ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

fitbit Charge4 Dynamic GPSとPhone GPSについて

2020-12-12 17:50:19 | 位置情報・地図



fitbit Charge4のDynamic GPSを使ってみたが、マニュアル通りではスマホ側のGPSをうまく使うことができなかった。
日本語マニュアルでは"スマートフォンが近くにあってもエクササイズを始める時動いている場合は、Charge4は内蔵GPSを使います。"とあるが、英語版マニュアルを見ると、"スマートフォンが近くにあってもエクササイズを始める時動いていない場合は、Charge4は内蔵GPSを使います。"となっているように読める。
実際に試してみると、エクササイズを開始した直後はスマホ側のGPSを使い、開始直後から30秒間程度停止、もしくは遅い移動をしていた場合には、Charge4側のBuilt-inGPSに切り替わっているように見える。30秒程度というのは恐らく、Charge4のBuilt-in GPSが測位に成功するまでの時間なのだと思う。
なお一度Charge4とスマホのどちらのGPSを使用するかが決定すると、エクササイズが終了するまでその方式は維持される。

当初これに気づかずDynamic GPSの設定でもBuilt-in GPSが使われていたので、途中でエクササイズを一旦止めて、Phone GPSに設定して動作を確認した。
Phone GPSを使う場合、スマホのステータスバーに"GPS接続が実行中です"という通知が出ることを確認した。またfitbitのウェブサイトからログをエクスポートし、スマホ側のログと比較してみたが、ほぼ一致することを確認した。
ほぼというのは、スマホ側はロギングツールの都合で15mごとに間引いて出力しているが、fitbit側は1秒ごとにデータを取得しているためだ。
また、スマホのGPS情報を使う場合でも、高度のログはスマホGPSの結果とは異なり高精度のものが記録されていて、Charge4側の高度センサーを使っているであろうことが確認できた。
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fitbit Charge4 GPS精度レビュー

2020-12-06 14:19:43 | 位置情報・地図



fitbit Charge4のGPSの精度をスマホと比較し確認した。結果としては、移動距離・移動速度を測定することと移動ルートを地図に表示することを目的と考えると、十分な精度があると思う。

比較対象はHUAWEI Mate 10 Pro。GPSに加えて、GLONASS、QZSS(みちびき)、Beidouに対応している。これに対してCharge4はGPSとGLONASSに対応している。
fitbit Charge4: Built-in GPS, GLONASS On, GPS Low Power Mode On(ただし短時間のWorkなので影響無いはず)。fitbitのウェブサイトからTCX形式でエクスポートし、GPS BabelでGPX形式に変換。
Mate 10 Pro: 山旅ロガーで測定間隔の距離15m, GPSを常にオンの設定。山旅ロガーからGPX形式で出力。
測定場所は住宅街(高層ビルは無く、空の見通しは良い方だろう)。1時間程度のウォーキング。
確認はカシミール3DでGPX形式のログを読み込んで行った。

Charge4のエクササイズのアプリから、ウォーキングを選んで開始。開始してからGPS衛星を補足して位置を検出するまで20-40秒程度だった。
一般的なGPSハンドヘルドデバイス(例えばGarminのeTrexのようなデバイス単独で使うタイプ)と比較すれば最初の測位時間は十分に短い。fitbitアプリから同期時に測位に必要なデータを送っていると思われる。
Charge4のBuilt-in GPSのログは1秒間隔で得られた。
見た目の印象では、Mate 10 Proの方が位置精度は若干よさそうに見える。Charge4は何となくだが、角を曲がるときに軌跡が道の内側に入る傾向があるように見える。ただし両者の位置の差は多くは10m程度の範囲だった。
トータル移動距離で比較すると、あるケースではCharge4で4.80km歩いたとき、Mate 10 Proでは4.87kmだった。別のケースではCharge4で4.48km歩いたとき、Mate 10 Proでは4.20kmだった。
この結果からすると、Built-in GPSでも、スマホ側のGPSと併用するDynamicでも、(Mate 10 Proを使うのであれば)得られるデータは変わらないと考えられる。移動距離・移動速度を測定することと移動ルートを地図に表示することを目的と考えると、両者ともに十分な精度があると思う。
Charge4内蔵のGPSのみを使用するとバッテリーの持続時間が最大5時間(GPS 1時間強使って30%減っていたのでもっと短いかもしれません)に低下してしまうことを考えると、設定はDynamicで問題ないだろう。スマホを持ち歩かないランニングのようなケースではBuit-in GPSを、スマホを持ち歩いている場合にはスマホのGPSを使うことができる。
(ただGPSで使ってみたいのでCharge4を購入したので、しばらくはBuilt-in GPSで使ってみたい)

なおCharge4は高度の精度は十分に高い。高度計を搭載しているからと考えられる。
ログによれば出力はmm単位でされている。安定していて、メートル単位でばらつくことはない。高度グラフはfitbitのウェブサイトからも確認できるが、ウォーキングの途中で歩道橋に上がったことを標高データから読み取れる精度があった。
ただしウォーキング中に天候が変わったときに、その影響を受けてしまうことがあった(その時は1時間ほど平地を歩き続けていたのに、ログ上では10m程度の緩い坂道を上り続けているように見えていた)。気圧が変わることが原因と考えられる。
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CEATEC 2010 展示内容メモ・AR Walker、ドライブネット、パイオニアスマートクレードル、GPS関連

2010-10-09 11:14:43 | 位置情報・地図
 2010年10月8日、CEATEC 2010に行ってきたので展示内容のメモを記載しておきたい。

・ドコモ AR Walker

これぞ電脳メガネ――ドコモが市販メガネに装着できるHMD「AR Walker」を披露 (ITmedia)

 基本はHMDつきメガネごとの貸し出しだが、自分のメガネにHMDをつけてもらうこともできる。HMDは軽量。
 若干視界を遮るが、耐えられるレベル。思いの外鮮明に見える。
 htcのwindows mobileと思われる端末につながっていた。ネットの記事によるとHT-01A。
 PDAとHMDは有線で接続されている。今のところはこの配線がジャマ。
 HMD側に地磁気と加速度センサが入っている。GPSはスマートフォン側を想定。端末側の加速度センサとも連動している模様。

 体験したデモは、観光案内。AR内にドコモダケが現れ、先導していく。観光名所などがあるとARに矢印が表示され、その方向を見ると観光案内が表示される。
 上を見上げると天気予報が表示される。
 分岐があると地図と進行方向が表示される。


・ドコモ ドライブネットとゴリラプラス
ドコモ、カーナビ向けサービス「ドコモ ドライブネット」 (ケータイWatch)
三洋、ドコモ ドライブネット対応5.0V型ワイドPND「ゴリラ プラス」 (Car Watch)

 ゴリラプラスで用いられるプローブ情報は、パイオニアでは無いコンテンツプロバイダから提供されている。
 普通に使えば「ドライブネットプラン」の料金で収まる。地図情報を頻繁に更新すれば「ドライブネットプラン フル」側の料金になってしまうだろう。
 ただし、地図更新はSDカードからもできる。こうすれば通信料はかからない。ドライブネットの契約期間中であれば、ドライブネットのサイトから都道府県単位で地図データをダウンロードできる。地図更新は年に3回くらい。
 位置登録のPC連携などは可能。会場ではドライブネットのPCサイトが展示されていた。


・ドコモ ドライブネットとパイオニアのスマートフォン向けカーナビアプリ
【CEATEC JAPAN 2010】 ドコモとパイオニア、カロッツェリアのAndroidカーナビアプリ (ケータイWatch)

 かなり、使えそうな感触。
 XperiaはOS 1.6が搭載されているもの。説明によると、今は1.6でも動作するが、描画周りに遅さが見られるとのこと。Nexus One や GalaxyS にはそのような遅さは無く、2.1では解消されることを期待しているとのこと。
 地図データはデモ用にローカルに持っている。正式リリース時にはデータはサーバ側に置く。検索データもサーバ。詳細地図も表示される。
 交差点での案内は、カーナビによくある交差点イラスト表示(地図も画面分割で表示)か、地図縮尺の自動拡大(交差点を過ぎると縮尺は戻る)。個人的には、ケータイナビがこの自動縮尺変更を搭載していないのが、不思議。
 電源はシガーソケットからクレードルに供給。クレードルからはmicroUSBで電源供給。
 周辺検索はサーバ側のデータを検索するが、実用的速度。
 名称検索はまだ実装されていないので、展示では使えないとのこと。
 幕張メッセから下北半島まで検索したが、数秒で経路検索できた。
 デモは地図がローカルに置かれているので一概には言えないが、デモの Xperia 版はストレス無く軽快に動作する印象。まだ実装されていない機能はあるものの、完成度は高い。好印象。
 クレードルの価格は、一般的なPNDよりも安い程度を想定している。(2-3万くらいの印象を受けたが、どうだろうか)
 ドコモブースのドライブネットのコーナーには、XperiaとGalaxy Sが使える形で展示されていた。


・パイオニアのHUDなど
カーナビも裸眼3Dに? パイオニアの車載用ディスプレイ (ITmedia)

 価格は二桁いかないくらいを想定しているようだ。
 発売時は、デモのものよりは小型化する。天井につけるか、ダッシュボードに置くか。
 上記の Xperia などで動作するスマートクレードルが2011年春には出るが、これとつなげられるようにすることは当然考えている。

 AVIC-T07が展示されていたので触ってみたが、ナビポータルのアクセスの遅さは相変わらず。これでは使ってみようという気にならないのでは?


