ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

旧ツイッターからの避難について

2023年10月20日 | 雑記
旧ツイッター、いつでもやめてやる、と言えたら良いのですが、ほぼツイッターしかやってない情報源アカウントがあったりして、なかなかそうも行かない…
有料化か個人情報提供が来たらその時はやめるつもりですが。

さて、その時が来た時の避難先ですが、Blueskyの招待コードをいただいたので、アカウント作りました。ツイッターと同じ@gura58です。

招待コード、私も若干持っているので、興味がある方はご連絡ください。相互フォロワーさんか面識のある方に限らせていただきますが。

Bluesky 、まだ人が少ないのか、ツイッター始めた頃のような芋づる式にフォローしたいアカウントが増えて行って…と言うような盛り上がりはない感じですかね。
ツイッターにはない機能も色々あるようですが、全然使いこなせてないです💦新機能のリリースが英語のみと言うのもあるかな💦
ほとんど投稿してませんが、旧ツイッターがいよいよ使えなくなったら、本格的に軸足を移そうと思ってます。
それ以前に使いこなせるようになったら動き始めるかもしれませんが…どうかな〜
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太平洋序曲2023

2023年03月27日 | ミュージカル・演劇

太平洋序曲については色々なバージョン見る度にブログに書いて来たので、今回も書いておこうと思います。

最初に書いておきますが、亜門版大好き人間ですので…💦
そして、これからご覧になる方にはネタバレですのでご注意下さい。
 
今回のバージョン、短縮されると言うので騒ぎになっていたそうですが、ジョン・ワイドマン氏の説明によるとカットされたのは菊の花茶1曲だと。
確かに、あの場面面白いけど、日本人が観ていて一番「???」となる場面でもあると思うので、まあありかなと。まあ「???」となるのが先送りになっただけとも言えるけど💦
突然将軍になった阿部、可愛かったけどな。香山との同志的な繋がりも、阿部の方があったと思います。
たまての自決も以前より自然な形になったかなと思います。菊の花茶とたまての自決、日本人が一番違和感を感じる場面だと思うので。
 
日本人が演じることで、日舞的な動きとか所作とか殺陣とかがカッコ良かったのは亜門版と同じくですね。
あと、歌が上手いキャストが揃っていたのは良かったですね。亜門版は見習って欲しい💦(アンサンブルは上手いけどメインキャストが…な亜門版💦)
山本耕史さんは歌が上手いだけでなく、語り手としての貫禄もあって、やっぱり上手いですね〜。
 
アンサンブルも上手い方ばかりで、プリーズハローとか圧巻でしたね。
今回の改定にあたって、香山と万次郎の物語に焦点を当てたそうですが、今までは香山と万次郎は少し目立つだけでナレーター以外は全員がアンサンブル、みたいなところがあってそこが好きだったんだけどな…
あと香山と万次郎の物語なら、香山を斬った後の万次郎もう少し感情が欲しかったな…
他にも黒船が来た時の庶民や大名の慌てぶりを示す場面がカットされていましたね。香山と万次郎の物語が主となるならなるほどという感じですが、物語のポイントが大分変わったなあとも思いました。異文化に遭遇した日本人、というのが主体ではないのですね。(もちろんそれもありますが)
(そしてじゃあ「木の上に誰か」はどうなんだよ、ともちょっと思ったり。ソンドハイムが一番気に入っていた曲らしいのでカットはあり得ないですけどね💦)
 
アンサンブルの出番が減った部分としては、帰り待つ鳥(There is no other way)が香山とたまてのデュエットになってましたが、これもありだなと思いつつ、第三者のシテが代わりに歌うからこその良さがあったのにな、とちょっと残念です。
本人たちが歌うとどうしても抑えた感じになるけど、第三者が歌うことで、哀れに思う感情をより豊かに表現できていたと思うんですよね。
たまての亡骸を見て立ち尽くす香山の代わりにナレーターが泣き叫ぶのもなくなって残念ですね。本人の押し殺した感情を代わりに表現するのが、とても日本的で良かったのですが。
 
太平の浮島(The Advantages of Floating of the Middle of the Sea)は、なかなか演出難しいですよね。以前ロンドンで観た時も観客は???と言う感じでした💦亜門版のリズムに合わせた演出はちょっと傑出していたなあ。割れんばかりの拍手が起きていたの、多分亜門版だけだと思う…(他のプロダクション1つしか見てないですけど(^^;)
黒い竜が4匹(For Black Dragons)あたりから曲の迫力に圧倒されて引き込まれて行った感じですね。漁師と盗っ人のお二人も良かったです。
 
俳句(Poem)は歌の上手いお二人で聞けて、いい曲だな〜と思いましたね。(海宝&ウェンツ組でした)
 
木の上に誰か(Someone on the Tree)は、老人が明治風の衣装になっていてなるほどと。(庶民は和装だった気もするけど…)
少年を女性がやるのもなるほど、と思いましたが、ちょっとキー高すぎかなあ。きれいに出てましたけど。
老人がだんだん元気になって、最後は木に登ってしまうのもちょっと泣けました。
でも、全体的に明るくて、切なさがもう少し欲しかったかなあ。目指している方向が違うのでしょうけど。
 
プリーズハローも面白かったです。皆さん歌上手くて、フランス提督は踊りも上手くて(笑)オランダ提督の風車が回った時には噴いてしまいました(笑)
ロシア提督のコート、朝海ひかるさんの将軍まで触りに行っていて可愛かった(笑)
しかし朝海ひかるさんはほぼずっとバカ殿みたいな将軍の格好で、カーテンコールも将軍の姿で、大丈夫なのでしょうか…💦
 
Nextは、やはり日本人の演出じゃないので、その後の日本に対してのメッセージ性はあまりなかったかな。どういう風に日本が変わったのかという視点が。まあ「かつて外国を受け入れなかった時代があった」という台詞からもそのあたりは伺えましたが。もともとそういうもの?
浮世絵風の背景が移動して行くCGの演出にはちょっと感動しました。曲との相乗効果の演出ですね。
 
訳詞はかなり話の流れがわかりやすいものになっていたと思います。特にボーラーハットとか。
発音的にも無理のない音節になっていましたね。Four black dragonsを「竜がよんひき〜」とか歌いにくかったろうなと💦
Don’t touch the coatも思い切ってコートを無視して「さわるな」だけにしてましたが、歌ではないけど曲の流れは良くなったと思いました。「コートに触るな!」も面白かったですけどね(笑)
 
ついつい亜門版との比較みたいな感想になってしまいましたけど💦やはり演出次第でどうとでもなる作品でもあるな、というのも実感しました。
そしてやっぱり曲が良いですよね。何度も書きますが、歌の上手いキャストで音楽を堪能できてよかったです。
良い作品なので、国内外問わずまたやって欲しいですね。また違う演出も見てみたいです。(今は海外でやられてもおいそれと観に行けませんが…)
亜門版もまたやって欲しいですね…!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪サントラ トラックごと感想その5 

2022年09月01日 | 指輪物語&トールキン

力の指輪サントラトラックごと感想、ようやく最後です(^^;)

引き続き、ドラマの場面予想のような感想になっているので、ネタバレを気にされる方はご注意ください。

 

33.The Vail of Smoke

ホルンで静かにエレンディルとイシルドゥルのテーマが流れ、ついで弦楽器でドラマチックながらもどこか寂し気に流れます。

そして音楽が静かになった後、女声のソロの歌が入ります。どこかで聴いた気がするんだけど気のせい?

