酔っ払いレヴュー

なんでも自由にレヴューしていきます。
ぷらす日記

MINAMI WHEEL 2009 11/1

2009-11-02 19:08:41 | 音楽
最終日はあいにくの雨模様。予定を大きく変更して、EAST AREAを中心に回ることとなった。

15:15 LiquidFunk@OSAKA MUSE、ミクスチャーバンドで演奏もよく、ヴォーカルのヒューマンビートボックスもすばらしい。それなのに、客数が寂しすぎた。ミナホでは大きい箱だけに、残念だったか。ただ自分でかっこいいでしょと言っていたのはいただけない。

16:15 ポリバケツメガホン@OSAKA RUIDO、徳島から来た、エレクトロポップバンド。最初は結構な客数だったが、終わるころには三分の一はいなくなっていた。
退屈な印象を与える曲が多く、まったりし過ぎる。一度、客を座らせて聴かせていたが、ずっと座って聴いていたい音楽。やはり立ったままのライヴハウスでは辛いか。男性版Perfumeを目指せばいいのにと思ってしまう。

17:15 AFNICA@unagidani sunsui、女性ヴォーカルを中心としたジャズ風バンド。FM802のDJ、中島ヒロトのプッシュということもあってか、会場は満杯。身動きが取れないほどになっていた。演奏、うたとも、普通な感じ。ジャジーな曲も少しあるといった感じか。ゆったりと観ることができればよかったかも。

18:15 六畳人間@OSAKA RUIDO、これでロクジョウヒトマと読む。3ピースのロックバンド。ヴォーカルの髪の毛が気になってしまう。あれは切ったほうがいいだろうとずっと考えてしまう。ベース担当の髪も山下達郎風。なぜかドラム担当だけがあまりにも普通。この差異がいいのかどうか。途中、ベースのアンプのトラブルもあったが、よいパフォーマンスだった。

19:15 ナオト・インティライミ@CLUB QUATTRO、「なおと」で検索すると一番最初にでてくると言っていた。これはすごい。さすがにかなりの観客数だった。盛り上げ方もうまく、芸人といってもいい雰囲気を持っている。サポートのセネガル人パーカッションは見た目の印象が大きい。いいステージを作ることを心得ている、おもしろくて楽しいライヴだった。

20:15 ghostnote@OSAKA MUSE、観客でいっぱいになったMUSEでのステージ。スリーピースの典型的ロックバンド。日本語の歌詞をうまく聴かせ、バランスのとれた演奏をしていた。曲もいいので、この客数も肯ける。この後のセカイイチをかなりプッシュしていた。外に出るとセカイイチを待つ列が物凄く長かった。

21:15 踊り場ソウル@THE LIVE HOUSE soma、雨もあがって、最後の最後のステージ。バンド名に惹かれてこの会場に。ミクスチャーポップと呼べばいいのだろうか。演奏、パフォーマンスがとにかく楽しい。体が自然に動いてまう。そして、いろんな仕掛けも用意されている。そんな中、CDを客に投げていたのをダイレクトキャッチできた。アンコールもありで、楽しい時間を過ごすことができた。

そんなわけで、充実した時間を過ごすことのできた今回のMINAMI WHEEL。かなり疲れはしたが、来年以降もできるだけ参加したいと思わせてくれた。

MINAMI  WHEEL 2009 10/31

2009-11-02 02:10:00 | 音楽
二日目。万博記念競技場にて天皇杯3回戦を観戦していたため、16時台のステージからスタート。

16:15  ブラスシティ@unagidani sunsui、トランペット、トロンボーン、サックス、なぜか2人のヴォーカルを擁するバンド。観客数は少ないながら、質の高い曲を演奏していた。ヴォーカルがふたりいるだけに、盛り上げ方もいい。ただ、ダンスを観客に強要するには、振りが難しい。もうちょっと簡単にした方が、客も反応しやすいのではないか。次のライヴで活動停止すると言っていたが、理由を知りたかった。しかし、もうちょっと客が多くてもいいバンドだ。

17:00 FUNKIST@DROP、会場の三角公園横、DROPがほぼいっぱいに埋まってのライヴ。バンドメンバーも若そうだったが、観客も若い人が中心。バンド名からソウルっぽいのかなと思っていたら、全く違っていた。ストレートなうたと演奏。ライヴ慣れしているのか、観客との一体感をすぐに生み出していた。盛り上がりのうちに終わった、いいライヴだった。