・ゼンリン地図
ドコモ、Android 2.2搭載スマートフォン「GALAXY S」10月下旬発売 (ケータイWatch)
 GalaxyにいつもNAVIが搭載されているが、これは地図表示と検索しかできない。ナビはできない。
 ドコモケータイ版の地図アプリはドコモと提携しているため、他のいつもNAVIよりも検索データが充実している。


・CAR NAVITIME
ナビタイム、au網利用の通信カーナビ「CAR NAVITIME」 (ケータイWatch)
 現状、渋滞情報はVICSのみ。助手席ナビなどからデータを収集することは考えられる。
 リアルタイム情報に強いことがメリット。
 ゴリラプラスやエアーナビでは、通信を使うコンテンツはメニューから明示的に呼び出さないと使えない。ゴリラプラスならドライブネット、エアーナビならナビポータル。このあたりが通信が主体のCAR NAVITIMEは違うのだろう。


・ミツミ
「CEATEC JAPAN 2010」で見かけたデジカメ関連展示 (デジカメWatch)
 パナソニックのデジカメのGPSとして用いられている。
 信号処理側は、CSRの第三世代。SiRFstarIII らしい。


・uBlox
 SONYのDSC-HX5VのGPSは、MediaTek。
 NV-U75のGPSはuBloxとのこと。

 YUMAというシステムが展示されていた。現在は一眼レフデジカメのホットシューに接続するものが製品化されている
 これはシャッターを押した瞬間に200ms程度衛星データをキャプチャして保存し、PCを用いた後処理で測位演算を行うもの。感度は-144dBm。
 チップの動作時間が短いため、消費電力面のメリットが大きい。
 測位演算にPCでの後処理が必要で、そのハードルが高い。また、シャッターを押したときに測位成功したか失敗したかの判別ができないこともデメリット。
 DSC-HX5VやDMC-TZ10よりも精度は高いとの説明。
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Super Mapple Digital 11発表

2010-05-11 06:25:48 | 位置情報・地図
スマートフォン向け機能拡充!ビジネス・レジャーで活用できる多彩機能地図ソフト「スーパーマップル・デジタル11」発売 (ニュースリリース)
昭文社、Windows Mobileとの連携機能を拡充した地図ソフトを発売 (マイコミジャーナル
昭文社の地図ソフト最新版「スーパーマップル・デジタル11」 (INTERNET Watch)
昭文社、電子地図ソフトの最新版スーパーマップル・デジタル11を発売 (レスポンス)

 昭文社は5月10日、地図ソフト「スーパーマップル・デジタル11」を発表した。6月10日の発売となる。全国版DVDが15,330円、この他に各地域版が発売される。
「スーパーマップル・デジタル11」の新機能として、スマートフォンとの連携機能がある。これは、Pocket Mapple Digital から Super Mapple Digital に対して現在地と状況を送信したり、また Super Mapple Digital から Pocket Mapple Digital に対して位置情報を送ったり、という機能のようだ。主にビジネス向けの機能のようだ。
 他には、処理速度の向上が挙げられている。


 地図ソフトをアップデートする最大の理由は、新しい地図への対応だろう。以前、「地図ソフトもかなり成熟化が進んでいて、Ver.8 ユーザーからすると Ver.9 を買うメリットは最新の地図データくらい」というコメントを書いたことがあったが、ついにスーパーマップル・デジタル11では新規機能がほとんどなくなってしまった。

 わたしはスーパーマップルデジタルをVer.3の頃から使っているが、この理由は Pocket Mapple Digital の同梱だった。PocketPC で動作する地図ソフトは、ほとんどこれ以外になかったからだ。
 最近はケータイ地図が充実したことと比較的小型な PND(nav-u) を購入したこと、そして Xperia を購入したことにより Pocket Mapple Digital を動かすことはなくなってしまったが、Super Mapple Digital は GPS ログを可視化するために今でも使用している。

 Ver.8 の購入から3年、さすがに地図も古くなってきたので、そろそろアップデートを検討した方がよいかもしれない。
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寝台特急・北陸 上り(金沢→上野)GPSログデータ

2009-12-20 23:08:44 | 位置情報・地図
寝台特急北陸上り(金沢→上野)GPSログデータ

 Yahoo!のLatLongLabに、「ルートラボ」が公開されている。以前使用したことのあるALPSLAB routeはルートラボに移行するとのことだ。
 ということで、ルートラボを使ってみることにした。

 寝台特急北陸と、急行能登の定期運行が廃止されるという。
 そこで、以前寝台特急北陸の上り(金沢→上野)に乗車したときの GPS ログを、ルートラボに載せてみることにした。なお、おおよそ定刻通りに走っているようではあるが、時刻情報については参考程度としていただければと思う。


 今回のGPSログテータは、eTrex Vista HCx で取得した GPX ログを一旦カシミール3Dで不要点の削除・ログの結合処理などを行い、再度 GPX 形式に書き出し、これをルートラボに登録したものだ。
 ルートラボでは8000ポイントまでのログデータに対応しているとのことだが、今回の寝台特急北陸のログは2000ポイント強で、全く問題なくスムーズに登録できた。ALPSLAB routeでは1000ポイント程度の登録しかできずデータの間引きに苦労した覚えがあるので、ルートラボはかなり使いやすくなった印象だ。
 ログの再生速度は0.1, 0.5, 1, 5, 10, 20, 50, 100倍から選択できる。今回の北陸の場合、記録時間は8時間。100倍とすれば数分で見ることができ、便利に使うことができそうだ。

 なおルートラボではルートをブログなどに貼り付けるスクリプトを生成する機能があるのだが、goo blogでは対応していない。
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nav-u NV-U75 vs エアーナビ レビュー(6)

2009-12-20 00:48:22 | 位置情報・地図


 nav-u NV-U75 の購入レビューの6回目。
 今回は、ナビゲーションについての前編。

<自車位置補足精度・マップマッチング・自律測位>

 問題無い精度だと感じている。空が普通に見えている場所なら、Mio P560 のような SiRFstarIII(海外製の多くの PND に搭載されている GPS 受信チップで高感度であることが特長) 搭載 PND と比較しても遜色はなさそうだ。

 前回のレビューに記載したように、GPS感度も良好で、普通に走っているときには問題ない。GPS測位ができなくなるのはトンネルくらいだ。トンネルから出たときの再測位も2-3秒と早く、問題はない。再測位までの時間は NV-U75 の方がエアーナビよりも短い。
 マップマッチングも適切であり、問題はない。
 ここまでは両者に圧倒的な差異は無く、GPSが使えるときの自車位置の補足精度に関しては両者ともに不満は無い。

 大きな差が出るのが、トンネルなどGPSによる測位が失敗するようなケースだ。AVIC-T10、NV-U75ともにジャイロセンサー・加速度センサーによる自律測位機能を持っていて、トンネル内でも自車位置の更新が可能だ。
 なおPNDの一部には、トンネル進入時の速度と向きとでしばらく自車位置の更新を続けるものがある。このようなPNDの場合、トンネルに入ってから停止したり曲がったりすると追従できないので、注意が必要だ。

 さて、エアーナビもnav-uも発売当時から自律測位を売りにするPNDであったが、NV-U75は以前の機種に比べてこの自律測位機能が向上しているという。ということで、両者に差が出たケースを記載しておきたい。
 まず、木更津から川崎方面に、アクアトンネルを走行した。アクアトンネルは全長9.6km。そのほぼ中間に「風の塔」がある。風の塔を過ぎるとき、NV-U75はほぼぴったり。AVIC-T10は900mほど手前を示していた。
 その後AVIC-T10は残り3.3kmを表示した地点で自車位置更新がストップした。NV-U75は正確に自車位置更新を続けた。アクアトンネルを抜けるとすぐに川崎浮島JCTだが、NV-U75は問題なく案内できたのに対し、AVIC-T10は再測位も間に合わず、JCTでの案内はできなかった。

 次に、首都高横羽線を石川町JCTから金港JCTに向けて走行した。石川町JCT通過後トンネルを断続的に通過する。AVIC-T10は途中で測位が飛んで一般道に移ってしまったが、NV-U75は正確に自車位置更新を続けた。なおNV-U75の測位ログを見ると石川町JCT直後のトンネルからみなとみらいの出入口付近まで不安定であるが、Position Plus GTとの組み合わせで、正しい位置を表示しているようだ。

 その他にも、首都高でトンネルが続くような場所で、AVIC-T10が正しく位置を更新できないようなケースでも、NV-U75は正しく自車位置を更新し続けた。
 これまでエアーナビの自律測位は「有ると無いとでは大違い」と考えて便利に使っていたが、優秀なnav-uの自律測位を前にしては見劣りしてしまう。
 ただしそうは言っても、NV-U75の測位も完全では無いようで、トンネルで大きなズレが見られたり、首都高走行中に不意に一般道に飛ぶこともあった。これらの現象は頻繁に起こっているものではないので、もうしばらく様子を見ていきたい。


<地図縮尺>

 NV-U75 の地図表示は縮尺25m~800km。AVIC-T10 は50m~500km。ただし以前記載したように、 NV-U75 の50mとAVIC-T10の50mではnav-uの方が倍に近いくらい詳細だ(かつnav-uの尺表示が実際と合っていないように感じる)。NV-U75はAVIC-T10よりも拡大しての地図表示が可能だ。
 さらにNV-U75は8GBの内蔵メモリに広範囲に渡る詳細地図を格納しているため、地図の拡大表示はとても有用に使うことができる。

 わたしの場合、nav-uでの一般道での常用縮尺は、画面を2分割にして100mと500mだ。
 AVIC-T10での常用は100mもしくは200m。込み入ったところでは100m、通常は200mという使い方だ。200mでも細街路の大部分が表示できるので、迷うようなところでなければ200mで問題ない。
 nav-uで500mに設定すると、AVIC-T10の200mよりも若干広い範囲を表示できる。300mではAVIC-T10と比較しちょっと狭い範囲になるという印象だ。

