赤門記者のメタボな日々

笑いの街・大阪で、笑えることも笑えないことも追いかける因果な商売。明日は笑っていたいなあ…。

東方神起

2009-08-31 22:07:50 | Weblog
 我がデイリースポーツにとって、夏の最大のイベントとなるのが、
「a―nation」の大阪公演。
歴史的選挙だの何だのはとりあえずスルーしておいて、
大阪の芸能担当記者は勢揃い、東京からも応援が駆けつけ、
まさに挙党一致体制で取材して参りました。

 何せ2日間、出演アーティストは全員記事を載せるという大展開。
(両日出演の方でも1回しか載らない、という部分はありますが)
その中でも、とりわけ今年は…。
そう。人気絶頂の「東方神起」の特集を行いました。

 直接取材させて頂くのは、もう5回目ぐらいでしょうか。
今回は会場入りからステージ終了まで、できる限りの密着。
本番2時間前という微妙な時間に取材したのですが、
ジェジュンは「お久しぶりです~!」とにこやかに迎えてくれました。

 実は7月にもインタビューさせて頂いておりまして、
その時は、少し疲れてるのかな…、という部分も感じたんですが、
今回はライブ会場ということもあり、テンション高め。
中でも、ユンホとジェジュンは実によくしゃべってくれます。
時間にして、およそ20分ほどでしたが、
本当に実のある話をたくさん聞かせてくれたと思います。

 特にユンホ。1日目の楽屋裏でも若干歩きにくそうにしていたので、
足を痛めてるのかな?と思っていたら、
やはり右太ももを負傷中。ハリ治療でしのいでステージを務めていました。
「でも、昨日より今日の方が調子いいし、大丈夫ですよ」とニッコリ。
インタビュー中も、リーダーらしく全体のバランスをとってくれました。

 ジェジュンもとにかく明るい。
積極的にいろんな話をしてくれました。
アピールポイントは「笑顔、ですね」と話した瞬間、
残りの4人が色々突っ込みたそうに彼の顔を見たのが印象的でした。

 チャンミンは、大人しいというか、クールというか。
それでも他のメンバーが話しているのを楽しそうに聞いていました。
アピールポイントが「汗」というのは意外なところですが、
さわやかな人は何をしても似合いますしね。

 ジュンスもどちらかというとおとなしめでしょうか。
ですが、インタビュー中盤からは結構ノってきてくれたような気がします。
インタビュー後には、5人のショット以外に、
9月に新曲をリリースするジェジュン&ユチョンの2ショット撮影もさせてもらったのですが、
2人のポーズに突っ込みを入れるなど、仲良さそうなところを見せていました。

 ユチョンは、何と言いますか、“オチ担当”なんでしょうか。
必ず面白いことを言って笑わせてくれます。
本番前なのに余裕あるなあ…、と感心させられました。
ジェジュンが「新しい面を出して…」と話したところへ
「面?麺?麺はコシが大事ですよ」
とボケてみたりなど。
あと、目が合うと、眼を見開いてみたり、いろんな変わった表情をして笑かしてくれました。
エンターテイナーですねえ。

 そしていざステージに上がると、パフォーマンスのレベルが極めて高い。
歌、ダンス、こまごまと言えば色々あるのでしょうが、
やはり存在感、そしてチームワークの素晴らしさ。
5万人の大観衆を一瞬で「東方神起ワールド」に連れて行ってしまいました。

 昨年の「a―nation」では、
ジェジュンが「東方神起のタオルを探してます」と話していましたが、
今年は探すまでもなく、ほとんどが東方神起の緑色のタオル。
ジェジュンも「よく見えます。今年は本当に最高ですね」と
感無量の表情でした。

 日本デビューからまだ5年弱。
あっという間にトップレベルのアーティストへと駆け上がった彼らが、
今後どこまで突っ走っていくのか。
デイリースポーツはこれからも、彼らを追い続けます。
ぜひご期待下さい。

