ケネディスクールを卒業して丸3年。
2011年の7月31日より、財務省を離れ、世界銀行の職員としてバングラデシュで勤務をすることになりました。初めての国際機関での勤務、そして可能性と挑戦に満ちた国、バングラデシュでの気付きや経験を、多くの皆さんと、そして将来の自分自身と繰り返し共有していくために、新ブログを立ち上げました。
「バングラデシュ物語」
~2011年8月、日本を離れ、世界銀行の . . . 本文を読む
政治家や官僚だけが政策作りや公共サービスの提供を独占する「政策社会主義」を脱却し、大学、シンクタンク、企業、NPOなど、社会を構成する様々なプレーヤーが、組織や分野の垣根を越えてより良い政策作りにむけて時に競い合い、時にともに汗を流す、そんなアイディアと労働の横断的な自由市場、「政策市場」構築の担い手となりたい・・・
そして、そんな「政策市場」の中で、組織の看板に . . . 本文を読む
留学予備校アゴス・ジャパンの横山会長とは、ケネディスクール留学時代に出会い、Japan-Korea Tripへのご支援、そして留学時代の経験を綴った「ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ ~世界を変えてみたくなる留学~」出版に当たって、「読者モニター」としてメッセージを頂くなど、これまで大変お世話になってきた人生の先輩です。
横山さんがモットーとされている「人生で関わった人の成功」や . . . 本文を読む
予定を3ヶ月ほど遅れてしまいましたが、いよいよ1月24日(土)から書店に並ぶことになりました!!
『ハーバード ケネディスクールからのメッセージ ~世界を変えてみたくなる留学~』
アマゾンでは既に紹介・予約受付が始まっています。
「内容紹介」(アマゾンのウェブサイトより)
世界最高峰のリーダー養成所・ハーバード大学ケネディスクールに挑んだ財務省の若手官僚がつづる留学記。 . . . 本文を読む
「ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ」読者の皆さんへ
2002年の立ち上げ以来これまで6年間にわたり共に活動を続けてきた「官民協働ネットワーク Crossover21」の仲間たちが、この度、僕が2年間の留学経験について皆さんにご報告する機会を用意してくれました。
ブログ読者の皆さんがお気づきの通り、2年間で大理論を発見した訳でも、最先端の知識を身につけた訳でも全くないのですが、 . . . 本文を読む
こんな風にして、非日常的な日常の連続であった僕の2年間の留学生活はその幕を閉じようとしています。
未だ様々な疑問、葛藤が渦巻いている自分ですが、一つだけ一点の曇りもない思いがあります。
それは、多くの、本当に多くの人への感謝の気持ち。
ケネディスクールの友人達、事務の方々、教授陣、食堂のおばちゃん、おじちゃん、PAEのクライアントや夏・冬のインターン・ボランティアでお . . . 本文を読む
「大したことはない、単なる儀式だ。そんなことより、今の自分は"お祭り”に興じている場合なのか?」
“その日”が近付くにつれ、こんな斜に構えたような気持ちが自分の中で支配的になっていた。
しかし“その日”の前日は何故かなかなか寝付けない。それなのに“その日”の朝はいつもと違って目覚ましが鳴る前に自然と目が覚めた。
「何だこりゃ。やっぱり興奮しているの?自分・・・」
. . . 本文を読む
ケネディスクールのキャンパスで、ケンブリッヂの町で日々何気なく目にする風景や出会う人々、そして交わす会話の一言一言は実は現実離れした「非日常的な日常生活」であり、一たび日本に戻り仕事を始めれば、一日、また一日と泡沫の夢のように淡く消えて行ってしまうようなものかもしれない。
一方で約720日間のこうした「非日常生活」での出会いの一つ一つは、今後自分が日常を強く太く生 . . . 本文を読む
今日は前回に引き続き、Korea-Japan Trip参加者からのエッセーをお届けしていきます。
韓国について
この冬、ケネディスクールでロナルド・ハイフェッツ教授による"Leadership on the line (最前線のリーダーシップ)”のクラスにおいて私たちが「適応を要する課題(Adaptive Challenge)」の一つとして議論したのが、日韓間の歴史 . . . 本文を読む
言葉では言い尽くせない興奮と感動と、そして疲労・・・がいっぱいだった2度目のKorea-Japan Tripから早1月半。ケネディスクールの授業も終わり、キャンパスからも次第に学生たちの姿が減っていく中で、トリップに参加した一学生からのエッセイが届きました。
日本・韓国を独自の視点で、そして母国インドへの思いを馳せながら綴ってくれたのは、一度このブログでも紹介した . . . 本文を読む
霞ヶ関界隈でしか流通していない綺麗に刷り上げられたパンフレットの数々、エンドユーザーのニーズに合わなかったのか、あるいは存在すら認知されなかったのか、年度末に未消化のまま積み上がる多額の補助金、制度の趣旨が現場に伝わらなかったのか誤解と不信感に満ちたマスコミ報道ばかりが目立つ様々な規制政策・・・
どれも、貴重な税金と現場の職員の汗によって作り上げられた政府の「商品」たちの“哀 . . . 本文を読む
途中長いインターバルを置きつつも12回にわたって綴ってきたKorea-Japan Trip2008特集ですが、今日の記事が最終回となります。
旅を終えた今、まず最初にお伝えしたいのは今回のトリップを支えてくれた多くの皆さんへの感謝の気持ちです。寄付を頂いた皆さんや企画の段階から色々と手を貸してくださったOB・OGの皆さん、そして多忙な中僕たちとの対話の時間を持ってくだ . . . 本文を読む
濃い紫色のチャイナ・ドレスを身にまとってゆっくりと部屋に入ってきたのは李玉善さん。今年で82歳になるそうです。通訳役を務めるドンウーの説明では、金さんは戦後長らく中国で暮らしていたため、今でも中国の服を着ることが多いほか、韓国語、中国語に加えて、日本語も少し話せるということでした。
静かにソファーに腰を下ろすと李さんは、
「遠くからはるばるようこそ。あなた方のようなよく勉 . . . 本文を読む
銃剣に体を貫かれ涙する老婆を描いたレリーフ。
ここはソウルからバスで1時間半ほど移動したところにある京幾道広州市。遠くに山々を臨む穏やかな田園風景の中に何気なく佇む「ナヌムの家」と呼ばれる小さな施設の入り口です。韓国語で「分かち合い」を意味するこの家では9人のおばあちゃん達が静かに暮らしているのです。
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江南区長と職員の皆さんに見送られながら江南区役所をあとにしたケネディスクール一校が次に向かったのがKyunggi Girl's high school(京畿女子高等学校)。今年10月で100周年を迎える京畿高校はソウルで最も“由緒正しい”女子高ということで、これまで環境大臣や法務大臣をはじめ、韓国の政界に様々な女性リーダーを輩出してきたと言います。
しかし、Korea-Japan Tripで . . . 本文を読む