柔道つながり ~からみつく大外刈~

柔道を通じてたくさんの人と出会い、成長できました。
柔道に興味のある人も、無い人も、コミュニケーションしましょう!

令和五年度和歌山県高等学校新人柔道大会

2023年11月28日 | 携帯から
こんにちは。

お久しぶりです。

11/18-19にかけて表記大会が実施されました。

貴志川高校からは2名が出場予定でしたが、1名が発熱のため不参加となりました。
本人はとても悔しそうでしたが、こればかりはどうしようもないこと。また来年に向けて頑張りましょう。

さて、段外の部に出場したシュン(2年)ですが、大会の3日程前から緊張で表情が硬かったので、相当緊張していたと思います。

1回戦 支釣込足で技ありを奪い、そのまま抑え込んで一本勝ち

2回戦 練習してきた大外刈で一本勝ち

準決勝 一本背負投で一本負け








仲間にもサポートしてもらい、第3位に入賞しました。

高校に入学して始めた柔道ですが、立技・寝技ともに技術で投げたり極めたりすることが出来るようになってきました。

本当によく頑張りました。

彼の成長を見させてもらい、柔道の持つ価値・意味について教えてもらえたような気がします。

今は期末考査中でクラブはオフですが、またテスト終了後は、仲間と集まって柔道に励んでいきましょう。

夏休み【2023】始まりました

2023年07月24日 | 携帯から
ご無沙汰しております。

ついに念願の夏休みに入り、稽古もやりたい放題のウハウハ夏休みが始まりました!

6人いた部員たちは、アルバイトに精を出し、稽古に参加する回数が減り始め…この流れはあかーん!言うことで、出稽古へ連れて行きました。

行き先は…ナカジョー先生率いる桐蔭高校です。

本校からの参加者は…2名です(涙)



和歌山工業・粉河も参加していました。
普段は4分×3本が限界の本校部員達ですが、沢山のメンバーを相手に、3分×7本×2setをやり切りました。



かつてこのブログによく登場してくれた和歌山工業の井上先生、まだまだ現役です。
また和歌山工業にも是非行かせてもらいたいです。




キャプテンのシュン(2年)と後輩のトモヤ(1年)、2人ともよく頑張りました。
本当に貴重な機会となりました。関係者の先生方・生徒たち、ありがとうございました。




帰りに買ったコンビニ珈琲を白いシャツに溢した私…家に帰ったらハイターで消したるからな!

明日は8時から学校で稽古ですね。

熱く、楽しい夏休みにしましょう!



令和5年度和歌山県高校総合体育大会(柔道)

2023年06月10日 | 携帯から
どうもお久しぶりです。

4月よりとある役職につき、柔道部の稽古に行ける回数がかなり減ってしまいました。

一生懸命頑張っている部員たちには、申し訳ない気持ちでいっぱいです😢

そんな中でも、とても真面目に頑張る1年生も入部してくれ、キャプテンのシュン(2年)もモチベーションが上がってきました。



さて、本来なら先週に開催されていた高校総体ですが、台風の影響のために延期となり、この金土に開催されることになりました。



大会会場は、風光明媚な温泉街の白浜町にある体育館。小さい頃、家族や親戚とよく旅行で来て泳いだものです。

そんな麗らかな町で、高校生の熱戦が行われました。






【女子団体戦】
優勝  紀央館
準優勝 近大和歌山
第3位 和歌山北
第3位 箕島

【男子団体戦】
優勝  箕島
準優勝 初芝橋本
第3位 和歌山北
第3位 和歌山工業







団体戦も熱い闘いが繰り広げられ、高校生が全身全霊でぶつかる姿を見させてもらいました。柔道という競技の魅力、どうにかして広く伝えたいものです。

個人戦には、男子-81kg級に本校のシュン(2年)が出場しました。

結果は一回戦で一本負けだったものの、あの舞台に立って自分の柔道をしようと前に進んだこと自体が、僕は凄いなと思います。




いろんな仲間に支えられながら、ここまで来ることが出来ました。
僕は彼らを誇りに思いますし、ここからもっと強くなっていってもらえるよう、サポートしていきます。

そのためにも仕事を少しでも早く終わらせて、日々の稽古に参加できるようにしたいと思います。

令和四年度卒業式

2023年03月01日 | 携帯から
ご無沙汰しています。

本日3月1日は卒業証書授与式が全国多くの高校で行われましたが、現勤務校である貴志川高校柔道部の3年生2人も卒業を迎える日となりました。

先の四月に私が転勤してきた時、柔道部のメンバーはゼロのため、もしも部員が集まらなかったら、来年度は廃部になるというハードモードから始まりました。

こんな立派な道場があるのに…


そんな中、高3に柔道経験者がいるということで、「僕と一緒に柔道やらへん?」と声を掛けに行ったのが内藤君。
ドキドキしながら返事を待っていると、「やります!」と即答してくれた時は嬉しかったですねぇ。

