ばっちのAKB概論

AKB48とその周辺のことについて気ままに書くブログです。内容は初心者向きとし、なるべく読みやすいものを目指します。

【概論(第4回)】劇場公演の観覧のしかた

2009年01月05日 | 概論
前回は「AKB48劇場について」ということで講義をした。
http://blog.goo.ne.jp/kaniki48/e/2b4936c9a243c660e218b0fe6e08090a

今回は、実際に劇場に観覧に行くことを想定して書いて行きたい。

まずはメール抽選に当たらないと劇場公演を見ることができない。
(ただし、テレビ画面だけで良ければカフェ観という手もあるし、パソコンの画面で良ければオンデマンド配信という手もある)

メールは公演の行われる2日前の0時から20時までの間に送信する必要がある。
(ファンクラブ=FC枠については3日前に送信する必要があるが、手続き等含めてここでは割愛させていただく)

まずは、何の公演が行われるかをチェックする必要がある

スケジュールは公式サイトをチェックする
http://www.akb48.co.jp/schedule/

突発的な休演情報などはこちらの公式ブログでチェックする(スケジュールの更新情報もまずはこちらにアップされる)
http://ameblo.jp/akihabara48/

送信方法は基本的には下記のページを参考にしていただきたいが、情報が古いままになっていたりすることもあるので、一応書いておく。
(ここでの解説は一般枠に限ってのものとさせていただく)
http://www.akb48.co.jp/ticket/index.html

行きたい公演が見つかったら、下記のようにメールを送信する。

あて先(TO):公演日(4桁、MMDD)@akb48.co.jp
タイトル:公演日(0は省略)+何回目の公演か
本文:本名(フルネーム)

例)
あて先:0104@akb48.co.jp
タイトル:1月4日2回目
本文:秋葉太郎

公演が1日に複数回ある時はその回数分メールを送っても良いが、1回の公演に対しては2通以上の応募は無効になるので送り間違いには注意したい。

もし1日に1回しか公演がなくても、一応「1回目」と書いておいた方が良いだろう(実際、それで外れたということはない)。

また、「女性限定公演」と「遠方優先公演」が同じ日にある時に送るメールは「3回目」が正しい(「1回目」ではない)ので注意が必要である。

メールを送ったらあとは当選を待つのみ。

当選結果は、公演前日の昼過ぎから15時くらいまでに送られることが多いが、日によっては遅れることもある。

メールが来たら「当選」か「キャンセル待ち」で、メールが来なければ「落選」となる。

先ほどの公式ブログに必ず毎日「当選メール配信のお知らせ」が出るので、そのお知らせが出ているのにメールが来ていなければ落選ということになる。
http://ameblo.jp/akihabara48/

メールの送信者名は、上記の例なら「0104」となっているはずである。

当選した場合、チケットの購入方法など含めて簡単な注意事項はそのメールに書いてある。

当日、チケットは開演の30分前までに買えば良いことになっているが、ギリギリで買おうとすると列が長くなってしまっていて締め切られないかと冷や冷やするし、基本的には列が途切れない限りは時間が多少過ぎても大丈夫だが、実際にその状況でも発売が打ち切られたという話も聞く(ただし、「対象内」でなくなるだけで、「対象外」での購入はできる。詳しくは前回の講義を参照下さい)ので注意が必要である。

私はどんなに遅くても締め切り15分前には購入の列に並ぶようにしている。

インフォでは写真付の身分証明書を提示するルールとなっている。

私は運転免許証があるが、学生なら学生証があるだろうし、両方ともない人は写真のない健康保険証で大丈夫かどうかはちょっと確認していないからわからない。

ここでは身分証明書を提示するだけなので名乗る必要はない。できれば同じタイミングで入場料(一般男性3000円)を一緒に渡した方がいいだろう。

チケットを渡されるのでそれはきちんと受け取る必要があるが、ここでうっかり身分証明書を受け取り忘れないようにしよう(実際私は1度やってしまった)。

チケットを買ったらレッドカーペットの廊下にあるメンバーと研究生の壁掛け写真を見たりするのも良いだろう(私は行ったことがないが、風俗店の店頭の顔写真が並んでるのにちょっと似てるような気もする・・・)

カフェスペースでは物販コーナーなどもあるので勇気があれば見てみるのも良いかも知れない(別に勇気が必要なものではないが、私はそういうところに行くと何か買わないといけない気になってしまう性分なので・・・)

あと、劇場には手荷物を持ち込むことができないので、かばんの類はコインロッカーに入れる必要がある(メモ帳と筆記用具、手で持てる応援グッズくらいの持込は構わない)。

冬などで厚い上着などがある場合もコインロッカーに預けた方が良いと思う(公演中はメンバーが熱中症を起こさないようにという点から冬でも冷房の空調が入るが、立ち見で混む場所は熱気があって厚い上着は厳しいと思われる)。

コインロッカーはインフォからトイレに行く方の廊下、カフェの右側の壁にあるが、限りがあるので、いっぱいの場合は劇場正面入口の右に手荷物預かり所があり、東京都指定のゴミ袋(使い回し)を渡されるのでそれに入れて預かり札を受け取る形で預けることができる。

