デンチュウの糖尿闘病記

40歳の誕生日を迎え、その数日後に受けた健康診断で糖尿病と診断されたデンチュウのリアルタイム闘病記です。

今日は退院日

2011年08月29日 | 日記
今日は晴れて退院日。
天気も晴天だった。

朝は、いつもどおり6時に起床。
その後、コンタクトレンズを付けたり、テレビをボーっと観たり、ナースさんに血圧を測られたり。
そのうちに8時となって朝ご飯を食べるのは、いつもと同じであった。

だが、いつもと違うのは、そこから退院のために荷物を整理し始めたことである。

カバンに荷物を詰めていたら、9時ごろに薬剤師さんが来た。
退院後の薬を渡された。

そのすぐ後、主治医と担当医の先生2名が揃って来た。
担当医の先生は、先週後半が夏休みだったので、「リフレッシュしましたね」と声を掛けたら苦笑いしていた。
主治医と担当医からは、今後の留意点の説明を受けていたところ、ヨメがベッド脇に到着した。
それからは私とヨメで説明を聞いた。

もう、他に特に聞く話は無い。
あとは会計を済ますだけだ。
と思って暫くしたら、「会計の準備ができました」と言われた。
それを聞いて周りの多くのナースさん達を見た。
彼女たちは余りヒマな様子には見えず、私とヨメは退院のご挨拶も申し上げることなく、そそくさとエレベーターに乗って会計窓口へ向かった。
そして会計の精算を済ませた。

私は血糖値測定器が保険適用とはならないが、自己管理のために買おうと考えていた。
そこで、ヨメには病院のロビーで待ってもらい、病院近くの薬局で血糖値測定器を探すことにした。
結局、3軒回ったが入手できず。
予めナースさんに教えてもらった1軒目では、お目当てのものが品切れ。
他の2軒は、取り扱い自体が無し。

そんなこんなで病院からバスに乗ったのは11時過ぎ。
バスの終着地点となる駅に着いたら少しブラブラして、昼ご飯を食べ、そして帰宅した。
これで2週間の入院生活が終わった。


入院最後の夜

2011年08月28日 | 日記
明日は退院日。
今晩は、とうとう入院最後の夜である。

それで何があったか。
特別に変わった出来事は何もない。

ただ、私の両親が再び見舞いに来てくれた。
それは突然だった。
15時ころに携帯電話を見てみたら、メールが入っていた。
それは母親からのメールで、既に近くの駅まで来ていると言う。

暫く待ってたら両親はやって来た。
話した内容というのは取りとめもないことだ。
糖尿病は自己管理が大切だからね、、、等々。

それから、食品交換表で使うための本をプレゼントとして渡された。
本は、B5サイズを一回り大きくした程の大きさで、厚さが1.5センチほどある。

17時ころに両親が帰路についてから本の中味を覗いてみたら、膨大な種類の食べ物について80キロカロリー相当分の重さが書いてある。
印象に残ったのは、80キロカロリー相当となる「ほろほろ鳥の肉」の重さまで書いてあった。
今後、ほろほろ鳥の肉を食べることはあるだろうか。
今まで食べたことはない。
もう一つ印象に残ったのは、80キロカロリーの「こんにゃく」の重さである。
なんと、その重さは1.8キログラム。
とても1回で食べられる分量ではない。

でも、まあ、こういった本を探してくるぐらいだから、親が心配しているのは分かる。
心配させて申し訳ない。

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この2週間、私は準備万端で入院したため、ヒマだヒマだと思いながらも何とか乗り切ることができた。
途中で買い足したものも殆どない。

以下、準備した品物リストである。

 ■衣服
 スリッパ
 下着
 タオル(小)
 普段着・退院時の服
 靴下
 ハンカチ
 ■衛生
 歯ブラシ・歯磨き粉
 シャンプー・ボディーシャンプー
 髭剃り
 爪切り・耳かき(綿棒)
 ティッシュ・ウエットティッシュ
 石鹸・体洗いスポンジタオル
 ごみ袋(小)
 ■飲食
 マグカップ(湯呑み)
 インスタントコーヒー・お茶
 スプーン
 ■事務
 ハンコ
 はさみ
 筆記用具
 メモ用紙
 クリアファイル
 ■娯楽
 iPod・接続コード
 ニンテンドーDS・充電器
 ノートパソコン・マウス・電源コード
 イヤホン
 本(文庫本・糖尿の本)
 キンドル・充電コード
 カメラ・接続コード
 ■そのほか
 財布
 メガネ・メガネケース
 コンタクトケース・洗浄保存液
 携帯電話・充電器
 目覚まし時計
 耳栓
 ハンガー
 S字フック

