DR -Delanded Room-

ゲームショップ店員の日記

ガイドライン

9999年12月31日 | ガイドライン
■概要
・ゲームショップ店員によるブログです
続・YSOさんの予想企画に参加している影響もあり、販売数のネタが多いです
・具体的な出来事はあまり書かないと思います(お店が特定されると書き辛くなりそうなので)
・毎日更新していません
・トラックバックは受け付けておりません
・コメントは直下のユーザーボードのみで受け付けています

■注意
・2ちゃんねるに当ブログのURLを貼るのは避けて下さい(不快に思う人がいるようです)
・そのほかのサイトなら、全然問題はありません
・宣伝活動はしていないし、これからもしないつもりです

ユーザーボード

9999年12月31日 | ガイドライン
ユーザー様用のコメントボードを設置してみました
といっても、この記事のみ、コメント可にしているだけです

お気軽にコメントをお寄せください

・他の方が不快となるような発言は控えてください
・名無しの方は削除対象とさせてもらいます
・その他、著者が不適切と考える投稿は削除する場合があります

DR -Delanded Room- 第1部・完

2005年12月30日 | 雑談
お伝えしていましたように、当ブログ「DR -Delanded Room-」は
更新を終了します

第1部・完としましたが、よほどのことがない限り
第2部はスタートしないと思われます

では、今後のゲーム市場の繁栄に期待しつつ、
この投稿をもって、終了とさせていただきます

半年間の短い期間でしたが、ご愛読いただきありがとうございました
削除はしませんので、過去の記事はご自由に閲覧ください

100万人がゲームで脳を鍛える時代

2005年12月29日 | ゲーム販売状況/販売予想/市場分析
12月19日~25日のランキングは
各所で報じられているように、ゲーム市場がヒートアップしました
DSが週間60万台以上を販売、
「どうぶつの森」「脳を鍛える~」「ポケモン不思議のダンジョン」(2機種合算)
がミリオンを突破、nintendogs、やわらかあたま塾、たまごっちもミリオンは確実と
DSがハード・ソフトともに大ブレークしています

また、ランキング1位の「キングダム ハーツII」は初週で70万本以上と
週末に予想通りの大幅な伸びを見せています
3日間でミリオン出荷とのことですが、
実売では、1月中に100万本を突破するものと思われます

ミリオンタイトルが誕生しないのではと言われた2005年でしたが、
年末商戦の盛り上がりにより、7タイトルものミリオンセラーが誕生することになります

中でも、特質すべきは「脳を鍛える大人のDSトレーニング」ではないでしょうか
そのほかのミリオンソフトは比較的低年齢層をターゲットにして大ヒットとなりましたがこの「脳を鍛える~」だけが違います
ゲームでは簡単な計算やクイズにより「脳年齢」を測れますが、
最高の評価で「20歳」であり、20歳未満の層がプレイしても十分に楽しめません
言わば「20禁」ゲームなのです

このゲームの販売曲線を見ると、任天堂が公表しているように
敬老の日を含む週に、発売週以降、ふたつめの販売のピークを作りました
「敬老の日需要」があったゲームなど、これまで聞いたことがありません

少子高齢化が進み、ゲームを販売するメインターゲットである
年齢層(小学生~大学生)は現象の一途をたどっています
出生率が低下し、初めて日本の人口が減少するなど、ターニングポイントとなった
2005年に、「脳を鍛える~」のようなソフトが大ヒットを収めたことは
ゲーム市場にひとつのヒントをもたらしたといえるのではないでしょうか

無論、高い年齢層をターゲットに、大ヒットを生み出すことは容易ではありません
これまでのメインの年齢層にヒットさせるより、はるかに難しいと思われます
しかし、今回の「脳を鍛える~」の大ヒットにより、比較的高い年齢層にも
アプローチ次第では、ゲームが受け入れられる余地があることがわかったわけです

今後も若年層の人口は減少し続け、これまでのヒットシリーズは
販売本数を落としていくことになるかもしれませんが、
まだ大きなユーザー層が眠っている可能性があるのです

