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模型趣味とその他諸々

1/24 アオシマ RE雨宮 Greddy D1 FD3S RX-7 ver.2005

2023年04月11日 | 模型

 

毎度の如く暫くお休みしていた模活。気が付けば、このブログを始めた頃に生まれた娘初號機が大学進学の年を迎え、

月日が経つのは早いモノだと思うと同時に、次に控える娘弐號機の事もあって益々仕事に励まねばならぬ状況。

年齢的にも色々と責任ある立場なんてのもありましてね、中々腰を据えて趣味に没頭する訳にもいかないわけです。

 と、そんな言い訳をカマしつつ、

亀の歩みのMP4/4は↑の画像のところまで進行していますが、中々モチベーションが続かない。

 

 そんな感じで数ヶ月模型から離れてましたが、今年の2月頃になって、別件でコンプレッサーを稼働する機会があったんですが

なんと、コンプレッサーが故障。タンクにエアが溜まりにくく、溜まっても直ぐにエアが抜ける症状。

コレによりエア圧がイマイチ安定しないので点検してみたら、コンプレッサーからエアタンクに接続される配管が

経年劣化でボロッボロになってまして、そこから盛大にエアとオイルを漏らしてました。

近所のホムセンに行くも耐油耐圧のホースのちょうど良い径のが売って無くて

こんなんまで通販かよと半ば憤りながらホースを発注。ホース交換と各所増し締めで無事復活。

 で、復活確認の為に何か作ろうと思い立ち、近場のヤードから引っ張り出してきたのが、

アオシマのFD3S。アオシマのFDはエアロ差し替えで様々なバリエーションがありますが、

その中から自分でも何故買ってあったのかワカンナイ度1位だった、この水色のD1車両をセレクト。

どうせ別途保管せず箱に入れっぱなしだったデカールは死んでる筈なので、同梱デカールは極力使わずに

仕様もD1ではなく週末T2000タイムアタックエンジョイ勢の愛車という勝手なコンセプトをデッチ上げる事に。

先ずは仮組。内装ドンガラでガゼットプレートでボディーに溶接されるタイプのガチ系ロールケージという仕様だけど、

コレはメーカーが闇雲に頑張りすぎた。キットのまま目を瞑って使用はしましたが、

キットの構造上、ガゼットとボディーの間に窓のクリアパーツが挟まるので、

リアルどころかむしろガゼットプレートの意味が無い状態になってしまいますな。これは悪手だと思います。

 また、キットのリアフェンダーはリベット留めのオバフェンがモールドされてましたが、

個人的に好みじゃ無かったので、モールド埋めてブリスター化しました。

塗装はパール系にするので下地が重要。クレオス1500サフを使って表面をツルツルに。この頃のアオシマのキットは、

金型成形時を機械任せにしてた部分が多いのか、曲面の造形が苦手な印象。FD3Sは全面が曲面構成のデザインなので

造形には苦労したらしく、角張った感が残ってる部分とかヒケやウネリみたいな表面状態の箇所が多かったので、

何度かサフを入れてはパテ入れて研いでを繰り返しております。

 

