I'm Mr. Moon Light

飽くまでも歌うたいです。見てくれはいかつくても、繊細なんです。毒にも薬にもなる言葉達です。

SEEDS Vol 2 終了!

2007-05-07 02:01:55 | Weblog
昨日に比べると、お客さんは少なかったですが、

素敵なライブになりました。

みなさん、本当にありがとうございます。

さっき、友部さん御夫婦と、ラーメンを食べて参りました。

もう、大感激です。

今日はもう、へとへとなので、詳細は帰ってから。

一応、僕の分のセットリストだけアップします。



1、ガソリン・アレイ

2、蜜月のソナタ

3、西院駅

4、告白の唄

5、Voices-新しき革命の唄-

6、夜を見てた

7、往路


以上!


ごめん、もう限界。

おやすみ。



2年ぶりの京都ソロライブ

2007-05-07 01:20:22 | Weblog
いやあ、歌い切った。

ちゃんとした、ライブハウスでのソロは、

ほんまに久しぶり。

沢山の人が集まってくれて、

2時間半もの間、

本当に真剣に聴いてくれました。

細かい、レポートは、

帰ってからね。

とりあえず、セットリストです。


1、君が電話をかけている場所

2、青くてせつなくて 白くてむなしくて

3、Secrets

4、Regret or regret

5、ヴェルベット・ムーンにくちづけ

ここから、ゲストの安室光一さんのステージ。

6、ピンクの麦わら(作詞、作曲 浜田裕介)

7、窓     (安室さんオリジナル)

8、夜を見てた  (作詞、作曲 浜田裕介)

この曲は二人で演奏しました。


9、Wet in The High way

10、告白の唄

 絵本朗読

11、ヒヤシンス

12、そのまま行けよ

13、西院駅

14、往路


アンコール

1、蜜月のソナタ

2、Moon after Rain

以上。

これまでの音楽人生の中で、

今が一番充実してる。


みんな、本当にありがとう。



新曲の歌詞です。おめでとうです。

2007-01-01 00:43:34 | Weblog
 『往路』

隣人 今僕は夕食のテーブルに着き

隣人 代わり映えすることない今日を思い返す

隣人 君の住むその町ももうすぐきっと

隣人この町と同じような夕暮れが訪れるだろう

そこそこの優しさを身にまとい僕らは往く

それなりの憎しみも合わせ持ち僕らは往く


隣人 僕は今取り留めなく思い続けてる

隣人 教室で声もなく怯える子どもらのことを

隣人 貧しさやか弱さは恥ずべきことなのか?

隣人 裕福や権力には決して勝てないのだろうか?

そこそこの信頼を身にまとい僕らは往く

それなりの裏切りも合わせ持ち僕らは往く


隣人 いつの日かこの日々の向こうには

ほら 僕も君も同じ高さにいる


隣人 今朝僕は酷く悪い夢で目が覚めた

隣人 それなのにどんな夢か思い出せないんだ

隣人 ひとつだけこの指に残ってる感触がある

隣人 僕は多分 いとも容易く引き金を引いたはずだ

そこそこの残酷を身にまとい僕らは往く

それなりの後悔も合わせ持ち僕らは往く


隣人 もし僕が北風に震える日があれば

隣人 君のその温かいスープを飲ませておくれ

隣人 もし君が災難に全てを奪われたなら

隣人 僕のこの温かい毛布を掛けてあげるだろう

限りない欲望にせかされて生きてるけど

譲れないガラクタを抱きしめて歩いて往くよ


隣人 この肌もこの肉もこの骨も

ほら ただの箱だたいした価値などない

隣人 ゆるやかなその坂を登り切れば

ほら 国境などどこにもありはしないだろう


隣人 僕は今夕食のテーブルに着く



今年リリース予定のニューアルバム

「果実」に収録予定の曲です。

今年もよろしくお願いいたします。


モノクローム・レイン

2006-12-09 23:48:55 | Weblog
映像配信第三弾でアップされました。

ちっぽさん、誠にありがとうございます。

ということで、この曲の背景なんぞを書きましょうか。


収録アルバムは’96年リリースのセカンドアルバム

「僕が電話をかけている場所」です。

しかし実は’94年、関西地方のライブハウス系のフリー・ペーパー

「ジャングル・ライフ」主催のオムニバスアルバムに収録されてます。

これは、その年、関西でもっとも優れてると思われるアーチストを、

バンド30、ソロ30ほど選出して、

それをリスナーによる公開審査でバンド6、ソロ6を選んで

CDに収録して発売するというものでした。

ちなみに僕の参加したCDからは、

「オセロケッツ」「タートルズ」他、

かなりメジャーデビューしました。

だから、僕の曲では、唯一のシングル曲と言える曲かも知れません。

ちなみに、これ手元に4、5枚残ってるので、

これからなんか注文してくれたらおまけに付けますね(笑)