 しかしnav-uの500m設定では細街路はおろか、比較的太い道でも一部が表示されなくなってしまう。300m縮尺にすれば細街路以外は大体表示されるのだが、上に記載したように表示範囲がちょっと狭い。細街路の大部分(全てでは無い)を表示させるためには200m縮尺とする必要がある。より拡大して100mにすると市街地図表示ができる。
 NV-U75では1画面の地図では広い範囲を見つつ細街路を見るということができない。ということでわたしは、広い範囲を見渡すために右側を500m縮尺、細街路なども含めて確認するために左側を100m縮尺とした。

 なお、一般道で使っている色数にもエアーナビとnav-uとでは違いがある。
 nav-uでは高速道(青)、国道(赤)、主要都道府県道(青)、それ以外(グレー)。グレーの道路でも、比較的太い道路と細街路は線の太さで表現されている。
 エアーナビは高速道(青)、国道(赤)、主要都道府県道(青)、その他比較的主要な?道路(黄)、それ以外の道路(グレー)。グレーの道路でも、比較的太い道路と細街路は線の太さで表現されている。

 エアーナビでは、細街路が比較的広域側の地図(200m)でもできる。また道路に割り当てられた色数が1色多い。液晶サイズは5.8型と大型でWVGAの精細な液晶ディスプレイを搭載していて、見やすい。
 nav-uで細街路を表示するには上で記載したように200m縮尺(=エアーナビではほぼ100m相当)にしないと見えない。液晶サイズは4.8型とちょうどよい大きさだが、WQVGA液晶なのでエアーナビと比較すると精細さに欠ける。
 これらのことから、地図表示についてはエアーナビの方が見やすい。

 縮尺ではないが、地図表示関係でもう1つ。
 エアーナビでは、現在地の住所が表示される。nav-u ではそれはできない。


<肝心のナビゲーション機能(概要)>

 購入後1200kmほど走行したが、十分に使用に耐えうると思う。知らない場所・首都高・名古屋高速・一般的な高速・山道などを走ってみたが、特に迷うこともなくスムーズに走行できた。ただし再三書いているように、高速分岐の案内のみに改善していただきたい点はある。
 以下、詳しく書いてみたい。


<音声案内>

 まず、音声案内の頻度についてだ。交差点を曲がるなどして新たな交差点など案内する地点が設定されると、その案内地点の音声案内が流れる。これを除くと、

 高速 - 2km, 1km, 300m。分岐で曲がる場合は推奨レーンが案内される。
 一般道 - 750m, 450m, 100m。
となる。高速では300mが、一般道では100mが「まもなく」の案内となる。

 ここでの比較対象のAVIC-T10では、
 高速 - 2km, 1km, 700m, 分岐時点(?要確認)。分岐で曲がる場合は推奨レーンが案内される。
 一般道 - 500m, 200m, 分岐時点。
となる。高速では700mが、一般道では200mが「まもなく」の案内となる。
 エアーナビの分岐時点での案内はアップデートで追加されたものだが、結構使いやすい。たまに「この交差点で曲がるの?」と迷うことがあるが、この分岐時点での案内はほぼ正確で、助かる。
 エアーナビの一般道音声案内は500m手前からしか始まらず、当初は不便に感じていたが、最近では慣れてしまった。

 音声案内については基本的な部分は上のとおりで、ここまでは AVIC-T10 と NV-U75 の間に大きな差異は無い。が、細かいところで NV-U75 の方が使いやすい点があるので、記載しておきたい。

1.NV-U75は、案内中に「現在地」ボタンを押すとその場所の距離に応じた音声案内を行う。
2.エアーナビは、高速であれば案内地まで2kmを切った場合、決められた距離(高速では2km, 1km, 700m)でしか音声案内を行わないようだ。NV-U75では2km, 1km 300mの制限によらず、音声案内が入る。

 1の点は、(そういうことが頻繁にあるとは思わないが)案内の内容を忘れたなどの場合に、聞きなおすことができる機能だ。もちろん案内の内容は、案内地点までの距離に応じた内容になっている(例えば「9km先左方向です」のアナウンスが出てから1km進んで現在地ボタンを押すと「8km先左方向です」と案内する)。

 2の点は、交差点が連続したときに差が出る。例えば都市高速でジャンクションの通過後1.5km先に次のジャンクションがあったとする。
 NV-U75では1つ目のジャンクションを通過した直後に「この先1.5km先・・・」と音声案内が入る。
 AVIC-T10の場合、音声案内が入るのは1km手前だ。
 比べて使ってみると、この差は大きい。

 音声案内に限ったものではないが、高速道路でのNV-U75とAVIC-T10の案内の差として、もう1つ挙げておきたいことがある。それは、案内箇所までの距離が、NV-U75の方がAVIC-T10と比較して短く表示されることだ。というより、AVIC-T10が実際に比べて遅れていると思う。これは、元々案内地点が後ろなのか、位置更新の間隔が長いのか、位置の表示が遅れているのか、よく分からない。
 これにより、AVIC-T10の案内はNV-U75の案内よりも、場合によっては100m以上遅れてしまう。

 高速走行中、降りないICやSA/PAの分岐で「直進」「右方向」という案内は、AVIC-T10, NV-U75 ともに無い(AVIC-T10 は初期バージョンではこのような案内があったのだが、バージョンアップにより無くなった)。


 音声案内についてのもう1つのトピックは、高速でのジャンクション案内をどのように案内するか、だろう。これについてはレビューでも何度か触れたが、
・NV-U75 - 分岐で直進する場合でも、左の枝道があれば「右方向」などと案内することがある。ただし必ずしもそういう訳ではなく、例えば写真に示した鶴ヶ島JCTの直進は、直進と案内する。
・AVIC-T10 - 分岐で直進する場合は、枝道が左右どちらでも正しく「直進」と案内する。
となっている。
 これは、AVIC-T10 の優れた点の1つだと思う。わたしの場合、首都高のような混雑した都市高速ではできるだけ余計な車線変更はしたくない。だから、枝道に分岐するのか、分岐せずに直進なのかは大きな違いだ。まぁ1km手前になればイラスト表示で直進か分岐かは分かるのだが、早く分かればそれに越したことはない。

 ただ、上で記載したような都市高速で案内が連続するケースでは事情が異なる。2km以内にJCTが連続すると、エアーナビでは2つ目のJCTに対する2km手前の音声案内がされない。また、エアーナビはnav-uと比較して案内が遅れる傾向にある。これらのことから、nav-uによる1km手前のイラスト表示によってはじめて、直進なのか分岐なのかが分かるケースが何度もあった。
 次の項で記載するが、エアーナビはハイウェイ表示時、次の案内地点での分岐方向表示が無い。これがあれば、エアーナビもより使いやすくなると思う。


 高速道路の料金所音声案内については、NV-U75、AVIC-T10 ともにある。


<ハイウェイ表示機能>

 ここでは、高速道路のハイウェイ表示について見てみたい。

 NV-U75 の場合は、3つ先までの施設案内が表示される。表示される情報は、施設までの距離と予想時間、次の案内地点での分岐方向。またSA/PAについては、ガソリンスタンドがある場合は系列も含めて表示される。なお降りるICまでの距離や時刻は表示されない。

 AVIC-T10 の場合は、2つ先までの施設案内が表示される。表示される情報は、施設までの距離と予想時間。また掲載した写真には無いが、SA・PAについてはアイコンで施設情報も表示される。また、降りるICまでの距離と予想時刻が表示される。なお、次の案内地点での分岐方向表示は無い。

 どちらが使いやすいかと言われれば好みの問題なのだが、わたしの場合は3つ先の施設案内が表示される NV-U75 の方が使いやすい。ただ NV-U75 では降りる IC が表示されず、分かりづらい点もある。
 AVIC-T10は2つ先の施設までしか表示されない点と、次の案内地点での分岐方向が表示されない点が、難点だ。
 両者のいいところを合わせれば、使いやすいものができそうなのだが。


<分岐画面・車線案内表示>

 ここでは、音声案内と併せてナビゲーション中に常用する機能の、交差点などでの分岐画面・車線案内表示について見てみたい。

 まず高速の場合。

 NV-U75 では、2km 手前では音声案内のみ。1km 手前からイラスト表示に切り替わる。ゼンリン地図を用いたナビでよく見る、実際の風景に似通った表示だ。
 左側にハイウェイモード表示、右側に地図が表示されている。イラスト表示時は左側に表示され、右側は地図が表示されたままだ。

 AVIC-T10 では、2km 手前で JCT 案内が文字表示される。1km 手前からイラスト表示に切り替わる。AVIC-T10 のジャンクション案内は NV-U75 に比べるとシンプルではあるが、情報量に不足は無い。一部の高速では分岐の直後に分岐があるケースがあるが、その場合はイラストにも反映される(これはかなり使いやすい)。
 高速走行中はハイウェイモード表示で、左側にハイウェイ表示、右側に地図が表示されている。イラスト表示や案内地点の拡大時は、左側に地図表示、右側にイラストや拡大地図が表示される。
 AVIC-T10 ではイラスト表示が出るときに、地図が右側から左側に移動する。これは不自然であり、NV-U75 の方が分かりやすいだろう。

 次いで一般道。
 まず、交差点拡大表示・車線案内と方面看板表示についだ。

 NV-U75 で案内地点で曲がるとき、分岐のイラストがある場合や方面看板がある場合は 450m 手前で表示される。レーン案内は300m手前だ。
 交差点拡大表示は、基本的には450mで比較的広域(縮尺200mくらい?)て表示される。100m手前で拡大され、縮尺50mくらいになる。なお方面看板表示がある場合は450m~100mの間は方面看板が表示され、100m手前で交差点拡大表示となる。分岐がイラスト表示される場合、交差点の拡大表示はされない。

 AVIC-T10 で案内地点で曲がるとき、曲がる交差点での車線案内や方面看板表示は 500m 手前で表示される。300m 手前になると交差点拡大表示となる。拡大した画面は50m縮尺のようだ。交差点の位置が若干下寄りであることもあり、最初は自車位置が拡大画面内に表示されない。