18:00 ザ・カスタネッツ@CLUB QUATTRO、ライヴ途中からのぞいた。ミナホでは珍しい、3人組のベテランバンド。やはり風貌は年齢を感じさせる。演奏は至極真っ当。余裕が感じられた。

19:15 noiam@shinsaibashi FANJ、縦長のホールで、かなり後ろから観ることになる。結構な観客数だった。無国籍ギターロックと紹介されていたが、特にそんな感覚があるというのではないようだ。バンド名がユニーク。曲はとても不思議な感じがするギターロックだ。ゆったと観ている時間が長い。客が多くて、演奏する姿があまり観れなくて残念。

20:15 Re-Trick@THE LIVE HOUSE soma、3人編成のジャズバンド。激しいドラム、ベース、ピアノ。ジャズといった枠をはみ出している。ストリートジャズと言えばいいのか、とにかく圧巻のパフォーマンス。特にウッドベースのプレイヤーに惹かれた。ウッドベースの音が気持ちいい。こういったバンドに出会えるものミナホの魅力。

21:15 毛皮のマリーズ@CLUB QUATTRO、とてもすばらしいパフォーマンス。とにかくいい。曲は古い感覚のロックテイストだが、うまく咀嚼して表現している。ヴォーカルのはしゃぎ具合もほどいい。何度も観客の中にダイブしていた。ベースの女性はたんたんとしているが、ヴォーカルでもっと活躍できそう。RCサクセションを連想させる、いいバンドだ。

そして、MINAMI WHEEL 2009 EXTRA -MIDNIGHT EXPRESS-@CLUB QUATTROに参加。
騒音寺が観たかったということもある。深夜のイヴェントがどんなものなのかも観てみたかった。

まずはミルキー'Z。最初のバンドといこともあって、それなりに盛り上がる。これから期待できるバンドではないか。

そして騒音寺の登場。京都のベテランバンド。今までなぜか観る機会がなかった。まずヴォーカルのナベの豹柄のツナギがすごい。そしてミック・ジャガーのような動き。インパクトが大きい。演奏もすばらしく、この深夜のイヴェントで一番の盛り上がりだった。まだ時間的なものだろうか、観客の反応もよかった。今後、また観てみたい。

続いてTHE N、絶叫系のラウドロックバンド。いいパフォーマンスだったように思うが、観客の反応はイマイチ。ヴォーカル担当の喉の具合が気になるくらいに叫んでいた。

次はシークレットになっていた、黒猫チェルシー。今回のミナホで唯一、私が初見でないバンド。前回は京都大作戦2009のサブステージで観た。そのときは楽しいバンドだなと感じた。そして、今回、前の時ほど印象には残らなかった。若さと元気は感じられたが。ヴォーカルは甲本ヒロトを思わせる表情と動き。目を覚まさせると意気込んでいたが、そこまでは至らなかったよう。しかし、おもしろい、いい演奏だった。

夜も深くなってザ・ビートモーターズ。普通のロックをエキサイティングに聴かせてくれる。深夜2時をまわってのライヴにもかかわらず、観客の反応は結構なものだった。

3時をまわってOKAMOTO'S。若くて、元気のいいバンド。この時間帯にはいい刺激。ただ、ドラム担当がスティックを落としかけるのが気になって仕方がなかった。ちょっと落としすぎではないか。こんなシーンを観ることはなかなかない。

そしてsleepy.ab。自分たちで言っていたが、この時間帯にこの音は誰かが仕組んだのではないかと思わせる。眠気を誘う音楽に、本当に眠くなってくる。演奏は丁寧で、とてもいいものだった。

ラストはThe New House。セットチェンジ、音声チェックにやたらと時間が掛かっていた。時間厳守のミナホでは珍しい。そうこうしている内に、観客の大半が出て行った。もう始発が走る時間帯。そして、大幅に遅れての演奏。やたらとエフェクター類が多いようで、それを気にするメンバーという印象が大きい。ちょっと退屈感が否めない。ほとんど観客がいない状況も気の毒だった。

