NohohonizedBlog

副題 - 僕が生きていくためのメモ -
何だか急に文体が変わったけど...まぁいいやww

原因 - 時間 - 結果

2007-03-31 11:40:23 | 書き散らかし
■ 因果論と時間

ある出来事が起きたときには、何らかの原因があるはずです。原因から結果への流れという因果論的な考え方は、ごくごく自然に受け止められるものだと思います。このことに異論を差し挟む人は少ないと思います。

しかし、一つ、見落としがちなことがあります。

それは時間です。

■ 結果が出るには時間がかかる

原因から結果というプロセスには時間がかかります。当たり前の話ですが、時間がかかるのです。

その時間というのは、ほぼ一瞬と感じられる場合があるかもしれません。また、数時間、数日、はたまた数年かかることもあります。ひょっとすれば、数千年の期間なのかもしれません。とにかく、このタイムスパンとしては、多様な長さがありえます。

いずれにしても、原因と結果を考える際には、時間というファクターを見逃してはいけません。

■ 日常生活の 何故? と それから?

僕は、実生活に引きつけて考えてみたいのですが、私たちの生活にも、いま、ここ、という状況があります。つまり、私たちの日常生活だって、因果関係の連鎖の中にあるわけですね。。数年前のあの出来事が、今の状況をひきおこしているのですし、この瞬間の私たちの行動が、数年後に影響するわけです。

因果論というと抽象的に考えてしまいがちですが、もっと具体的に、僕たちの生活の中で考えてみるのがいいと思います。まずは、数年スパンでの出来事を振り返ってみたり、数年後のことをイメージしてみるのが、そのための第一歩だと思うのですね。


ログを撃て!

2007-03-29 01:17:39 | 書き散らかし
■ mixi のログ管理コミュ

最近、mixi のコミュを探索していたら、ログ管理に関するコミュがありました。ここで言うログというのは、コンピュータなシステムが吐き出す活動記録という意味でのログです。

コミュに参加して、少し観察してみましたが、皆さん、苦労しているんだろうなぁと思いました。

■ ログの大切さ

僕も最近になって、ようやくログ管理の重要性が分かってきました。システムの運用に少しでも携わってみると分かることですが、ログというのは非常に重要です。

システムをつくる側から見れば、ついつい機能そのものに神経を注ぎこんでしまうために、ログというのは、あまり重要ではないと思いがちです。ですが、システムの運用を始めてみると、その重要性が俄かにクローズアップされてきます。

■ ログを使ってシステムを飼い慣らす

コンピュータなシステムというのものは、往々にして、ブラックボックス的な性格を持つものです。幾ら仕様が明確に定義されているとしても、その挙動を完全に予測しきることはできません。時々、不穏な挙動を示すのですね(笑)

こういったシステムは飼い慣らさなければなりません。言い換えるならば、システムは「制御」されなければならないのです。

不穏な挙動をするシステムを「制御」するためには、システムの日々の「おしゃべり」を聞き取り、分析し、問題点を診断し、適切な処置をしなければなりません。フィードバックが大切なのですね。

そのための切り口になるものが、システムのおしゃべり=ログです。


ログはシステムにとって「おまけ」なんかではありません。それは、システムを考える上で非常に重要な仕組みなのです。

法則を見抜く知恵

2007-03-24 23:02:37 | 書き散らかし
■ 誰でも知っているが、誰にも役に立たない知識

誰でも知っている。だけど、誰にも役に立たない。そういう知識というものがあります。経営学がらみで少しピックアップしてみると、こんなものがあるのではないでしょうか? ...

