Duke's Blog

~海と・・そのスピリットと~

真実に生きる

2011-06-20 | 雑談

 

今までの自分は偽りの自分。

海も大地も空も、人間も浄化を必要としている。

一番必要としているのは自分かも知れない・・・。

森羅万象の神秘を体現し・・・

海と向き合い、大地と向き合い、自分と向き合う巡礼の旅・・・

数ヵ月後、いつになるのだろう・・・・

ここに戻ってきた時に、

本当の愛の力がそなわっています。

必ず変化を起こすことができます。

すべてを許し、すべてを愛する・・・

その光はすべてのものに平穏と平和をもたらすだろう。

 


携帯電話とのお別れ・・・・

2011-06-09 | 雑談

またまた・・・長い間ブログの更新をサボっていました。わざわざ訪れてきてくれる人達がいるのに・・・すみません。 いっそのこと「もうブログは止めました」とアナウンスしたほうがいいのかも、とも考えています。でも今日は友達は知人にお知らせです。

ついに携帯電話に振り回される生き方から抜け出す決心をした。

数日前・・・いや随分前からも、携帯電話やめたいな~と思ってた。俺は結構ハードユーザーだった。電話もメールも・・・いつも携帯電話を手から離さない、離されないタイプの人間だった。 でも数日前にたて続けに起きた出来事をきっかけに、もう携帯電話を手放したいな~と真剣に思っていた。しなきゃ・・・と思っていた。 でもなんでもそう、人は一度持ったもの(便利さや物やお金や地位)を手放す・・・という行為はなかなかできないものだ。 夜でも明るく暮らせる世界になれた人間は、夜の暗闇で生きるのに恐怖を感じるのと同じだろう。

仕事もあるしな~とか、緊急や非常事態のときもあるしな~とか・・・うだうだ考えていたその時、僕の携帯電話は、いつの間にか海の藻屑となっていた。僕の知らないうちに海に沈んで行った。何か大きな力が後押ししてくれるように、僕が決心できないでいるうちに、人知を超えた大きな力が働いて、僕の思い出深い携帯電話との生活が海のそこに消えていったのだった。そういうタイミングだったんだ・・・そう僕は理解した。

携帯電話と共に暮らしながら、地球と、自然と繫がる生き方なんかできるはずないんだ。かすかな地球の叫びや、宇宙の歌、夕陽の微妙な色の変化、雲がつくりだす模様・・・そういうかすかだけども偉大なグレートスピリットからのメッセージを見逃したくない。

文字や文章で気持ちを伝えるのではなく、顔をみながら表情と相手が発するエネルギーで思いを伝える。  想念だけでメッセージを伝えることができるようになりたい。

愛する人を失い、住むところを失い、想い出を失い、安心や安全を失ったときに、人はそれでも携帯電話やテクノロジーで人や情報とつながることを求めるのだろうか?それで癒され、幸福と感じるのだろうか? 

僕は自然の声にもっともっと全神経を傾けたい。この大地に、この海に、この空に癒されたい。

地球と宇宙と、すべてのイノチにつながりながら死ぬことを選びたい。

 


祈りの輪

2011-04-09 | 雑談

「今、僕にできることは何だろう?」

「ボランティアが被災者のために一生懸命尽くしている映像を観ていると、普通に仕事をし、日常を過ごしている自分が情けなくて・・・」

「自分も何かしなきゃ・・・」

という声や質問が僕の耳によく入ってくる。

仕事が忙しかったり、被災地までの道のりが遠く、ボランティアができない人達も沢山いるでしょう。

そういう時に僕は答える・・・

まずは募金したらどうだろう?給料の5~10%を毎月被災者に募金すれば?