当然のことながら貴重品は手元に置いておいたほうが良いだろう。

値段はコインロッカーでも劇場入口預かりでも同じ200円(あれ?300円でしたっけ?)である。

尚、傘立てはインフォとトイレの間の廊下にある。

「対象内」チケットの販売時刻の終了が近づくと、スタッフがカフェ内の椅子とテーブルを片付け始め、何番の人がどこに並べば良いかというパウチされたものが床に置かれる。

並ぶ列は「80~89番」などとはっきり書かれているので迷うことはないが、86番だった場合、0→1→2→3→4→5→6で7番目に並ぶとか、そういう部分で少し迷うことがあるかも知れない。

少し勇気があれば前後の人に「何番ですか?」と聞けば良いし、最終的には半券が配られるときに順番の違いは解消されるから、この時点での順番はあまり細かく気にすることはない。

さて、キャンセル待ちとなった場合はどうすれば良いかだが、どう転んでも開演30分前の締切時刻より前にキャンセル待ちが呼び出されることはないので、基本的には開演30分前に間に合うように行って、インフォ付近で待っていれば良い。

「対象内」チケットの販売が締め切られると、キャンセル待ちで「対象内」に入れる人の呼び出しが行われる。

番号の呼び出しは1番から順に1番単位で行われる(キャンセルが多い場合や「対象外」で番号後半に入ると10番単位で呼び出されることもある)。

1~50番まではFC枠のキャンセル待ちなので、一般の51~150番までは結構遠い。

よほど主要なメンバーが急遽休演となったりしない限り、一般のキャンセル待ちが「対象内」で呼ばれることはないと思った方が良い。

「対象内」のキャンセル待ちの枠が埋まると一旦チケット販売はストップとなる。

恐らくこの「対象内」キャンセル待ちのチケット販売と同じタイミングで、カフェスペースにおいては購入したチケットに対となる半券が配られる。

半券の配布が終わると、いよいよ入場抽選の開始である。

まずは(対象者がいれば)MVPの最優先入場が行われる。

その次はファミリー・カップルシート→児童・女性専用シート→遠方シートの順で優先入場が行われる。

その後、抽選器による抽選が行われ、当たった順に該当の列ごとに入場をする。

1順入場→(1順後権利者入場)→2順入場→(2順後権利者入場)→3順入場→(3順後権利者入場)→4順入場→5順入場・・・25順入場という順番で入場が行われる。

入場抽選の終了が近づくと、インフォでは「対象外」チケットの販売が始まる。

1.メール当選はしていて「対象内」チケット販売時刻に間に合わなかった人
2.キャンセル待ち「対象内」チケット販売対象だったのに間に合わなかった人
3.残りのキャンセル待ち対象者
という順で呼び出される。

実際、1.2.は対象がいないことの方が多いが、キャンセル待ちで呼ばれていない番号よりも「強い」ことは認識しておいた方が良いだろう。

さて、入場抽選の方に話を戻すが、1順入場の場合、何も迷わずにセンターブロック1列目を目指せる。

時々前方の席が関係者で埋まっていることもあるようだし、私自身もファミリー・カップルシートで優先入場した時、すでに関係者(メンバーの友人のような年齢層)が着席していた記憶がある。

一応、スタッフから注意はされるが、センターブロックの2列目に座るには一度最前列に回ってから座る必要がある。

客席への人の通り道は4つある。

1.下手ブロックの左側
2.下手ブロックと中央ブロックの間
3.中央ブロックと上手ブロックの間
4.上手ブロックの右側

であるが、最前列と2列目に行けるのは1と4だけである。

2と3は終点が柱なので3列目までしか行くことができない。

だから、2列目に行くには1か4の道しかなく、2と3の道を使って3列目から2列目に座席をまたいで移動することは禁止行為となっている。

席に座って見ようと思った場合、恐らく10順くらいまででないと難しいだろう。

柱のそばで本当に見づらい席はなかなか埋まらないが、多少見づらいくらいの席であればやはり立ち見よりは早く埋まってしまう。

席はセンターブロック、下手、上手の順で埋まっていく感じ。

立ち見のスペースは公演によって常連の好みが結構分かれるようで、上手後方(及びお立ち台)、センターブロック後方、下手墓地(及びお立ち台)、バミュの4つのうち、バミュを除けばどこから先に埋まっていくというのはないようである。

ただ、感じる傾向としては下手側の方が声援が強い。

これは上手側に着席してみて、下手側の声援を聞いてみて思ったこと。

恐らくいわゆる常連さんは下手側に行くことが多いからだろう。

逆に言えば静かに見たい人は下手に下手側に行くよりも上手側に行った方が良いかも知れない。

公演が始まる前にはメンバー(日直)による公演の諸注意がある。

諸注意があったらすぐ開演かというと、もうちょっと間があって、開演となる。

チームB(パジャマドライブ)公演の場合は、ステージからスモークが出てきたら開演間近という目安にしている。

開演の合図は客席の照明が落ちること。

程なくしてovertureというオープニングテーマが流れる。

overture ※劇場ではなくコンサート会場でのもの


たいていの公演の場合、ここからいきなり盛り上がる。

推しメンの名前を叫んだりしている人もいるので、初めて見に行く時にはこの雰囲気にビックリすることもあるかも知れない(が、決して攻撃されることはないので安心されたし)。

