ビジネス書の厳選情報を毎日お届け 「ビジネスブックマラソン」 バックナンバーズ

アマゾン元バイヤー、土井英司による厳選ビジネス書評メルマガ。ベストセラー分析と本当に読むべき珠玉の一冊を提供しています。

ビジネス書評メールマガジン「ビジネスブックマラソン」

2008年10月23日 | Weblog

※サイトを移転しました(2008年3月より)

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★ビジネスブックマラソンとは★
元アマゾンカリスマバイヤー、現在は日本を代表するビジネス書の専門家、書評家として活躍中の土井英司が
厳選してお届けするビジネス書の日刊書評メールマガジンです。バックナンバーもブログで公開中

 

 


『3分間コーチ』伊藤守・著

2008年03月21日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596251

本日の一冊は、株式会社コーチ・トゥエンティワンおよび株式会社
コーチ・エィの代表取締役会長、伊藤守さんが、3分でできるコー
チングテクニックと部下指導の基本的考え方を提示した一冊。

前半部分はマネジメントやコミュニケーションの基本を説いている
ためか、若干、冗長な感がありますが、後半で示される具体的テク
ニックやコーチとしての考え方・思想はさすがに読み応えがあります。

部下の「不測事態対応能力」を磨く、仕事の終了時には、必ずエヴ
ァリュエーションをして「未完了感」を残さない、部下の肯定的な
態度や行動を<アクノレッジメント>することで、部下を方向づけ
する、などなど。

大企業の中間管理職や中小企業のトップにとっては、今すぐ使える
部下指導のアイデアが満載で、きっと重宝する一冊になると思います。

日々の教育や個別面談、チームの動機づけのヒントとして、ぜひ読
んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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何事も、大切なのは、つねに<今>です。現在の部下が、何を思っ
ているのか? どこへ向かっているのか? どこでつまずいている
のか?――それを知らなければ、彼らと<関係>を築くこともでき
なければ、彼らの能力を引き出すこともできません

いつでも自分から声をかけられるように、話しかけられるように、
この人とはこう話したいということを、部下全員分、準備しておく

大切なのは、毎回、部下の問題解決を手伝うことではなく、部下の
一人ひとりに「不測事態対応能力」を備えさせることを目的とした
会話を交わすこと

仕事の終了時には、必ずエヴァリュエーションをして、「未完了感」
を残さないようにします。できたこと、できなかったこと、うまく
いったこと、いかなかったこと、すべて、事実は事実として認める。
そして、次の仕事に生かせるものは何であるかを整理します

特にコーチを必要としないと答えている人でも、自分自身のキャリ
アや成長に関しては、コーチしてもらいたいと思っています

正しい答えを要求し続けると、創造性はどんどん萎縮してしまいま
す。もし、部下の創造性を引き出そうと思うのであれば、「イエス」
を要求しないこと。使えそうもないアイデアを一〇〇〇は聞く覚悟
がいります

<アクノレッジメント>では、うまくいっていること、これからう
まくいきそうなことを部下がやったとき、そのことを指摘します。
ほめるのではなく、事実を事実として伝えます

わたしたちは、自分のことについて知っている、理解してくれてい
る人がいることで、そこに自分の<居場所>を持つことができます

仕事の出来不出来とはまた別に、いっしょに仕事をしている仲間と
して承認する

遠まわしな言い方ではなく、直接、毅然と要望する上司を部下は尊
敬し、信頼します

自分のリソースにアクセスし、それを表現できるようになることで、
人は有能になります

人間は、もともと「モデル」をまねることによって、スキルや態度
を学ぶことを得意としています

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『3分間コーチ』伊藤守・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596251
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◆目次◆

はじめに
第1章 この三分間が組織を変える!
第2章 その瞬間をつかまえる
第3章 そこに、その<場所>をつくる
第4章 これについてコーチする
第5章 コーチ型マネジャーの時代
あとがき

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『彼女があのテレビを買ったワケ』木田理恵・著

2008年03月20日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4767806976

本日の一冊は、女性マーケティングのパイオニア的存在、ハー・ス
トーリィのチーフプロデューサー、木田理恵さんが、女性の心をつ
かむマーケティングのコツをまとめた一冊。

これまでに数多くの女性向け消費財の商品企画、セールスプロモー
ションに携わったという著者が、これまでの経験とリサーチ結果を
もとに、男女の消費の違いと価値観の違いを論じています。

販売員に求める資質や商品選びの基準、売り文句の違いなど、ここ
まで違うのかとビックリさせられる内容です。

勝負にこだわる男性、共感したい女性。言われてみれば「なるほど」
と思えることでも、日々の販売の現場やマーケティングで実践でき
ている企業はほとんどないのではないでしょうか。

また、女性を味方につけるためのカスタマーサービスのツボや、教
育ビジネスにおける成功の秘訣など、いくつか具体的なアイデアも
示されており、参考になります。

女性ゴコロがわかっていない、と思う経営者、マーケターのみなさ
ん、ぜひ本書で一緒に学びましょう。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「その調査には、女はデパ地下を二周するってことまで書いてあっ
た?」(映画「県庁の星」より)

男女を対象に販売員に求めることを聞いてみると、男性が販売員に
求めることは「商品知識があること」、女性は「私のことをわかっ
てくれること」と傾向が見事に分かれる

男性は一般的に商品を買った結果、得られる成果にこだわる。女性
はというと、その買い方、プロセスにこだわる人が多い

他社よりも技術が、素材が、品質がよいことを声高に叫んでも、女
性のハートを射止めることはできない

今の時代、商品をつくってから、売り方を考えていてはダメだ

「家を建てるのが目的ではない。家族との幸せな毎日を過ごすのが
目的」このチラシは、とくに女性客のココロをつかんだ

研修のテーマに”ハッピー”とか、”愛される”などの言葉をつけ
ると、女性の興味、関心を得やすい。キャリア育成なら、”ハッピ
ーキャリア””愛されて仕事ができる生き方””仕事で幸福になる
方法”など

女性の幸せは、人との関係であることが多い。自分をほめてくれる、
愛してくれる、あるいは自分が恋をする相手があってこその幸せだ

自分たちの意見が少しでも取り入れられた。真剣に検討し、努力し
てくれたということがわかると、女性たちはその商品や店舗に愛着
を持ち、応援してくれる

男性誌には道具や趣味の世界をとことん追及するものが多いが、女
性誌にはライフスタイルを切り口にしたものが多い。最近では、専
属モデルをつくり、そのモデルのスタイルや価値観を特集したり、
彼女たちが商品をセレクトしたり、商品開発に関わったりしている
ケースも多い

