Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

鮮やかな墨画、喫煙の可不可

2024年05月05日 | 社会

歌舞伎が終わった後、友人の友人が出品しているという墨画展を観に行きました。
「墨画GROUP82」@O美術館(大崎NewCity)。
こちらの墨画展では、絵によっては色がついているものもあります。
墨画といっても色々あるのだなあとつくづく思いました。
少々紹介させて頂きます。



昨日の茜屋珈琲店での紫煙に参って、ハテ今の時代、飲食店は禁煙じゃなくてもいいのだっけ?と、改めて確認してみました。
そうしたら、2020年に施行された法律によって、やはり”2020年4月以降に開業する飲食店は原則屋内での喫煙は禁止”なのだそうです。



但し、それには例外がある。
喫煙室を設置、喫煙のルールの標識を提示、技術的基準を満たし、喫煙エリアに20歳未満が入室できないようにする、これだけの条件を満たせばよいと。
しかも、2020年4月以前にオープンしている規模の小さな店舗、喫煙目的室の標識が掲げられているバーやスナックはよしとする、と。



なるほど。
昭和の雰囲気を残した喫茶店が喫煙可であるのは、そういう訳だったのね。
それが嫌なら行かなきゃいいのだから、まあ仕方ないか…


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五月大歌舞伎、ぐれいぷじゅうす

2024年05月04日 | 劇、オペラ、コンサート

五月大歌舞伎團菊祭、昼の部。
なんといっても、三幕目の「極付幡随長兵衛」が面白かった。
任侠の親分の長兵衛(團十郎)、殺されると分かっていて敵陣からの誘いを受けるのはどうにも切ない。
「いかにも命は差し上げましょう。殺されるのを合点で来るのはこれまで町奴で、男を売った長兵衛が命惜しむと言われては、末代までの名折れゆえ、熨斗を付けて進ぜるから、度胸の据わったこの胸をすっぱりと突かっせえ」
と言って長兵衛は、敵方武士の水野の槍を胸に受けるのです。
一等席の5列目、花道のすぐ隣という席で、丁度花道のその辺りで役者が立ち回りをしてくれるので、老眼にはありがたい限り。



私は水浅黄色の大島に、亡き義母が染めてくれたアヤメの帯を締めました。
義母は紅型染が趣味で、素人の手習いとはいえ個展を開くほどでした。
お昼は、お食事処「花籠」でのお弁当。



幕がはねた後、歌舞伎座のすぐ隣の「茜屋珈琲店」でお茶を。
このお店は私が若かった頃には、赤坂、六本木、目白とあちこちにあり、特に学校があった目白店には何度か行きました。
数年前に旧軽井沢でも見かけたなあと思いながらマスターにお聞きしたら、銀座店は40年前にできたのですって。
私は冷たい「ぐれいぷじゅうす」を。
甘酸っぱく濃いこちらのジュース、懐かしい!



お店のHPを見たら、日本初の高級珈琲専門店として1966年に神戸でオープンということです。
世界中の有名陶磁器のカップを多数取り揃え、炭火焙煎したコーヒーを出してくれるのは嬉しいが、いかんせん、昭和の喫茶店ということで喫煙可。
この煙モウモウはちょっと耐えられないねと、友人とすぐに出てしまいました。




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「フジ子・ヘミングー魂のピアニスト」「あきらめない」

2024年05月02日 | 


フジ子・ヘミング氏が亡くなられました。
日本が誇るピアニスト、謹んでお悔やみ申し上げます。
ナマの「ラ・カンパネラ」を聴かずに終わってしまったことが、ただ残念。
以前、この人の自伝的著書を読んで、肉親との壮絶な確執に驚きました。
これだけ親を恨んでいたらさぞ生き辛かったのではと勝手に思ったものですが、
この人はそれを良い方のエネルギーに持って行かれたのかしら?