で、実際この曲が出来たのは’91年です。

当時、後藤君という後輩兼スタッフがいて、

彼とは、僕の五畳一間のアパートに、

2年ほど、ほぼ同棲(笑)してました。

もちろん、ホモ疑惑まで出ました(爆)

で、その彼が’91年に大学卒業して、

故郷の岡山県津山市に帰ることになりました。

(そのあたりのことは、『結露』というアルバムに収録の「津山」っていう曲でも歌ってます)

実は、その時の悲しみから出来た曲なのです!(爆)

まるでホモ疑惑を肯定するかのような曲です(笑)

まあね、でも曲が出来る時のきっかけなんて、

けっこうそういうの多いです。

もちろん、作り出したらその瞬間から、

イメージする相手は変わりますけどね。

それにしても、

「ホモ疑惑」「死亡説」「北の工作員説」etc,

まったくもって、色々と疑惑の多い男です。

そう言う意味でもミュージシャンには向いてるのかな?(笑)

http://www.youtube.com/watch?v=qYmeJGLWV9I



至福の時

2006-12-08 02:13:52 | Weblog
我が敬愛するトム・ウェイツの新譜。

3枚組、6300円。

「オーファンズ」買っちゃいました。

人様のCDを買うなんて、もうめったにない。

2年前にコステロ買っていらいかなあ。

相変わらず素晴らしい。

トムは言う、
「私の声は何にでもなれる-少女、人さらい、電子楽器、爆竹、道化、医者、殺人鬼、なんでもござれ。
粗野にもなれるし、皮肉っぽくも、錯乱状態にもなれる。声自体が楽器なのだ。」

ああ、耽美で、破廉恥で、野蛮で、知的なメロディー達。


好きな詩集をめくりながら、至福の時は過ぎてゆく。



野外は真っ闇 闇の闇

夜は劫々と更けまする

落下傘奴のノスタルヂアと

ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん


京都~尾鷲 ライブツアー(最終回)

2006-11-28 01:13:53 | Weblog
この日の会場はミニシアター。

基本的にライブハウスではありません。

とにかく、シンプルな空間。

歌い手が居て、聴き手が居る。

その間には、歌を伝えるための空気が存在するだけです。

本当に素晴らしい音で、ギブソンも心から喜んでました。

ずっと鳴ってたかったみたいです。

ずっと弾いててあげたかった。

SEもBGMもありません。

客席のそでを通って、

マイクの前に座り、

ギブソンをかかえたら準備完了。

PAのおっちゃんと目配せをしたら、

このツアーのラストショーの開演。


1夜のコンビナート

最初の予定では「さよなら楽園」にしようかと思ったのですが、

お客さんは映画を観た後。それもテーマの重い映画。

一度、リラックスしてもらった方がいいかな?と思い、

急遽、この曲にしました。

結ちゃんがレポに書いてくれてましたが、

実はこの曲は「三重県」を舞台に作った曲。

まあ、三重とはいっても、ずっと北、

「桑名」とかあのあたりの、海岸線を走ってる時に浮かんだ曲です。

ただ、この曲ってやっぱ喉がベストじゃないときついっす。

本当はもっと泣けるんだよ。(泣)


2雨の日のステラ

やっぱ、尾鷲ということで、「雨の歌」を。

僕の曲の中では比較的ポップな曲なので、

初めまして、の時なんかには威力を発揮する曲です。

客席の雰囲気はだいぶ掴めたかな?


3Sweet Memories(松田聖子)

今回カバーも色々用意してたんです。

「ラブレター」(ブルー・ハーツ)「中央線」(THE BOOM)

「すばらしい日々」(ユニコーン)とか。

でも、喉の状態を考慮して、決めました。

松田聖子って人は、まあ、好きな類いの人ではないのですが、

シンガーとして、それも80年代の頃の彼女は、

心からリスペクトしてます。本当に上手い!