 最後に宣伝をば。
8月31日付け本紙朝刊の「東方神起特集」。
まだご覧になってない方、興味がおありの方、
ぜひ

http://www.daily.co.jp/company/kounyu.shtml

で、バックナンバーをご注文下さい。
ただ、正直なところ、こちらの想像を上回るほどのご注文をすでに頂いておりまして、
場合によってはご希望に添いかねることもございます。
ご了承下さい。

 

KYって言う奴がKY

2009-08-03 23:53:33 | Weblog
 まさに今、世間、というか芸能界はは大変なことになっているようですね。
それはそれとして、自分は自分の職務を全うする。それが大人。
なので空気を読まずにファンタジックなブログでいきます。

 今日はお昼に、ハロプロ期待の新星・真野恵里菜さんの取材をさせて頂きました。
 7月末から大阪入りされて、イベントなどを行い、
1、2日は大阪厚生年金会館でハロプロのライブ。
そして今日は新曲&9月のファーストソロコンサートのPRキャンペーンと、
大忙しの一週間を過ごされたようです。
それでも、やはりその天使のような笑顔は健在。
以前に単独インタビューをさせて頂いたこともあり、
それなりに話が弾みました。

 前述の通り今日は世間が上を下への大騒ぎでして、紙面のスペースが極めて限られたものになってしまったため、
実は明日の朝刊には、この件はほとんど載っておりません。
なので、ここでフォローというわけでもないですが、それなりにご紹介を。

 新曲「世界はサマー・パーティー」は、
これまでの曲と比べてもアップテンポだそうでして、
「弾き語りバージョンと、ダンスバージョンとあるんです」
とのこと。
そして、今度のコンサートでは
「今までにやったことのないこともやりたいんです。そして、成長した私を見てほしい」
と気合十分のサプライズ予告も。
ちなみに、何をやろうとしているか尋ねますと
「ヒミツです」
といたずらっぽく笑ってはぐらかされました。
どんな衝撃を与えてくれるのか、楽しみに待つとしましょう。
先日のコンサートの時にはモーニング娘。さんらとコンサートについて話していたそうで、
「もうすぐだね、とか、ツアー中で見に行けないけど頑張って、とか言われました」と、ちょっぴり残念そう。
先輩達への“お披露目”は、もう少し先でしょうか。

 ソロコンサートはデビュー直後に経験しているそうですが、
「最初は、会場のみんなが私のことだけ見てるって思って、緊張もしたけど楽しかった。今でも忘れられない思い出です」
と振り返ってくれました。
さらに、
「テレビとかに出るようになって、イベントをすると『あの子テレビで見た』って言って下さる方が増えて、すごいうれしかったです」
とのこと。
右肩上がりで人気が増していく様子を肌で感じていたようです。

 ちなみに、約1週間の大阪滞在は、
「HEP(大阪駅付近のショッピングビル)に買い物に行ったり、焼き肉を食べたりしました」
と、多忙の中でもエンジョイされた様子。
そして
「これから、もっともっといろんなところに行きたい。特に四国に行きたいですね。行ったことないし、大阪の握手会でも徳島からとかたくさん来て頂いたんで」とニッコリ。
四国にお住まいのファンの方々、もうすぐです。

 メジャーデビューからおよそ半年を「あっという間でしたね」と感慨深そうに語った真野さん。
連日の強行軍にも、
「みんなに『大変じゃない?』って聞かれますけど、全然大丈夫。毎日が楽しいです」
と、太陽のような笑顔で話してくれました。
ことしはハロプロにとって「革命元年」だそうですから、
これからどのような革命を起こしていってくれるのか、実に楽しみです。

 追記
そんな真野さんが出演した先日のハロプロ大阪公演、図々しくもお邪魔してきました。
梅田さんの突然の卒業宣言など、いろいろあったわけですが、
終演後に簡単に挨拶などをさせて頂いて感じたことは、

モーニング娘。=高橋さん
Berryz工房=清水さん
℃―ute=矢島さん

 なぜリーダーだったりキャプテンだったりする人は、
みんな一番の汗っかきなのでしょうか。
責任感が発汗につながるのかどうなのか、
調べる術もありませんが、甚だ疑問ではありました。
ま、これこそホンマにどうでもいいんですけどね。

