ヘルズブログ

「ヘルズ商事」はバカと面白を考察、発信するサイトです。
全コンテンツと趣味、日記を一緒くたでやってます。

遊戯王東京ドームと俺

2024-02-25 03:29:06 | カード
去る2月3,4日に東京ドームで開催された
遊戯王25周年記念イベント!決闘者伝説!
抽選チケットだったが運よく1日ゲットできたので行ってきた。

半年くらい前に遊戯王での配信番組で大々的に
「遊戯王の重大な発表がある!」と言う触れ込みでの発表で、
カードゲームの発表を期待してたギャラリーは正直「そんな溜めて言うこと…?」
みたいな雰囲気になっていたのだが俺には分かった。

回想シーン
かつて遊戯王OCGの開始年の25年前にも東京ドームで
OCG+ゲームボーイ2大会のイベントをやった事があり
カードゲームの強烈な人気を想定できていなかった運営が
物販で混雑を捌ききれず暴動騒ぎになった
「東京ドームの乱」があった…

かく言う俺も当時、ヘルズ商事の地元仲間と参戦していたのだが
ゲームボーイ大会の予選枠だったのである程度ゲームで参加していて
負けて大会コーナーを出る頃には物販の列から異常な熱気が感じられ、
並べるレベルでもなくなっていて地鳴りのようなブーイングからの
有耶無耶になるような解散を肌で味わっていたからだ。

「コナミは25年越しにリベンジしたいんだろうな」
そんな風に感じたのだがそれはシステムに大きく関わってくる。
事前チケット→物販完全事前決済→会場引き取り時間指定

転売させたくない&事故らせたくない気持ちと
どこかでボトルネックになるのでは…
一週間ほど前に引き取り場所が少し変わるなど
「ギリギリまでオペレーションを練っているな」と
「ギリギリまで混乱してて大丈夫か…?」が交錯したままイベントを迎えたのだった。

そうして当日
そうしてデッキを練ったり一夜漬けで動きを勉強してたら結局寝ずに参加。
大変な快晴。
こんな晴れの舞台に持ってくるカード
はお気に入りの魂のカードか…と悩んだが結局この4枚

「ゲート・ガーディアン」
「マジシャン・オブ・ブラックカオス」
「トライホーンドラゴン」
の25年前のイベント配布カード!
と遊戯王の超初期のモンスター公募で俺の作品が掲載された原点とも言える
「悟りの老樹」
オッサンになったけど25年して帰って来たよ…!


そうして入場。
電子チケットを出して数分と待たずに入れた!
入口で配布カードと一緒に謎解きや
スタンプラリー台紙などを一式貰った時点で肌で感じる意気込み…
「相当練って人の捌きを想定しきっている!」

回数制限のアトラクションを管理するカード。
参加したらパンチで穴を開けてチェックする。
地味だがシンプルかつ堅実だ。
事前の悩みは完全に杞憂だったのが分かった。

デュエルとプロモが貰えるアトラクションがあるアリーナに降りられるのは
午前、午後に分けられているのだけど
そこから離れている間も謎解きや会場のクリボー探しやスタンプラリーなど
飽きさせない工夫がある…!

場内には沢山クリボー探しがあってSNS連動キャンペーンがあったりした。

運営の意気込みに感じ入った以後は、
安心して会場の遊戯王熱を満喫するだけで良かった。

そして狂騒のアリーナへ…


決闘者特有の殺気ってやつを感じるぜ!

デュエル!
サッと書いたが本イベントにはバトルシティを模したデュエルコーナーがあり
参加プロモーションカードがある。
もういいトシで内輪以外のデュエルなんて全然やってない!
対面だと腰が引けるし、現代遊戯王に全然付いていける気がしない!

とビビってたけどプロモーションカードは欲しい!と言う決闘者の本能には勝てず、
加えて最初「勝てないとプロモが貰えない」と勘違いしていたので
(※実際は勝てば貰えるカードが増えるだけで参加賞でも1枚貰えた)
結構ガッツリ現代遊戯王を勉強してデッキ調整して挑んだ。


持って行ったのはメメント!

初期の何の能力もないバニラカードをモチーフにした
甦る死者のイメージと、巨大な攻守5000のモンスターを建て続けるデザインが気に入って
リリースした時にデッキパーツはキッチリ揃えてあったのだ。

混むだろうと思ってアリーナ最初で向かうと列はサクサク。
ハラハラしながら挑むと初戦はサイバー流使いの小粋なお兄さんで、
談笑しながら楽しくデュエルできた。
お互い大型モンスターを出しつつ殴れないと言う膠着状態になるもハナ差で俺が勝利。

2戦目は最近出たGP。
「し、知らね~!」

とパンドラの気持ちになりながらも
教えてもらって翻弄されつつ負け。

行く前はビビったけどやっぱり対人戦は楽しいね。
久々に公認イベント参加もしちゃおうかなと言う気持ちになった。


デュエルディスク
ところで前日にtwitterで
「明日はみんなデュエルディスクを持っていくよな!」と言うのを見て
急に「5D’sのデュエルディスク持ってたな…」と思い出す。
出してみるとデカい!

専有面積B3くらいあるじゃねーか!




