平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

改憲して「緊急事態条項」を入れる?~バカに全権を委ねることになるが、それでいいのか?

2024年05月31日 | 事件・出来事
 国会の憲法審査会でおこなわれている改憲論議。
 何でも国会が終わる6月末までに改憲の条文を作ろうとしているらしい。
 改憲に難色をしめしている立憲民主党を外して論議をすすめるという話も。

 共同通信の報道に拠れば、
『自民党は30日、憲法改正条文案の起草作業を行う場として、6月4日の衆院憲法審査会の幹事懇談会開催を立憲民主党に提案した。立民が応じない場合、与党や日本維新の会など改憲勢力の5党派だけで条文化に着手する方針にも言及。6月23日の今国会の会期末まで1カ月を切る中、憲法審で続く膠着状態の打開を模索する。参院側では与党を含め議論の充実を求める意見が根強く、改憲の動きがどこまで進むのかは見通せない。』

 何で、こんなに急ぐのかね?
 能登の震災復興とか経済対策とか、エネルギーを注ぐべきことは他にあるだろう。
 今後、衆議院選挙がおこなわれれば自民党が議席を減らすことがほぼ確定しているから、
 議席のあるうちに発議しておこうというわけか?
 そんなこと、お前らの事情だろう!
 つーか、裏金・脱税の輩に憲法をいじる権利があるのか?
 …………………………………………………………

 どこを改憲するかというと『緊急事態条項』らしい。
 まだ改憲の条文が出ていないので詳細はわからないのだが、
 一般的には『緊急事態で政府の権限を集中させること』と言われている。

 これは実に怖ろしい。
 何しろ岸田文雄氏のような人物が全権を掌握するのだから。
 つまり××にわれわれの未来を委ねることになる。
(※××は好きな言葉を入れてください。たとえばバカとかアホとか)

『緊急事態』で思い出すのは「コロナ」や「東日本大震災」。
 でも、両者とも『緊急事態条項』がなくても何とか乗り切った。
 非難の要請があれば非難したし、家で自粛と言われれば自粛した。
 暴動も起きなかった。
 それなのに緊急事態を設定する必要があるのか?

 憲法審査会の動画を時折見るが、
 彼らが問題にしているのは──
『緊急事態時に衆議院の任期が来たら困るので任期を自動延長する』
 というものらしい。
 何か些末。
 そんなこと法律で対応できないのかね?
 参議院ではこれに対応するシステムがあるそうじゃないか。

 実に不毛な議論である。
『改憲』という勲章がほしいから、やっているように思える。

 繰り返すが、バカに全権を委ねる気はない。

 東日本大震災の時、総理大臣だった菅直人は「海水注入」をおこなった。
 自民党政権だったら、東京電力の意向を聞いて「海水注入」を行なわず、
 原発が大爆発して、東日本は人が住めなくなったかもしれない。


※追記
 緊急事態で選挙ができなくて国会機能が停止することはない。
 憲法憲法第54条第2項で「参議院の緊急集会」というシステムがある。
 それに参議院は「半数改選制」なので、国会で議員が不在になることはない。
 つまり改憲議員が主張する緊急事態条項は必要ない。

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大阪・吉村知事がまたインチキ!~万博参加希望校のアンケートでゴマかした

2024年05月29日 | 事件・出来事
 大阪の吉村知事がまたインチキ。
 いはく
『児童生徒の万博招待事業ですが、現時点で1280校から回答あり、
 75%に相当する950校もの学校から参加希望がありました。
 残り25%も未定・検討中です』

 おおっ、すげえ! と思ったが、実態は──
・参加希望 950校
・未定・検討中 330校
・未回答 620校

 未回答分620校をを省いている!笑
 おまけにアンケートには『参加しない』という選択肢がない!笑

 危ねえ、危ねえ、あやうくダマされる所だったぜ。
 こういう詭弁・インチキをやる所がいかにも維新だよな。
 ゴマかしても問題は何も解決しないのに。
 問題は、真っ正面から向き合うことで解決するのに。
 ……………………………………………………………………………………

 以下、吉村洋文氏の『口ばかりの政策』を列挙していこう。

・コロナ対策で「大阪ワクチン」を作ります。
・コロナに「イソジン」が効きます。
・医療従事者のために「雨合羽」を寄付して下さい。
・大阪の公立校は「9月入学」にします。
・大阪の公立校は「学校での公用語を英語」にします。
・万博では「空飛ぶ車」が飛びまわります。
・大阪に「F1」を呼びます。
・「0歳児に投票権」を!

