FJ☆まりこのフットボールジャン記ー

年間スタジアム観戦100試合を超えるフットボール好き&旅好きによるブログです。

クルマを止めるな! ーアジア大会決勝の後に待ってたプチ悲劇ー

2018-09-02 16:52:39 | サッカー
人生にはタラレバがつきものだ。
あのときあんな言い方をしなければ…
もしあのときちゃんと言えていたら…

アジア大会サッカー決勝戦、日本vs韓国。
急遽観に行くことにしたが、帰国のフライトが程よいのがない。
しかも9/2(日)に東京vs鳥栖を観に行く約束をしている。

試合当日の夜、23時50分発のフライトを選ばざるをえなかった。

キックオフは18時30分。
優勝したら、セレモニーもそこそこにスタジアムをあとにしなければならない。
延長したら、結果を会場で知ることなく、移動しなければならない。

せっかく行くのになかなか残念な状況だけど、それでもいい、行きたい!と思ってフライトを取った。
決勝進出が決まってから。

同行のあさみちゃんとともに、到着直後からホテルの方にお願いをして、タクシーをチャーターした。

12時間運転手拘束するので、結構高い。
でも、確実にタクシーを拾える保証がない以上、背に腹は変えられない。

万全の準備をして臨んだ。
…つもりだった。

危険な兆候が見えていたのは、スタジアムに向かうときからだ。

そんなに難しくなさそうなジャンクションであっさり道を間違えた。
さらに、南に向かわなければならないのに、なぜかずっと北上してしている。

Uターンか左折して折り返すか。
どちらかの手段も使わず、なぜか北上を続け、ようやくUターンしたと思ったら、路上の人に道を聞いた。

まだジャカルタにいたので、2つ隣の県のことを聞くってちょっと意味がわからない。(スタジアムまでまだまだ距離がだいぶある。)

埼玉の道端の人に、神奈川の道を聞くようなものだ。

Google  Mapを起動しているのに、全然目的地にたどり着けない運転手。
ありえない。

業を煮やして、結局行き一緒で、助手席に乗っていたきたけんを中心にみんなで指示をしてなんとかスタジアムに辿り着いた。


←バイクも含めて大渋滞


←スタジアム

試合は不幸なことに延長に突入し、前半に韓国に2点入れられてしまった。



後ろ髪ひかれつつ、延長前半でスタジアムを後にした。

時間は、20時40分くらい。



ピックアップポイントはそんなに遠くない。
現時点で十分に間に合う時間帯だ。

ダッシュで運転手のいるはずの場所に行くといなかった。

びっくり。
ここにいるって言ったじゃない。

聞いていた携帯に電話をしてなんとか事なきを得る。
出発したのは21時05分くらい。

それでもGoogle Map上は1時間15分あれば着くと言っている。(ちなみに渋滞状況もしっかり反映されている。)

止めていた場所の都合上、裏道的な細い道ドキドキしながら、道なき道を大通りまで駆け抜けた。

そして、高速に乗った。
22時半には着きそう。

この運転手にはもう一つ弱点があった。
安全運転思考なのか、高速でも80キロ以上は出さない。

Hurry‼と切実に叫び続けても状況は変わらない。
そこは仕方ないのでGoogle Mapを見ながら慎重に進んでいた…つもりだった。

異変が起こったのは、またもやジャンクション。

まっすぐ行かなければジャカルタに行かないのに、なぜか運転手は左に曲がった。

おかしいな、と思いつつも、空港のある位置は地図上で、斜め左上だ。



もしかしたら裏道とかあるのかな?新東名みたいに新しい高速ができたのかな?と淡い期待を抱いたのが間違いだった。

進んでもGoogle Mapはリルートせず、元に戻れと指示を出している。

渋滞にハマりかけたときに、運転手を問い詰めた。

「空港に行ってるよね?」

「一旦ホテルに行くんじゃないの?」

は?
運転手にはこの日チャーターして行きたい場所は既に伝えてある。

乗るときにも、何度も確認した。
今更行き先が違うとか意味がわからない。

しかも、ホテルはジャカルタの中心部なので、あのまま高速をまっすぐ進むべきだった。

嘘でしょ、これ。
高速に乗る前に「お腹空いた?」と聞かれてたのでもしかしたらマージンの入るレストランに連れて行こうとしていたのかもしれない。

普段なら腹が立つだけで済むが、今回は飛行機の時間がある。
間に合わなくなると本当に困る。

激ギレしながらも、ここからは完全に私達のナビゲートで進んでもらうことにした。

ジャカルタは渋滞がひどい。
刻一刻と経つ時間。
Google Mapの時間はなかなか減らない。

行きに運転手の怪しさを感じていたのでGoogle Mapはちゃんと都度見ていた。

ジャンクションを左に曲がるとき、まっすぐだって言えたらよかったのに。

タラレバを言っても時間は戻らない。

結局その後もナビゲーションに従わず、間違えかけた場所3回以上、本来ならしてはいけない高速でのバックを含めてなんとか空港に辿り着いた。

23時07分。
ゲートクローズは23時30分。
(ちなみにゲートオープン予定は22時50分)