ゲームで脳を鍛えた100万人は、メーカー、クリエイター、販売店からの
新たな提案・アプローチを待っています

今後の方針・その2

2005年12月25日 | 雑談
予定通り、当ブロクの更新は年内で終了します
あと1回記事を書くか書かないか、ですね

さて、ここにきて、当店では本部を変えることになりました
諸事情あるのですが・・もちろん書きません

新しい本部の元では、データは手に入らない可能性が高いので
どうせネタ切れになるところでした
こちらは更新を終了すると決めた後のことなので
これが理由になったわけではないのですが・・・
とりあえず、続ける理由が見当たらなくなりました


さて、当ブログに書かれているようなデータは、
書くタイミングがそれほど早くないこともあり
当にネット上に出回っているものばかりだと考えていたのですが、
そうでないことが、稀にあることがわかりました

著者は続・YSOさんの予想企画に参加しているのですが、
以上のような、情報が出回ってないときは
幾分か有利になってしまう可能性がありました

これにより、今年限りで参加を取りやめようかと思っていたのですが
データが手に入らなくなる可能性が高いので、翌年以降もお世話になろうかと思います

したがって、以前ここに書いた「ROMに戻る」ということは
当てはまらなくなりましたね


ここを訪れられている皆さんのほとんどは、
おそらくゲームの販売データを見たり、あれこれ考えるのが
好きな方だと思います
もちろん著者もそのひとりです

そんな皆さんには、続・YSOさんの予想企画はおすすめです
ちょうど新しい期間に移行するところなので、
皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか?
ひとりであれこれ考えるよりは、ずっと楽しいですよ

指定された期間(1週間)のファミ通TOP30における
上位3タイトルとその販売本数を予想するだけです
毎回多くの方が参加、ポイント上位を狙って予想をされています

なお、第1回の締め切りは翌年1月2日・午前7時半ということです


以下、勝手にリンクを貼らせてもらいます
ご了承ください

続・YSOさんトップページ
予想企画「Y1」等の解説ページ
第1回予想スレッド

「キングダム ハーツ」、ついにミリオン・シリーズに

2005年12月24日 | ゲーム販売状況/販売予想/市場分析
今週発売の新作は、約4年ぶりの続編となった
「キングダム ハーツII」が初日で50万本に迫る勢いとなっています
前作の倍近い出足ですね

また、金曜日が祝日であり、さらに土曜日にもクリスマスプレゼント用の購入が
相次ぐと考えられます
以上から、過去の同クラスのゲームの推移より週末に大きく伸びると思われるので
初週では70万本前後となるでしょう
著者の記憶が確かなら、初週70万本前後でミリオンを逃したソフトはありません

前作は「ファイナルミックス」も含めてミリオン突破の大ヒットと
なりましたが、「II」の成功により、2作連続の大台達成となります
スクウェア・エニックスにとって、「ドラクエ」「FF」に次ぐ
3つ目のミリオン・シリーズが誕生することになりました

今後は、どれだけこの水準を維持していけるかですね
PS2では、「真・三國無双」は「2」と「3」の2タイトル
「ウイニングイレブン」は「6」~「8」の3タイトルでミリオンが途絶えました
ミリオン突破作品を作るのは、宝くじを当てるより難しいと言われますが
3作、4作と続けるのも並大抵のことではできないのです

「キングダム ハーツII」は、今回もスクエニとディズニーキャラのコラボに加え
宇多田ヒカルのテーマソングをメインに展開されており、
前作とアピールポイントは同じです
いずれ発売されるであろう「III」において、どのような舵取りがされるのか
「キングダム ハーツ」シリーズの動向に注目です

「本編」で復活の兆し、「テイルズ オブ」シリーズ

2005年12月17日 | ゲーム販売状況/販売予想/市場分析
一応、年内は細々と続けます

今週発売ソフトの1位は、やはり「テイルズ オブ ジ アビス」
初日のみで28万本以上を売り上げています
これは8月の「レジェンディア」の1.5倍の本数ということに

キャラデザに「ファンタジア」や「シンフォニア」のキャラを手がけた藤島氏、
「超豪華」な予約特典、そして年末発売と、満を持して発売された今作
年末年始の動き次第では50万本も射程圏内です
「本編」発売でシリーズが復活の兆しを見せています