…持って来たけど!
分解したら意外とキレイにバッグに収納できたので「アリだな…」と思ってつい…。

とは言えやっぱりデカい。
会場内で列に並んでると嵩張るので牛丼屋で怒られる城之内気分を味わえる。


こんなふざけるにも理由がある。
バトルシティの次にお目当ての
記念写真トークン生成コーナー!


ライディングデュエルアクセラレーション!
会場で付けると「でけー!」って再度痛感するけどおもしろ写真が出来て
なんだかんだ良かったよ。

遊星さんと記念写真。
行列の脇で自撮りするハートの強さよ。

デュエルディスクがデカ過ぎてなかなか画角に収まらず笑ってしまったw

その他のアトラクションはクイズ大会とか縁日っぽいので2個選んで参加すると
やっぱりプロモが貰えて全部回りきると丁度アリーナ滞在時間4時間が終わるくらいの速度。
やっぱり相当人の捌きを意識しているなーと感心しつつ撤退。

展示もたのしい
アリーナじゃない箇所も飽きさせない工夫で原作イラストのダイナミックな展示







OCGが10000種類を超えた時に新宿に飾られた
「カード全種類展示」が直前の弾まで増えた物も展示されている。


最新弾まであるけど古代決闘者なので古い方から見がち。


手持ちにあるのにやっぱり見ちゃうトライホーンドラゴンと悟りの老樹。

最初の女戦士カナンは流石にすごいね。
あと意外と手元にないブースター1のヴィシュワランディー。

ついつい見ちゃうエラーチェック。

メタルドラゴンはエラーのままだった
※本来の属性は風だけど背景が赤紫の闇属性色になってるエラー。
初回ロットからしばらく続いたので出回ってる量が多い。

ラッシュデュエル
ラッシュデュエル一覧もあった。
アニメで見てて知ってても現物見た事ないのが多くて楽しい。


3枚繋がるマキシマム召喚。本家OCGに無いから新鮮。



画面からはみ出すオーバーラッシュレアも新鮮。本家にも輸入されないかなー。





アニメ、小学生に擬態する人妻、足立ミミの使うバブリーデッキ。
昔のカードのバブル景気パロディがあって古参には嬉しい。


遊戯王の作者、先日他界された高橋和希先生のサイン入りホルアクティも。
本当にありがとうございました。


なんだかんだ時間目いっぱいまで居て帰る。
ありがとう東京ドーム。

がんばった戦利品。

事前注文の25周年前の復刻東京ドームパックと限定ストラクチャーデッキ。
物販の回収がボトルネックになるのでは…と思ったけどこちらもサクサク。
めちゃくちゃ列は居るのに30分くらいで回収できたよ。


バトルシティやアトラクションで貰えたプロモパックとかコースターとか。


参加特典の特殊仕様ブラックマジシャン。めちゃキレイ


プロモは偏った上にお目当ての「伝説の決闘場」が出なかったので
トレードとかしよう。


先に言うと古参ムーブをするぜ!
イベント最後の蔵出しカードプレゼント大会は全部外れたけど
いくつかは自前で家にあったぜ!


最後にメメントデッキ。

直近で出たメメント・フュージョンとツインドラゴンまで入れたけど
デッキ自体はその前のEXを強欲で謙虚な壺で落としてドローするタイプのままなので改良したいね。

おわりに
めちゃくちゃ楽しかったのでまたマメにデュエルしたいなーと思ったし
特典に釣られてアカウント作ったっきりだったマスターデュエルもはじめてしまった。
50周年も参加したいぜ!

ウォーハンマーウィズヘルズ-7話 コンバージョンコンフュージョン

2023-03-21 15:56:26 | ウォーハンマー
資料とか文章がまとまらず1年以上空いてしまった。

10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。

2009年
ウォーハンマーをはじめる一因でもあった「池袋勤務」が異動したり転職したり。
波乱があった時期でも自分の中のウォーハンマーの灯は絶えなかった。
そんな頃の話。

この時期はホビーセンター(現ウォーハンマーストア)でのイベント参加を盛んにしつつ、
ウォーハンマーのイベントの合間はもう一つのライフワークである、
アイドルのファン活動としてフィギュアを作ると言う誓い(ゲッシュ)があったので(?)
交互に〆切と戦っては日々が過ぎていた。

今回はコンバージョンへの熱狂の話をしたい。
ウォーハンマー用語で改造を表す言葉「コンバージョン」。
後年はキットのパーツの切り貼りを主にした改造を「キットバッシュ」と呼んだりもしたが、
時代性もあるしパテもガンガン使うのでコンバージョンとして記述する。

読者諸氏は身に覚えがあると思うがウォーハンマーをはじめて
1~2年目くらいの強烈な熱狂と言う物が誰しもある。
自分もそうだった。
今回はその辺りを追いつつ2009年を追っていきたい。

3月;ファンタジーバトルのバトルキャンペーン「終焉の大預言」
で遊ぶにあたりダークエルフはネームドキャラのジェネラルしか持っていなかったので、
低ポイント戦の為に俺ジェネラルを作ろうとする。

当時のジェネラル(今で言うキャラクター。)は現代と違っていてここで注釈しておくと
・オプションで武器も鎧もマジックアイテムも騎乗動物も多彩に選べた
・しかし商品的には好きな武器を組み替えられるキットは「エンパイアジェネラル」くらいで
 他の勢力はメタルのジェネラルなどとプラのビッツ(パーツ)で改造して作るのがセオリーだった。
・自分が遊んでいるダークエルフのネームドではないジェネラルは当時の環境では本国直輸入のメタルしかなかった