Webチェックインを済ませていたので、プリントアウトした紙とパスポートを片手に保安検査場&出国審査を駆け抜けた。

私は急ぎ慣れてるけど、同行のあさみちゃんを走らせるのは申し訳なかった。

けど、仕方ない。

ガラガラの保安検査場、出国審査、そしてコンパクトな空港だったこともあって23時15分にはゲートに到着。

ゲートには列ができていて、続々と乗客が吸い込まれていた。

レガシーキャリアならともかく、今回乗ったのはLCC、エアアジア。

乗れないことも覚悟したので、なんとか乗れてよかった。



延長戦まで戦い抜いた日本代表を最後まで応援できなかったのは残念だけど、行ったことについてはまるで後悔はしていない。





トラブルも旅の醍醐味の一つ。

今流行ってるコンテンツに便乗するならこんな感じか?

クルマを止めるな!笑

私は観た!記念すべきリーグ戦初海ポチャ!!

2017-06-12 21:17:56 | サッカー
知らなかった。

まさかリーグ戦初めての海ポチャだったとは…。

試合の行方が気になりつつ、バックスタンドの外・海の方とピッチを行き来してようやく撮れた写真だった。

ピッチに背を向けて一目散にフェンスに駆け寄る子どもたち。



嬉々とした表情で海上を見つめていた。

ボールが海ポチャして少し経ってから船が近づいていき、担当者の方が見事に網で掬う。





我ながら写真もキャプションもストーリー性があっていいツイートだな、と自画自賛したくなるできだった。

それを差し引いてもつぶやいた瞬間から通知が鳴りやまない。
ハンパない。大迫くらいハンパない。(サッカークラスタとしてつい言いたくなる笑)



みんなが待ち望んだ海ポチャ一号だから。拡散が止まらないのも当然だ。

できた当初だっただろうか。
サッカーではなくラグビーの試合で海ポチャがあったというニュースを見た。

それ以降まさか一度もなかったなんて。

私はバックスタンドから観戦していたのだが、試合中結構スタンド内にボールが飛び込んでいた。さすが0レベル、ピッチと同じ目線で試合を楽しめるスタジアム。
当然海ポチャは続出しているんだろうな、と思っていた。


(私が撮った北九州のゴールセレブレーション。近さゆえ、素人が撮っても躍動感のある写真になる。)

この日はミクニワールドスタジアムができてから初めてのリーグ戦ナイターだとスタジアムDJが言っていた。

そんな初めての試合を見ることができてラッキーだと思っていたけどそこに海ポチャ一号までついてくるとは。
海ポチャなしでももちろん存分に楽しめるミクスタ。
さらに忘れられない思い出も加わった。

6140人が見守った、6/10は海ポチャ記念日。



細かすぎて伝わらないゲーフラ選手権 -UAEvs日本代表-

2017-03-28 00:30:00 | サッカー
「勝ち点3」
アルアインでのUAE代表vs日本代表のために私が作ったゲーフラ(って言ってもいつもの紙製)はこれだ。



ホームで負けている相手に、シンプルなメッセージ勝ち点0でも1でもなく、3を取りに行く。

その思いをこめた。

それ以外にもアツい思いがあるのだが、説明をする前に気づく人はいるだろうか?
たぶんいないと思う。

少なくともスタジアムで気づいた人はいなかった。

答えはもう少し出し渋って、まずはゲーフラを考えるまでの経緯を備忘録がてら記したい。

私は海外遠征でのみ、ゲーフラを掲げることにしている。

日本国内ではゴール裏ではなく、指定席にいるためだ。
あと、作ってもあんまし目立たない、という理由もある。

あまちゃんが流行った東アジア杯ではJリーグ中心の選抜メンバーだったこともあり「じぇじぇJリーグ」という風にストレートな思いと時事ネタを絡めていた。

今回もできればこの路線で行きたかった。

最近流行ったもの。
「逃げるは恥だが役に立つ」

視聴率は毎週上がっていき、恋ダンスは社会現象にもなった。

○○○は○だが、役に立つ。

逃げるの部分は何がいいかな?
ほたる?はりる?走る?攻める?守る?

うーん。

でも逆説して役に立つという流れになかなかならない。

「今野は地味だが役に立つ」
伝わるけど原型をとどめなさ過ぎて何のパロディか気づかれない可能性大だ。

ゲーフラは時事ネタ以外に土地の名前をもじるシリーズもあった。

ブラジルW杯のときの「クイなき試合をアバれろ日本!」
これはクイアバをもじってる。

アルアイン。
Al Ain。
あるあいん。

難しい。
待てよ?