チームB(パジャマドライブ)公演の場合は、曲の前に小芝居と円陣があるのだが、オンデマンド配信で見る他の公演でも同じく最初は舞台の照明が薄暗い。

その意味で、まずは推しのメンバーが決まっていたとしても誰が誰だか見分けをつけるのに時間がかかる。

恐らくチームAやチームKでは曲から始まって立ち位置が決まっているからそういうことは少ないと思われるが、チームBのパジャマドライブ公演の場合は最初の状態は毎回ランダムなので、その小芝居の内容よりも、どこに誰がいるのかを把握するのに時間がかかる。

曲が始まって、ようやく舞台の照明が全開になると、顔の判別がつくようになる。

ただ、私の初参加の時のように予習ができていない場合は、顔よりも全体のパフォーマンスだったり、前の方の席にいればその出演者との距離感だったりに意識が行くと思う。

ここからの鑑賞スタイルは人それぞれだと思うので、「そういうものか」と思っていただければ良いと思うが、割と最大公約数的な応援の仕方をまとめてみることにする。

基本は曲に合わせた手拍子。

バラードの曲だと少し違うが、前奏では手拍子はしない、Aメロ、Bメロや間奏では手拍子をし、サビでは手拍子をしないというのが基本。

Aメロの手拍子は表拍か裏拍のどちらかで入れる。

Bメロの手拍子はパン、パ、パン(わかる人はPPPHのHがないものと理解下さい)で、サビの数小節前からは手拍子は止める。

サビで手拍子をしないのには理由があり、サビでは振り真似(振りコピ)と呼ばれる出演者の振りを手だけで真似する行為が行われるため、手拍子を入れようがないというのが主因。

振り真似は結構している人が多いので、できないと恥ずかしいような感覚に陥るが、基本的に隣の人も後ろの人も推しメンしか見ていないので、周囲の客の反応は気にする必要がないだろう。

最近はオンデマンド配信もあるので、振り真似の練習は簡単にできるようになってはいるが・・・

Cメロやサビのリピートあたりで、明るい曲なのに少し落ち着いた曲調になることがあるが、ここではケチャと呼ばれる行為が行われる。

これは言葉で表現するのはちょっと難しいが、片手もしくは両手で出演者(あるいは推しメン)に対して手のひらを縦にして手を上げる行為である。

それと曲の前奏と間奏ではMIXと呼ばれるAKB48独特の掛け声が行われる(ハロプロ系ではMIXは打たれないらしい)。

詳しくは下記のページをご覧いただきたいが、そこそこアップテンポの曲で、相応の小節数が前奏や間奏にある場合で、曲の構成がサビから始まらないものに関してはMIXが打たれることが多い。

<参考資料>
MIXについて 出典:http://d.hatena.ne.jp/rina_miyawaki/20070820

■MIXについて http://bakashishou.at.infoseek.co.jp/mix/mix_top.htm
■MIXの極意 http://bakashishou.at.infoseek.co.jp/mix/mix_gokui.htm
■MIXの歴史 http://bakashishou.at.infoseek.co.jp/mix/mix_rekishi.htm
■MIXの基本 http://bakashishou.at.infoseek.co.jp/mix/mix_kihon.htm
■MIXの応用 http://bakashishou.at.infoseek.co.jp/mix/mix_ouyou.htm
■とりあえず http://bakashishou.at.infoseek.co.jp/mix/mix_others.htm

前奏で言っている言葉は「タイガー」「ファイヤー」「サイバー」「ファイバー」「ダイバー」「バイバー」「ジャージャー」の7つ。

間奏の場合は日本語バージョンで「虎(とら)」「火(ひ)」「人造(じんぞう)」「繊維(せんい」「海女(あま)」「振動(しんどう)」「化繊・飛・除去(かせんとびじょきょ)」と言っている。

個人的には好きではないが、Bメロからサビに向かうところ(つまり普通に歌詞があるところ)でこの日本語バージョンが使われていることもある。

『Only today』MIXと少しケチャもあり ※劇場ではなくコンサート会場でのもの


『投げキッスで撃ち落せ!』MIX(スタンダードと日本語バージョンの両方あり) ※劇場ではなくコンサート会場でのもの


それ以外には、曲によっては歌っているメンバーへのコールが決まっていたりといったこともある。

アンコールは常連さんの誰かが必ずコールしてくれる。

アンコールについては、客席にいたファンとそのステージの出演者であった研究生にとっては忌まわしい事件となっているが、昨年夏にあった「アンコール強制カット公演」で定義された「3分間アンコールがなかったらその公演ではアンコールが行われない」というルールにより、否が応でもアンコールは行われるようになっている。

もし良い公演だと思ったら、そこで小声ででも「アンコール!」と言ってみていただければと思う。

ここからは少し例外的な話になるが、そのチームにいるメンバーの誕生日の公演(あるいは誕生日に一番近い公演)では生誕祭と呼ばれるイベント的なものが公演中に行われる。

これはあらかじめ生誕祭があることが客席にも告知されているものだが、これとは全く別にごくまれにサプライズがある。

1.ダブルアンコールでセットリストにないアンコールが4曲目のアンコールとして歌われる
2.公演の終了(千秋楽の日程)・開始(初日の日程)発表、卒業発表、メンバー昇格発表
3.コンサート等のイベントの告知
4.ハイタッチ会

