The Tsinghua Way !! (中国MBA報告)

中国北京の清華大学で06年9月より奮闘した知られざる中国MBAの体験記。08年7月に卒業しました!

天津の変貌ぶり

2008-06-11 | 旅行
2年ぶりに天津に行ってきた。北京以上の天津の変貌振りに驚いた。まず現在天津駅が改装中であるため、終着駅は天津臨時駅。これが実に簡素な即席駅で、駅の屋舎もプレハブ状態。さらに中国の駅の光景である農村から出てきた農民工がごろごろ。この臨時駅の周辺全体が何か異様な臭いに包まれている。 天津ではタクシーがメーター制であるにもかかわらず実質ネゴベース。特に駅前にいるタクシーの客引きにはろくな奴がいないため . . . 本文を読む

卒業論文口頭弁論終了

2008-05-26 | 清華大学
本日午前8~12時の4時間に渡って、卒業論文の口頭弁論が行われた。4時間といっても張瑋副教授を指導教官にしていた11人の学生に対してであるので、実質1人あたり約20分の持ち時間。指導教官(張瑋副教授)自身は審査委員会には入れない規定になっており、5人の教授の前でプレゼンテーションを含む口頭弁論が行われる。11人のうち留学生は自分を含めて2人のみ。もう一人の留学生が機密性 . . . 本文を読む

卒業論文執筆終了

2008-05-19 | 清華大学
3月末にSTEP(Stanford Tsinghua Exchange Program)のStanford側の訪中が終了し、私の清華大学MBA生活も実質99%が過ぎた。そのせいか以前と違ってブログに向かう気も起こらなくなっていた。その間に世間ではチベット暴動や四川大地震などまた一大事件が起き、私とクラスメートは卒業論文執筆一色となった。ここ2週間は卒業論文の修正と校正で非常に単調な日々。MBAとい . . . 本文を読む

鳥インフルエンザの恐怖

2008-03-22 | 北京生活
チベット動乱・台湾総統選挙・北京大気汚染が北京五輪を阻害する中国政府にとっての三大頭痛だと書いたが、もう一つじわじわとだが確実に忍び寄っている問題に鳥インフルエンザがある。私は03年のSARS発生時に北京にいたが今回も不気味にもそれに似た兆候がある。 一つ目は政府の隠蔽体質である。今年1月に南京で鳥インフルエンザのヒトからヒトへの感染が確認されているが、その後南京だけでなく北京でも同様の症状の患 . . . 本文を読む

AACSB・EQUIS両認証取得

2008-03-21 | 経済管理学院
07年4月に清華大学経済管理学院に中国大陸で初めてAACSB(The Association to Advance Collegiate Schools of Business)の認証が与えられたことはこのブログでも述べたが、08年2月には欧州ビジネススクールの認証であるEQUISも与えられ、二つのビジネススクール認証を持つ中国唯一のビジネススクールとなった。EQUIS認証は上海にある中欧国際商学 . . . 本文を読む

義烏

2008-03-20 | 旅行
先々週のことになるが、浙江省義烏(イーウー)という杭州から車で2時間の都市を訪問した。この街は知っている人にはあまりにも有名だが、ニセモノ小商品の街である。文房具、衣服、家具、生活用品、靴、鞄などあらゆる小商品が浙江省で作られているが、義烏は小商品の集積地となっており、世界中のバイヤーがここに集っている。写真のような区画ごとに仕切られたところに卸売商が店を構えている。500mは続く地上4階の巨大な . . . 本文を読む

情報統制進行中

2008-03-19 | ひとりごと
チベット動乱・台湾総統選挙・北京大気汚染と北京五輪を開催するのに逆風の事件が進行中であることに業を煮やしているのか、ネット上の情報統制が進行中だ。youtubeは当然現在アクセスできないし、CNNでも動画が流れるページは写真のように何も表示できないようになっていて、現地の真の情報が取れなくなっている。CNNだけかと思ったら、Yahoo!などの動画サイトも全て見られなくなっている。昨日クラスメートと . . . 本文を読む