4優しい雨  (小泉今日子)

まあ、これも雨つながりっちゃあそうなんやけど。

これも名曲やね。一応オリジナルの鈴木祥子バージョンなんですが、

小泉さんのバージョンも素晴らしいです。

彼女は決して歌は上手くないですが、匂いがあります。

実はこの曲とは少なからず因縁がありまして、

’91、2年頃かな?あるプロデューサーさんから台本渡されて、

「そのドラマのイメージで曲作ってみて」って言われました。

今思うと、そのドラマが「恋というもの」(だったかな?)っていう、

小泉さんと、真田広之、尾形直人なんかが出てたドラマで、

僕は「予感」っていうなかなかいいバラードを作ったんだけど、

結局「優しい雨」がテーマソングになりました。

まあ、この曲ならしょうがないか。

まあ、その後も小泉さんとはいろいろあるわけですが、

そこら辺は、尾鷲の打ち上げに参加された方だけの秘密。


5ヴェルベット・ムーンにくちづけ

やっぱり、初めまして、の場合には外せない曲かな?

たいがいの場合は、この曲で主導権は掴めます。

初めてのお客さんが多いのに、

本当にみなさん静かに聴いてくれました。

幸せな時間だなあってひたりながら歌ってました。


6西院駅

今回数少ない、「京都」「尾鷲」の両方でやった曲。

新曲です。客席には大学時代の後輩「金造くん」もいて、

彼なんかには「西院」っていう響きは「キュン」と来るんじゃないかな?

ただ、この曲サビの音がめっちゃ高くて、

この日の喉ではかなりきつかったです。本当に悔しい!


7さよなら楽園

さあ、このあたりからが今回のメインテーマ。

映画のテーマを受けつつ、僕の歌を重ねていきます。

この曲をちゃんとしたライブで演奏するのも、本当に久しぶりです。

僕のファースト・アルバムのタイトル曲です。

目を閉じないと見えないもの、

耳を塞がないと聴こえないもの、

そんなものについてうたった歌です。

本当に大切な者についてうたった歌です。

僕にとっての「長い手紙」の始まりの歌です。


8What a Wonderful World(カバーwithちっぽさん)

ここでゲスト「ちっぽ。さん」の登場。

彼とはミクシーの中で出会って、直接会うのはこの日が初めて。

なのに、本当に随分前から親友だったような、そんな気がしました。

彼の可愛いレイラニ(ウクレレ)と、

僕の無骨なギブソンの、

不器用だけど優しいハーモニーが届いたかな?