そんなわけで、多くのアーティストを観て、おなかいっぱいといったミナホ2日目だった。

MINAMI WHEEL 2009 10/30

2009-11-02 01:04:27 | 音楽
ネット環境が悪く、久しぶりの更新。もう書いてることも忘れていたくらいに。ネットカフェからの更新。MINAMI WHEELに参加して、なんとなく書きたくなった。

MINAMI WHEEL、通称ミナホはFM802が主催する、ライヴイヴェント。大阪ミナミにある、多くのライヴハウスを会場としている。
一昨年、昨年ともに参加しているが、今回は結構フルに観て回った。その感想を。

一日目、18:45 ワゴンズ@club☆jungle、京都の3人組バンド。ゆったりとした、キャッチーでメロディアスな曲が中心。何かいい感じだった。そんなことしか覚えていないくらいに、次の衝撃が大きかった。

19:45 ナショヲナル@knave、club☆jungleからの距離が遠い。kanveはミナホで一番西にある箱。移動がちょっと大変。
しかし、このバンドを観にいっただけの価値は十分にあった。変なツナギの衣装と目のまわりのキラキラの装飾。グリッターロックを思わせる風貌に、まず気を引かれる。ベース担当だけがノーメイクで、ごく普通の格好をしていたのも気になる。
曲はなんだか古い感覚。『子供の純粋な瞳にしか映らないお化けのロックンロールバンド』がコンセプトらしい。
ヴォーカルとキーボードの踊りとパフォーマンスが、とにかくいい。動きも古臭いのだが、おもしろいし、楽しい。いろんな小道具を使うのもポイントか。そんな小道具のなかで、足元に飛んできた日の丸の扇子を思わず拾ってしまった。こういったイヴェントでは、とてもいいバンド。コアなファンがいたのも肯ける。インパクト大だった。今回、一番印象に残ったバンドだ。

20:30 UZUMAKI@KINGCOBRA、三角公園横のビルの3階にある箱でUZUMAKI。2MCのミクスチャー・ロック。マイクの調子も悪かったようだが、とにかく曲中、MCは何を言っているのか全く分からない。それだけ演奏の音も大きい。それでも、ステージはいいものだった。観客の盛り上げ方がうまい。あまり多くはない客数だったが、パワー、スピード感が溢れ、満足のいくパフォーマンスで、とても楽しめた。

21:30 detroit7@SUN HALL、detroit7は3ピースでベースだけ男性と珍しい編成。話題のバンドだけに、客数も多く、会場は熱気に包まれていた。演奏はパワフルなロック。S気を醸し出す表情をしている、女性ヴォーカル/ギターの雰囲気そのまま。かっこいい。ギターウルフさながらのギターを頭の後ろにして弾く様も絵になっていた。ドラムの女性もパワフルすぎる。ベースの男性は、ちょっとちゃらけた風で、バランスがうまく取れている。それにしても、演奏はよいものだった。

そんなわけで、4組観ただけの一日目だったが、かなり充実した夜になった。残念ながらEXTRAのなんばHatchには参加せず。

ナビスコカップ 準々決勝 ガンバ大阪ー浦和レッズ@万博記念競技場 ’07.7.14

2007-07-18 18:22:53 | サッカー
ホーム&アウェーで行われる、トーナメントのカップ戦。ガンバはアウェーの第1戦を1-1で引き分けてのホームゲームとなる。
この日のトピックスは、なんといっても台風4号。開催が危ぶまれるような状況だった。
ガンバはケガ人が多く、むしろ延期になった方がいいと思えるようなチーム状態。
それでも、台風が接近し、雨が降りしきる中、予定通りのキックオフとなった。
集まった観衆は14,213人。天候を考えると、相当な人数だろう。
アウェー・ゴール裏には、たくさんのレッズ・サポーター。レッズのサポーターの多さには、いつも感心してしまう。

ガンバ先発は、出場が微妙だった二川、家長、播戸がスタメン。中盤に青木、倉田、明神、安田、二川を配した3-5-2。ツートップは家長と播戸。
本来は出ることがなかったであろう、安田と播戸の出場は心強い。
注目は中澤聡太と倉田秋。
レッズは代表組が抜けているのに、小野、長谷部、山田、ポンテなど怖い選手が揃っている。