 塗装色は自家調色のラベンダーブルーにパールをコート。ベースカラーのラベンダーブルーは、

前回作ったGULFアストンのブルーの余りと、使い途がなく棚の肥やしだったガイアのエヴァダークパープルを混ぜて、

そこに黒やら赤やら微妙に混ぜてベースを作り、その上にクレオスのムーンストーンパールをコート。

当初、ガイアのガラスパールにするつもりだったんだけど、テストピースにムーンストーン吹いてみたら

これが昔使ったことがあるビスマスパールみたいな非常に細かいパールで綺麗だったので急遽変更。

で、吹いてみると、思いのほか下地の影響が表に出やすい色で、極微少の埃さえ浮いてしまうパールで、

車のような大面積の塗装には不向きな難易度バリ高で正直使用を後悔。画像じゃ分かりにくいけど細かい埃を何カ所か噛んでます。

 ボンネットにカーボンデカールを貼る関係で、ここで1回パールの保護のためのクリアーを一層吹いておいた。

ボンネットとリアアンダーにはカーボンデカールを貼付。今回、タミヤのカーボンデカールを本格的に使って見たんだけど、

カーボン表現が立体的なデカールで、厚みもあって複雑な立体には貼りにくかった。ボンネットのダクト部分は

型を作って切り出して貼ったんだけど、一発貼りで熱と軟化剤でどうにかするのは多分無理だろうと思う。

 デカールが換装してからフィニッシャーズのオートクリアーを4層ほどコート。

ツイッターでガイアのEXクリアーが経変で割れた話を見掛けたのだけど、デカールの上に吹いたクリアーが割れるのは

結構古典的なトラブルの一つで、私も大昔に何度か経験してるんだけど、硬化が早く柔軟性が乏しいクリアーは

特に研ぎ出し仕上げをした場合に、下層と上層の硬化時間の差が生じて表面にクラックが出易くなり、

デカールの上にクリアーコートすると、この事象が発生しやすくなるというのが私的な予想。

使用後に丁寧に瓶のフチの塗料を拭き取らないズボラな私は、時々瓶の蓋が開かねぇ!と自業自得に嘆くのだが、

この「瓶のフチに固まってしまった塗料」をオートクリアーとEXクリアーで比較すると、

明らかに塗料そのものの柔軟性が違っとるのね。少々大げさに言うと黄色み掛かったグミと透明なプラ片っつーくらい違う。

 今から2~30年前は、このデカールにクリアーをコートするって作業は特殊中にも特殊な作業で

タミヤやクレオスのような大手に「どうすりゃいいっすか?」と質問すると、「コートしないでください」と

今じゃ考えられない回答が返ってきてたもんです。

 で、20年前くらいにフィニッシャーズがオートクリアーってのを出してきまして、コレが非常に使い心地良く、

実際10年以上経過した完成品でも、オートクリアーを使ってデカールの上のクリアーが割れたことは自分の場合はありません。

一方で、乾燥時間が掛かるのは事実で、そこはガイアのEXクリアーやクレオスのスーパークリアーⅢの方が早い。

意図的にしてきた訳じゃ無いんだけど、こうした経験則から

・デカールの上にクリアー&タミヤラッカー等自分の経験値が不足してる塗料→フィニッシャーズオートクリアー

・下塗り塗料がガイアやフィニッシャーズメイン→ガイア EXクリアー

・下塗りがクレオスがメイン→クレオス スーパークリアーⅢ

という使い分けをしてます。もう20年くらいこの使い分けは変えて無いし買えるつもりもないですな。

 なので、フィニッシャーズのオートクリアーは我が家的には重要な生命線だったりするんです。

そのストックが切れかけたので、今回原液セットを補充しておきました。田舎は入手性が悪いのでそこだけはネックです。

今更ですが、フィニッシャーズって小売店舗が立ち上げたブランドで、恐らく塗料も外注してる筈なんだけど、

このオートクリアーは何処が作ってんでしょうかね?ぶっちゃけ、ブランドが消えても製品だけ入手出来れば将来も安心なんですが。

塗装が乾燥したら研磨作業。今回はタミヤのカーボンデカールにクリアードバ吹きして研ぎ出し出来るのかテストも兼ねてんですが、

このデカールはカーボン模様が立体的に印刷されているので、コレを平滑に均すには、相応のクリア層の厚みが必要で、