4分の1

2009-07-12 22:20:10 | Weblog
 今日は大阪で「AKB48」の選抜メンバー12人によるイベントが行われました。
詳細は13日付け本紙朝刊に任せますが、
集まったファンは実に6000人。会場最多タイ記録です。
そして意外だったのが、彼女らと同世代らしき女性ファンが非常に多かったこと。
ステージ前に柵が用意されていたのですが、
その柵を押しつぶさんばかりの勢いで前のめりになって応援しておられました。

 こちらはその後ろから写真を撮るなどしていたのですが、
なんせ12人もいると、全員を一枚に収めるのは至難の業。というか無理。
それでも全体の4分の1なのですから、大所帯ここに極まれり。
一度、全員にお会いしてみたいものです。
今日は何とか、彼女らの魅力が少しでも
にじみ出ているようなショットを選択したつもりですが、いかがでしょうか?
35度に近づこうかという猛暑の中、全力で3曲を熱唱していた彼女たちは
間違いなく輝いていました。

 先日はフランス・パリで行われた「JAPAN EXPO」に、
“日本代表”として出場し、ライブも行ったAKB48。
秋葉原の一角からスタートした少女達は、
あっという間に世界の舞台にまで駆け上ったわけです。
そりゃ輝き方も尋常でないわけだ。
この日、代表して取材に応じてくれた高橋みなみさんは

 「今日は暑くて暑くて…。でも皆さんの熱さも感じて、必死になって頑張りました」

と満面の笑顔。さらに
 
「フランスに行ったメンバーから話を聞くと、結構『AKB48』って呼んでくれたみたいです。もっと頑張って、いろんな人に知ってもらいたいですね」
 
と気合十分でした。

 今後は全国ツアーに加え、念願の武道館ライブも控えている彼女たち。
厳しい状況が続いているという音楽業界ですが、
風穴を開けるのは、実は彼女たちのような“純正アイドル”軍団かもしれません。
集まったファンの発する熱を体感して朦朧としかけた頭で、そんなことを考えた1日でした。

男子の本懐

2009-06-15 22:34:10 | Weblog
 しばらくブログから離れていた間に、20年来の大ファンである
歌手・さだまさし氏の取材をする機会に恵まれました。
2011年に迎える浄土宗宗祖法然上人800年大遠忌の記念曲
「いのちの理由」を作成し、総本山の京都・知恩院で奉納式典を行ったのですが、
浄土宗とか法然上人とかいうワードは、私の頭の中から消えかかっていました。
あこがれのさだ氏を目の前にした喜びといったら、
著名人の方に会うことは慣れているはずでしたが、
情けないことに、全くただのミーハーに成り下がっておりました。

 もちろん仕事は仕事としてきちんとしなければいけませんから、
会見には真剣に臨みました。
さだ氏と直接会話をするチャンス(?)ですので、
何とか質問をひねり出してお答えをいただきました。
かつてライブのトークで聞いた
「寺社仏閣に歌舞音曲を奉納するのが“芸能”ですから」
というセリフを、生で聞くことができたのも感動でありました。

 大げさかも知れませんが、
男子の本懐、遂げることができたような気がします。
美女取材とはまたひと味違った、この仕事ならではの喜びです。
これを活力に、しばらくはめんどい仕事にも耐えられそうな…。

大変なご無沙汰で

2009-06-14 23:30:01 | Weblog
 申し開きのしようもございません。

 それはそれとして。

 今日は大阪・千里セルシーで、歌手&俳優として人気急上昇中の
加藤和樹さんのイベントが行われました。
お目に掛かるのは初めてだったのですが、
どことなく日本ハム・ダルビッシュを思わせるイケメン。
梅雨の晴れ間で暑い日だったのですが、
見るからに涼やかな爽やかさが印象的でした。