黄砂

2008-03-18 | 北京生活
1-2月のSTEPが終わりビジネススクールの生活のほとんど全てが終わったような気がしていた。その後全く何も書く気になれなかったが、ギアを切り替え今日からブログを再開する。もう卒業まで残り3ヶ月あまりとなった。北京五輪まで150日を切った。光陰如矢。来週からはSTEPでStanford GSBのメンバー20人が北京に来る。最後の追い込みとなってきた。と思いきや今日の北京の天気は黄砂。ひどい砂嵐。やる . . . 本文を読む

公衆トイレ

2008-02-22 | 北京生活
昨日の元宵節で正月休みがとうとう終わったが、すっかり暖かくなった北京市内を久しぶりに散歩した。昼間は10度を超える気温で歩けば汗ばむ位の陽気。主にまだ胡同(フートン)の残る市中心部を散策。農産品を持ち寄り自由に売り買いできる農貿市場を覘いたり、突貫工事の進むビル建設現場を通ったり。そんななか急に便意をもよおし慌てて駆け込んだのが、胡同(フートン)の中の無料の公衆便所。覚悟して入ったが、久しぶりに入 . . . 本文を読む

賠償責任

2008-02-16 | 北京生活
北京へ帰ってくるなりタクシー運転手といきなり喧嘩になった。空港で重い荷物をトランクに入れる際に、その荷物がテールランプの部分にあたり、そのカバーがほんの少し割れたため、損害を賠償しろという。そのテールランプにあたった荷物は私が担いでいたが、「本来荷物は運転手が出し入れを補助すべきで運転手はその補助を怠ったことから、私には何の賠償責任もない」と一蹴していた。16時ごろ空港から自宅に着いた後もその運転 . . . 本文を読む

STEP第7日目 最後に

2008-02-15 | Stanford-Tsinghua
今回のSTEPではあまりにも感じることが多すぎてうまくまだまとめ切れていないが、確実に言えるのは、(大げさに聞こえるかもしれないが)STEPが私の人生を変える大きなきっかけになりそうだということ。STEPを通じてスタンフォード大学と清華大学という二大国の一流大学のビジネススクールを経験できて非常にラッキーだったと感じている。この感覚は単に欧米または日本のビジネススクールだけに通っていてもわからなか . . . 本文を読む

STEP番外編(5) 地元華人新聞

2008-02-12 | Stanford-Tsinghua
今回のSTEPがサンフランシスコの華人系新聞に掲載された。やはり清華大学の学生が地元のスタンフォード大学のビジネススクールの学生と交流しているということが大々的に掲載され、清華大学側の班長であるSherring Shiのインタビューが引用されている。新聞に掲載された写真はフィッシャーマンズワーフでスタンフォード大学の学生と共に撮った写真。筆者も右のほうに小さいながらも出させてもらった。 . . . 本文を読む

STEP番外編(4) サンフランシスコの春節

2008-02-11 | Stanford-Tsinghua
STEPの後そのまま米国に滞在し続けているが、旧正月をサンフランシスコで過ごした。ここは一瞬中国の街の一画かと思わせるほどの華人の混みよう。あたりは爆竹が鳴り響き非常に賑やか。正月から街の店は大賑わい。在サンフランシスコの華人の友人と飲茶をしたが、その飲茶の店は旧正月早々すごい人の入り。商売繁盛、恭喜發財、万事如意。やはりここ米国でも華人の友人との強い絆を感じた。しばし米国で休憩。。。 . . . 本文を読む

STEP番外編(3) 手段としての英語

2008-02-08 | Stanford-Tsinghua
今回スタンフォードGSBの学生と10日間時を共に過ごして学生について感じたのは、一人ひとりの優秀さもさることながら、未来を作り出していこうとする一人ひとりのタレント。米国東海岸のビジネススクールをあえて選ばなかった理由として、やはりこの要因を挙げたスタンフォードGSBの学生が何人かいた。そして類は友を呼ぶではないが、そういう人たちがまた集まってきて新しいものが創造されていく。シリコンバレーのエコシ . . . 本文を読む

STEP第6日目 パーティー

2008-02-07 | Stanford-Tsinghua
時の経つのは早くもう6日目になった。6日目の授業はTopics in Corporate Finance。Pacific Salmon CompanyというHBSのケースが取り上げられた。あるPEファンドが同社をUS$ 450 milで買収する提案を出そうとしているが、その提案をどう判断するかというケース。やはりファイナンスのこういったケースは最も授業の進め方を統一しやすいのか、ネイティブの英語の . . . 本文を読む