前半、早い段階でゲームが動く。ガンバ最初のコーナーキック。キッカーは倉田。これをシジクレイが頭で合わせて先制。
レッズもすぐに小野のセンタリングを永井が合わせて追いつく。
難しいゲームになるかと思わせる。が、またもコーナーから、バイタル・エリア後方に控えていた二川にパス。それを思い切りゴールに叩き込む。後で山口のゴールに訂正されていたが、セット・プレーの幅の広さを見せる、いいプレーだ。
41分には、家長が切り込んでセンタリング。播戸が綺麗に合わせてゴール。
3-1という上々の前半。

後半、雨が納まり、グランドの視界がよくなる。
後半も早い時間で動く。シジクレイがカウンターで、会場を沸かせる攻撃的ドリブル。空いている二川にパス。それを冷静に浮かせてゴール。4-1。
続いて二川のクロスに家長がヘッドでのゴール。5-1。
ゲームも早い段階で決まってしまった。
ゲームは結局5-2でガンバの準決勝進出が決まった。

ガンバはいつもと違う選手たちで、どうなることかと心配だったが、いい結果を残せた。それよりも、倉田、横谷がいいパフォーマンスを見せてくれたことが大きい。将来の展望も明るい。
それでも、やはりゲームで目立っていたのは二川、シジクレイ、明神、安田、家長など普段のレギュラー・メンバーだった。
特にシジクレイは、年々上手くなっているのではないか。
二川にはさすがと言うほかない。

そんなわけで、心配事が多かったナビスコカップだが、浦和を一蹴し、次のステージへ。
ガンバはグループ・リーグ突破も苦しかったナビスコカップ。ここまで来れば、なんとしてもタイトルを獲りたい。

『nostalgia』<彼>と旅する20世紀三部作 #1 維新派

2007-07-09 19:15:31 | 芝居・映画
7/6の19:30開演、大阪城ホール西倉庫内特設劇場ウルトラマーケットでの維新派の公演を観劇。
この劇場には初めて訪れたが、広くて使いやすい箱といったところ。大阪城ホールはやはり大きい、と思わせる。

ステージは客席と同じくらいの広さを取っていた。客席はステージを見下ろすように組まれており、とても見やすい。ただ背もたれがないのとお尻が痛くなるのが難点。

ストーリーは、1908年のサンパウロから始まる。移民としてこの地にやって来た日本人少年ノイチとポルトガル少女のアン。この2人がある日先住民の花売り少年チキノと出会い、南米を旅していく。と、ここまではチラシあらすじが書いてある。
この後は旅の途中でアンとチキノの間に子供が生まれる。しかしその子リオは旅の途中で死んでしまう。戦争による日本人排斥運動やコミュニズムの運動。時代の波に呑み込まれていく3人。黄金郷を目指すノイチとチキノ。ここでチキノが果てる。戦争が終わり、アメリカに流れていくノイチ。そこで見たものは・・・

維新派の公演ということで、ストーリーなどはあまり気にしない方がよいのだろう。曖昧な感じのままでよいような気がする。科白の半分はポルトガル語。少しだけスペイン語が混ざっていた。日本語が大阪弁になっているのがまた特徴的。
繰り返される科白の数字や方角などのほとんどが、日本語の後に同じ意味のポルトガル語を使っていた。

芝居が始まる前からステージ奥のスクリーンに、船倉を思わせるランプが揺れる映像。俳優が出てきて維新派独特の動き。映像とステージとの動きが、同じであったり対称であったり。
その映像にゴミの中で寝ている男。その男が帽士を脱いだところからストーリーが始まる。

単調で静かな音楽が流れる中、舞台の変化がダイナミック。このあたりは室内であってもさすが。ブラジルのさとうきび畑、新聞社のセットには驚いた。また新聞はすべてポルトガル語で書かれているところも細かい。
最後の黄金郷やニューヨークの摩天楼のセットは、大胆な感じのものだった。

途中で出てきたジャングルジムは、客席と同じ目線に。
客席と同じ目線といえば、3メートル超の巨人。このストーリーの最初に帽士を脱いだ男が、巨人として登場する。
この巨人が帽士をかぶったところで、芝居が終わる。