 詳細は15日付け朝刊(詳細でもないですが)に任せますが、
ライブでは 10日発売の新曲「EASY GO」などを歌われました。
この曲は、テレビ東京系アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN!」のテーマ曲だとか。
原作を知っていた加藤さんは、作詞にも挑戦したものの
「熱くなりすぎて失敗して、ポシャっちゃいました」
とのことでした。
確かに、自分の好きな番組に自分の曲が使われるというのは、
アーティストとしては無上の喜びなのかもしれません。

 そんな加藤さんを見に集まったファンは、実に1500人。
そして次回イベントを行うときは、また増えているのでしょう。

 意外だったのが、加藤さんが飼っているペットの話。
なんと「モモンガ」を飼っているということです。
名前は「モモ」から取って「Peachちゃん」で、
まだ生まれて2カ月弱だそうですが、
可愛くて仕方ない様子。
全国ツアーなど、これから続く熱い夏のために、
「最高の癒しです」と笑顔で話してくれました。

 その他、料理は得意でオムライスやカレー、野菜炒め、チャーハンなどを作ること、
関西弁に憧れがあって
「しゃべれるようになりたい。かっこいいですから」
と特訓中?なことなど、
いろいろ話していただきました。
キャラ的にも、まだまだ隠し持っている部分がありそうな加藤さん。
注目株です。


20世紀少女

2009-01-19 23:16:58 | Weblog
 新たな気持ちで迎える2009年。
ずいぶんと遅い年明けであることはスルーの方向でどうぞよろしくお願いします。

 本日は、31日公開の映画「20世紀少年~第2章~」のイベント取材に、
大阪・万博公園まで行って参りました。
非常に寒かったのですが、
イベント自体は大盛況。
詳細(あまり詳しくはないです)は明日のデイリースポーツ朝刊をお待ち頂きたいのですが、
1000人の観客の前で、太陽の塔が○○○○の塔になり、
75発の花火が上がり…、といったもので、
原作者の浦沢直樹氏も
「泣きそう…。これでもう1本漫画が書けるかも」
と、感慨に浸っておられました。

 個人的な注目は、ヒロインともいえる「カンナ」役を演じる平愛梨さん。
なぜかというと、昨日インタビューさせて頂いたからです。
映画会社の方に
「あまり取材とか慣れてないようなんで…、なんとか(場を)暖めて下さい」
と言われていたのですが、
話してみると、実に機嫌良く、愛想良く、たっぷりしゃべって頂きました。
詳しくは、1月28日のデイリースポーツ関西版朝刊
「なにわShow劇場」に掲載致します。
デビューからの苦悩、カンナ役への覚悟、撮影裏話、普段の生活など、
素顔の平さんをお届けできるよう善処する次第です。

 今回のオーディションに落ちたら、実家へ戻って10歳の妹さんの子守をしようかと思っていたという平さん。
歌手志望のはずが、なぜか女優になっていたとか。
子どもの頃の意外な夢、そして兵庫県出身なのに○○ファン…。
おおよそ、こんな感じの内容になろうかと思います。

 それにしても、浦沢氏と堤監督が絶賛したという彼女の目力は、やはりすごい。
蛇足ながら、他紙の映画担当ベテラン記者も絶賛しておりました。
どことなく、以前取材させて頂いた、吉澤ひとみさんを思わせるものでした。
吉澤さんは、その目の大きさから「ひとみ」と名付けられたわけですが、
彼女にも負けず劣らず。
芸歴はおよそ10年、初の大役という“遅咲き”の平さんですが、
これからの発展が大いに楽しみです。

 その平さん、今日のイベントの挨拶では、
「こんなフラッシュの光を浴びたことも、『愛梨ちゃ~ん』と声を掛けられることもなかったんで…」
と、感極まって涙を浮かべておられました。
願わくば、その純粋さを失わないまま、大きくなって頂きたいものです。

 写真は、昨日のインタビュー時の「ともだちポーズ」バージョン。
突き出しているのは人さし指です。決してお間違いのなきように…。

 

キラリ!