 NV-U75 では直進する交差点の場合、レーン案内がある場合は300m手前から表示される。このとき交差点名は表示されない。また方面看板は表示されない。レーン案内は1つ先のものしか表示されない。

 AVIC-T10 では直進する交差点の場合、レーン案内や方面看板が、200-300m手前で表示される。交差点名の表示がある。レーン案内は1つ先のものしか表示されない。

 NV-U75 は交差点でのレーン案内時に交差点名が表示されない、直進時に方面看板が表示されないなど、情報量が少なめに感じる。また特にイラストが表示される場合、交差点拡大表示がされない。この点 AVIC-T10 は画面の大きさを活かし、NV-U75 と比較すると多くの情報を提供してくるので、使いやすい。

 以下にいくつか写真を掲載しているが、エアーナビのものは AVIC-T10 のVer2.0版だ。



(埼玉県川越市。上:NV-U75, 下:AVIC-T10)


(NV-U75 レーン案内。この地点のレーン案内は AVIC-T10 にはない)



(上:NV-U75, 下:AVIC-T10。この地点での方面案内は NV-U75 にはない)


(交差点拡大表示。NV-U75)



(交差点拡大表示。上:NV-U75, 下:AVIC-T10)



(高速道路上。上:NV-U75, 下:AVIC-T10)


(2km先のジャンクション案内。AVIC-T10)



(ジャンクション・ランプ案内。上:NV-U75, 下:AVIC-T10)
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エアーナビ AVIC-T10 レビューまとめ

2009-12-14 23:50:30 | 位置情報・地図
(リンク先は AVIC-T20)

 今更ではあるが、AVIC-T10 について使用感などを記載した投稿を、まとめてみた。最近の内容は、AVIC-T20 にも共通するが、何かの参考になるだろうか。

パイオニアのポータブルカーナビ「AVIC-T10」
 AVIC-T10 を紹介したエントリ。

エアーナビAVIC-T10仕様比較
 EN-4500、ミニゴリラ、AVIC-T10 の仕様を比較した記事。

エアーナビ AVIC-T10 購入メモ
 使っていて気になった点などを順に記載。

エアーナビ AVIC-T10 vs EN-4500 レビュー(1)
 箱の写真と、外観の面で AVIC-T10 と EN-4500 を比較。

エアーナビ AVIC-T10 vs EN-4500 レビュー(2)
 取り付けについて、AVIC-T10 と EN-4500 を比較。

エアーナビ AVIC-T10 vs EN-4500 レビュー(3)
 AVIC-T10 ファーストインプレッション

エアーナビ AVIC-T10 vs EN-4500 レビュー(4)
 GPS 感度について、AVIC-T10 と EN-4500 を比較。

エアーナビ AVIC-T10 vs EN-4500 (5)
 ナビゲーションについて、AVIC-T10 と EN-4500 を比較。前編。

エアーナビ AVIC-T10 vs EN-4500 (6)
 ナビゲーションについて、AVIC-T10 と EN-4500 を比較。後編。

エアーナビAVIC-T10 vs EN-4500 (7)
 ワンセグと AVIC-T10 購入理由について。

エアーナビ AVIC-T10 音量アップデート適用
 1度目のアップデートである、音量アップデート後のレビュー。

AVIC-T10アップデート
 AVIC-T10 2度目のアップデート後のレビュー。通過するICやSA・PAに対する無駄な「直進」案内がほぼ無くなった。右左折時の誘導音声案内を交差点直前でも行うようになった。

エアーナビ AVIC-T10 通信モジュール到着
 AVIC-T10 通信モジュール到着について。3度目のアップデートについて。

エアーナビ AVIC-T10 オンラインアップデート
 4度目のアップデートについて。

エアーナビ+ナビポータル レビュー1
 通信機能ファーストインプレッション。各機能の使用感について。

エアーナビ+ナビポータル レビュー2
 通信機能のうち、主に渋滞表示機能について。

エアーナビ+ナビポータルレビュー3
 通信機能のレビュー。しばらく使い込んだのちの感想。

最近のAVIC-T10
 5度目のアップデートについて。特に高速道路においてマップマッチングが外れる問題の修正、など。なおこのアップデートには不具合があり、その後6度目のアップデートが実施されている。

エアーナビ・ナビポータルの表示速度向上
 ナビポータルの表示速度向上について、簡単な使用感。

エアーナビ「AVIC-T10」アップデート情報
 AVIC-T20 相当アップデートの内容について。

エアーナビAVIC-T10 、26日アップデート
 AVIC-T20 相当アップデートの内容について。

エアーナビAVIC-T10アップデート
 7度目のアップデートと、AVIC-T20 相当へのアップデート(Ver2.00)の手順などについて。

エアーナビアップデート後使用感
 アップデート後の使用感について。
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nav-u NV-U75 vs エアーナビ レビュー(5)

2009-12-13 14:01:52 | 位置情報・地図


 nav-u NV-U75 の購入レビューの5回目。
 今回は PND にとって肝心の GPS 受信感度・精度(Position Plus GTを除く)についてだ。NV-U75は高性能な自律航法機能を持ってはいるが、徒歩ナビ機能が充実していることもあり、やはり GPS 感度・精度は良いべきと考えている。

 使ってみた感じでは、感度・精度ともに十分だと感じた。

 ただ、エアーナビとの感度比較は難しい。エアーナビの測位情報表示機能はどうにも分かりづらいこともあり、測位に成功しているように見えて本当に成功しているのか、よく分からないところがあるからだ。これに対して NV-U75 の測位表示機能は円上に衛星位置とその番号を投影し、信号強度は色で表すという方式だ。測位状況を正確にリアルタイムで表示しているようで、わたしにとっては分かりやすい。
 ということで、感度については高感度で知られる SiRFstarIII 搭載の Mio P560 と比較してみた。双方を見比べながら建物などに入ったりしてみた限りでは、ほぼ同等の感度であるという印象だ。

 nav-u は道路走行中では、トンネルのように明らかに測位できない場所以外で測位に失敗することは無かったように思う。混んでいる電車の中程ではある程度は測位できていたが、さすがに地点はずれていた。
 これらのことから、少なくとも nav-u の GPS はカーナビ用途に十分な感度を持っていると感じた。
 なお、エアーナビ AVIC-T10 もカーナビ用途としては十分な感度を持っている。今まで不便を感じたことはない。

 精度については、カーナビ使用時についてはマップマッチングもあるため、カーナビに必要な精度は十分確保されているという印象だ。高速走行中に2回一般道を表示してしまったことがあったが、それ以外では問題なく現在位置を示していた。車の構造によるとは思うが、少なくともわたしの車では内蔵のGPSアンテナだけで十分な測位精度が得られていた。この測位精度については、最後にもう一度触れたい。
 これはエアーナビも同様で、都内の首都高を走行するくらいであれば、全く問題ない。

 徒歩ナビ使用時については、マップマッチングはしない仕組みになっている。これは nav-u の特長の1つだと思う。従ってGPSチップによる測位結果(ある程度ソフトウェアによるスムージング処理はされていると推測するが)の素の部分が見られる。実際に使ってみると、数mほど遅れて現在位置が更新されるような印象だ。精度は高く、マンションや飲食店の建っている住宅街や商店街を少し歩いた程度では、全く問題なかった。上に書いたように電車の中で測位をさせた場合は位置が飛ぶように感じたが、さすがにそれは仕方ないだろう。

 トンネルに入るとGPS測位に失敗し、Position Plus GTによる自律航法に移る。トンネルから出ると数秒(2-3秒?)で再測位できた。このときの時間はエアーナビよりも短い。エアーナビも十分に早かったが、nav-uはそれよりも早く快適だ。

 電源投入後の初期測位に時間がかかるような気もするが、許容できる範囲だと思う。もう少し調べてみたい。


 最後に、再度GPS測位精度について見ていきたい。nav-uはNMEA形式のログを保存できるので、これを地図にプロットして確認してみることにした。さらに、GARMINの高感度ハンディGPSレシーバー、eTrex Vista HCx と比較しつつ検討した。
 まず、普通に開けている場所での測位については、何ら問題は無く精度は高そうだ。eTrexのログともほぼ一致している。数mの精度で測位できているものと推測している。
 トンネルに入ったときは、入ってから数秒(5-10秒?)はログが残っているので、測位をしているつもりで動いているようだ。このとき、Position Plus GTによる結果を加味しているかは不明だ。その後はトンネルを出てから数秒(2-3秒?)後の再測位完了まで、ログは飛ぶ。残念ながら、純粋にPosition Plus GTで動作しているときはログには残らないようだ。
 GPSにとっては比較的厳しい条件と考えられる首都高、例えば溝のような場所(昔は川だったらしい)を走る都心環状線汐留JCT~江戸橋JCTでも、数m~20m程度の誤差に収まって測位できていた。
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nav-u NV-U75 vs エアーナビ レビュー(4)

2009-12-04 05:59:47 | 位置情報・地図


 nav-u NV-U75 の購入レビューの4回目。
 今回は、実際に使ってみてのファーストインプレッションなど。購入してから1200kmくらい走行してみた。

 最初に結論だが、一点を除けば、かなり良くできた PND だと感じた。満足度は高い。

 その一点とは、高速道路のジャンクション音声案内で、直進を右方向・左方向と案内することがあることだ。1km手前で表示されるイラストでは明らかに直進なのに、それを右や左と音声案内してくる。ただ直進と案内する場所もあり、何が違うのかはよく分からない。細かい点かもしれないが、エアーナビは正確に案内していただけに、わたしにとっては気になる点だ。

 特に優れている点は、Position Plus GT だろう。購入当初こそ高速道のトンネルでずれがあったものの、その後東京湾アクアラインのアクアトンネル(9.6km)や首都高のトンネルでは満足できる精度で追従してきて、非常に驚いた。この精度があれば車速センサは不要に感じた。