こころのバリアを気持ちよくはがしてみせるには、「だってお祝い
なんだもん」「だってがんばった自分へのご褒美なんだもん」とい
う言い訳を用意してあげることが効果的だ

「私は専業主婦なので、旦那さまの稼いできたお金で、ただ趣味で
はじめたいというには気が引ける。将来は私もお教室の先生になっ
て家計を助けるわ」といえる言い訳がほしい

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『彼女があのテレビを買ったワケ』木田理恵・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4767806976
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◆目次◆

はじめに 買物は会議室で起こっていない
CHAPTER1 男女の買物行動
CHAPTER2 モノが売れない時代
CHAPTER3 女ゴコロをつかむ8つのキーワード
CHAPTER4 女性のココロをつかんだ注目商品
CHAPTER5 五感
CHAPTER6 企業の女性視点マーケティング
付録 女ゴコロをつかむ習慣
あとがき

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『中国名言集』井波律子・著

2008年03月19日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000238469

本日の一冊は、中国文学を専門とする著者が、中国に伝わる名言の
うち366を選び出し、一日一言の形式でまとめ、解説を加えたもの。

「人間 万事 塞翁が馬」「少年老い易く 学成り難し」などとい
った中学、高校で学ぶ名言も入っていますが、大人になって初めて
実感できる言葉や、マネジメント、人間関係に応用可能な言葉がい
くつもあり、先人たちの英知に感心させられます。

なかでも、「君子の交わりは淡きこと水の如し」(君子は淡々とし
ながら、相手が逆境になるほど思いやる)をはじめ、立派な人間と
そうでない人間を見極める際の知恵には目を見張るものがあり、人
間観察の参考になります。

また、「収穫を問う莫かれ 但だ耕耘を問え」(収穫を問題にする
な。耕し雑草を取ることだけが肝要だ)、「人を射ば先ず馬を射よ」
(敵を捕らえようとするなら先ずその王を捕らえよ)などは、日々
の仕事の心構えとしても役立ちます。

「上梁正しからざれば下梁歪む」(上に立つ指導者がよくないと、
それにつれて下の者が堕落する)など、マネジャーにとって耳の痛
い言葉もあり、教養として読むには絶好の書籍です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「君子の交わりは淡きこと水の如し」
君子は淡々としながら、相手が逆境になるほど思いやる

「唇亡べば歯寒し」
密接な関係にある者の一方が滅びると、もう一方も滅びる

「収穫を問う莫かれ 但だ耕耘を問え」
収穫を問題にするな。耕し雑草を取ることだけが肝要だ

「善く游ぐ者は溺る」
水泳の名手が溺れ、乗馬の名人が落馬するのは、得意のわざによっ
て、逆に禍を招くのだ

「尽く書を信ずれば 則ち書無きに如かず」
書経をまるごと信じるなら書経などないほうがましだ

「君子は器ならず」
君子は用途のきまった器物であってはならない

「一人にして成るに非ざる也」
叡智をもつ者が創造し、才能のある者が継承する。一人で完成した
ものではない

「己れ達せんと欲して人を達す」
仁者は、自分が何かを樹立しようとすれば他者にも樹立させ、自分
が何かに到達しようとすれば他者にも到達させる

「世に伯楽有り 然る後に千里の馬有り」
世に伯楽がいてこそ一日に千里を走る名馬がある。千里の名馬は常
にいるが、伯楽は常にいるとは限らない

「螳螂 蝉を捕らう」
螳螂は蝉を捕まえようとし、背後の黄雀に狙われていることに気づかない

「人を射ば先ず馬を射よ」
敵を捕らえようとするなら先ずその王を捕らえよ

「上梁正しからざれば下梁歪む」
上に立つ指導者がよくないと、それにつれて下の者が堕落する

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『中国名言集』井波律子・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000238469
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◆目次◆

はじめに
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
あとがき
年表
語句索引
出典索引
人名索引

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『日本マクドナルド社長が送り続けた101の言葉』原田泳幸・著

2008年03月18日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761265027

本日の一冊は、日本マクドナルドのV字回復を実現した辣腕社長、
原田泳幸さんが、14万人の社員とクルーにブログで伝えた言葉をま
とめたもの。

経営者が書いた本は、とかく一般論や成功原則に陥ってしまいがち
なものですが、本書の場合、もともとが社員向けに書いた文章だけ
に、自社のビジネスや業務プロセスに関する詳細なアドバイスがな
されており、じつに読み応えがあります。

まずは冒頭から繰り出される、「それは売れたのか、それとも売っ
たのか」という言葉。

人間は概して、数字が出ればそれで満足してしまいがちな生き物で
すが、著者はその姿勢を戒め、成功の背景に疑問を持つことを推奨
しています。

また、最低限の基礎づくりをするためのマニュアルの必要性や、土
台をしっかり作りながら戦略を実行していくことの大切さ、そして
ビジネスに大切なマインドの部分まで、じつに幅広く論じています。

個人的に印象に残ったのは、「一円の怖さと、五〇〇〇億円のスケ
ール感を持つ」という言葉。

とくにスケール感というのは、中小企業の経営では失われがちなの
で、じつにいい刺激になりました。

巨大組織を動かしていくために必要な考え方と、現場で求められる
業務プロセス。

本書には、まさにその両方のエッセンスがバランスよく配されています。

経営論としても、自己啓発書としても読める、じつに刺激的な一冊
です。ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「それは売れたのか、それとも売ったのか」

ルールというと堅苦しく聞こえるかもしれない。しかし、最低限、
何を守るべきかというルールは、逆に仕事を楽にする

「チケットが売れたとか、マーケットシェアがどうだとか、アーテ
ィストにはいちいち言わない。それよりも彼らがいい仕事をする場
を提供することが大切だ」

◆利益を生み出すビジネスモデル
・マスのコンシューマー・ビジネスモデルに徹底し、限りなく多く
 の客数を獲得する
・徹底的にニッチマーケット(特定の顧客セグメント)に焦点を当
 て、マーケットを独占する

戦略的シークェンスの順序を間違えない
「えびフィレオとサラダの前にメガマックを出していたら、成功し
ただろうか?」

「一円の怖さと、五〇〇〇億円のスケール感を持つ」

メガマックでは、発売開始日にテレビで告知するのではなく、発売
開始日までに需要を喚起しておくという手法を取りました

「決してお客様をあやつるようなことはしてはいけない」

恒常的な業績アップを目指すには、常にベースラインを上げていく
という発想が大切です。タイム・イズ・マネーをはき違えると、企
業成長の「勢い」まで喪失しかねません。臆せず挑戦する「度胸」
が必要なのです