お金や物資は即効性があり、目で見えるかたちで有効だから自分自身も満足し、やりがいがある。

そして自分の生き方をみつめなおそう。そして今を大切に生きる。

そして・・・祈りましょう。 それも目先のことや、テレビの映像や、人々が口にしていることや目に見えることにとらわれずに、もっと大きな、地球規模の、宇宙規模の純粋な心で祈ろう・・・と。

祈りはだれにでも簡単にいつでもできること、必要なのは、ただ純粋な心だけ・・・。

祈りに国境はない、海にも大気にも国境はない。 愛もおなじ・・・

地球上のすべてのいのちと調和して生きるなら、空は澄み渡り、大地はゆるぎない。

母なる地球は満足し、さかえ、いのちの輪はよみがえる。

 

 


祈り続けましょう・・・

2011-03-23 | 雑談

辛く恐いニュースばかりが続いていますが、人間はこういうときに慈悲の心、おもいやりの心が深まっていくのだと思う。

人に対してだけでなく、動物や植物、そして地球に対しても、おもいやりのある、愛と調和に満ち溢れた人間にシフトしていくのです。

今そういう時、時代にきているのです。

この辛く悲しい世界の先に必ず美しい平安な世界があります。

美しい世界、美しい自然、美しい魂が必ず戻ってきます。

そうなるように…心から祈りましょう。


地球は人間や動物や植物と同じように意思を持ち、生きています。

畏敬の念をこめて祈り続けましょう。

自然災害の規模を想定したり、軽視したりする行動は自然への畏敬の念の無さからくる人間のおごりです。

最大限の注意と準備をして、自分自身と愛する人や大切な人を守りましょう。

これ以上の惨事が起こらぬように祈り続けましょう。

そして、被災者の方々とそれを支援している人達に、安らぎのときが来るように・・・祈り続けましょう。


Lamaku

2011-03-07 | 雑談

3週間のハワイでの充電が終わり、帰国して立て続けに、講演会というか・・・大勢の人の前で話をする機会があった。

今までは、どちらかと言うと・・たくさんのサポートが欲しいから、皆に、この現代社会に理解してもらおう・・・という気持ちが強く、素直な自分らしい言葉で語ることを躊躇してきたように思える。でも、ハワイのマナのお陰なのか・・・自分の生活環境が変わりつつあるからなのか・・・・今まで以上に純粋で正直な気持ちで、言葉を語ることができるようになった気がする。 

今の自分の状況は、過去の行動や考えの結果だし、未来の自分は今現在の自分の意識や心が創るもの・・・・というのは分かっていたけども、今回、最近、それを強く感じる。 発する言葉一つ、思考する思いつき一つで、自分の未来が作られていくように感じる。

このいいタイミングで、素敵な名前のカヌーが葉山に誕生した。Lamaku (ハワイ語で松明の意味)だ。

Lamakuという言葉には、啓発の知恵を曇らせるすべての障害を乗り越える喜び・・・という意味もある。

私達が生活している世界は、欲やエゴや競争ばかりで成り立っている世界だ。そんな中、愛と調和を常に心がけ、それを仕事や生活に実践していたら、どんどん置いてきぼりになって、一人っきりになってしまうような気がする・・・いつも何かに欠乏しているように感じて、恐れさえおぼえてしまう。そういう曇がいつも私達のまわりにうごめいている・・・。

地球や宇宙のすべてのものが、私達人間と同じように意識があり、感情があるということを心の深いところで理解し意識し、私達人間もその一部だと常に感じ、それらすべてに対して畏敬の念を持ち、愛と調和をつねに心がける・・・・常に心のこもった言葉を発し、自分の思考や行動に注意して人生を精一杯生きる。 

そうすれば必ず豊かな気持ちになり幸せと感じる事ができると思う。 

今までそれができなかったと思うなら、またやり直せばいい・・・ 

めげそうなときはLamakuに語りかけ、彼女からそのパワーをもらうことにしよう。


地球を感じる

2011-01-20 | 雑談

今日は2011年最初の満月だ。実際には今日の日の出まえの時が一番満ちてて、もうすでに少しずつ今日は欠けてきているのだ。 太陽の光がすこしずつ遠ざかり、夕陽が沈むと同時に反対側から月がのぼってきた。海の潮が満ちて、そして引いていく・・・・昼がきて、夜がくる・・・・波の音に耳を傾ける・・・自分の内側に話しかける・・・ゆっくりだけど規則的な地球のリズム、まだまだ寒いけど、確実に春に向かいつつあるのを感じる。

昨年から全く雨が降ってないから、凄く海水がきれいだ。今日みたいに晴れた日は、太陽の光が海底をどこまでも照らしてくれる。 怖いくらいに海の底が見える。魚の群れやそれをめがけて飛んでくる鳥たち・・・・耳をすませば、魚や鳥たちが話す声が聞こえてくるようだ。風は肌に冷たいけども、僕たち人間も地球や他の生き物達とつながり生きている、生かされている・・・と実感できる。すべてのものに感謝しないではいられない。