 気になる点というのは他にもあるが、どうしても困るというものではない。
 エアーナビ AVIC-T10(アップデート済で、AVIC-T20相当版)と nav-u NV-U75 / NV-U75V を比較した場合、「PNDで買うとしたらどちらがよい?」と訪ねられれば「nav-u NV-U75かNV-U75V」と答えるだろう。


 良い点の主なものは、
・Position Plus GTによる自律航法は、かなり使えるレベル。
・レスポンスが良い。
・コンパクトで軽い。
・2画面表示ができる。
・詳細地図が充実している。
・マップマッチングされない、徒歩モードがある。
・徒歩モードでは電子コンパスが使える。
・施設名称検索で、都道府県の指定が不要。
・オートディマーがあり、液晶明るさの自動調節が可能。
・クレードルへの着脱は容易。
・クレードルの車への取り付けは容易。
・パーキングブレーキ結線不要。
・液晶がクリア。
・交差点の拡大図がエアーナビよりも拡大されている。
・ナビゲーションの性能は満足できるレベル。
・高速でジャンクションが連続しても、ジャンクションを過ぎたら次のジャンクションを確実に案内してくる。
・電池がエアーナビよりももつ。
・専用ケースに入れれば、電源スイッチの誤投入は無さそう。

 悪い点の主なものは、
・高速道路のジャンクション音声案内で、直進を右や左と案内することがある。
・グレアパネルであり、液晶の反射が気になる。
・液晶の解像度が低いため地図などの情報量が少ない。
・本体への電源供給プラグとクレードルへの電源供給プラグの形が異なる。
・ケータイとの連携は現状 au に限られる。
・ルート探索にちょっと時間がかかる。
・地図に無い林道があった。エアーナビでは存在する。(ゼンリン地図とインクリメントP地図の差と思われる)
・ジャンクションの音声方面案内が煩雑。
・首都高を運転中、平行する一般道にナビの現在位置が移動してしまったことがあった。(これはたまたまだったのか、追試が必要)


 気になる点として、高速道路のジャンクション音声案内についてもう少し書いておきたい。
 エアーナビは何度も書いてきたように秀逸で、分岐のイラストと音声案内の内容はまず一致している。
 首都高のような都市高速は(わたしにとっては)分岐が複雑だ。車が多く車線変更も楽ではなく、また分岐が連続することも多い。このときに「xxメートル先左方向、その先右方向」と、「xxメートル先直進、その先右方向」では車線の取り方が変わってくる。わたしにとってはエアーナビの案内の方が望ましい。
 ケータイナビもいくつか試したが、インクリメントPのMapFanナビークルのみはエアーナビと同じように、分岐を正しく音声案内していた。インクリメントPはパイオニアのグループ企業で地図データは共通だ。正しい音声案内はパイオニアの地図の特長なのだろう。

 ジャンクション案内以外に気になった点は、「首都高を運転中、平行する一般道にナビの現在位置が移動してしまったことがあった」ことで、高架を走行中、その下を走る一般道に2度走行地点が移ってしまった。こういうときのために一般道と高速とを切り替える機能はあるが、これには操作が必要で望ましくはない。
 エアーナビでは特定バージョンで高速走行中に現在位置が大きく外れ一般道に現在位置が移ることがあったが、最新バージョンでは問題ない。
 nav-uでは現在位置が外れたようには感じなかった。Position Plus GT の上下方向のセンサーの調整が、うまくいっていないのかもしれない。

「本体への電源供給プラグとクレードルへの電源供給プラグの形が異なる」点は、使ってみてはじめて分かった。VICSのアクセサリをつける関係だと考えられるが、クレードルと本体とで供給する電圧が異なるため、プラグの形状が異なる。
 わたしの場合、車載でも都合でAC電源で給電することがあるのだが、そうすると本体側に電源ケーブルを接続する必要がある。取り外すときは電源ケーブルを抜く必要があり、ちょっと手間だ。

「グレア液晶」については、ソニーも承知で採用したのだろう。アクセサリの液晶保護シートで低反射タイプもあるので、気になればそれを使えばよさそうだ。わたしはせっかくなのでクリアタイプの保護シートを使用している。

 地図の情報量については、解像度が低いためか地図を広域気味にすると細街路が表示されなくなってしまい、この点を使いづらく感じている。ただ NV-U75 や NV-U75V は2画面表示ができるので、右側を広域、左側を詳細とすればカバーできそうだ。

 ケータイ連携については、今後のプラットフォームの拡張を期待している。内蔵された情報量も豊富でレスポンスも良いため、ケータイを使って検索する機会はそれほど無いかもしれない。それでも、ケータイ版PetaMapと連携できるようになれば、便利ではないだろうか。
 この点、ナビポータルとPC-ケータイ-カーナビ間で連携できるエアーナビは優れものだ。

 ルート検索に時間がかかるように感じる件は、継続して調査していきたい。

 地図に無い林道、についてはゼンリン地図の問題だろう。確認したところ、エアーナビの地図(インクリメントP)、昭文社地図、Yahoo!地図(旧アルプス)では描かれている道が、ゼンリン地図には載っていなかった。エアーナビでは当然ナビゲーション対象となる道だ。

 ジャンクションの音声方面案内が煩雑という件は、nav-uではジャンクションの音声案内時、案内看板の行く方向の内容を全て読み上げていると思っていただければよいだろう。特に都市高速においては看板にいろいろ書いてあることが多く、それを延々と読み上げるので長すぎて結局頭に入ってこない。


 気になる点を先に記載したが、NV-U75 はそれを吹き飛ばすような良い点が多くある。

 まずは冒頭で挙げた Position Plus GT。この精度はエアーナビをはるかに上回る。購入当初は高速のトンネルでズレがあったような気もしたが、アクアトンネルで試したときは気になるズレはなかった。学習しているのかもしれないが、詳細は不明だ。また nav-u はエアーナビと比較するとトンネルを抜けた後の再測位が早く、この点でも使いやすい。
 一度、PND でこのレベルまでできることを知ってしまっては、自律航法を持たない PND には戻りづらい。三洋ゴリラやPanasonicストラーダポケットと比較してどうなのか、興味のあるところだ。
 エアーナビは、以前の版ではもう少し精度が出ていたはずなのだが・・・ Ver2.0 にして、自律航法の精度が落ちたような気もする。

 次に、エアーナビと比較してレスポンスが良いこと。というより、この程度のレスポンスは当然で、エアーナビが悪すぎるのだろう。nav-u のレスポンスであれば、快適に使える。

 コンパクトで軽いこと。というより、エアーナビが大きく重過ぎる。nav-uはPanasonicストラーダポケットと同等のサイズで、この液晶サイズのPNDならば当然求められる本体サイズだと思う。

 2画面表示については、上に記載したようにこれによって地図の情報量をカバーすることができる。また分岐案内は無いものの迷うような交差点では、詳細地図を片側に常に出しておけば困らない。

 詳細地図が充実している点については、車での走行中も交差点拡大表示時に便利に使える。が、それよりも便利なのは、徒歩モード時だろう。
 徒歩モードは、詳細地図が充実していること、マップマッチングされないこと、電子コンパスが使えること、といった点から、とても使いやすいものとなっている。
 徒歩ナビならばケータイナビが充実している。しかしケータイナビは一般的に電子コンパスが搭載されておらず、加えて測位のバラツキを抑えるためにマップマッチングが効いていて、特にナビの開始時が使いづらい。歩き始めにどちらに向かってよいか分かりづらいし、仮に間違っていたとしてもマップマッチングが効いてしまって正しく移動しているように見えることがあるためだ。
 この点、nav-uは測位精度が良く、徒歩ナビ時はマップマッチングは無くとも十分な精度を持っていた。この精度があるから、詳細地図も有効に使うことができる。電子コンパスも精度良く、自分の向きがほぼ正確に分かる。これは便利だ。

 施設名称検索では、都道府県の指定が不要。そんなの当たり前、と思われるかもしれないが、エアーナビでは必要なのだ。なお nav-u でも部分一致検索(地域を絞り込んでの詳細な検索)をするときには都道府県の指定が必要となる。
 目的地がどの都道府県にあるかなんて、分からないことも多い。この点エアーナビのつくりは非常に不親切だ。

 オートディマーが搭載されている。PND で搭載されているのはゴリラと nav-u くらいだろうか? あれば便利だと思う。

 本体のクレードルへの着脱は容易で、クレードルの爪に引っ掛けてパチッとはめるタイプ。これはエアーナビも同様だ。

 クレードルの車への取り付けも容易。三洋やパナソニックを追従してきてはいるが、まだSONYには及ばないだろう。パイオニア・エアーナビはさらに及ばない。エアーナビは本体が重いので、このままでは追いつけないだろう。

 パーキングブレーキ結線は不要。これは PND であれば当然あるべき姿だと思う。エアーナビも同様に不要。三洋の姿勢は疑問だ。

 液晶がクリア。見栄えは良いが、カーナビに必須では無いだろう。このあたりは考え方の違いだ。

 交差点の拡大図がエアーナビよりも拡大されている。縮尺としては50m。エアーナビは同じく50m縮尺だが、nav-uの50mとエアーナビの50mではnav-uの方が倍に近いくらい詳細だ(nav-uの尺表示が実際と合っていないように感じる)。エアーナビではちょっと拡大が足りないように感じることもあったので、わたしにとってはこれくらいが望ましい。

 ジャンクションが連続した場合、ジャンクションを過ぎたら次のジャンクションを着実に案内してくる。基本的にジャンクション案内は2km-1kmと音声案内が入るが、ジャンクション通過後次のジャンクションまで1km~2kmの範囲にある場合でも、その距離で音声案内を入れてくる。
 これが、エアーナビではできないときがある。エアーナビは高速に入ると分岐方向が表示されない(これはたまに困る)ので、1kmの案内が出るまで次の分岐方向が分からない。
 こういうケースではnav-uの音声案内は助かり、かつnav-uのジャンクションイラストの方がエアーナビの音声案内よりも先に出ることもある。上でnav-uのジャンクション案内に文句を言いつつ、実はこのようなケースではnav-uの方が確実に案内してくる。

 電池がエアーナビよりも持つ。エアーナビにも電池は内蔵されているが持ちが悪く、外部電源をつけないとほぼ使えない。
 エアーナビは徒歩ナビを意識していることもあり、3h程度電池が持つ。旅の宿泊先などで次の日の予定を立てるにも、外部電源無しで使えそうだ。

 車で出かけた先で歩き回るとき、エアーナビは車に置いていきたくなる。重く嵩張るし、カバンに入れておくと知らない内に電源が入って電池残量がゼロになっていたりするからだ。またレスポンスも悪いので、外出時に何かを調べるために使おうという気にはならない。
 それに対して NV-U75 は、軽くコンパクトで、専用ケースに入れれば電源スイッチの誤操作もない。徒歩ナビにも有効だ。レスポンスも良いので外出先でいろいろ使う気にもなる。


 わたしは据え付け型フルナビはレンタカーくらいでしか使ったことが無いので比較はできないが、NV-U75 があればとりあえずドライブには困らないのではないだろうか?


