持続可能な国づくりを考える会

経済・福祉・環境の相互促進関係を!

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公開学習会延期のお知らせ

2020年02月18日 | 学習会

 

 先日お知らせしました上記の学習会ですが、大変残念ながら3月中旬には新型ウィルス肺炎の本格的流行期に入っているのではないかという危惧があるため、流行期が過ぎるまでということで延期にさせていただくこととしました。

 よろしくご了解・ご海容のほどお願い申し上げます。

 みなさんのご健康を心からお祈り申し上げ、催行できるようになりましたら、ぜひご参加いただけますようお願いいたします。

 


警告はすでに1972年に

2019年10月22日 | 環境

 運営委員長岡野です。

 

 台風・豪雨はそれだけで起こっている問題ではなく、地球環境問題の一環です。

 そして、地球環境問題に関する警告はすでに1972年に国連人間環境会議「人間環境宣言」でも、次のようになされていました(改行岡野)。

 

 「(6)我々は歴史の転回点に到達した。いまや我々は世界中で、環境への影響に一層の思慮深い注意を払いながら、行動をしなければならない。

 無知、無関心であるならば、我々は、我々の生命と福祉が依存する地球上の環境に対し、重大かつ取り返しのつかない害を与えることになる。

 逆に十分な知識と賢明な行動をもってするならば、我々は、我々自身と子孫のため、人類の必要と希望にそった環境で、より良い生活を達成することができる。

 環境の質の向上と良い生活の創造のための展望は広く開けている。

 いま必要なものは、熱烈ではあるが冷静な精神と、強烈ではあるが秩序だった作業である。

 自然の世界で自由を確保するためには、自然と協調して、より良い環境を作るため知識を活用しなければならない。

 現在及び将来の世代のために人間環境を擁護し向上させることは、人類にとって至上の目標、すなわち平和と、世界的な経済社会発展の基本的かつ確立した目標と相並び、かつ調和を保って追求されるべき目標となった。」

 

 半世紀近く経って、とても残念なことに事態は改善されていないどころか、悪化の一途をたどっているように見えます。

 それは、宣言の言葉を借りて言えば、「十分な知識」を学び、「懸命な行動」をするため基礎・動機となる「熱烈ではあるが冷静な精神」が足りなかったためなのではないでしょうか。

 誰に? 広く言えば人類総体ですが、より狭く正確に言えば、誰よりも多くの国の、特に政財界のリーダーたちに、ということだと思われます。

 いろいろ調べてみると、知る気・精神さえあれば、さまざまな研究機関が公表している情報・知識は十分すぎるくらいあるようです。

 そして、知れば、なぜ、どんな、どのくらい深刻な問題が起こっているのかは、すぐにわかると思われます。

 問題は、十分に知ろうとする気がないところだ、と筆者には見えます。

 では、どうすればいいのか? そこを、みなさんと一緒に考えていきたいと思っています。

 そこを考えるという点が、環境関係の政府組織や研究機関や民間団体は無数にあるにもかかわらず、もう一つ別に私たちのグループが存在する意味だと考えています。 


台風に思うこと:あえて言えば想定内だった

2019年10月19日 | 環境

 運営委員長の岡野です。

 いろいろな事情で長らく休止していたブログ更新を、少しずつ再開することにしました。

 大きなきっかけは、9月9日関東地方に上陸し、千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風第15号、追いかけるように10月12日伊豆半島に上陸し、関東地方、福島県等を縦断し、広範囲で甚大は被害をもたらした(まだその影響が続いている)台風第19号のニュースです。

 亡くなられた方のご冥福をお祈りし、遺族のみなさん、被災者のみなさんに、心からお見舞い申し上げ、一日も早い、復旧ー復興をお祈りしています。

 しかし、こんな時に言うのが適切かどうかわかりませんし、えらそうに聞こえるかもしれないのですが、あえて言うと、私たちにとって、こうした台風や雨の強大化は「こんなことになるとは思ってもみなかった」「想定外」のことではありません。

