平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

憲法記念日~朗報! 改憲賛成が27%に激減。9条の意義を理解する人も増えた!(ネットの反応)

2024年05月03日 | 事件・出来事
 憲法記念日。
 毎日新聞の世論調査では、改憲賛成27%に激減!
 2年前は44%だったので17%の下落だ。
 ちなみに反対は増えて52%。2年前は35%だった。

 良いことである。
 ネットの反応も安倍晋三氏が首相をやっていた頃とは大きく違って来ている。
 以下はネット民の反応。
 なぜ改憲反対が増えたかがよくわかる。
 ……………………………………………………………………………

・どうして改憲が必要なのかの目的が曖昧だからな

・改憲で何を実現したいのか? 抽象的でフワっとしてるんだよな

・改憲が目的化してるからね

・そんなことより国内経済をはよ立て直せや

・自民が推進する改憲なら日本人にとって害

・支配者の改憲はいかに民衆の人権を無くして行こうかって事だからな

・安倍支持者が「憲法が国家権力を縛るためのものなどという考えは古い考え方だ!現代の憲法は国民の権利を縛るためのものだ!」と主張していたのは狂気的だったな

・主権在民や生存権守ってから言えと国民に言われそう

・国民を奴隷にしたいだけだろ

・今でも権力の側の人達が好き放題やってるのにこれ以上やらせるかよって人は多いだろ

・政府与党と国会議員の権力を大きく下げる改憲なら賛成するわ

・改憲したら、米兵の代わりに日本兵が前線にいくことになるぞ

・ウクライナが徴兵したからな
 日本も戦争になったら自衛隊だけじゃなくて俺たちも闘うハメになる

・Z世代が鉄砲玉にされるだけだからな

・ウクライナ、ガザと戦争やってて、台湾が危ないと現実性が高まってくると
 忌避する感情が強くなるだろうね

・日本は戦争すら出来ない脆弱な国です。ですから改憲は危険だと思います

・戦争になったら下級国民の大半は真っ先に裏切りそう

・ネトウヨババア
「私はもう年寄りだが、せっかくだから大きな花火を上げて死にたい。
 日中戦争がはじまるところが見たい。思い出づくりがしたい」
 これがネトウヨの正体

・まあネトウヨって
 安倍のする事全て正しいの
 自分の考えなしの宗教だったし
 神がいなくなればこんなもんか
 今はトランプのする事全て正しいになってるだけ

・ウクライナに無尽蔵に兵器を送り、
 アメリカの軍事産業だけがバブルになるのを憲法が防いでくれた
 それだけでもこの憲法に価値がある

・ウクライナに首を突っ込み、ロシアに喧嘩売っているアメリカの手先の岸田文雄

・ロシアvsウクライナとか
 イスラエルvsハマスとか
 日本にとって全く関係無い無意味な戦争に首を突っ込まないための根拠として
 9条はありかもと思うようになってきた

・日本に憲法九条があって良かったよ。
 安倍、菅、岸田みたいなバカ総理によって、善良な国民が戦場に送り込まれなくて済むからね

・9条とは、戦争したがる戦犯の末裔の暴走を抑えるものです
 ……………………………………………………………………

 素晴しい!
 やっと9条の意味を理解してくれる人が増えてくれた。

 そもそも憲法9条は「専守防衛」を禁じていない。
 仮に攻め込まれれば粛々と撃退するだけ。
 というか、
 日本は島国だし、米軍だっているから他国は安易に攻め込まないし、
 資源のない、老人ばかりの国で、取ってもあまりメリットがない。
 あるとすれば、水資源と太平洋への港ができるくらいかな?
 でも人口1億人の占領統治はコストが大変。

 一方、米国に対しては
「憲法9条があるからあなたの戦争におつき合いできないんですよ」
 と言い訳できる。

 周辺国に対しても
「憲法9条があるからあなたの国に攻め込みません」
 と説明できる。

 憲法は「権力者の暴走」を縛るものであって、
 具体的に言えば、ロシアのプーチンやイスラエルのネタニヤフを登場させないためにある。

 繰り返すが、憲法9条の意義を理解してくれる人が増えて本当によかった!
 まあ、安倍晋三氏が「部分的な集団的自衛権」を通し、
 岸田首相が「敵基地攻撃能力」を認めてしまって、
 現在はかろうじて踏みとどまっている状態なのだが……、


※関連サイト
 改憲「賛成」27% 2年連続で減少 毎日新聞世論調査(ニュー速)

コメント (2)
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ゴールデンウィークに「円安」について考えた~つまるところ、魅力的な商品、食料・エネルギー自給率のUPかな?