「フジ子・ヘミングー魂のピアニスト」の感想





ついでに、朝ドラ「寅の翼」で今朝、暴力で検察に自白強要された主人公の父親が、法廷に引き出されるシーンがありました。
丁度、冤罪で逮捕された村木厚子氏の「あきらめない」を読んだところでした。

52歳で厚生労働省の局長に就任された村木氏、どんなやり手のエリートかと思っていましたが、著者の言葉によると子供の頃は泣き虫で人見知り、思春期になっても対人恐怖症だったのだそうです。
高地に生まれ育ち、高知大学を卒業したものの、4年生大学卒女子への一般企業からの求職はゼロ、公務員になるしかないと国家公務員を受験、官庁訪問に出遅れた著者を拾ってくれたのが労働省だったと。

同省の同僚だった御夫君と、残業時間月200時間、女性職員はお茶汲みが当然という職場でとにかくがむしゃらに二人の娘を育て、ホッとした頃に降ってわいた郵便不正事件。
突然の逮捕、164日間の拘留。

「検察はストーリーを無理やり作ってそれに合わせた供述調書を取る」という言葉が本書の中にありましたが、まさにそんな厳しい取り調べが日々行われる。
しかし「やってないものはやってない」と否認を続け、遂に無罪を勝ち取る。
結局、大阪地検特捜部の前田恒彦元主任検事がデータを改ざんしていたことが発覚して逮捕され、検察は控訴を断念したと。
正義の味方だと思っていた検事がそんなことをするとは…


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こどもの国とラファ動物園

2024年05月01日 | 社会

長男一家は10日間ほど日本に滞在し、我家に6泊ほどした後に今朝、帰国しました。
賑やかだったおチビが行ってしまって寂しい限り。
子供が一人いるといないとで、こんなにも違うのかと思ってしまう。

我家の息子たちの腕白ぶりも大概のものでしたが(何しろ二人とも幼児の頃、多動症の疑いがあると言われた)、女の子はまた違った種類の手がかかる。
なんというか、ずっと注視して相手をしていなければならない。
息子たちはもっと、勝手に暴れていたような気がします。
ウチの子に限ったことなのかもしれませんが…
髪を伸ばしていたおチビ、七五三の写真をスタジオで撮った後、短くなりました。





息子夫婦の仕事のない休日には、ズーラシアの他、横浜のこどもの国に行きました。
ここはとにかく広く、アスレチックもたっぷりあり、我家の息子たちも幼少期に散々遊んだ所です。
そして羊や馬、牛、ウサギといった動物もいる。
おチビはまだまだアスレチックでは遊べませんが、そういった動物たちと触れ合うだけで喜んでいたようでした。


今日の読売新聞に「動物園 戦下の癒し」という記事が。
ガザの小さなラファ動物園が昨年10月に戦闘が始まって以来閉鎖されていたが、4月に再開されたのですって。
娯楽のない戦下のガザで、身内を失い爆撃に怯える子供たちにせめてもの楽しみを与えたいが、人間の食料もままならない今、動物の餌の調達に苦労していると。
道端で死んだ犬やロバの動物などを与えているが絶対的に足りず、戦闘が始まって以来、3匹のライオン、7匹のサルが餓死したと。

その死骸も餌にしたのだろうか?(それについての言及はなかった)
ガザの人間の子どもが餓死したという記事も、読んだ覚えがあります。
21世紀の現在に起こっていることとは、とても思えません。



奇跡的にこちらを向いたタロウと。


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人間にしたら

2024年04月27日 | 家庭

タロウは昨日、獣医院で狂犬病の注射を打ってもらいました。
認知症の老体に打つべきか迷ったのですが、心臓は雑音が聴こえるけれど、大きな内臓疾患はないので、打った方がよいでしょうと。
それにもし犬連れ可のホテルに宿泊することになると、接種証明書が必要になるのです。
獣医さんによれば、16歳半のタロウは今、人間にしたら84歳位なのだそうです。
ドッグイヤー(犬年齢)は色々な考え方があるようですが、タロウの年齢に5をかけると、大体その位になるみたい。


ワンワンはどうして遊ばないの?とおチビが聞きます。
そうだ、1年半前にはタロウはおチビと一緒にプールでバチャバチャしたり、ぬいぐるみを引っ張り合ったり、なんとなく遊んでいたのでした。
舌が廻らないおチビにも、やはり変化は分かるのか。
そりゃあもう、老犬は寝ているばかりだものねえ。



タロウはお爺ちゃんになっちゃったからね、もうヨボヨボなんだよ。
目も見えないし、呼んでも聴こえないんだよ。
だからそっと触ってあげてね、というと
小さな手をそーっと出して撫でてくれる。
散歩に行けば、ピーちゃんがプッシュする!と言ってバギーを押してくれる。
(この子の名前の何処にもP音は入っていないのに、何故かそう呼ばれているのです)
元気なおチビとヨボヨボタロウ。
公園には新緑がみずみずしく輝いていました。