 IPCC他の専門機関・専門家の警告に耳を傾ければ、それはいやでも(確かにいやなのですが)「想定せざるをえない」ことだと思ってきました。

 そして、非常に心配し、なんとかできないのかと考え、2006年に会の活動を開始する時点で、会のメンバーは、

 「多くの警告や専門機関、専門家、民間活動家も含めた多くの人々の努力にもかかわらず、この数十年、世界全体としての環境は悪化の一途をたどっています。

  例えば、地球温暖化―異常気象、オゾン層の破壊、森林の減少、耕地・土壌の減少、海洋資源の限界―減少、生物種の激減、生態系の崩壊、化学物質による大気・耕地・海洋の汚染、核廃棄物や産業廃棄物から生活ゴミまでの際限のない増加などなど、どれをとっても根本的に改善されているものはないのではないでしょうか。」(シンポジウム『日本も〈緑の福祉国家〉にしたい!―スウェーデンに学びつつ』趣意書より

という認識を共有していました。

 そして、根本的な解決への第一歩として、

 「私たち日本人が今スウェーデンから学ぶべきものは、なによりも国を挙げて「緑の福祉国家」を目指しうる国民の資質とその代表・指導者たちの英知と倫理性だと思います。


  きわめて残念ながら当面日本には、「緑の福祉国家」政策を強力に推進できるような国民の合意も政治勢力も見当たりませんし、すぐに形成することも難しいでしょうが、環境の危機の切迫性からすると早急に必要であることは確かだと思われます。


  本シンポジウムは、そうした状況の中でまずともかく、方向性に賛同していただける方、あるいは少なくとも肯定的な関心を持っていただける方にお集まりいただき、近未来の日本の方向指示のできる、ゆるやかではあるが確実な方向性を共有するオピニオン・グループを創出したい、という願いをもって開催致します。 」(同上)

という趣旨で、シンポジウムを開催し、以後、活動を続けました。

 けれども、きわめて残念なことに、これまで大きなオピニオン・グループの創出にはまったく到っていません。

 そういう意味で、活動の効果はなかったと言わざるをえません。

 そうした状況の中、メンバーたちもそれぞれの事情で積極的な活動をすることが難しくなってきたため、活動は無期限休止状態になっていました。

 しかし、今回の二度の台風の激甚災害のニュースを見ながら、もう一度、「効果のあるなしにかかわらず、言うことは言ってみよう。やれることはやってみよう」という気持ちになりました。

 そして、19号の関東直撃の後、まず自分のブログに以下のような記事を書きました。ここにも掲載させていただきます。   

            * 

 またしても記録的な台風でした。

 型どおりの言葉になってしまいますが、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

 今のところ、親族、友人、知人には被災した人はいないようで、たくさんの「無事でした」という知らせをいただいています。

 その一つに次のような返事をしました。

 「こんばんは。 

 無事でよかったですね。

 それにしても、あまりにも広域の激甚災害で心が痛みます。復興に時間がかかりそうです。

 そして、こういう被害が今後ますます増えるかと思うと、非常に心配です。 

 地球全体が後戻りできないところまで行く前に、意識と行動と社会システムの根本的変容が起こることを祈らずにはいられません。 

 特に日本人にとって、この二連続の大型台風が心に響く警告になれば、まだ亡くなった方も報われるのではないでしょうか。」

 地球環境はこの十年が正念場だと科学者は言っています

 耳を傾け、危機感をもって理解し、そして適切な行動をしたいものです。

            *

 今後、旧メンバーと相談しながら、まずは学習会から活動を再開したいと思っています。

 具体的になったら、お知らせしますので、危機認識と危機感を共有できる方はぜひご参加ください。

 

 


学習会のお知らせ:7月6日(金)19時@四谷

2018年06月12日 | 学習会

 

