フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

etudeとrecherche

2019年06月09日 16時48分25秒 | 語彙
2018年6月21日のNHKまいにちフランス語講座(講師:姫田麻利子先生)より

日本語の文章をフランス語にする課題文の中に「国内外から集めた植物の研究」とありました。
この「研究」をどう表現するのか、和仏辞書を調べてみると、

研究:étude、recherches

仏和を調べると、

étude:勉強、研究

recherches:(多くは複数で)(個別的)研究

試訳は
l'étude d'espèces végétales collectées au Japon et aillerus dans le monde

とétudeを使っています。

ポイントになるのは、「国内外から集めた」。
ここから読み取れるのは、単に集めて分析すること。
recherchesには探し求めるというニュアンスがあるので、何か課題を解決する「研究」には向いていますが、何かを調査する場合はétudeのほうが向いていることになります。


ぶたとジャム

2019年03月02日 18時27分38秒 | フランス語名文・迷文
NHKの「ねほりんぱほりん」。
大好きでずっと見てます。

少年院に入っていた人」の回でシュウジさんという方が「フランス語の勉強もしました」と話されたときに、例のぶたくんが「ブタでもわかるフランス語」という本を読んでいるのですが、その裏表紙に

Donner de la confiture aux cochons.

と書いてあったの、全然気が付きませんでした。
後で知人から教えてもらったのですが、これは、フランス語で「豚に真珠」という意味。
直訳は「ブタにジャムをやるようなものだ」です。
いやー、冗談きついですね。

さすが、ねほりんぱほりん。

姫田先生の講座

2019年03月02日 17時58分20秒 | NHKフランス語講座dictee
最終更新が2011年8月!
とても久しぶりに更新します。
フランス語は相変わらず細々と継続しており、2011年に比べると、少しは上達した感があります。
継続は力なり。
実はこのblogを閉鎖しようかと考えていたのですが、アクセス数が私の予想(予想はゼロだった)以上にあったので、再開しようと思いなおしました。

現在の勉強の中心は、NHKフランス語講座の姫田先生の講座です。
ほぼ1年前の講座を今聞いています。

姫田先生の講座、とても気に入っています。
フランス人と関わりのあった日本各地の案内を2回の講座で、その土地に関する会話を1回の講座で、その土地を訪ねた感想を書いたSNSの記事を1回の講座で勉強するという構成になっています。

案内は、まず日本語を見て、なるべく和仏を見ず、テキストのヒントをみながら自分の言葉で書きます。
会話はディクテします。
記事はのほほんと見ています。

これはどうよ、みたいなことを共有していこうと思います。

原因・理由の表現

2011年08月16日 18時28分39秒 | フランス語でニュース
2011年4月1日のNHKまいにちフランス語講座(講師:杉山利恵子先生)より
前々回のDialogueで気になったこと。

その2
原因・理由の表現

à cause de ~のせいで
一般に結果が好ましくないことに使います

Le match n'a pas eu lieu à cause du mauvais temps.
試合は悪天候のせいで行われませんでした。

en raison de ~の理由で、~のために
一般に結果が中立的なことに使います。
改まった言い方です。

Les banques sont fermées en raison des fêtes de Pâques.
銀行はイースターの祝日のため閉まっています。

faute de ~がないので
deのあとの名詞は無冠詞です。

Je n'ai pas pu finir mon travail faute de temps.
時間がなかったので、仕事を終えることができませんでした。

grâce à ~のおかげで
結果が良いことに使います。

L'espérance de vie est de plus en plus longue grâce aux progrès de la médecine.
平均寿命は、医学の進歩のおかげで、ますます長くなっています。

comme ~なので
必ず文頭に置きます。

Comme il a neigé toute la nuit, la route est glissante.
一晩中雪が降ったので、道は滑りやすくなっています。

parce que ~だから
ふつう文頭には置きません。
理由を知らない相手に理由を説明するときや、Pourquoi ... ?の疑問文に対して答えるときに使います。

Je suis en retard parce que j'ai manqué mon train.
私は電車に乗りそこねたので遅刻しました。

Je n'ai rien mangé parce que j'avais mal à l'estomac.
私は胃が痛かったので、何も食べませんでした。

Pourquoi restez-vous dehors ?
Parce que la porte est fermée à clé.
なぜ外にいるのですか?
なぜならドアに鍵がかかっているからです。

puisque ~なのだから
相手にとって、あるいは誰にとっても明らかな事実を理由として持ち出すときに使います。
主語の前においても、後ろにおいてもかまいません。