ペーパー掛けも手間が掛かるのが判った。温い研ぎ方ではいつまでもカーボンの目に沿って出来た段差が消えやしない。

極細目ってタイプを選んだけど、他社で言うところの細めくらいの織り目のデカさなので、正直言って使い辛いです。

価格と入手性では群を抜いてるんだけどね。個人的に、このカーボンデカールで昔のモデラーズのカーボンデカールを超えるモノって

未だに出てないと思います。次点はスタジオ27とMFHなんだけど、どっちも通販だと送料の関係もあって高価すぎる。

あの失敗が許されない価格は田舎者にはキッツイすわ。なので、タミヤには更にもう一段目の細かいカーボン模様を出して欲しいところ。

 話戻して、研磨は#1500→#2000→ラプロス#6000→ラプロス#8000→3M極細コンパウンド→ハセガワセラミックのいつもの工程。

パール塗装はカド出し即終了のリスクがあるのでどうしても作業が慎重になるから時間が掛かる。毎日1パネルずつって感じで進めた。

内装は、キットのまま。メーターのデカールが予想通り劣化してて、貼ろうとした瞬間に砕けたりしたものの、

それ以外は特に苦労する点は無し。シートベルトは、ジャンクからベルト材やエッチングの切れ端寄せ集めて

適当に。ボディーのドアにSPARCOとBRIDEのステッカーを貼っちゃったので、シートはBRIDEでベルトはSPARCOの

ロゴをそれぞれ貼っておいた。内装色は、ボディーに使用したベースカラーのパール無しで塗装。

ロールケージには、ナンバー付けて公道走ることがあるならパッド巻かねばならんだろうと一部艶消し黒で塗り分け。

シャーシ裏はマスキングさえも面倒くさがってフリーハンド塗り分け。リアのブレーキキャリパーがチープだったので

キット同梱の市販車使用のフロントパーツからキャリパーのみ切り出してリアに貼り付けた。それ以外は無改造。

ボディーに貼ったステッカーに東発Swiftバネのステッカーを貼ってるので、スプリングを自作カッパーで塗ったんだけど

完成すると全く見えないので無駄な作業でした。マフラーはフルステンを想定して塗装。

 

 後はパーツを全部組み上げて完成。ライト周りの仮組をサボったので、ちゃんと最後にツケが来たけど、

元が修理したコンプレッサーのテストとかタミヤのカーボンのテストとかムーンストーンパールの質感確認とか休養明けのリハビリとか

このキットの製作の目的そのものは果たしてるので、これ以上の修正はしません。

 

 ホイールはアオシマ別売りのRAYS TE37RTの赤。コレ、自前で再塗装する必要が無い位の綺麗な赤が製品状態で塗装されてる逸品。

成型色かと思ったら塗装されててビックリした。リム部の細ラインもデカールが入ってるしホイール自体は言うこと無しだけど

付属してるタイヤが、極薄扁平引っ張りタイヤという普通じゃ無いタイヤが入ってたので、タイヤはキットのタイヤを使用してます。

 また、リアバンパーの反射材が、このキットだとモールドを塗装するかデカール貼るかっていうヤッツケ仕様だったので、

・反射材部分だけマスキングしてボディ塗装→ボディ塗装完了後にマスキングを剥がしてデカール貼付→反射材周辺をマスキング

   →反射材のデカール上にクリアー塗装→クリアー換装後に UVレジンを盛り付け→シルバー部分をマスキングしてクリアーレッド塗装

と何故か此処だけ他に比類して手間掛けてます。でもね、この反射材部分だけデカールとかモールド塗装にすると他から浮くんよね。

後はボンピンとコーナーマーカーは手持ちの部材からの調達品で、バンパーやボンネットダクトの開口部には真鍮メッシュを填め込んでおいた。

 

 3月・4月・5月と出張が非常に多くて、今年は(も?)模活は停滞気味になりそう。

朝起きてカメラ片手に散歩してから朝食、その後少し家事をして映画を見てランチタイム。ランチ後は車に乗ってドライブかたがた出掛けて

夕方は犬連れて散歩して、夕食は何処ぞに美味いもの食いに出て、帰宅してから模型作って、最後は風呂入ってゲームしながら酒飲んで寝落ち。

嗚呼、そんな毎日が来ないだろうか来る筈が無い(反語)

 

 

 

コメント (2)
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