当会会員で著名なジャーナリストである高世仁氏に、今回は「リローカライゼーション(地域回帰)~しあわせと持続可能性との接点」というテーマで語っていただきます。

2010年の東日本大震災が、自分たちでコントロールできないエネルギーや、生産現場の見えない食糧に支えられた、「近代」の危うさをあらわにしましたが、いま、エネルギーと食糧を軸に、伝統を再発見しながら地域づくりに乗り出す限界集落に、「根っこのある暮らし」を求めて若者が移住しているそうです。進行中のこの「おだやかな革命」の実例を見ながら、「しあわせ」と「持続可能な国づくり」との接点について高世仁氏に論じていただきます。国家単位の政策とは全く異なる「持続可能性」へのアプローチを学ぶ貴重な機会になると思いますので、是非ご参加ください。

●日時 7月6日(金) 19:00~21:00

●場所 ◆四谷地域センター 11階 集会室2 

    地下鉄 丸の内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分

都バス 品97新宿駅西口~品川車庫

       「新宿一丁目」バス停より徒歩1分

●参加費:無料 ●定員30人

申込先

「持続可能な国づくりを考える会」申し込み担当:増田満

 FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com

*氏名、住所、連絡用電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい


2月16日学習会のお知らせ~ 立憲民主党をどう捉えるか

2018年02月04日 | 学習会

 

次回学習会は2月16日(金)開催です。

 

 昨年10月の衆院総選挙で、自公が圧勝、民進党が立憲民主党と希望の党に分裂し、当面、野党勢力がさらに弱体化した中でも、はっきりとした理念とビジョンを掲げて立憲民主党が分離・独立し、現政権支持でない国民にとって、自公でない別の明快な選択肢ができたといえます。

 そこで、ネットに公開されている立憲民主党の理念とビジョンを「持続可能な国づくりを考える会」の「理念とビジョン」と照らし合わせながら討議し、可能ならば統一的な方向性を見出したい、というのが今回の学習会の目的です。会のメンバーの方も、メンバーではないが関心があるという方も、立憲民主党支持者の方も、ぜひご参加いただき、討論に加わっていただけると幸いです。

 詳しくは添付したチラシをご覧ください。なお、ご参考までに立憲民主党の公開されている理念とビジョンと、同じくネット公開してある当会の「理念とビジョン」のファイルも添付しておきます。チラシにある日時場所等は以下です。

 

●日時 2月16日(金) 19:00~21:00

●場所 東京ボランティア・市民活動センター A会議室

    JR飯田橋駅・地下鉄飯田橋駅 徒歩すぐ

    セントラルプラザ(右図緑の建物)10階です。

●参加費:無料 ●定員40人

申込先

「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満

 FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com

 氏名、住所、連絡用電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい


11月17日(金)19:00~ 学習会のお知らせ

2017年09月09日 | シンポジウム

●日時 11月17日(金) 19:0021:00

 

●テーマ 北朝鮮情動をどのようにとらえるか

●場所 東京ボランティア・市民活動センター 会議室A

    JR飯田橋駅・地下鉄飯田橋駅 徒歩すぐ

    セントラルプラザ(右図緑の建物)10階です。

●参加費:無料 ●定員50人

申込先

「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満

 FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com

 氏名、住所、連絡用電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい

 

核・ミサイル開発に邁進する北朝鮮に対し、軍事的オプションで脅しをかける米国。いま戦争の勃発が懸念される状況のなか、北朝鮮の意図を理解し、これに効果的に対応することこそ安全保障上の最大の課題です。

ところが、かの国家のふるまいをどう理解すればよいのかについては混迷の極みにあります。指導者の親族をも抹殺する非道は、北朝鮮の支配体制を「封建的王朝」に例える見方を覆しました。核は外交の手段にすぎないので圧力をかければ核開発を放棄するはずとみた国際社会の予測は完全に裏切られました。北朝鮮ほど「わからない国」はありません。

経済が破綻し、大量の餓死者を出しながら、なぜ核・ミサイル開発に莫大な外貨や最高の人材を投入することが可能なのでしょう。外国人拉致をはじめ常識はずれの行動を繰り返す北朝鮮の目的は何でしょう。

北朝鮮による日本人拉致問題を20年にわたって取材しつづけてきたジャーナリスト高世仁氏が、独自の視点から北朝鮮の体制の本質と「問題」の解決について論じます。

 