勝ち点3の中に組み込めないか?



そういうわけで苦肉の策として勝ち点3の中に赤字でAl Ainを埋め込んだ。

細かすぎて伝わらないモノマネ。
ならぬ、細かすぎて伝わらないゲーフラ。

きっと次もこんなゲーフラを作って、私は海外へ日本代表を応援しに行くだろう。

傑作への道のりは険しい笑

ライン際の攻防?! 突破を果敢に狙うあの人に大注目! -タイ代表vs日本代表③-

2016-09-15 22:51:13 | サッカー

完全に入っている。
埼玉スタジアムでの日本代表vsUAE代表の時に思った。

誤審か?と騒がれたゴール未遂…ではない。
ハリルホジッチ監督のポジショニングだ。

ベンチから決まった範囲で引かれたエリアから大きく外れていた。
それどころか、時間によってはピッチの中にまで入っていたのだ。







当然ながらサッカーにおいてフィールドの中に立てる選手は最大で11人。
よくサポーターは12番目の選手であると言われるが、この日は12番目の選手が監督状態だった。

バックスタンド指定だったので、目の前で観ることができたので間違いない。
実際テレビにもその様子は映っていたらしい。
「入りすぎでしょ?!」と話題になっていた。

今まで監督の立ち位置など、あまり注目していなかったが、気になりだすと止まらない。

タイのラジャマンガラスタジアムでもつい目で追ってしまう。
この日も監督は監督可動範囲のラインを突破しようと盛んに狙っていた。
さながらラインの裏に飛び出してゴールを狙うストライカーのよう。

しかし、この日は埼スタの審判よりもラインコントロールがうまかった。
監督可動範囲を超えようとするとすかさず、注意をしに駆け寄る。



前回のUAE戦のVTRを審判は確認していたのだろうか?
見事なスカウティングで突破を食い止める審判を前に思うように動けないハリルホジッチ監督。
時折、ラインの突破を試みるもなかなかピッチの中まで入ることができなかった。



試合の流れはもちろんしっかり観ていたが、少しもめるような場面ではつい監督を目で追ってしまう。
90分、一瞬たりとも目が離せない試合展開だった(別の意味も含めて)。

ちなみに埼スタには遠く及ばない回数・時間・侵入度合だが、この試合もちょっぴりピッチ内に入っていた。
写真におさめることに失敗したのが悔しい。



次の試合もきっとハリルホジッチ監督の位置を気にしながら試合を観てしまうだろう。

テレビだとカメラマンが選んだアングルでしか試合を楽しめないが、スタジアムに行くと自由自在に観ることができる。
自分の注目したいものを追うことができる。

ハリルホジッチ監督の見事な突破(本当はダメな行為だけど(^_^;))を観にスタジアムに行く。
それもスタジアム観戦の魅力の一つなのかもしれない。

テレビが伝えないアジア最終予選・タイvs日本② 敗戦後のサポの在り方

2016-09-14 21:21:04 | サッカー

負けるはずがない。
心の中でなんとなくそう思っていた。

埼玉スタジアムでの日本vsUAEはそのあり得ないが現実となってしまった。



日本代表は公式戦無敗の“聖地”埼スタで初黒星、最終予選ホーム戦では19年ぶりの敗戦。


テレビ等のメディアは盛んにデータ上、ホーム初戦を落としたチームはW杯へ行けないと煽っていた。

終わってしまった試合は仕方がない。
タイ遠征を決めていたサポーターたちは前例を覆す、新しい歴史を作る日本代表に期待するしかなかった。

負けた日本代表を前にサポーターはどんな反応をしたのか?
翌日の出発を前にほとんど準備ができていなかった私は試合終了後、足早にスタジアムを去ったため、見ていない。

SNSを見る限りでは鼓舞するサポーターもそれなりにはいたようだが、混雑を避けるため私と同様スタジアムを後にした人たちも多かったようだ。

今回日本に0-2で負けたタイのサポーターはどうだったか。
そこにはびっくりするような光景が広がっていた。
試合が終わった後、歌を歌い始めるサポーター。それを直立不動で真摯に聞く選手。
ワンコーラスなんて長さではない。フルコーラスレベルの長さだ。





まだW杯に出場したことのないタイ。
最終予選にコマを進めたのも2002年日韓大会の予選以来らしい。



そのタイと98年以来5大会連続でW杯出場している日本を比べるのは土壌が違うけど、選手を鼓舞するひたむきな姿には日本サポが忘れてしまった何かがあるような気がした。

タイのサポーターの姿を見てW杯に行くのは当然ではない、厳しい道のりなんだ、ということを思った。
勝って兜の緒を締めよ!