若手マーケッターの気付き

駆け出しマーケッターの日々の気付き。関連リンク多数。情報収集に。

『国家の品格』批判リンク

2006-05-14 15:17:08 | Weblog

 『国家の品格』を大変遅ればせながら読み、
ネット上で展開される批判を集めてみました。

 ベストセラーになってから読むあたり、広告業失格な気もしますが、
時間と読む気がなかったのです。(やはり失格か。)

 過去の講演の足し合わせで、色々な考え方の素材(仮説、論点など)が
ちりばめられているので、読み物としてはとても面白かったです。
そして、非常にタイムリーな論調。売るためのマーケティングのシッカリした本です。

 「論理だけでは説明できないことはある」というのは日頃、
ロジックに悪戦苦闘している自分にとっては目が覚めるところもありましたが、
「論理は役に立たない」というようなイメージを植え付けてしまいそうで心配です。
それ自体は著者の望むところでもないと思うのですが。
(すぐに上手く説明できなさそうなので、日を改めて。)

 この本の「良いところ(有用なエッセンス)」をきちんと抽出するために、
ネット上で展開されている批判を集めてみました。
(注釈はざっと見た感じなので、正確でないかもしれません。)

池田信夫 blog:国家の品格
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/2b365b2a38ca7996074020857aca73c4
視点自体にそれほど新しさはなく、強引で具体性のない国家論とバッサリ。
(そもそもこの本自体、国家論として読むのが間違ってると思いますが。)

「国家の品格」論より羞恥心-タカマサのきまぐれ時評http://blog.drecom.jp/tactac/archive/371
「小学校で英語を教えるべきでない」という主張自体の論理批判を中心に、
作者自身の「論理」の矛盾点を指摘。

『国家の品格』を読む
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ytgw-o/060321.htm
著者が評価している社会契約論への批判
(社会規律はその社会で培われてきた伝統が決定すべきもので、
国家機関や国民が決定すべきものではない、と指摘。)

かぶれの世界 「国家の品格」批判
http://ikeda-farm.mo-blog.jp/kabure/2006/04/post_cb5b.html
「個人の品格」と「国家の品格」の議論を混同してはいけない、と指摘。

鷲田小彌太の《日日荒日》
http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/38/P0003807.html
有料ですが、メルマガ上で批判を展開している模様。


Yahooブログ検索(ベータ版)

2006-05-12 03:23:31 | Weblog

Yahoo!ブログ検索という機能がYahoo!に追加されました。
キーワードを入力すると、そのキーワードを含んだブログの件数が時系列で
グラフ表示されます。(対象はYahoo!ブログ内のblogのみ)
blogという媒体でどれだけ話題が広がったのか一発で分かるため、
コレは使いようによってはマーケティング視点でもかなり面白いんではないでしょうか。
http://blog-search.yahoo.co.jp/

例えば「エビちゃん」で検索すると1月中旬と4月上旬に二つ、
大きく件数が増加するポイントがあります。
1月中旬はエビフィレオのCMに起用された時期、4月上旬はドラマに出演した時期です。