【講師プロフィール】 高世(たかせ) 仁(ひとし) 日本電波ニュース社報道部長を経て、現在は報道制作会社ジン・ネット代表。北朝鮮情勢、東南アジア裏社会等に詳しい。著書『自由に生きていいんだよお金にしばられずに生きる"奇跡の村"へようこそ』『イスラム国とは何か』『金正日「闇ドル帝国」の壊死』『娘をかえせ息子をかえせ北朝鮮拉致事件の真相』他


学習会のお知らせ 8月25日(金)@高田馬場

2017年08月05日 | 学習会

持続可能性の条件を考える

  ~スウェーデン、スイスの防衛・外交政策(中立政策)に学ぶ~

 

戦後の日本人の多くが、「戦争は嫌だ」「もう二度と戦争をしたくない」「戦争をしてはいけない」という強い思いを持ったのではないでしょうか。そういう思いが表現されたのがかつて掲げられた「非武装中立」という理念でした。そうした思いを今も持ち続けている方も多いのだと思います。

しかし、世界と東アジアの政治状況は、そうしたあまりに理想的すぎる理念を実現するにはあまりにも厳しいものであり、日本は「専守防衛」の「自衛力」だという建前はあっても実質的には「武装」していますし、特に最近、もしかすると日本も戦争に巻き込まれるのではないかという状況があります。

そうした中、第二次世界大戦中、スウェーデンとスイスがなぜ「武装中立」を保つことができたのか、その巧みな戦略と大変な苦労・苦悩について学び、それがどこまでこれからの日本に参考になるのか、ならないのか、ご一緒に学び、考えていくことには、大きな意味があるのではないかと思います。

猛暑の中ですが、ぜひ、万障繰り合わせてご参集ください。

 

 運営委員長・岡野守也

 

●日時 8月25日(金) 19:0021:00

●場所 戸塚地域センター 地下1階集会室1 (JR高田馬場 徒歩3分)

●参加費無料

申込先

「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満

 FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com

 氏名、住所、連絡用電話番号、メールアドレスをお知らせ下さい

 

出席の場合ご連絡よろしくお願いいたします。


学習会のお知らせ 3月17日(金)@高田馬場

2017年02月14日 | 学習会

長年「世界の警察」であり、自由主義市場経済のグローバリゼーション」の先頭を切ってきたアメリカが大きな方向転換をするかもしれないという歴史の曲がり角に来ています。

 これまで私たちは主に持続可能な「国」づくりについて様々な識者のアイデアと私たちのアイデアを突き合わせながら学んできましたが、そうした状況のなか、今回はさらに大きなスケールの持続可能な「世界」の可能性について、フランスの経済学者・思想家ジャック・アタリの著作を手がかりに、ご一緒に考えていきたいと思います。

 アタリは経済学者・思想家でありつつ、政界・財界でも重責を負って発言・行動を続けており、すでに2006年の『21世紀の歴史』(邦訳2008年、作品社)で世界金融危機を予見して言い当て、またさらにアメリカ帝国の終焉と世界の多極化を予見しています。

 そして、国家を超える〈超帝国〉の出現、さらにグローバルな紛争や地球規模の動乱すなわち〈超紛争〉の可能性も指摘しながら、その先に「人類が自らのアイデンティティが破壊される前に、世界の連帯の必要性を意識」し〈超民主主義〉に到達する可能性をも語っています。

 その驚くべき博識と展望力は、これからの世界を考えるうえで大きな指針になるのではないかと思います。ご一緒に学びましょう。

         (持続可能な国づくりを考える会運営委員長・岡野守也)


 テーマ:J・アタリ『21世紀の歴史』から何を学ぶか

 メンバーの増田満氏が内容を要約・紹介し、運営委員長岡野がコメントした後、参加者のみなさん全員と話し合いの時間を持ちます。本を読んでいなくても参加していただけます。かなり大部の本なので、概要を知った後さらに詳細に学びたくなったら読むという方法もいいと思われます。

