ただ日野さんが紹介したのはモノクロのポスターで、今回このような鮮やかなカラーポスターが現存している事に驚きます。(Tさん、貴重な資料提供ありがとうございました😊)
この『新龍兄虎弟』の本編を観た人物は少なくとも私の周りにはいま現在も皆無ですし、私が以前にインタビューした『死亡の塔』の実質的なプロダクションマネージャーだったロイ・ホランも明確な答えは難しかったようです。
それでもホラン教授は「恐らく嘉禾影業は台湾なら台湾、韓国なら韓国と、その国で作品がヒットするようにある程度の“独善的な変更”を許していた事がこのバージョンが存在する理由じゃないかな」と語ってくれました。
『死亡の塔』台湾公開バージョン『新龍兄虎弟』。恐らく北京語版である事だけは推測出来ますが、この題名自体がプリントに刻まれた幻の台湾バージョンは果たしてどんな編集展開のバージョンなのか?
その『新龍兄虎弟』の長きに渡る謎の答えを知る人物は李小龍が逝き、金泰靖が逝き、ロイ・ホランが逝った今、黄正利と呉思遠の2人だけとなりました。
Tower of Death Taiwan theatrical virsion poster in color!!