かたなのきれあじ!!!

本年度もひとつよろしくどうぞ★

Checking..

2012-11-01 00:10:40 | ご隠居のフォルダ
ただ今点検中

戯言5.Black Swan

2011-03-08 22:28:44 | ご隠居のフォルダ
 またまたまたご無沙汰してしまいました毎度どうも、ご隠居でございます。
 何だかやけに寒いこの冬、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 私はご隠居などと名のらさせて頂いておりますが、今年もコートはなくのりきれそうでございます。


 さて、本日のテーマは、Black Swan。
直訳すれば、黒い白鳥。その矛盾すべき名の示すとおり、「ありえねー」ことが起こるということです。
 もはや何だかわからずともとりあえず耳にしたことがある、
「昨今のサブプライムローンに端を発する未曾有の経済不況により…」という書き出しに表される今日の不景気。
 創業百数十年の世界に名だたる投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻。

 こんなことは百年に一度あるかないかだ!ありえねー!

 ってことが実際次々起こったもんで、これをタレブという偉い学者さんが「黒い白鳥」と例えたことから一躍有名となったものです。(cf.タレブ氏HPhttp://www.fooledbyrandomness.com/)

 ここで、「ありえねー」というのをもう少し説明すると、
 「今までのことから考えると確率的にありえねー」ということ。

 あの人はもう5年の付き合いだから、きっと最後には私のところへ戻ってきてくれるはず。
 …ってこねーのかよ!!

 今までアイツはおれにベタ惚れで、おれがいないと何もできないのさ。3ヶ月の海外出張から戻って今日あったら、きっと涙を流して喜b…あれ、新しい彼氏紹介?何で?

 私どもは将来のことなど予想できません。
 従って、できることといえば過去から学び、将来を推定することだけです。

 しかしながら、ある程度「確率的に」確からしい予想が仮にできたとしても、それは完全なものになりうることはなく、予想だにしないことは往々にして起こりうるのです。
 黒い白鳥とは、このように過去の統計から将来のイレギュラーを予想することはできないということをいいます。

 嗚呼、無情ながら、しかしながら、それをわかった上でも我々は将来を予測し、賭けていくことでしか勝利を得られないのです。


 
 

 

戯言4.実はみんな超ハイリスク選好型投資家

2010-11-21 00:36:52 | ご隠居のフォルダ
またご無沙汰かよ!
毎度どうも、ご隠居です。


さて、今回のタイトル。
投資用語ではありません。
あくまで「戯言」なので、タイトルも臨機応変にw

唐突ですが、聡明な投資家でいらっしゃる皆様に質問をしたいと思います。
「マイホーム(orマンション)がほしいですか?」
購入か、賃貸か。
どこかで一度は聞いたことがあると思います。

「転勤するかもしれないから賃貸!」
「男だったらマイホーム!」
「じじいばばあになってふたりやひとりで住むにはいずれでかくなる!賃貸!」
「ローン終われば資産になるしぃ、やっぱ購入?」

下々ではこのような意見が散見されますが、
そして各々どのような意見をお持ちになろうとそれは自由でございますから、
今回どっちがいいかということは申しません(そもそもご隠居如きには優劣はわかりまへん)

合理的投資家の皆様には、「そりゃそうやん」で終わってしまうような話かもしれないのですが、
(実際そこここですでに言われておりますが)
今回申し上げたいことというのは


マイホーム(orルーム)購入とは投資である。
しかも多くの人にとって人生最大の。


もっと具体的にいえば、
「自己資金+自分の信用力を担保に借入をして、自分のこれだという不動産を購入、
その収益を自ら得る」という投資です。
(一般的な家計を想定)

いわば自らの資金調達力を最大限活用して、
ありったけの金を突っ込む一点集中投資ですね。

さてさて、巷の怪しげなマネー誌ですら呪文のように唱えられ、
当ブログでも幾度か取り上げております「ポートフォリオ」の概念。

一つのカゴにたまごを入れるな、
そのカゴを落としたら全部割れちゃうよ、
だから小分けにしておこうね
という話です。

―おや?



自己使用目的のため、売るとしたら、ということが
聡明な投資家である皆様以外の方にはなかなかイメージしづらいようです。
田舎にバカでかい家をおっ立てるというのは、
リストラ筆頭候補者のおじさんに、
自分のできうるすべてのエネルギーを注ぎ込んでプロポーズするようなもの
です。
(注:まさかの奇跡的な復活を遂げて社長になる可能性をいち早く見抜いているのであれば
天才です笑)

地方の持家が×といっているのではなく、
あくまで投資の一つと考えることで別の選択肢も考えうるということです。

例えば、総額5,000万の資金を借り入れ含め住宅に買うのだとすれば、
その5,000万で別の投資対象Aに投資するということも考えられます。
仮に配当が5%見込める場合だと、年250万。税金等あるので実際はもう少し減りますが、
それでも月十数万円の収入となります。地方であればこれを家賃に回せばそれなりの
ところに住めるのでは?
逆に、自己使用目的購入の喜び>A投資配当利回りであるなら買った方がその人にとって合理的な選択になるでしょう。

賃貸or購入というシンプルな二元論ではなく、
資金を投入して果実を得ようとする投資である以上、
どこに投入するのがベストか、という観点をマイホームにも取り入れてみることが、
後悔のない投資結果に結び付くと思料します。

マイホームをもって一人前などという根拠のない価値観に踊らされて、
ハイリスクをとって地価下落とともに自分のバランスシートがアンバランスになってからでは
too lateなのですから。

最近、マイホーム幻想の犠牲者のような人々を見ていたため
普通に書いてしまいました。



↑既出ですが、懐かしいので再使用:-)

戯言3.マーケティング・ミス

2010-10-17 13:50:31 | ご隠居のフォルダ
毎度どうも、ご隠居です。

自宅最寄りの商店街、通りに共通のスピーカーがついているのですが、、

音楽が
X-Flie


焼き鳥を売ってたり、
せんべいやたこ焼きのいい香りが流れるのどかな商店街のはずが、

非常に怪しげな雰囲気となっております。

商店街のどこかのおじさん、
趣味に走ったのかイケると思っちゃったのか、、

これは明らかなマーケティング・ミス!

今回はなんの捻りもありまへん。


戯言2.パラダイムシフト2

2010-08-22 15:45:42 | ご隠居のフォルダ
あついあついあつすぎる毎度どうも、ご隠居です。
今日もいい天気でございます。ありとあらゆるものを日光浴させ、今日の眠りが非常に楽しみなご隠居でございます。

さて、今回もテーマは前回同様「パラダイムシフト」です。
本来の定義通りばっさりドラスティックに価値観が変わるということはなかなかおこりませんが、徐々に変わっていくというものであればみなさんも割と直感的に思い浮かぶのではないかと思います。
たとえば、

20年前の太いまゆ気

10年前のほっそーいまゆ毛


今何かの拍子に見返すと「なんでこれがよしとされてたんだ」という。。
しかしながら、その変化は日々少しずつなので、その時その時には特段なにも思わなかったのではないでしょうか?

(男たるもの角刈りだ!という不変の鉄の意志をお持ちの方などは除外)

このように、意識下にのぼらないようなゆったりとしたスピードで、どこぞのどなたがたが価値観を少しずつずらしていっておるのでございます。
これがすなわちトレンドは作られているという説でございます。

これにつき我々投資家が勝利するための打ち手としましては、大きく分けて2つになろうかと思います。

①トレンドを追っかけて行く
→今の人気銘柄・人気業種(○○系など)を狙いにいく。こちらを投資家の間ではモメンタム・トレーダーといいます。

②自分のバリュエーション(価値評価)を信じる。(それがトレンドと乖離していたとしても。)
→投資の本質は、「本来価値」より安ければ買い、高ければ売るということにつきます。
自分の評価に自信があり、割安だと思えば周囲の意見(トレンド)など気にせず投資!!という投資家で、バリュー投資家と呼ばれたりします。
割安ではなく、単なるボロ銘柄だったということも当然起こりうるわけで、この場合尊敬の意味を込めてB線と呼ばれたりします。

※買いと売りがあるから取引が成り立つのですから、このような勇者(投機家)はマーケットの流動性に一役かっています。
友人等にこのような勇者がいても間違ってもからかったりなさらないようご注意のほど:-)



戯言1.パラダイムシフト

2010-08-18 00:56:05 | ご隠居のフォルダ
宣言してからあっという間に半月毎度どうもご無沙汰しとりますご隠居です。
このきまぐれ具合にInvestmentなる仰々しいタイトルは厚かましいので反省をこめて(心機一転という意味、もしくは通番管理が忘れがちなため簡易にするという目的もなきにしもあらず)戯言といたします。

皆様、あたりは信じがたい程の猛暑ですがいかがお過ごしでしょうか。
もうこれだけ暑いと温暖化とか通りこして熱帯化ですな。
数ブロック歩いただけで汗腺が開門!
少しずつ世界はおかしな方向へ…
いってるのでしょうか?

はてさて、本日の話題は「パラダイムシフト」でございます。
Paradigm(考え方)のShift(転換)、すなわち今までふつーだと思っていたことががらっと変わることをいうのであります。
一般的には、天動説→地動説なんかが有名ではないでしょうか。
世界は亀の背の上にあって、空が動いているのだという説から実は地球が回っているのだという昔懐かしき理科もしくは社会で学んだあれですね。

はてさて、どうも定義を改めて調べてみますと、上述の通りパラダイムシフトとは既存の考え方が「がらっと」「劇的に」変わるということでございます。
定義にこのドラスティックさが含まれているとは恥ずかしながら知りませんで、しかるに今回は変則的に「価値観の変化」と同義であると仮定して話を進めていきたいと思います。




TheTimeIsRipeforInvestment☆☆2010

2010-07-29 01:53:17 | ご隠居のフォルダ
毎度どうも、御隠居です。
恐るべきほどすっかりこっきりご無沙汰ですが、
またふと思いだしたので、折を見て近日
復活します!
すげーきまぐれブログですが、(パスワードとIDを覚えていた自分に少し感動)
適当にこれからもお付き合い下さい!

TheTimeIsRipeforInvestment54「複利」

2008-06-07 23:53:04 | ご隠居のフォルダ
 まいどどうも、ご隠居です。
 また長らくご無沙汰してしまい、恐縮です。いつの間にやらコメント欄が業者の宣伝社交界となっておりますが、一応コメントしてくだすったお客様ということで寛容にいきたいと思っております。

 既に春は過ぎ、梅雨に入り、すぐ向こうには夏がまっているという状況ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は人間てこうも変われるのだなと驚くくらい短眠生活ですが何とか生きております。


 相変わらずのサブプライムさんによる不況とそれに伴う資源高により、まだまだグレーな世界模様ですが、本日のテーマは「複利」でございます。これは以前(といっても今見たら2006年でした笑)の「現在価値に割り戻す」にも関連します。
 複利とは金利のうち、元本だけでなく利息にも利息がつくものをいいます。
100円を銀行に預け、銀行の預金金利が10%だったとしましょう。
一年後は→110円。
二年後は→121円。
 二年目には、元本である100円だけでなく、一年目についた10円にも金利がつき(10円×10%=1円)このような結果となります。
 これに対して、元本にのみ利息がつく金利のことを単利といいます。

 さてこの複利ですが、これこそ金持ちが金持ちでい続けられる仕組みであると私は思っております。
 真のお金持ちは働かないといいますが、それもそのはず、複利のおかげでお金が勝手に自己増殖してくれるのです。

 みなさんの如く聡明な投資家にとっては釈迦に説法でしょうけれども、長らくお上の言うことに疑問を持たないという国民性から一部のインテリ層から搾取され続けているフィナンシャルリテラシーに欠ける一般の方々などはよく
「投資はギャンブルみたいなものだ」
「お金は汗水垂らして得てこそ価値がある」
と言ったことをおっしゃいます。
 今回と次回の稿は、このような頑固だが純粋な方々に一石を投じることも目的の一つとして、書いてみようと思います。


 さて、複利の効果として利息に利息がつくことは既に説明した通りですが、このため、金利を受け取る側から見れば「右上がりの曲線」となりますし、金利を払う側から見ればその逆ということになります。
 これはすなわち、のっているときは更にツキがやってくるが、ダメなとこにはさらにダメなことが重なる、ということが透けて見えます。


 以降、次回「時間価値」に続きます。 

TheTimeIsRipeforInvestment53「塩漬け」

2008-03-17 19:13:05 | ご隠居のフォルダ
毎度のごとくすっかり御無沙汰となってしまいましたまいどどうも、御隠居です。
 忙しく、筆の遠のいている間に、名も知らぬ方、いや「業者」さまから非常に意味のわかりやすい(振込み)詐欺用URL付コメントを頂ました。まことにありがたいことです。全く心配ないかとは思われますが、使い道の無いほどにたんまりと資産をお持ちの方以外は、万が一にもお金を無駄にしないよう、一応注意だけさせてくださいまし。

 
 さて、今までにないほどマーケットは大荒れであります。件のサブプライムローンの影響がここまでのものだとは、去年度には予想も付かなかったことです。米ドルは95、6年以来・実に12,3年振りの90円台に突入です。

 このような中で、実際の投資家の皆さんも投資銘柄が、本日のテーマであります「塩漬け」となっている方も多いのではないでしょうか。ご存知、塩漬けとは、「ダメージが大きすぎて決済するにできない状態」のことです。損失が余りに多額な為決済しようにもできない=今は諦めるくらいしか手はない、ことになります。


 我々の投資世界においても、塩漬けは身近に存在します。
 例えば、不倫その他準ずる行為の末期などが挙げられるでしょう。
 頭では何とかしなければと思っているのだが、結局どうしてももう終わりにしましょうの一言が言えず、誘いが断れずにずるずる続いてしまいまた精神的に重い日々が続く―というような状況です。これを別名”自爆的ピクルス状態”といいます(言います、と断言しましたが造語であります)。


 では、塩漬けに対する効果的な手立てとはなんなのでしょうか?
 答えは、そんなものは無い、です。逆説的ですが、どうしようもない状態を塩漬けと呼ぶのであり、何とかできるのであればそれは違うのです。

 従いまして、塩漬け防止には「予防」という手段しかないことになります。(若しくは事後的に現況よりもマーケットが上向きになるのを「我慢して待つ」という手もあります。しかしながら、投資世界では波のように好調・不調をある程度周期的に繰り返すことが一般的ですが、先の例のような実世界における塩漬け状態は時間の経過で好転(嫁から奪って結婚、その後も幸せに暮らす等)することは余りないため、ここでは割愛します。)

 そして、その予防策として、最も有効なのはもう皆さんはご存知であります。


迅速・機械的な損切り

 リストラされた。即損切り!
 
 出世コースから外れた。即損切り!

 夕食にタイムセール惣菜しかでない。即損切り!

 わき毛ボーボー。即損切り!

 加齢臭。即損切り!


 情けなど必要ありません。機械の様に事務的に遂行してください。
 また必要であれば買い直せばいいだけの話なのですから。


 若干の塩漬けを抱えているご隠居でありました。 
 

TheTimeIsRipeforInvestment52「諸行無常」

2008-01-17 23:34:28 | ご隠居のフォルダ
 旭川郊外が-33℃を記録するなど、非常に寒い日々ですが皆さま体調などは崩していないでしょうかまいどどうも、ご隠居です。
 PCの前に居座る時間が異常に長いため、息抜きを兼ねて更新いたします。

 さて、前述の北海道に負けず劣らず実相場も揺れに揺れております。
 退場を余儀なくされてしまった個人投資家の方も多いのではないでしょうか。私の周囲にも真っ青な顔をして年収○年分トバしてしまったと悔やんでいる方がおりました。


 さて、本日は「諸行無常」を取り上げました。これは勿論マーケット用語ではなく、
「祇園精舎の鐘の声…」でおなじみの平家物語です。
 今更蛇足となりますが、
全ては変わっていく、つまり常ならず、ということですね。

 これはある意味真理ではないかというくらい言いえて妙で、実相場に置き換えると、その時その時で最良の手は異なるということになるのではないでしょうか。
 例えば、実相場はトレンド・ボックスといった期間で説明されることがあります。上昇トレンドとは、(小幅の上下をしつつ)徐々に値上がりしていく相場、下降トレンドとはその逆です。ボックス相場とは一定のレンジを行ったりきたりする相場のことです。
 直感的にご理解されているとは思いますが、当然この各局面で取るべき手は異なります。
 すなわち、今回の名言は
"場面場面で臨機応変に適切な手を打つべし"つまり脱KYということを示唆しているのだと考えます。

 
 もしこれが全員の理解されているのだとしたら、巷に氾濫する
「『絶対に』○○円稼ぐ云々」とか
「『確実に』△△円儲かるトレード方法云々」
といったことが直ちに本屋から消え去るでしょう。


 若い頃は、勢いに任せて多少強引な投資いわゆるオラオラ系投資なども可能なこともあるでしょうが、「オレはこのスタイルでリターンもぎとってきたんだぜ」と40過ぎて会社で同じ投資を試みるおじさんはセクハラで強制一発退場となるでしょう。
 もしくは、紫外線追求型銘柄に投資しようとする際に
「ぱねぇぱねぇ!まじぱねぇ!ギャハハ」
と新言語を織り交ぜる手法は効果があるかもしれませんが、縁側でジャージを着て読書をするのを好むような銘柄には意思疎通さえ不可能となるでしょう。ただし、その銘柄が三年後には紫外線銘柄の方へ趣向換えしている可能性もあるのが難しいところですが。

 今までにもお話してきたように、投資には様々なことを分析・判断しなければならないのですが、それらの答えは変化するのです。これが、「マーケットはいきものである」と言われる所以ではないでしょうか。 



 臨機応変に、と言葉にすると、ああそんなの当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、人はなかなか自分の巧くいったパターンから抜け出せないものです。


 因みに、多くの場所で言われている、自分と概ね同じレベルの相手と結ばれるということがあります。また、「自分の得意な(すなわち自分に投資してくれる確率が高い)タイプ」という言葉があります。
 これも、見方をむりやり諸行無常に当てはめれば、「自分の投資手法はそうそう変えられないが為に、自分と同じようなステージの相手とくっつきやすい」とか「(変えられない)自分の手法でリターンを得やすい相手の属性が概ね決まる」ということかもしれません。