続いてフルオーケストラで弦楽器、ホルンのメロディでブロンウィンとアロンディルが壮大に流れます。

ホルンでガラドリエルのテーマもちょこっと。

ヌーメノールのリズムが多分普通の打楽器?で演奏されて出てきて、ホルンとトロンボーン?がメロディを演奏しますが、すぐにリズムは消えて、ヴァイオリンのメロディも静かに消えていきます。

そしてオーケストラをバックにニッケルハルバのハルブランドのテーマが。やがてメロディはオーケストラに引き継がれ、一旦盛り上がった後ホルンで少し寂しげに演奏されます。

そのあと次第に音楽が盛り上がり、最後はヌーメノールのテーマがコーラスとフルオーケストラで壮大に演奏されて終わります。

これ皆集合してるんだけど(^^;)ここで解散してヌーメノール人たちは帰るのでしょうか。まさか皆一緒にヌーメノールに行ったりはしないよね?(^^;)

 

34.The Mystics

不気味な男声のささやきのような声が流れます。雰囲気はNampatにかなり似てますね。色々な楽器が次第に加わり、一旦男声が消えて楽器だけになると急激に弦楽器のグリッサンドで音が上がって一旦音楽が切れたあと、再び男声のささやきが始まりますが、今度はバックの音楽が4/4拍子から3/4拍子になっています。男声合唱が消えてそのまま3/4拍子の音楽のテンホが早くなってが盛り上がり、また消えます。

打楽器のリズムの最後が2/4拍子が2回続く変拍子なのですが、サウロンの2・2・3拍子に近い?

再び男声のささやきが始まりますが、今度は4/4拍子に。そして再びテンポが上がって3/4拍子で、今度はささやきでなくはっきりした掛け声です。男声だと思っていたけどもしかしてずっと混声だった?

そして掛け声が切れると、チェロでよそびとのテーマが静かに流れます。ちょっとかわいらしい3拍子のリズムはなしでシリアスな感じです。そしてその上に女声合唱が神秘的ながらも優しく流れます。

しかし合唱が消えると、よそびとのテーマがより低い音で少し暗く流れます。でも長調に転調してる?

そして悲し気な女声合唱がよそびとのテーマに代わって流れます。その後再びよそびとのテーマが弦楽器で演奏され盛り上がりますが、そこに男声合唱の低い声が。Plea for the Rocksに出てきたコーラスと似ている?

弦楽器の早いパッセージとともに、混声合唱でよそびとのテーマが再び流れます。

盛り上がった後、あのかわいらしいリズムが少し流れ、そしてホイッスルでノリのテーマが。静かで優しい弦楽器の音楽が流れた後、ハーフットのテーマもフィドルで流れ、静かに終わります。

……この曲、どういう場面か難しいですね(^^;)おそらくよそびとが襲われて(ワーグに囲まれる場面が出てましたね)、何等かの力を発揮、そのあと正気に戻り、ノリたちがよりそう、という感じでしょうか。

よそびと、この音楽を聴く限りでは悪い人には思えない…けれどサウロンとも何かしらつながりがあるのかもしれない…まだまだ謎の人物ですね。

 

 35.Perilous Whispering

ハープをバックに女声合唱が流れた後、弦楽器の速いパッセージが流れ、ニッケルハルバのハルブランドのテーマが少し流れた後、混声合唱のメロディが流れ、テンポが速くなり、オーケストラも盛り上がりますが、再び静かになって女声合唱のフレーズに。

そのあとハープと弦楽器の静かな音楽が流れ、やがて音楽が不穏な雰囲気に。

そしてニッケルハルバのハルブランドのテーマがまた少しだけ流れて終わります。

これもどういう場面なのかさっぱり(^^;)タイトルとハルブランドのテーマが断片しか流れないことから、ハルブランドが何かに誘惑され悩んでいる場面とか?

 

36.The Broken Line 

久しぶりのヴァリノールのテーマが女声合唱で神秘的に流れます。いやこれも子ども合唱???

しかしバックは弦楽器の不気味な不協和音が流れ、次第に不安な雰囲気になって行きます。

それを打ち破るようにフルートでガラドリエルのテーマが流れますが、これもワンフレーズだけで、再び女声?のヴァリノールのテーマがゆっくり流れます。そして合間にはまた不気味な弦楽器の不協和音が。

再びフルートのガラドリエルのテーマが流れますが、やはり弦楽器の不協和音にかき消されます。

そして今度はホルンでガラドリエルのテーマが流れますが、これもワンフレーズだけ。

そして、混声合唱で優し気に流れるのはなんとサウロンのテーマ!?最後には女声がサウロンのテーマを寂しげに歌い、不気味なフレーズから混声合唱が上に転調して行き重なって行きます。

チェロでがラドリエルのテーマが少し流れた後、今度は完全なサウロンのテーマが男声合唱流れますが、バックでホルンや女声合唱の合わない響きのフレーズが重なり、消えていきます。

これどういう場面なのか…ガラドリエルがヴァリノールとの絆を失い、サウロンと戦っていく運命を覚悟する場面とか?しかし静かなサウロンのテーマが解せないです…(^^;)

 

37.Wise One 

フルートと弦楽器でよそびとのテーマが流れますが、どこか明るさを感じます。続いてチェロでも流れますが、バックにはかわいいリズムが長調に転調した優しい変奏が。

そしてホイッスルとフィドルでノリのテーマがゆっくりと少し流れ、続いてフィドル、パグパイプでゆっくりとハーフットのテーマが流れます。

ノリのテーマのリズムが登場しますが、メロディにはならず、静かな弦楽器につながります。

ふたたびローホイッスル?でノリのテーマが流れます。バックは感動的な弦楽器が静かに流れています。

続いてノリのテーマのBバートが弦楽器で優しく演奏されます。(ちょっと久石譲っぽいような(^^;)

そしてノリのテーマがまた少しホイッスルで流れます。

ハーブの優しいリズムに、フィドルなどでノリのテーマのコードだけが流れ、再び弦楽器でノリのテーマが静かに感動的に流れます。

オーボエのフレーズのあと、ホイッスルでノリのテーマが感動的に流れ、最後は静かに消えていきます。

これがどういう場面かといえば、よそびととノリたちが分かり合う場面?(何を?(^^;)かなと思うのですが、結構長いですよね(^^;)

ハーフットのテーマのところはポピーちゃんかなと思ったり。

 

38.True Creation Reuires Sacrifice 

弦楽器と男声合唱の和音のあと、女声の歌詞付きでガラドリエルのテーマが歌われます。バックはそのまま男声合唱が流れています。

今度は優しい弦楽器が流れ、エルロンドの優しいテーマに続きます。ガラドリエルたちエルロンドと合流してるのかな。

続いて弦楽器の速いパッセージの上に女声合唱、次いで混声合唱が流れます。そして金管楽器のメロディが流れるのですが、これ何かの変奏かな…どこかで聴いたようなうーん。

と思ったら、次のトラックのメインテーマじゃないですか(^^;)Where the Shadows Lieってテーマ名で良いのか?

そしてこの弦楽器の速いパッセージ、35.Perilous Whispersでも出て来ましたね。LotRサントラの裂け谷のWeakness and Redemptionにも似てるし、ボビットBoFAのスマウグの襲来のところにも似てるなと思いました。

次第に音楽がもりあがったところで一旦切れ、弦楽器の速いパッセージの上に男声合唱、ホルン、フルート、混声合唱と金管楽器などのフレーズのあと、ハーブとともに一旦音楽が切れます。

女声合唱の不思議なフレーズのあと、弦楽器の速いパッセージが半分の速さで流れる上を混声合唱がWhere the Shodows Lieを歌います。

そして一旦音楽が切れたあと弦楽器でコーラスと同じWhere the Shadows Lieが繰り返され、フルオーケストラで盛り上がったあと再び静かになり、元のテンポの弦楽器の速いパッセージの上に女声合唱でWhere the Shadows Lieが流れ、最高潮に盛り上がった後、静かなどこか弱弱しい女声で静かに終わります。

Where the Shadows Lieが登場して以降はどんな場面なんだかさっぱりです(^^;)

 

39.Where the Shadows Lie(Insturmental)

前の曲で散々出てきたフレーズがまずは男声をバックにニッケルハルバ?で演奏されます。いやもしかしてハルダンゲル・フィドルかも?