その内藤くんに連れられて、柔道未経験ながら入部してくれたのが吉田くんです。

こうして2名の部員が入ってくれたことで、貴志川高校柔道部は存続でき、その後1年生も入部して賑やかな日々を送っています。

卒業式の後、道場に来てもらい、いわゆる卒部式をやらせてもらいました。






この2人と一緒に活動できたのは本当に短い期間でしたが、とても優しくて前向きな先輩の存在に、僕も後輩たちも感謝しかありません。
卒業してからも、また気軽に道場に遊びに来て欲しいなと思います。

本当にありがとう。


柔道つながりはまだまだ広がるし、まだまだ繋がっていきますよ!

我慢の価値

2023年01月09日 | 携帯から
ご無沙汰しております。

若かりし頃は、毎日のように発信していたこの『柔道つながり』ですが、肝心の繋がりも薄くなってしまい、今は不定期更新と化してしまいました。

柔道つながりが薄くなったこと自体が、「良いこと」なのか「悪いこと」なのかはわかりませんが、今の自分にとって自然な事のように感じています。

そして、ふとした時にその繋がりを思い出して、また繋がる瞬間にこそ、かけがえの無い価値があるように感じています。



さて、僕は目の前にいる現柔道部の高校生たちと我慢比べをしているように感じています。

今の時代に流行らないかもしれませんが、僕は柔道を通じて、彼らに「我慢すること」の価値を伝えたいなと思っています。

なぜならば、人が「想い」をもって、「行動」することで、「成長」を感じ、「結果」を出すまでには、それなりの時間が掛かるものなのです。
現代社会においては、そうした人の成長に掛かる時間の長さを軽視しがちで、すぐに目に見える結果を求めるように感じています。

10代半ばの高校生たちは、本当に多感です。

「自分は愛されてないのか」

「自分は周りからどう見られているのか」

「自分はどう生きていくべきなのか」

などなど、皆さんも青春時代に思い悩んだことがあるのではないでしょうか?

そんな時、目に見えやすい「結果」が出せたなら自己肯定感は高まりますが、人生はまだまだ長い(笑)
10代半ばで少し外見が良かったり、成績が良かったり、身体能力が高かったりすることで周りからチヤホヤされて勘違いしたり、またはその逆で周りから評価されずに拗ねてしまうのは勿体無い。

勿体なさすぎる!

という事で、現任校の柔道部では長期的視点からの幸せを見つけるため、「我慢」の価値を伝えていきたいと考えています。

人と会って挨拶をすること

道場を掃除してよい環境を整えること

稽古やトレーニングを継続して自信をつけること

などなど、昭和生まれの柔道経験者なら当たり前に身についてきたこうした教えは、下の世代になればなるほど廃れてきているように感じています。
社会のさまざまな要因があって現在に至ると思うのですが、自分は自分の信念を胸に秘めて現部員たちと過ごしていきたいと思います。

最後になりましたが、令和五年もどうぞよろしくお願いいたします。





殺し文句は…

2022年09月15日 | 携帯から
「3ヶ月で体を変えて自信付けさせたるわ!」

を殺し文句に、高校1年生を勧誘し、4月に新入生5名が入部。






あれから5ヶ月が過ぎましたが、5人とも柔道続いています。
毎日全員が揃うわけではなく、土日祝はお休みで、なかなか思うように稽古ができてきたわけではないですが、よくぞここまで頑張ったな!と思います。