ただ、消化率は3分の2くらいと、「超豪華」な予約特典の割には
それほど高くありません
週末の動き次第では、年明けに大きく値を崩した「リバース」の
ようなことにならないとも言い切れません
今後の推移を注意深く見守る必要があります

2位の「ファイナルファンタジーIV アドバンス」は7万本
好調のように見えますが、引っかかるのはやはり消化率です
「ジ アビス」の半分程度の数値となっており、
販売店の期待が非常に高かった(受注が多かった)ことがうかがえます

前週は「ローグギャラクシー」、そして翌週には「キングダムハーツII」と
大型のRPGが立て続けに発売される今年末商戦
ユーザーのプレイ時間も限られるだけに、慎重なリピートが必要となってきています

強まる「規制」に反し、注目度の高まるバイオレンス・アクション

2005年12月09日 | ゲーム販売状況/販売予想/市場分析
年末商戦が本格化し、さらに更新する時間がなくなりつつあります

さて、木曜日発売の新作は
マリオカートが16万本以上を販売して順当に1位を獲得
消化率から逆算するに、約60万本が市場に出ていることになりますね・・・
初回で「おいでよ どうぶつの森」の1.5倍の受注があったことになります
これは、GBAやGCの「マリオカート」が、GC「どうぶつの森」の
約1.5倍の売り上げとなっているので、当然といえば当然なのかもしれません

ただ、「おいでよ どうぶつの森」のように消化率が高いわけではないので
今後の消化状況を注意する必要がありそうです
相当な数を抱え込んでいる流通もあるようなので、
しばらくはまとまった数のリピートが来ることは考えにくく
結果として、「おいでよ どうぶつの森」のリピート生産が波に乗る・・・
なんていうことも考えられます

2位の「ローグギャラクシー」は14万本を販売
消化率も高く、すでに相当なリピートが来ているという話を聞きます

3位の「龍が如く」は7万本以上を販売する出足
6割以上を消化している模様で、著者の予想を大きく上回りました

「18歳以上推奨」ながら、実は中高生の購入者も多いらしく
ほか、いろいろな話を聞いていて思ったことは
「龍が如く」は、和風「GTA」として捉えられているんじゃないだろうかと
「ビートダウン」はなおも売れていますし、「GTA」のヒットで
バイオレンスアクションが一定のユーザーを確保しつつあるといえそうです

「GTA」の廉価版も販売を伸ばしており、強まるゲームに対する規制が
皮肉にもこのジャンルの注目度を高め、普及が広がっているようにもみえます


以上のように新作は軒並好調・・・と言いたいところですが
上記3タイトル以外は苦戦を強いられています

「桃太郎電鉄15」「激・戦国無双」「メタルギアアシッド2」は2割以下
「ムシキングDS」「牧場物語」「伝説のクイズ王決定戦」に至っては1割以下の消化状況

この時期の任天堂ハードのタイトルは、年末も見据えての大量発注ということが
多くなっているとはいえど、特に「ムシキング」の状況は厳しいですね・・・
GBAからDSへ短期間での移植、さらにはほとんど内容が
変わっていないにも関わらず価格は据え置き
なのに、これほどの発注があったとは・・驚くばかりです

今週は、好調・不調がはっきりと分かれた新作発売日となりました

またしても品薄、販売店の期待を上回り続ける「モンスターハンター」

2005年12月03日 | ゲーム販売状況/販売予想/市場分析
今週発売の新作は、大方の予想通り、PS2版「バイオハザード4」が1位に
販売本数は14.5万本と、GC版の11.8万本を3万本近く上回っているようです
「コード・ベロニカ」のPS2版がDC版を超えられなかったことを考えると、
上々のスタートといえるのではないでしょうか

2位の「モンスターハンターポータブル」は、勢いでは「バイオ4」に引けをとりません。
9.4万本を販売、消化率は85%となり、品切れ続出となりました
「モンスターハンタードス(2)」との連動要素が、シリーズファンの購入を促したのでしょう
また、「ウイニングイレブン9」の2倍の本数となっており、PSPタイトル最高の出足に