世界を歪めたり、汚したりしてるのは、

僕ら人間のエゴ。

全てを捨てて、世界を眺めれば、

ああ、なんて素晴らしい世界なんだろう。


9Voices-新しき革命の唄-

「イノセント・ボイス-12歳の戦場-」を観た時、

最初に浮かんだ歌はこの歌でした。

イラクで人質事件があった時、その事件に触発されて出来た曲です。

音楽活動を再開した浜田裕介の「新しい契約の唄」です。

僕が死んでも叫び続けてくれるであろう唄です。


朗読

「種子について」吉野弘

実はこの詩はマイミクの「YOSHI」さんが僕に送ってくれた詩なのです。

僕も吉野弘さんは大好きで、改めて読み直すととても素敵な詩でした。

内容は、種っていうのは固い殻に覆われてて、

味も、果実に比べると食べるのに好ましくない。

でも、実はそれは神様の配慮なのだ。

種が食べるのに適したものであったら、

動物達にたちまち食べられてしまい、

大切なものが途絶えてしまう。

だから、神様は本当に大切なものには好ましい味をつけずに、

種としての役目を与えたのだ。

人の世界にもこのような例は多々あって、

今の世にそぐわないように見えてても、

実は先々に本当の力を発揮する、種のような人達がいるものだ。

というような内容です。

そして「YOSHI」さんは、

「浜田さんこそその種なんだと思います。」と結んでくれました。

いやあ、身に余る幸せです。

まあ、僕は決してそんな立派なものではありませんが、

小骨の多い、消化の悪い唄を歌っていこうとは思います。


10告白の唄

今回のツアーの、そして次に出るニューアルバムのテーマになる曲です。

人類最初の殺人者カイン。

そしてその罪を受け継ぐ僕らのことを歌った唄です。

愛=ゼロであると言う唄です。

死ぬ時にゼロであるべきと言う唄です。

ゼロは円です。それぞれの欠けている部分を補うもの、

すなわち、愛についての唄です。


アンコール

1モノクローム・レイン

正直、もう喉が限界で、これ以上お粗末な歌は聴かせたくなかったのですが、

みなさんの熱い御好意に甘えさせてもらって、歌わせていただきました。

最後もやっぱり「雨の歌」です。


いやあ、本当にみなさんどうもありがとうございました。

本当に幸せな時間でした。

尾鷲、大好きな町になりました。


「ペケさん」夫妻、「結ちゃん」、「PAのおっちゃん」、 遠くから来てくれたMJ君、

他スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

そして、あの日、あの空間に集まってくれたみなさん、

本当にありがとうございました。

あの日結んだ絆を、ずっとずっと大切に育てていけたら、

どんなに幸せだろうと思います。

これからも浜田裕介のこと、

よろしくお願いします。






京都~尾鷲 ライブツアー(その7)

2006-11-28 01:05:18 | Weblog
5時半起床。

起き抜けにちょこっとミクってたら、あっという間に6時。

おっとやばいぜ!ということで急いで出発。

京都は、昨日からの雨が少し残ってました。

今日向かうのは「尾鷲」。

日本で最も雨の多い町です。雨は想定内です。

どのコースで行くのか迷いに迷った挙げ句、

距離は出るが最もシンプルなコースを選択。

1号線をひたすら東へ向かい、亀山から高速に乗るコース。

ポイントになるのは1号線の混み具合ですが、

日曜の早朝ということで、多分問題ないでしょう。

草津あたりから本格的な雨。

こりゃあ、「尾鷲」はどうなるんだろう?

予定では、亀山8時前、大宮大台9時あたりが目標だったのですが、

30分近く早いペース。

途中かなりペースを落とすも、9時前には楽勝で大宮大台到着。

ここで、今回の主催者「Pekemaruさん」(以後ペケさん)&奥さんと合流。

ここから、尾鷲までは約1時間の道のり。

片方が山で、もう片方が海っていう道は、

もうほとんどうちの田舎の道とそっくり。

ある意味見慣れた風景の中、気持ちよくクルージング。

ただ印象的だったのは、山がすごく傾斜が急なこと。

壁みたいにそびえてる感じ。

途中、1回「道の駅」で休憩をとりつつ、

10時には尾鷲着。

それこそ、四万十市や、宿毛市みたいな、

とても親近感のある町ですね。

そして、信じられないことに快晴!!

やっぱ日頃の行いやなあ(笑)

会場に案内されて機材搬入。

こじんまりしてるけど、すごく手入れの行き届いた素敵な空間。

すぐにリハ。

音が素晴らしい!!

普通ライブでは、ボーカルにはダイナミック・マイク、

ギターはラインっていう方式で拾うのが通常なんだけど、

PAのおっさんは、なかなかこだわりのある人で、

ボーカルにも、ギターにも、

普通はレコーディングに使う「コンデンサ・マイク」を使用。

これだと、確かに音は素晴らしいんだけど、

とにかく繊細に音を拾うので、

PAにもミュージシャンにも、それなりの技術が必要。

「お、おっさん本気やな。それに俺を試すつもりやな」(ニヤリ)

リハが終わる頃には、いい信頼関係が築けました。

リハの途中で「ちっぽ。さん」登場。

初対面なのに、ずっと親友だったようなそんな空気でした。

リハの時点で、喉はぎりぎりな感じ。

もう、時間の問題。なんとか、ライブ終わりまで持ってくれ!

その後、遅刻気味(?)に「結ちゃん」登場!