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一時帰国

2024年04月23日 | 社会
(ズーラシアの看板動物オカピ) 

週末から、シンガポールの長男一家が一時帰国していました。
去年の2月に我々がシンガポールに行って以来なので、1年2ヶ月ぶりに会うおチビ(3歳半)の大きくなったこと。
ビデオ通話で時々話してはいましたが、やっぱり画面越しと実物とは違う。
今回、夫婦共に仕事を兼ねた10日間ほどの一時帰国なので、平日は私がおチビを預かることになりました。
3歳児なんて、まだまだワガママいっぱい。
一生懸命にお守してもすぐにママは?パパは?としつこく聞くし、すぐ泣くし、泣きだしたら止まらないし、すぐ抱っこだし、まあ理屈が通じる相手ではありませんが、こんな可愛いものはない。



日曜日にはみんなでズーラシアへ。
息子たちが小さい頃には何度も行きましたが、私がここに行くのは、10年以上前にドイツ人の少女を案内して以来です。
久しぶりに行ったら、やっぱり広い。
長男たちが年間パスポートを持ってしょっちゅう行っているらしいシンガポール動物園は世界の動物園ランキングの第3位であるのに、ズーラシアはトップ25に入ってもいない。
両方に行った者として、それおかしいのじゃないの?と思ったことを、以前日記に書きました。



シンガポール動物園は、自然環境に近い状態で展示され、檻ではなく、濠によって観客と展示動物を隔てる「オープンズー」であるということが評価されているようですが、
ズーラシアだってそうなのです。
檻に入った動物も勿論いますが、動物と来園客とを区切っている柵はなく、溝が掘ってある先の、動物ははるか向こうにいて、老眼には見にくいようなケースも多いのです。
そしてシンガポール動物園は28ha(ヘクタール)、ズーラシアは45ha!
というようことを滔々と話したのですが、またオババがうるさいことを言っていると、家族に聞き流されてしまいました。



3日程我家に滞在した後、お嫁さんの実家、小旅行へと今日、一旦出て行きました。
チビッコ台風が行ってしまって、気が抜けたようです。
今週末また泊まりに来るのが、今から楽しみです。

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置いて行かないで

2024年04月19日 | 社会

今日の読売新聞に「定年制は必要か?」という特集記事がありました。
人生100年時代と言われる今、人出不足が続く中で定年制度を廃止する企業がある一方、組織を若返らせるという意味で定年制は欠かせないという意見もあると。
記事によると、日本で定年制がない企業は4%に満たないのだそうですが、アメリカでは定年制は「年齢による差別」と考えられ、法律で禁じられているのですって。
そして欧州の多くの国で廃止されており、今も維持しているのは日本や韓国など、アジアの国が中心なのだと。

そうだったのか…
ただ日本でも平均寿命の伸びもあり、明治時代の55歳から、60歳、65歳と、平均定年は引き揚げられてはいるようです。
只でさえ働きすぎる日本人は、定年という区切りを付けないと、中々仕事をやめられないのじゃないかという気もします。


定年とはおよそ関係のない老犬タロウ。
毎朝出て来るFaceBookの「過去のこの日」で、去年のタロウの写真が出て来ました。
その頃の日記を読んでみたら、犬嫌いで他の犬に向って15年間吠え続けてきたタロウが最近吠えなくなった、老齢になって鈍感力がついたのだろうかと書いていました。

ああ、そうだった。
この頃はタロウはまだ、認知症とは言われてなかったのでした。
そしてこの時一緒に写っているルイちゃんは去年16歳で亡くなり、このバギーを譲って貰ったのでした。
追いて行かないで、と思う。
私を置いて、行ってしまわないで。
自然の摂理とは分かっているのですが…


桜の下のタロウとおチビ。

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「しろがねの葉」

2024年04月18日 | 


世界遺産にも登録された石見銀山の名前は知っていましたが、戦国時代から江戸時代にかけて、世界を動かすほどの産出を誇った鉱山であったとは知りませんでした。
一時は世界の銀の産出量の三分の一を、この石見銀山が賄っていたといいます。
最盛期のそこを舞台とした、女性ウメの視点で語られる物語。


戦国末期、貧しさから夜逃げした両親とはぐれ、山の中で天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメ。はしっこい彼女は銀山の知識を授けられ、女だてらに坑道で働き出したが、男たちの欲望、差別、侮蔑の目が容赦なく向けられる。
一途に慕う喜兵衛からは相手にされず、堀子として働くことは許されず、ついには他の男から凌辱され、身籠ってしまう…