 これは日本維新の会の政策だが、
・道州制
・ベーシックインカム
 というのもあったな。

 口ばかりでぜんぜん地に足がついていない。
 あらゆるものを壊そうとするが、壊した後の混乱やマイナスを考えていない。
 わが街に維新が来てほしくない理由はこれである。

『身を切る改革』というけどさ、カットされるのは行政サービスで住民は苦しむだけ。
 わが街に維新が来てほしくない理由はこれである。

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「光る君へ」第21回「旅立ち」~「越前の地で生まれ変わりたいと思っておりまする」「いつの日もいつの日もそなたのことを」

2024年05月27日 | 大河ドラマ・時代劇
 道長(柄本佑)は多くを語らない。
 伊周(三浦翔平)、定子(高畑充希)の哀しい出来事に対しても弁明しようとせず、
 自分が引き受けようとしている。

 まひろ(吉高由里子)はそれを見抜く。
「お顔を見てわかりました。あなたはそういう人ではない」
 こう言われて道長は堰を切ったように話し始める。
「俺の無力のせいで誰も彼もが不幸になった」
「おまえと交わした約束は何ひとつかなえておらぬ」
「どこに向かっていけばよいのか、それも見えぬ」

 道長はずっと迷い、苦しんでいたんですね。
 伊周や定子のことに対して、ただ流されるだけだった自分の無力を感じていた。
 疫病の対応や減税など、民のためにいろいろやっているのに
「約束は何ひとつかなえておらぬ」と自分を厳しく客観視できる人物でもある。

 自分を厳しく客観視できること──政治家に必須の能力だと思う。
 これを忘れると、権力に飲み込まれ、傲慢になり万能感に囚われる。

「約束は何ひとつかなえておらぬ」と10年前の約束を覚えていたことにまひろは感激したことだろう。
 自分の迷いや弱さを包み隠さず話してくれた道長に対して、まひろも本音を語った。
「この10年、あなたをあきらめたことを後悔しながら生きてきました」
「妾でいいと願っていたのに、おのれの心に従っていなかったことを悔やんでおりました」

 自分の心の中を素直に語ることができるふたり。
 しかし、ふたりは別々の道を歩まねばならない。
 特にまひろは10年前に交わした約束を何もかなえていない。
「今度こそ越前の地で生まれ変わりたいと思っておりまする」
 まひろは、自分を見つめるために越前に旅立っていった。

 強い絆で結ばれたまひろと道長。
 絆で結ばれた関係は他にも。

 清少納言(ファーストサマーウィカ)と定子だ。
「命あるかぎり、わたしは中宮様のおそばを離れません!」
「なりませぬ! お腹の子のために中宮様は生きねばなりませぬ!」
「何をすればいい? 中宮様を元気にするには?」

 清少納言は定子を慰めるために『枕草子』を書き始める。
 それは楽しかった頃の中宮での記憶。
 雅で優美な世界。
 これで定子は慰められたことだろう。
「楽しかった過去」と「優美な世界」はしばし現実を忘れさせてくれる。
 いずれは「昔はあんなことがありましたね」と定子と清少納言が語り合う日が来るかもしれない。
 …………………………………………………………………

 人間関係は他にも。

 まひろと清少納言。
「史記が敷物だから枕詞を書いたらいかがですか」
「帝が司馬遷の史記だからききょう様は春夏秋冬の四季とか」
 言葉遊びで心を通わせるふたり。
 第三者にはこれのどこが面白いのかわからない……。笑