お昼ご飯を沢山持って来てくれました。

ちなみに「めはり寿司」は高菜の漬け物で巻いたお寿司。

漬け物NGの僕は食べれませんでした。ごめんなさい。(泣)

ミクシー関係以外でも、名古屋の熱心なリスナーのMJ君登場。

彼は、山田君ていう同じ名古屋のリスナーと、

いつも一緒に、ライブに来てくれるんだけど、

今回は仕事の都合で、京都に山田君、

尾鷲にMJ君という初めてのバラ売り(笑)

でも、遠くから本当にありがとう。

その後、京都に続いて尾鷲にも連チャンで「らっきいさん」登場。

もう、本当に感謝感激雨あられです。

先に「イノセント・ボイス-12歳の戦場-」の上映会。

僕はあらかじめ観てるので、二階の倉庫兼楽屋で待機。

「ちっぽさん」と「らっきいさん」も一緒だったのですが、

スタッフの間ではもう当たり前の、

ライブ前のナーバスで不様な浜田を目の当たりに見て少し引き気味(笑)

まだこの日の醜態なんか全然ましな方っす。

どんな感じかと言うと、

「有頂天ホテル」の西田敏行みたいな感じ(笑)

あれは、自分で観て「あちゃ、まるで俺やん」って思いました。

まだ観てない方は是非御覧下さい。

ライブ前の浜田がいかに不様か、とてもよくわかります。

そんなこんなで、時間は刻一刻と進みます。

だんだん腹も座って来ました。

ほな、今回のラスト・ショー。ビシッと決めて来ましょうか!

ということで、ライブの模様は最終回に続きます!

(引っ張ってごめん。予想外に長くなったもんで)


京都~尾鷲 ライブツアー(その6)

2006-11-28 01:00:26 | Weblog
京都の打ち上げのあと、

やっと対面できたうのっちを連れて「スタバ」とやらへ。

うのっちはしきりに、

「浜田さんは『スタバ』とか行っちゃだめです。」というが、

私は市井の人です。「スタバ」も行けば、「吉野家」も「王将」も、

もちろん「ミスド」(ハニーオールドファッションがお気に入り)だって

行きます。

ということで、朝3時半ぐらいまで、

うのっち相手に先輩風吹かせて、えらそうなことほざいてました。

うのっち、ほんまごめんな!

その後、宿に帰ってから、少しネットやって睡眠。

9時には起きて、とりあえず宿を出ました。

大江さんの結婚式は1時過ぎからなんだけど、

僕は音合わせがあるので、12時入り。

とりあえずは「なか卯」で朝食(笑)

ちまちまと時間を潰して、会場へ。

つつがなく音合わせも終わり、

二階の教会で挙式!

なんか、我がことのように感動しました。

挙式、披露宴を通して、実に爽やかで、

新郎新婦にも親御さんにも、しめっぽいところがない、

実に素敵な結婚式でした。

だ~れも泣いてないなかで、実は僕はかなりうるってたことを、

誰も知らない。

一応、披露宴では、一人で「夜を見てた」

大江さんと二人で「告白の唄」を演奏。

で、実は裏話。

僕らは料理を食べながらだったんだけど、

この料理が抜群に美味しくて、

生まれて初めてのフォアグラにいたく感動しました。

で、「オマール海老と貝柱を複雑にからませたようなやつ」が出て、

僕は「甲殻類アレルギー」なので、NGなんだけど、

貝柱があまりに旨そうなので、

「よっしゃ、オペや」とブラックジャックばりのナイフさばきで、

うまく切り離し、貝柱だけを食しました。

ところが、それでも海老エキス恐るべし!!

歌ってる時に目が潤んで、鼻が詰まってたのは・・・アレルギーです。

その後、木屋町の「RAG」で二次会。

ここでは「ジャージー・ガール」(トム・ウェイツ)

「デスペラード」(イーグルス)

「日々」(オリジナル)を演奏。

正直、喉はかなりきてましたが、

最後全員での「アメージング・グレイス」で絶叫!!

ダメージ大!

ついついいってまいました。だって俺の盟友の結婚やもん!

明日の「尾鷲」はかなりやばいなあ。

その後、昔の僕の事務所、

HYミュージックの元社長であり、僕の元マネージャーの橋本が、

「あんた、明日売るCDないんやろう?

『さよなら楽園』やったら、倉庫に売るほど残ってるで(笑)

持って行って、安い値段で売りいや」と温かいお言葉。

これは貴重ですよ。

今売ってるCD-Rじゃなくて、

ちゃんとしたCD。一応全国に流通したやつ!!

あとの二枚は完売やけど、「さよなら楽園」だけ、めっちゃ残ってる!

