札幌を拠点に、北海道内を中心にしたアートの情報発信や、展覧会の紹介などをしているブログです。
ほぼ毎日更新しています。
2000年に始まったサイト「北海道美術ネット」から徐々に移行し、05年にブログを始めました。
東日本大震災をはじめ災害の犠牲者の皆さまにつつしんで哀悼の意をささげるとともに、避難者が一刻も早く落ち着いた生活に戻れますように、また世界から戦火がやみますように、祈念して . . . 本文を読む
(承前)
そろそろ更新のペースをあげなくては…。
このコンペは「本の装画を自分のイメージで描く。」というのがテーマ。
ギャラリーのサイトによると、審査員は次の4組。
・アルビレオ (西村真紀子・草苅睦子 / 装丁家・グラフィックデザイナー)
・川名 潤 (装丁家/エディトリアルデザイナー)
・守先 正 ( . . . 本文を読む
道銀文化財団「らいらっく・ぎゃらりい」が、道銀本店ビル(札幌市中央区大通西4)取り壊しに伴い、新築のほくほく銀行ビル(同大通西2)に移転、5月15日から9月末までオープン記念展を開きます。10月以降は貸しギャラリーとして再スタートとなります。
らいらっく・ぎゃらりいは1986年、もともとテナントが入っていた場所にオープン。
91年に、道銀文化財団の発足と同時に、財団のギャラリーとなり、92 . . . 本文を読む
北海道新聞2024年4月22日おくやみ欄の旭川市の項に載っている神田比呂子さんは、全道展会員の彫刻家だと思われます。
91歳。8日死去。
葬儀は終了しています。
1932年(昭和7年)釧路生まれ。
56年に東京藝大彫刻科を卒業し、北海道学芸大釧路分校(現北海道教育大釧路校)に1年間勤めた後、専攻科(大学院修士課程)を修了。藝大油画科にも合格して2年間学びますが、神田一明さんと学生結婚し . . . 本文を読む
デザインをベースに、絵画や立体などを精力的に制作し、個展やグループ展で発表している札幌の畑江俊明さん。
よけいなものを加えないシンプルでシャープな作品を見るたびに
「さすがグラフィックデザイナーだよなあ」
と、舌を巻いています。
(もっとも、一般的に絵画などでは、スマートにまとめない美しさというのもそれはそれで在るので、算数の試験のようには、どんな画面が美しいかを決めることはできません)
. . . 本文を読む
4月17日から2泊3日の日程で、東京と京都に出張しています。
最後の大型出張になるのは確実です。
17日は仕事が終わりしだい東海道新幹線のぞみ号で移動したため、京都に2泊です。
まだ、3月末の東京行きの記録が終わっていないのに、なんだかな~とわれながら思います。
京都を歩きながら思いました。
「これまで何度か来ているのに、京都らしいところにほとんど行けてないやん」
高校の修学旅 . . . 本文を読む
13日、14日は土日の連休だったにもかかわらず、微熱が出て、家で休んでいました。 どうしてこんなに眠れるのだろうか、自分でも不思議なくらいです。 15日は、富士フイルムフォトサロン札幌で写真展。エゾモモンガなどがかわいい。17日まで。 16日は、スカイホールで、書の社中展「第31回 小緑會展」。さいとうギャラリーで、畑江俊明さんの写真展など。個展やグループ展を精力的に開いておられる畑江さんですが . . . 本文を読む
(承前)
国立新美術館で白日会展を見て、「遠距離現在」も「マティス 自由なフォルム」も素通りして出てくるのはわれながらどうかと思うが、時間がおしているのでやむを得ません。
この日の最高気温は24.6度。
3月とは思えない暖気に、汗を拭いながら歩きます。
美術館を乃木坂駅方面から出て、都バス「青山斎場」へ。
「青山一丁目駅」で降りました。都バスって、どうしていつ乗っても込んでいるのだろ . . . 本文を読む
(承前)
前項で、白日会展の道内関係者から出品された作品を大量にアップしましたが、この団体公募展の本展を見たのは初めてなので、思ったことを少し書いてみます。
まず、冒頭画像の右端は中山忠彦会長の作品です。
道展、全道展、新道展などには「会長」職はなく、事務局長がいるだけなので、そこからして新鮮です。
しかも、会長自ら「創立百周年記念賞」と「伊藤清永賞」を受賞しています。
ちなみに伊 . . . 本文を読む
(承前。末尾に訂正があります)
冒頭画像は、昨年の第99回で「春光輝(湧別川)」 が最高賞の白日会賞に輝いた伊藤英二さん(オホーツク管内湧別町)の水彩「歳晩の飛沫」。
水彩は額にガラスが入っているので、映り込みがあることをご了承ください。
白日会は、日展系の団体公募展の一つ。
写実の人物、風景、静物画がほとんどを占めています。
この日午前に見た独立展の春季新人選抜展と春季 . . . 本文を読む
(承前)
上野駅の猪熊弦一郎の壁画。
年末年始の帰省シーズンともなると、駅構内のこのあたりに、特急や夜行急行の列車名を記した色とりどりの看板が出て、切符を買い求める長い列ができた時代を思い出します。もう40年も前の話です。
桜がまだつぼみなのに花見客でごった返す上野公園を抜けて「VOCA展」に立ち寄り、時間帯は正午少し前。
東京で昼飯にありつくには、0時台を外すのが鉄則でしょうが . . . 本文を読む
7日(日)は休み。
8日(月)から出社。
9日(火)
道立文学館閲覧室 → CONTEXT-S (渡邊知樹展 “thw sea that is quieter than m womb”→中央図書館。仕事での所用
10日(水)
富士フイルムフォトサロン札幌に、南佐和子写真展の最終日に駆け込み。
特に水際だった出来とまではいえないかもしれませんが、見ていて心が穏やかか . . . 本文を読む
札幌のフォトグラファーで、最近はインストーラーとしてあちこちのギャラリーで搬入の手伝いなどにも忙しい山岸靖司さんの個展。
1998年の第1回個展から見ている自分としては、なかなか感慨深くなるような、これまでの山岸さんの活動の集大成的な側面をあわせもった展示内容だと感じました。
というのは、山岸さんは生業こそ写真家ですが、アートを発表する際には、ストレートフォトではなく、写真を素材にした作品 . . . 本文を読む
(承前)
まずは、公式サイトから引用します。
The Vision of Contemporary Artの頭文字をとってVOCA(ヴォーカ)展と呼ばれる本展は、全国の美術館学芸員、研究者などに40歳以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方法により、毎年全国各地から未知の優れた才能を紹介している現代美術展です。
筆者は2013年にも見ていますが、なぜかまっ . . . 本文を読む