しんどい稽古を重ねることで、部員たちの体つきが変わり、顔つきが変わり、心の持ち方が変わってきたことを感じます。

柔道未経験の子にとって、柔道って恐ろしい競技に思えるかもしれませんが、ハマると楽しいんですよ。

「もっと強くなりたい!その先にある世界を見たい!経験したい!」

そういう心が、自分の中からむくむくと生じると、もっと面白くなると思います。
柔道以外の世界においても、それは通じるでしょう。

チャレンジ、創意工夫、モチベーション、自主的、楽しんで…といったキーワードが自分の中から出てきたら、それは成長のチャンスだと思います。

なので、部員の子たちには、柔道以外にもいろんなチャレンジを仕掛けています。
またこの場で報告できる日が来たら、嬉しいですね。


さて、本日の稽古には、前任校のOBである藤野くんが参加してくれました。部員たちは、藤野くんに技を教えてもらい、何かを吸収しようと一生懸命でした。





部員にとって素晴らしい機会となりました。




柔道つながりに感謝です。

一歩一歩を大切に、長い目で強く賢い人になれるような柔道部に。

Go Forward Little by Little

2022年06月11日 | 携帯から
転勤してから約2ヶ月が経ち、ようやく新たな環境にも慣れてきました。


放課後の柔道部での活動では、

・ただ楽しくマイペースな活動

から

・結構キツいけど継続できたら自信がつきそうな活動

へとシフトしつつあります。

・高校から柔道を始め、秋の大会でデビューをめざす者1名
・体を鍛え、柔道することは楽しいが、大会に出ることは考えていない者4名

という感じです。

先週は和歌山県高校総体へ審判として参加しましたが、やはり本気でインターハイ出場を目指すチームの取り組みは凄い。



和歌山県で優勝して、更に全国の強豪にチャレンジするという気迫が感じられます。

「やはりこうでなくっちゃ…」という思いと同時に、「この方向性だけでは競技人口は減っていくだろうなぁ…」という思いも。

どうしても本気度の高い稽古を続けると、膨大な時間・エネルギーを日々の生活の中で投下しなければなりません(=その他の多くの活動を犠牲にしなければならない)し、怪我のリスクが高い。

大会での勝利に特化した部活動があるべき姿だと考えてきましたが、大会に出ず柔道を楽しみたい、ライトに鍛えたいニーズが存在し、その層が年々膨らんできていることを感じています。
現在の筋トレブームも、ボディビルダーになりたいというものではなく、体型維持や健康増進がメイン層なのと同じです。

そう考えると、部活動のあり方も今後は大きく変化する時だと感じます。


息子たちが中学生になる頃には、どんな状況になっているんだろうなと考えたりもします。



自分の立場としては、目の前の柔道未経験の子たちが、2ヶ月間稽古&トレーニングを継続できた点が素晴らしいと感じています。
この子たちと柔道だけではなく、図書館で読書会をしたり、登山トレーニング、地域との繋がりを感じる活動など、取り組めていけたらいいなと考えています。

遊びは大切です!

そして彼らが3ヶ月頑張って少し自信がついてきたなら、前任校の稽古に参加させてもらいたいです。

少しずつ少しずつ頑張ろう。

まだまだ続くよ柔道つながり

2022年05月18日 | 携帯から
新任校である貴志川高校での生活にも少しずつ慣れてきました。
かわいい1年生の担任となり、忙しくも楽しい日々を送らせていただいてます。

さて、肝心の柔道部なんですが、部員が1人もおらず、このままだとあと1年で廃部という状況だと聞かされました。




立派な柔道場があるにも関わらず、この不人気ぶり。
全国各地の柔道部が部員不足のため廃部となり、少なくなっているというデータそのものの現実に直面した感じです。

このピンチを脱するため、また柔道を楽しむ仲間を集めるため、呼びかけてみたところ、なんと3年生が2人、1年生が1人、合計3人の男の子が入部してくれることになりました!
更に、入部までは考えてなくても、一緒に身体を鍛えたいという子たちが4人ほど道場に来て、一緒に汗を流しています。

仲間と一緒に身体を動かし、新しい技術や体捌きを覚えることは、本当に楽しいですね!



さて、そんな感じで新生柔道部の活動が始まり1ヶ月が経ちました。

・土日祝はお休み
・放課後1時間程度
・生徒のニーズに合わせる
・何より楽しんで取り組むこと

以上の点を意識して、部活動を進めてきましたが、みな一生懸命頑張るんだな。

そして、そんな時に、前任校のOBである藤野くんが稽古に参加してくれました。
高校生たち、体の大きな藤野くんに最初はビビっていましたが、彼の得意技であった内股と大腰を指導してもらい…

一瞬で心を掴まれていました。笑



また稽古に参加してくれるとのことで、高校生たち嬉しそうでした。

このブログのタイトルである「柔道つながり」というものは、場所を変えても続いていくもの、そして時を経るほど繋がりが絡まっていくものだなぁと感じます。

こうして道場に来て何かを伝えに来てくれることが、如何にありがたいことか。

まだまだ受け身もおぼつかない子たちですが、ひとつひとつ一緒に乗り越えて、心も体も成長していって欲しいなと思います。

柔道つながりは、まだまだ続きます。

Thank you for everything.

2022年04月09日 | 携帯から
遅くなりましたが、3月いっぱいで貴志川高校へ異動し、14年間お世話になった那賀高校を去ることとなりました。

思い返せば、26歳の時に初任で着任し、藤村先生のもとでたくさんの経験をさせていただきました。
本当に失敗ばかりで、周りの人に迷惑をかけて、本当に未熟だったなと反省しています。
それでもお陰様で何とかここまでやって来ることができました。

何より善き生徒たちとこんなに長い間、共に過ごすことができて幸せでした。
だからこそ善き教師でありたいと思えるようになったんだと思います。



この少子高齢化が止まらない日本においては、部活制度や柔道の在り方も大きく変わっていくだろうと感じています。
14年前と比べると、社会は驚くほど変わり、入れ替わりが進んでおり、新たな価値観が広がっていることをひしひしと感じています。