 エアーナビユーザーの1人としての愚痴になってしまうが、エアーナビに対しては AVIC-T10 の発売当時から、大きく重くレスポンスが悪いというのが問題だと思い、当然後継機種では改善されるものと思ってきた。しかし実際の AVIC-T20 ではこの点は何も変わっていなかった。
 その間に、他社製の PND はここまで使いやすいものになっていた。振り返ってみると、nav-uはNV-U1の頃はメモリ容量も少なく大型であったが、後継機種の NV-U2 で大きく改善されたからこそ、今に至っている。
 コンセプトの違いと言ってしまえばそれまでかもしれないが、使い勝手は良いに越したことはない。
 エアーナビの通信連携は素晴らしいと今でも思ってはいる。が、それもレスポンスの悪さゆえに使い道が限られてしまっているのが残念だ。PC-ケータイ-ナビ間の登録情報連携と、渋滞情報取得以外は実質的には使えないと感じている。せっかくいろいろなスポット情報が通信経由で得られるのに、レスポンスの悪さゆえに使っていない。逆にnav-uでは、内蔵されたPetaMapの情報を早速何度が使っている。
コメント

nav-u NV-U75 購入メモ

2009-11-26 02:39:24 | 位置情報・地図


 レビューにまとめ切れていない感想などを、とりあえず記載したい。
(適当に追記・削除など行います)

・NV-U75とNV-U75Vの主な違いはワンセグの有り無し。ナビにテレビは不要と思えば、安いNV-U75が選択肢と用意されているnav-uはよい。
・徒歩モードの電子コンパスはとても有用。ケータイ版徒歩ナビの問題点の1つはナビ開始時に向きが分からないこと。
・徒歩モードにするとマップマッチングがされない。徒歩ナビ中でもマッチングされない。ケータイ版徒歩ナビの問題点の1つはマップマッチングにあると思う。ちょっと道を外れてもマッチングがかかって外れていないことになってしまうので、特に歩き始めに迷うことがあるからだ。nav-uは位置精度が良く感じることと徒歩モードでマッチングがされないこと、それに電子コンパスの採用により、徒歩ナビが実用的に使える。
感度は特に問題なさそう。
・徒歩時、音声案内は直前(試した範囲では10m)まで無い。自転車には使えなさそう。自転車モードがあればよかったのだが。
・精度は屋外+徒歩では数mくらいで良い。
・電子コンパスのキャリブレーション要求が頻繁に出てきた。電車で試したからかも。
・静電式タッチパネルは、爪で操作できないのが難点だが、とてもに軽快。今まで感圧式しか使っていなかったのでなんとなく爪で操作しようとしてしまったが、慣れればそれもなくなる。ただし静電式であるため、画面に触れなくとも近づいただけで反応してしまうことがある。
・地図の移動は地図をつまんで動かすような、Google Mapsなどスクロール地図形式。あまり速く動かすと追従できないが、反応はなかなかに良い。
・たまに固まったようになることがある。
・スマートICに対応している。
・デモモードは次の音声案内への早送りはあるが、通常の速度アップやダウンは無い。
・徒歩モードでは若干位置が遅れて表示される。スムージングの影響か。
・クレードルに接続すると、車のエンジンON/OFFに連動して電源がON/OFFされる。クレードル接続+本体側電源供給でも同様。
・本体側に接続する電源(AC100Vを5Vに変換)とクレードルに接続する電源(DC12V)からの口が異なる。クレードル側はVICSユニットにも電源を供給しないといけないから? いただけない仕様。
・GPSログが取得できる。ログの形式は一般的なNMEA 0183。マップマッチングはされていない。1秒間隔。
・吸盤の取付が甘いと、走行中にロックが外れることがある。これは取り付け箇所が悪いと何度か発生する。走行中に頻繁に外れる場合は取り付け位置を変えなければならない。取り付け位置が悪いのかは、しばらく走行してみないと分からない。
・車線案内表示は次の交差点のみ。
・現在地の住所が表示されない。
・高速は、降りるインターが表示されない。
・ETCレーン案内は表示されない。
・Position Plus GTも完璧ではない。一般道では精度はよさそうだが、高速ではずれが見られる。トンネルから出て測位に成功すると、明らかに現在地がジャンプする。ただし使っていた限りでは、km単位のトンネル内でも現在地の更新が止まるケースは無かった。
※その後、東京湾アクアラインのアクアトンネル(9.6km)で nav-u を試す機会があった。エアーナビでは「風の塔」で900m遅れ、その後残り3.3kmで停止した。NV-U75は10km弱のトンネルをほぼ正確にトレースしていた。正直驚いた。何か学習しているのだろうか?
※高架の高速ランプに入る案内で、そのランプで入らず平行する一般道を走行するというケースを2回試した。1回は正しく一般道を示した。
・エアーナビは、首都高でトンネルが連続するような場所で測位地点が飛び、一般道に移ってしまうことがあった。NV-U75は正確に測位していた。
・トンネルを抜けたときの再測位は、nav-uの方がエアーナビよりも早かった。
・ルート探索条件は推奨ルート1、推奨ルート2、有料道優先、一般道優先、一般道距離優先、距離優先が選択できる。ただし探索条件を変更すると検索し直し。
・ルート探索に若干時間がかかるように思える。
・軽い、コンパクト、レスポンスが良いことにより使い道が広がる。例えば食事のときや宿泊場所にナビを持ちこみ、次の走行計画を立てたりすることに使える。エアーナビは大きく重くレスポンスも悪いので、そういう用途に使おうとは思えない。
・笹間渡の林道が地図に無かった。これはゼンリン地図がそうなっていて、Google Mapsにもない。エアーナビの地図にはある。
・2000件地点登録できる。オービスデータの登録を想定しているのだろうか。
・検索は50音配列キーボードによる検索と、かな入力キーボード(ケータイ方式)の入力ができ、50音側では、入力するにつれ表示されるキーが絞られていく機能がついている。この検索では都道府県名の入力は不要でレスポンスも早く、快適。エアーナビと比べてしまうと、とても良くできている。この方式では先頭から一致できたスポットのみが検索できるが、都道府県を絞り込むことにより、部分一致検索も可能。すばらしい。
・単純にある場所を検索して表示させることができない? 例えばある場所を検索し表示させて、その周辺を検索するなどという使い方ができない。ある場所を検索しその場所を登録すると、検索できるようになる。
・ガイドブック機能は、単純におもしろいかもしれない。立ち寄り温泉は何となく眺めてしまう。
・高速道の分岐では、直進を斜め右や斜め左と案内することがある。直進と案内することもある。これはいただけない。分岐部分のイラストは1km手前にならないと出てこないので、これを見ないと直進なのかそうでないのか分からない。都市高速では音声案内上は右分岐と左分岐が連続するようなケースがあり、そう案内されてしまうと車線の取り方に迷ってしまう。エアーナビは直進は確実に直進と案内する。この差は大きい。
・上で述べた分岐案内の差があるにも関わらず、首都高ではnav-uの方が分岐案内に優れているケースが多かった。これは次の2点の理由から、エアーナビの分岐案内がnav-uの分岐案内イラスト表示よりも遅れることが多かったため。nav-uも分岐案内のイラスト表示が出れば、直進なのか曲がるのかは容易に分かる。
※エアーナビは首都高で次の案内ヶ所が1-2kmの範囲にある(=案内が連続して欲しい)ケースでは、1km手前にならないと案内が出ないことがある。nav-uではこのようなケースでも、次の案内がすぐにされる。
※高速では、エアーナビとnav-uでは、nav-uの方が分岐までの距離が短く認識される? 例えばだが、エアーナビで200m先分岐と表示されていれば、nav-uは100m先、のように。最近エアーナビの案内が遅れている。ウィジェットを非表示にしても同様。
・経由地を指定した場合でも、距離や到着予想時刻は目的地しか表示されない。これはエアーナビも同様。
・2画面表示は、左側に詳細、右側に広域を出すような使い方をしてみたが、便利に使える。交差点案内はされないが進路に迷うことが何度かあり、そういう場面で有用。交差点拡大表示時は左側が拡大表示のモードになり右側はそのまま広域が表示されるので、このような使い方が想定されているのだろう。
・2画面地図でタッチした場合、タッチした側の縮尺で地図を操作できる。
・とは言いつつ、画面左側に案内関連の表示が集まっているため、その分上側が短くなる。詳細表示で上側が短くなるのは使いづらい。
・グレア処理による映り込みは気になる。nav-uのクレイドルは簡単に向きを変えられる構造になっていないので、映り込みを簡単に避けることはできないのではないか。今回の走行では晴れの昼間に使う機会があまりなかったのでさほど支障は無かったが、今後使っていく上で気になるかもしれない。
・付属ケースに入れてしばらく持ち歩いたが、押しボタン式電源スイッチの誤動作はなさそう。ケースがよくできている。
・電源の残り容量のイラストが表示される。当然と言えば当然なのだが、しかしエアーナビには無い。
・「行き先」メニューに履歴や名称検索はあるが、「自宅」が無い??
・経由地を複数指定しようとした場合、1つ追加するごとに経路探索をしなければならない。経路探索に時間がかかるので、結構ストレス。
・地点名称の登録で、漢字変換が可能。
・高速道路での走行先の施設案内は3つ表示される。エアーナビは2つ。
・高速での料金所案内はある。
・一般道での分岐時拡大表示は2段階。ただし方面案内看板がある場合は、看板表示->拡大表示(詳細)となることも。
・高速道路の分岐案内では、分岐先の高速道路名称と看板に書かれている地名を全て読み上げる。都市高速では分岐が複雑であるため読み上げる内容が多すぎ、逆に頭に入ってこない。ナビは最終的にどこに向かおうとしているか分かるのだから、必要な方面だけ案内すればよいのではないか?
・PetaMapはナビの検索用には、情報量が少なく(nav-uの情報量は持っているべきだろう)、住所とキーワード絞り込みしかできない(電話番号検索すらできない)ので、使えない。PetaMapに登録されたマップ(オフィシャルマップなど)を持ち出すような使い方が向いている。
*そのため、一般的な地点の検索をPCで行い、それをnav-uに移すという使い方はしづらい。
・ハイウェイモード時、nav-uは次のJCTでどちらに曲がるのかの表示がされている。エアーナビは表示されない。
・首都高走行時、2度、突然並行して走る一般道に現在地が移ってしまった。これはちょっと気になる。
・経由地を指定するルート検索の場合、現在地-経由地と経由地-目的地で探索条件(推奨ルート、有料道優先、一般道優先、など)を変えることができる。結構便利。エアーナビにこれはできない。
・地図表示をエアーナビとnav-uとで比較すると、個人的にはエアーナビの方が見やすい。その理由は下記。
*エアーナビの方が画面が大きい。
*エアーナビの方が道路の色分けが多く、かつ比較的広域表示でも細街路が表示される。わたしはエアーナビの地図表示を200mにして使用していて、細街路が表示される。nav-uでこれに対応するのは500m(ちょっとnav-uの方が広い)だが、細街路だけでなく比較的太い道の一部も表示できない。
 nav-uでは高速道(青)、国道(赤)、主要都道府県道(青)、それ以外(グレー)。グレーの道路でも、比較的太い道路と細街路は線の太さで表現されている。エアーナビは高速道(青)、国道(赤)、主要都道府県道(青)、その他比較的主要な?道路(黄)、それ以外の道路(グレー)。グレーの道路でも、比較的太い道路と細街路は線の太さで表現されている。
 nav-uはグレーの細街路の一部(とても細い道)は100m縮尺(市街地図表示)まで表示。グレー細街路は200m縮尺まで表示。グレー太い道路の大部分は300mまで表示。グレー太い道路の一部(主要な道路?)は1kmまで表示。
 エアーナビはグレーの細街路の一部(とても細い道)は100m縮尺まで表示。グレー細街路は200m縮尺まで表示。グレー太い道路の大部分は500mまで表示。黄色主要道は2kmまで表示。
・エアーナビは側道を「側道」として音声案内するが、nav-uにはそのような区別した案内は無い。エアーナビの側道案内は分かりやすい。
・エアーナビ(Default状態)とnav-uの到着予想時刻を比べると、エアーナビの方が早い。道路が空いていれば、大体nav-uの到着時間で到着する。
・首都高石川町JCT~金港JCTの間でエアーナビは一般道に飛んでしまった。nav-uはログを見ると石川町JCT~桜木町駅付近までGPS衛星はロストし、さらに再補足後数百メートルは精度が不安定であったが、実際の走行時には正しくナビをしていた。Position Plus GTが機能しているものと思われる。
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nav-u NV-U75 vs エアーナビ レビュー(3)