年が明けて、素敵なスピーチに巡り合った・・・Chief Seattle's Speechだ。息子たちも知っている、有名な言葉の翻訳「父は空、母は大地」、実際に本を買って子供に読んで聞かせてほしいな・・・・。現代に生きる社会人たちは、「そうは言うけどね・・・」「時代が時代だから・・・」と言う人がほとんどだと思うけども、これが人間と地球、自然とのつながりで本当に大切なことだと僕は思うな。この数百年の間に、いつのまにか地球は自分のため、僕たち人間のためにあると思っている人が大多数になってるようだけど、決してそうじゃないんだよ。人類は皆、このチーフと同じように自然の事を思って生きていた時代がずっと長い間続いていた時代があったんだよね。 

田舎の母親には・・・・”世捨て人”とか、息子たちにむかって、「パパのようになったらダメよ」といつも言われる俺だけど・・・こういう気持ちで地球に接していれば人間同士の争いなんてほとんど起きないだろうし、自分自身も常に心の深いところから、純粋に幸せと感じることができるのにね・・・。どうして人はこういう幸せを選ばないのだろう??

 

 


Sunset Beach

2010-12-17 | 日本の海

本当に冬の海はきれいだ、水も澄んでるし、とにかく太陽が低いから晴れてる日は一日中海がキラキラと輝いている。僕の住む葉山の家から歩いて2分もかからない大浜はこの季節は真正面に夕陽が沈む・・・ハワイのSunset Beachにも負けないくらい美しい夕陽が毎日拝めるのだ。

僕は自分で言うのも変だけど・・・すごくラッキーで恵まれた星に生まれている。

数日まえも、すごーく幸せな気分になれたラッキーな日があった。

朝から雨と北風が強く、その日入っていたカヌーの体験会のキャンセルの電話があった。急な事態が発生してどうしても来れない(特別な任務を任された男たちのグループだから仕方ない)とのことで、雨も降って寒いし・・・ラッキーと一時的に喜んでいたら、昼ごろ電話があり、問題が解決しましたので、これから行きますとの事、午後には晴れるから・・・まっいいか~と承諾して、準備のために海に出たところで、雲が流れ太陽が出てきた。 雨の後の冬の空と海がどんなに綺麗か知ってる人は想像つくと思うけど・・・本当にすがすがしい地球が誕生したばかりの空と海・・・のような空気に包まれた。 12月の太陽なのに空気が澄んでるから暖かく、裸でも暖かいくらいの陽射しだ。男たちが走ってPili alohaのそばに集合し、佐島までの往復をガッツリ漕いだ。Pili aloha を皆で水洗いして終わった頃には、どんよりと厚い雲にまた空がおおわれてしまい、今日は夕陽が観れないかな・・・と気落ちしていると、俺の気持ちを察するように雲が流れ、夕陽が下りてくるであろうと思われる辺りにぽっかり少しのスペースだけ開いて、そこだけ青空が見えてきた。 よし!!と思い一人乗りのカヌーを漕いで夕陽がつくるゴールデンロードをサンセットに向かって漕いで行く、いつもの”瞑想パドリング”の始まりだ。これが本当にたまらない・・・目の前に沈む夕陽に向かってひたすら漕いで行く、身体の周りがキラキラした太陽のかけらに囲まれながら自分じゃない自分がそこで漕いでいる・・・空一面厚い雲に覆われてしまっているのに、僕から見える角度一点だけに雲の隙間があり、その隙間からだけ太陽が顔をだしてオレンジ色に輝いている、そして伊豆半島の山に沈んでいくのだった。なんてラッキー!!と思いながら漕ぎつづけ、太陽が見えなくなったところで折り返し、今度は浜に向かって漕ぎだす。何時なのかわからないけど、かなり沖まできたのはわかっていた。 かすかにオレンジ色ががった山並を目指して大浜に向かって漕ぎすすむ、大浜の見慣れた街灯の光をたよりに無事に浜の近くまで漕いでいき、ふと何かに呼ばれるように右上の空を見上げると、厚い雲の一瞬の隙間から三日月がくっきり見えて、そしてまた厚い雲の中に入っていった。これまたラッキー!!と感動しながら浜に上がりカヌーを担いで歩き出したところで・・・・僕の大好きな”浜辺の歌”が流れてきた。5時だよ!というお知らせのあのメロディーだ(葉山の海辺に住んでる人なら誰でも毎日聞いてるでしょう・・・) 

