前回の更新からどのくらい経つでしょうか?
尚一は2020年7月現在で11歳。
2011年に天津に引っ越して以来、毎年シャングリラには帰郷しておりましたが、
小学生に上がった頃から尚一、一人で飛行機に乗るようになり、
私が戻ることはほとんどなくなりました。
尚一は私が日本で産んでいるのにもかかわらず2015年に中国人認定をされ、中国人とみなされるようになってから、
外国人が取得するべき「居留許可証」が取れなくなりました。
中国人とみなされたにもかかわらず戸籍(戸口)はない、外国人であるべき「居留許可証」はない、
と身分がとても宙に浮いたようになり、この場合は中国戸籍に入れることも可能、もしくは中国国籍脱籍手続きをして下さいと、
当時天津の公安局から言われました。
中国で働いているので、中国戸籍があった方が便利かと思い、シャングリラでは過去に手続きをしたことのない、
中国戸籍に入れる手続きに入りました。地元シャングリラの公安も全くこのような経験がなく、
色んな苦労にぶつかりこの件で、何度泣いたことか。
やっと中国戸籍が取れ、昨年まで普通に生活をしておりましたが、来年中学生になるにあたり(早いですね)
日本人学校へ転入を考え始めました。(現在は地元の小学校に通っています)
以前は日本パスポートのみで、居留許可証がなくても入学できたのですが、中国政府の取り締まりが厳しくなり、入学には
passport+居留許可証が必要ということで、勝手に認可された中国国籍を抜くことにしました。
その手続きで昨日シャングリラへ5年ぶりに行って来ました。
地元の変化もめまぐるしく、虎跳峡までの道のりも道路は整備され、高速が走り、ずいぶん楽になったことから、
ハバ雪山を登ったあとに、その日の内にリージャンまで戻るバスが走るようになり、この地に滞在していく旅行客がぐん、と減りました。
現在は義姉もここでは商売はしておりません。義母がたまに来る旅行社のランチを提供するくらいです。
中国はホントにめまぐるしい速さで変化しています。
尚一の第二の故郷でもあるので、私もまだ戻って来ることはあるでしょうが、ここで生活をすることはこれからもないと思います。
親戚はいるので、地元のマツタケやサフランなど需要があれば提供することは可能です。
また現在天津での生活をこちらにアップしておりますので、それもご覧になって下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=7yG7v2c6AXY&t=187s
naoko Life of China 中国生活