こういったサプライズは忘れた頃に行われる傾向があるので、そういったものを毎回期待してはいけないが、通常は夜公演でのみサプライズが行われる模様(昼公演やおやつ公演では行われないことが原則)。

さて、ここまでいろいろと書いては来たが、公演はただ座って(立って)見ているだけで何の問題もないことはあらためて書いておきたい。

私も始めて劇場公演を見たときにはいろいろなカルチャーショックがあったり、振り真似などができない自分自身にものすごい恥ずかしさを感じたりしたが、今思えば周囲に合わせる必要は全くないし、何もしないことで周囲の人やスタッフに注意されたりすることは全くないわけで、その点はビクビクしないでいただきたいと思う。

先ほども書いたが、隣や後ろにいる常連さんも決してあなたのことは見ていない。

見ているのはあくまで推しメンであって、同性のあなたに興味があるはずがないのだ。

また、常連さん同士はつながっていて、いかにも自分は孤独なように感じることもあるかも知れないが、私の感覚では客席の半数は一人で会場に来ている。

その意味で同志は結構たくさんいるはずなので、とにかく会場の雰囲気に飲まれず、自分を見失わず、目ではステージのパフォーマンスの良さを見て、耳では素晴らしい楽曲を聴いて、体全体で感じて欲しいと思う。

曲は1回では覚えられないだろうし、出演者の顔もせめて「この子可愛いな」と思えた数人くらいしか記憶に残らないだろう。

でも、恐らくだが、そのステージから伝わってくる何かがあるはずである。

公演によっては「チーム全体から何かを感じる」こともあるかも知れないし、「特定の出演者からだけ何かを感じる」こともあるかも知れないが、恐らくは期待していた以上の何かを感じられる公演が見られるだろうと思う。

公演は約1時間40分で終了(長い時は2時間近くになることもある)。

メンバーが挨拶し、退場し、終演アナウンスが終わったところですべての公演は終了となる。


さぁ、これで公演に行ってみようという気になっただろうか?

または「公演に一度は行きたいけど不安だ」という方には少しは安心していただけただろうか?

もちろん、mixiなどで仲間を見つけて公演に行くのも良いだろう。

ただ、少なくとも私は一人だったわけで、一人でも十分楽しめるんだよという観点から、今日の講義はすすめてみた。


それでは今日の講義はここまでです。

【概論(第3回)】AKB48劇場について

2009年01月03日 | 概論
まず、本当の解説は下記をご覧いただきたい。

AKB48劇場(エーケービー フォーティーエイトシアター)
http://ja.wikipedia.org/wiki/AKB48%E5%8A%87%E5%A0%B4

ここからは、Wikipediaだけではわからない情報を(多少の情報重複はご勘弁を)。

<ドンキホーテ秋葉原店>

秋葉原のドンキホーテには入口が3箇所ある。

正面の入口は秋葉原駅側と末広町駅側の2つあり、上りのエスカレーターは秋葉原駅側にある。

裏側の入口にはエレベーターがあるそうだが、私自身は乗ったことがない。

いずれにしても1Fはパチンコ屋なので非常に騒がしい。

2~5Fはドンキホーテ、5Fにはメイドカフェ、6~7Fはゲームセンターが入っている。
(筆者は5Fのメイドカフェには家内と友人の3人で行ったことがある)

<インフォ付近>

8Fに上がると、正面に液晶モニターがあり、右手奥がトイレ、そこへ向かう廊下にはコインロッカーと傘立てがある。

尚、この廊下では開場前のリハーサルの音が漏れ聞こえてくるので、頑張れば生歌での演奏を聴くことができる。

液晶モニターに向かって左手は劇場インフォメーション(通称:インフォ)となっており、チケットの購入の他、ファンレター・プレゼントを預かってもらったり、権利の申請(別の機会にお話します)などを行うことができる。

インフォは通常は2人体制となっていて、チケットを買う際はどちらかのインフォの人に身分証明書を提示する。
(ファンクラブ枠=FC枠での当選の場合はFC会員証も併せて提示する)

チケットに付与される抽選番号は先着順に発行されるため、友人と番号が分かれないようにするためには別々に並ばずに連番である旨を伝える必要がある(後述する抽選の枠は10人単位なので、運が悪いと59番と60番となって別々の抽選枠になってしまう可能性があるため)。

チケットは完全メール予約制となっており、メール抽選に当選するかキャンセル待ち当選した人以外はチケットの購入はできないようになっている。

チケットの予約方法はこちら
http://www.akb48.co.jp/ticket/

チケットは半券が切り取られた状態のものを手渡される。

そこには公演の日時と抽選入場のための番号の記載がある。

一般のチケットは緑色、女性と高校生以下はピンク色である。

<廊下>

チケットを買うと赤絨毯(じゅうたん)の廊下を抜けてカフェスペース(ホワイエ)に向かう。

この廊下には左手にチームごとのメンバー及び研究生の壁掛け写真が飾ってある。

右手にはMVPのボードがある(100回以上劇場観覧した人は申請によりMVPとなり、壁にある立派なボードに名前を刻んでもらえる)。

<カフェスペース(ホワイエ)>

カフェスペースは右側の壁伝いに物販コーナーの一部とコインロッカーとプリクラ機がある。

尚、劇場の客席に入る場合は手荷物が全面的に禁止され(秋葉原の通り魔事件以降)、荷物はあらかじめコインロッカーか劇場正面入口前の手荷物預かりに預けることが必須になった(有料/200円)。