2024年05月02日 | 事件・出来事
 ゴールデンウィーク!
 街に出れば外国人観光客がいっぱい。
 それもそのはず。
 1ドルを160円で交換できるのだから。
 十数年前は1ドルを交換しても80円だったから実に2倍。
 おまけに日本は外国人にとっては物価が安い。
 外国人にとっては自国の2分の1~3分の1の物価だ。
 おまけにレストランで食事をしてもチップは要らない。

 一方、日本人が外国に行く場合はどうか。
 1ドルを交換するのに160円かかる。
 十数年前は80円で済んだのに。
 160円を持っていけば2ドルに交換できた。
 おまけに外国は物価が高い。
 日本の2倍~3倍だ。
 だから日本人にとって海外旅行は遠い世界になってしまった。

 国内旅行も旅館やホテルは外国人価格で設定されているので、
 以前のように1万円~2万円で泊まれる宿などない。

 これを世間では『円安』というが、『円弱』と呼ぶ識者もいて、なるほどと思った。
 ………………………………………………………………………………

『円弱』は海外での買い付けにも支障が出て来た。

 たとえば海外の豚肉の買い付け。
 1匹1000ドルで売っている豚があったとする。
 1ドル80円の時代は8万円で買い付けできたのだが、
 1ドル160円の時代では16万円で買わなければならない。

 電気をつくり、自動車を動かすための原油も同様。
 パンやうどんの小麦も同様。
 これでは物価が上がるわけだ。

 これからの時代──世界は「エネルギーと食糧の奪い合い」になる。
 こんな状況で『円弱』『円安』はマイナスでしかない。
 まして、日本は『食料』も『エネルギー』も自給できない国だ。
 こんな国が自国通貨を弱くするのは、自ら首を絞める行為と言える。

 だから、こんな人も出てくる。

 

 海外に出稼ぎにいく人だ。
 もちろん現地の物価は高いので43万円がまるまる残るわけではないのだが、
 出稼ぎに行く人は今後も増えて行くだろう。
 …………………………………………………………………………

『円安』『円弱』のプラス面に関しては以前書いたので、ここでは省略するが、
 日本の企業は為替の差益で儲けるのではなく、
 1ドル80円で輸出しても海外で買ってもらえる商品を製造する努力をすべきだろう。
 この10年、為替差益で儲けることができたので企業は魅力的な商品をつくる努力を怠ってしまった。

 円高でも海外の人が欲しがる製品をつくり続ける国。
『強い国』とはそういう国である。

 あと、『強い国』の要素として、つけ加えるとしたら、
『食料自給率』『エネルギー自給率』の高い国である。
 食料とエネルギーを自給できれば、自国で完結できるので、世界の為替相場に大きく左右されない。

 こんな国のビジョンを提示できる政治家・官僚・経営者はいないのかな?
 大企業の経営者は、人口減で縮小している国内を見限っている気がする。

 ここまで『円安』について書いて来たが、『円安』『円高』にはそれぞれプラスとマイナスがある。
 輸出にも国内物価にも有利な円の適正相場ってどれくらいだろう?
 1ドル110円~120円くらいだろうか?
 現在は150円~160円を推移しているから、ここに戻すのは大変なことだと思うが……。

 ただ日本が上記のような『強い国』に再生できたら、円買いが加速して円の価値が自然と高まる。
 だから解決方法は──
 政府~「食料自給率」「エネルギー自給率」を高めること。
 企業~「魅力的な商品」をつくること。
 この基本しかない。
 今までもこれを目指していたと思うが、実現できていないのは政府と企業に問題があるからだ。
「為替」や「金融」や「安い人件費」といった小手先の方法で、何とかなる状態ではない。

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立憲民主党よ、補選勝利で喜んでいる場合ではない~上川陽子総理大臣で一気にひっくり返るぞ

2024年04月30日 | 事件・出来事
 衆議院補選選挙で立憲民主党が勝利。
 まずはよかった!
 でも、ここからが勝負だ。

 今回の勝利は「裏金問題(脱税)」と「岸田首相」に拠るもの。
「裏金問題」は衆議院総選挙がおこなわれる時期には忘れられているかもしれないし、
「岸田首相」は、岸田氏が辞めて他の人物が自民党総裁になれば解消される。

 以前も書いたが、僕は現外務大臣の上川陽子氏が総理になれば自民党は勝利すると考えている。
 自民党のシナリオとしては──
・9月の総裁選で上川氏が総裁に。
・国会の首班指名で「上川総理大臣」が誕生。
・上川総理大臣の正当性を問うために解散総選挙→自民党勝利。
 という流れだろう。