■ AIDMA モデル

マーケティングの世界では、顧客行動を記述するモデルとして、AIDMA モデルが引き合いに出されることがよくあります。AIDMA モデルとは、

・Attention(注意)
・Interest(興味)
・Desire(欲望)
・Memory(記憶)
・Action(行動)

これらの単語の頭文字を繋いだものです。曰く、顧客というのは、まず商品に[Attention/注意]を払い、[Interest/興味]を持つことで深い[Desire/欲望]を持ち、一旦、[Memory/記憶]に留め置いた後に、購買という[Action/行動]に出るというものです。マーケティングの教科書の定番ですね。

■ BCG の作った PPM

また、事業戦略のお話になると、BCGの開発したPPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)という技法が紹介されることがよくあります。これは、自社の取り扱う製品を、市場成長度とマーケットシェアの2つの軸を持つ平面上にプロットし、その平面の各エリアごとに、それぞれ採用するべき戦略を決めていこうというものです。

■ 知識だけでは物足りない

これらは経営学関連の教科書を漁れば必ず出てくる、いわば"常識"に近いものです。これらは誰だって知識としては簡単に習得できます。

しかし、これらの知識を手に入れたところで、誰もが上手く問題を解けるとは限りません。知識を直接的に問題に適用できないのです。問題と知識がうまく適合しない理由は、僕たちの目の前にある問題が常に応用問題であって、その知識が"かつて"適用できた問題と同じであるとは限らないからです。

知識だけでは、ワンパンチ足りないのですね。

■ 法則を見抜け!

AIDMA モデルにしても PPM にしても、その本質的な意義は、「ものごとには法則がある」ということを教えてくれる点にあると思います。

顧客の購買行動には、何らかの法則があるはずだ! それはなにか?
事業戦略を成功に導くための、何らかの法則があるはずだ! それはなにか?

これらの思考プロセスの結果が、AIDMA モデルであり、PPM です。

法則さえ見つかれば、後は、それを活用するだけです。AIDMA モデルとか PPM という「知識」からは、こういった「法則を見つける」という姿勢を一番学ぶべきだと僕は思うのですね。

この姿勢があって初めて応用問題と対峙できるのではないでしょうか?

本の種類と読み方の関係

2007-02-18 14:34:22 | 書き散らかし
■ 唯一絶対の読書法はあるか?

僕は、随分と本の読み方に悩んできました。

世の中には、読書法と呼ばれるメソッドが乱立しています。僕も、それらの方法論を読み漁って、どうすれば効率的に本を読めるのかを考えてきました。だけど、いまだにベストと言える読み方は確立できていません。

中途半端(と自分では思える)方法を続けながら悶々としてきたわけですが、最近になって、ベストな読み方が見つからないのは、統一された読書方法論を求めていたからじゃないかな? ということに思い当たりました。

■ 本には種類がある

当たり前の話ですけれど、本には種類があります。

教科書的な本もあれば、小説もあります。小難しい哲学書もあれば、気軽に読める本もあります。技術書のように正確な情報を記述した本もあれば、感性に従って書かれた本もあります。論理的な構造を持った書物もあるし、総花的な本もあります。

本には様々な種類があるわけですね。

■ 種類に合わせた読書法を

本の読み方は一様ではありません。一口に本と言っても、様々な種類があるのであれば、それに合わせた読書の仕方があるはずです。ノートを取りながら精読すべき本、適当に読み流してもOKな本、自分に関心のある箇所にだけマーキングしておけばよいだけの本 等々。

No one best way!

読書法を模索する際には、本の種類に合わせた読書戦略を立てなければならないのではないかな? と最近思うわけです。

行動は力

2007-02-12 19:49:19 | 書き散らかし
■ はじめに行いありき

ゲーテの『ファウスト』に、こんな場面があります。ファウストが聖書の冒頭を翻訳しようとする場面なのですが、「はじめに言葉ありき」という訳に納得がいかないファウスト博士は、他の翻案を探していきます。色々と試みてみるのですが、「はじめに意志ありき」といった訳にも、「はじめに力ありき」という訳にも満足ができません。最後に、ファウスト博士は思い立ったように、最後の翻訳を試みます。

「はじめに行いありき」

このように訳出して、ファウスト博士は、ようやく満足しました。

■ 行動は力

僕は、この場面に大変感銘を受けました。行動の持つ力を描写していると思うからです。

何らかの成果を期待するならば、その成果の源泉となるものは恐らく行動のみでしょう。幾ら能書きを垂れてみたところで、幾ら思弁を重ねてみたところで、成果は期待できません。もちろん、有効な行動を模索するために、計画という思弁を重ねる必要はあるかもしれません。しかし、それが行動に結びつかなければ、何ももたらさないのです。

行動は力

大切なことは、まず行動してみることです。