と言うことでビッツから造ろうと言う話。
※ビッツ=ウォーハンマーではジャンク、余剰パーツをそう呼ぶ

ダークエルフ、ドレッドロードのイラスト



顔はアーミーブックにある両角のフルフェイスの兜のイラストが
カッコ良かったので普通のウォーリアーの頭に
旗の脇に付いてるトゲを切って角にした

武器

悩んだ結果武器はとりあえずグレイトウェポンなら間違いないだろうと
貰ったウォーリアーオブケイオスの誰かの剣の鍔と、余ってたダークエルフの剣や槍を切った張ったして作ったり。


ホビセンでビッツ交換会があったので普通では余剰が出ないシードラゴンクロークを貰ったり、
徒歩の甲冑足が存在しない中で「細身で丁度いいジークワルドの足」を教えてもらって交換したり



角とか肩アーマーをグリーンスタッフで作って完成~!
まだまだ序盤だけどコンバージョンの面白みを痛感したミニチュア。

ウォーハンマーと言うかミニチュアゲームは
ビジュアル(模型的な造形)とデータが一致する所に面白みがあると感じる。
最近では聞かなくなってしまったが
WYSIWYG(What You See Is What You Get[ウィジウィグ]=データと見た目が一致している)
と言うのも推奨されていた。

現代、特にエイジオブシグマーでは商品キット内だけの武装で
ゲームデータ内の武装やオプションも固定されてしまっていたが、
ジェネラルハンドブック2020では「改造して俺キャラクター、俺ジェネラルを作ろう!」
と言う試みが復活していた。
翌年には消えてしまったがウォーハンマーの醍醐味だと思うのでまた復活して欲しいね。


6月;40Kのバトルキャンペーン「鋼鉄の征戦」
またもバトルキャンペーンに参加していた。
実際はあまり参加できなかったのだが少しでも遊びたい、そう言う時期だったのだ。

前述のダークエルフ同様にダークエンジェルもネームドではないキャラクターは
メタルしかいない&スペースマリーンにはコマンダーと言う武装が豊富なボックスがあったが
「ダークエンジェルはローブを着てて欲しい!」と言う熱狂があったので
やはりその時に旬な装備のキャラクターを自作することにしたのだった。

コンセプトは敏を活かす→ライトニングクロー
射5を活かしてビークル&モンスター対策→メルタ
移動スピード→ジャンプパック
(本当はレリックブレイドにしたいがDAには無い)

胴と頭…ダークエンジェルベテラン
バックパック…アサルトスカッド
手…メタルのベテランのライトニングクローをビッツで
マルチメルタ…ビッツ

武装が変わるなら磁石や真鍮線での組み換えができるようにするのも良いが、
駒として持った時の収まりの良さも捨てがたい魅力なので、
この時はポイントに大きくかかわるジャンプパックだけ差し替えにした。

クローを持ちながらコンビボルターも持てると言うのが
当時のダークエンジェルならではのヘンテコさだったが
当然のように次版ではできなくなった。
勿体なさもあるが、逆に「当時こんなのができたんだぜ!」と言う思い出になるのも良い。



7月:第4期アイアンヘイロー。
第4期アイアンヘイロー。
前の回でも書いた「一定期間でゼロからアーミーを作って遊んで見せ合って交流しよう」と言うイベント。
この回では新アーミーではなくダークエンジェルの増強を選ぶ。
バイク組のレイヴンウィングはもう作ってしまっていたので
ベテランとデスウィングを主に増やしていくことにした。

・デスウィングターミネイタースタンダードベアラー
4~5版ではデスウィングターミネイターはどの武装をしてても
スタンダードベアラー(軍旗持ち)やアポシカリー(医療兵)になれると言う
他のスペースマリーンにはない不思議なオプションがあったが、
キットはないので上手く作ってくれと言うやつ。
その時の軍旗は「攻撃回数が増える」と言う能力だったので、
相性が良いライトニングクローだ!と思って作成。


ライトニングクローのプラのムクの指を全部切り離して、
プラ棒を持たせて接着し直すと言う地味で大変な改造。

1年弱の頃にしてはバナーの書き込みもがんばってるね。

同じくレイヴンウィングバイカーもスタンダードかアポシカリーができたので
ダークエルフから流用した旗。



今回の目玉デスウィングのボス、ベリアルさん!
彼は当時多くあった
「データだけあってミニチュアはコンバージョンで作ってねスぺキャラ」の走りだった。

加えて自分のそして新人の狂気的の熱意の一つ
「イラストまんまに仕上げたい」と言うのが発露した先駆けでもある。
先にイラストを見ておいてくれ。


・足。

当時はターミネイターボックスとダークエンジェルパーツ程度しかバリエーションがなかった。
仁王立ちみたいにしたいので関節を切って伸ばして蛇腹をグリーンスタッフで復元したり、
装飾を別の物からレリーフ状に削いで熱で曲げたり。


近そうなパーツ、肩の扇アーマーをプラ板で作ったりしつつ
ローブはグリーンスタッフで作る。やっとこ馴れて来た頃じゃないかな。


そしてグリーンスタッフでマント自作に初チャレンジ。
精度はさておきやり方は今とそんなに変わってない。

そして完成!