 先日、麻生太郎氏が米国のトランプと会談したが、これは上川総理大臣の布石。
 同じ宏池会の系譜だし、麻生氏は上川陽子を次の総理と考えている。
 今回、安倍派(清和会)の力を削いだのもそのためだろう。

 今回、立民に投票した人も、今回が補選だったからで、
 政権交代が起こるかもしれない総選挙だったら、立民への投票をためらうかもしれない。
 ………………………………………………………………………

 だから立憲民主党は政権を取った時の構想を全面に打ち出してほしい。
①政権を取ったら、どんな布陣の内閣が誕生するのか?
②経済政策は?
 現在の円安をどう考えるのか? 消費税をどうするのか?
 現在の物価高をどう解消するのか?

 でもなあ……。
 僕が知るかぎり、立民の経済政策の方向性は自民党と変わらないんだよな。
 消費税減税には否定的。
 財政再建論者。
 円安に関しては、どこが政権を取っても対応は同じだろうし……。

 自民党と違う点は、集めた税金の配布先だ。
 自民党は税金を「大企業」と「お友達」にバラまくが、立憲民主党はそれはしなさそう。
「国民」に対する配分は多くなるだろう。
 まあ、この点だけでも自民党よりははるかにメリットがあるのだが……。

 日本維新の会は失速か?
 グダグダの「万博運営」で政権担当能力がないことが露呈してしまった。
 コロナ対応でも「大阪ワクチン」「イソジン」「雨合羽」と失敗だらけ。
 基本、新自由主義の政党だから、行政サービスをどんどん切りまくる→つまり弱者切り捨て。
 そして馬場代表が象徴するように、何よりも下品。

 国民民主党もな。
 あっちへ行ったりこっちへ行ったり、何をしたいのかわからない。
 だから、どんどん人が抜けていく。
 …………………………………………………………………………

 僕は「消費税減税」を打ち出している政党に投票する。
 具体的に言えば「れいわ新選組」。
 立憲民主党が「消費税減税」を政策にするのなら立民に入れる。
 なぜなら「消費税減税」こそが一番の経済対策だと考えているから。
 仮に食品だけでも消費税が0%になれば、助かる人は多いと思うんだけどなぁ。

 ちなみに、以下が今回の東京15区の選挙結果。

・酒井菜摘 49,476票(得票率29.0%)
・須藤元気 29,669票(得票率17.4%)
・金澤結衣 28,461票(得票率16.7%)
・飯山陽  24,264票(得票率14.2%)
・乙武洋匡 19,655票(得票率11.5%)
・吉川里奈   8,639票(得票率 5.1%)
・秋元司    8,061票(得票率 4.7%)

 無所属の須藤元気氏が2位になったのは、地元に密着しているせいもあるが、
「消費税減税」を政策で打ち出したことも大きいと思う。

コメント (6)
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「光る君へ」 第17回「うつろい」~あわれ道隆、権力への妄執で修羅の世界へ。安らぎは妻・貴子との日々。

2024年04月29日 | 大河ドラマ・時代劇
 道隆(井浦新)の退場。
 その死は、猜疑と哀願と強権──中関白家の権力の維持、権力への妄執に終始した。
「お前と道兼はなぜ手を組んである? まさかわしを追い落とす気か?」
「わしが死んでも酷なことはしないでくれ。伊周を、わが家を頼む」
「御子を、御子を産め!」
「伊周を、関白に!」
 道隆の心の中は強風が吹き荒れ、決して穏やかでなかっただろう。
 権力に固執したせいである。
 一条天皇(塩野 瑛久)には、伊周(三浦翔平)が内覧になることを即時求めて、
「下がれ!」
 これはショックだっただろう。
 あわれ道隆……。

 こんな道隆が、唯一穏やかだったのは妻・貴子(板谷由夏)に手を取られて昔話をした時。
 貴子の歌が身にしみる。
『わすれじの行末まではかたければ 今日をかぎりの命ともがな』
(この幸せがいつまで続くか分からないので、幸せな気持ちのまま今日死んでしまいたい)
 兼家(段田安則)の時にもそうだったが、人の幸せとは何なんだろう? と考えてしまう。

 それにしても井浦新さん、圧巻の演技である。
 ちなみに道隆の病は「飲水病(いんすいのやまい)』=糖尿病らしい。
 ……………………………………………………………

 一方、反道隆派は動き出す。

 詮子(吉田羊)は道兼(玉置玲央)を次の関白にすべく暗躍する。
 理由は、伊周より道兼の方がマシだから。
 これに対抗するのが定子(高畑充希)。
 伊周が内覧になるべく動き出す。

 実資(秋山竜次)は相変わらず正論の君子。
 伊周が壁になって、自分たちの意見が一条天皇に届かないことに関して
「わしは間違ったことを申しておらぬ」
 素晴しい!
 こういう官僚が現代にもいてほしい!