やがてフルオーケストラと女声合唱のバートに。インストゥルメンタルというだけあって一応メロディはヴァイオリンがやってますかね。

そしてまたニッケルハルバorハルダンゲルフィドルのメロディに。一旦盛り上がってから再びやや静かな演奏になりますが、バックの混声合唱がどんどん盛り上がって行き、やがてニッケルハルバorハルダンゲルフィドルをかき消しますが、最後は静かに女声がメロディを歌って曲が終わります。

どんな場面なんだかさっぱり…というかこれもテーマの曲ですかねもしかして…ニッケルハルバだかハルダンゲルフィドルだか、というところは明らかにハルブランドを表しているようですが…ハルブランドどんな人物なのか、ますます謎が深まります(^^;)

 

という訳で、なんとかドラマ配信開始前に全曲感想書きました!かなりやっつけですが(^^;)

考えてみると後半のトラックはシーズン1後半でしょうから場面予想するにも急がなくてよかったかもですが、まあ配信始まる前に終わらせて心静かに?配信を迎えたいと思ったので。

いよいよ明日配信開始、どんなものになっているのか、サントラまで聴いた今となっては楽しみの方が強いですね!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪サントラ トラックごと感想その4

2022年08月31日 | 指輪物語&トールキン

力の指輪サントラのトラックごと感想その4です。

その3に引き続き、ドラマに出てくる場面で使われたであろうサントラになります。場面予想のような感想にもなりますので、ドラマの内容のネタバレになる可能性がありますので、ご注意ください。

 

24.Scherzo for Violin and Swords 

最初タイトルを見た時は「ヴァイオリンと剣のためのスケルツォ」!?どういうこと???と思いましたが、確かにソロヴァイオリンのスケルツォですね。剣はどうなの、と思いますが(^^;)

おそらくガラドリエルが剣で戦う場面なんでしょうが、面白いタイトルつけますね。

ヴァイオリンのアクロバティックなメロディはガラドリエルのテーマの変奏?(自信なし)

途中ノリのテーマ??と思うところがありましたが、コード進行が偶然同じなだけ?ちょっとここノリが出て来るとは思えないのですが。

最後の方ではっきりとガラドリエルのテーマが出て終わります。どんな場面なんでしょうね~

 

25.Sailling into the Dawn

金管楽器が静かに始まって盛り上がったところで、トランペットとホルンで華々しくハルブランドのテーマが流れます。バックにはヌーメノールの打楽器のリズムが。

そしてすぐに金管楽器で華々しくヌーメノールのテーマが流れます。

これ、タイトルからして東に向かっている=ハルブランドとともに(ガラドリエルもいるはず)ヌーメノールの船団が中つ国に向かっているということでしょうか。

やがて合唱も入って盛り上がった後、短調に転調してやや暗い雰囲気に。

そして優しいハープをバックに、トランペットでエレンディルとイシルドゥアのテーマが少し哀愁漂う雰囲気で流れます。エレンディルとイシルドゥア(あるいはどちらか)も同行しているのでしょうか。

そしてフルオーケストラと合唱でガラドリエルのテーマが。そして再びトランペットとホルンで華々しくハルブランドのテーマが流れます。

勇ましいフレーズを挟んだ後長調に転調し、再びヌーメノールのテーマに。合唱とオーケストラが合わさった、エキゾチックさが少なめな演奏です。

 

26.Find the Light(amazon music exclusive)

amazon musicの限定トラックです。ハルブランドのテーマがニッケルハルバで流れますが、バックのリズムは不穏な雰囲気です。

やがてバックのリズムがなくなり、弦楽器がゆるやかに流れ、ハルブランドのテーマが消えた後は盛り上がって静かになります。

そしてホルンの優しいメロディが。ついで合唱の聖歌のような響きから女声ソロが流れ、ニッケルハルバも加わり、最後はニッケルハルバで音楽が終わります。

ちょっとハルブランドが出てくる以外にはどんな場面かよくわからないですね…(^^;)

 

27.For the Southland

不穏な弦楽器のフレーズから始まり、金管楽器、低音弦楽器で戦闘場面のような激しい音楽が流れます。バックには混声合唱も流れています。

南部地域、おそらくはブロンウィンやアロンディルもいるティルハラドが戦闘状態に陥っているのでしょうか。

音楽が不穏なまま一旦静かになります。村が制圧されたのでしょうか。

しかしそこに、ニッケルハルバのハルブランドのテーマが勇ましく登場します。ヒーロー登場という感じ?(^^;)

しかしそれもすぐに不協和音で終わり、再び不穏な音楽が、どんどんテンポを上げていきます。

時々ニッケルハルバの音も聞こえます。

ホルンでブロンウィンとアロンディルのテーマも。これはどっち?両方?(^^;)

やがて金管楽器と不気味な弦楽器の音で音楽は一旦静かになります。戦闘の決着がついた?(そして人間側が負けた?)

そこにコールアングレでブロンウィンとアロンディルのテーマがしっとりと流れます。

続いてニッケルハルバのハルブランドのテーマが、今度は物悲し気に流れます。

とりあえず彼らは生き残ったというところでしょうか。

しかしすぐに金管楽器の不気味な音楽が流れ、不気味な金管楽器と打楽器のリズムをバックに女声ソロでブロンウィンとアロンディルのテーマが流れますが、バックの不気味なリズムはどんどん大きくなり、女声ソロを飲み込んで音楽が終わります。

 

28.Cavarly

勇ましいリズムに、ヌーメノールのテーマがエスニック要素なしで勇ましく流れ、続いてガラドリエルのテーマが流れます。

ヌーメノールの騎兵とガラドリエルが到着したところでしょうか。ハルブランドは先行してティルハラドに入っていたんですかね。

戦闘のリズムの上にヌーメノールのテーマが繰り返されます。エレンディルとイシルドゥルのテーマも流れます。二人(あるいはどちらか)も来ているんですね。

ところでヌーメノールのテーマと言ってますが、ミーリエルのテーマがないのでヌーメノールのテーマで表されている可能性があります。実はミーリエルもいたかも?(^_^;)

ブロンウィンとアロンディルのテーマも流れます。ガラドリエルのテーマも。

そして音楽が落ち着いたところでエレンディルとイシルドゥアのテーマが哀愁漂うトランペットで流れますが、すぐに戦闘の音楽に戻ります。これどういうシーンだろう。戦闘の悲惨さを嘆いているとか?

ハルブランドのテーマやガラドリエルのテーマを交えつつ、戦闘の音楽は盛り上がって行きますが、また一旦静かになって、ホルンでハルブランドのテーマが勇ましく流れます。しかしまた音楽は不穏になり、最後にはガラドリエルのテーマがホルンで吹き鳴らされ、一旦静かになったあと、金管楽器で盛り上がって終わります。戦闘はどうなったのでしょうか…

 

29.The Promised King(amazon music exclusive)

ガラドリエルのテーマがハープ?で静かに途切れ途切れに流れた後、ホルンと弦楽器で静かな音楽が流れます。

そしてハルブランドのテーマがニッケルハルバの二重奏?で流れます。オーケストラの伴奏も控えめで物寂し気な雰囲気です。

戦いが終わったあとのガラドリエルとハルブランドでしょうか。

それからチェロやクラリネットの静かなメロディが続き、フルオーケストラが盛り上がってハルブランドのテーマを荘重に演奏します。

Promised Kingとは?ハルブランドって一体何者???

音楽が静かになると最後にブロンウィンとアロンディルのテーマがコールアングレで少し流れます。あなたたちもいたんですか(^^;)

 

30.Water and Flame

オーケストラが不気味に音階を上がっていきます。ここちょっとホビットDoSのスマウグとビルボの場面に音楽に似てるような。

そしてコーラスが始まりますが、このコーラスの最初のフレーズ、Nolwa Mahtarのコーラスの冒頭と似てませんかね?