この辺りのキャラは2013年のダークエンジェル6版コデックスリリースまで出なかったので
頑張った甲斐があったんじゃないかな。


10月:グランドペイントコンテスト2009
2度目のグランドペイントコンテスト。
この時のモチーフは40Kを始めた当初から考えてた
ダークエンジェルのコデックス表紙のチャプレインにした。

イラストが好きなのでいずれ造ろうとビッツはかなり集めて居たのだった。

使うビッツを並べた図

作成に当たったテーマ
●その1! できるだけイラストに忠実にする「超WYSIWYG」を目指す。

当時は「メタルだとえらい」と言う変なこだわりがあったので、
グリーンスタッフ(パテ)のローブで大半隠れるのにメタルを切った貼ったして作った。



今冷静に考えればプラで良いだろと思いつつも重さは嬉しい。
メタルのチャプレインの頭を取りたいんだけど、胴体や腕も勿体ないので
できるだけ潰さないようにエッチングソー(ノコギリ)で分割していくのがめちゃ大変だった。
もう二度とパーツ残してメタル切ったりしないぞ!!
…と言いつつ今に至るまで何度も切ったり削いだりし続けてる。

ちなみに10年以上経った最近でもこの時に残したパーツを使ったりしたので、
丁寧にパーツを残すのは大事だなぁと言う気持ちになる。
この後の腰のバックルの為に潰したチャプターチャンピオンの胴体とか本当最近使ったな。

●その2!できるだけ純正ビッツを使う!
●その3!イラストの通りの装飾品!
ギリギリまで純正パーツを使った方が良いと言う拘りが当時は強かったので
逆にグリーンスタッフで作れば良いよいなパーツもプラのビッツから切って採取した。



●その4! イラストに合わせた特定光源ペイント
できた!

今見るとつたない部分もあるし受賞はならなかったけど、
頭身バランスやイラストまんまのポーズ、
イラストに合わせて普段使わないカラーなどとても勉強になる作品に仕上がった!
自分ウォーハンマー史黎明期の代表作にしても良いくらいだ。
よかったよかった。

ところで後年のウォーハンマー40000、6版スターター「ダークヴェンジェンス」の
特典限定ミニチュア「教戒官セラフィカス」を見てくれ。

ウオォーッッ!
今まで無かったから作ったフード付きドクロメットも、
燭台付きバックパックも、
腰の飾り剣やランタンみたいな飾りもも全部製品化されとる!
俺の苦労は…!


熱狂から来る混迷の日々と徒労。
それが趣味人を強くするのだ…

ほんとうか。

スーパー戦隊の話。拳法戦隊のダイのゲキ

2023-01-30 23:41:13 | マンガアニメ映画とかの感想
特撮が好きな自分だけど中でも個人的にはスーパー戦隊派。

そんな俺の歴代好きな作品上位の
ダイレンジャー、ゲキレンジャーがほぼ同タイミングで
東映公式youtubeで再放送していてウッキウキ。

どちらも拳法モチーフだし
似ている所、違う所を比べると
より面白みが増すんじゃないかと言うのが持論なので
ちょっと書いてみよう。

五星戦隊ダイレンジャー


1993年放映。
主人公は心の力「気力」で戦う正義の拳士ダイレンジャー。

中国拳法の形意拳をモチーフにしたアクションがすごく華麗。
変身ポーズが拳法の型のようになってて難しいのでも有名。

敵は古代ダオス文明から蘇った悪の部族ゴーマ一族。
古代文明を支配しようとして滅びたが
現代日本でも悪事を働き侵攻してくる。

敵幹部がボンデージっぽい衣装でオシャレ。

1話。
子供の失踪事件、謎のヨーヨー少年。


中華料理人見習いのリョウが近所の子供が目の前で怪物にさらわれた所から物語ははじまる。
謎の龍に助けられ、謎の男たちに囲まれて連れてこられた先で
出会った謎の男、道士・嘉挧(カク)に
「お前は正義の戦士ダイレンジャーとして世界征服を目論むゴーマと戦うのだ」とスカウトされる。
説明に「謎の」が多いが実際1話は理解を置いて視聴者をぐいぐい引っ張るスピーディーな展開。

道を行く人々が全員悪の戦闘員になり追いかけてくるモトクロスチェイス。


道行く人が「カーン!」と言う擬音で悪の戦闘員になり襲って来ると言う
パニック映画のようにスピーディーに畳みかける展開が美しい。
あと戦闘員コットポトロが黒服みたいなデザインでオシャレ。

謎のヨーヨー少年は長渕の巡恋歌を歌いながら真の姿、ゴーマ怪人「紐男爵」の姿を現す。

映画「エイリアン」を思わせる怪奇演出からのダイレンジャーに目覚めてからの拳法バトル。
どれもこれも美しい。

ゴーマの怪人は秘密結社イメージなのか序盤は一つ目の怪人が多く、
物のモチーフ+役職や階級で統一されてて
ユーモラス、スタイリッシュ、怖さのバランスがとても絶妙。




ダイレンジャーの大きな区切りになる8話までの激動の展開。
赤のリョウにはライバル魔拳士・陣、
緑のダイゴには復讐に燃える女戦士孔雀とのロマンス、
青のショウジには落ちこぼれ怪人3ちゃんズなどなど
各メンバーごとに専用エピソードがあって、
それぞれがローテーションで描かれるのも面白い構成。
少しGガンダムに似てるかもしれない。