ゲド戦記

2006-05-06 12:45:10 | Weblog

 この夏公開のジブリ作品。前から映画化されることは知っていたのですが、情報に疎く、ジブリ作品で、しかも宮崎監督の長男の宮崎吾郎氏が監督を務めることを今日知りました。
http://www.ghibli.jp/
 この作品、ポスト宮崎駿を占う上で非常に重要な作品だと思います。ぜひ、吾郎監督に頑張ってもらいたいです。「世襲だ」とか「素人だ」とか色々言われていますが、公開前にそんなこと言っててもしょうがなし。ジブリファンとしては、とにかく見に行って判断するから頑張って!という心境です。
 ・・・・・・でも、ポスト宮崎駿時代への見解を一つ。
 「100人の凡人より1人の天才。」任天堂会長の山内さんが言ってることなのだけれど、これはゲームに限らず、人を楽しませることが必要条件なコンテンツビジネスには広く当てはまることだと思います。駄作が10本あるよりも、キラーコンテンツが1本あったほうが遥かに強い。
 彼はその理念の元、宮本茂を重用しました。宮本さんはマリオの生みの親で、世界で最も有名なゲームクリエイター。マリオの他にも、ゼルダ、カービィ、スターフォックス、ピクミン、動物の森など、任天堂の歴代のヒット作を次々と生み出してきた人です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%9C%AC%E8%8C%82
 問題は、天才の発掘プロセスをビジネスモデルの中にどう組み込んでいくかだと思います。ゲームハードメーカー(ゲーム機を作ってるメーカー)の場合、社内で天才を囲い込まなくても、サードパーティ(ゲームソフトのみを作っているメーカー)を囲い込むという手法もあります。PSはFFを作っているスクエアをサードパーティとすることで、爆発的にシェアを伸ばしました。
 でも、これはハード(ゲーム機)の種類によって利用できるコンテンツ(ゲーム)が制限されるゲーム業界だからこその手法で、ソフト重視の映画の場合はやはり自社で天才を囲い込まなければいけない。特に工房型のジブリの場合は。この点はデザイナーを囲い込むことが必要なヴィトンなどのファッションブランドに似ています。
 宮崎駿が引退した後もディズニーのようにジブリが発展を続けるには、その様な天才がどうしても何人か必要になってくるでしょう。果たして吾郎監督がその天才になり得るのか、それとも他の誰かが出てこなくてはいけないのか。幸い、日本には優秀なアニメクリエーターは何人もいるから、彼らを召喚するってオプションもあり得るかな。個人的には新海誠のカット割をジブリ調で見てみたい気もします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%B5%B7%E8%AA%A0


GW 食べ歩き

2006-05-05 18:19:20 | Weblog

猿のしっぽ (西麻布)
http://www.monkey-jp.com/ga.htm
焼き鳥屋さんです。室内もオシャレだし、肉も良いものを使っています。コストパフォーマンスも良いと思う。きりたんぽもできるみたいです。

やまと (銀座)
http://www.frieden-dining.com/
以前も紹介したかもしれませんが、創作豚肉料理の店。また行きました。薬膳豚鍋、相変わらず美味しい豚肉を堪能しました。締めは雑炊か讃岐うどん。甘辛い薬膳汁を徹底的に味わえます。美容にもいいそうです。

地炉ノ間(銀座)
http://r.gnavi.co.jp/g158401/
和風テイストのBARです。酒の種類は豊富。カウンター席、半個室共に掘りごたつ式です。ただ、内装自体はそれほど手入れをしていないようで、行灯が黄色くなってたりして・・・。もう一度行くほどのことはないように思いました。

TORAYA CAFE(六本木ヒルズ)
http://www.toraya-cafe.co.jp/
銀座『とらや』のカフェ。和菓子ベースですが、メニューはあんこや抹茶など和菓子の素材をケーキやパフェなどにアレンジしています。ドリンクは緑茶と中国茶の種類が豊富。かなり混んでいました。個人的にはヒルズ店限定のパフェがHITでした。

夜来香
http://r.gnavi.co.jp/a302700/
3000円食べ放題、飲み放題の台湾料理店。この価格でこの味と量はなかなかのもんだと思います。学生との飲みで多用。


サイクリング

2006-05-01 05:47:34 | Weblog

 GW中に東京中を回ろうと思って買ったクロスバイク(マウンテンバイクとロードバイクの中間に位置する自転車)で築地まで走ってきました。
実際に東京を走ってみると、想像以上に近いですね。田端~上野までなら15分ぐらいで行けちゃいます。

 途中、正岡子規が通ったことで有名な西日暮里の『羽二重団子』というお茶屋さんで一服。割と普通の団子でした。まあ旨いかな、程度。日暮里駅前にHABUTAEというちょっと今っぽい支店もあり。
http://www.hoyumedia.com/co/gr/habutae/

 その後、湯島天神、外堀を通って築地まで行ってきました。多分1時間ぐらいかかったかなぁ。(正確に測ってないけど。)
最後に築地で寿司食って、秋葉原でちょっと買出しして帰ってきました。

『すしざんまい』
http://www.kiyomura.co.jp/shop/shop01_01.html
観光客と地域の人しかいなかったけど、ネタは新鮮でした。やっぱ良いネタは口の中でとろけますね~。流石に安いし。

