札幌を拠点に、北海道内を中心にしたアートの情報発信や、展覧会の紹介などをしているブログです。
ほぼ毎日更新しています。
2000年に始まったサイト「北海道美術ネット」から徐々に移行し、05年にブログを始めました。
東日本大震災をはじめ災害の犠牲者の皆さまにつつしんで哀悼の意をささげるとともに、避難者が一刻も早く落ち着いた生活に戻れますように、また世界から戦火がやみますように、祈念して . . . 本文を読む
北海道美術工芸協会が主催し、毎年春に開かれている「美工展」は、工芸部門だけの団体公募展としては道内唯一です(道展、全道展、道美展には「工芸部門」がありますが、絵画など他の部門もあります)。
1973年に発足、第1回展を翌74年に丸井今井札幌本店で開き、75年に「北海道手工芸美術協会」という名称を定めました。
84年に現名称に変更し、89年に会場を現在の札幌市民ギャラリーに移しました。
9 . . . 本文を読む
4月6日以来じつに15日ぶりのギャラリー巡りです。
以下、ほとんど21日か22日で終了しています。
まず朝9時からあいている会場に行くことにして
SCARTS コート(零壱壱写真展)→
地下鉄東西線で西11丁目駅へ。
札幌市資料館(第1回透明水彩風花展/北星学園大学 藤井ゼミ海ごみ×アート展/兼松信子絵画展 . . . 本文を読む
(承前)
すでに記憶が薄れていますが、外苑前から地下鉄銀座線に乗り、表参道で半蔵門線に乗り換えたと思います。
電車は渋谷から東急田園都市線になり(半蔵門線と田園都市線は相互乗り入れを行っており、乗っているうちに渋谷から事業社が変わる)、三軒茶屋で降車。東急世田谷線に乗り換えました。
世田谷線は、これまで乗ったことがあったかなあ。
路面電車のような感じの、2輛編成の電車が、住宅街の中をぬ . . . 本文を読む
演出家の町田誠也さんから時々、ツイッター(現X)のダイレクトメッセージが送られてきます。
筆者は記憶力がひどく悪いため、どうしてこういう交流が生まれたのかおぼえていないのですが、いつも送られっぱなしで、忙しくて舞台をまったく見ていません。
(だいたい、アートだってちゃんと見に行けないことがあるのに、正直、演劇まで手が回らない)
しかし、せっかくお知らせをいただいているのになんだか申し訳ないの . . . 本文を読む
(承前)
そろそろ更新のペースをあげなくては…。
このコンペは「本の装画を自分のイメージで描く。」というのがテーマ。
ギャラリーのサイトによると、審査員は次の4組。
・アルビレオ (西村真紀子・草苅睦子 / 装丁家・グラフィックデザイナー)
・川名 潤 (装丁家/エディトリアルデザイナー)
・守先 正 (ブックデザイナー)
・大矢麻哉子 (ギャラリーハウスMAYA主宰)
審査員とギ . . . 本文を読む
道銀文化財団「らいらっく・ぎゃらりい」が、道銀本店ビル(札幌市中央区大通西4)取り壊しに伴い、新築のほくほく銀行ビル(同大通西2)に移転、5月15日から9月末までオープン記念展を開きます。10月以降は貸しギャラリーとして再スタートとなります。
らいらっく・ぎゃらりいは1986年、もともとテナントが入っていた場所にオープン。
91年に、道銀文化財団の発足と同時に、財団のギャラリーとなり、92 . . . 本文を読む
北海道新聞2024年4月22日おくやみ欄の旭川市の項に載っている神田比呂子さんは、全道展会員の彫刻家だと思われます。
91歳。8日死去。
葬儀は終了しています。
1932年(昭和7年)釧路生まれ。
56年に東京藝大彫刻科を卒業し、北海道学芸大釧路分校(現北海道教育大釧路校)に1年間勤めた後、専攻科(大学院修士課程)を修了。藝大油画科にも合格して2年間学びますが、神田一明さんと学生結婚し . . . 本文を読む
デザインをベースに、絵画や立体などを精力的に制作し、個展やグループ展で発表している札幌の畑江俊明さん。
よけいなものを加えないシンプルでシャープな作品を見るたびに
「さすがグラフィックデザイナーだよなあ」
と、舌を巻いています。
(もっとも、一般的に絵画などでは、スマートにまとめない美しさというのもそれはそれで在るので、算数の試験のようには、どんな画面が美しいかを決めることはできません)
. . . 本文を読む
4月17日から2泊3日の日程で、東京と京都に出張しています。
最後の大型出張になるのは確実です。
17日は仕事が終わりしだい東海道新幹線のぞみ号で移動したため、京都に2泊です。
まだ、3月末の東京行きの記録が終わっていないのに、なんだかな~とわれながら思います。
京都を歩きながら思いました。
「これまで何度か来ているのに、京都らしいところにほとんど行けてないやん」
高校の修学旅 . . . 本文を読む
13日、14日は土日の連休だったにもかかわらず、微熱が出て、家で休んでいました。 どうしてこんなに眠れるのだろうか、自分でも不思議なくらいです。 15日は、富士フイルムフォトサロン札幌で写真展。エゾモモンガなどがかわいい。17日まで。 16日は、スカイホールで、書の社中展「第31回 小緑會展」。さいとうギャラリーで、畑江俊明さんの写真展など。個展やグループ展を精力的に開いておられる畑江さんですが . . . 本文を読む
(承前)
国立新美術館で白日会展を見て、「遠距離現在」も「マティス 自由なフォルム」も素通りして出てくるのはわれながらどうかと思うが、時間がおしているのでやむを得ません。
この日の最高気温は24.6度。
3月とは思えない暖気に、汗を拭いながら歩きます。
美術館を乃木坂駅方面から出て、都バス「青山斎場」へ。
「青山一丁目駅」で降りました。都バスって、どうしていつ乗っても込んでいるのだろ . . . 本文を読む
(承前)
前項で、白日会展の道内関係者から出品された作品を大量にアップしましたが、この団体公募展の本展を見たのは初めてなので、思ったことを少し書いてみます。
まず、冒頭画像の右端は中山忠彦会長の作品です。
道展、全道展、新道展などには「会長」職はなく、事務局長がいるだけなので、そこからして新鮮です。
しかも、会長自ら「創立百周年記念賞」と「伊藤清永賞」を受賞しています。
ちなみに伊 . . . 本文を読む
(承前。末尾に訂正があります)
冒頭画像は、昨年の第99回で「春光輝(湧別川)」 が最高賞の白日会賞に輝いた伊藤英二さん(オホーツク管内湧別町)の水彩「歳晩の飛沫」。
水彩は額にガラスが入っているので、映り込みがあることをご了承ください。
白日会は、日展系の団体公募展の一つ。
写実の人物、風景、静物画がほとんどを占めています。
この日午前に見た独立展の春季新人選抜展と春季 . . . 本文を読む