 一条天皇もこれを聞いて、考えを改めた様子。
「伊周のことを朕は嫌っておらぬ。だが、若すぎる」
 自分が道隆の傀儡であったことを、一条天皇は気づいてしまった。

 道長(柄本佑)はこうした政争からは距離を置き、疫病から民を救うことに専心している。
 悲田院の増築について、道隆に却下され怒鳴られても「それでもやらねばならぬ!」
 結局、倫子(黒木華)の財で増築をすることを決めた。
 倫子さま、なかなかの人物である。
 道長の心が別の女にあることを知っているにもかかわらず、強く問いつめることをせず、
 それどころか道長を援助した。

 倫子さまの話が出たので、話題を女性に移すと、
 明子(瀧内公美)はすっかり道長の虜になってしまったらしい。
 お腹の子を入内させるという兄の目論見を否定して、道長の子をもうけたことのみを喜んでいる。
 個人的には明子さま推し、というか瀧内公美さん推しなので、ぜひ幸せになってほしい!

 清少納言(ファーストサマーウィカ)は斉信(金田哲)とつき合い始めた。
「深い仲になったからといって、自分の女みたいに言わないで」
「そういうことネチネチ聞くあなた、本当に嫌」
 清少納言、実にたくましい!

 そして、まひろ(吉高由里子)。
 道長が悲田院から運んで来て、一晩中看病したことを聞いて嬉しそうな様子。
 でも昔のように情熱的に突っ走ることはしない。
 冷静に現状を見ている。
 道長が民の救済のために動いていることを聞くと、かつて道長が言った言葉を思い出した。
「地位を得て、まひろが望む世をつくるため精一杯努めようと思うておる」
 もはや、まひろと道長は「望む世をつくるための同志」なのだ。
 道長は、まひろの容態を聞きにいかせたり、まだ未練があるようだが。

 そして、まひろ。
 さわ(野村麻純)がまひろの手紙を書き写して勉強していたことを知った。
 本作では、まひろが中国の古典を書き写す場面がよく出て来るが、
『書き写す』は重要なモチーフなのだろう。
 おそらく、まひろは女性たちに書き写してもらうために『源氏物語』を書く。
 書き写してもらうことで女性たちは学び、世の中を知っていく。
 漢文はハードルが高いが、和文の物語なら入りやすい。
 まひろの『源氏物語』への模索は続いている。

コメント (8)
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円安加速!~経済のシロウトなりに考えた「円安」と「日本経済の現状」

2024年04月26日 | 事件・出来事
 円安が止まらない。昨日は155円76銭。

 安倍政権以来、日本は円安政策をとってきたわけだが、
 今回はネットの言葉を中心に『円安』について考えてみよう。
 ……………………………………………………

 『円安』のメリットはこうだ。
 ネット民、いはく

 今こそ輸出産業
 日本企業は国内に製造拠点を作りガンガン作って海外に売りまくれ
 爆益で笑いが止まらないぞ
 モノ作り日本の再来だ


 たとえば、海外で100ドルで売れている日本製品があるとしよう。
・1ドル80円の円高の時は、 80円×100ドル=8000円の収益
・1ドル150円の円安の時は、150円×100ドル=15000円の収益
 円安になれば円高の時より7000円も収益がUPする。
 7000円も利益が上がるのだから割引して製品を80ドルで売ることもできる。
 円安になれば、輸出企業が儲かるというのはこういうことだ。

 まあ、日本は資源がない国なので原材料を輸入しなければならず、
 円安だと原材料費は高くなるので純利益は7000円にはならないのだが……。
 巷では適正な円価格は110円~120円と言われている。

 とはいえ、昭和の時代は1ドル360円、240円の時代があって、
 これが日本の高度経済成長の原動力になったのだが、昭和と令和では大きな違いがある。
 ネット民、いはく