自分が強く思うことは、人と人が真剣に組み合い、全力でぶつかり合う柔道から学ぶことは、非常に価値があるということです。
うまく言語化できませんが、「人間とは?」という問いに応えられる何かがそこにあると感じています。

だからこそどんな事があっても、柔道を続けてきたし、柔道と関わってきたのだと思います。
息子も週に1度ですが、柔道教室に通っており、その中で「人の心」を学んで欲しいなと思います。

自分が親になってからは、生徒を自分の息子や娘であればどう育って欲しいか、とイメージして接するようになりました。

言葉掛けやそのタイミング、柔道だけではなくそれ以外の才能や適性を考えたり、本を読む機会・人前で発表する機会・良い意味で馬鹿になれる場をつくる…などなど、これまでの試行錯誤、失敗、挫折から学んだことを、自分なりに考え、練り直してきました。

特に、一度部員がゼロになり、廃部の危機だった2019年4月に入部した三人と駆け抜けた2年半の経験は、自分の固定概念を打ち破ってくれました。
少人数でも、人が協力し、本気になれば、ここまでパフォーマンスを発揮できるんだと、深い学びを得ることができたように感じています。
そして、その二年後に来てくれた部員3人も凄く魅力的なメンバーで、まだまだ彼らと柔道部物語を一緒に続けたかったのが本音です。

しかし、「はじまればいつか終わーる」とある生徒に頂いた言葉の通り、いつかこの時は来ると薄々感じていました。(14年勤務は長いです)

この1年間でとても頼もしくなってきたあの3人なら、協力して最後までやり切ってくれると信じています。これからが本当に楽しみです。




最近思うのですが、自分にできる、自分が本当にやりたいことをやり抜けていけたら、幸せなのかなと思います。
それは、人によってそれぞれ異なりますが、自分の心が本気になれるものを見つけること。

僕の場合は、それが柔道だったと感じています。自分自身、弱かったし、目標の場所まで行けなかった。楽しいだけじゃなくて、恥ずかしい思いもしたし、逃げたかったこともあった。それでも関わり続けて、考え続けてきたもの。
やっぱり柔道になるなぁ。笑

その次に「歴史」で、その次に「英語」(本気で学習して6年目ですが、まだまだ目標には程遠いです)。
いずれも自分の中の支えになり、ある意味「武器」になっている部分があると感じています。

何が言いたいのかと言うと、物事を1年や2年のスパンで測ってはいけないということです。
僕なんかは、ついつい高校3年間でその生徒をどこまで持って行けるかにフォーカスしがちでしたが、人の価値はそんなものでは測れない。その先からが真の勝負であり、本当の意味での勉強だと気付かされました。


14年間、本当にありがとうございました。

大学卒業を機に始めたこのブログ『柔道つながり』は、これからも不定期ですが続けていきたいと考えています。

僕は柔道を通じて、「人と人の繋がり」を学んだと感じています。おそらく日本中・世界中に同じ想いの方がいてるはずです。
柔道をしていた人がいれば、その数だけ柔道部物語がある。理想論ですが、国も年齢も関係なく、お互いの柔道部物語を尊重できたなら、分かり合える部分ができたなら、とても素晴らしい世界になると思います。



最高に楽しい14年間でした。

心より感謝申し上げます。

ねんどまーつ(令和3年度)

2022年03月26日 | 携帯から
気がつけば、2021年度(令和3年度)も残り数日ですね。

日本の学校は4月始まりですので、これから沢山の生徒が新しい年度に向けてのスタートを切る準備をしているはずです。

本日の稽古には、4月から大学生となる卒業したてホヤホヤの3人のOBと、大学卒業後にシンガポールで就職し、現在一時帰国している北山先輩が参加してくれました。





やはり人数が増えると、稽古の活気が変わりますね。普段は3人で工夫しながら稽古してる現役部員たちは、先輩方と稽古できることが嬉しくて仕方ない様子でした。












やはり柔道はいい。

私ももはや不惑の歳(40歳)となりましたが、孔子の言う通り、「四十にして惑わず」という心境が少しわかるような気がします。
もはや人生において引き返せない(取り戻せない)年齢にまで達した今、迷うことなく自分の進みたい道を歩んでいくのみ、という感覚があります。

人に何を言われようが、「好きなものは好き」と言えるようになってきた自分がいます。一種の開き直りかもしれませんが。笑

10代・20代の若者と組み合って、本気でぶつかり合えることに幸せを感じます。また、彼らがそれぞれの道でそれぞれの才能を発揮し、輝ける助けになれていたなら、それ幸いです。

柔道つながりは続くんですね。

それでは、新年度に向けて皆様大変でしょうが、ベストを尽くして進んでいきましょう!

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