 実際に走ってみると、実は都心の方が自転車に優しいです。道も広いし、東銀座あたりだと、歩道も自転車用のゾーンが色で示されています。千葉の幕張メッセ周辺も同じようになっていて、新しく作られた街ではそういうことも考えて設計されている事が分かります。でも、全体で見るとまだまだ快適というには程遠く、歩道橋にも自転車用の坂がついていないところもあったので何度か自転車かついで登らなくちゃいけませんでした。人込みの中では流石に乗りづらいしね。
 ヨーロッパでは本当に自転車が多くって、観光する時も何度も利用しました。アムステルダムとかだと道が完全に自転車用と歩行者用に分かれていて、自転車が道路上でキチンと市民権を得ています。
 最近、また自転車がちょっとブームになりかけている感じがして、LOHASブームもあってか、通勤に使う人も徐々に増えているみたい。古い道路だと、自転車用、歩行者用に道を分けたり道幅を広げるのは難しいだろうけど、歩道橋は何とかしてもらいたいなぁと思います。
http://yoga.blog.ocn.ne.jp/nayoga_blog/2005/10/post_5a49.html


食べ歩き

2006-04-11 03:10:59 | Weblog
 気がついたら今月の携帯料金27000円突破で我ながら驚愕。寂しがり屋の女子高生か、俺は。
 最近食べて旨かったところを紹介。

タイ料理『バンタイ』歌舞伎町
http://www.ban-thai.jp/
OB訪問を受けた就活生に教えて貰い、友人と2人で行きました。
なんか回りにキャバクラとかが多いし、この店が入っているビルも薄暗いので怪しさバツグンなのですが、味もかなり美味しいです。タイ好きの人は是非お勧め。香草が苦手な人は予め入っていない料理を聞いたほうが良いかも。

韓国料理『ソナム』西麻布
http://www.sonamu.jp/nishiazabu/top.html
会社の上司と。かなり美味しい韓国料理です。特にキムチが甘辛くて絶品。

蕎麦『流石(さすが)』銀座
http://allabout.co.jp/gourmet/soba/closeup/CU20040910A/
両親と。ワインを取り揃えていて、そばがきやだしまき卵、鴨肉と一緒に楽しむ店。肝心の蕎麦も、つなぎを一切使用していないらしいがとてもツルツルとした食感で美味しい。ただ、好みは分かれるらしく、両親は余り気に入らなかった模様。

とんかつ『キムカツ』恵比寿
http://www.kimukatsu.com/top.html
言わずと知れたとんかつの名店。確かに旨い。が、1700円は取りすぎな気がするのは僕だけでしょうか。

カエルを食べる

2006-02-27 01:58:52 | Weblog

最近どうも疲れが抜けない感じがしてちょっとヤバイ。
恐らく、山積になってる課題が精神にプレッシャーを与えてるんだと思う。
冷静にタスクを整理してみると、特にうろたえる程の量ではないんだけれどね。
ポジティブな発想がしにくくなってる。軽く鬱入ってそうなのは気のせいか???
『カエルを食べてしまえ!』という本があったけれど、瑣末な事柄が堆積してくると始末に負えなくなる。
あんまりそういうプレッシャーを感じるタチではないんだけれど。
とりあえず、目に付いたカエルにある程度の道筋を立ててから今日は寝ようと思います。
調査企画なんだけど、現状の課題と調べるべき要素がはっきりすれば、調査項目も自動的に決まってくる。
それについては先週末にある程度方向性を固めたので、シートに落とすのは何とかなりそうだし。
明日はもう一つの調査票をまとめるのと、事例収集がタスク。
でも、昼飯が食えないほどタイトな訳ではないから、久しぶりに会社の近くの旨いカレー屋に同期と一緒に行こうかな。

てな具合に、自分の置かれている現状を言語化すると気分が落ち着くというか、ちょっと安心することができます。


旨かった店・「食べる」に関する気分転換

2006-02-15 01:17:47 | Weblog

今日は最近行った旨い店を列挙。

・やまと 銀座2丁目本店 薬膳豚鍋
銀座1丁目駅のA6出口を出た目の前のビルの地下です。
とにかくここは薬膳不老長寿鍋を食ってみるべき。とても柔らかくて繊細な豚肉鍋です。
しゃぶしゃぶのような感じなのですが、全くと言って良いほどアクが出ません。
スープの方も辛みと甘さが溶け合った独特の味ですが、クセがあるわけでもない。
健康・美容にもいいそうです。いつも一杯なので、早めに予約を。
http://www.frieden-dining.com/

・VIRON
フレンチスタイルのベーカリー。渋谷と丸の内にある(らしい)。
http://www.frieden-dining.com/
もう結構有名みたいで、友人宅でケーキを食べたんだけど、
スポンジの代わりにパン生地が使われていました。結構旨かったです。