また、後日宣伝しますが、

いまとなっては貴重な「さよなら楽園」オリジナル盤CD

定価3000円のところを、1500円で販売中です。

横道それました。すんません。

CDを一箱(100枚)もらって、銭湯へ、

ここは、京都に住んでた頃良く通ってた、

なんの変哲もない普通のお風呂やさん。

そのあと、二次会でほとんど何も食べてなかったので、

何か食べようとクルージング。

西大路五条に焼肉屋発見!

「う~ん、ここは奮発して自分への御褒美じゃ(何の?)」

と飛び込みはしたものの、小心者の僕は、

ごはんとカルビ(安いの)とミノで、1200円也!(しょぼ)

その後、宿に帰り、少しミクったあと就寝。

明日の出発は6時前の予定。起床は5時半。

さあ、あと1本で今回のツアーは終了!!

尾鷲!待ってろよ~!!


京都~尾鷲 ライブツアー(その5)

2006-11-23 11:01:47 | Weblog
開演前に僕のスタッフが小山さんに聞いた

「曲目とかはだいぶ前に決めてるんですか?」

小山さんはこう答えたらしい。

「いつもはね。でも、今日は浜田君のリハを聴いて決めた。」

小山さん、あなたのその熱い思い、プライド。

ちゃんと受け取りましたよ。

ステージは浄めて来ました。あとはよろしくお願いします。


01.『花を育てたことがあるかい』

アコギで演奏されるこの曲は、僕は初めて聴きました(随分ライブに行っ

てなかったので)

開放弦の響きを生かした、地味だけど粋なコードワーク。

あの、タカミネも心地よく鳴ってます。

小山さんのトレードマークのタカミネですが、実は昔のとは変わってるん です。あのタカミネは

’80年代の前半、まだエレアコが市民権を得てな かった頃に発売されたのですが、とにかく素晴

らしいギターだった。

あの頃だと五十嵐浩晃さんが使ってました。

最近のモデルは「川本真琴」モデルらしい(笑)

でも、他のタカミネと同じで、音の方は随分悪くなってて、

小山さんは古いピックアップをマウントしてるそうです。


02.『汚れたバスケットシューズ』

なんか、僕へのメッセージっていうか、あいさつなのかな?って思いまし

た。

ここでMC。この日のMCのテーマは「浜田の脂肪の文学的な意味」(笑)

本当に、小山さんが楽しそうなのがとにかく嬉しい。


03.『真夜中のボードビル』

この曲のアコースティックバージョンも初めて聴きました。

バリ渋!

主に低音弦(5、6弦)のみをダウンストロークで弾くという、

実にストイックな奏法が、この曲の世界観と見事にマッチ。


04.『Yellow Center Line』

ピアノでしっとりと。

なんか、あの頃が蘇って来ました。

僕はいつもあなたの背中を追いかけてました。

今夜、横に並べた感慨。すべては旅の途中。


05.『Gallery』

小山節炸裂の名曲です。

僕が彼の歌に出会って最初に衝撃を受けたのが、この曲にも顕著に現れてる、

このストーリーテリングです。

今、僕が自分の中で最も自信のある分野です。あなたのおかげです。


06.『最初の奇跡』

これは、現時点で一番新しいアルバム『種』からのセレクト。

『結晶』とか『Shadow Land』とか、こういう曲好きなんだよなあ。


07.『天国のドアノブ*』

圧巻でした。最近のライブでは目玉なのかな?

もっとも新しい曲です。

多分個人的に起きたであろう出来事を、見事に作品として昇華してます。

このあたりが、小山さんがおっしゃってた、二人の曲の共鳴なんだと思います。

空気がどんどん浄化されていくのを感じました。

なんて素敵な夜なんだ!!


08.『こわれた自転車』

ピアノで。

確か、当時キンタ(金山一彦)に向けて作られた曲でしたよね?

今夜は、僕が一人占めさせていただきました。


09.『最終電車』

やっぱプロですね。しんみりだけでは終わりません。

あっという間に、一気にボルテージ上げちゃいました。

この曲、客席から何度声を張り上げたでしょう?