そのまま弦楽器が激しく動く中、金管楽器の不穏な音楽が続きます。戦闘だか災害だかが起こっているような緊迫感があります。

そして金管楽器が盛り上がった後音楽が静かになり、弦楽器の不気味なグリッサンドの下降が流れて(何か落下している?)また緊迫した音楽になり、今度はコーラスも加わります。

再び音楽が静かになってコーラスのみになったあと、また金管楽器とフルオーケストラが戻ってきます。オーケストラのコーラスが希望と絶望の間を行ったり来たりするように長調と短調を行ったり来たりして、最後には短調だけれど希望も感じさせるように流れます。そして鐘の音が。

鐘の音と言えば、Elendil and Isildurの最後にも出て来ましたが、あちらは不気味な感じで低音と共にでしたが、こちらは上昇した音と一緒に、希望の鐘と取れないこともない感じです。(破滅や終末の鐘とも取れなくないですが…)

しかしこの曲、メインになるキャラクターのテーマが一切出てこないので、どこで起きているのかもよくわからないという(^^;)まあティルハラドかなあ…

 

31.In the Mines

ホルンのソロでドゥリン四世のテーマが寂しげに流れます。やがてオーケストラやハープが入って静かに少しずつ音楽が盛り上がったところで、クラリネットでエルロンドのテーマが。バックにはコーラスも流れて、フルオーケストラも入って壮大になりますが、フレーズの途中で音楽が終わります。

ドゥリン四世がいるところにエルロンドが現れるとか、あるいは最初から一緒にいて会話しているのかなと思いますが、エルロンドすごいドラマチックな音楽なのですがどんな登場なのか(^^;)いや大好きなんですけどエルロンドのテーマ。

再びチェロでドゥリン四世のテーマが流れますが、そこからコーラスとともに弦楽器が激しくなり、ドゥリン四世のテーマが荘厳に流れます。一体どんな場面なのか。ドゥリン四世がエルロンドに鉱山の秘密の何かを見せるとか?

そして今度はチェロとダルシマーでちょっとおどけたドゥリン四世のテーマが。ところどころテンポが遅くなり、テーマ曲よりは大分静かです。

再びチェロで、今度は大分しっとりとドゥリン四世のテーマが流れます。続いて弦楽器の悲し気な音楽が続き、コーラスの神秘的なメロディに。バックではハープも流れています。女声は何か宝石か鉱石を、男声は鉱山の深さを表しているでしょうか。

そして再びエルロンドのテーマがクラリネット、ヴァイオリンで静かに流れます。やっぱりドゥリン四世がエルロンドに何か見せている気が。

フルートの神秘的な音楽に続いて、男声合唱が同じ音をお経のように歌います。これPlea for the Rocksでディサの歌のバックでも流れてましたね。もしかしてディサも一緒にいる?女声合唱やハープはディサを表しているのかも?

そのまま男声合唱をバックにチェロ?低音のフィドル?(ニッケルハルバのようにも?)、そしてホルンがドゥリン四世のテーマを演奏します。

そのままチェロ・コントラバスでカザド=ドゥムのテーマがワンフレーズ流れ、女声合唱とヴァイオリンのメロディが次第に盛り上がり、金管楽器も加わって急激に上昇したあと、低音金管楽器のロングトーンで終わります。

うーんどんな場面なんでしょう…

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪サントラ トラックごと感想その3

2022年08月29日 | 指輪物語&トールキン

力の指輪サントラ、トラックごと感想のその3になります。

テーマ的な曲の感想が終わり、残りのトラックの感想になります。

おそらくドラマで実際に使われたサントラが元になっていはずなので、どんな場面で使われているか、の予想のような内容が主になると思います。

ネタバレを避けている方はご注意ください。特に配慮はしていません。

 

9.In the Beggining

まずヴァリノールのテーマが子どもの合唱であどけなく歌われます。そのままヴァイオリンがヴァリノールのメロディを受け継ぎ、やがてフルートのガラドリエルのテーマにつながります。

しかしその美しいメロディの陰にサウロンのテーマのバックの弦楽器のフレーズが…

この曲は、全体としてガラドリエルの回想なのかなと思いました。最初は少女時代のヴァリノールの平和な光景、そしてサウロンの影が差していく様子を表しているのでしょうか。モルゴスはスルー?ヴァリノールから中つ国に渡る場面は入っているのでしょうか。あまりそういう感じしないですが…

ガラドリエルのテーマが色々な楽器で演奏されて行きます。そしてフルオーケストラで盛り上がった後で、本格的にサウロンのテーマの伴奏が出て来ます。いよいよサウロンとの戦いが始まるのでしょうか…ってどの戦いのことを指しているのかよくわからないのですが…基本的にガラドリエルは第一紀の戦いには関わっていないはずですが、ドラマでは色々オリジナルの設定があるのでしょう。

一旦音楽が静かになり、ガラドリエルのテーマがチェロで静かに流れ、でもバックにはサウロンのテーマの伴奏が流れたりします。ガラドリエルのテーマとサウロンのテーマ、最初からフィットするように作られてるよなあ。

このあたりは、兄の死(どの兄?)を悲しみ復讐を誓う場面とかでしょうか。

続いてガラドリエルのテーマがホルン、次いで弦楽器で勇ましく演奏され、バックには弦楽器や金管楽器で不穏な伴奏が流れます。打楽器が入って一定のリズムが刻まれている様子は、何か探索しているような雰囲気もあります。サウロンを追ってガラドリエルが各地を彷徨う様でしょうか。(これもドラマオリジナル設定ですが)

混声合唱も入って一旦盛り上がってまた静かになったあと、金管楽器が入って曲のテンポも上がります。そして最後には男声合唱の低音のロングトーンで終わります。

ちょっとどんな場面なのか、さすがに予測は難しいですね(^^;)

ところで、この曲のあとに続いてElrond half-elvenを聴くとめちゃくちゃ癒されるのですが…(^^;)

 

15.The Boat

弦楽器でヴァリノールのテーマが静かに流れますが、バックは不穏な感じです。そしてホルンでガラドリエルのテーマがワンフレーズ流れたあと、子ども合唱でのヴァリノールのテーマが流れます。

これどういう状況なのかな。ガラドリエルが船に乗ってその船が難破するらしいのはわかっていますが、ヴァリノールが出てくるのは…ヴァリノールから出航しているのか、ヴァリノールへ行こうとしているのか?ヴァリノールからってことはなさそうだから、ヴァリノールに向かっている?単にガラドリエルがヴァリノールを思い出しているのかもしませんが。

やがてクラリネットの現代音楽風なフレーズがあり、音楽がどんどん不穏になって行きます。難破して行く様を表しているのでしょうか。

そしてバックにサウロンの伴奏が流れつつ、ホルンで勇壮にガラドリエルのテーマが流れます。この難破にサウロンが関わっているということ?

音楽が盛り上がった後、最後は静かに低音のロングトーンで終わります。船難破しちゃったのかな…

 

16.Sundering Sea 

不穏な混声合唱で曲が始まります。バックではヴァイオリンでハルブランドのテーマも流れていますね。そしてホルンでガラドリエルのテーマも。

難破した船でハルブランドとガラドリエルが生き残った様でしょうか。

やがて女声ソロでガラドリエルのテーマが、そしてニッケルハルバでハルブランドのテーマが流れます。

そのまま音楽はフルオーケストラで盛り上がり、最後は静かに低音のロングトーンで終わります。このパターン多いな(^^;)

 

17.Nobody Goes off Trail

最初重々しい男声合唱のハミングで始まりますが、やがてハーフットの打楽器のリズムが始まり、パグパイプとホイッスルによるメロディが始まります。

この最初の男声合唱どんな場面でしょう。何か重々しい場面から転換するのでしょうか。このハミングももしかしてハーフットのテーマ?

しばらくはハーフットの愉快な音楽が続きます。ノリたちハーフットの様子が描かれているのでしょう。

そして音楽が一旦切れると今度はよそびとのテーマが。最初は三拍子のリズムだけですが、やがてフィドル?によるメロディが流れ、合唱が入り、どんどんフルオーケストラになって盛り上がって行きます。

このあたりはノリとポピーがよそびとに遭遇する場面なのでしょうが、どんな場面になっているのでしょうね。ちょっと想像が付きません。

フルートのグリッサンドが印象的な静かな音楽から、リズムが6/8拍子で少し早くなって、その上にチェロでよそびとのテーマが流れ、バックのオーケストラがどんどん不穏な感じになって行きます。

ここはどんな場面でしょうか。よそびとの様子がおかしくなるとか?