「消費者は物を買うときに、売り手の言うことは四七%、メディア
の言うことは五三%、他の消費者の言うことは九〇%信じる」
(アメリカのある調査)

「今、どんな商品がほしいですか?」このように、「お客様に新商
品の開発のヒント(ニーズ)を聞いた時点で、すでに経営の姿勢と
ビジネスマンとしてのあり方を誤っている」

一流のなかに自分を置いて、自分とのギャップを知り、そのギャッ
プを縮めようと努力することが大切

約束が一段上の仕事をさせる

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『日本マクドナルド社長が送り続けた101の言葉』原田泳幸・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761265027
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◆目次◆

仕事で自分を高める……まえがき
第1章 成果を生み出す非常識な気づき
第2章 利益の出し方は逆から考える
第3章 「成功」は「失敗」のなかにこそある
第4章 自分を高める仕事術
第5章 今日から仕事の達人になるために
人生はマーケティング……あとがき

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『世界一わかりやすい会計の本』ウエスタン安藤・著

2008年03月17日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872579070

本日の一冊は、日本で唯一のカウボーイ税理士、ウエスタン安藤さ
んによる、2時間でわかる会計の入門書です。

中小企業の実務に徹底的に即した内容で、会計初心者なら誰もが迷
う「借方・貸方」の問題を、「(会計事務所は左・右と呼んでいる
くらいだから)覚える必要なんて、これっぽっちもありません」と
バッサリ切り捨てています。

ほかにも、中小企業における経営分析や企業会計原則の無力さを指
摘し、一方で「雑費がたくさんある企業って、税務調査が入りやす
いんです」などといった現実的なアドバイスをしています。

「世界一わかりやすい」という割には、若干解説がこなれていない
ところもありますが、本書が優れているのは、「落ちる経費と落ち
ない経費」の考え方がわかること。

フェラーリや馬でも経費になるケース、中古の4ドアベンツでも経
費にならないケースなど、税務署の見解を交えた現実的なアドバイ
スは、日頃、税務調査におびえる中小企業の経営者には、有用のひ
と言です。

他の会計入門書で挫折した方にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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勘定科目は、「花」というようなモノ自体で決まるんじゃなくて、
その費用を何の目的で使ったのかという、「性格」で決まる

雑費がたくさんある企業って、税務調査が入りやすいんです

必要経費というのは、事業遂行上必要な費用

◆2ドアフェラーリが必要経費として認められた理由
・この社長は、プライベートでも数台の自動車を所有していた
・会社に出張旅費規程があり、通常の出張のときは規定にしたがっ
 て旅費が支給されていた
・しかし、フェラーリを使って出張したときには、旅費の支給がなかった

利息はどうでしょう? これはお金を借りるという役務の提供につ
いて支払うものです。ですから借入金のように、はじめに入ってき
たものではありませんので、これは必要経費になります

中小企業の社長ってのは自分のメリットさえ感じられたら、買って
しまうものです。特に、節税という言葉にとっても弱い(中略)し
かも、経費削減よりも節税のほうがメリットを感じるのです

日本の企業は起業して8割くらいが倒産しちゃうんですよっ! そ
の原因のほとんどは、現金出納帳をアウトソーシングしていること
にあります

資金繰りの極意、それは……お金は入ってくる以上には使えない!
ってことです

一番にやることは、出ていくお金を時系列に並べること

民法の規定では、「動産の所有権が移転するのは、その動産を相手
に引き渡したとき」となっています。ね、どこにも「お金をもらっ
たとき」とは書いてないでしょ? 商品を出荷したのが2002年1月4
日だから、この売上は2002年に計上しなければならないんです

同業他社と比較して、悪いところだけにターゲットを絞って改善する

やる意味がある比較。それは、同業他社比較などではなくて、自社
内部での比較です。自社データの過去5年間を、単純に比較すると
いう分析手法です(中略)要因がないにも関わらず増減している箇
所をチェックすることで、無駄遣いや機会損失、あるいは不正など
も見抜くことができます

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『世界一わかりやすい会計の本』ウエスタン安藤・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872579070
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◆目次◆

はじめに
第1章 会計には、「いらないもの」と「大事なもの」がある
第2章 そのお金は何のために使われたのか?「勘定科目」
第3章 コレって落とせる?落とせない?「必要経費」の正体
第4章 会計を知っている営業パーソンは、こんなにイケてる
第5章 企業は「お金がすべて」資金繰りと会計の関係
第6章 会計センスが身につく、たった3つの魔法の言葉
第7章 決算書の正体と、決算書ができるまで
第8章 経営者のための、「意味のある」決算書の読み方
第9章 貸借対照表にハッキリ映る「社長の性格」
おわりに
謝辞

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『ロスチャイルド家と最高のワイン』ヨアヒム・クルツ・著

2008年03月16日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532352878

本日の一冊は、十九世紀を頂点に華々しい活躍を遂げた名門金融一
族、ロスチャイルド家の歴史と社会への影響を追った一冊。

金融業から鉄道業、シャトー、慈善事業まで、一族が行ったさまざ
まな事業とその軌跡をたどることで、ビジネスの飛躍要因や組織が
凋落する原因、ビジネスプロセスで気を配るべきポイントが学べる、
じつに読み応えある内容です。

この偉大な一族を生んだ初代ロスチャイルド、マイヤー・アムシェ
ルが少年時代、どんなことについて学び、いかにして有力者の心を
つかんでいったか、またその後一族を率いた「金融王」ネイサンが
どのようにして巨万の富を得たのか。

必ずしも歴史に興味のない人でも、キャリアやビジネス、投資のヒ
ントがいくつも見つかる、そんな内容です。

また、マネジメントの視点から見ても、初代ロスチャイルドから引
き継がれた戒律は強い組織を作るためのヒントだと思います。

一族の繁栄と凋落の歴史は、経営者に限らず、政治家や一家の長に
とっても学ぶところの多い、まさに成功のエッセンスです。

厚い本であり、読むのに骨が折れますが、読者の大局観を養ってく
れる、という点で有用な一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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マイヤー・アムシェルはたちどころに高価できらびやかな物品に関
心をよせ、とりわけ貨幣(古銭)研究にのめりこんだ。彼はこの古
銭研究において幅広い知識を身につけ、やがてこの分野で抜きんで
た専門家となった。そんなとき古銭収集で知られるエストルフ将軍
という人が、この若い古銭マニアの該博な知識にいたく感銘を受け、
以来、幾度となくこの若者に珍しい古銭を調達するよう依頼した