ラッキーすぎて、たくさんの贅沢なギフトに嬉しくなって・・・感謝の気持ちに満たされてこの日は幸せな気持ちで眠りについた。

*写真はその時の写真ではありませんが・・・・これは今日のゴールデンロードです。

 


海と山と太陽と俺達だけ・・・・

2010-11-05 | アウトリガーカヌー
・・・・と次男のマイケルが言ったのには感動した。

そう、今日は本当に綺麗で感動的な夕陽だった。 

こんな感じかな・・・・


もう、11月だというのに、日差しはまだまだ暖かい、ボードショーツ一枚でも全く寒くない。 

週末にあわせて、次男のマイケルが武蔵境の大学寮から帰ってきていたので、夕方から一緒に海に漕ぎ出した。 
OC-1カヌー2艇で・・・・・・ただひたすら傾きかけた太陽が海の上につくる光り輝く黄金の道を漕ぐ・・・。

Blogでしかマイケルのことを知らない人は、次男マイケルはギターしか弾かない・・・というイメージしかないかも知れないけど、彼も、長男Kennyの後を追うように、今年のKona のレースをきっかけに、本格的に漕ぐようになったのだ。 本格的・・・と言ったのは、彼はKennyがまだパドリングなんて見向きもしなかった、カリフォルニアに住んでるときに、俺と何度かカヌークラブで漕いだことがある。もちろんマイケルがまだ中学生か小学生の頃だったと思う。

30分(約5キロほど沖に)とにかくひたすら夕陽に向かい、太陽が海におとした黄金ロードにそって漕ぎつづけ、もうそろそろサンセットだから・・・と、「この辺で戻ろうか・・・・」 と漕ぐのをやめ、止まったとたんにマイケルが大声で叫んだのだ。
「すげーチョー静か」 「俺の心臓の音しか聞こえない・・・」と 確かに今日は耳もとを通る風もなく、もう暗くなる前だから漁船などもいないし、波の音も聞こえない・・・・鼓膜にベールをかぶせたように、何の音も聞こえない。 たった30分カヌーで沖に漕いで行っただけで、まるで別世界なのだ。 
そして極めつけは、「まるで地球じゃないみたい・・・・」と・・・・夕陽が沈む伊豆半島の方を見て冒頭の題名の言葉を叫んだのだった。 彼の少ない日本語ボキャブラリーでの表現だから、特にリアルで感動したのだ。 彼がカヌーに出合えて本当によかった。とつくづく思った。

最後まで夕陽が雲に隠れることなく、沈みきるのを見とどけて、岸に向かって漕ぎながら、考えた・・・・ コレが本当の地球の姿で、人間の本当の姿・・・のはずなのに、彼が普段みている「地球の姿・・・」てなんなんだろう。彼らにはどんな風にうつってんだろう・・・・と感動しながらも、ショックだった。 車や電車やサイレンやアラームや携帯の音に囲まれ、道を歩けばイヤでも目に飛び込んでくる色んなサインや看板・・・・それが彼らというか、普通の人間が思い浮かべる「本当の地球の姿」だったら・・・・すごく地球に申し訳ないよな。人間も太陽や山と同じように自然の一部のはずなのに・・・・色んなむだな物質を身につけて、複雑に考えすぎて生きている。

都会に住む子供達には、もっともっと本当の地球の姿をみて欲しい、本当に人間の姿を感じて欲しい。 もちろん大人達にも・・・。と思いながらマイケルとスムーズなうねりに乗りながら大浜海岸に到着して振り返ったら、空のすべてがオレンジ色だった。

レースとカヌースピリット

2010-09-17 | アウトリガーカヌー
随分長い間、ブログ更新しなくてすみません。・・・・と何度このセリフを書いたでしょう。やっぱり俺にはブログなんてできない・・・な~

ところでもう9月も中旬・・・すっかり朝夕は涼しくなってきた。ついこないだまではセミの鳴き声がうるさいほどだったのに、今はもうスズ虫やコウロギが夕方になると鳴きはじめている。季節は確実に秋・・・