2008-12-04 03:09:21 | Weblog
 今回は珍しく将棋の話を。
昨日、東京で女流名人位戦リーグ最終局の取材をして参りました。
もっとも、たまたま別件(これについては明日書きます)の取材で東京に行っておりまして、
その流れでちょっと拝見して帰ろうかと、そういった感じでした。
結果だけ申しますと、本紙的には狙っていた結果ではなく、記事にはなりませんでしたが…、

 久々に、あの3人そろい踏みを見ることが出来ました。

なんかご大層な書き方で恐縮ですし、
「あの3人」と言われても、正味の話、知らない方の方が多いでしょう。
それでもあえて書く「3人」。
5年後、10年後の女流棋界を間違いなくリードしている存在だと思われるからです。

 写真左から室田伊緒女流初段、里見香奈倉敷藤花、井道千尋女流初段。
もともと3人とも関西所属の女流棋士で、
2006年から「キラリっ娘」というユニットを結成。
井道さんは昨年、東京に移籍されましたが、
ユニットには変わらず参加しておられます。
里見さん、室田さんは最近も、本紙後援の棋戦
「きしろ杯争奪関西女流メイショウ戦」でお会いする機会がありましたが、
井道さんを交えての3ショットは久々。
思わず「1枚撮らせてもらえますか」と、ファンのようにお願いしてしまいました。

 今期は里見さんがA級、室田、井道さんがB級に在籍しておりまして、
この日は、里見さんが勝てば女流名人挑戦確定、室田さんが勝てばA級昇格確定だったのですが、
ともに無念の黒星。
井道さんは勝って、A級昇格、そして女流初段昇段をつかみ取りました。
終局後、井道さんは、やや涙ぐんだ様子で
「ずっと中盤悪かったけど、粘って逆転しました。本当にうれしい。相手がみんな強くなるけど、挑戦するつもりで努力します」
と話してくれました。
そんな井道さんに、星1つの差で昇級を逃した室田さんが、
本当に素直に「おめでとう」と祝福をしていた姿は、大変にさわやかでした。

 そんな室田さんは、現在地元・愛知の大学1年生。
「出席日数がギリギリです」
「表現の勉強をする学科にいるんですけど…、やっぱり変わった人が多いですね」
と、チャーミングな笑顔で話してくれました。
プロと大学、二足のわらじは大変だと思いますし、
また、あえて履く必要があるのか、とも思いますが、
なかなか対局だけで生活していくのは楽ではない女流棋界。
色々と自己を啓発していくことも、大事なことのようです。

 里見さんも、やや優勢に運んでいたかに見えた将棋を錯覚から落とし、
名人位挑戦は3人によるプレーオフに持ち込まれました。
ショックは大きかったと思われますが、取材に対する丁寧な対応は相変わらず。
終局直後、帰宅する間際のこの3人、
ある意味、悲喜こもごもの3ショットなわけですが、
そんな雰囲気を微塵も感じさせない笑顔は、何とも言えないものがありました。

 勝負師としては甘い、という見方もあるかもしれません。
ゴルフ担当をしていた先輩記者に、
「いい人は、最後には勝てない」
と言われたこともあります。
ですが、本当に甘い人なら、そもそもプロにはなれませんし、
里見さんのように、16歳でタイトルなどおよそ獲得できないでしょう。
世代が変わると、勝負というものに対する接し方も変わっているように思います。
「それはそれ、これはこれ」
と、勝負の時とそれ以外の時をきっちり使い分けられること。
これからの“プロ”に求められる、大事な要素ではないかと、漠然と考えました。

 これはすなわち、原稿を書くときに集中力が散漫になりがちな、
自らへの戒めでもあるわけです。

諸行無常

2008-12-02 00:38:37 | Weblog
 しばらく前の話ではありますが、
当方にとって今年一番の大仕事だけに、放っておくわけにもいきますまい。
11月4日に大阪地検に逮捕され、21日に大阪拘置所から保釈された、
小室哲哉被告。
20世紀最終盤、日本中を席巻した天才プロデューサーは、
およそ10年後、違った形で再び巨大ムーブメントを起こしたと言えます。