これこそマイヤー・アムシェルが成功した秘密のひとつなのだが、
彼には重要人物に近づきになって、親密な関係を取り結ぶ類いまれ
な才能があった

敵対する陣営を同時に相手にして商取引をおこなうには、きわめて
慎重な立ち回りと峻厳な秘密保持とが要求される。これこそがロス
チャイルド家のお家芸である

彼は遺言状の中で改めて家庭と商売が密接に結びついていることを
強調し、家庭より商売を優先すべきであるとまで述べた

ネイサンは多数の整理公債と、いわゆる担保公債を四十五万ポンド
分買っておいたのだが、この取引値がはね上がった。息をつめてこ
れを見守っていた兄弟たちは、早く売って利益を確保するようネイ
サンに懇願した。だがこの金融王は一年以上も頑固に動かなかった。
はたして彼の目論見は当たり、相場はさらにはね上がった。彼は公
債の一部を十三万ポンドで売り、かなりの儲けを得た

あからさまな反ユダヤ主義やロスチャイルド家を保守主義の手先と
して断罪する風潮が、人々をユダヤ人憎悪へと駆り立てたのであっ
たが、それとならんで大衆がユダヤ人を憎んだ大きな理由は何とい
っても、莫大な富を得た勝利者へのねたみであった

それまで彼らはユダヤ人であるがゆえに、招待パーティや舞踏会と
いった上流階級が催す社交の場から除外されていた。だがこんな屈
辱はもう我慢できないということで、彼らはみずから攻めに転じ、
自分からお客を招待したのである。はたして客人たちはやってきた

装飾品や宝石のように軽いものは持って逃げることができたが、そ
れ以外の財産はとても持ち運べなかった

まだほとんど誰もワインの個性や他との違いにこだわっていなかっ
た時代に、彼はあえて自分の商品にこだわって、ワイン史上はじめ
て独自のブランドを創案した

不況が続く一九三〇年代、カデは時代の好みにぴったり合った大ヒ
ット商品になったのである。その理由は何といっても、有名ブラン
ドの技術と経験で造られた新作ワインが手ごろな値段で楽しめるお
値打ち感にあった

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『ロスチャイルド家と最高のワイン』ヨアヒム・クルツ・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532352878
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◆目次◆

第1部 ロスチャイルド家の発展
1.初代ロスチャイルド、マイヤー・アムシェル
2.五人兄弟、金融帝国を築く
3.権力の絶頂で
4.戦争、危機、破局
5.現代のロスチャイルド家
第2部 ロスチャイルド家と最高のワイン
1.ワイン王国ボルドー
2.シャトー・ムートンとシャトー・ラフィット
3.客人らをもてなすために
4.芳醇なる争い
5.われムートンなり
6.ナチスに届けられた偽ラベル
7.戦後の時代
8.新たな目標に向かって
エピローグ

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『愚直に積め!』辻俊彦・著

2008年03月15日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492501797

本日の一冊は、ベンチャーキャピタリストとして活躍し、投資先の
経営にも深く関わっている著者が、経営者のなすべきことと心構え
を説いた、骨太な一冊。

世にある経営本の多くは、成功法則を語るものばかりですが、本書
は、それらとは一線を画した内容。

いわく、「成功法則が確立していないベンチャー企業においては、
効率性を追求したマネジメントや経営戦略はさほど重要ではありま
せん。それよりも失敗から学び、新たな仮説を実行していく『愚直
な実行の積み重ね』が成長の出発点になる」。

では、その実行力をつけるためにリーダーは何をするべきか、人を
どう育て、活用するべきか。どう戦略を立て、実行するべきか。

本書には、まさにそのヒントが書かれています。

ベンチャーキャピタリストとしての視点から、上場すべきか否か、
もしM&Aを出口とするなら、経営上のポイントは何か、会社を立
ち上げ、早期で黒字化するポイントなどなど、じつに有用なヒント
が散りばめられています。

これをやったら成功する、というテクニック論ではありませんが、
経営のツボをきっちり押さえた主張で、自分の経営についていろい
ろと考えさせられます。

語り口が熱いので、闘争心をかき立てたいマネジャーにもおすすめです。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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成功を望む起業家は、勝因という青い鳥を探しがちです。しかし、
勝因は結果から逆算した寓話であり、実際にはほとんど役に立ちま
せん。成功のために本当に重要なことは、成長に至るまでの歩み方です

強い企業とは、努力を継続できる企業

成功確率を上げる唯一の手段は、的確な人選である

検証をきちんとやるコツは、責任追及とは切り離すことである

リーダーは、数字の背景にある人間の行動を促すことでしか、数字
を変えることができない

M&Aを出口とするのであれば、稀少性と黒字化が重要になる。売
上拡大を求めて拙速な多角化を図るのではなく、規模は小さくても
得意なビジネスに特化し、その中での収益化を模索すること

◆信用を蓄積する方法
1.結果に対するイメージを共有する
2.事前の期待に120%以上応えることに全力を尽くす
3.リピートオーダーを獲得する

ベンチャー企業に入った優秀な人をつなぎとめるのは、リーダーの
事業に対する確信である

会社が組織として成長していくには、(稼いでいなくても)面倒見
のいい人の存在は、重要な鍵を握る

人間は、(他の要因を無視すれば)接する機会が多いものに対して
より肯定的になり、接する機会が少ないものに対してより否定的になる

夢を語り続けたいと思うならば、足もとのキャッシュに細心の注意
を払うべきである

経営とは、権力の行使ではなく、働きがいのある社風の醸成である

◆素直な経営者のポイント
・謙虚であること
・見栄っぱりでないこと
・お客さまに無関心ではないこと
・社風や社内の人間関係に無関心でないこと

◆井戸を掘った人を忘れない
成長を目指すベンチャー企業にとって、井戸を掘った人とは誰か?
間違いなく言えることは、最初のお客さまだろう

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『愚直に積め!』辻俊彦・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492501797
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◆目次◆

はじめに
第1章 基本は挑戦である
第2章 人が価値を生む
第3章 決断の時が来る
第4章 愚直さがツキを呼び込む
第5章 センスを磨く

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『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』小宮一慶・著

2008年03月14日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596219

本日の一冊は、ベストセラー『ビジネスマンのための「発見力」養
成講座』の著者であり、数字に強い経営コンサルタントの小宮一慶
さんが、「数字力」を鍛えるためのメソッドを示した一冊。