内橋和久の音楽は、あいかわらずいい感じで眠気を誘う。場面によって変わるこの音楽がやはりいい。
光と影を利用するところはあったが、それが大きくフューチャーされることはなく、遠慮がちに、それとなく使うという感じだった。

そんなわけで、やはり独特な雰囲気を醸し出す維新派の芝居。国境を越えて支持を得るだけの、方法と何かを持っている。

チャットモンチーライヴ@なんばHatch ’07.7.4

2007-07-09 17:50:20 | 音楽
梅雨空のはっきりしない日。そんな天候の中、なんばHatchへチャットモンチーのワンマン・ライヴを観に行った。
平日にもかかわらず、開場の時間には多くの人が並んでいた。
客層は様々で、男女比も半々といったところだろうか。

ライヴには“チャットモンチー 前のりFES~Hatch向いてコイ~”とチャットらしい、かわいいタイトルが付いていた。
ステージ奥に、開演前から達筆な文字で「チャットモンチー ただいま 爆奏中」の垂れ幕。

開場が暗転し、和田アキ子の曲が流れる。そしてメンバーの登場。後のMCで言っていたが、このオープニングの曲はチャットモンチーによるカヴァー。もう一度、ちゃんと聴いてみたいが、そんな機会はないようなことと大阪限定ということも言っていた。
オープニング『女子たちに明日はない』からライヴがスタート。
メンバーは3人とも、普段着のようなラフな格好。

チャットモンチーの一番の良さは、橋本絵莉子がはっきりとした日本語で歌っていること。歌詞もそうしたことを意識しているように思われる。
ライヴでもその良さが、はっきりと出ていた。
スリーピースのバンドだが、ドラム、ベース、ギターの楽器も、それぞれはっきりとした音を奏でる。
爆奏の中に潜む、その丁寧さが魅力的だ。
もちろん、一番の魅力は、橋本絵莉子のヴォーカルということになる。

照明は演奏と同じくシンプルなもの。
新曲『とび魚のバタフライ』では、ステージからテープが飛び出す演出があったり、ミラーボールを使ったりしていた。

MCは福岡晃子が中心。次に高橋久美子。3人でおしゃべりしているような、独特のMC。基本的にこの2人が、橋本絵莉子をいじるというパターン。バンド・メンバーの仲の良さが滲み出ていた。また、観客とのやり取りをかなり楽しんでいた。
橋本絵莉子の声を、アフレコのような感じで男の声にしてのMCは意味不明。

短い曲を次々と演奏していくさまが小気味いい。あっという間に、本編最後の『シャングリラ』。
アンコールでは、グッスのTシャツ、タオル、リストバンドを身につけての登場。きっちりと販促をしていた。
演奏の前に恒例らしい写真撮影。チャットモンチーのダイアリーにアップされていた。
演奏は『惚たる蛍』と『ひとりだけ』を爆奏して終了。

そんなわけで、チャットモンチーの魅力を十分に感じることのできたライヴ。特に橋本絵莉子。とぼけたような感じでいながら、しっかりとギターの音を鳴らし、きっちりと歌う。
また、そんな魅力に浸りたいと思わせるライヴ・パフォーマンスだった。






ガンバ大阪ーFC東京@万博記念競技場 ’07.6.23

2007-07-03 19:02:54 | サッカー
好天に恵まれたこの日の万博の夜。暑い日には、夜のゲームがいい。とにかく昼間は暑すぎる。いい天気だったが、観衆は普通の15,640人。

ガンバの先発は山口が出場停止で、中澤聡太がリーグ戦初先発。ブログがおもしろいだけに、そのプレーにも注目度が大である。後はベスト・メンバー。
FC東京は昔のジュビロのような感じだが、好調の鈴木規郎は注目。

ホームでなら簡単に勝てると思い込んでいた。そこに落とし穴が。何と前半10分、15分と立て続けに失点してしまう。いきなり2点ビハインドの思わぬゲーム展開になってしまった。原博美のガッツポーズがやけに目に付く。
逆転できると信じてはいるものの、前半のうちに1点返しておきたい。そう思っていたところに、二川のミドル・シュートが決まる。
前半は1-2での折り返し。しかし、これで逆転できるという確信のようなものを得る。