On va manger, puisqu'il est déjà midi.
食事に行きましょう。もうお昼なのだから。

Puisque tu es fatigué, repose-toi bien.
疲れているのだから、よく休んでね。

retard

2011年08月15日 18時19分40秒 | 語彙
2011年4月1日のNHKまいにちフランス語講座(講師:杉山利恵子先生)より
前回のDialogueで気になったこと。

その1
retard

être en retard は主に人が主語となって「遅刻する」の意味となります。
avoir du retard は主に物が主語となって「遅れる」の意味となります。
retardのその他の表現をみてみましょう。

Le train a dix minutes de retard.
電車は10分遅れている。

Ma montre a pris du retard.
私の時計は遅れている。

Mon avion a eu une heure de retard.
私の飛行機は1時間遅れました。


NHKまいにちフランス語講座"Racontons nos vies!" Lecon 2

2011年07月31日 22時59分16秒 | NHKフランス語講座dictee
2011年4月1日のNHKまいにちフランス語講座(講師:杉山利恵子先生)より

Leçon 2

Dialogue
Camille: Et toi, Thoms, tu es en retard.
Thomas: Mon train a eu du retard à cause d'un incident technique !
J'ai pris le train aujourd'hui, parce que ma voiture est tombée en panne.Je suis parti assez tôt pour arriver en avance au bureau.
Je comptais prendre un café sans me presser avant de me mettre au travail, parce que, tu sais, la foule dans les transports en commun, c'est fatigant.
Mais mon train a eu une demi-heure de retard.
C'est pour ça que je suis en retard.
Je n'y suis pour rien.

単語
incident technique 技術上のトラブル
se presser 急ぐ
avant de + 不定詞 ~する前に
se mettre à ~に取りかかる
foule (f) 人ごみ 混雑
je n'y suis pour rien 私はそれにはまったく責任がない

私が気になった点は次回に。

apprecier, changer

2011年07月26日 15時19分22秒 | 語彙
2011年4月28日のNHKまいにちフランス語講座(講師:杉山利恵子先生)より
Leçon 9
前々回のDialogueで気になったこと。

その2

apprécier
NHKのテキストでは「好む」と訳されていますが、辞書上の意味では「高く評価する」「価値を認める」となります。
フランス語の辞書によれば
aimer, trouver bien (Le Robert & Cle International)

déterminer la valeur vénale d'un bien, d'un objet
juger de la valeur (intellectuelle, morale, artistique, etc.) de quelqu'un, de quelque chose
juger de la valeur (intellectuelle, morale, artistique, etc.) de quelqu'un, de quelque chose (Larousse)
です。


その3

A la campagne, je change de rythme.
田舎ではリズムを変えるの。

changerとchanger deには違いがあります。
changerは、その中のものを変えるという意味合いがあり、changer deは別のものに変えるという意味合いがあります。
なので、

changer la classe クラス(の雰囲気)を変える
changer de classe クラス替えする

となります。
ほかにも例を挙げますと

changer les idées à qn. ~の気分を変える
changer d'idees 考えを変える

単語によってはchangerとしか結びつかないもの、changer deとしか結びつかないものがあります。

changer d'avis 意見を変える
changer d'attitude 態度を変える
changer sa manière de vivre 生活態度を改める

知覚動詞

2011年07月25日 15時07分33秒 | 文法
2011年4月28日のNHKまいにちフランス語講座(講師:杉山利恵子先生)より
Leçon 9
前回のDialogueで気になったこと。

その1
知覚動詞
Leçon 1 でコメントした知覚動詞をここでじっくりおさらいします。

voir+直接目的語+不定詞 ・・・が~するのを見る、・・・が~するのが見える

J'ai vu quelqu'un entrer par la fenêtre dans cette maison.
私は誰かが窓からこの家に入るのを見ました。

regarder+直接目的語+不定詞 ・・・が~するのを見る

Il regardait les passants aller et venir.
彼は通行人が行ったり来たりしているのを見ていました。

entendre+直接目的語+不定詞 ・・・が~するのが聞こえる

J'ai entendu la pluie tomber.
雨が降っているのが聞こえました。

écouter+直接目的語+不定詞 ・・・が~するのを聞く

Elle aime écouter ses petits-enfants bavarder.
彼女は孫たちがおしゃべりするのを聞いているのが好きです。

sentir+直接目的語+不定詞 ・・・が~するのを感じる

J'ai senti quelqu'un bouger.
私は誰かが動くのを感じました。

不定詞が自動詞の場合は、不定詞のほうが先に置かれることもあります。

Assise à la terrasse d'un café, elle regardait passer les gens.
カフェのテラスに座って、彼女は人々が通っていくのを眺めていました。