粉塵と瘴気の中で仕事をする掘子たちは成功すれば金を得るが、肺を病み、事故もあり、寿命は非常に短かったのだそうです。
それでも男たちは、暗い間歩(まぶ)の中で何故掘り続けたのか?
望む仕事もできず、愛する者を何度も見送り、それでも何故ウメは生きたのか?
「人は何故生きるのか」という大命題の本を、久しぶりに読んだ気がします。
島根県太田市の石見銀山とはまるで違いますが、尾花沢市の延沢銀山の近くの銀山温泉に行ったことがあります。
木造の建物が建ち並ぶ温泉街に大正時代の雰囲気は感じたものの、そこで働いた人々がどんな思いでどんな暮らしをしていたのかなんて、考えもしませんでした。


最終章、老齢のウメの独白。
「どれくらい経ったのだろう。
もうこの山には誰もいない。谷の家々が朽ち、草葉や木々に呑み込まれていく。無数に穿たれた穴が風に哭く。
それでも、待っている。
指先すら見えない昏い間歩の底から、男たちがわたしの名を呼ぶのを。慈しんだ男たちは皆、あの無慈悲で温かい胎闇にいる。そこにわたしも還るのだ。」
千早茜著、第168回直木賞受賞作。


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豚まんと八重桜

2024年04月17日 | 社会

新幹線車内で「豚まん」を食べることについて、ネット上で賛否両論が巻き起こっているようです。
女優のA氏が新幹線の中で豚まんを食べている様子をXに投稿したところ、非難が相次ぎ、結局彼女はSNSを休止することになったと。

8年間、毎月新幹線で岐阜に帰省しました。
乗車時間は1時間半足らずなので、私はせいぜいコーヒーを飲むくらいでしたが、食べたり飲んだりPCに打ち込んだり、様々な人を目にして来ました。
疲れ切っている時にすぐ隣の席の人が温かい肉まんを食べ始めたら、正直いい気持ちはしないかも。
だからといって文句を言ったり、SNSに投稿して非難するつもりは毛頭ありませんが。



大坂に出張した夫が、たまに551の肉まんを餃子をお土産に買って来ることがありましたが、その際には前もって、密封できる保冷バッグを持たせたりしました。
それでも匂いが迷惑をかけないかとヒヤヒヤしていたのに、車内で食べることは、私にはとてもできないなあ。

匂いに対する感覚はとても個人差があるでしょうから、難しい問題ですね。
JR東海は明確な禁止ルールはないものの、他の乗客への配慮を求めていることを示すという、無難な応対をしたようです。



写真は、銀座一丁目の八重桜の並木道。
そのうちの一本の木が、「カンザン」という名札をぶら下げていました。
ソメイヨシノの後は、いつもここを歩くのを楽しみにしています。
でもツツジと一緒というのは、初めてじゃないかな。

今日、陽射しの下はもう夏でした。
今年初めてのかき氷を、生姜の専門店「銀座のジンジャー」で。
ジンジャーミルク・キーウィと、友人はジンジャーミルク・オレンジ。
どちらも生姜がたっぷり入っています。
ここは夏には2時間以上待ちなのですが、今回15分待ちで入れました。




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カメラ目線

2024年04月14日 | 家庭

嘘に嘘を重ねて25億円もの金額を盗んだ男が、2万5000ドル(380万円)の保釈金をどうやって払ったのかと不思議でした。
借金まみれで、友情も社会的信用も何もかも失くしたというのに?



ニュースによるとアメリカには署名保証金という制度があり、法的文書に署名し、裁判所が設定した特定の条件を遵守することを約束すれば、現金を支払わなくても保釈されるのだそうです。
アメリカの犯罪映画で散々観て来た、足枷をつけられて法廷に出る被告。
オオタニさんの通訳が、まさかそんな姿で今回、裁判官による審問を受けたとは。
世の中、何が起きるか分かりませんね?



我家の近くの公園で今年最後の桜。
16歳のタロウは見えないし聞こえないしで、中々こちらを見ている写真が撮れません。
以前の笑顔の、カメラ目線のタロウの写真のこちら側には、オヤツを振りかざし、名前を連呼していた私の姿があったのです。
でも来年も来ようね、タロウ!

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