音楽が一旦落ち着いた後、フルートの妖しいメロディが流れ(よそびとのテーマの変奏?)、再びチェロで静かによそびとのテーマが流れます。そのままヴァイオリンで静かに演奏されます。今度は優しくて少し悲しい雰囲気です。

そしてフルオーケストラとホイッスル、合唱も入ってノリのテーマが大々的に流れます!ちょっと感動的な感じ…ノリがよそびとを助けることを決心する場面でしょうか。(そういう展開になるのかどうかも今一つわかりませんが)

 

19.White Leaves

弦楽器でしずかにヌーメノールのテーマの冒頭のコードが少し流れた後、ガラドリエルのテーマが女声ソロで歌詞付きで流れます。なんて歌っているのかな。

そのあとヌーメノールのテーマがチェロで静かに続きます。ヌーメノールを表す弦楽器も。

そして、エレンディルとイシルドゥアのテーマが。最初は合唱で静かに入り、やがてホルンのメロディにフルオーケストラで感動的に演奏されます。

これ、難破したガラドリエルがエレンディルかイシルドゥアの船に助けられたということでしょうか?でもハルブランドの影がないな。別にガラドリエルがヌーメノールに赴いたのでしょうか?

エレンディルとイシルドゥアのテーマの後、ヌーメノールのテーマに移り、次第に華やかになって行きます。ガラドリエルがヌーメノールに近づいて行っている場面でしょうか。バックの弦楽器のリズムが、船が進んでいるような感じを受けます。

そしてガラドリエルのテーマが華々しく、でも途中転調して流れます。この転調はヌーメノールのテーマに合わせてかな。

打楽器も入り、ヌーメノールのテーマがどんどん壮大になって行きます。最後はヌーメノールに到着して終わり、ですかね?

ところでWhite Leavesってどういう意味になるのかな…

 

 

20.The Secret of the Mountain

チェロとコントラバスでガザド=ドゥムのテーマの伴奏部分が流れ、上にヴァイオリンと女声合唱が少し不気味に流れます。カザド=ドゥムの場面なのは間違いありませんが、どんな場面でしょうか。

低弦楽器、低音の金管楽器のフレーズが流れた後、ハーブと女声合唱で妖しくも美しい音楽になります。宝石がミスリルを表しているのでしょうか?

再びチェロで、今度はカザド=ドゥムのテーマのメロディが流れます。リズムは刻まず、流れるように静かに演奏されます。やがてメロディはコールアングレへ。

そして、男声合唱とティンパニのリズムが少しだけ入ります。不穏な雰囲気で、FotRのモリアを思い起こさせる感じです。FotRモリアというと、バルログを思い出せますが…(予告にも出てきてましたね)

再びカザド=ドゥムのテーマがチェロでしっとりと演奏され、コールアングレに引き継がれた後、チェロでカザド=ドゥムのテーマの伴奏部分が静か目に流れますが、その上ではヴァイオリンが不安気なフレーズを弾いています。

最後にはトロンボーンでカザド=ドゥムのメロディがワンフレーズ流れて、音楽は静かに終わります。

これ、カザド=ドゥムの奥深くの宝石や鉱脈、その下に何か(バルログ)がいる、ということを匂わす場面でしょうかね。

 

 23.The Plea to the Rocks 

美しい女声合唱のメロディが流れます。これディサのテーマだったりするかな…ちょっと雰囲気違う?

そして、ドワーフの姫ディサ演じるソフィア・ノンベテさんの歌が流れます。

歌詞はなく、歌声だけで聴かせる、迫力の歌唱です。

バックには低弦楽器や男声合唱がお経のように同じ音で歌ったり(なおかつFotRモリアの印象もあります)、金床のような打楽器の音があったり、ハープのグリッサンドがあったりします。ドワーフの女性を音楽で表すとこんな感じかー、と感心してしまいました。

これはディサが祈りのために歌う場面なのでしょう。ディサの歌は祈りだけではなく、歌で掘るべき場所を知ることができるようです。

 

24.This Wadering Days 

この曲もファーストインプレッションの記事で書きましたが、タイトルから言って第四弾予告で流れたあの歌だろう…と思っていたら全然雰囲気が違ってびっくりでした!

こちらの歌が元で、あの予告の歌はこの歌をアレンジしたものなのでしょうが…あの歌もドラマの中で出てくるのでしょうか。

ハーフットの少女ポピー役のメーガン・リチャーズさんが歌うかわいらしい曲です。

 

トラックごと感想その3はここまでです。あと2回くらいで終わるかな(^^;)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪サントラ トラックごと感想その2

2022年08月27日 | 指輪物語&トールキン

さて、力の指輪サントラ、トラックごと感想の続きです。今回は登場人物・場所等のテーマの後半です。

 

10.Elrond Half-elven

若きエルロンドのテーマですが、あまりに美しいというか優しい曲でびっくりしました。ガラドリエルが主人公ならこのエルロンドのテーマはヒロイン枠というか癒し系?(^^;)

力の指輪のエルロンド、かなりいい人なんだろうなというのが伺えます。いやエルロンドが良い人なのは皆知ってますけど。

まず優しいどこか寂し気なクラリネットのソロでテーマが演奏されます。バックにはハープのグリッサンドなんが流れたりして本当にヒロインぽい(^^;)

やがて1音半下のト長調(G-dur)に転調して、オーケストラで雄大に演奏されますが、やはり優しいですね。

ホルンで演奏されるBバートもどこか悲し気で優しい雰囲気です。また転調してニ長調(D-dur)になっています。

そしてまたト長調に戻ってオーケストラのコーラスで壮大に演奏されたあと、最後にクラリネットで寂しげに演奏されて終わります。このかわいらしさと寂しい感じ、本当にエルロンド?と思ってしまいますが(^^;)

音楽面からもどんなキャラクターなのか気になりますね。

 

11.DurinⅣ

いきなりのおどけたかわいい感じの曲調にびっくりしました。これほんとにドワーフの王子の曲?しかもドゥリンですよ…

ポスターもなんだかかわいかったし、一体どういうキャラクターなのでしょうか…

ダルシマーのような打弦楽器やフィドルっぽい弦楽器のおどけたリズムに乗せて、最初はチェロで、続いてヴァイオリンというかフィドル?でちょっと荒々しくメロディが演奏されます。

でもBパートというか展開部?ではホルンで同じメロディをどこか物悲しく演奏しているので、まあアレンジ次第でどんな場面にも対応できるでしょうね。

さて本編ではどう使われるでしょうか。

 

12.Harfoot Life

ノリのテーマと同じような木琴と打楽器のおどけたリズムのイントロから、多分バグパイプのメロディーが始まります。

続いてホイッスルと弦楽器のユニゾンで同じメロディが演奏されます。ヌーメノールもそうですけど、民族楽器とオーケストラのユニゾンて良いですねえ。

しかしアイルランドもスコットランドもごちゃまぜなのか…いやスコットランドのホイッスルかもしれないけど(^^;)

面白いのはリズムは5拍子+6拍子なのですが、5拍子とか6拍子ってLotRでは闇の勢力のリズムだったよなと(^^;)あんまり関係ないと思いますけど。

Bパートでは少し妖しい雰囲気もありつつ、最後には最初のバグパイプのメロディに戻ります。

かなり陽気な曲ですが、どんな感じで使われるのでしょう。LotRのホビットとは大分違う気がします。定住してるホビットと放浪のハーフットの違いかな。

 

13.Bronwyn and Arondir

恋愛関係にあるという人間の女性ブロンウィンとシルヴァンエルフの兵士アロンディルのテーマです。

ハープや弦楽器をバックに、コールアングレで物悲しくもロマンチックにメロディが流れます。うーん大人の雰囲気だな(笑)