過去に何周かは見てるのだけど今見て感じるのは
・ジャッキーチェンに始まる7-80年代上海カンフー映画の影響
・当時は気付かなかったスターウォーズオマージュ
・トレンディと言われるジェットマンよりもトレンディドラマ的な「カルさ」の若者感。
・93年当時の開発されてない幕張~湾岸地域、後楽園遊園地の風景
なんかはしみじみする。

ネタバレにならないよう気を付けたいが
ダイレンジャーとゴーマが戦うだけではない複雑な終盤からラストは
「太極、陰陽思想」のようだったと思える。
やっぱり上海映画的。

記事に悩んでたら40話くらいまで進んじゃったけど1話は無料だよ。





獣拳戦隊ゲキレンジャー

2007年放映。
ケモノを心に宿し、ケモノの力を手にする拳法「獣拳」が過去に2つに分かれた。

正義の拳法「激獣拳ビーストアーツ」を受け継ぐゲキレンジャー。

邪悪な流派「臨獣拳アクガタ」を受け継ぐ悪の死者の拳士たち「臨獣殿」

二者の戦いと成長とドラマを描いていく。

野生児ジャンが住む山に飛行機が墜落して
激獣レオパルド拳使いの美希(伊藤かずえ=博士ポジ)が臨獣拳の戦闘員に襲われている場面に直面する。

野生児ジャンが激獣拳の力「激気」で退けるも美希が持っていたた秘宝は 臨獣拳に奪われ人類侵攻に乗り出す。
一方保護されたジャンは猫獣人の師匠マスターシャーフーに激獣拳の才能を見出され
ゲキレンジャーとなり臨獣拳との戦いがはじまる。

ゲキレンジャーの面白み

・ヒーローの母体組織になるスクラッチが表向きスポーツ用品メーカーなので
スポーティーなデザイン+トラックスーツと言うオシャレさ。



・敵も味方も動物をモチーフにした獣拳を使うので
 拳法アクションがかなり充実している。

・ジャンが野生児で精神年齢が子供なので情操教育と成長を描いているところ

拳法の忍耐を角煮が煮えるのを待つことで覚えるシーン、

・敵の 臨獣拳の頭首リオや女幹部メレもただの悪役じゃなく
 ダークヒーローとしてのテーマやストーリーを担っている。


敵の 臨獣殿は頭首の理央以外は皆、過去の死者の拳士が蘇ったリンシーで、
上位拳士リンリンシーが獣人形態になる奥義を使って変身してるのが怪人にあたるものなのだけど
モチーフ動物が胴体になる形意拳使いなので毎回デザインがオシャレ。

女幹部ポジションのメレ様。


マンティス拳のマキリカ。


序盤に毒虫、毒獣がテーマの五毒拳


3人戦隊の中で敵が5人組で見得を切るのが面白い。


・サブタイトルの単位が「修行そのX」になってるのもあり、
 困難に出会い修行して乗り越えると言う点。
 これが面白いのはゲキレンジャーだけではなく敵のボス理央や女幹部メレも
 封印された悪のマスターを復活させて過酷な修行を求めて強くなっていくと言う構成。



悪のマスター三拳魔カタ、マク、ラゲク(左から)
自分が強くなるために弟子を利用しようと、
殺し合うようにしながらアクガタの理央、メレも切磋琢磨していく。


・双方の師匠は過去の大戦で「不闘の誓い」を立てていて弟子が戦わねばならない。
…と言う事で師匠から弟子へ継承されていくと言う構成や
ゲキレンジャーと臨獣拳の二者の切磋琢磨が面白い上に、
敵の理央は本来ビーストアーツ使いだったのが過去の禍根で悪に堕ちたと言うバックボーンがあるので
謎のパートを敵が持っていると言うのも面白いポイント。

・師匠は過去の大戦で禁断の技を使ったので獣人になる呪いを掛けられてるのだが
重い設定に似合わずみんなチャーミング。
象のエレハンキンポー、蝙蝠のバット・リー、鮫のシャッキー・チェンなどなど
有名カンフースターのモジリになっている上に声優さんがみんなパロディ元の俳優さんの吹き替えと同じ!

めっちゃ豪華!


後半の師匠、ゴリー・イェン、ピョン・ピョウ、ミシェル・ペング。


・時代的にも90年代後半00年頃の中国武侠モノの影響を感じる。
ネタバレにならないよう気を付けたいが
ラストは「継承、連綿と続く道」のようだったと思える。
こちらもやっぱり中国武侠モノ的

一応我慢したけど女幹部、カメレオン拳のメレさんが可愛い。



お顔だけでなく理央様に心底心酔して尽くす愛の戦士。
理央様にはチャーミングで恋する女子でありながら
根っこでは戦士であり、ゲキレンジャーに対しては冷酷な強敵と言う二面性がなお可愛い。


ラブウォリアーを名乗る初登場!