我ながら娯楽用品が多いと思う。
iPod、ニンテンドーDS、ノートパソコン、文庫本、キンドル、カメラと揃い踏みである。
入院前の準備段階でヨメからは「なんだか色々とモノが多い!」と言われた。

私の入院した病院では、有料でパジャマが貸出されることになっていたので、リストにパジャマ等はない。

色々と揃えるにあたっては100円ショップが便利だった。

これだけ揃えて使わなかったモノは何もない。
どれも入院中に一度は使った。
まあ、こんなことに熟練しても特にメリットはない。
それよりも両親が言っていたように、しっかりと自己管理して、再び入院生活が訪れませんように。


2度目で最後の外出許可

2011年08月27日 | 日記
今日は土曜日。
今日も検査はない。
土日に検査があるのは本当に重篤な症状のある人だけ。
私は、合併症も起きておらず、ただただ時間を過ごすだけになってしまう。

そんなわけで、先週の土曜日と同様に、今日も外出の許可を得た。
今日の外出許可は9時~17時。
前回よりも長めである。

今日の目的は車に乗ること。
もう一つの目的は、退院後の生活で使いそうなものをお買い物すること。

先ず車に乗ることが目的になるのは、バッテリーが心配だからである。
バッテリーは、今年冬の車検の時に「少し弱り始めてますかね。あと1年ぐらいしたら交換するのがお勧めです」と言われている。
それを聞いてバッテリー補充液を足して対策は取ってある。
しかし、今回の入院により少なくとも2週間は車を動かさない。
車を動かさないと、自然にバッテリーに蓄えられた電気は減ってくる(充電池と一緒の原理だ)。
そこで、車に乗っておこうと思った。
こうしたことをしないで、後日バッテリー切れになって、JAFを呼ぶなんてことになったら、そっちの方が面倒だ。

次の目的はお買い物である。
行き先は、車で30分圏内の東急デパートがある場所へ行った。
私は9時ごろ病院を出て、10時ごろ家に帰り、それから一休みし、12時前には目的地に到着した。
買い物のお目当ては、小さなご飯茶碗である。
糖尿病患者が多くの炭水化物を取るのは良くないので、退院後の生活のため、小さなご飯茶碗を買おうと思っていた。

お買い物を始める前に、12時前に到着したこともあって、お昼ご飯を食べることにした。
なるべくなら炭水化物が少なく、栄養をバランスよく取れる定食ものを食べるべく、色々とブラブラした。
しかし、最近は、ちょっと栄えた駅近くというのは、他の街でも見るようなチェーン店が多い。
概して、チェーン店系のお店は、単品系の食事を出すお店が多い。
ハンバーガー、ラーメン、丼もの、カレー、寿司、うどん、そば、スパゲッティ、、、等々。
うーん、近ごろ定食を出すお店というのは少数派なのかもしれない。
結局は韓国料理で、メインのおかずと、ご飯、キムチ、付け合せの野菜、スープが付いたセットメニューを食べた。

その後は、ご飯茶碗を探す。
当初は「どこかの窯元で作ったような良質な茶碗にしようかな」なんて考えていた。
しかし、ヨメの手間を考えて食洗機対応の茶碗に決めた。

また、弁当箱も買った。
ここ数年で頻繁に見るようになった細身の積み重ね式の弁当箱である。
職場で食べるように弁当を作ってくれるというヨメの言葉に甘えた。
弁当を作るのは、たまに気が向いた時で構わないよと言っている。

さらに、こまごまとしたものを買う。

そんなこんなで日中の時間は過ぎて行った。

そして17時に病院に帰着。
再び病院のパジャマに着替える。
この入院生活も2日後には終わりだ。


生命保険会社への保険金の申請

2011年08月26日 | 日記
今日は何も検査がなかった。

唯一の目立った活動と言えば、生命保険から貰える保険金の申請手続きについて確認したことぐらいだ。
私の生命保険の契約条件だと1日あたり数千円の保険金が受け取れると、入院前に聞いていた。

ハッキリ言って1日あたり数千円だと足が出てしまうだろう。
でも、それが2週間分も積み重なると、貰うのと貰わないのでは大きな差が出る。
当たり前だが、きっちり支払ってもらおう。