※参考:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595824/

「把握力」「具体化力」「目標達成力」という数字力を構成する要
素と、実際にそれらを鍛えるためのステップが明確に示されており、
例題の選び方も工夫されています。

とくに、3つのステップ、1.数字を把握する(数字と、その定義
や意味することを知る)、2.数字と数字を関連づける、3.数字
をつくっていくの核心部分は読み応えがあり、ビジネスマンの日々
の情報収集や学習の質を上げるのに効果があります。

「割合」の感覚を持つ、他と比較する、数字の心理バイアスに注意
するなど、実践すれば、即世界が違って見える話ばかり。

マクロの経済指標の話やそれが自分の給料とどうかかわっているか
という話は、普段新聞を読まない人が思わず新聞を読みたくなるほ
どのインパクトがあると思います。

数字に興味がわかない、という人ほど読んでほしい、そんな一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆数字力の構成要素
1.把握力……全体を把握する力
2.具体化力……具体的に物事を考える力
3.目標達成力……目標を達成する力

◆数字力を上げる3つのステップ
1.数字を把握する(数字と、その定義や意味することを知る)
2.数字と数字を関連づける
3.数字をつくっていく

漠然としたことばが出てきたとき、さらに深く考える癖がついてい
るかどうかが、頭がよくなるかどうかを大きく左右します

なぜ、社員は社長ほどには、自社の数字に関心を持たないのでしょ
うか? なぜ、できる社員は、必ず「あといくら」とか「あと何%」
と数字を交えて話すのに、できない社員ほど、「だいたい」とか
「ちょっと」とか「売れてます」「売れません」といった漠然とし
た話し方をするのでしょうか?

◆「割合」の感覚
その数字は、全体の中でどの程度の割合を持つものなのか?
その数字が属する全体の数字はどのくらいなのか?

まず、大きな数字をとらえる。小さな数字にとらわれて大きな数字
を間違わない

定義を曖昧なまま数字を扱うのはとても危険
(例:売上原価は、仕入れたもののうち、売れた分だけの原価の数字)

◆他と比較する
多くの数字は、他社や別の国のデータと比べることによって、より
多くの意味を持ちます

三〇円という数字に対して、心理的にはさまざまなバイアスがかか
る。数字というのは、必ずしも絶対的なものではないのです

おもな数字を知るということは、自分の中に基準を持つことだった
のです。基準を持つことによって、自社や日本、世の中のことが、
より明確に見えてきます

定点観測をする:毎日、あるいは毎週など、同じ項目の数字を見続ける

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『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』小宮一慶・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596219
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◆目次◆

はじめに
第1章 「数字力」で世の中の見え方が変わる!
第2章 数字の見方 七つの基本
第3章 数字力を阻害する六つの罠
第4章 数字力が高まる五つの習慣
あとがき

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『学校の勉強だけではメシは食えない!』岡野雅行・著

2008年03月13日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4769609566

本日の一冊は、「痛くない注射針」や携帯電話の小型化に貢献した
リチウムイオン電池のケースなどで知られる「世界一の職人」、岡
野雅行さんによる一冊。

岡野さんの本はこれまでにも何冊か出されていますが、土井が読ん
だ中では、本書が最高傑作。

というのは、本書には、岡野さんのユーモラスな語り口がそのまま
活かされているからです。

以前に、日本経営合理化協会さんのカセットテープで岡野さんの講
演を聴き、「こんなにおもしろいおじさんなのか!」と驚いた記憶
がありますが、これまでの本ではその個性が完全には活かされてい
ませんでした。

※参考:『俺がつくる!《世界一の職人》』
http://www.jmca.jp/prod/1245.html

今回の本は、仕事や人生の指針としても役立ちますが、何と言って
もその語り口がおもしろい。

「今の若者はその感覚がまったくわからなかったりする。困ったも
のだ。そんなやつは、サラリーマンになったってろくに出世もしな
いし、人からも信用されないぞ。よく覚えておくといい」

「いってみれば、俺は新宿歌舞伎町の真ん中で暮らしていたような
ものなんだ。そんなところで育って、小学校の名前は何の冗談か
『更生小学校』」。

ずっとこの調子で話が進み、ところどころに世渡りのコツや仕事人
として成功するための秘訣、毅然とした態度で生きる心構えが散り
ばめられています。

既に売れているそうですが、もっと売れてほしいと思う一冊です。
ぜひみなさんも読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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今も決して忘れない言葉がある。「何か人にしてもらったら、四回
はお礼を言いなさい」という言葉だ。例えば、食事をごちそうにな
ったら、食べ終わったあとに「ごちそうさま」、翌日に「昨日はご
ちそうさま」、そして、次の週になったら、「先週はごちそうさま」、
そして、次の月になったら「先月はごちそうさま」と四回お礼を言
いなさいと

運っていうものは、結局は縁が運んできてくれるものだと思ってい
るんだ。運と縁は切っても切れないんだよ

人間関係で何が一番大切だと思う? 俺はね、最後は義理人情なん
だと思う。最初に井戸を掘ってくれた人を忘れちゃいけないんだよ。
その恩を忘れるから、水が出なくなっちゃうんだ

何かひとつでいいんだ。他の人にはできないこと、自信を持ってで
きることを習得しておくんだ

仕事っていうのは誰でもできるけれど、情報がなければモノはつくれない

俺がプレスの仕事を始めたときに決めたこと。それは親父の言うと
おり「人の仕事を盗らない」ということだった。それなら俺にもで
きる。「安すぎて誰もやらない仕事」と「技術的に難しくて他の誰
にもできない仕事」をやっていけばいいんだから。それ以来、岡野
工業はこのどちらかの仕事しか請けていない

職人はお金のことを考えて仕事をしてはいけないんだ

1000万かけて金型を作って、その出来が気に食わなければ、自
腹であと500万かける。だって自分が納得できないものは作りた
くないからな

お金を追いかけると、お金は逃げていく。反対に、仕事を追いかけ
れば、お金は嫌でもついてくるんだ

最先端のものばっかり追いかけていると基本的なものが作れなくなってくる

研究に費やすお金と時間はケチったりしたらダメだ

俺は商売っていうのは「見切り千両」だと思っている。ベストセラ
ーにしがみつかず、どこかで手放したほうがいいと思うんだ

特許が切れても誰も真似できない。こういうのを本物の特許っていうんだよ

「岡野くん、ゲンコツで商売はできないんだよ。手を握っていたら
何も入ってこない。お金は使ってこそ活きるものなんだから」
(ある社長の言葉)

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『学校の勉強だけではメシは食えない!』岡野雅行・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4769609566
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◆目次◆

まえがき もっとはみ出して、人がやらないことをしよう!
1章 「人間関係のカラクリ」がわからないキミたちへ!
2章 「自分の夢のかなえ方」がわからないキミたちへ!
3章 「どんな仕事についたらよいか」がわからないキミたちへ!
4章 「成功するためのプラスα」がわからないキミたちへ!
5章 「アイデアの出し方」がわからないキミたちへ!
6章 「人生の壁の乗り越え方」がわからないキミたちへ!

