Moving

脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

DAVID BOWIE CAFE

2013-03-24 | お出かけ
銀座 ソニービル1F 「パブ・カーディナル」にて、DAVID BOWIE CAFEという
イベントをやっているので行ってみた。

ニューアルバム「THE NEXT DAY」発売を記念しての開催で、店内はボウイの
写真が溢れ彼の曲がBGMで流れている。
ボウイが好きだというシェパーズパイ&ギネスのセットや、彼の曲をイメージした
カクテル、チャイナガールやキャットピープルなどの特別メニューあり。
低い天井に余り広くない店内は、ボウイファンらしき人でいっぱいだった。



お店の雰囲気は好きだし、ボウイの写真に囲まれ彼の声をずっと聴きながら飲む
のはなかなか心地良かった。

今回ご主人がイギリス人の同僚と出かけたのだけれど(以前はイギリス在住)、
彼女に言わせると「この店はパブとしてはちょっと高すぎね。」との事。
(ビールが1/2パイントで¥850)
そしてエールなのにキンキンに冷えている!(笑)

まぁしかし、行ってみて良かった。満足。
ボウイに因んだメニューを頼むと、アルバムジャケのコースターで出てきます。
私は使わずお持ち帰りした~。



St.Freaks ~聖なる異形~

2013-03-20 | 好きなもの諸々
新宿座にて開催の『清水真理20周年記念個展1993~2013「St.Freaks ~聖なる異形~」』
へ行ってきた。

20年の集大成の今回の展示は、人形の他にスケッチやアニメーション、彼女の人形を様々な
写真作家が写した写真等が、壁一面天井近くまでびっしりと展示されもう圧巻。
アニメーションの音楽を黒色すみれが担当しているのだけれど、会場にあの澄んだ歌声が
響いていて、人形達の美しさと相まって本当に素晴らしい空間だった。
20年間の重みがずっしり詰まった、見応え十分の個展。



今回なんと人形ブースは写真撮影が可という太っ腹。
髑髏展やアリス展で見かけた子達も、今回は撮っても良いのだ。嬉しすぎる。





清水さんの人形の写真作品は田中流さんのものが印象に強いけど、今回いろんな作家さんのものが
一同に会しそれぞれの違った表現方法を堪能出来る。
私は特に酒井孝彦さんとGrowhairさんの作品が好きだ。
写真の中の人形達は肉眼で観るのとはまた別の表情があって、より美しく幻想的である。



早くも今年度No.1かと思うぐらい、見事な展示だった。

ジャンゴ 繋がれざる者

2013-03-10 | 本・映画
タランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者 」を観てきた。

西部劇って余り得意じゃないな・・と思いつつ観に行ったのだけれど、これが
めちゃめちゃ面白かった!
始まりから終わりまで飽きるヒマがない。グイグイ引き込まれて魅せられた。

ジャンゴ役のジェイミー・フォックス、私のタイプではないはずなのにすごく
カッコイイ。こういう泥臭い力強さもいいなと思った。
惚れた女は俺が命がけで守り抜くぜ・・みたいな典型的な男らしさ。

賞金稼ぎの医師役クリストフ・ヴァルツ、悪役農園主のレオナルド・ディカプリオ、
恐怖の執事サミュエル・L・ジャクソンと、個性溢れ俳優陣で見応えたっぷり。
タランティーノもラストの方でちらっと出演。



印象に残ったのが、最初の方で襲撃してきた覆面の農場主達を返り討ちにするシーン。
馬で走り去り逃げようとする親玉をジャンゴが遠くから銃で狙うのだけれど、玉が
当たったところは映さず、落馬して崩れる人物と返り血を浴びて赤く染まり走る白馬
だけが映り、射止めたという事がわかる。
その他はバンバン銃をぶっ放して人がどんどん流血して吹っ飛んで死ぬので、余計に
この間接的な表現が印象に残ったのかもしれない。

痛快西部大活劇。ぜひご鑑賞あれ!

さよならの城

2013-03-05 | 好きなもの諸々
六本木ヒルズで開催の宇野亜喜良展「さよならの城」 を観てきた。

谷川俊太郎と宇野亜喜良の共著「おおきなひとみ」からの作品がメインで、旧作も
含む平面&立体作品が多数。

「おおきなひとみ」の作品もどれもすごく素敵なのだけれど、私が一番心惹かれた
のは乱歩のシリーズ。
人間椅子、芋虫、屋根裏の散歩者・・等々たまらないラインナップ!

宇野さんの絵はその繊細な線と色使い、幻想的な世界観に魅了される。
まだ観た事がないという方は、入場無料なので会田誠展と一緒にぜひ観て行って
欲しい(笑)

3月10日(日)まで開催。


帰ってきた寺山修司

2013-03-03 | 好きなもの諸々
『百年たったら帰っておいで
百年たてば その意味わかる』

世田谷文学館で開催中の「帰ってきた寺山修司」へ行ってきた。
この黒いセーターの寺山の写真好きなんだよね。

学生時代の文芸誌の作品や通知表から、恩師や友人への手紙等が多数展示。
手紙にはちょっとしたイラストが添えられてるものも多く、踊るような文字と
相まって完成されたカードのよう。
私が特に好きだったのは、覗き穴から見る寺山の書斎が再現されてるコーナー。

世田谷文学館は初めて行ったけれど、静かで綺麗な場所だった。
お外の池にいる鯉がとても見事なので、休憩がてらぜひ鑑賞して欲しい(笑)

そして今回予想外の収穫だったのが、1Fのコレクション展会場で上演されている
ムットーニのからくり劇場。
やってると知らずに行ったので思わず興奮!観たかったんだ、ムットーニ!!
私はからくり人形が大好きなんだけど、文学作品をテーマに四角い匣の中で
展開されるその空間は、計算され尽くしているのにそれを感じさせない自然さと
美しさで溢れる。
本当に素敵だった。
私の他にもう一人しか観客がいなかったので、思いっきり堪能する事が出来た。
なんという贅沢。至福。