また、入院前には、保険金の支払いに必要な書類も確認しておいた。
必要なのは2つあり、「治療内容報告書」と「(入院費用の)領収書コピー」である。

私は3日後に退院が決まっているので、「治療内容報告書」なるものを病院から入手しようと病院スタッフに話してみた。
その返事は、「そのような名前の書類は普通ならば生命保険の申請には必要ありませんよ。もう一度確認されてみては?」とのこと。

あれれ。
そういう書類を病院で手配しているスタッフの話だから、恐らく保険会社の人の話が怪しく思える。
なんせ、私の会社に出入りしている保険会社の担当者は、とても頼りなくて、上に書いた保険金の金額や必要な書類について回答するのに3日間ほど要したほどだ。
まあ、保険会社の外回り営業なんて、そんなものかもしれない。

で、早速電話してみる。
以下、10時少し前の会話。
 私 「普通は治療内容報告書なんてないという話ですよ。」
 保険会社の担当者 「すいません。分かりません。調べます。」
 私 「何時になたら分かりますか? 私は3日後には退院です。」
 保険会社の担当者 「13時過ぎに電話してください。これから私は外回りに出かけます。」

外回りに出かけるのはしょうがないが、3時間以上も待たせるのかい。
別に書類準備とかをお願いしているのではなく、ある1つの書類が必要か、替わりに何が必要なのかを調べるだけでしょうよ。
しかも、尋ねているのは入院に必要な書類である。
生命保険会社ならば日常業務として処理しているような事柄なのでは?
しかも日本でもトップクラスの大手の保険会社である。

まあ、いい。
13時過ぎに再び電話する。
 私 「どうでした?」
 保険会社の担当者 「すいません。病院には治療内容報告書を書いてもらう必要はありません。」
 私 「治療内容報告書が必要と言われてませんでしたっけ?」
 保険会社の担当者 「すいません。治療内容報告書というのは、そちらが退院された後に私が書く書類でした。」

要するに、治療内容報告書というのは、社内処理のために保険会社の担当者が書く書類のことである。
それを、この担当者は、私が病院で手続きして入手してくれと言っていたのだ。
勘違いも甚だしい。
大丈夫なんだろうか・・・?
今後も、保険会社とのやり取りはスムーズに進まないかもしれない。
こうした方法が、日本トップクラスの某保険会社の戦略だとしたら凄いことだ。
こうした手管で可能な限り支払いを遅くしているのかもしれない。


昼の9時-5時、夜の9時-5時

2011年08月25日 | 日記
きっと多くの方々は9時-5時と言えば仕事の就業時間を思い浮かべることでしょう。
この場合の9時-5時と言えば、日中時間、すなわち昼の9時-5時のこととなります。

しかし、入院生活というのは、それとは異なる9時-5時というのが存在するのです!!

ご説明しましょう。
概して病院というのはご老人が多い。
ご多分に漏れず、この病院の糖尿患者病棟においてもご老人が多い。

そして、ご老人というのは就寝時間が早い。
結構な数の人が夜9時には寝てしまっている。

さらには、ご老人は朝が早い。
朝5時ごろにパタパタとスリッパで歩く音が聞こえて、目が覚めてしまうこともある。

そこで私は気が付いた。
ハッ! これは夜の9時-5時ではないか、と。

こんな視点で生活パターンを見たことがなかったので、一応書いてみました。

本来、この病院の消灯時間は夜10時、起床時間は朝6時となっている。
それでも現代人の私には充分に前倒しな生活サイクルなんだけど。

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さて、今日、退院日が決まった。
4日後の月曜日である。

ヨメには知らせた。
職場にも電話した。

退院日の翌日となる火曜日には出勤予定である。
退院日の翌日くらいは休んでもよかったかもしれないが、うちの会社は入院休暇というような制度がなく、私は有給休暇を食いつぶして入院している。
有給休暇は残しておきたい。

また、仕事については2週間のブランクがあると、キャッチアップするのに少しばかり手間取るだろう。
メールなんて、1~2時間で読み切れないほど溜まっているだろう。

まあ、そこは、快気祝いの菓子折りでも持って行って大目に見てもらおう。
ネットで調べたら、入院後の職場復帰の際には菓子折りを持参するべきとの意見が優勢に見える。

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このブログは、退院後もチョコチョコと書き足していこう。
糖尿というのは入院したからといって完治するものではない。
幸い私には合併症は起きてないが、今後も生活習慣に気を付けなければならないことには変わりない。