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『ウェブ時代5つの定理』梅田望夫・著

2008年03月12日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163700005

本日の一冊は、シリコンバレーで数多くのカリスマ起業家に触れ、
自らも起業家として、また著者として活躍してきた梅田望夫さんが、
シリコンバレーで学んだ名言とその思想、哲学を語った一冊。

アップルを奇跡の完全復活に導いたスティーブ・ジョブズをはじめ、
アマゾン創業者のジェフ・ベゾス、著者のメンターであるゴードン
・ベルなど、ITで歴史を切り拓いてきた偉人たちの言葉が、著者
の解説つきで紹介されています。

いずれの言葉も、シリコンバレーに伝わる名言であり、読むだけで
アントレプレナーシップが湧き起こってくる言葉ばかりです。

著者を起業に導いた言葉、シリコンバレーの若者たちに生き方の指
針を教えた言葉、倫理を、そして志を教えた言葉…。

いずれの言葉も、それを発するビジョナリーたちの強い信念に支え
られた言葉であり、それだけに読む者に強い感銘を与えてくれます。

人間を信じること、その人間の持つ創造性を信じること、創造性が
生み出した技術を信じること、そしてそれらを信じるに足る文化を
つくること…。

人類が今後、進歩・発展していくために必要なことのすべてが、本
書には詰め込まれています。

梅田さんらしくない文体が唯一の不満ですが、それを除けば、じつ
に読み応えのある一冊です。

これからのビジネス・キャリアの指針として、また生き方の指針と
して、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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世界がどう発展するかを観察できる職につきなさい。そうすれば、
「ネクスト・ビッグ・シング」が来たときに、それを確認できる位
置にいられるはずだ。――ロジャー・マクナミー

「世の中を良くする」といえば福祉や慈善事業や非営利組織を思い
浮かべがちですが、それだけでなく、企業が企業ならではの強さと
スケールを思う存分活かして理想を追求すれば、世の中はもっと良くなる

最高の倫理観を持って、物事に対してオープンで正直であれ。そし
て隠し事をしてはいけない。――スティーブ・ウォズニアック

明らかに世界は「良い場所」になっているよ。これまでは大金を持
った大きな組織の人たちでなければできなかったことも、個人がで
きるんだから。――スティーブ・ジョブズ

間違った人を雇ってしまうくらいなら、五十人面接しても誰も雇わ
ないほうがいい。会社の文化は計画してつくられるものではなく、
初期の社員たちから始まって、徐々に発展していくものだ。
――ジェフ・ベゾス

Aクラスの人は、Aクラスの人と一緒に仕事をしたがる。Bクラス
の人は、Cクラスの人を採用したがる。――シリコンバレーの格言

トップレベルのチームはマネジメント重視でなく行動重視でなけれ
ば駄目だ。――ゴードン・ベル

ファクト・ベースの意思決定であれば、いちばん若い下っ端の人間
が、いちばん上の者を議論で打ち負かしてしまうことができる。
――ジェフ・ベゾス

ネットが負けるほうに駆けるのは愚かだ。なぜならそれは、人間の
創意工夫と創造性の敗北に賭けることだから。――エリック・シュミット

世の中を大きく変えるイノベーションは、一〇%良くなったとか二
〇%良くなったとかいうレベルでは駄目。一ケタ、二ケタの差異が
出るような、「一〇〇倍良くなった」と感じられるような斬新さが
なくてはならない。それは唯一、科学の力によって生み出される

◆グーグルでの採用ポイント
1.地頭がいいこと 2.実績 3.コミュニケーション能力
4.グーグリネス

新しい世代の新しい流儀を否定せずに応援すること、それが大人た
ちに求められる真のマネジメント力です

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『ウェブ時代5つの定理』梅田望夫・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163700005
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◆目次◆

まえがき――私の勉強法
第1定理 アントレナーシップ
第2定理 チーム力
第3定理 技術屋の眼
第4定理 グーグリネス
第5定理 大人の流儀
あとがき――私の最終定理

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『おもてなしの経営学』中島聡・著

2008年03月11日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756151345

本日の一冊は、かつてアスキー・ラボラトリーズの一員として数多
くのプログラム開発に携わり、マイクロソフト日本法人設立にも参
画、現在は人気ブログ「Life is beautiful」の管理人として知られ
る中島聡さんが、新しい切り口からITビジネス成功の秘訣を語った一冊。

タイトルにある「おもてなし」とは、もともとは、著者の知人から
寄せられた「User Experienceは『おもてなし』だと思っています」
というコメントからきたコンセプト。

なぜアップルがマイクロソフト、ソニーより熱烈なファンを抱えて
いるのか、なぜ世界トップクラスのエンジニアを抱えるグーグルが
YouTubeを約2000億円の高値で買収しなければならなかったのか、
その理由が書かれています。

また、自動車業界におけるGMの失敗を例に出して、クラフトマン
シップ不在のIT業界へ警鐘を鳴らしたりもしています。

後半には、西村博之さん、古川享さん、梅田望夫さんと著者の対談
が用意されており、今後のIT業界の経営を考えるヒントがいくつ
も見つかります。

対談のボリュームがかなり多く、もっと著者の分析・洞察を読んで
みたかった気がしますが、全体的には有用な一冊です。

IT業界の動向に興味のある方、モノ作りのヒントを得たい方は、
ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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技術を極めた先にあるもっとも大切な差別化要因が、実は機能の豊
富さや知的財産ではなく「おもてなし」

要素技術も大切なのだが、もう少しトータルに見たユーザー・エク
スペリエンスの向上を考えたものづくりをしない限り、デジタルデ
バイドのギャップは広がるばかりだ

YouTubeもグーグルビデオも、「ユーザーがビデオを共有する」と
いう機能面で見れば本質的に同じサービスである。唯一の違いは、
そのサービスを使う人たちに対する「おもてなし」。グーグルがフ
ォーマット変換などの機能面での充実に力を入れていたのに対し、
YouTubeが力を入れたのは「共有のしやすさ」だ

「マイクロソフトのプロダクツにはソウル(魂)がない」(アップ
ル・ニュートンのチーフアーキテクト、スティーブ・キャップス)