 “小室ファミリー”の全盛期、それは私にとっては高校生から大学生の時期。
春夏秋冬を問わず、街は小室ミュージックにあふれていました。
大げさではなく、もはや「小室にあらずんば人にあらず」的な状態。
カラオケに行くことが少なく、GirlにMeetsすることもなく、
なおかつ流行音楽に疎かった当時の私には
そこまで身近な存在ではありませんでしたが、
周囲は見事なまでに小室ワールドにはまりこんでいました。

 かくも大物の、突然の逮捕。
もっとも、私が逮捕の初端に触れたのは、実は1年以上も前のことでして、
さほど突然とも思わず、
「そういえば…。ようやく来たか」
という感じで受け止めておりました。
流行という仮面を被って踊り狂っていたような、そんな人生の急転直下。
にしても、詐欺で得た5億円の主用途とされている、
前妻への慰謝料7億円という額のすごさといったら。
額を決めた当時はまだバブル華やかなりしころだったでしょうか。
7億円ぐらい右から左、という時期が、
小室被告にとっては確実にあったわけですね。
いずれにせよ、とてもCELEBRATEできる結婚ではなかったのでしょう。

 小室被告は接見した弁護人に「拘置所は寒い」と泣きを入れていたようですが、
大阪拘置所前で毎日のように張り番をしていた我々も、
寒い夜、ならぬ寒い昼の中で、訪ね来るやも知れぬ誰かを待ちわびていました。
まあ、これは別に小室被告のせいではなく、
張り込みをするという選択をした我々側の問題なので、
別に恨み辛みをこぼすつもりはありませんが、
なぜだか、あの間だけは猛烈に寒さが増した印象がありますね…。
ただ恋しくも、心強くもなく、切ないだけでした。

 裁判はいつになるでしょうか。
また冬の寒い時期に並ぶことになるかもしれません。
どこまでも限りなく降り積もる雪の中だけはご勘弁願いたいものです。
事件としては、裁判が始まったところがある意味本当のDEPARTURES。
半年になるか、1年になるか…。
あまり興味本位でGONNA CRAZYにならぬよう、
PROUDの報道を貫きたいと思います。

 それにしても、収監された夫をひたすら信じ、支える妻・KEIKOさんは
相当の精神力の持ち主のようです。
結婚から6年が経ちますが、未だにCant stop fallinloveなのでしょう。
そんな2人が、平穏な暮らしを取り戻す日はやってくるのでしょうか。
直接騒がせる立場の我々が言うのもなんですが…。

 いずれにしても、当分は繁忙期が続きそうです。
あきらめましょう。
(最後だけ仲間はずれ)

そらそうよ

2008-12-01 01:35:41 | Weblog
 どこかでしばしば耳にした言葉。
今回はその「どこか」には関係ありませんけど…。

 昨日までのハロプロ強化週間(?)に続き、
昨日はAKB48から生まれた3人組ユニット「ノースリーブス」の取材に行って参りました。
場所は、大阪におけるアイドルイベントの聖地・千里セルシー。
主催者発表によると、およそ2000人の熱心なファンが集結しました。

 あらましは、今日の本紙朝刊に書いてあります(あまり大きくはないです)ので、
そちらも合わせてご参照願いたいのですが、
なんせ「ノースリーブス」ですから、
3人とも衣装はノースリーブ。
オープニングで小嶋陽菜さんは「全然寒くないです!」と叫びましたが、
やはり端から見てても寒そうなのは明らか。
ファンの方も「寒いでしょー!」と気遣っておられました。

 それでも、デビュー曲「Relax!」と、カップリングの「ハートの温度」を熱唱。
その後は、上着を着ながらですが、30分以上もの握手会を笑顔でこなしておられました。
握手会終了後に、軽くお話をうかがったのですが、
小嶋さん「こういうこともあるとは思ってたんですけど、やっぱり寒かったですね…」
そらそやろ。
ただ
「それでも、踊ってたら全然大丈夫でしたし、ファンの方々の熱さで大丈夫でした」
と、ニッコリ笑いながら話しておられました。

