワンと駆け巡っている。まだまだ時間はあることだし、枠順に展開を加味しながらよく考えてみる。

「ナイスガイ!」な阪神・能見

2009-12-23 14:56:39 | Weblog
 デイリースポーツが選定した「猛虎感動大賞・激励賞」に輝いた阪神・能見が22日に来社した。阪神でも1、2を争う“イケメン”が来社するとあって、社内はもうてんやわんや。お出迎えのギャル(表現が古いか?)たちも目を輝かせながら携帯で写メールを取りまくっていた。それに紛れるように、おっさんたちも持参の携帯でパチリパチリ。あまりの歓待ぶり?に、能見も照れ笑いを浮かべるしかなかったようだ。

 授賞式が終わった後、デイリー編集局で少しばかり雑談をしたのだが、これまでグラウンドで見てきた彼のイメージが一変した。どちらかと言えば口数が少ない方と思っていたが、決してそうではなかった。自分の考えていること、思いをはっきりと口にする。かといって、決してべらべらとしゃべるタイプでもない。言葉の端々に「芯の強さ」が感じられた。

 一言でいうなら「ナイスガイ!」だ。そんな彼が今年のベストゲームに挙げていたのが、7月19日の巨人戦(東京ドーム)。延長10回を投げきって1-0で完封勝利を挙げた、あのゲームだ。俺もそう思っていた。あの試合は、今年の阪神におおいてもベストだったのではないか。「試してきたものが通用する、とわかった試合でした。でもあれが巨人でなく他のチームだったら、というのはあります。巨人だったから自信になりましたね」。あの試合までに、脱皮する“コツ”をつかみかけていたという。その“コツ”を完全につかみきったのが、7月19日だったらしい。確かに、能見のプロ野球人生があそこで一変した。

 兵庫・出石出身の“ご当地選手”だけに、来年も今年以上の活躍をしてほしい。「15勝はして下さいよ」と言ったら「とてもとても…」と苦笑いしていたが、内心は違うはずだ。2年続けて2ケタを勝ち、それも15勝てば、もう押しも押されぬエースである。来オフは、虎のエースとして来社してほしい。頼んだよ、能見くん!

「金本」と「ダルビッシュ」の合同自主トレ

2009-12-22 08:56:19 | Weblog
 いよいよ「ラストウィーク」に突入したというのに、のっけから休んでしまい、皆々様には申し訳ないことをしました。いやねぇ、我がデイリースポーツ編集局のゴルフコンペがあって朝早くから出かけ、夜は夜で12月何度目かの忘年会に出席。自宅に戻ってきたのは日付が替わっていたという案配。ブログを更新しようにもできなかった、というのが実情であります。そんなことはどうでもいい?そうですな。皆様には関係ないことで…。

 週明けから有馬のことを、と考えていたら、今朝の本紙裏面を見ていささか驚いた。日本ハムのダルビッシュが「金本に弟子入り」するという。日時や場所は明かさず、マスコミも完全シャッタアウトして行うらしいが、ダルビッシュという男はやはり凄い男だね。リーグの違う、年の離れた球界の大先輩に、自ら頭を垂れて教えを請うというのだから、見上げた心根ではないか。

 41歳までチームの顔として体を張り続けられるその秘訣を探りたい―。おそらくそんな考えだと思うが、ダルビッシュという男は人並み以上の向上心を持っているのだろう。去年のキャンプで、本紙評論家・江夏豊さんがダルビッシュをインタビューするのを横で聞いていて「これは違う人種だ」と感じた。これは簡単には説明できない。言葉の端々、彼の口からはき出されるフレーズの端々に、それを感じることができた。とにかく、違うのだ。

 完全シャッタアウトだから見ることができないが、それでも見てみたい。ダルビッシュが金本にどんな姿勢で、どんな表情で何を聞いているか、覗いてみたい。非常に興味をそそられる。

 チームの枠を越え、球界の先輩から何かを得るというのは実にいいこと。阪神の若手も見習えばいい。いや、見習ってほしいね。

中山に咲いた真っ赤な「薔薇」

2009-12-20 15:50:33 | Weblog
 ♪バラが咲いた バラが咲いた 真っ赤なバ~ラぁがぁ~
思わず唄ってしまうぐらい、○ローズキングダムは強かった。こっちの◎ダイワの野蛮人は必死に内から脚を伸ばしたものの、3着止まり。2着に△エイシンアポロンが来たので、またまた馬券は紙くずになった。今度こそ、の思いで懸命に頭を絞って購入した馬券が、脆くも宙に舞ってしまった。