私の知り合いにiPod nanoを持って以来、強烈なアップルファンに
なった人がいるが、彼に言わせると、iPod nanoを持って最初に感
動したのがシリアル番号が金属ケースに彫り込まれていることだっ
たという

IPTV市場が立ち上がるまではまだ数年かかると思ってまちがい
はないが、その意味では、現在の段階でApple TVをビデオレンタル
サービスとの組み合わせで世の中に出し、IPTV市場を立ち上げよう
としているアップルの戦略には注目しておくべきだ

大企業はその膨大な資金・人的リソースを最大限に活用して、小さ
な企業が真似したくても真似できないような大プロジェクトに取り
組むべきだというのが、ビル・ゲイツの言いぶんだ。その結果、マ
イクロソフト内で生じたのは開発と研究の間の大きな溝である

GMが根本的に見過ごしていたのは、工場で働く熟練工のクラフト
マンシップの重要性である

昨今、ウォーターフォール型に対抗したアジャイルな開発スタイル
がエンジニアたちの間でもてはやされるのは、まさにこのクラフト
マンシップを発揮して市場が必要とするものを効率よく作りたいと
いう彼らの叫びである

日本のソフトウェア産業の問題は、中島さんのようにギークとスー
ツの「中間」にいるような人間が非常に少ないこと(梅田望夫)

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『おもてなしの経営学』中島聡・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756151345
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◆目次◆

はじめに
第1章 おもてなしの経営学
第2章 ITビジネス蘊蓄
第3章 特別対談
PartI 西村博之 ニコニコ動画と2ちゃんねるのビジネス哲学
PartII 古川 享 私たちがマイクロソフトを辞めた本当の理由
PartIII 梅田望夫 「ギーク」「スーツ」の成功方程式
あとがき

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『将の器 参謀の器』童門冬二・著

2008年03月10日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413092147

本日の一冊は、2001年に出され、人知れず売れ続けてきた、リーダ
ーシップに関するロングセラーです。

最近になって突然売れ行きが伸びているらしく、どうしたことかと
思い、読んでみたら、なるほど今、マネジメントの現場で求められ
ていることがズバリ、書かれています。

著者の童門冬二さんは、かつて東京都庁にて広報室長、政策室長等
を歴任した人物で、歴史を題材にしたリーダーシップ論で定評のある方です。

本書は、その童門さんが、名将として知られた徳川家康や武田信玄、
名参謀として知られた豊臣秀吉、安藤直次らを取り上げ、その見事
な手腕とリーダーシップを論じた一冊。

人の心を動かす上で欠かせない人間愛と、洞察力、正しいことを行
う決断力に、思わず頭が垂れる、そんな一冊です。

なかでも心打たれたのは、有望な若者を雇おうとする重役たちを制
して、「うちの若者をもっと育てることの方が先だと思う」と述べ
た加藤清正、リスクを冒して主人に諫言した安藤直次のエピソード。

将たる器とは何か、参謀たる器とは何か、深く考えさせられる、そ
んな内容です。

今はまだ自分の器が見えない、と迷う若いビジネスパーソンにこそ、
ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「人育ては、まず人を見ることから始まる」武田信玄

この、「どんな人間にも必ずひとつは見所がある」という態度が、
部下がかれに対して、「この大将のためなら、川中島で戦死しても
いい」と思う忠誠心を生んだに違いない

「その若者が優秀だということはよく分かる。しかし、他からきた
若者を優秀だ、優秀だといえば、いま熊本城にいる若者たちはみん
なぼんくらで、役に立たないということになってしまう(中略)お
まえたちがその若者を採用したいという気持ちはよく分かるが、わ
たしはうちの若者をもっと育てることの方が先だと思う。かわいそ
うだが若者は断われ」(加藤清正)

人間というのは、人によっていうことが許されたり許されなかった
りする。つまり、「この男のいうことならしかたがない」という”
なら”という気持ちがあるかないかによって反応が違う。どんなに
立派なことをいっても、相手に対する敬愛の念がなければ、何をい
ってもダメだ

知型人間は頭脳の働きによって自分の行動を決める。したがってこ
ういうタイプの人間にとって大切なのは、「何をやっているか」で
あり、同時に、「何のためにこのことをおこなうのか」という目的
意識の把握である。反対に「情型人間」は、ハートに受けたインパ
クトによって行動を決定する。となると、「何をやっているか」よ
りも「誰がやっているか」という相手の人間性が問題になってくる

◆労働の動機づけ三つの条件
・自分は何のためにこの仕事をしているのか
・自分のやった仕事は、どれだけ組織あるいは社会に対して役に立ったのか?
・それに対して、組織はどういう評価をしてくれたのか?

「彼らは、きっと今晩から工事を始める。それなのに指揮者のオレ
が、オレだけ寝ていたのでは彼らに悪い」(木下藤吉郎)

正しく生きたいというのは、社会正義がおこなわれ、それが社会の
合意として守られているということである。とくに偉い人ほどこの
合意を守らなければ、下の者は上部不信となり社会が乱れる

いい参謀というのは、こういうように、「主人に思いきって諫言す
る」という勇気のある人間のことだ

すべての人に道標を与えることがトップの役割

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『将の器 参謀の器』童門冬二・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413092147
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◆目次◆

はじめに
1章 将たる器とは
2章 参謀たる器とは
3章 前例をあえて打ち破る
4章 時代の先を読みきる

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『賢者の海外投資術』橘玲・著

2008年03月09日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447800384X

本日の一冊は、「海外投資を楽しむ会」創設メンバーの一人であり、
作家としても活躍中の海外投資家、橘玲さんによる待望の新刊。

最近は、小説や入門書が多かっただけに、久々に出される実践の書
ということで、俄然期待が高まっています。

で、その内容はというと、「読み応えがある」のひと言。

かつて隆盛を誇り、日本でもメディアに注目されたプライベートバ
ンクの凋落に始まり、モダン・ポートフォリオ理論とアセット・ア
ロケーションの説明、そして個人がプロ並みの投資ができるように
なった金融2.0のコンセプトの説明…。