後半、サポーターの想像以上のゴール劇を、見せてくれることとなる。
まずは早い時間帯でマグノが押し込む。久しぶりのマグノ弾に興奮。続いてはマグノから綺麗に橋本。
そして、播戸の登場。ドリブルからのシュートは素晴らしかった。その後もトラップをきっちりを決め2点目。
そして仕上げは播戸からマグノの2点目。
終わってみれば6-2とFC東京を圧倒。格の違いを見せつけた。

中澤聡太の初先発ゲームで、ほんの最初だけ不安があったが、その後はもう安心してみていられた。
何よりも攻撃陣の奮起が大きい。
そしてリーグ戦前半の折り返し。ここまでは、順調にきている。
勝負は後半戦。

そんなわけで、この日は久しぶりに大味なゲームを観ることができ、興奮でいっぱいの、とても楽しい夜となった。

ガンバ大阪ー名古屋グランパスエイト@万博記念競技場 ’07.6.16

2007-07-03 18:21:49 | サッカー
なんと久しぶりに天気のいいことか。事前の天気予報では怪しかったが、この日は快晴。とにかく暑い日和となった。
屋根のない万博では、天候が観客を左右するのだろう、この日の観衆は20,473人。やはりサッカー観戦は、雨の心配より日差しの心配をするほうがいい。

ガンバの先発はベストの布陣。
この日のゲームは最近では珍しく、前半の早い段階で先制されてしまう。まさかこんな心配事が待ち受けていようとは。コーナーから名古屋の増川隆洋にヘッドを藤ヶ谷が止めるが足で押し込まれる。増川の大きさは気になってはいた。
ガンバはなかなかいい形をつくれないまま前半を終えてしまう。1点ビハインドで折り返すなんて想像もしていなかった。

後半、播戸、家長を早々に投入し、勝負に出る。そこそこにいい形がみえ、名古屋にも疲れが見え始めた後半18分、加地のクロスにバレーがドンピシャで合わせる。ガンバには珍しい、綺麗なクロスからのヘディング・ゴールだった。
これであとは逆転するだけという、楽な気持ちになれた。
続いてはコーナーから定番の山口智のヘッド。こぼれ球をシジクレイが押し込んでゴール。ここのところのシジの攻撃意欲が現れたような得点。
とどめはまたもやバレー。素晴らしいミドル・シュートがゴールに突き刺さった。これにはびっくり。バレーの能力の高さを示した一撃だった。

そんなわけで、先制されたことで少し焦ってしまったが、選手たちはそうでもないような、必ず勝てるというような確信があるような様子。ゲームも終わってみれば快勝。
ガンバのメンタル面での強さも垣間見れた、この日の逆転劇。応援側も精神的余裕を持って応援したいものだ。

GORAKUEN-3『魔界爆発 ~The Rolling Thunder!!』

2007-07-03 17:47:49 | 芝居・映画
オカモト國ヒコ作・演出による娯楽園プロデュース。その3回目の公演『魔界爆発 ~The Rolling Thunder!!』。6/15(金)の夜にin→dependent theatre 2ndへ観劇に行った。2回目を見逃しているのが残念。

公演は休憩を挟んで3時間、2幕ものと超大作。
ときは豊臣秀吉が天下を治めようとした頃の戦国時代。とある城に妹の嫉妬により死んだはずの姫が戻ってきた。しかし、その姫、冥(メイ)は妖怪であった。メイを中心に日の本を、妖怪が支配する国にしようと企むが、そこに立ちはだかる剣士たち。名前に命を吹き込む先見の姫、輪(リン)。様々は人間模様が交錯し、妖怪と剣士たちの対決が始まる。
剣士たちは妖怪の企てを阻止できるのか、その運命は・・・

舞台のセットがなかなかに凝っており、狭い舞台をうまく使っていた。
そして、圧倒されたのがダンス。メイを中心とするダンスが素晴らしい。かなりの熟練度が必要であろうことを思わせる動き。
音楽や照明もいい感じでマッチしていた。
殺陣との融合という点でも、いい味を出していた。