2009-11-25 06:27:44 | 位置情報・地図


 nav-u NV-U75 の購入レビューの3回目。
 今回は取り付けについてだ。

 NV-U75 や NV-U75V には専用のコンパクトなクレイドルがあり、車の取り付けにはこれを使う必要がある。それにしても、本当にコンパクトだ。NV-U75 のクレードルと AVIC-T10 のクレードルを試しに並べてみた。
 本体・クレイドルともにこのコンパクトさは、持ち出すときに非常に有用だ。



 取付は、ダッシュボードに載せて吸盤をくっつけ、ロックをするだけ。nav-uは当初からこの手軽さが売りであるが、本当にお手軽だ。これだけでちゃんとくっついて外れなくなる。外すときはロックを外して、ぺりぺりと剥がすだけ。
 なぜこんなに簡単にちゃんとくっつくのか、実際に使っても不思議に思うくらいだ。最近は三洋やパナソニックもこの簡単取り付けに追随しているが、実際に使ってみると追随しなければならない理由が分かる。この手軽さは素晴らしい。
 このような手軽さはエアーナビのクレイドルには無い。



 ただし、ちゃんと吸盤をダッシュボードにくっつけてからロックをかけなければならない。ダッシュボードへの貼り付けが甘いと走行中にロックが外れてしまう。わたしは最初取り付けに失敗し、高速道を走行中にロックが外れてしまったが、気づかずにそのまま走り続けてしまった。その場合、吸盤自身の粘着力でしばらくはくっついているのだが徐々に剥がれてきてしまうので、注意が必要だ。ちゃんとロックがかかるように取り付けたのちは、1000km弱走行したが、外れることはなかった。
 万一外れてしまった時のためにクレイドルにストラップがあり、車のエアー吹き出し口に引っかける仕組みがあるので、これは確実に使っておきたい。

 エアーナビのクレイドルにはスライドレールやカメラネジがあり汎用の取り付けスタンドが利用できたが、nav-u付属のクレイドルにはそのような仕組みは無い。この点はnav-uのクレイドルが劣る点ではあるが、これだけ小型化されれば納得はできるだろう。

 スタンドには可動部が2ヶ所ある。上下方向の首振りと、三脚で言うところの自由雲台のような部分だ。ただしこの2ヶ所には緩めたり締めたりという機構は無く、とても固い。nav-uを取り付けたあとの調整は出来はするがしづらい。頻繁に向きを変えたり調整するという使い方は想定されていないようだ。





 クレイドルと nav-u NV-U75 本体との接続は、カチッとはめるタイプ。外すときはボタンを押す。これはエアーナビも同様だ。この点は使いやすい。

 電源配線については、シガーソケットから12Vを取り出し、これを12Vのままクレードルに供給するタイプだ。しかしACから本体に供給する口は5Vである。誤挿入を防ぐため、シガーソケットからのプラグとACからのプラグは径が異なっている。
 クレードル側に12Vを供給するのは、VICSユニットを接続する都合だろうか? 個人的には、クレードル側と本体側とでプラグの口や電圧を変えてしまうこの方式は疑問に思う。エアーナビはクレイドル側も本体側も、同じ口だ。この点はエアーナビの方が優れている。
 推奨されない使い方かもしれないが、車内でもAC100Vから nav-u に電源を供給したいという使い方もあるだろう。その場合は本体側に電源を接続する必要があり、取り回しが悪くなる。
 なお、シガーソケットからクレイドルに電源を供給しても、クレイドルに接続した状態でACから本体に電源を供給しても、エンジンON/OFFと本体の電源ON/OFFは連動する。これはエアーナビも同様だ。

 パーキングブレーキ結線は不要だが、これはエアーナビも同様だ。走行中の操作制限は移動速度で見ているものと思う(ネットで探してみるとその制限を外すこともできるようだ)。取り外しの容易なPNDなのだから、このようにパーキングブレーキ結線が不要であることが望ましいだろう。

 本体が軽量・コンパクトであり、かつクレードルも同様に軽量でコンパクト。さらに取り付けも容易。PNDのメリットの1つは簡単に持ち運べることにあるが、この nav-u はそのメリットを活かせる1つの形であると思う。
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nav-u NV-U75 vs エアーナビ レビュー(2)

2009-11-21 01:30:56 | 位置情報・地図


 nav-u NV-U75 の購入レビューの2回目。
 今回は仕様比較だ。比較の対象としては、nav-u NV-U75、エアーナビAVIC-T20、それにストラーダポケットCN-MP150DLとした。nav-uとストラーダポケットはワンセグ非対応モデルを挙げたが、対応モデル(NV-U75VやCN-MP250DL)も販売されている。

 こう比較すると、エアーナビは画面が5.8型WVGAとは言え、大きさ・重さは突出している。nav-uとストラーダポケットは同等だ。
 nav-uの電話番号検索数が多いが、これは個人宅が入っているためだ。これを抜けば1000万件程度と思う。
 地図表示に関しては、エアーナビのみが詳細な市街地図に対応していない。
 渋滞情報は全機種が対応。
 加速度・ジャイロセンサーによる自律航法は全機種が対応。
 通信はエアーナビのみが対応している。
 オートディマーはNV-U75のみが対応している。
 パーキングブレーキ結線は全機種が不要だ。ただしカーナビとして使うときにはクレードルを使う必要がある。
 なお、ストラーダポケットは地図格納が外部メモリだが、地図格納専用のスロットと汎用SDスロットを2つ持っている。
 いろいろと差異はあるものの、仕様上カーナビとしての性能は互角に見える。

