叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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人間賛歌 「新・仏教教室」 百三十四

2010年11月09日 | 新・仏教教室

 禅宗は天魔の教えである。*

 質問します。
禅天魔と日蓮大聖人は破折されていますが、ナゼ禅宗が天魔の宗にな
るのかワケを教えてください。

 お答えします。  
先ず禅宗の教義の概略を述べておきます。
八万法蔵といわれる膨大な教えを説いた釈迦ガ、バツダイ河の辺りで
いよいよ亡くなるとき、黙って華をひねって微笑みました。

そこにいた大衆にはその意味が理解できなかったのですが、側近の迦
葉だけがその意味を理解して微笑したといわれます。
このとき言葉では語れない真理が以心伝心で伝わったというのが、正
法眼蔵(禅の真理)の法門であって、仏教外の別伝として伝わりまし
た。

 迦葉を始めインドでは二十八人の祖師が系統を乱さず継承し、中国
では六人の祖師が次第に相伝して広めたといわれます。
尚、インドの二十八番目の祖師と、中国の第一番目の祖師がダルマ大
師であります。
仏教の創始者釈迦を源としながら、禅宗が教義別伝・不立文字を立て
たことは、釈迦の真意は以心伝心で迦葉に伝えたものであり、文字で
表すことはできない。というのが禅宗の教義であります。

このことは、それまで釈迦が言葉で伝えてきたすべての教え(仏教)を
否定することになります。

禅宗では、、
「是心即仏、即仏是心」と説いて心あるもの全てが仏であると称して
います。
凡夫の心がそのまま仏であるから、これを知れば釈迦の教えは月(仏)
を指す指に過ぎず、自分の心の本性(仏性)を観ることが出来れば、指
に当たる経文は必要ないと主張しました。

経文を捨て、ただひたすら壁に向かって座り瞑想にふけるのが、正し
い修行であると教えたのです。
尚、禅宗の間違いについては、次回で取り上げます。

続く  


 

 


「目覚める人・日蓮の弟子たち」 五十

2010年11月08日 | 小説「目覚める人」

 法華経の行者 二十四 

 香は板戸を自分であけると走りながら土間に入って来た。囲炉裏の
側にいる小源太を見つけると、

 「あっ、ととさまがおいでじゃ、お魚がいっぱいとれたのよ。
ととさまにも見せてあける、早く来て。」と弾んだ声で言った。

 「まあ香、こんなに長い間外にいて、寒くはなかったの。」

とりょうが乱れた髪を手で直しながら言った。

 「寒くなんかなかったわ。ととさま、早く来て。」

香はせかすように言った。小源太がどれどれと言いながら土間に行く
と、じいやの仙三がおおきな籠を重そうに持って入って来た。

 「これは御前さま、おいででございましたか。」仙三は丁寧に頭を
下げた。

じいやの仙三は、りょうの父親六助が生きていた頃郎党で奉公してい
たが、りょうがこの家に引っ越した折に一緒に来てそのまま長屋に住
んでいたのだ。

 「仙三か、達者そうだが寒い時ゆえ、体には気をつけるのだぞ。」

小源太が言うと仙三は、はい、ありがとうございます、と言いながら
籠を傾けて中を見せた。籠の中には鮒やら海老に混じって大きなウナ
ギが白い腹をみせて何匹ももつれあって動いていた。仙三は重そうに
どさりと籠を土間に降ろした。