ミスチルの櫻井君がカバーした曲です。


10.『PARADISE ALLEY』

初めて聴いた20歳の時から大好きな曲です。

くじけそうな時、何度この曲をくちずさんで乗り越えて来たことか。

小山さん、僕はあの頃、あなたの歌に出会えて本当に良かったと、心から思います。

確かに、僕が売れない歌ばっかり歌ってるのは、あなたの責任は大きいですけど(爆)


小山さんが一旦楽屋に引き上げて、さあ、アンコール。

ここで、実はいろいろありまして。

実は、当初の予定では、4曲全部を一度のアンコールでやるはずでした。

ところが、小山さんが急に、

「2回に分けよう!ラストに『傷天!』」だって。

「ちょ、ちょっと待って下さいよ。2回目アンコールなかったらどうするんですか?」

と泣きそうな僕。

「弱気になるな。大丈夫。来なかったらそれまで。それが本当のアンコール」

説得されて、僕は内心びびりながらアンコールへ。


E1.『祈り 』(w/ 浜田裕介)

僕の中で、絶対一緒に歌いたかった曲。

浜田裕介の世界と見事にシンクロしてます。

所詮、歌うたいに出来るのは、「祈ること」「願うこと」

ならば、ありったけの思いを込めて歌い続けたい。


E2.『長い手紙』 (w/ 浜田裕介)

今回、事前に小山さんが選んでくれた僕の曲は、

「ヒヤシンス」「雨を待つ人」そして「長い手紙」

このあたりからも小山さんの本気度が伝わりました。

小山さんの「祈り」僕の「小さな戯言」

そんな歌の種達がみんなに伝わったなら、本当に幸せです。


E3.『種の歌』 (w/ 浜田裕介、福井大輔)

そして今回のメインテーマです。

チラシには、みんなで歌えるように歌詞を載せました。

福井さんは名古屋のミュージック界の重鎮(笑)で、

僕は15年ほど前に名古屋で対バンした仲です。

小山さんとも親交があることから、ゲストとして登場してもらいました。

これからは彼とも、いろんな波を起こしていきたいです。


さあ、ここで1回目のアンコール終了!

楽屋で耳を澄ます・・・。き、き、来た!!

「小山さん、アンコール来てますよ!さあ、行きましょう!!」

「浜田、慌てるな!!もう少し引っ張るのが礼儀だ!」

「そんなん言うてて、アンコールやまったらどうするんです!」

そんなしょぼい会話を、福井君は優しく見守ってました。


E4.『傷だらけの天使』 (w/ 浜田裕介、福井大輔)

みなさんごめんなさい!!幸せ一人占めです!!

客席からどれだけこの曲を叫んだことでしょう!

「その日俺達は兄弟になった」ですよ。

二人でアイコンタクトですよ!!

ラストは小山さんもいっちゃってます!!

うわ!嘘みたい!俺、生きてるの?本当に?まだ、歌い続けていいの?

2時間半、実に濃い、素晴らしい夜でした。

その後、CD販売の時も、打ち上げの時も、小山さんは上機嫌。

本当に、最高の夜でした。

小山さん、そしてみんな本当にありがとう!!

後日、小山さんから個人的に送られて来たメールの一節を紹介します。

「歌い続けるということが、人が思うよりもずっと大変なことを僕も知っています。

でも、僕がひとつだけ、信念のように思い続けてることがあります。

それは、客席の最後の一人が背を向けるまで僕は歌い続けるということです。

どうか、君も歌い続けて下さい」


歌えること。聴きたいと思ってくれてる人がいるってこと。

それがいかに素晴らしく、そして幸せなことなのか、

もう、見失わないです。みなさんが「もういいよ」っていうまで、

僕は歌い続けます。




京都~尾鷲 ライブツアー記 (その4)

2006-11-20 01:38:29 | Weblog
今回は当初、曲によって2本のJ-45を使い分けようと思ってたんだけど、

今メインで使ってるやつはとにかく本番に強い!

リハの時点で、「俺だけで大丈夫やで!」って感じがひしひし。

よっしゃ、今日はこいつと心中や!

ということで、’67年のJ-451本でいくことに決定。


BGMは「ジョンとヨーコのバラード」から「Mr.Moon Light」へ、

何故かお店にSEを任せた場合、この曲がかかることが多い。

まあ、偶然にも僕のキャッチフレーズも「Mr.Moon Light」だったりで、

悪い感じはしない。むしろGood Job!!