基本的に短調の悲し気なテーマなのですが、最後の部分で少し明るくなって希望を感じさせるのが良いなと。

Bバートではヴァイオリンやフルートで優しい雰囲気になり、最後はAパートのメロディに戻ってオーケストラで盛り上がって演奏されます。

そして、最後は明るい雰囲気で終わります。

これ、二人が一緒にいる時のテーマなのか、ブロンウィン、アロンディアそれぞれに使われたりするのか。(ハンとレイアみたい…)使われ方も気になります。

 

14.Halbrand

この曲、ローハンのテーマで使われたハルダンゲル・フィドルが使われてる!と最初騒いでいたのですが、よくよく聞いてみたらニッケルハルバっぽいですね…(^^;)ニッケルハルバも使ってるとベアーさんのインタビューで言ってますし。

ニッケルハルバはスウェーデンの楽器だそうなので、まあ北欧くくりではありますが…どうなんでしょう(^^;)

そのニッケルハルバの素朴で物悲しいでメロディが流れ、次いでメロディがホルンに引き継がれて、オーケストラの演奏にニッケルハルバが伴奏というかオブリガードのような形で絡みます。

最後にはまたニッケルハルバの寂しいメロディになって物寂しく終わります。

このハルブランドのテーマ、後でもちょくちょく出てくるので、要注目です。果たしてハルブランドはどんな人物なのか?

 

18.Elendil and Isildur

ハープをバックにトランペットのソロでどこか物悲し気なメロディが演奏されます。このメロディもBronwyn and Alondirと同じように、最後長調になって明るくなんですよね。

やがてヌーメノールのリズムが入って、ヌーメノール人なんだよなと感じさせます。

次いでオーケストラと女声合唱で、そのあとはホルンと混声合唱で、壮大に演奏されます。

そのあとのBパートではクラリネットとホルン(もしくはファゴット?)のユニゾンから弦楽器へ、と続きます。

再びヌーメノールのリズムが現れ、最初の方ではホルンで演奏されていたフレーズが、今度はヌーメノールのテーマでも使われたエスニックな弦楽器で演奏されています。今度はオーケストラの弦楽器がエスニックな打楽器と一緒にリズムを刻んでいます。こういう民族楽器とオーケストラのミックスが本当にうまいですよね。

そしてヌーメノールのリズムが残ったまま、エレンディルとイシルドゥルのテーマが上に乗ってきます。

そして最後にはフルオーケストラで盛り上がり、明るくなって終わるのかと思いきや、最後に不気味な低い鐘の音?と低音楽器が繰り返されて終わります。

これもどういうテーマなのか…どう使われるのか気になりますね。

 

21.Nolwa Mahtar

冒頭から壮大な混声合唱のアカペラで始まります。これ以前の記事でも書きましたが、サンディエゴ・コミコンでの生演奏の組曲の最初と最後も飾っているのですよね。

そしてこれも前に書いていますが、FotRの映画で採用されなかったプロローグの音楽に、これとよく似たコーラスが使われています。おそらく最後の同盟とサウロンの戦いの場面で使われる予定だったのではないかと思われるので、力の指輪の第二紀の話とも直接的に関係があると思うのですが、果たして…?

コーラスの後に低弦楽器の激しいリズムに金管楽器も重なって音楽が盛り上がって行き、リズムはそのままで再びコーラスが重なります。

ドラマチックに盛り上がった後音楽が切れ、不気味な低音が残ります。ちょっとエレンディルとイシルドゥアの終わり方とも通じるものが?

このNolwa Mahtarってそもそもどういう意味?と思いましたが、ネオクウェンヤで「Brave Worrier」という意味ではないかと推測されているそうです。

FotRのプロローグの音楽とつながりがあるとすれば、サウロンと戦う戦士たち、という感じでしょうか?

歌詞の内容が明らかになるともう少しわかりますかね。

 

22.Nampat

男声の掛け声のような「Nampat!」という声が重ねられ、次第に不気味な伴奏が加えられていきます。

男声か途切れた後は、パンフルート?(単にアルトフルートとかかも)の不気味なメロディに、打楽器のリズムも加わります。

再び男声のNampatが始まり、低音の金管楽器が入って盛り上がり、最後には不気味な余韻を残して終わります。

これ、どう考えてもサウロン側の音楽に思えますが、サウロンのテーマと直接つながりがあるところは見つけられませんでした。雰囲気はもちろん似てますけど。

Nampatというのは、ネオクウェンヤで「Step Walk」という意味ではないかという予測が出ているようですが、他の歌詞でクウェンヤでなさそうなものもあるとかで、いろいろと謎です。

クウェンヤなの?というのも謎ですね…これもどのように使われるのかが気になるところです。

 

これで一応メインテーマと「15のテーマ」の感想は終わりました!

続いて残りサントラの感想をトラックごとに書いていく予定です!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪サントラ トラックごと感想その1

2022年08月25日 | 指輪物語&トールキン

さて、8/20に配信開始となった、力の指輪のサントラのトラックごと感想を書いていきたいと思います。

39曲もあるので、さすがに何回かに分けますね(^^;)

そして、トラックごとと言いつつ、順番には書かないことにします。

まず、登場人物や場所の名前がついているトラックから先に感想を書きます。おそらく昨日の記事で書いた、ベアー・マクリアリーさんのインタビューによると「15のテーマ」にあたると思います。

どれが15になるのかはよくわからないと昨日書きましたが、だいたいわかりました!ベアーさんが言う「イントロ、Aパート、Bパート、展開部」の構成になっている曲です。

これによると2Galadriel 3 Kazad-dum 4Nori Brandyfoot 5The Stranger 6Numenor 7Sauron 8Valinor 10Elrond half-elven 11DurinⅣ 12Harfoot Life 13Bronwyn and Arondir 14Halbrand 18Elendil and Isildur 15Nolwa Mahtar  16Nampat の15曲になるかと思います。

Nolwa MahtarとNampatはテーマなのか?とも思いますが、場面につけた音楽とも違う気がするので、多分…です。この2曲は何のテーマなのかというのも気になります。(テーマだったとしてですが。Nolwa Mahtarはコミコンの組曲で使われていたので何かしらテーマだと思うのですが)

ケレプリンボールやギル=がラド、リンドンなんかのテーマはないんだなーとか。

この他のトラックは、複数のテーマが出てきていて、実際のドラマで使われた場面の音楽が元になっているだろうと思われます。

まず各登場人物や場所のテーマを聴きこんで、それからその他のトラックの場面予想の形で感想を書いてみたいと思います。

 

前置きが長くなりましたが、本題のトラックごとの感想に行きます。

1.The Lord of the Rings:The Rings of Power Main Theme

ハワード・ショアによるメインタイトル曲です。おそらくオープニングで使われるのでしょうね。

昨日の記事でも書きましたが、ベアー・マクリアリーさんの曲とは全く別に作られ、相互の関係はあまりないようです。ちょっと残念…

ベアーさんの曲にもすっかり満足していますが、やはりショアさんの曲を聴くとなんだかなつかいようなほろりとした気持ちになります。

これは、曲が意外に優しくて明るい感じなことも関係しているかもしれません。どういうコンセプトで作られたのかは気になりますね。

まず、以前の記事でも書きましたが、LotRサントラに登場した、裂け谷のテーマと一緒に流れていたWeakness and Redemptionというモチーフと似たようなメロディがホルンで、次いで弦楽器で優しく奏でられます。

Weakness and Redemptionはわりと影のある場面で使われることが多かったですが(Anironのイントロなど。裂け谷のテーマと一緒に流れる時は明るいですね)、ここでは明るく、優しいメロディになっています。

続いて出てくるメロディは、RotKのバラド=ドゥア崩壊の場面や戴冠式で出てきたGondor Rebornというテーマと似ています。やはり明るく優しいメロディです。

それが女声合唱に引き継がれ、次第に短調になり、妖しい雰囲気になって行きます。

そして冒頭に出てきたフレーズが金管楽器によって短調で不穏な雰囲気で演奏されます。混声合唱も加わり、さらに不穏になったところで、二つ目のメロディが弦楽器で優しく流れますが、やがて物悲しくフェードアウトして行きます。