「全資産を株式に投資すべき」「国民年金を廃止しよう」など、か
つて「ゴミ投資家」のコンセプトを世に出し、一世を風靡した著者
らしい、尖った主張が目を引きます。

さすが海外投資の第一人者だけあって、エマージングマーケットの
話から日本では販売されていないマニアックな海外ファンドまで、
幅広く網羅されています。

また、ヘッジファンドのしくみやタックスヘイブン、海外移住の話
など、単なる投資を超えて、人生設計まで話が及んでいる点が注目
に値します。

現在、日本株の低迷で、資金をどこに投資すればいいのか迷ってい
る方は多いと思いますが、そんな方に海外投資への扉を開いてくれ
る、そんな内容です。

人生を有利に生きていくためにどのような戦略を取ればいいのか、
具体的な戦術と商品まで含めて紹介した、じつに刺激的な一冊。

最近読んだ投資本のなかではピカイチですので、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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バブル崩壊から現在まで、日本の株式市場の低迷をよそに、世界市
場は年率5%を超える成長をつづけた。バブルの絶頂期に日本市場
に投資された1000万円は半分になってしまったが、同じ資金を世界
市場に投資していれば3倍以上になっていたはずだ

◆金融資産に比べて人的資本が圧倒的に大きい場合の投資の基本法則
1.全資産を株式に投資すべきである
2.投資にはレバレッジをかけるべきである
3.全資産を海外資産で保有すべきである

投資パフォーマンスに関しては、過去の実績から世界株ポートフォ
リオの平均リターンを8%、リスクを20%とすると、この投資から
1年間で12%以上の損失をこうむる可能性は約16%(6回に1回)、
32%以上の損失可能性は2.5%になる

日本の投資家がオリジナルの世界株ポートフォリオをつくろうとす
ると、海外のETFに活路を求める以外にない

ポートフォリオに中小型株や低PER株を加えることでリスク・リ
ターン比が改善することはよく知られている

1980年代から世界的にエマージング投資に注目が集まるようになっ
たのは、「結局のところ、株価はその国の経済成長率以上には上昇
しない」との理論が説得力をもって唱えられたからだ

ADRを利用すれば、わざわざ現地の証券会社に口座を開設しなく
ても、アメリカ市場で世界の優良銘柄を取引することができる

世界最大規模のガス供給会社ガスプロム(GAZ)、ロシア最大の
石油会社ルクオイル(LKOD)は、いずれもロンドン市場にGD
Rを上場している

・デフレによって物価が下落すれば為替は高くなる
・名目金利の低い通貨は上昇する

低金利の円で借り入れた資金を高金利の外貨建てで運用するのは、
ヘッジファンドの定番となった円キャリートレードである。だがい
まや、それと同じ戦略的投資をミセス・ワタナベやミセス・キムが
行なうようになり、それが理論的にはありえない円安を演出してきた

私たちはいずれ、モンスターと化したミセス・ワタナベを通して、
ゼロ金利と量的緩和が亡国の政策であったことを思い知るにちがいない

90年代の日本では、不動産が下落すれば投資家は投げ売りする以外
なす術はなかった。だがいまでは、不動産の下落リスクはREITの空
売りで簡単にヘッジできる

マネーがボーダレスにもっとも効率よく資金運用できる”理想の地”
を目指すように、個人も軽々と国境を越え、人生設計を最適化でき
るようになった

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『賢者の海外投資術』橘玲・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447800384X
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◆目次◆

はじめに 金融2.0という革命
序章 さよなら、プライベートバンカー
第1章 究極の投資VS至高の投資
第2章 誰もがジム・ロジャーズになれる日
第3章 ミセス・ワタナベの冒険
第4章 革命としてのヘッジファンド
第5章 タックスヘイヴンの神話と現実
第6章 人生設計としての海外投資
終章 億万長者になるなんて簡単だ
あとがき

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『100%幸せな1%の人々』小林正観・著

2008年03月08日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806129372

本日の一冊は、「10年愛」受講生から教えてもらった本で、ベスト
セラー『「そ・わ・か」の法則』の著者、小林正観さんによる新刊。

※参考:『「そ・わ・か」の法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763197479/

「私は昔も今も、ガチガチの唯物論」と言いながらも、ちょっとス
ピリチュアルな内容ですが、人生をしなやかに生きるには必要な考
え方がいくつも並んでいます。

どうしたら仕事や日常生活を「幸せ」につなげることができるのか、
辛いことが起きても辛いと思わずにすむのか、そのヒントが書かれ
ています。

なかでも土井が気に入ったのは、以下の2フレーズです。

「人に迷惑をかけたくない」と意気込むより、「迷惑をかけながら
でしか生きられない」と思い、まわりのすべてに感謝する

「おいしい」という「幸せ」を味わうためには、どうやら「空腹だ」
という「不幸」を味わわねばならない

頑張って強くなっても、折れてしまっては元も子もない。竹のよう
なしなやかさを持って生きるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「今まであたりまえだと思っていたこと」に感謝することができれ
ば、日常生活は「幸せ」に満ちていることに気がつく

今この瞬間に、自分に起きたことやこれから起こることは、「すべ
て自分が成長するために必要だった(った)」と、受け入れさえす
れば、手に入るものなのです

「事故が起きた」ことと「つらい」ということは別

自分以外の人を自分の思い通りにするより、まるごと受け入れてし
まう方が人生はラクになる

幸せというのは、「努力をしたら手に入るもの」ではありません

「人に迷惑をかけたくない」と意気込むより、「迷惑をかけながら
でしか生きられない」と思い、まわりのすべてに感謝する

戦わないで、争わないでいると、敵がいなくなって「無敵」になる

問題を問題としない人格、まったく気にしない人格というものを作
り上げることが、すべての問題の根源的な解決につながっている

「許す」の語源は「緩ます」。自分で自分を許すことができたら、
他人をも許すことができる

人間の生きる目的とは「頼まれごと」の人生を送ること。すなわち
「人に喜ばれる存在」になること

すべての人が絶対的な価値を持って「幸せだ」と思えるものは、地
球上には存在しない

「幸せ」と「不幸」はワンセット。独立しては存在できない(中略)
「おいしい」という「幸せ」を味わうためには、どうやら「空腹だ」
という「不幸」を味わわねばならない

「念ずる」とは、ただひたすら今を大事にする心であり、今、目の
前の人を大事にし、今、目の前のことを大事にすることに尽きる

お金は、出るほうが先、入るのがあと。喜ばれるように使ったお金
は、倍返しで自分のところに返ってくる

お金に困らない人は、「いつ、どのようにお金を使うと喜んでもら
えるか」を常に考えている

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『100%幸せな1%の人々』小林正観・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806129372
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◆目次◆

第1章 すべてを受け入れる
第2章 感謝の魔法「ありがとう」
第3章 否定しない・怒らない
第4章 宇宙の法則
第5章 イライラする人、させる人
第6章 病気は体からのメッセージ
第7章 この子はこの子のままでいい
第8章 「お金」に好かれる方法
第9章 神様からのメッセージ

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