カフェスペースの中央には椅子と机(入場抽選前には撤去される)があり、中央上部には観覧用のモニターがある。

劇場公演中はインフォ前のモニターとともに公演の様子を中央の1台のカメラの映像で見ることができる。

これをカフェ観(かふぇかん)と言うが、カフェ観については無料で基本的には誰でも(抽選に応募していなくても)行うことができる。

ただし、特別なイベントや公演の初日や千秋楽などでの入場制限がある場合はカフェ観はキャンセル待ちに限られたりする。

正面奥は「物販スペース」となっている。

ここはかつては「カフェ」で飲み物などが売られていたが、最近物販コーナーに変わってしまったようだ。

その左が立派な門構えの劇場正面入口となっている。

尚、左側は下りエスカレーターである。

<入場抽選>

入場抽選は1~9番、10~19番というように10番台ごとの塊(かたまり)で行われる。

正面入口に一番近いところに1~9番が並び、確か200番台くらいまでと240番台がカフェスペースに並び、それ以外が廊下に並ぶ感じになる

この抽選番号はあくまでもチケットを買った者順であり、1番早く買えば1番、最後だと最終番号になる。

キャンセル待ちには「対象内」と「対象外」があり、これはメールで申し込みをしていないとその権利はないのだが、チケット販売の終了時点で250枚売れていなければ残った分が入場抽選可能枠である「対象内」として販売される。ただ、この「対象内」に漏れても、10~20人程度は抽選終了後に入れる「対象外」として入れる可能性がある。

キャンセル待ちはFC枠で50、一般枠で100の計150用意されるが、実際のキャンセル待ちがどの程度まで適用されるかは、公演の曜日や重要度、直前に発表されることもある出演者の休演情報によってかなりばらつきがある。

公演によっては150番までのキャンセル待ちが全員「対象内」になってしまうような定員割れもあるし、キャンセル待ちがほとんどない公演もあるが、通常はキャンセル待ち30番くらいまでが「対象内」、キャンセル待ち70~80番くらいまでが「対象外」で入れることが多い。

実際、キャンセル待ち番号を持っている人がキャンセルをすることが多いので、キャンセル待ち番号10に対して、本当にキャンセルを待ちに劇場に来る人は2~3人くらいといったところだろう(当然、番号が若くなるとその割合は高くなるが)。

尚、抽選に当たっていても開演30分前までにチケットを購入できなかった場合は強制的に「対象外」となってしまうので注意が必要だ(ただし、当選していればどんなに遅れてもチケットを買い、入場することはできる)

入場抽選に際しては、購入したチケットに対となる半券が配られる。

この半券が入場時に入口で回収される仕組みになっている。

入場は抽選のない優先入場から行われ、通常はファミリー・カップルシート(10席=5列目)→児童・女性専用シート(10席=6列目)→遠方シート(10席=7列目)で行われる。

公演によってはその優先入場の前にMVP入場がある(MVPは1回だけ好きな公演に最優先で入場できる)。

抽選は抽選器によって行われ、出てくる玉に書いてある番号の番台の10人ずつが順に入場できる。

時々1日支配人がいて、その支配人がいる場合だけはその支配人が抽選器を回すが、通常はスタッフ(本多芸能=HGSSのジャンパーを着ている)が抽選器を回す。

抽選が当たった順番のことを「●順」と呼び、1番最初が1順、次が2順、3順となって行く。抽選対象は250人いるので最後は25順となり、厳密な定義はないが15順以降くらいになると「抽選に干された」などと言うことが多い。

あとは特別な権利として「順後入場」というのがある。

これは「1順後入場」「2順後入場」「3順後入場」という形で抽選に関係なく入場できる権利である。

権利については別の回に書くことにする。

<会場の中について>

会場には170人分の座席と80人分の立ち見席が用意されている。

座席の方は縦には3ブロックに分かれており、舞台に向かって中央のセンターブロック、右側が上手ブロック、左側が下手ブロックとなっている。

この上手ブロックとセンターブロックの間、センターブロックと下手ブロックの間には大きな柱があり、一部の客席からの視界を遮っているが、ファンクラブの「柱の会」のネーミングの語源になっているのは有名な話である。