臨獣拳がゲキレンジャーを圧倒するとゴキゲン

下剋上にあって返り討ちにする為にゲキレンジャーをダシに特訓するメレ様(9話)


自分が死者から甦れれる秘儀をダシに裏切りをそそのかされても
ブレずに理央様に献上するメレ様。


理央様がデレて手を差し出した時の顔!

実力が及ばないマスターシャーフーを倒さないと理央を殺すと言われて
決死の戦いを挑むメレ様。(16話)


この覚悟を決めた顔!

命を縮めて強化する舌禍繚乱を自分に撃ってシャーフーに勝とうとするメレ様!


2話でマキリカに使ったのを見せてからの自分に使うと言う演出!
このまま海の拳魔ラゲクのテーマ「嫉妬」に繋げるのも美しい演出。


と言う訳で再放送見てたらついつい見入っちゃって大分遅くなっちゃった&
大分寄り道したけど前振りとか全編通しての見せ方や構成も美しいゲキレンジャーの話。



俺の中で拳法モチーフ戦隊がアツいよって言うお話。
1話以後は見れない?
東映特撮ファンクラブで見放題だ!

オマケ。
後年の魔進戦隊キラメイジャーはグリーンがアスリートで
ゲキレンジャーのスクラッチがスポンサードをしてると言う設定が当初からあるので
美希と娘のなつめが当時の役者のままゲスト出演!

激獣レオパルド拳免許皆伝は強い!

オマケの2
常設コラボカフェ「スーパー戦隊ダイナー」の22年暮れにやってた敵役の「ヴィランズハロウィン」。
理央様のドリンクとメレ様のソーセージ。

理央様のタテガミがレモンなのがアイディア!

愛が大きすぎて長くなってしまった。
おわり。

あけましておめでとうございます2023

2023-01-02 05:08:55 | 日記とかヨタ話とか
あけましておめでとうございます。
本年もヘルズ商事ご愛子のほど、
よろしくおねがいします。

ヘルズ商事も20年以上の活動になり
干支も二回り目。
前の兎年にジーザスの「砂漠の兎(デザードラビッツ)」とか
4バリくらいパロディを出し尽くして思いつかなかったので
パロディウスのひかると、パロディウス繋がりの特攻の拓です。



ついでにグランゾートのグリグリとラビ。
直撃世代なので。


一般人向けのウサギ。
餅つきは冷静に考えると十五夜なのではと言う気持ちと
正月と言えば餅だろ!が競合する。

コミケ101参加。コマンダーレイジ5巻。

2022-12-28 11:47:22 | 同人活動
コミケ101。申し込んで 受かってて無事入稿!
下半期に〆切を色々詰め込みすぎて
気力、製作期間ともに死にかけたけどなんとかできました。
12/30の1日目(金)東R34b「ヘルズ商事」





主人公の熱血少年、四万十令司(しまんとれいじ)はウォーハンマー40000と出会い、
ハカセ、ヒロイン、チャンピオンなどなど数多の仲間やライバルと激戦を繰り広げる。

5巻ではレイジや仲間たちが初の大規模戦、
3対3の9000ポイントのチーム戦『アポカリプス』に挑む!
ゲームの仲間集めから新兵器導入、新しいルールと広大な戦場で
レイジたちがなかよく苛烈にバトルする!

サンプル

今回は俺とデザイナーさんの力作、裏表で繋がる表紙。開いても向き合わないので2冊買おう!





今回は掌にフィットした本文24P。
イベント頒価¥400

委託は同人ショップはメロンブックスさん専売。
ホビーショップだと秋葉原Arrowsさん、千石ジャイアントホビーさん、柏ミニチュアフォレストさん、
クラフトラボさん、アイコノクラズムさん、ボードゲームのお店シャッツィさん
に年始より委託開始予定です。

私のガサラキおじさん

2022-03-28 23:57:50 | マンガアニメ映画とかの感想
サンライズ公式youtubeでガサラキが見れる!

●youtubeリンク

サンライズでボトムズの高橋良輔監督作品。(1998)
・現代劇の政治と紛争
・ボトムズ的なリアルな戦車の延長のようなロボット
・能で鬼を降ろす伝奇ファンタジー

と言う過剰に濃密な作風で奇妙な引力を持つガサラキ。

アニメでのリアルなロボット戦闘の話題になると、
ガサラキとの相似を幻視する「ガサラキおじさん」のミーム。
楽しそうだなーと思って見つつも、
自分では学生の頃にリアルタイムで見たきりのエアガサラキおじさんだったけど、
大人になってボトムズを履修したりミリタリーが分かった後だと解像度が上がって
「読める…!読めるぞ!」ってなってすごく面白いので
復習して見てくとトゥルーガサラキおじさんになれそう。


と言う訳で1話から3話まで見る。
1話なんか前半は説明がないままロボ模擬戦、
後半は能だけで終わる。

謎とバトルを情報過多にするのは、
エヴァの影響がデカかった90年代後半は多用されたんだけど、
改めてみると「リアルなロボ+運命的ボーイミーツガール」は
ボトムズの高橋良輔の得意な手法なんだよなぁ
※監督が主導できなかった、走り切れなかったとは聞くけど。


主人公の乗るタクティカルアーマー(以後TA)は
ボトムズより更に市街地戦に特化してて壁越えたり、
床抜いたりとカッコ良いけどリアルになるほど地味。



能の秘儀は楽楽師達が目隠ししていて見ないようにしてたり、



異界の鬼を舞で客人として呼ぶのは妖怪ハンター的だったり、
呼び込んだ異形の力が同心円状の力で発露するのは七夕の国とかっぽいし



和風伝奇なのにOPで「塵は塵に、灰は灰に」って聖書引用したりと、
伝奇としても妙に手つきが良い。


ただ放映が日曜朝。
子供がプリキュア見て踊ってる時間に能を踊らせるな!