 まひろと宣孝様(佐々木蔵之介)。
「下品に興味を持たぬ者などおらぬ」笑
「国司になれば懐を肥やせる」笑
 俗な宣孝を叱り、ツッコミを入れるまひろ。
 叱られて宣孝は嬉しそう。笑
 宣孝みたいな「俗」な存在って必要ですよね。
 これが人間。おそらく、まひろの文学を強くする。

 伊周と母・貴子(板谷由夏)。
「亡き父に誓ったのだ。わたしはわが家を守ると」
 こう自分を責める伊周に貴子は、そんなことは考えなくていいと諭す。
 貴子と離された伊周は子供のように泣き叫ぶ。
 伊周はまだ「子供」だったのかもしれない。
 まだ成熟していない子供だったのに無理矢理地位を与えられ、家を守ることを強いられた。
 ここに伊周の悲劇があったのかもしれない。

 道長と実資(秋山竜次)。
 めでたく左大臣と中納言に出世した。
 私心のない道長。
 法や前例や慣習を重視する実直な実資。
 名コンビだ。
 道長はいろいろ迷う政治家だから、実資のように「判断の物差し」を与えてくれる存在は
 有り難いのだろう。

 いろいろな人間関係が描かれている今作。
 やはりドラマは「人間関係」なんだ、とつくづく思う。
 それは大河ドラマなら尚更。
 そして、まひろは宋人・周明(松下洸平)と新たな関係を築いていく。


※追記
 前回、呪詛は詮子(吉田羊)の自作自演で、倫子(黒木華)がリークしたと推理したが、
 倫子がリークした、は間違いだった。
 倫子は内々に留めておこうとしたが、詮子がリークしていた。
 すべては詮子の仕業。

※追記
 オウムの声は『葬送のフリーレン』のフリーレン、『SPY×FAMILY』のアーニャ役の種崎敦美さん。
 今回は「你好(ニーハオ)」のひとこと言だけ。

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立憲民主党はどうして悪手ばかりを打つのか?~今、消費税減税を公約にすれば政権を取れるのに……

2024年05月26日 | 事件・出来事
 自民党が減速している中、立憲民主党はどうして悪手ばかりを打つのか?

 立民「政治資金パーティをなくします!」
 国民「いいぞ! かなり踏み込んだ改革案だ」
 立民「でも法案が通るまで、わたしたちは政治資金パーティをします」
 国民「はあ? 何言ってるの?」
 立民「……批判が多いのでパーティは中止します」
 国民「ふらふらしてるな。まあ、中止を決断したのはいいことだ」
 立民「政治改革論議が一段落したらパーティをするかもしれません」
 国民「結局、パーティをするのかよ!」

・企業献金~献金の有無で政策が歪められたり利益誘導がなされる可能性あり。
・政治資金パーティなどのカネ集め~カネ集めに一生懸命になって政治に専心できなくなる。
 これらを是正するために作られたのが、税金で賄う『政党交付金』制度。
 なのに政治家はこれでは足りないと言う。
 政治にお金がかかるのなら、かからないように制度改正しろ!
 チラシの作成? そのための郵送費?
 今どき、そんな古くさいことをやってるからお金がかかるんだ。
 …………………………………………………………………

 こんな立憲の悪手もある。

 枝野幸男「消費税を減税したら財政がパンクします」
 国民「今の物価高の中、消費税減税が一番ありがたいんだけど」
 国民「取ってバラまくより減税してくれ」
 国民「防衛費は簡単に倍にできるのに?」
 国民「マイナンバーカードとか万博とか、いろいろムダがあるだろう」
 国民「消費税が上がった分、法人税が下がってるんですけど」
 国民「消費税減税すれば国民がお金を使って税収がアップするのでは?」