 何でこうなるの!欽ちゃんのフレーズも出ようというものだ。何か俺が悪いことしたか?今年は本当についていない。家内に「馬券下手やねえ」と言われて久しいが、それにしても巡りが悪すぎる。馬券下手は認めざるを得ないが、ここまで競馬の神さんに嫌われると、ちょっとへこむね。

 さ、泣き言はここまでよ!終わったことはもう振り返らない。来週の大一番に勝てばいいのだ。有馬記念だけは是が非でもゲットしてやる。何が何でもだ。来年につなげるために、どうしても獲らないといかん。でなきゃ、新企画が…いや、それはまだここで書くべきじゃないな。今週1週間、あれやこれやと考えながら、2年に及んだこのブログの総まとめをしたいと思う。

「大和の野蛮人」に託そう!

2009-12-19 12:25:23 | Weblog
 本当は3枠・6番のキングレオポルドを◎にしたかったのだが、やはり柴田善という鞍上が気になってしまった。柴田がダメ、というわけじゃない。ただ、最近の彼を見ていると、どうもG1を勝つイメージではないのだな。これは“あの方”にも言えることで、勢いの欠如をどうしても感じて仕方ない。ならば誰が乗っているかち言えば、2・ダイワの蛯名、5・ダッシャーの佐藤哲、15・トーセンの内田博というあたり。ただ、佐藤哲はインフルエンザで乗ることができない。内田博は外枠が気になる。消去法でいくなら、蛯名のダイワしかない。

 従って、印はこうなる。
 
 ◎2  ダイワバーバリアン
 ○8  ローズキングダム
 ▲6  キングレオポルド
 △5  ダッシャーゴーゴー
 △9  エーシンホワイティ
 △12 エイシンアポロン
 △15 トーセンファントム

 こんな感じか。買い方は2からの馬連で印に流し、抑えで総流しもかける。その上で、3連単フォーメーションでこんな買い方をしてみる。

 2・8→2・8・6→2・8・6・5・12・15

 蛯名の2週連続G1制覇は普通に考えればありえないが「ダイワ」のお馬さんはとにかく中山が得意。去年の有馬でダイワスカーレットが逃げ切ったシーンが今だに忘れられん。あれからもう一年だよ。気分は来週に飛ぶ。

「ゴーゴー!」を狙っていたのだが…

2009-12-18 17:10:33 | Weblog
 元F1レーサー・片山右京氏の「富士山遭難」の一件には驚いたねえ。何でも“高地トレーニング”とかで会社の2人と一緒に登り、その2人のテントだけが飛ばされたらしい。折しも、冬将軍が日本に居座っているときで、トレーニングそのものがどうだったのか。片山氏1人が助かり、あとの2人は絶望だという。片山氏は運がよかったのか、それとも…。何とも言い難い。

 それは横に置いておき、週末の金曜日となれば、例によってやらねばなるまい。“ラス前”は「朝日杯FS」。このG1は圧倒的に内枠に入った先行馬が有利。外に入った差し馬は届かない可能性大、というレースだ。で、内の先行馬に目を付けていたら、おるやないの。3枠・5番の「ダッシャーゴーゴー」だ。前走の京王杯は1番人気を裏切る4着に敗れたが、今回人気しそうな12・エイシンアポロンとの差はわずかに0・2。枠も馬番も絶好で、ここは狙い目だ!

 と思ったら、何と鞍上の佐藤哲がインフルエンザにかかったというではないか。明日の土曜日は全鞍乗り替わりで、日曜日も騎乗できそうにない。ここで乗り役が替わるのはちょっとなあ…。狙いを変更しないといかんか。

 となれば、その横の6・キングレオポルドにしようかと考えた。前走の500万特別がレコード勝ち。阪神JFで同じように500万特別をレコードで制したアパパネの例もあるし、関東馬は最近よく来る。ここでも十分勝ち負けになると思うが、これも鞍上がちょっと…。柴田善というところが引っ掛かって仕方ない。ここは1番人気になる8・ローズでやむなしか。いやいや、こいつを買っていては、今までの負債は取り戻せないぞ。

 内枠に入った先行馬といえば、2・ダイワもいる。蛯名は先週の阪神JFを勝っているし、乗っている。これが人気薄(最低でも5番人気以下)なら、◎にしてもいいと思っているがどうか。外の15に入った内田博のトーセンはよくて3着止まりだと見ている。印と買い目はあしたにしたいが、まずは土曜競馬で儲けないと資金がないぞ!