TAのボトムズ的な二足戦車のリアルさの現代風解釈(90年代)が
・上半身が動かない姿勢制御
・平面の戦車に対してビルを昇ったり降りたりの縦の強さ





って言うのが面白いけど画がどんどん地味になると言うジレンマ。

軍にTAをプレゼンする兵器メーカーの人(兄)が
「戦車を相手に草原は別にして局面戦闘では…」って説明しているので
ボトムズよりも一層の紙装甲なんだろうなぁと言うのもまた良いのだけど、
言った端から砂漠で戦車と相撲する!w

喰らっちゃいけないから奇襲してるんで矛盾はしてないんだけど、
それにしてもさぁ…と言う気持ちになるw



タクティカルアーマーの雷電が今見ると西洋甲冑の兜っぽくて面白いし、
メタルフェイクの戦車頭もバーチャロンのベルグドルっぽくて良いね。
顔と胸のラインがツライチなのが良い

人工筋肉がオーバーテクノロジーっぽい事を言ってるけど、
あのサイズのロボを持ち上げられるリフティングウインチの方がよっぽど凄くない?


登る方はアルムブラスト(足パイルバンカー)も補助してるけど
隣のビルに打って降りたりもしてるし。

「見たくなって来たじゃろ」
サンライズのこの枠、大体「1話と最新話を一週間だけ公開」
って言うのがセオリーだったのだけど2022/23/25に3話をやったのに
やったのにまだ見れる!

みんなもガサラキおじさんになろうぜ!



今年の戦隊「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」が面白いよと言うお話

2022-03-19 20:28:18 | マンガアニメ映画とかの感想
今年の戦隊「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」を録画だけしてたのだけど
「名前もヘンテコだし、長身やSD混在のイロモノかな…」
と、無精して2話までサボってのを見たらこれが面白い!


女子高生にして漫画家として華々しく活躍するイエローはるかちゃんの主観からはじまり、
謎の眼鏡を貰ったら現実世界にまぎれこんだ異形人と文字化け文字だらけの
位相世界が見えてしまうと言うゼイリブオマージュからの雪崩れ込みバトル。





1話はスライディング忠誠に敵味方誤認の叙述トリック。
ロボット戦まで1話で済ませる超高速導入。
東京駅クローズアップなのもあるけどダイレンジャーぽいよね。非常に好感。

レッド相当のドンモモタロウは他4人の主としての
上のポジションにあるシンケンジャー型なのだけど
「目を合わせると縁を強制的に結んでくる」と言う怪異存在で
早速ネットミームとして人気を醸しているし


登場時は舞い踊る天女の後にマッチョが担ぐ神輿に乗せたバイクに乗ってくる。

意味が分からんと思うが視聴者も分かってないし
ブログを見ると製作陣も分かってないし、
なんなら登場キャラも何もわかってない。

この現状ストーリーテラーのイエローが何も分からない状態で
視聴者と理解(できてない)度を共有できているのが上手いなぁ。

前作ゼンカイジャーがレジェンド戦隊の力を借りる記念作品だったのだけど
今年もレジェンド戦隊の物を扱いつつ、ロボと前作主人公の五色田介人が続投している珍しい作り。

ゼイリブ風の世界の特殊効果やグリッドマン的なバトルシーンの背景も面白い。
敵幹部の文字化けからコンピューターワールドに雪崩込み。



やらしい話でスーパー戦隊は売上が近年低迷しているので予算的な物もあるだろうけど
使うべき所(ダンシング天女とか必殺技とか)のCGに注力してる取捨選択、俺は結構好き。

それに最近の戦隊のフルCGロボはいいんだけど、仮面ライダーセイバーとか
ゼンリョクゼンカイオーのフルCG背景は地上波の予算だとチープさを感じてしまっていたので
物理背景をCG化しやすくする作戦には膝を打った。


そして合体必殺技はお供にハンドルを回させると
やぐらが立ち上がる桃代無敵アバター乱舞。
なんでか分からないトンチキさと
555田崎監督の暗闇に弾道が浮かぶ美しさの共存!




巧みさとトンチキさが共存するバランスが非常によくすごいオススメ!