「・・・が」の部分が代名詞のときは、直接目的語の形で知覚動詞の前に置かれます。

Je les ai vus traverser la rue rapidement.
私は彼らが急いで通りを渡るのを見ました。

Nous les écoutions jouer du jazz.
私たちは彼らがジャズを演奏するのを聞いていました。

J'ai été étonné en la voyant entrer.
彼女が入ってきたのを見て、私は驚きました。

「・・・が」の部分が一般的な「人々」のときは、省略されることがあります。

J'ai entendu dire qu'il y avait des grèves.
ストがあるという話を聞きました。

laisser(~するままにしておく)も同じ構文をとります。

Elle a laissé son chat dormir dans son lit.
彼女はペットのネコを自分のベッドで眠らせておきました。

知覚動詞の構文では、不定詞の代わりに<qui+文><現在分詞><en train de+不定詞>も使います。

<qui+文>
J'entendais mon voisin du dessus qui marchait de long en large.
上の階の住人が行ったり来たりして歩いているのが聞こえていました。

<現在分詞>
Il voyait le bateau s'éloignant lentement.
彼は船がゆっくり遠ざかっていくのを見ていました。

<en train de+不定詞>
Je la vois encore en train de marcher sur la plage.
彼女が浜辺を歩いている姿が今でも目に浮かびます。


NHKまいにちフランス語講座"Racontons nos vies!" Lecon 9

2011年07月24日 15時02分40秒 | NHKフランス語講座dictee
2011年4月28日のNHKまいにちフランス語講座(講師:杉山利恵子先生)より

Leçon 9

Dialogue
Raphaël: C'était bien, la campagne ?
Clara: Oui. J'ai entendu les oiseaux chanter à mon réveil.
J'apprécie énormément les bruits de la nature.
D'habitude, je suis plutôt du soir, mais à la campagne, je change de rythme.
Ca m'a fait du bien de respirer l'air frais du petit matin.
Heureusement, il a fait trés beau.
Je me suis promenée dans la forêt et j'ai passé l'aprés-midi à lire à l'ombre et à dessiner des paysages.
J'avais besoin d'un peu de repos après les fatigues du travail.
Et me voilà à nouveau en pleine forme !

単語
être du soir 夜型である
ça m'a fait du bien de+不定詞 私にとって~するのは気分がいい
ça fait du bien à ... de+不定詞 ・・・にとって~するのは気分がいい
petit matin 早朝
passer ... à+不定詞 ~して・・・を過ごす

私が気になった点は次回に。

代名動詞の過去分詞の性・数一致

2011年05月06日 10時31分24秒 | 文法
2011年3月31日のNHKまいにちフランス語講座(講師:杉山利恵子先生)より
前々回のDialogueで気になったこと。

その4
Je me suis lavé le visage, je me suis habillée et je me suis dépêchée de partir.
代名動詞の複合過去ですが、過去分詞の性・数の一致があります。
でも、それはseが直接目的語のときだけ!
seが直接目的語なのか、間接目的語なのかは、seをとったときの使われ方をみればわかります。
たとえば、réveillerの場合です。

Elle a réveillé son fils.
彼女は息子を起こしました。

réveiller(起こす)の相手は直接目的語(例文ではson fils)になりますので、se réveillerのseは直接目的語となり、複合過去形にするときは、過去分詞の性・数一致があります。

Elle s'est réveillée.
彼女は起きました。

rappelerの場合・・・

Elle a rappelé cela à son fils.
彼女はそれを息子に思い出させました。

rappeler(思い出させる)の相手は間接目的語(例文ではà son fils)となりますので、se rappelerのseは間接目的語となり、複合過去形にするとき、過去分詞の性・数一致はありません。

seが「お互いに~する」の意味の場合も同じです。

Il se sont rencontrés.
彼らは(お互いに)出会いました。
(rencontrer、会う相手は直接目的語)

Ils se sont parlé.
彼らはお互いに話しました。
(parler à、話す相手は間接目的語)

同じ動詞でも、seが直接目的語であったり、間接目的語であったりするものがあります。

Elle s'est lavée.
彼女は(自分の)体を洗いました。
(seは直接目的語)

Elle s'est lavé le visage.
彼女は(自分の)顔を洗いました。
(seは間接目的語、le visageは直接目的語)

さらに、代名動詞の用法のうち、受動的用法と、本来的用法(代名動詞の形しか存在しなかったり、代名動詞になることによって意味が変わったりするもの)では、seは直接目的語として扱い、必ず過去分詞の一致があります。

Elle s'est souvenue de cet incident.
彼女はその出来事を思い出しました。
(se souvenir de)

覚えるの大変ですね