 日時:3月17日(金)19時―21時

 会場:新宿区戸塚地域センター 5階会議室2(JR高田馬場徒歩3分)

 参加費:無料

 申込先:「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満
      FAX 042-792-3259 E-mail:mit.masuda@nifty.com


学習会のお知らせ 12月16日(金)

2016年12月12日 | 学習会

事務局の松原です。学習会のお知らせです。

ご参加をお待ちしております。

●テーマ 持続可能性の条件を再確認・共有するために

       ~つながりに関する深い気づきとは~

●日時 12月16日(金) 19:0021:00

●場所 戸塚地域センター 地下1階 集会室2

    JR高田馬場 徒歩3分

     http://www.tcc-tokyo.net/access/

●参加費無料 (当日参加も可能ですが、事前申し込みいただけると助かります。)

 申込先 「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満

     FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com

 

アメリカ大統領選は大方の予想を裏切った大番狂わせでした。予備選でのサンダースの健闘とも対応した、現状への大きな不満から来た、何であれ「変化」を求める声の現われでしょう。

確かに間違いなくそれぞれの国も世界全体も大きな変化が必要な時代だと考えられますが、言うまでもなく変化すればいいわけではなく、いい・適切な・つまり持続可能な、国、世界の新しい秩序に向けた変化が必要です。

 大河の水源がごくささやかな湧き水であるように、私たちの活動は今はささやかであっても、そうした持続可能な国づくりに向かう社会潮流の水源としての湧き水になりうると信じたいと思います。

 さて、今回はこれまで学んできた、資本主義が必然的に格差社会を生み出すことを明らかにしたピケティの著作、スウェーデン・福祉国家の基礎となったミュルダールの業績、持続可能な社会に向けた広井氏、正村氏の提案とも対照しながら、私たちの『理念とビジョン』で語られている持続可能性の必須の条件である「つながりへの深い気づき」の意味を再確認する学習会にしたいと思います。

岡野守也

 

おかの・もりや  当会運営委員長。サングラハ教育・心理研究所主幹。長年にわたり、内面・心と外面・社会の変容に向けた探究とメッセージの発信を続けている。著書『「金剛般若経」全講義』『コスモロジーの心理学』『日本再生の指針』『仏教とアドラー心理学』『唯識の心理学』他。


第三回学習会のお知らせ

2016年08月02日 | 学習会

「持続可能な国づくりを考える会」関係者のみなさん

 運営委員長の岡野です。久しぶりの記事投稿です。

 少し間が空きましたが、第三回目の学習会を行ないます。

 9月16日(金)19時〜21時

 会場:東京ボランティア・市民活動センターA会議室(セントラルプラザ10階)
    JR線・東京メトロ各線 飯田橋駅より徒歩1分

 テキスト:正村公宏『日本をどう変えるのか――ナショナル・ゴールの転換』(NHKブックス) 

 筆者は、これまで正村氏の本を何冊も読んできましたが(『戦後史』『現代史』『日本近現代史』『マルクス主義と現代社会』『経済学のすすめ』など)、そのたびに「早く(70年代初め)から、こんなに的確な(混合経済による福祉国家からさらに持続可能な社会へという)日本の向かうべき方向性の指示をしている論客がいたのに、耳を傾ける政治家・政党はほとんど現われなかったんだなあ(いまだに現われていない)」と、自分も70年代に発見できなかったことは棚上げにして、とても惜しい・残念だと思っています。

 今回取り上げる本は、15,6年も前の本ですが、内容の大筋は少しも古くなっていないので、「今からでも遅くない。学んで、その方向に向かう必然性を理解して、その理解を多くの人に伝えて共有し、そういう潮流を生み出したいものだ」と願っています。 

 大河も水源はほんのわずかの湧き水であるように、時代を変える潮流も小さな集まりから始まるものです。この会が、そういう集まりになるといいと思っています。 

どうぞ、問題意識のある友人、知人とお誘いあわせしてお出かけください。 

 参加費:無料

 申込み先:「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満

 Fax.042-792-3259、E-mail : mit.masuda@nifty.com