海の家も無くなり、Jetskiもいなくなり、海は澄んで暖かく・・・最高の海日和なのに、海水浴客は全くいない。空気も澄んで、風も穏やか・・・気持ィィ日が続いている。


今年も恒例のハワイ島コナでのカヌーレースに出場してきた。
来年で40回をむかえる由緒正しい世界最大規模(参加チーム数など・・・)のアウトリガーカヌーのレースだ。

今年はメンズOpenのクルーを2チームとWahine(女子)クルーを1チーム、合計3チームを新生Ocean Outrigger Canoe Clubから連れていった。
結果やレースの模様は、息子KennyAlex のブログを見てね。

今回のコナレースで、僕達は日の丸を掲げて3日連続のレースを楽しんだ。

ハワイアンへのリスペクトとしティーリーフを、そして日本人としての誇りを持って日の丸をカヌーの後尾に掲げた。僕一人が出場したOC-1のレースでも日の丸を掲げ、ハワイ在住の日本人だけでなくハワイアンからも好評だった。



古代から・・・海を渡るカヌーは何処が自分のルーツなのか・・・が凄く大切なことだ。

自分達が何処の島、浜からやってきたカヌーなのか、それをその土地の人達に伝えお互いを尊重し合いながら海を渡って行く・・・。

自分のルーツに誇りを持つことで、訪れるその土地の人からも尊敬されるのだと思う。

日本人として不甲斐ない漕ぎをしないとか、いい成績を残すとかではなく。ロコのハワイアン以上にAlohaやOhanaスピリットを持っている日本人の姿を見せることが大切だと思う。


今回レースが終了し、静かになったコナの街を歩いている時に出合った長老のハワイアンの現役パドラーが嘆いていた・・・その言葉が耳に残った。

今のハワイのカヌークラブには、昔あったような大切なスピリットをしっかりと継承するカヌークラブがほとんど無くなってしまったと・・・。

レースに勝つ為にパドルして、パドリングのテクニックやカヌーの性能ばかりを追求する。

平気でカヌーを引きずり、カヌーを漕ぎながらも話しをする。

昔はカヌーを海に浮かべるために持ち上げて運ぶときも声を出してはいけなかったそうだ。静粛の中でカヌーを海に浮かべカヌーに魂を注ぐのだと・・・。

カヌーが生まれた森に感謝をし、海にでていない時は森の木々の手入れをする。

自分の子供のようにカヌーを大切にし常にカヌーに語りかける。

それは現在のファイバーグラスのカヌーになっても、そういうスピリットは変わらない。

中には昔ながらのスピリットを語り伝え、大切にしているパドラーもいるだろう。

でもハワイはやはりアメリカ合衆国のなかの州だ・・・。
アメリカ式の教育を受け、アメリカのテレビを見、ほとんどのハワイアンはアメリカ人の価値観を持って大人になっていく。

でも僕たち日本人は昔から”道”という言葉が表す感覚を心のどこかで知っている。武士道とか剣道とか・・・そして神道・・・とか・・・。

僕は・・・カヌーは単なるスポーツじゃない。カヌー道だ・・・ということを伝えることができる感性と精神性を生まれながらにもった日本人で本当に良かったと思う。

そして僕達日本人は、ハワイアンがこの世に現れる遥か古代から自然に対して畏敬の念を持ちながら共存して生きてきたという歴史がある。


来年も日の丸を掲げ日本人としての誇りを胸にコナの海とハワイのカヌー達に自然を愛する日本人のスピリットを伝えたいと思う。



太陽と海と青い空

2010-07-20 | 日本の海
本当に天気に恵まれた3連休だった。

青い空とエメラルドグリーンの海に映える赤いPili Aloha(カヌーの名前です)

夏でも葉山の海は澄んでて綺麗で・・・山の緑も眩しいほど・・・

毎日セミと鶏の鳴き声で目を覚まし、朝から仲間で海を漕ぐ。

この葉山の太陽と海と青い空、そしてPili Alohaが、俺を八丈島に旅出させてくれなかったんだろう。
そう考えれば、楽しい気分になれる。

このままタイミングが合うのを待てば・・・満月に照らされた海峡を漕ぐことになるのだろう。
楽しみでたまらない。