機種名
nav-u NV-U75

ストラーダポケット
CN-MP150DL

エアーナビ
AVIC-T20
GPS性能-155dBm
外付けGPSアンテナ
大きさ141×88.5×17.5mm133×89×28mm179.5×98.8×32.5mm
重さ245g290g500g
液晶4.855.8(WVGA)
地図データ格納場所内蔵8GBmicroSD 8GB内蔵4GB
地図縮尺25m~800km25m~200km50m~500km
外部メモリMemory Stick DuoSDHCSDHC
外部接続USB
Bluetooth
×USB
Bluetooth
内蔵電池稼働時間3h2h1h
ワンセグ××
その他ナビ以外機能音楽/動画/静止画静止画音楽/静止画
住所検索数3500万3600万件3500万
ジャンル・周辺検索200万
施設名検索1000万
電話番号検索3000万910万700万
周辺検索範囲25件になるまで全国から8km
地点登録2000106500
VICS別売(光・電波・FM)○(FM)○(通信機能による)
自律航法○(加速度・ジャイロ)○(ジャイロ・加速度)○(ジャイロ・加速度
別売りで車速)
オービス対応地点登録機能で○(通信機能による)
オートディマー××
通信機能××
パーキングブレーキ結線不要不要
接続も可能
不要

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nav-u NV-U75 vs エアーナビ レビュー(1)

2009-11-19 22:11:41 | 位置情報・地図


 SONYのPND、nav-u NV-U75 を思わず購入してしまった。正直 PND がこんなにあってどうするんだという気はするが・・・
 ただし今回は費用の問題があるので、NV-U75V のワンセグチューナー無し版である NV-U75 本体のみにとどめておくつもりだ。ということで、例によって NV-U75 の簡単なレビューをしてみたい。

 さて、まずは箱。結構薄い。



 早速、エアーナビ AVIC-T10 と大きさを比べて見た。nav-u NV-U75 の第一印象は、とにかく小さく軽い。クレードルも非常に小型だ。正直、箱を開けて驚いてしまった。まぁ、エアーナビが大きすぎるという話もあるが・・・
 nav-u もエアーナビも、一応同一の場所を表示させている。
 こう並べてみると、エアーナビの画面は大きいだけでなく精細で、慣れているのもあるが見やすい。
 nav-u の方がくっきりしているが、これは液晶表面が光沢仕上げ(グレア液晶)だからだろう。エアーナビはノングレアだ。グレア液晶は見栄えはいいが、映り込みがある。そういう面では、屋外ではエアーナビの方が見やすいかもしれない。




 本体の上には電源ボタンがあるが、マニュアルによると「パワーオン/スタンバイ」ボタンとのことで、オフという概念は無いようだ。スタンバイからの復帰は3-4秒と高速。スタンバイへの移行も2秒くらいで、非常に素早い。

 左上はメニューボタン。左下は現在地ボタン。これらは液晶では無いが静電式タッチパネルだ。下一列のツールバーは液晶に表示されているボタンで、左から順に、音楽プレイヤーの起動ボタン、音楽プレイヤーへの遷移ボタン、ナビ機能を呼び出すショートカットボタン、周辺検索ボタン、ナビの行き先検索ボタン、音量操作ボタンだ。
 右上の方位磁針は、タッチするとノースアップになる。その下にあるのは縮尺操作ボタンだ。
 左下は充電ランプとBluetoothランプ。

 音量操作のショートカットボタンが画面のトップにあるというのは使いやすそうだ。エアーナビ AVIC-T10 では音量操作のメニューの階層が深く、苦労した。

 画面の精細さについては、エアーナビ AVIC-T10 が VGA 液晶ケータイで、nav-u NV-U75 が QVGA 液晶ケータイだと思えば分かりやすいかもしれない。NV-U75 でも不便は無いが、AVIC-T10 と比べるとやはり荒い。



 上から見たところ。左側が電源スイッチ。ボタンは押しボタンで、ストロークは浅い。そのままの状態でカバンに突っ込んだ場合、恐らく意図せずに電源が入ってしまうものと思う。nav-uは付属ケースがあるがこれに入れた場合は大丈夫なのか、確認が必要そうだ。
 その右にあるのはオートディマーセンサー。便利に使えそうだ。なお AVIC-T10 にはオートディマーは無い。



 右側面。ストラップ穴があるのみだ。



 左側面。メモリースティックデュオのスロット、USBコネクタ、ヘッドホンジャックがある。



 下面。リセットボタンと電源端子がある。



 裏面。右上は外部GPSアンテナ端子。中央の端子群はクレイドルとの接続端子。右下はスピーカー。
 左にあるのは電池ボックスだが、ユーザーは交換不可とのこと。


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エアーナビアップデート後使用感

2009-11-19 01:40:38 | 位置情報・地図
(これはAVIC-T20)

 エアーナビ AVIC-T10 をアップデートしてから早二ヶ月。それから2000km以上は走行したので、簡単ではあるがアップデート後の使用感を書いてみたい。

良い点

・アップデート後も、ナビとしては秀逸。
 名古屋高速を走る機会があったのだが、分岐案内は直進・左分岐・右分岐が的確で、非常に使いやすい。それは首都高速でも同様。わたしは都市高速を走る機会が比較的あるが、エアーナビが無いと正直走れない。
 アップデートにより連続交差点案内(続いて右方向、など)ができるようになり、使いやすくなった。
 再検索も速く、不満は無い。
 地図も見やすく、不満は無い。
 自律航法は不安定ではあるが、無いよりはいい。
 エアーナビは、一旦ナビを開始した後に何も操作しないで走行し続ければ、非常に優れたカーナビだと思う。目的地付近までであれば、エアーナビを信頼して走行することができる。
(ちょっと自車位置更新が遅いのが問題ではあるが、慣れれば何とかなる)

・アップデートにより住所検索で数字が入力できるようになり、検索しやすくなった。

・PC・ケータイ・カーナビでの情報共有はやはり便利
 エアーナビはレスポンスが悪いので、これで地点検索をがんばるのはなかなかに大変。代わりにPCで検索できるのは非常に便利。外出時もエアーナビで検索するよりケータイで検索した方が早い場合もある。ただナビポータルからのダウンロードがレスポンスが悪く手間なので、ここが改善されればよいのだが。定期的に通信して、もしくは手動で、登録地点をカーナビとサーバで同期してしまえばよいと思うのだけど。


悪い点

・レスポンスの悪さは相変わらず。
 エアーナビの印象を悪くしている最大の要因がレスポンスの悪さだが、これはアップデート後も相変わらず悪い。
 帰宅後は電源長押しで完全にシャットダウンしているが、それでもイマイチ。
 操作しなければ優れたナビであるエアーナビも、一旦操作を始めるとストレスがたまる。

・通信サービスもレスポンスが悪い
 これはサーバ側の問題でもあるが、とにかくナビポータルは使いづらい。アップデートしても変わらず。通信と表示が遅いことがその原因ではあるのだろうが、UIの工夫で何とかならないのだろうか?

・名称検索で都道府県を選ばないといけないのは相変わらず。
 探したい場所がどの都道府県にあるのかが分からないこともあるのだが・・・

・大きく重い
 アップデートしても当然ハードウェアは大きく重いまま。

・ウィジェットは何に使うのか?
 アップデートによりウィジェットが使えるようになった。
 確かにナビポータルへの接続はやりやすくなったが、ナビポータルそのものにさほど有用な情報が無いように思うので・・・
 ガソリンスタンド価格検索は見ていると面白いが、非会員でその価格で入れられるのかは、よく分からない。
 天気予報は何度か使っている。
 ナビフォルダにアクセスするためのウィジェットがあれば便利のように思う。ただそれではウィジェットというよりショートカットだが・・・
 ナビフォルダ以外に、レスポンスの悪さを考慮しても使いたい通信サービスが無いのは残念なところ。


 それと、最近、マップコントローラーの調子が悪いマップコントローラーを回しても、縮尺の拡大・縮小がランダムに起きてしまい、設定したい縮尺にならない。
 これはバグというより物理的な劣化のように思うので、その内修理に出したい。


 エアーナビはナビとしては優れているのだが、その大きさ・重さとレスポンスの悪さはどうにもならない。
 次の機種では、画面の大きさ・解像度は変えずによりコンパクトとし、きびきびと動くようなナビに生まれ変わって欲しい。
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Mapionで「酷道」を表現可能に

2009-11-15 00:29:40 | 位置情報・地図
マピオン、地図デザインを刷新~ 狭く通行の難しい国道「酷道」も表現し、文字の視認性も大幅に向上 ~ (ニュースリリース)
Mapionが地図デザイン刷新、狭くて通行が困難な“酷道”も表現 (INTERNET Watch)
マピオン、地図デザインを改良、「酷道」の狭さも表現 (Car Watch)
趣味のインターネット地図ウォッチ (INTERNET Watch)

 マピオンは10月28日、地図デザインを刷新したことを発表した。これによると、
・文字の見やすさが向上した。
・車線数によって道路の線幅を変えた。これにより「1車線の狭い道」が地図上で表現できるようになった。
とのことだ。

 気になるのは『細く通行の困難な国道、いわゆる"酷道"の狭さをドライブ前の下調べとして確認すること』(ニュースリリース)ができる、だ。

 以前下田から天城峠に向かって走るときに、国道414号を利用したことがある。途中までは快調な広い道なのだが、河津町に入ってしばらくすると急にセンターラインの無い山道になり、驚いた覚えがある。酷道のサイトによると特に訳も無いようなのだが、そういう道に慣れていない身にとってはできれば避けたい道だった。
 ということで、試しにその場所をMapionBBで見てみた。確かに峰山というバス停を越えたあたりから道が細く曲がりくねっていることが分かった。この地図を見ると、一旦このバス停から河津町役場方面に抜けて県道を使う方が楽だったようだ。

 という具合に、下調べとして使うことができそうだ。
 最近地図と言えば Google Maps を見てしまうことが多いが、ただ単に地図を眺めたいときには Mapion BB を使うこともある。その Mapion BB がこのような機能強化をしてくれるとは、ちょっとうれしい。
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