さあ、いざステージへ。

今回は、小山さんとのセッションの立ち位置の関係で、

僕と大江さん(SOSOさん)の立ち位置がいつもの逆。

少し違和感もなくはないけど、ステージ上がっちゃえば無問題!

BGMが落ちる。

Gのキーだけ確かめながら、ゆっくりと溜める。


1、モーニング・ニュース

3小節ぶんゆっくりと無伴奏(アカペラ)で静かなスタート。

あまり1曲目に相応しいとは思えないこの曲を選んだのには理由が、

普通、こういう勝負のライブの時は、ついつい1曲目に、

ガツン!系を選びがちなんだけど、

それだと、小山さんのリスナーに警戒心を与えるんじゃないかと思ったん

です。僕は、今回じっくりと僕を伝えたかった。

だから、ローキックからじゃなく、あえてテイクダウンを狙いました。

よし!いい感じ。


2、Days in The Sun

ある意味、これがオープニングナンバー的な意味合いもあるかな?

1曲目で緊張感を解いたら、いきなり膝!って感じです。

この2曲で流れは作れたかな。


3、Don't You go away -行かないで-

今回のの選曲にはいくつかのポイントがありました。

まず第一は「対小山さん」第二には「対小山さんファン」

第三には「対古くからの僕のファン」第四に「対新しめの僕のファン」

そして、最後が「対うのっち」(笑)

今回始めて生浜田を体験してくれるウノユタカに対して、

失礼がないように、そして彼のリスペクトを裏切らないように。

彼のフェイバリットであるこの曲を、

どこに、どんなアレンジで入れるか?は大きなテーマでした。

ゆったりとした16ビートのアレンジか、

少しテンションコードをつかった分散コードのアレンジかで迷いましたが

後者に決定。

その分、歌の方はじっくりとねちっこく(笑)歌いました。

結構いい感じだったんじゃないかな?


4、西院駅

新曲です。実はウノくんにアレンジを頼んでる曲です。

途中段階を聴きましたが、素晴らしい出来です。

ニューアルバムに入ります。お楽しみに。

メロディーも歌詞もとても気に入ってて、アンケートでも評判よかったで

す。

このあたりで、ペースは完全に掴めた感じです。


5、ヒヤシンス

6、夜を見てた

あえて、ベクトルの全く違うこの2曲を続けてやったのが、

今回の最大の仕掛です。

浜田裕介の幅を表現したつもりです。

でも、根底に流れてるのは実は同じです。

弱者への愛、慈しみです。僕が絶対に譲れないテーマです。


7、告白の唄

新曲です。今回のライブの、そしてニューアルバムのテーマ曲です。

楽屋に引き上げる時、小山さんが、

「凄くいい曲だね」って言ってくれました。

打ち上げの時にも、僕がいない時に絶賛してくださってたそうです。

人間が不完全であること、始まりが罪であること、

だからこそ愛とは補いあうこと。全てはゼロに帰るべきだということ。

それがテーマです。

「カイン」とはアダムとエバの最初の子。

嫉妬から弟「アベル」を殺した、人類最初の殺人者です。

僕らは、彼の種からなっているという事実から目を背けてはいけない。


8、モノクローム・レイン

これもちょっとした仕掛けというか。

一応本編は「告白の唄」で終わり。

時間と雰囲気で、やるかやらないか決めようという段取りでした。

雰囲気は問題なし。時間も押してない。

ステージから小さな声で「もう1曲いい?」と聴くと拍手が。

「よし!そうこなくっちゃ」

今回はキーを二つほど落として、ゆったりと、語るように。

いい感じなんちゃう?歌っててしびれたっすよ!

ちょっと、このバージョンでニューアルバム入れようかなあ?

ボーナストラックで。

いつも、オープニングとか、前半にやることが多かった曲ですが、

ラストに持って来てもなかなかいい余韻があって、Goodですね。

これは、「YOSHI」さんの意見を参考にしました。(笑)

とまあ、今回は手前味噌バリバリのレポートで、

なんか感じ悪かったかも?お許しを。

結構、ナルシストなんですよ。

まあ、でも当日おられた方には、納得していただけたと思うのですが。

では、小山さん&アンコール編は、

次回(その5)に続きます。(引っ張ってごめんね)