脚本は仮面ライダー555や響鬼など多数を手掛ける井上敏樹脚本。
と言うか響鬼後半が個人的に相性が非常に良くなかったのだけど
今回ドンブラザーズはライダー的手法が非常にかみ合ってるように感じる。

ここらでようやく気付く。
暴太郎ってアバター太郎ってコト!?
アバターたちの新しいおとぎ話なのかもしれないので
ハードSFみも感じるしすごい面白いよ。
と言うお話。

東映公式youtubeで無料で見れる!
●リンク
1話が2022年4月2日(土)24:00までなので1か月あるし2話以後も多分追いかけられそうなので
かなりユーザーフレンドリー。

オマージュ元のゼイリブも今(2022/3/22)ならGyaoで無料で見れる!
●リンク

あけましておめでとうございます

2022-01-04 06:39:02 | 日記とかヨタ話とか
あけましておめでとうございます。
本年もヘルズ商事ご愛子のほど、
よろしくおねがいします。

ヘルズ商事も20年以上の活動になり
干支も二回り目なので聖闘士星矢ネタも出し尽くしたので
今年はマスコットの愛子ちゃんが
レトロゲーマーと言うのにかけて
ファイターズヒストリーのごっついタイガーバズーカにしました。



一般友人向け。

に見せかけて遊戯王の古いバニラカードの魂虎まんま。

「できれば出会いたくない魂として有名」って
ツッコミどころ溢れるフレーバーが好き。

実際に描くのもだけど、例年のようにプリンタが不調で
ヒーヒークリーニングとかしてたら単純に
入れ替えた予備インクが密閉できてなくて
乾燥してただけでした。
ギャフン。

年末年始ドタバタしたよ。

コミケ99とコマンダーレイジ4

2021-12-26 18:00:22 | 同人活動
コミケ99 受かってて無事入稿!
1日目 (木)西お09b「ヘルズ商事」です。
とは言え事前申し込み東西横断不可と言う厳しいご時世なので
通販とかでもゲットしていただけたら幸いです。

新刊告知
児童誌風ウォーハンマー40000熱血ホビー漫画の続編。
4巻はウォーハンマー40000に夢中な熱血少年、四万十令司(しまんとれいじ)と
その友人やライバルの趣味人とのウォーハンマーを取り巻く日常を描くギャグ回になってます。

・コロナ禍でのウォーハンマーライフ


・見知らぬ世界で目覚めたレイジに語り掛ける次元旅行者ミニチュアトラベラーシバラクさん。


・バトルレディポイント


・初心者狩りの地伊豆さん


・ねくりん再び。アイドルの生き残りをかけたバトル



…そして完全新作。
ウォーハンマーゆるふわ微百合日常4コマ「みにちゅあしまえない学園」を併録



ギャグを多めにあの頃のホビー漫画らしさをなぞるような
ズッコケと熱さが溢れる第4巻!


イチオシのまんが「虎鶫~Tsugumi Project~」

2021-10-24 23:50:50 | マンガアニメ映画とかの感想
今イチオシの漫画!
ヤングマガジンで連載してた虎鶫~Tsugumi Project~!
先にフランスでブレイクしてた作品が逆輸入されて
日本で連載してるのだ!
この前3巻が出た所だけど面白いので
みんな見れ!と言う事で紹介。

~あらすじ~
舞台は核で滅んで200年経った日本。
日本軍が開発してた秘密兵器「Toratsugumi」を求めて
フランスから罪人達の特殊部隊が送り込まれる。

主人公はその中で冤罪の兵士「レオーネ」
捜索の中で変異した亜人に襲われたりする中で
強大な獣「とら」を引き連れた鳥足の少女「つぐみ」と出会う。


非ッ情~…に濃密な終末世界のポストアポカリプスに、
人が滅んだ後のポストヒューマン物を掛け合わせた硬派なSF!…と言う面と
レオーネや仲間のサバイバルの中のホッコリ、
心は子供のつぐみの可愛らしさなどなど
色んな面を見せるのが面白いところ。

気になるポイント!
つぐみちゃんがかわいい!




単純な美少女じゃなくてウキウキしてる時の子供っぽさや
興味がなくなった時の面倒くささ、
急に起こる感じと小さい子の感じがすごい出てていい

そしてこの荒廃した世界で君臨できる
猛烈なパワーとのギャップ!


野犬をとっ捕まえる脚力と反射神経、
コンクリ片の付いた柱と言う鈍器を
生まれついての武術のように使えるセンスとパワー!
バトルの美しさも魅力だ。

気になるポイント!
作者のippatu先生は「竜とそばかすの姫」で
ヒロちゃんのAs(VRアバター)や
竜の城のAIなんかもデザインしているんだ。

かわいいね。

気になるポイント!
めちゃ濃密な背景!



AKIRAを思わせる濃密さ!
個人的には見知った土地の板橋を経由して
埼玉入りしてるのとか「ここら辺かな~」と
ウキウキしちゃうね

気になるポイント!
カニ人( @kanijin358 )と言うアカウントがツイッターにいるのだ。
人類の次の覇権を狙ってるカニで
カニ人の世界には可愛い人魚ちゃんやその他
魚介娘、獣娘とかがたくさんいると言うストーリー仕立てと
出会った人魚ちゃんたちをカニ人がスケッチしてくる
イラスト垢としてのダブルの楽しさがある。

…のだけどコラボ…!



背景に混じるカニ人!


人類は滅亡する!と言う知ってるフレーズ!
カニ人の中にはカニミソしか詰まってないカニ。


そんな虎鶫、絵の密度がすごいのでやむなしだが
3巻掲載分を終えた後に書き溜め休載をしていたのだが


10/25(月)発売のヤングマガジンから連載再会!
寝て起きたら明日!
3巻まで買うと即続きが読める!
みんなゲットカニよ。