 正直、最初は昨日までの「ハロプロ」と比べると、
良い悪いは別にして「普通っぽい」=「プロっぽくない」印象を受けていたのですが、
やはりあれだけのファンを惹きつける存在。
しっかりとしたプロ意識に裏付けられていることは間違いありません。
「普通っぽさ」は、あえて演出している部分かもしれませんし、
それが魅力の1つでもあるのかもしれません。

 ちなみに、寡聞にして存じ上げなかったのですが、
ユニット名の由来は、
「AKB48は制服なので、制服を脱いで華やかな雰囲気なユニットというイメージなんです」(峯岸さん)とか。
この時期にデビューするには微妙な選択だったような気もしますが、
ご本人たちのやる気は十分、熱く燃えているようです。

 今後については
「クリスマスが近いんで、クリスマスイベントに出たいですね」
と高橋さん。
それはまた寒そうな…と思いつつも、
「じゃあ衣装はやっぱり、ノースリーブスのサンタ風ですかね」
と質問してみると、
「それいい!かわいいですね!」
とノリノリのお返事を頂きました。
「もっと寒いですよ」、「新聞に出たらやらなきゃいけなくなっちゃうかも」
などと、取材陣も心配したのですが、
「大丈夫です!ぜひ書いておいてください」
と力強い言葉。
瓢箪から駒、などと申しますが、もしかしたら実現するかもしれませんね…。

いろんなオーラ

2008-11-30 14:05:53 | Weblog
 昨日は大阪・梅田芸術劇場で行われました、
モーニング娘。さんのコンサートにお邪魔しました。
先日、亀井さんと久住さんのインタビューをさせて頂いた際に、
ご招待頂いておりました関係で、
記事にはなっていないのですが、拝見させてもらうという形でした。

 私は2階席正面一番前あたりで見させて頂いたのですが、
とりあえず、揺れる揺れる。
「ジャンプ禁止」というアナウンスに従い、
ほとんどの方はジャンプをしていなかったように見えたのですが、
それでも揺れに揺れました。
最初は「大丈夫かいな」と思っていたのですが、
2時間も経つと知らないうちに慣れてしまうもんですね。

 この日オープニングアクトを務めたのは、
インディーズで活動中の真野恵里菜さん。
実は目的の半分は、彼女を見に行くことでした。
事務所の方に「ぜひ1度、見てみて下さい」と強く推されておりまして、
今回、初めて拝見したのですが、
やはりだいぶ緊張していたのでしょうか、
「モーニング娘。」や「Berryz工房」といった、ある意味“こなれた”方々と比べると、
どうしても硬さが目につきました。
とはいえ、最初から1人であれだけ目を引く存在は、
今までのハロプロにはなかったのでしょう。
アイドルとしてのオーラは、十分に感じられました。

終演後は、事務所の方に直接彼女に引き合わせて頂いたのですが、
印象としては「まあ!かわいい」。
もう一つ伝わり難いかもしれませんが、
親戚の子を久々に見たおばさんの反応というか、
街で突然子猫を見つけた時の反応というか…。
もともと事務所の方に
「今時では珍しいイメージ」、「お花畑でドレスを着て微笑んでいる感じ」
などと伺ってはいたのですが、
確かにそんな感じですね。
さすがに今回は写真を撮るわけにもいかなかったので掲載できませんが、
舞台上とはまた違ったオーラが出ていました。

 奇しくも、この日歌った歌は2ndシングル「ラッキーオーラ」。
歌の印象自体は、その後にたっぷり展開された「モーニング娘。」の
パワフルなステージに押されて、それほど強く残ってはいないのですが、
放っていた色々なオーラは、確かに感じられました。
来年はメジャーデビューも見据え、
事務所的にもイチ推しの存在になりそうな予感。
とりあえず、来年のしかるべき時期に、
本紙「なにわShow劇場」にも登場して頂く予定であります。

 まあ、私がそのときまで今の部署にいれば、の話ですけれども…。