立ち見席の方も大雑把には上手側(舞台に向かって右)、中央、下手側(舞台に向かって左)に分かれている。

上手側は座席の後ろの立ち見スペースと、その後ろに少し広い立ち見スペースがあって、その後ろにはお立ち台と呼ばれる1段高い立ち見スペースがある。

中央は座席の後ろの立ち見スペースのみで、上手側の広い立ち見スペースのところはPA(音響照明機器)となっているため、頑張っても3列が限界である。

下手側の立ち見スペースは結構広く、墓地と呼ばれる客席の左斜め後ろの立ち見スペースと、その後ろにお立ち台が2段用意されている。

また、劇場入口とPAと墓地に挟まれた三角形のスペースはバミュ(バミューダトライアングルが語源)と呼ばれている。

<ステージについて>

ステージはメインのステージがあり、恐らくは6尺×3尺の板が縦に3枚、横に6枚くらい並んでいるくらいの大きさとなっている

これ以外に左右に花道があり、曲によってはメンバーがそこまで出てくるので、中央最前列でなくともメンバーを間近で見ることができるようになっている

左右は黒の暗幕で仕切られており、開演前は左右に開く緞帳がある状態となっている

舞台後方にはドンデン(どんでん返しの語源)と呼ばれる、忍者が壁の中に隠れるような動きをするものがいくつか設置されており、ユニット曲の入場時にはこれが使われる

それと、このドンデンが裏返ると全面鏡になっており、客席から見ると自分の姿が見えたりすることもある

あと曲によってはガラス張り&ブラインドになっていることもあり、結構多彩な演出ができるようになっている

<シアター記録>

2008年3月8日(土)昼 チームB パジャマドライブ公演 1順 センターブロック最前列
→本当に出演者が近くて逆に困った。でもやっぱり最前列だけに良かった。もう一度座ってみたい。

2008年5月17日(土)おやつ チームB パジャマドライブ公演 優先 ファミリー・カップルシート(5列目)
→ステージ全体が見渡せて、音響も素晴らしく、とても良い席だった。

2008年11月15日(土)昼 チームB パジャマドライブ公演 9順 上手ブロック3列目
→柱が邪魔でセンターから左が全く見えなかったが、上手に来る出演者との距離はかなり近かった。

2008年12月21日(日)夕方 チームB パジャマドライブ公演 17順 センターブロック立ち2列目
→混んでる電車の中から少し先にある中吊り広告を見ている感じ。とりあえず中央が見えたので立ちでも満足。


今日の講義はここまでです。

【概論(第2回)】AKB48とは?~後半~

2009年01月03日 | 概論
【概論(第2回)】AKB48とは?~後半~

第1回 AKB48とは?~前半~
http://blog.goo.ne.jp/kaniki48/e/c4f75a0fd823652668c3fd13432fa8fe


さて、その後はというと、メンバーの顔と名前を一致させるのに必死だった。

基本的にメディアに出てくるのはチームAだったので、いわゆる主力メンバーを覚えるのにはさほど時間はかからなかった。

本当はおニャン子クラブみたいに会員番号をつけてもらえたら覚えやすかったのだが、たびたび行われる「卒業」や「メンバー入り」等で入れ替わることを考えたら、番号付けには意味がないという考えがあったのだろう。

初回のチームB公演初観覧から2ヶ月経ち、何とか家内を説得して公演に連れ出したのが2008年5月17日(土)の同じくチームBの公演だった。

ファミリー・カップルシートという席が5列目にあり、今回は当日の抽選なし、抽選よりも早い優先入場の一番手で入場した。

他のチームの公演に行くのも手ではあったのだが、その後インターネットで音源を取得し、チームBのセットリストが好きになってしまったので、他のチームの公演に行く気が全くしなかったのである。


聴いていた音源


1歳の子供を連れての観覧だったので、いつ泣き出さないかと不安で、落ち着いて見ることができなかったが、5列目ならではの音響の良さと、推しの柏木由紀と、この日も代役参加していた石田晴香を見ることができて、たいへん楽しく公演を見ることができた。

しかし、ここから次の公演を見に行くまでは約半年間のブランクが空いてしまう。

ただ、インターネットというのはたいへん便利で、こういった公演記録を克明に書いたサイトが多数存在する。

AKB48@メモリスト メンバー観察日記
http://akb48.blog48.fc2.com/

このサイトはAKB48ファンなら知らない人はいない、というくらいたいへん有名で、毎日の公演をテキストベースでほとんど見ることができるので、公演に半年も行けない日々が続いても、何が公演で行われているのかを知ることができる。

そして、さらに嬉しいことに、2008年10月1日から毎日21時前に終了する劇場公演が2時間後の23時には高画質で見ることができるというAKB48 LIVE!! ON DEMANDサービス(通称:オンデマンド配信)が開始された。

http://www.netcinema.tv/akb48/

通常、劇場公演は1回3000円のチケット代が必要だが、このオンデマンド配信のサービスは公演1回につき315円、1ヶ月見放題プランでも2980円で見ることができるのが特徴だ。

このオンデマンド配信によって、私のようなほとんど劇場に足を運べないファンが劇場公演の身近さを(多少だが)味わうことができるようになった。

私にとって、このオンデマンド配信はAKB48への応援スタンスを変えるきっかけであったとも言えるだろう。

実際、オンデマンド配信が発表される前は、なかなか公演に行けないもどかしさがあったり、これならば追いかけるのをやめようかとも思ったりもしていたので、オンデマンド配信がなかったらこのブログを立ち上げることも恐らくはなかっただろう。