「モンスターハンター」はPS2で2タイトル発売されていますが、
いずれも発売時に品薄となりました

1作目はオリジナルタイトルとして登場、需要が読めなかったお店が多く品薄に
2作目「G」はリメイクなので絞ったお店が多く、品薄に
3作目「ポータブル」は、ハードがPSPであり、「G」の移植であったこと、
オンラインで遊べないことなどから絞ったお店が多く、品薄に

2月16日には、完全新作である4作目「ドス」が満を持して登場します
これまで発注を絞る元となったネガティブ要素はすべてなくなり、
それらがすべてポジティブ要素となります

同タイプのゲームである「ファンタシースターユニバース」が同日発売ですが、
ともに完全新作なら、両シリーズのファンのほとんどが購入に至ると考えており
特に心配はしていません
ほかにも2月には有力タイトルがそろっていますが、
食われるのはむしろ他のタイトルではないかと

販売店がようやく勝負発注できる完全新作「ドス」
どれほどのロケットスタートになるか、今から楽しみです

「勝ち組」と「負け組」の狭間で揺れ続けるプレイステーション・ポータブル

2005年12月02日 | ゲーム販売状況/販売予想/市場分析
とりあえず年内は、今のスタイルで続けようと思います
新作速報のデータを引用する場合は、せめて土曜日くらいに記事を書こうかなと

11月21日~11月27日は、
「おいでよ どうぶつの森」が33万本を販売して、そのまま1位に
週末を待たずに品切れとなったお店が多かったと聞きます
まだまだリピートが追いついておらず、注残も多いようですね

つまり、この数字以上のパワーを秘めていたと言えるわけで
年末商戦における爆発ぶりが、目に見えるようです
年末にまた品薄とならなければいいのですが・・・

初日の好調をお伝えしたロックマンは19万本で2位、
3位は、不具合がネット上を騒がしつつある「ソウルキャリバー3」に

「ソウルキャリバー3」も品薄となっており、買い逃したファンも多いようですが
不具合問題が、そのまま購入意欲をお蔵入りさせてしまいかねない状況ですね・・・

ハードは、DSが16万台と爆発、前週プラス10万台という結果に
その陰に隠れているものの、PSPも2週連続5万台突破と好調を維持

DSの伸びは、「どうぶつの森」というキラータイトルがあったので容易に説明がつくのですが、
PSPは、この週もっとも売れた「脳力トレーナーポータブル」でも1.2万本程度
前週発売の「TALKMAN」も売れてはいるものの、1万本程度
新作「牧場物語」(リメイクですが・・)に至ってはTOP30圏外と
ソフトがこのような状況の中で、ハードだけ好調が続いているのです

「ギガ・パック」のCMが盛んに流されておりますが、
言われているとおり「冬だけ」であり、年明けには店頭から姿を消すものと思われます
「冬だけ」の限定パックに背中を押されたゲーマーの
駆け込み需要が広がっているのでしょうか?

PSPを、今誰が、何の目的で購入しているのか・・・興味は尽きません

ゲーム以外の目的で使われているといってしまえばそれまでですが、
その通説を覆す、以下のようなアンケートデータもあります
http://www.news2u.net/NRR20057900.html
実施からすでに4ヶ月近くが経過していますが、この後突然に
ゲーム以外の用途でPSPを購入するユーザーが激増するような理由も見当たりません

どのような目的で購入されているのかは、はっきりとはわかりませんが
ともかく、2週連続で5万台以上の販売というのは
年末年始を除けば、「負け組」ハードでは記録できなかった数字ではないかと思います
この販売台数を見る限り、まだ「負け組」ではないでしょう
また、この2週だけでなくとも、1年も待たずに200万台以上を販売したハードを
「負け組」としてしまうのは、いささか早計というものです
しかし、DSに大きく遅れをとっているのは紛れもない事実であり、
もちろん「勝ち組」でもありません

この微妙な状態がいつまで続くのか・・・
答えが出るのは、現在予定されている「クライシスコア FF7」や「グランツーリスモ」を
はじめとする、キラータイトルが出揃ってからになりそうです