どういうシチュエーションなのかと思いますが、オープニングの映像のイメージにある程度合わせて作られたとかでしょうか。(通常音楽に合わせて映像を作るものかもしれませんが…)

 

2.Galadriel

先行配信されていたこの曲については以前の記事 力の指輪の音楽担当について - ぐらのにっき  に書いています。 

追記すると、戦闘シーンから悲しみに暮れるシーンまであらゆる場面で使える、大河ドラマのテーマ曲みたいだなと(^^;)

RoPのガラドリエルの主人公ぶりがうかがえます。

 

3.Kazad-dum

低弦楽器と打楽器の伴奏に男声合唱や金管楽器が流れる、いかにもドワーフらしい楽曲です。

が、個人的にはショアさんの楽曲と比べて、重厚さと深みが足りないなあ、思ってしまいました。ドワーフについての解釈違いと言えるでしょうか(^^;)音楽がそうなのか、RoPのドワーフがそうなのかはわかりませんが。

ただ、勇壮な音楽が弦楽器の流れるようなメロディに移り変わり、女声合唱が入るあたりは、LotRサントラにはない新しいバターンで、こういうところは好きだなあと思います。

 

4.Nori Brandyfoot

ホビットの先祖、ハーフット族の少女エラノール(ノリ)のテーマ曲。

ホビットらしく?最初は木琴、ダルシマー?の伴奏に、LotRサントラでもおなじみのティンホイッスル(多分)で素朴なメロディが流れます。こちらもLotRサントラでおなじみのバウラン(アイリッシュフレームドラム)も多分伴奏に入っています。バグパイプも聞こえるかな?

正直、ちょっといろいろな楽器を詰め込み過ぎじゃないかという気もしますが(^^;)素朴でかわいらしくて、好奇心旺盛なハーフットの女の子のイメージにぴったりですね。

やがてメロディが弦楽合奏に移り、素朴なだけでなく、哀愁も漂う良いメロディだなあということに気が付きます。

最後にはローホイッスルで冒頭より少し物悲し気な雰囲気で終わります。

これもガラドリエルとはまた違うバターンで主人公ぽい曲だなあと思ったりしました。

 

5.The Stranger

彗星とともに現れる謎の人物「よそびと」(the stranger)のテーマ曲。8月21日付の記事 力の指輪サントラ ファーストインプレッション - ぐらのにっき でも書きましたが、今年1月に公開された第一弾予告の後半に出てくるメロディがこの「よそびと」のテーマであることがわかりました!

神秘的なような、おどけたような4分の3拍子の伴奏に乗せて、よそびとのテーマがチェロで美しく流れます。ここでは物悲しい雰囲気です。

そのあとも木管楽器やチェンバロ?、ヴァイオリンなどでメロディがひたすら繰り返され、混声合唱も入り少し盛り上がった後、コールアングレでBパートのメロディが流れ、最終的にはフルオーケストラと混声合唱で盛り上がったあと、物悲しい伴奏で終わります。

よそびとの正体は色々取り沙汰されていますが、よくわからないというのが正直なところ。このテーマ曲を聴くと、どこか悲しい、決して悪い人ではない気がしますが、ところどころ不気味な部分もあり、やはり正体は良くわからないですが…

後の方でも少しこのテーマが変化して出て来ますので、音楽からも「よそびと」の正体に迫れたら面白いかなと思ったりしてます。

 

6.Numenor

トレイラーでも一部流れましたが、壮大かつエキゾチックでとても印象的な曲です。

まずはアジアっぽい弦楽器で始まり、ついでまたアジアっぽい打楽器の伴奏のもと、混声合唱が入り、さきほどの弦楽器とホルンのユニゾンでメロディが演奏されます。これカッコいいなあ。エキゾチックでありつつも、オーケストラで端正に演奏されると、壮大さも感じられて、絶妙な作曲だなあと思います!

メインのメロディラインだけでなく、打楽器のリズムもヌーメノールを表すモチーフですね。後から色々出て来ます。

メロディとかぶさる混声合唱の上から音階が下りてくるフレーズもヌーメノールを表しているでしょうね。

 

7.Sauron

この曲も8/21の記事で言及しています。力の指輪の音楽担当について - ぐらのにっき

LotRサントラのサウロンのイメージを踏襲しつつ、今風のアグレッシブさもあり、絶妙だな~と思います!

 

8.Valinor

幻想的でありながらもどこか暖かく懐かしいような、美しいメロディが子どもの合唱で流れます。途中から混声合唱も合流します。

最初女声合唱かと思ったのですが、子どもの合唱ですよね。あどけない無垢な感じも良いですが、女声合唱の方が神秘的に感じたかなあなんて思いました。

この子どもの声のあどけなさがヴァリノールのイメージなんでしょうか。あ、予告に出てきた遊ぶエルフの子供たちのイメージかな…

そうすると、もしかしたらガラドリエルの思い出の中のヴァリノールなのかもしれませんね。

 

という訳で、まず8曲、登場人物や場所などのテーマ曲の前半を上げました。次回はテーマ曲の後半を書きます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪サントラ ベアー・マクリアリーさんのインタビュー記事

2022年08月22日 | 指輪物語&トールキン

力の指輪サントラのトラックごと感想の前に、作曲のベアー・マクリアリーさんのインタビュー記事の紹介をしたいと思います。

サントラを読み解くのに必要な情報も入っているので、先に紹介したいと思います。

 

Bear McCreary Talks Scoring ‘Lord of the Rings: The Rings of Power’ as Soundtrack Is Released Worldwide

Bear McCreary Talks Scoring ‘Lord of the Rings: The Rings of Power’ as Soundtrack Is Released Worldwide

Composer Bear McCreary has scored some of the seminal sci-fi and fantasy series of our time, from “Battlestar Galactica” to “The Walking Dead&#...

Variety

 

まず、ベアーさん子供のころからトールキンやPJ映画のファンだったそうです。この情報だけでも信頼できますね。

ここで注目発言。新しく作ったテーマは15あるそうです。意外と少ないな…LotRは3作合わせてですけどテーマ・モチーフ100以上ありましたからね。

ただ後の方を読むと、Aバート、Bパート、イントロ、展開部と結構長い曲みたいなので、アルバムに入っているメインとなるテーマだけを言っているのかもしれません。

でも、そうだとしてもイマイチ15という数字が合わないような…どれが15に入るテーマなんですかね。

LotRみたいに細かいモチーフを多用する形ではないのかな。まあモチーフ探すの楽しいけど大変なので、気にしないで良いなら少し気が楽です(笑)まあまだわかりませんけどね…

このテーマの作曲に2か月かけたそうです。

シーズン1の音楽のレコーディングはロンドンで4日間で行われたそうです。ドラマにしては規模が大きいのでしょうけど、映画よりは短めの日程ですかね。(LotRが長いだけかもしれないですが(^^;)

ベアーさんは最終話の音楽のみ指揮することができたそうです。

ハルダンゲル・フィドル、ニッケルハルバ、バグパイプ、バウランなどの民族楽器も色々使われているそうです。

ハルダンゲル・フィドル、ハルブランドのテーマで使われていますね!ニッケルハルバもハルブランドのところで使われていたかな。(ニッケルハルバはスウェーデンの民族楽器なんですね。)バウランはLotRホビットでも使われたアイルランドの太鼓…イマイチ聴き分けできないんですけど(汗)バグパイプも初登場ですね。

8.25訂正追記 ハルブランドのテーマに使われている楽器はハルダンゲル・フィドルではなく、ニッケルハルバだと思われます。

他にもヌーメノールのテーマで明らかに中東っぽい弦楽器も使われてますね。ハーフットの音楽ではダルシマーのような打弦楽器も使われているように思います。バグパイプもここかな?