そして、この後、私にとっては大きな意味を持つチームAの新公演(チームA 5thステージ「恋愛禁止条例」公演)が始まる。

私にとってのこの公演の最大の特徴は、劇場に通い詰めなくても、オンデマンド配信で曲を聴けて覚えることができたという点である。

家にいただけなのにチームA公演にはもう何十回も行ったような錯覚に陥っている。

まさにオンデマンド配信様様である。

また、オンデマンド配信はメンバーと研究生の顔を覚えるのにもたいへん役立っている。

今日現在、チームAには15人、チームKには16人、チームBには16人の計47人のメンバーと、それ以外に34人の研究生(正式には劇団研究生と呼ぶらしい)がいる。

この34人の研究生のうち、20人はつい最近入ったばかりの第7期生(チームAが1期生、チームKが2期生、チームBが3期生というカウントで第7期生と呼ぶが、研究生だけでカウントすると第4期研究生になる)なので、これらを除くとメンバー47人+研究生14人の61人が毎日のオンデマンド配信に出てくるわけだが、おかげさまでこの61人の識別がほとんど瞬時にできるようになった。

実際、公式プロフィールだけで顔と名前を一致させるというのは事実上不可能であるし、写真で見るのと動いている姿を見るのとではやはり違うことが多いので、その意味でもオンデマンド配信というのは素晴らしいシステムだと思っている。

さて、その後、劇場公演には2008年11月15日(土)と2008年12月21日(日)の2回足を運ぶことができた。

ともにチームBの公演であった。

変なたとえだが、動物の子供にとっては初めて見た動物を自分の親だと思う習性があるようで、私自身も初めて見たAKB48がチームB公演であり、AKB48と言えばチームB公演という無意識に刷り込まれたもののせいで、2008年はチームBの公演にばかりに計4回通った。(いや、正確には「通わせていただいた」です、ハイ)

あとは2008年11月3日(祝)には新曲『大声ダイヤモンド』の発売記念イベントとして、新宿のステーションスクエアで行われた握手会に参加した。

この日は子連れで、子供を抱っこして臨んだのだが、確か大島麻衣(チームA)、大島優子(チームK)、板野友美(チームA)、柏木由紀(チームB)、多田愛佳(チームB)の5人と約5秒ずつ握手をした。

この『大声ダイヤモンド』については、例の“AKB商法”バッシングから始まった紆余曲折や、製作過程音源の流出事件などがあり、それだけで1回分の講義ができそうなのでまたその時に論じることにしよう。

それ以外にはメンバーまたは研究生が日常のことを日記のような形で写真添付で携帯にメールをしてくれる(モバイルメールサービス、通称:モバメあるいはメールブログ)といったようなさらに画期的なシステム(1人1ヶ月たったの315円で1日1~5通のメールが届く)があったり、かつてでは考えられなかったような「アイドルを身近に感じさせてくれる」仕組みがAKB48にはある。

細かいことは追って書いて行こうと思うが、とにかくAKB48は奥の深い世界だと思うし、総合プロデューサーである秋元康氏が何をするかわからない、という面白さ(でもあり怖さ)もある、普通に見ていても楽しい世界である。

私のようにファンという立場で中にいない方にはいろいろな先入観もあると思うが、一度は劇場での公演を生で見に行って、メンバーや研究生の頑張っている姿を見て欲しいと思う。

逆に言うと、1回も公演を見ていない人には(勝手な想像だけで)あまり勝手な意見をして欲しくないとも思うわけで、このブログをきっかけに「そこまで言うなら一度は見ておいてやろう」という方が1人でも増えることを期待している。


今日の講義はここまでです。

【概論(第1回)】AKB48とは?~前半~

2009年01月03日 | 概論
【概論(第1回)】AKB48とは?~前半~

概論の第1回は「AKB48とは?」というタイトルにしたが、そういう解説は下記のWikipediaが詳しいので割愛させていただこう(^^;

AKB48
http://ja.wikipedia.org/wiki/AKB48

どちらかというとAKB48については私との関わりあたりを中心に書いた方が逆にわかりやすいかなと。

アイドル好きのばっちとしては、デビュー当時のAKB48には当然注目はしていた。

ただ、一般人と同じように割と外野から見るような目で見ていたし、「ふ~ん、秋元康がねぇ」というような感じだったし、劇場に行ってみようとか、そういう気分にもならなかった。

でも、唯一、インディーズデビュー曲の『桜の花びらたち』だけは好きで、毎日とは言わないが、クラシック曲を聴くのに飽きたらしこたま聴いていた。

『桜の花びらたち』


結果的にはその状態が2年くらい続くことになり、再度注目したのが2007年終わりのNHK紅白歌合戦。

NHK紅白歌合戦


「紅白に出るとは一体何があったの?」という興味もあって見てみたが、ここで少しだけスイッチが入った気はするが、決め手にはならなかった。

次に注目したのは、その直後に発売された『桜の花びらたち2008』。

『桜の花びらたち2008』


元々好きだった曲の新バージョン(正確に言えば、メジャーデビューをしたソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のデフスターレコーズが、インディーズ時代のデビュー曲をリメイクした曲)ということもあって、そのオリコンでの売り上げ状況などを気にしているうちにだんだんとAKB48熱が上がってきた。

