hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

The Giver of Stars

2024年04月09日 | 洋書
 女性軽視と人種差別の激しいケンタッキーで、馬に本を乗せて運ぶ移動図書館(Pack Horse Library)の一員として山々を行く女性たちを描いた小説。
Pack Horse Libraty project は、大恐慌時代にファーストレディエレノア・ルーズベルトを中心に、国内でも特に識字率の低い地域で少しでも多くの人々が本を楽しむことができるよう推進されたプロジェクトで、この作品は実話を元に描かれています。
 とても良い作品でした。



 8 out of 10

 そういえば今急に思い出したけれど、私の田舎でも昔移動図書がありました。街から遠い家の前にVanが来ていたなぁ。

 
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Small Things like These

2024年03月30日 | 洋書
 これこれ、こういう作品が好きなのよ、私は。
 静かで淡々としているけれどテーマがしっかりしていてグワっと掴まれる感じ。
 こういうのを主に読んでいたいのに、ついついフラフラしてしまうんだよなぁ…と自分の読書スタイルを今一度見直したくなった作品。

 9 out of 10

 減点はこれって短編小説じゃない?ってくらい短いのに結構まともな金額で売られているため。表題作にして、他複数の作品と短編集として出して欲しかったかも。
 アイルランドのマグダレンランドリーが関わってくる話なので、事前にそういった背景を知識として知っておく方が良いでしょう。正直書かれている英語表現も難しいです。

 余談ですが、このテーマに関しては、私の大好きな(衝撃を受けた、が正しい表現)映画「マグダレンシスターズ」や大好きなクーガン作品「フィロミーナ」なども参考になりすます。
 今年はこの作品も映画化されたようで、主演がこれまた大好きなキリアン・マーフィーだというじゃないですか。
 読んでいる最中に知ったのですが、オーディオブックで読んでいたせいなのか、最近テレビも映画も観ていないせいでキリアンが中年になっていることに気づかなかったせいか、残念ながらイメージを重ねて読むことには失敗しました。
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10 minutes 38 seconds in this strange world

2024年03月27日 | 洋書
 娘のお勧めで読んだけど、全然楽しめなかった作品。
 前半は良いのだけれど、後半がつまらな過ぎて、、、
 ただ読みやすい(オーディオブックも非常に聴きやすい)だけで特に文章にも魅力を感じなかったので、人気作家のようだし彼女の他の作品には興味があったのだけれど今後この作家の作品を読むことはないかも。

 4 out of 10
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My Year of Rest and Relaxation

2024年02月07日 | 洋書
 しばらくの間何もせず「冬眠」のようにただひたすら寝て暮らす決意をした女性の話。
 いやー、何とも不思議な話でした、どう感想をもっていいやら。
 最近読んだ本の中ではかなり薄いですし、文字も大きく、内容の割にはテンポも良いのですが、決して簡単ではありませんでした。

 7out of 10

 設定的にはただただ羨ましいとか思っちゃう。私もしばらく寝てるだけの生活がしたい!なんなら主人公は薬に頼っているけど、私なら薬も要らずにひたすら寝ることができるんだけどなぁ。
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2024年に読む予定の本リスト

2024年01月04日 | 洋書
     

 目標は24冊です。
 すでに手元にある本の一部だけでこんなにもあって、新たに次々と読みたい本が出てくるだろうから、24冊全部はリストにあげてはいません。
 クリスマスにもらったブックバウチャーで3冊購入予定の本もあるし、なんと今日もずっと読みたいと思っていた本が我が家に転がり込んできました。
 今年は「読んで手放す」つもりで読む本はリストに入れてないので、本棚は溢れたままでしょう。
 さて、眺めてばかりいず、読み始めましょうか。
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