コーラスもLotR同様多用され、歌詞も原作にあるものか、言語のエキスパートが作成したものだそうです。このあたりはLotRサントラを引き継いでいますね。使用言語はクウェンヤ、シンダリン、クズドゥル、ブラックスピーチ、そしてアドゥーナイク(西方語)だそうです。今回はLotRではほとんど出てこなかったアドゥーナイクがたくさん出てくるのではと期待されていましたね。

シーズン1の音楽は9時間あるそうです。だいたい三部作分くらいか…テーマを作るのに2か月、そのあと9時間分の音楽を作るのに8か月かかったそうです。しかもその間関係者以外には全て秘密で…大変だったろうなあ(^^;)

ショアさんのメインテーマはベアーさんとは全く別に作られたそうです。ということはショアさんのメインテーマの中から劇中に使われるテーマ・モチーフが発展していくということてはないのかな。

そして、LotRとRoPの音楽の違いについては、つながりはあるけれど、違って聞こえるはずだと。LotRホビットのショアさんのスコアには哀愁があったけれど、数千年前のRoPでは様々な種族がその社会の絶頂を迎えているという違いがあると。RoPを観たあとにPJ映画を見る人がいたら、音楽につながりを感じてくれたら嬉しいと言っています。

 

という訳でインタビューの中から、今後サントラを聴くにあたって知っておくと良いかなと思ったことをざっくり取り上げてみました。

これを踏まえて聴きこんで行きたいと思います!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪サントラ ファーストインプレッション

2022年08月21日 | 指輪物語&トールキン

力の指輪のサントラ全39トラック(うち2曲はamazon限定)が配信で解禁になりました。

amazon musicでストリーミング配信のみです。

ドラマ全話配信完了後の10月にCDとレコード(!)が出るみたいですが。日本のアマゾンでも取り扱うでしょうか。

 

で、昨日頑張って全曲聴いてみました。2時間半もあるんですね…(汗)

後でまた聴きこんでトラックごとに感想とか書いてみたいと思ってますが、とりあえずは1回聴いたファーストインプレッションとしての感想で。

先行配信されていたガラドリエルとサウロンは除きます。

ドラマの内容を予測する内容もありますので、ネタバレ回避の方はご注意ください。特に配慮はしませんが…

 

まず一番驚いたのが、6 The Strangerですね。

幻想的で奇妙なサウンドの中に出てくるこのメロディラインは…第一弾のタイトルロゴ作成トレイラーの後半に出てきたフレーズではないですか!

 

7月25日の記事でも書きましたが、サンディエゴコミコンで演奏された組曲で使われた4つのテーマのうち一つがこのテーマでした。

まさかこんな最初から使われていたとは…!重要なテーマなんだろうなとは思っていましたが、よそびと(The Stranger)のテーマとは想像の域を超えていました…!

以前の記事にも書いたのですが、ちょっとLotRサントラの一つの指輪のテーマとも雰囲気が似てるんですよね。(あくまで雰囲気で、具体的に類似性があるわけでないのですが)

後の方、37のmysticsでサウロンのテーマに近い雰囲気の音楽と絡んでいるので、やはりよそびとはサウロンと関係があるのか?狙われているとかかもしれませんが。

 

続いてびっくりしたのは、14 Halbrandですね。ハルブランドのテーマ、なんとローハンのテーマで使われていたノルウェーの民族楽器、ハルダンゲル・フィドルで演奏されているんですね!

後の方の曲でもちょくちょく出て来ますが、結構フィドルで演奏されているように思えました。かなり意図的にハルブランドの楽器として使われているように思います。

ハルブランドは、ポスターで馬の形の柄の剣を持っていたなど、ローハンと関係があるのでは?と言われているようですが、ハルダンゲル・フィドルを意図的に使っているなら、この仮説がかなり裏付けられるということでは…!?

ちなみに、もしかしてハルダンゲル・フィドルではなくて普通の?フィドルかな?とも思ったのですが、ベアー・マクリアリーさんがインタビューでハルダンゲル・フィドルも使っていると言っていると教えていただいたので、間違いなさそうです。

8.24追記 何度か聞いているうちに、ハルダンゲルフィドルではなくてニッケルハルバでは?という気がしてきました(^^;)ニッケルハルバも使っているsとべアーさんインタビューで言っていました。ニッケルハルバはスウェーデンの楽器なんですね。まあ北欧つながりはありますが…(^^;)

 

それから21 Nolwa Mahtarでは、これも7月25日の記事で書いた、サンディエゴコミコンで演奏された組曲の冒頭と最後で使われたコーラスが。これも前に書いたように、FotRの映画で使われなかったプロローグに出てきたコーラスとよく似てるんですよね。

 

そして21 The Wandering Daysですが…これタイトルから言って第四弾予告で使われていた歌だろうな、と思っていたのですが…

 

なんと、全然違う!長調だし!

どうやらこの曲の短調版が予告で使われた歌のようですが…短調版は本編でも出てくるのでしょうか。まさか予告用ってことはないですよね…?(^^;)

 

全体的に、意外とLotRホビットサントラと似たフレーズはなかったな、という感じです。もちろん既出で言及しているものは別ですが。

でも本編映像でこのアルバムに入っていない曲でLotRに似たの出てきてたよな…という訳でまだ全然油断(?)できませんが。

 

最後に、ショアさんのメインテーマについて。ベアー・マクリアリーさんの曲も良いな、と思っていましたが、やはりショアさんの曲を聴くとなんだかホッとするというか、ああ、ショアさんだ…と思ってほろっとしてしまいました。

全体的に意外と明るくて優しい雰囲気で(後半変わりますが)、どういうコンセプトでこの曲なのかな、と気になります。

冒頭のフレーズは裂け谷のテーマなどと一緒に演奏されているアルペジオのフレーズ、Weakness and Redemptionに似ています。続いて出てくるフレーズはRotKのバラド=ドゥア崩壊や戴冠式で流れたGondor Rebornと似ています。

 

という訳でとりとめもないサントラのファーストインプレッションでした。

ちなみに、配信ドラマでサントラが配信前に、しかも全部まとめて配信されるのは珍しいことのようです。確かにマーベルドラマなどでは毎話配信後にサントラを都度配信、とかやってましたね。

この一気に配信のおかげで、事前に聴きこんでドラマのどんな場面で使われる音楽か、というのを予想して遊べるな…ということに気が付いてしまいました(^^;)

映画のサントラだと公開されれば全部解禁ですが、ドラマだと後の方の場面のサントラはなかなか登場しない=どんな場面か予想して楽しめる期間が長くなる、ということですね。(そんな聴き方する人そんなに多くないと思いますが(^^;)

 

次回以降は、サントラをトラックごとに聴いて感想や考察を書いていきたいと思っています。何回かに分けて長期戦になりそうです(^^;)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪サントラ ヌーメノールのテーマとカザド=ドゥムのテーマ

2022年08月16日 | 指輪物語&トールキン

配信が近くなり、トレイラーやクリップも色々出てきていますが、その中で気になったものについて。

まずはベアー・マクリアリーさんのこちらのツイートから。

 

作曲者ご本人が「これは…私が聞いているのは永く失われていたヌーメノールのメロディなのか?」なーんて言ってますけど(笑)ご本人が言っているのだから間違いなくヌーメノールのテーマなんでしょうね。

ヌーメノールのテーマ、RotKサントラのゴンドールのテーマと似てたりするのかな、と予想してもいたのですが、直接的には関係なさそうですね。

壮大な王国を感じさせつつ、半音階で音が下がってみたりと、神秘的な雰囲気もあって、これがヌメノールか!という感じですね~

ベアーさん自身も自信作のようなので、全体を聴くのが楽しみですね。

あと、このトレイラーでとても気になるのは、最初の部分と最後の部分、先日のサンディエゴコミコンで演奏された組曲の一部なんですよね…あれ録音もしてたの!?私演奏用の組曲であの場限りのものかと思ってたのですが…(^^;)

そしてもう一つ。こちらは5秒の短いクリップですが、カザド=ドゥムのテーマが使われていると言われています。

 

いかにもドワーフっぽい音楽ですが、男声合唱が使われている以外はLotRホビットのドワーフの音楽と直接的につながっているところはなさそうです。と言っても5秒だけじゃわかりませんけどね(^^;)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする