札幌を拠点に、北海道内を中心にしたアートの情報発信や、展覧会の紹介などをしているブログです。
ほぼ毎日更新しています。
2000年に始まったサイト「北海道美術ネット」から徐々に移行し、05年にブログを始めました。
東日本大震災をはじめ災害の犠牲者の皆さまにつつしんで哀悼の意をささげるとともに、避難者が一刻も早く落ち着いた生活に戻れますように、また世界から戦火がやみますように、祈念して . . . 本文を読む
Googleマップで検索すると、札幌の自宅から上川管内東川町まで2時間余りと出ます。
自家用車を出すことにしました。
結論からいうと、全くのうそでした(笑)。
札幌から東川町まで3時間余りかかったのです。
道央自動車道の、とくに札幌-岩見沢で、あちこちで工事のために速度規制が行われていて、通常よりも遅くなったのは確かですが、それにしても...。
Googleマップ先生は、高速運転には . . . 本文を読む
5月21~23日のうち、外出したのは22日。
南1西2のカフェクロワッサンで、イラスト展を見つつ仕事をしようかと思いましたが、メールの処理などをしているうちに時間が過ぎてしまいました。
23日こそ仕事をするつもりでしたが、大寝坊し、意気消沈。
22日に話を戻すと、KT3条ビル(旧HBC3条ビル)に足をのばして「北海道画壇パイオニア展」という洋画展を見てきました。
三浦鮮治、田辺 . . . 本文を読む
今年5月4日の、空知の旅からの、最後の記事です。
滝川市江部乙町が生んだ、戦後を代表する日本画家のひとり、岩橋英遠ゆかりの桜の森に寄ってきました。
エゾヤマザクラの花は終わりかけていましたが、まだ少し咲き残っていて、楽しむことができました。
この森には公式サイト( https://eien-hokushin.org/forest/ )が存在します。
それに . . . 本文を読む
札幌の道展会員で、昨年あらたに新制作協会の会員になった塚崎聖子さんが6年ぶりの個展を開いていました。
どこか初期ルネッサンスを思わせる人物描写、丁寧に処理されたマチエール、絵画世界を引き立てる古材を使った自作の額と、その中に描かれたステンドグラスの窓のような小さな絵の数々など、独自の世界を存分に展開しています。
「黒い雨音」。
天使がらっぱを持って空に浮かび、空が泣いているような . . . 本文を読む
5月19日は、前日に回りきれなかった分を、自家用車を出して回りました。
盤渓北ノ沢トンネルを抜けて札幌西インターチェンジから札樽自動車道へ。
朝里インターチェンジで高速を降りて、この日最終日の朝里川アートフェスティバル。
昨年まで3回開かれた「朝里川 桜咲く現代アート展」からスタイルが少し変わりました。
野外展がなくなり「新光南会館」の館内での「巷の巨匠展」が中心になりました。 . . . 本文を読む
4月下旬、札幌市資料館の前でライラックのつぼみがふくらんでいるのを見かけたときは、どうなることかと思いましたが、その後は低温の日があったせいか、開花はおおむね例年通りになりました。
桜が昔では考えられない早いペースで満開になったのとは対照的です。
先週から大通公園で「ライラックまつり」が始まりました。
あちこちでライラックの花が咲きほこっています。
札幌生まれの老 . . . 本文を読む
会場のカフェエスキスのサイトに「開催にあたって」という文章が載っていました。
すこし長いですが、全文を引用します。
ギャラリーや美術館とは異なるカフェの空間では、作品を遠くで見ざるを得ないタイミングが生じます。その生じた距離感を含めて作品(単体として/空間として)にしたいというのが今回の展覧会の出発点でした。近くで見る場合においての作品の「個」として作品のあり方、遠くで見る場合においての「群 . . . 本文を読む
江別の陶芸家新林裕子さんは毎年5~6月のさわやかな季節に札幌のギャラリー大通美術館で個展を開いています。
新林さんといえば、草花の絵付け。
陶芸の理論的なことは北海道工芸試験場で学びましたが、絵付けは、道内で取り組んでいる人がごく少ないこともあって独学だそうです。
絵付けは必要かどうか、考えたこともありましたが、やっぱり植物が好きなのと
「草花と陶芸の土は関係ありますからね」。
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gallery ESSE(横山隆雄彫刻展 石+木)
岩手の70代彫刻家が、ヒバなどの木と、花崗岩などの石を組み合わせて作った小品の人物。
平滑でスムーズなかたちをした女性の坐像や首など。ひらがなの「を」をかたどった作品もありました。
話し好きのようで
この作品は背中の曲線を見てもらいたいので、後ろに回ってほしい。でも、作った側が強いるのではなくて見る人が自然に横や後ろから見るようになるの . . . 本文を読む
ちょっとボーッとした日々を送っています。
14日に車を出して、黒い森美術館(北広島)で、石神照美さんと経塚真代さんの2人展「untie とく」を見ました。
その後、多目的喫茶アイビィで、佐藤香織さんの個展最終日。
佐藤さんとおしゃべりしながらスパゲティの昼食を取りました。
(追記。期間限定のメロンクリームソーダも)
16日、久しぶりに出社し、打ち合わせや雑用など。
その前 . . . 本文を読む
続きです。
「歌志内市コミュニティセンター うたみん」に入ってみました。
大正館や「旧空知炭鉱倶楽部 こもれびの杜記念館」にもほど近い、中心部にある施設で、公民館や図書館を兼ねています。
このロビーにも彫刻が設置してありました。
建物内なので、厳密には「野外彫刻」ではないのですが…。
秋山沙走武すすむ(1930~2001)は、古く仏像制作に用いられた乾漆という技法を得意とする . . . 本文を読む
突然の新シリーズと思われそうですが、実は(1)は、笹戸千津子「女の子」で、歌志内市ゆめつむぎ郷土館前に立っている彫刻を紹介しています。
そして(3)で終わります。人口も面積も小さいマチなので…
歌志内市の中心部の公園に設置されている立体です。
彫刻というよりは、丸みを帯びた足先や頭部の造形がいかにもキャラクター的です。
それもそのはず「ホルンくん」は、歌志内市のシンボルキャラ . . . 本文を読む
ドイツの森をヒントに名づけられたギャラリー「黒い森美術館」は、森に面した大きな窓が特徴です。
窓越しに見える自然の緑を意識して作品を展開する作家も少なくありません。
今回の、陶による造形作家と、人形作家による2人展も、屋外の窓の近くに人形を1体置き、動植物のモチーフが多くあるなど、ロケーションをじゅうぶんに踏まえた展観になりました。
窓ガラスに次のような詩句が縦書きで印字されています。
. . . 本文を読む
赤平市茂尻元町北6丁目にある小さな緑地。
駐車場も無く(車をとめるスペースはあります)、地味な園地ですが、「武蔵野」で知られる明治期の小説家・詩人、国木田独歩が好きな人には、寄らずには済ませられないスポットだといえそうです。
アートには関係ありませんが。
園内にあるのは
「国木田独歩曾遊地」
と刻まれた石碑のみ。
裏面には、独歩の短篇「 . . . 本文を読む