 枝野氏は減税分を国債で賄うから、財政がパンクすると言っているのだが、
 やりくりすれば、幾ばくかの消費税減税分は可能ではないのか?
 たとえば食品の消費税の税収は5兆円だそうだが、5兆円くらいはひねり出せそう。

 もうひとつの懸念として立民の議員は、
「消費税減税で人々がお金を使い、インフレが加速する」と言っているのだが、
 それは『デマンドプル(需要が物価を上げる)型』の良いインフレだ。
 結果として企業の業績が良くなり、給料も上がる。
 一方、現在は『コストプッシュ(原材料費が上がって物価も上がる)型』の悪いインフレだ。

 立憲民主党の皆さん、今、
「消費税を下げます」
「食品の消費税をゼロにします」
 ただし、「インフレが加速したら消費税をふたたび上げます」
 を公約にすれば
 政権取れるんだけどな~

 それをやらない、お勉強インテリ集団の立憲民主党。
 ただ立憲の中には、原口一博さんとか、減税派の議員さんもいる。
 大いに話し合ってほしい。

 これ以上、政治に絶望させないでくれ。


※追記
 れいわ新選組の経済政策は大胆すぎて、
 英国のトラス政権のようになる可能性はあるが、耳を傾ける価値はある。
 れいわと組んで、中庸的な消費税減税をやってほしい。
 つーか、れいわは本気でこの国の国民のことを考えてるぞ。
 僕はこの点で支持している。

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「東京リベンジャーズ」~クソな人生から熱い人生へ! これが俺の人生のリベンジだ!

2024年05月24日 | 邦画
 実写版『東京リベンジャーズ』を観た。

 内容はタイムリープ×ヤンキーもの!
 現在を変えるために主人公が過去に戻って奮闘するというタイムリープものの王道と
 ヤンキーものを掛け合わせた作品だ。

 主人公・花垣 武道 (北村匠海)はカノジョの橘 日向 (今田美桜)を救うため、
 過去に戻ってヤンキー同士の抗争の中で奮闘する。

 物語が進むにつれて、武道の奮闘する目的が拡大していく所が面白い。
 当初の目的は、日向を救うためだったが、
 それが親友の千堂 敦(磯村勇斗)のため、
 「東京卍會」の副総長、通称ドラケンこと龍宮寺 堅(山田裕貴)を救うためと拡大していくのだ。
 その過程で武道はどんどん強くなっていく。
 人は背負うものが多くなればなるほど強くなれるのだ。
 この物語のダイナミズム!

 武道の戦いは自分のためでもある。
「俺の人生クソだって!」
 現在の武道は逃げてばかりだった自分を責めている。
 戦わずに逃げた結果、現在の人生は底辺の卑屈なものになっている。
 武道はそれを変えるために過去に戻る。
「こんな俺だってよ、譲れねえものがあるんだよ!」
「これは俺の人生のリベンジだ!」
 卑屈でない自分
 困難から逃げない自分
 ケンカが弱くても立ち向かう自分
 そんな自分を取り戻すために武道は過去に戻る。

 そんな奮闘の過程で、武道は心から信頼できる仲間を得る。
・前述のドラケンこと龍宮寺堅
・ダチの千堂敦
・「東京卍會」総長で通称マイキーこと佐野 万次郎(吉沢亮)

 彼らは弱くてもツッパって戦う武道を認めてくれる。
「タケミっち、お前、これから俺のダチ」
「お前。カッコいいよ」
「ケンカが強いヤツはクソほどいるけどな。
 譲れねえもののためにはどんなヤツにも楯突ける。そんなヤツはなかなかいねえ」

 これ、ヤンキーものの王道なんですよね。
 こうやって熱い絆で結ばれた仲間ができていく所が心地いい。
 ……………………………………………………………………………………

 というわけで、1980年代に衰退したヤンキーものが復活した。

「ヤンキーなんてダサい」
「もっとお洒落にスマートに生きようぜ」
「やっぱ二次元。オタク万歳」
「ひきこもり。ニート」
「失われた30年。俺の人生お先真っ暗」

 こんな40年の時を経て、ヤンキーが自己主張を始めたのは何なのだろう?
 武道がタイムリープして、ヤンキーの熱い自分を見出したというのも象徴的だ。 

 ヤンキーの価値観とは何か?
 万次郎の言葉を借りれば、
「ひとりひとりがみんなのために命をはれる生き様」
「肩肘張ってケンカして自分の尻は自分で拭く生き様」

 僕はナンパなのでヤンキーは苦手なんだけど、感じるものはある。
 こういう価値観・生き様が見直される時代が来たのかもしれない。


※追記
 何という豪華なキャスト!
・北村匠海
・杉野遥亮
・吉沢亮
・山田裕貴
・永山絢斗
・高杉真宙
・眞栄田郷敦
・鈴木伸之
・磯村勇斗
・高良健吾
・村上虹郎
・間宮祥太朗
 今やドラマに欠かせない主役級の若手俳優ばかり。
 日向役は今田美桜さんがやっているのだが、最初は気づかなかった。

※追記
 宮藤官九郎さんの『不適切にもほどがある!』は『東リベ』に対するアンサー作品なのだろう。

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定額減税で「減税額記載」を義務化でツッコミ殺到!~だったら増税額も記載しろ!

2024年05月22日 | 事件・出来事
 6月におこなわれる定額減税。
 所得税3万円、住民税1万円が控除されるというものだ。
 ただし1回だけ。毎月ではない……。

 これをおこなうにあたって批判が出ているのが、
『減税分を給与明細に記載しろ』
『これは義務である』
 という政府のお達し。

 またまた面倒くさいことを。
 経理担当者が泣くぞ。
 しかも6月って……。来月のことじゃないか。
 やるなら年末調整でやればいい。

 これをやる意味について岸田首相、いはく
「減税の恩恵を国民に実感してもらうことが重要で給与明細へ明記されるようにする」
「集中的な広報など発信を強めていく」

 これにツッコむネットの反応。

「減税しましたってアピールのためだけにどれだけ国民に負担かけるんだよ」
「記載させるのがおかしい。自己顕示欲みたいに感じる」
「経理部一同『自民党死ね』」
「小銭でドヤ顔されると余計に腹立つんだわ」
「私が減税を成し遂げた岸田です! って顔写真付きのラッピングバスも準備してそう」
「給与明細なんか滅多に見なくねw」

「減税は大袈裟に。増税はひっそりと」
「増税や社会保険料の強制徴収増やした時にこんなことしてねえだろ。
 大増税して強制徴収したものを返すだけで恩着せがましいことすんなよ。
 脱法パーティの明細も明記しろや」
「減税は必死にアピールする割には増税は全然アピールしないよな
 住民税の中に森林環境税みたいな謎の税目が混ぜ込まれていたがこれアピールしろよ」

「物価が1.5倍になってるのに月々数百円だか数千円で効果があると思ってんのか」

「裏金の使用用途も明記されますか?」

「定額ならむしろ給付金にしろ。そのほうが事務処理楽だろ」

「岸田まじで救いようがないな」
「この人の回りにまともなブレーンはいないのか」
「減税して反感を買うなんて。誰にでも出来る事じゃないよね」

「こんな恩着せがましい事して支持率あがると思ってるんか?
 自民党の連中ってほんまに世間見てないんやな」
         ↑
「もう次の選挙は下野する覚悟なんだろ」
 ………………………………………………………………

 毎回書くけど、ほんと岸田首相ってズレてる。
 この人の頭の中はどうなっていつのか?
 4万円減税するなら「給付金」でいいじゃないか。
 つーか4万円では今の物価高では焼け石に水。
 減税の実感なんてあるわけがない。

 とりあえず『食品の消費税を0%にする』だけで
 生活はだいぶ違って来ると思うんだけど。
 すべての消費税を廃止しろとは言わないからさ。

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「光る君へ」 第20回「望みの先に」~詮子、倫子、まひろ──男たちを出世させる女たち

2024年05月20日 | 大河ドラマ・時代劇
 長徳の変。
 伊周(三浦翔平)と隆家(竜星涼)の失脚。
 失脚までに至った原因は「詮子への呪詛」だが、これは誰がおこなったのだろう?
 推理すると──

・詮子(吉田羊)の自作自演
 自ら呪詛の札を置き、病を装った。
・倫子(黒木華)の情報リーク。
 倫子は詮子の意図を察して、内密にするのではなく情報としてリークした。

 こんな流れでしょうか?
 詮子は倫子を評して、こんなことを言っていた。
「倫子はよくできた妻だが、いささか口が軽いの」
 詮子は、倫子なら自分の意図を理解し、しゃべるだろうと考えていた。

 詮子と倫子が共謀したとも考えられるが、だとすると、
『倫子が呪詛の札を見せ、詮子が恐れおののく』というシーンを描いてはいけない。
 倫子が「では手筈どおりに」と言い、詮子がうなずくシーンでなければならない。
 倫子はどこかのタイミングで詮子の意図を読み取ったのだ。

 では道長(柄本佑)は詮子の意図を知っていたのか?
 倫子との会話で、「あ、そうか……」と言った時点で詮子の意図に気づいたのだろう。
 だが、まさか倫子がリークするとは思っていなかった。
「わたしにお任せ下さい」と倫子が言ったことで、内々のこととして処理するだろうと
 考えていた。

 だが、倫子はリークした。
 理由は、人のいい夫の権力基盤を絶対的なものにするためだ。
 道長は、伊周、隆家を邪魔だと思っていたが、力で排除しようとは思っていなかった。
 だから倫子が動いた。
 それは道長が手紙を隠して密かに思いを寄せる女性への対抗意識でもあっただろう。

 今回は『女性が男たちを出世させた』エピソードだった。

 出世させた女性は他にも。
 まひろ(吉高由里子)だ。
 まひろは為時の名で申文を書き、淡路守から越前守へ大出世させてしまった。

 詮子、倫子、まひろ──男たちを背後で動かす女性たち。
 大石静脚本の真骨頂だろう。
 ………………………………………………………………………………………

 一方、光ある所には陰がある。
 陰で悲嘆して苦しむ存在も。

 定子(高畑瑞希)だ。
 内裏から追われる定子。
「お上が恋しくて来てしまいました」
 髪を切る定子。

 つらい描写の中、唯一の救いがこれ。

 

 大石静さん、こういう味付けが上手いですね。
 つらいシーンをつらいだけで描かない。

 いずれにしても、
 権力を持つことは陰の部分を持つということ。
 時には政敵を排除しなければならないし、欲に囚われたり、強権をふるうこともある。
 権力を持った者が正気を保つのは大変なのだ。

 今後、道長はどうなっていくのか?
 これまでは詮子や倫子が動いたり、政敵の自滅で免れてきたが、
 いずれ自ら手を染めなくてはならない時が来る?

 どなたかが、道長が正気を失いそうになる時、正気に戻すのがまひろだ、と書いていたが、
 なるほど!
 道長は「闇落ち」せず、ずっと「光る君」であってほしい。

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「世界史年表論争」~はて? これで「日本すごい!」と言えるのか?

2024年05月19日 | 事件・出来事
 現在ネットで話題の「世界史地図」論争。

 

 投稿主いはく
「この素晴らしさがわからないのは馬鹿か売国奴」
 つまり
「『日本』という国が他国に比べて長く続いているから素晴しい」
 というわけである。

 果たしてそうか?
 まず
 3世紀は「邪馬台国」など小国家群の時代で統一国家ではない。
 4世紀は「空白の時代」と言われていて、よくわからない時代だ。
 5世紀は「倭国(ヤマト王権)」で「日本」ではない。
 後に示すが、「日本」という「国号」が使われたのは6世紀~7世紀だと言われている。

 あるいは、
 英国やフランスなどは「政体」で区分されているが、
 日本も同じように「政体」で区分しないと不公平である。
 で、「政体」で区分すると、
「鎌倉幕府」「室町幕府」~群雄割拠の時代(戦国時代)~「江戸幕府」「大日本帝国」「日本国」
 と表記されなければならない。

 まあ、投稿主は「皇統がずっと続いていることが素晴しい」と言っているのだろうが、
 それはひとつの見方であるし、神話の時代まで「皇統」に入れてしまうのはどうなのだろう?

 別の見方をすれば、ギリシャや中国が壮大な文明を築いていた時代に、
 日本は狩猟や木の実を拾って生活していたのだから、はるかに遅れていると言える。
 文字もなかった……。

 でも、こうして否定してしまうと、
 『日本』や『皇統』を拠り所にしている人はつらいんだろうな……。
 これをなくしてしまったら残るのは『何者でもない、ちっぽけな自分』だから。

 でも、本当は『日本』や『皇統』にすがるよりも、
 自分に関することで「俺、すげえ!」「わたし、すごい!」って言えることの方が健全だと思う。
 それはどんな些細なことでもいい。
「俺、すげえ!」「わたし、すごい!」と胸を張って言えるようにがんばることが、
「自分を生きる」ってことだと思う。
「大きなもの」や「虚構」に身を委ねる人生は虚しい。


※追記
 この件に対する、Xのコミュニティノートに書かれていた指摘コメントも記しておきます。

『「日本」という国号が使われるようになった時期は、諸説あるものの6~8世紀頃であると考えられています。
 日本の皇統が最古の王朝であるというギネス記録がある通り、
 わが国が長い歴史を持つ国家であることは間違いありませんが、
 その始まりについては信ぴょう性の無い史料によって語られる場合があることには注意が必要です。
 また、長く続いていることが尊いことかどうかは個人の価値観によるものであり、
 異論を封殺するような言動は避けることが無難であると指摘します。』

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「0歳児投票権」が維新の公約に!?~吉村はん、アホやろー! 何でもぶっ壊せばいいってもんじゃない。

2024年05月17日 | 事件・出来事
 吉村大阪府知事が唱えて、維新の会の公約にしようとしている『0歳児に投票権』。

 要は──
『子供を持つ親に、子供の数だけ投票権を与える。
 つまり、子供が3人いたら、親は4票の投票権を得られる』

 それをおこなう目的は──
『現状は高齢者が多く、高齢者票が多いから若者の意見を繁栄されにくい。
 だから子供を持つ親に票を多く与える』
 というものだ。

 さて、皆さんはこの件をどう考えられるだろうか?

 まあ、現実的じゃないよね。
 そもそも憲法違反だし、
 父親と母親の支持政党が違う場合はどうするか、
 親がいない子供の意思をどうするか、という問題が出て来るし、
 子供のいない若者や中年の意見は繁栄されないし、彼らにとって不公平になるし、
 宗教票などが力を持ってくるだろうし、
 今でさえ『お子供様』と揶揄されて「子供を持つ人」と「持たない人」の分断が起きているのに、
 さらなる分断が生まれる。

 というか、
『高齢者票が多いから若者の意見が繁栄されにくい』
 というのは本当か?
 孫のいる高齢者なら孫のための政治をおこなってくれる政党に入れるだろうし、
 孫がいなくても将来世代のための投票をする人もいるだろう。
 高齢者を一括りにしてはいけない。
『高齢者票が多いから若者の意見が繁栄されにくいこと』を『シルバー民主主義』というが、
 僕は『シルバー民主主義』という概念自体が間違っていると思っている。

 それと日本維新の会。
 彼らの基本は『新自由主義』で、その姿勢は『既存のものをぶっ壊す』だが、
 何でも壊せばいいってもんじゃない。
 壊した所にマイナスや混乱が生じることを考えなくてはならない。
 この点では僕は「保守」だな。
 ………………………………………………………………………………

 以下はネットの言葉。

・普通に憲法違反

・1票の格差とか必死に言ってきた人達がまるでバカみたいだな

・つーか親は2人いるんだけどどっちの投票意志を反映させるんだよ
 そこでまた父親か母親かって余計な男女対立議論が産まれるとしか思えんのだが

・父親と母親どっちの票にするのかってのが一番の問題だ

・吉村は「うちは3人の子供がいるので僕に4票」って言ってた
             ↑
・母親ナチュラルに無視でワロタ 鬼畜すぎやろこいつ

・思いついたことを検討もせずに発表する無能の代表みたいな奴だな

・子供「立憲民主党に投票したいんだけど。」
 親「はあ?維新しか勝たんやろ!しばくで、ホンマ。」

・創価ママ「4票分公明党に入れとくわね♥」

・なんで年齢だけ特別扱いなの?
 納税額・職業・愛国ポイント・居住地・
 いくらでも投票権加重するネタは出てくるだろ。
    ↑
・それ中国やないか。

・そんなことより万博なんとかしろ

・どこの国もやってないバカ制度

 最後の言葉について説明しておくと、
『0歳児投票権』は『ドメイン方式』と言われていて、
 2000年代に海外で研究・検討されたが、どこの国も導入していない。


※参照サイト
 大阪・吉村知事「0歳児に選挙権を」は実現可能? 1人1票の原則に違反?(ニュー速)

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「官房機密費」を選挙に流用!~裏金に続き、やりたい放題の自民党!

2024年05月15日 | 事件・出来事
 自民党が官房機密費を選挙に流用!?
 中国新聞のスクープだ。

 官房機密費。
 内閣が政策遂行のために自由に使えるお金だ。
 その金額は年間12億。
 これには領収書は要らないし、チェックも受けない。
 だから自由に使える。
 私事に使ってもわからない。

 では官房機密費でおこなう政策遂行とは何かというと──
・日本人が海外のテロリストに捕まった時の情報収集や交渉のための費用
・拉致被害者奪還のための情報収集や交渉のための費用
・表立ってできない台湾との外交交渉のための費用
 などだ。

 これらに使われるのなら何も問題ない。
 だが、自民党の選挙対策に使われたとすると、完全に目的外使用だ。
 つーか自民党のために官房機密費が使われたことになる。

 中国新聞に拠ると、
 2013年の参議院選挙の時に安倍晋三氏から『陣中見舞い』として100万円が提供されたらしい。

 はい、アウトー!!
 僕は裏金は選挙買収に使われたと考えているが、まさか官房機密費まで使われていたとは!?
 つーか裏金より質(たち)が悪い。
 裏金はパーティ収入で稼いだカネだが、官房機密費は完全に税金だぞ。
 自民党、完全にたがが外れているな。
 まあ、裏金も「政治資金規正法違反」で「脱税」という点でメチャクチャなのだが。
 国税、仕事をしろ!

 さて野党。
「裏金問題」と共に「官房機密費」についてもメスを入れてほしい。
 具体的には──
『20年後の使途の公開』だ。
 20年後が不都合なら30年後でもいい。
 いずれ使途が公開されることになれば、さすがに私事や選挙に使うことは控えるだろう。
 20年後に公開なんてをすれば外交に差し支えるという反論も出て来るだろうが、
 何十年か後の「外交機密の公開」はすでに制度化されている。
『官房機密費』だけが聖域であっていいはずがない。
 それに、外交に関することなら「外交機密費」という別の機密費もある。

 さて官房機密費。
 選挙以外に何に使われたのか?
・マスメディアの懐柔
・御用評論家、コメンテーターへの謝礼
・ネット工作
 などに使われたんじゃないのか?

「裏金」「官房機密費」──やりたい放題の自民党。
 つーか、これらを使って当選した自民党議員って正当性があるのか?
 正当性がない連中が法律を作ったり、憲法改正や国の方向性を決めるのはおかしくないか?


※参照記事
「官房機密費の実態」(中国新聞)

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