 高度経済成長期も確かにかなりの円安だったけど、経済に勢いあったからなあ

 昭和の時代、日本製品は優秀で海外はどんどん買ってくれた。
 だが現在は他国も同じようなクォリティの製品(特に家電)をつくっている。
 あるいは──

 家電敗北、半導体敗北、IT出来ない
 世界から欲しいと思われる新技術やアイテムが無いと
 ほんと落ちたなあ


 海外で売れる日本製品が自動車以外、なくなっている……。
 日本は半導体、IT後進国だ。

 30年前と違い、もう若者はすくねーんだわ

 労働者不足。
 つまり、いくら国内に工場をつくって輸出で儲けようとしても働き手がいない。
 政府や経済界が「外国人労働者の確保」「少子化対策」「労働力の移動」に躍起になっているのは
 そのためだ。

 国内では資源が採れない
 資源を輸入してた国が軒並み発展しちゃった
 円安で輸入品がすべて割高に
 これでどうやって輸出品で黒字出すのよ


 先程書いた円安による輸入原材料の高騰の件だ。
 円安だと、石油も鉄鉱石も高く買わなければならない。
 確か現在の日本の貿易収支は赤字だった気が……。

 絶好調の大企業は海外に工場ある企業だけだぞ。

 海外での現地製造・現地販売。
 確かTOYOTA以外の自動車メーカーはこの形が主流だと理解しているが、
 この形だと円安差益の恩恵がほとんどない。
 100ドルの商品は100ドルのままだ。
 現地でお金が流れるだけで国内には環流されない。
 ……………………………………………………………

 以上が、おおまかな日本経済の現状だろう。
 これに加えて、国内での物価高騰、苦しくなる庶民の暮らしという現実がある。

 では、どうするか?

①円を適正価格と言われる、110円前後に戻す。
 だが、日銀も財務省も手を打てていない。
 本日(26日)、日銀の政策決定会合の内容が発表されるようだが、果たして?
 国民もちょっと才覚のある人は「ドル」を買って儲けようとするから、円安に拍車をかけている。

②「減税」に拠る内需の拡大。
「税金を取って配る」より有効だと思うんだけどなあ。
 特に自民党の場合、配るのは「大企業」や「お友達」だし……。

 さて、どうなる日本経済?

 現在の日本のひとりあたりのGDPはアジアで9位。
 世界で38位だ。
 2000年では世界2位だったのに。

 議員の皆さん、裏金をつくってる場合じゃないぞ。
 オリンピックや万博でお祭り騒ぎをやってる場合じゃないぞ。
 お祭り騒ぎは経済のカンフル剤になるかもしれないが、根本的な解決にはならない。
 防衛費UPもな……。
 必要ないとは言わないが、その何%かを経済再生のために使えばいいのに。


※参照サイト
 円安が加速 円相場 一時1ドル=155円台に 約34年ぶり (ニュー速)

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日本の衰退~僕は「個人主義者」で「愛国者」ではないのだが、こんな僕でも、この国の行く末を憂いてしまう……

2024年04月24日 | 事件・出来事
 2025年に日本のGDPはインドに抜かれて世界5位になるらしい。
 今年ドイツに抜かれて4位なったばかりなのに……。

 まあ、インドの人口は14億人だからね……。
 GDPって「国民総生産」だから。
 でもドイツは8400万人で日本より少ない。

 インドは数学やIT関連で優れた人材が豊富で、若い人も多いから、
 社会矛盾を克服して本気になったら、どんどん成長していくだろう。
 アメリカと中国、どちらの陣営にも属さない所も強みだ。

 インドについては改めて考えてみたいが、今回は「円安」の話だ。
 日本がGDPで4位で、来年インドに抜かれる背景には円安がある。
 なぜならGDPはドル建てで換算されているから。
 だから円高に戻ればGDPの順位は上がると考えられるが、果たしてそうなのだろうか?

 そもそも世界に誇れる日本の製品って何だ?
 思い浮かぶのは自動車だ。
 その他は?
 安倍政権の時に原発や新幹線(リニア)を売り込もうとしたが、いずれも失敗。
 半導体は90年代にはトップを走っていたが、今や台湾に工場を作ってもらう始末。
 コミック・アニメは海外で人気だが、市場規模は小さい。
 政府はまた「クールジャパン」をしようとしているようだが、おそらく失敗するだろう……。
 そして現在、政府が力を入れているのは武器・部品輸出……。
 インターネットの世界はgoogle、apple、amazonに牛耳られている。
 一方、中国は独自のプラットフォーム構築に躍起だ。

 よく言われていることだが、円安で大企業や輸出企業を甘やかした結果、
 企業努力や先行投資を怠り、新しいイノベーションが生まれなかったというのは本当だろう。

 観光業は「円安」の結果、潤っている。
 何しろ外国人にとって、日本はすべてが安いからなぁ。
 渋谷などの街に出れば外国人観光客がいっぱい。
 テレビを見れば、『外国人が感動した日本食・日本文化』みたいな特集をやっていて、
 われわれは「日本スゴイ!」と溜飲を下げるわけだが、
 客観的に見れば、日本人が海外旅行に行けなくなったってことだ。
 円が1ドル80円だった頃は80円で1ドル紙幣と交換できたが、
 今は1ドル150円、ほぼ2倍のお金を払わないと1ドル紙幣と交換できない。
 おまけに海外では物価が日本よりはるかに高いから、負担はさらに大きくなる。
 かつては世界の街を歩けば必ず日本人がいたという時代があったのに……。

 というわけで、現状の円安はマイナスでしかない。
 書き忘れたが、アメリカ産の豚肉が国産豚肉より高くなっている。
 つまり「円安」は物価高騰の原因となっている。
 原油も高く買わなければならないし、
 外国人労働者も日本の給料は安いのでやって来ない。

 では、日本は「円高」に戻せるのか?
 先日、日銀はマイナス金利をやめて金利を上げたが、円は下がるどころか154円に。

 現在、日本は過去の遺産を食いつぶして何とか先進国の体裁を保っている。
 過去の遺産とは──
①個人資産    2141兆円
②国・企業資産  9704兆円
③対外資産    418兆円
④外貨準備高   189,7兆円
 これを外国資本や海外投資家が狙っている。
 統一教会もこの流れに入る。

 今こそこの遺産を使って逆転しなければならないのだが、
 政府はアメリカ追随、大企業は円安で甘え、政治家は中抜き・裏金。

 僕は「個人主義者」で「愛国者」ではないと思っているのだが、
 こんな僕でもこの国の行く末を憂いてしまう。

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「光る君へ」 第16回「華の影」~優雅な貴族社会と疫病で地獄絵図の民の世界

2024年04月22日 | 大河ドラマ・時代劇
「さて、おかみ、今日はなにをして遊びましょう?」
 定子(高畑充希)が問いかけ、そのまま『枕草子』の「香炉峰の雪」のエピソードへ。
 その後はみんなで楽しく雪遊び。
 優雅な平安貴族である。

 さて、ここからが脚本・大石静さんの意地の悪い所。
 優雅な宮中を描いておいて、今度は疫病で苦しむ庶民の姿を描いた。
 宮中は遊んでいるのに、庶民は生と死の間で苦しんでいるのである。

 このことは関白・道隆(井浦新)の言動によって強調される。
 道隆の専らの関心は──定子の後宮をきらびやかにすること。定子が帝の皇子を生むこと。
 疫病が流行って民が苦しんでいるという道長(柄本佑)が具申しても
「そのうち収束する」
「穢らわしきこと」
「疫病は下々の者しか罹らないもの」
 と言って、比叡山の祈祷以外の手を打たない。
 一条天皇(塩野瑛久)が心を痛めても対応しない。
 内大臣の伊周(三浦翔平)も関心がない。

 一方、民のために動く者もいる。
 現状を知るために「悲田院」に行こうとする道長。
 道兼(玉置玲央)は
「都のことなら俺が見にいく。汚れ仕事は俺の役目だ」
 道兼、ついに覚醒!
 マイナスの人間がプラスに転じた時、キャラは最高に輝く!
 そして、まひろ(吉高由里子)。
 たねのことで悲田院に行き、治療を手伝った。

 今回のサブタイトルは『華の影』だが、
 華(優雅な貴族社会)の裏には影(疫病で苦しむ民の世界)があるのだ。

 とはいえ、
 脚本の大石静さんは「優雅な貴族社会」を完全に否定していないとは思う。
 平安貴族の文化は素晴しいし、暇や遊びが文化をつくるし、
『下々の者のことは関係ない』と考えてしまうのは当時の貴族の限界だ、と大石さんは思っている。
 権力者とはこういうものだと暗に語っているのかもしれない。
 大切なのは、これを見た現代人が現在の政治をどう考えるか?
「聴く耳を持たない」岸田首相なんかは道隆に似ているし、
 二世三世議員や、いわゆる上級国民なんかは少なからず平安貴族と同じ発想をしていそう。
 ………………………………………………………

 道長の悲田院視察は、まひろとの再会をもたらした。
 疫病に倒れたまひろを看病して、
「久しいのう。なぜあそこにいた?」
「生まれて来た意味は見つかったのか?」
「逝くな! 戻って来い!」

 道綱(上地雄輔)からまひろのことを聞いた時は動揺したし、
 相変わらず、まひろ大好きな道長である!
 一晩中看病して、明子(瀧内公美)の時とはぜんぜん違う!

 そして、まひろと道長の関係の秘密は少しずつ公然のことに。
 まず父・為時(岸谷五朗)が知ってしまった。
 倫子(黒木華)も何かに気づいてしまった。

 まひろと道長の恋愛物語は終了したかと思っていたが、
 ここでもう、ひと山作りそうな感じだ。

『宮中の権力争い』と『恋愛話』
 大きな事件のない平安時代は退屈かと思っていたが、毎回ドラマチックである。


※追記
『香炉峰の雪』について

 清少納言は『枕草子』二九九段でこんなことを書いている。
『雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子まゐりて、炭櫃に火おこして、物語などして集りさぶらうに、
「少納言よ、香炉峰の雪、いかならむ」
 と、おほせらるれば、御格子上げさせて、御簾を高く上げたれば、笑はせたまふ。
 人々も「さることは知り、歌などにさへ歌へど、思ひこそ寄らざりつれ。なほ、この宮の人には、さべきなめり」と言ふ。』

 最後の部分だけわかりづらいので現代語に訳すと、
 人々は言った。
「そのようなこと(白居易の詩のこと)は知っていて、歌などに歌うけれど、思いもよらなかった。
(あなたは)やはり、この中宮様にお仕えする人としては、ふさわしいひとのようです」
 要するに、
 定子の『香炉峰の雪』の問いかけで白居易の詩を思い出し、御簾を上げた清少納言はすごい。
 という清少納言の自慢話である。笑

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チューリップのつぼみ~緑の部屋で美しい姿で登場する準備で忙しそうです

2024年04月21日 | その他
 チューリップのつぼみです。
 昨年の秋の園芸祭で球根を買って鉢に植えて冬越し。
 4月上旬にこの形になりました。

 

 さて、このチューリップ。
 緑の部屋にこもって美しくなる支度に掛かりきりです。
 念入りに色を選んで、ゆっくりと赤いドレスをまとうと、
 一枚一枚花びらを整えています。
 彼女はヒナゲシみたいに、しわくちゃで出ていきたくなかったのです。
 そう彼女はとてもおしゃれだったのです。

 以上はサン・テグジュベリの『星の王子さま』のパクリ。
『星の王子さま』の場合はバラなのですが、バラが開花する時にこんな表現があります。
 バラを擬人化した上手い表現ですね。
 王子さまは気位の高いバラとケンカばかりして星から出ていってしまうのですが、
 チュリップのつぼみを見ていて、この描写を思い出しました。

 そして衣裳を整えて世の中に出て来たチューリップ。

 
 ※しまった! もっと違うアングルで撮ればよかった!

 とはいえ、さすがチューリップ。
 大輪でウチの庭で大きな存在感を見せています。

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「スラムダンク」の凄い動画を見つけた!~熱くなるのはダサい。そんな80年代のコミックを否定して昇華した作品

2024年04月18日 | コミック・アニメ・特撮
『スラムダンク』の凄い動画を見つけた!

 

 湘北 VS 山王工業戦
 これを井上雄彦先生のコミックで再現しているのだ。

 凄い構図だ。
 肉体が躍動している。
 漫画家の山田玲司さんに拠ると、この玉のように流れる怒濤の汗は
 井上雄彦さんが始めたことらしい。
 ……………………………………………………………………

 80年代に入って、コミックは熱さを失った。
・ラブコメ
・パロディ
・オタク化
・鳥山明先生、江口寿史先生のようなスタイリッシュな絵柄の作品
 熱くなるのはカッコ悪い。
 涙や汗を流すのはダサい。
 そんな作品が多かった。
 熱さはたまにヤンキー作品で表現されたが、その主人公はナンパなキャラが多かった。

 そんな中、登場したのが『スラムダンク』だ。
 くすぶっていた不良だった桜木花道や三井寿。
 そんな彼らがバスケを始めるエピソードが象徴的だ。
 ヤンキー漫画の熱さは『スラムダンク』に引き継がれたのだ。

 バスケットボールはストリートでスタイリッシュなスポーツだが、
 そんな所も時代にマッチした。

 流川楓のような天才肌のチートなキャラが登場したのは80年代を経た結果だろう。

 晴子さんとの恋愛など、ラブコメ要素もあるが、
『スラムダンク』がメインで描くのは、あくまで男と男のぶつかり合いだ。

『スラムダンク』は80年代コミックを否定し、昇華した作品と言えるだろう。
 ……………………………………………………………

 さて山王工業戦
 動画を見ていただければわかるが、熱い言葉がいっぱいだ。

「オヤジの栄光の時代はいつだよ? オレは今なんだよ!」
「バスケットは……好きですか?」「大好きです!」
「目障りなんだよ、そんなとこにボーッと立ってやがるとよ。出るなら出ろ」
「優勝するだろ、ゴリ!! 通過点じゃねえのかよ、あいつらなんか!!」
「来いや、山王!!」

※動画はこちら
 スラムダンク Slam Dunk - 世界が終るまでは…(YouTube)
 試合の残り1秒、流川がパスを出した相手は──!

コメント (2)
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万博のパビリオン20カ国が建設断念~メタンガス、土壌汚染、大屋根リングの柵、輸送などの問題も発覚!

2024年04月17日 | 事件・出来事
 大阪万博開催まで1年を切った。
 そんな所へ
 海外パビリオン(タイプA)で20カ国が参加を断念。
 各国が趣向を凝らしたデザインのパビリオンは「万博の華」と言われているが、
 予定していた60カ国のうち、1/3が撤退してしまったわけだ。
 大丈夫か、大阪万博?
 この20カ国分の予定地には芝生が植えられるらしい。

 その他にも懸念材料がある。

①メタンガス爆発の可能性
 会場の夢洲はゴミ埋め立て地で、ガス抜き管はあるが、
 先日、工事中に引火して爆破事故が起きた。

②有毒物質汚染の土壌
 ゴミ埋め立て地ゆえ土壌には有毒物質が含まれている可能性がある。
 万博会場は地盤改良をせずコンクリートで覆うだけの処理だとか。

③大屋根リングの柵
 大屋根リングの柵は簡易なスチール製。外れて人が落ちたりしないのか?
 人って想定外なことをする生き物だぞ。
 写真を撮るため柵に足をかけたり、大人数で寄りかかることくらい平気でする。

④前売り券、目標の6%しか売れていない問題
 まあ、この万博、何が売りか明らかになっていないからな~。
 これで売れる方がおかしいんだけど……。
 現在、企業が買い取りしている前売り券は街のチケット屋に並びそう。

⑤学徒動員
 万博では関西圏の子供たちを何度も招待するらしい←これで入場者数を水増し?
 能登の被災者の子供たちも招待←ただし交通費・宿泊費・現地での飲食代は別。
 全国的には修学旅行のコースに万博を入れることをプッシュ。
 でも日時は指定されていて、入れるパビリオンも限られているとか。
 つまり自由に好きなパビリオンに入れない……。

⑥トイレ問題
 2億円のトイレが問題になったが、万博のトイレは汲み取り式になりそう。
 何しろ会場には下水道がない……。
 つまり万博のトイレは高速道路のパーキングエリアのトイレと同じ。
 便器は水で流せるが、溜まった排泄物はバキュームカーで処理することになる。
 果たして対応できるのか?

⑦飲食OKになったけれど……
 今までは食べ物、飲み物持ち込み禁止だったが、OKになった。
 しかし会場は飲食する場所が圧倒的に少ない。
 まあ20カ国が撤退して芝生になるスペースができたから、そこで食べればいいのか。
 ピクニックみたいな万博♪
 入場時には手荷物検査とかするのだろうか?

⑧輸送問題
 これが今回の一番の問題だろう。
 万博会場に行く手段は『橋』と『トンネル』と『地下鉄』しかない。
 橋とトンネルではバスが使われるが、IR建設、ゴミ廃棄のトラックも走るので
 渋滞が予想される。
 パビリオン建設が間に合わなければ、そのためのトラックも走る。
 しかもバス駐車場から万博会場までは1キロの距離があるらしい。
 ゆえに客はシャトルバスか徒歩で会場にいかなくてはならない。

 地下鉄に関しては44%の客を運ぶことを予定しているらしいが、
 夢洲駅までの本数を増やして対応するのか?
 そうした場合の在来線への影響は?

 実際の戦争でも『兵站(ロジスティックス)』は重要だが、
 万博の輸送でもうまくやらないと大混乱になりそう。

 以上が現状で見えている大阪万博の懸念材料だ。
 大阪府・大阪市・万博協会は当然これらの問題を当然把握していると思うが、
 今後どのような対応をしていくのか?

 吉村知事や自見万博担当大臣の話を聞いていると、
 上記のことをまったく問題視していない印象を受けるのだが……。
 
コメント (4)
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