役者で目立っていたのは、やはりその存在感が大きかったメイ役の栗原めぐみ。特に科白があるわけではない。しかし、妖艶でありながら、周りを圧倒するような雰囲気を纏っていた。とにかく舞台に立っているだけで、劇場全体の空気を支配していた。素晴らしい。もちろん、取り巻きのダンサーもその存在を後押ししていた。
剣士では菊ノ介(キクノスケ)役の柄谷吾史。不眠症の剣士という複雑な役柄を熱演。アンディ岸本や山本操もいい役を、特徴的かつ正統的に演じていた。
阿苦蔵(アクゾウ)役の入谷啓介は勢いのある演技を見せていたが、肩に差した剣を抜くのに苦労していたのが残念。しかし、この芝居では一番のいい役どころかも。

合計3時間もあるとは思いもしなかった。最後にはどこか複雑な思いと後味の悪さが残るものであったが、セット、衣装、音楽、照明、もちろんダンスに演出、どこをとってもかなり手間暇を掛けていることを窺わせる。レベルの高さに少し戸惑った感もある。
そんなわけで、小劇場版劇団新感線といった趣の、今回の娯楽園の公演だった。

木村カエラライヴ@大阪フェスティバルホール ’07.6.12

2007-06-13 19:54:51 | 音楽
小さな箱ではチケットが取れない、木村カエラのライヴ。そんなわけで、今回『Scratch』~上がってますってばTOUR~の追加ホール公演を観に行くこととなった。
フェスティバルホールは、大阪でかなり古いホール。ライヴを観るには、とてもいいホールだ。
客層は若い人が多いが、老若男女様々。学生服の高校生も多かった。

予定の19時から15分ほどまわったところで、会場内のライトが落ち、エレクトロニカな音楽が流れる。そんな中、バンド・メンバー、木村カエラが登場。
先ずはステージ真ん中にセットしてあるピンクのピアノの前に座り、『Scratch』を演奏。照明が効果的で、幻想的な雰囲気。すぐにピアノが片付けられ、次の曲は『Circle』。まだ会場内がライヴに馴染んでないような感じ。そして3曲目の『Magic Music』から観客も温まってきたきたよう。
アルバム『Scratch』からの曲を中心に、いろいろな顔を見せてくれる木村カエラ。

この日の衣装は、スニーカーを履いていたが、タキシード風にきめていた。バンド・メンバーも合わせたような衣装を身に着けている。
MCでホールでのライヴだからきちっとした感じで、と言っていた。木村カエラは黒のショートの髪型とマッチしていた。

舞台には電飾のステージがセットされ、その上でのパフォーマンス。ホールならではのセット。そして照明。ホール全体を使った照明が、とてもいい。ステージ後ろのスクリーンには、電飾の絵模様。後半の『SWINGING LONDON』からは、この電飾が、盛り上がりのひとつになっていた。そして『きりんタン』では巨大なきりんのオブジェが登場。ちょっとしたサプライズだ。

木村カエラのMCは、いつものようにというか、まとまりのない、またとりとめもない話しが多かった。のどにいい漢方薬の話し、ホールだから座ってということを言うのを忘れたなど。後は全く上手く言えてない大阪弁をいくつか披露。そんなところが、またかわいい。

木村カエラの歌は、あいかわらず上手い。少し妙なところも見受けられたが、まあ特には気にならない。『never land』では、歌いだしで声がつまり、前の曲『sweetie』の終わりからやり直すハプニング。
人との関係を大切にということを前置きに歌った『ワニと小鳥』が印象的だった。
とにかくいい歌声だ。

後半は盛り上がる曲の連続。そして本編最後は『You know you love me?』。この曲は、木村カエラのライヴでのキーとなる曲になっている。
そしてアンコール。グッズのTシャツを着て登場。新曲の『Samantha』を緊張すると言いながら演奏してくれる。最後に『happiness!!!』でお開きとなった。

そんなわけで、初めてのホール・ライヴということで、少し気負った感じもあったが、途中からはそんなことを感じさせない、木村カエラのペース。ステージの前に出てきたり、観客を見渡す余裕も感じられた。ホールならではの演出も多く、とても楽しいライヴ・パフォーマンスだった。
そして、木村カエラの曲のレパートリーの多様さが、楽しいライヴを生んでいるのではないかと思わせるライヴだった。
それでも、小さなライヴハウスで木村カエラを観てみたい。