この曲はいわゆる“AKB商法”と呼ばれる、1枚のシングルCDを握手会等のイベントに参加する権利を得るために1人のファンに大量枚数買わせる販売方法がマスコミに叩かれるトリガーとなった。

「AKB48」の「悪魔の握手会」商法 「ファンに多大の負担」宣言
http://www.j-cast.com/2008/03/03017381.html

このマスコミによるネガティブキャンペーンにより、AKB48プロジェクト自体はやや足踏みをすることになる。

この話はまた別の回に論じることにするが、そんなこんなもあって私自身のAKB48への興味はますます増して行った。

そして、運命の2008年3月8日(土)、いよいよ劇場デビューすることになる。

この日はちょうど家族が(帰省中で)いなかった日で、私自身も仕事がなかったので、メール抽選に応募してみて運良く当たったので行ってみた、そんな軽い感覚で劇場に足を運んだのである。

これより前は朝から劇場に行って並ばないとチケットが買えなかったそうで(多少ではあるがメール抽選枠もあったようだ)、恐らくそれだったら私は劇場に行こうとは思わなかったが、メール抽選ならば行ってみようかという感じだった。

公演は「チームB公演」。

AKB48にはチームA・チームK・チームBという3つのチームに分かれて、それぞれが別々のセットリスト(1つの公演を成り立たせている曲の集まりのこと。通常の劇場公演ではメイン12曲、アンコール3曲程度で構成される。大会場でのコンサートでの曲名リストや、小イベントでの数曲の曲名リストでもセットリストという言葉が使われる)で公演を行っている。

当時はひまわり組(チームAとチームKの混合チームで行っていた公演。出演者は表と裏に分かれ、1つのポジションを2人がこなすという編成で行われていた)とチームBの単独公演の2つがあり、私はチームBの方の公演に当たっていた。

さて、予習。

予習しようにも、公式サイトの情報しかない。
http://www.akb48.co.jp/members/

当時はAKB48としてのメディア出演が少しずつ増えてきた頃であったと思うが、基本的にそういうところに出てくるメンバーは、チームA(あるいはチームK)で、プロダクションに所属している中核人気メンバーであったから、You Tubeなんかを見てもチームBメンバーについてはほとんど情報がなかった。

あえてできた予習としては、チームB結成時(チームAは2005年12月、チームKは2006年4月、チームBは2007年4月に劇場デビュー)にチームAからチームBに移籍した1人である平嶋夏海くらい。

そして、緊張の中、初めて劇場に足を運ぶと、チケット売り場にできている長い列。

チケットを買ってから行ったカフェスペースにいる大量のヲタの男性たちにビクビクしながら、居場所もなく端っこの方で立ち尽くす私。

ようやくそれにも慣れてくると、どうやら私と同じくらいの年代も少しではあるがいて、やや安堵。

抽選入場の方法等についてはまた別の回に論じるとして、何故か気づいたら抽選入場1番手で呼ばれ、最前列へ。

とにかくこれが最初で最後の劇場観覧だと思っていたので、ビギナーズラックだと思った。

公演開始。

客席が暗くなり、overtureというオープニングの曲が流れる。

客席は特に左後ろを中心にものすごい盛り上がりを見せる。

ステージの緞帳が左右に開く。

スモークの中で、散り散りになっている出演者たちの小芝居が始まる。

そして1曲目が始まる。

感想は・・・「近い」の一言。

手を伸ばしたら本当に届きそうなくらい近い。

というより見ているこちらの方が恥ずかしくなるくらい近い。

ステージはそんなに広くない。

下手をすると体育館の卒業証書を授与するステージのスペースくらいしかない。

正確にはわからないが、6尺×3尺の平台が横に6枚、縦に3枚並んでいるくらいの感じ。

しかしその平台が単なる平台ではなく、1枚1枚が別の動きをする舞台になっていて、様々なステージの形を作っている本格的なものだ。

出演者は全体曲は16人、ユニットは2~5人。

実際、そのステージに16人が出ると、それなりの迫力がある。

曲は当然のことながら、全く知らないものばかり。

前半を中心に半分くらいは明るい曲で1回聴いただけでもかなり好きになれた。

後半を中心に残りの半分くらいはマイナー調の曲で、こちらはすんなりとは好きになれなかった。

アンコールではボリュームが多少上がるようで、頭の中は終始大音量のスピーカーの音の残響音にやられながら、初めて見るフレッシュな出演者たち(14歳~22歳)の印象も深く刻まれて会場を後にした。

正直、誰が誰だか、その時はほとんどわからなかった。

1番印象に残っていたのが、この日初出演だった石田晴香(いしだはるか・愛称:はるきゃん)という当時中学2年生の研究生(チームA・K・Bに所属していないが、休演時の代役出演のためにスタンバイしているサブメンバー。わかりやすく言えばジャニーズJrみたいなもの)、次が当時から今までずっと一推しである柏木由紀(かしわぎゆき・愛称:ゆきりん)という当時高校1年生のメンバー、その次が田村英理子に似ていると私自身は思っている野口玲菜(のぐちれいな・愛称:ぐっさん)という当時中学2年生のメンバーだった。

いろいろな意味で私のAKB48熱に火をつけてしまったのは、この公演だったに違いない。


長くなったので後半に続きます。