 価格の高いものを、という事ではなく、
旨いもんを食べるように意識することって凄く大切なのではと、社会人になって思います。
 平日はなかなか思うように食事が取れなくても、
週末くらいは納得の行くものを食べると次の週の活力が湧いてくるからです。
 同じように、自分で料理を作るのもお勧め。
料理って結構ロジカルで、手順や調理法によって味が全く変わってきます。
どんな順番で、どんな食材を使おうかと色々考えを巡らせるのは結構楽しいんです。
僕はいつもレシピとかを見ずに何となくで作るので、たまに痛い目を見ますけど、
早く家に帰った時は自分で料理を作るようにしています。
 別に凄い料理が作れるわけでもないのですが、
料理を作っていると仕事とは別の頭を動かせるので、良い気分転換になります。
位置付けとしては読書と殆ど変わらないですね。

食通の友人がお勧めの、新しい雑誌『Pen_ates』。
http://www.pen_ates.hankyu-com.co.jp/


懐妊&手伝いより理解

2006-02-13 02:04:14 | Weblog

 もう話題的に過ぎ去ってますが、秋篠宮妃懐妊。とんでもなくデリケートな話題ですが、もう週刊誌がこぞって書き立ててますね。『皇太子家VS秋篠宮家』とか。ホントに節操がないっつーか、なんつーか。
 少なくともこれは、ジャーナリズムじゃねぇと思うのです。まぁ、芸能人の家庭問題を書きたてておいて、天皇家は特別扱いすると別の意味で問題ですが。
 無事な出産を祈りつつ、皇太子妃の心中を案じます。

朝日新聞にはこのような記事が。み、身につまされる・・・。

■夫に望むのは「手伝いより理解」女性の6割「不満ある」

夫に望むのは、お手伝いより理解・・・。妊娠中の女性や乳幼児を育てている母親約5
00人を対象にしたインターネット調査で、そんな結果が出た。
日用品メーカーのP&GやJTBなど協力して立ち上げた情報サイト「Womama(ウーマ
マ)」が昨年11月、妊娠6ヶ月から子どもが3歳児までの女性を対象に聞いた。
「夫に不満がある」と答えた65%の女性に理由を複数回答で聞いたところ、妊娠
や子育てについて、「大変さを分かってくれない」が35%で最も多く、「女性が
するのが当たり前だと思っている」32%、「家事を手伝ってくれない」3
0%、「ありがとうと言ってくれない」28%が続いた。
夫以外の周囲の人に不満を持っている女性は50%で、理由をきいたところ、「妊
娠・子育てについて必要以上に口を挟んでくる」が46%で最も多かった。夫の無
理解と周囲の過干渉に困っている女性が多いことが浮き彫りになった。
夫婦の会話時間は一日平均152分で、妊娠・出産前より21分減っていた。うれ
いかった夫の言葉(自由回答)は「ありがとう」が80人で最も多く、「愛してい
る」は27人だった。ショックだった言葉は「太った、など容姿についての文句」
が63人で多かった。
(2006年1月18日朝日新聞)


七十二候のこと

2006-02-12 03:08:46 | Weblog

今日はとても月が綺麗でした。日中もとても暖かくて春が近づいてきた感じがします。
立春は2月4日ですが、この立春という言葉は中国で生まれた二十四節気という季節区分の一つです。一年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それを更に6つに分けたもの。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%9B%9B%E7%AF%80%E6%B0%97

それを更に細かく分けた七十二候という考え方もあります。これは二十四節気を更に3つずつに区分したもので、大体5日を一区間としています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%8C%E5%80%99

2005年2月9日~13日は立春の次候。
日本の立春・次候は、「鶯鳴く(うぐいす なく):鶯が山里で鳴き始める」。
鶯が鳴き始める季節のようです。最近は都会では殆ど聞きませんが・・・。
中国では、「蟄虫始振(ちっちゅう はじめて ふるう):冬蘢りの虫が動き始める」というそうです。
春の生き物が本格的に動き始める時、ということですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E6%98%A5#.E4.B8.83.E5.8D.81.E4.BA.8C.E5.80.99

『えこよみ』
http://www.thinktheearth.net/jp/
この本では七十二候が綺麗なイラスト付きで紹介されてます。
Think the EarthプロジェクトというNPOが発行していて、六本木ヒルズのミュージアムショップとかで購入できます。