 「これはずいぶん捕れたものだな、仙三、いつもこんなにたくさん
捕れるのか。」

 「はい御前、この頃は仕掛けをしておきますとずいぶんたくさん捕
れます。凶作続きで人間さまが飢えているせいか、ウナギめも餌に飢
えているようですぐにかかります」

続く


日興225勉強会

2010年11月05日 | 日興225勉強会
    

    日興225日足チャート

 *

アメリカの金融政策委員会が、金融の量的緩和をいちだんと進めることを決めました。

さらにウオール街びいきの共和党が選挙で大勝しましたので、好材料が重なった感じです。

 *

こうした背景を受けてNY市場はリーマンショツク後の高値まで戻しました。

日本の株価はリーマンショツク時の株価を二三割下回っていますから割安感が出てくるでし

ょう。

 *

日銀は先に決めた金融緩和政策の中の、上場投資信託を4500億円買う決定をしました。十二

月初頭に実行の予定ですから期待できます。

さらにアメリカの緩和状況によっては、買い入れ額を増やすといっていますから、証券市場

を通して円札をどんどん出す方針であると思います。

 *

円札を増やすことで円高対策にすることも考えられます。

株の予想は難事中の難事といわれますが、これほど好材料がそろうのも珍しいと考えられま

す。

以上

 上場投資信託日興225を詳しく知りたい方は詳しく知りたい方

抜き書き

2010年11月04日 | 抜き書き
信仰とは何ですか
平野耕一
いのちのことば社

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 信仰とは人間として生きることだと思います。

 人の道を学び幸福に生きるための智慧を得ることとも言えるでしょう。

 「信仰に生きる」過去の記事はこちら過去の記事

人間賛歌 ひとこと 十一

2010年11月04日 | ひとこと

 信仰が必要なワケ *

一 
人間生命が持っている力は人間の想像を超えています。人間がこの力
を活用するには、これを教えた宗教(法華経)を信仰する以外にありま
せん。


人間が持ってる欲望は、個人の力で制御できるほど小さいものではあ
りません。宗教をもち宗教的良心と信念がなくては制御することは不
可能です。


宗教には正しい教えと、そうでないものがあります。正しい教えをた
もてば幸せになれますが、誤った教えを信じれば間違いなく不幸にな
ります。

 正しい宗教を持つことが人間の証しであり条件であります。

以上

 過去の記事「信仰に生きる」はこちらをhttp://blog.goo.ne.jp/katu5312/e/83b6c037ffbec731957fa082aff4cb18  


人間賛歌 乱世に勝つ生命観を持とう 十三

2010年11月02日 | 乱世に勝つ生命観を持とう
 仏教の生命観 *
 
 仏教では本シャクという 考え方があります。
 本が元で、シャクは仮または影の意味です。
 これを生死に当てはめますと、
 死が本(元)で、生はシャク(仮または影)に当たります。

 釈迦は、
 自分は今までに生じたこともなければ、
 死したこともない。(不生不滅)
 常にこの世界にいて、衆生にこの事実を説いている。
 と述べています。

 これを知らない人間は、
 死は無であると考え、忌み嫌ってきました。
 この考えは今も変わっていません。
 死は人間が考えても理解できない妙(不可思義)の域で、
 宇宙すべてのエネルギーです。

 太陽も、星星も、地球も、
 このエネルギーが造り現したシャクであります。
 このエネルギーは他を幸せにする利他(奉仕)の
 行動をすることが特徴です。

 地球上のあらゆる存在で、
 利己を目的とするものはありません。
 利己のようであっても、必ず他の役に立っています。
 有毒の硫化水素を喰って、酸素を出す微生物や、
 炭酸ガスを喰って、酸素を出す植物の例は、
 みんなが知ってる事実であります。

 ただ、人間とガン細胞は、利己のために生き、
 他に奉仕する生き方を知りません。
 人間が戦争をしたり、他を犠牲にして自分がトクを
 する生き方をするのは自己愛のためです。
 ガン細胞もそうです。自分の仲間を増やすために、
 他の細胞を殺してしまいます。

 人間は死が本で、生がシャクであることを、
 知ろうとしません。
 それ故にシャク(夢まぼろしの欲の世界)で、
 四苦八苦を繰り返し続けているのです。
 その結果、死を恐れ、生に執着して生きるのです。

 死と生の関係を悟った人を、覚者とも仏ともいいます。
 有名なのが、インドの釈迦、中国の天台、
 日本の伝教、日蓮らの聖人です。
 特に日蓮は、今まで言葉でしか伝えられなかった
 この事実を、
 すなわち、「死が本で生がシャクである」真実を、
 目に見える形にして書き現しました。

 そして万人がこれを悟る仏法を教え広めたのです。
 これが日蓮自身の生命を書き現した御本尊であります。
 日蓮は「妙は死、法は生なり」といい、
 生死は不二なりと教え、南無妙法蓮華経と唱えると、
 生死不二の仏の命を現せると自身も実践し、
 他にも勧めました。

 次回に続く  

 始めから読みたい方はこちらhttp://blog.goo.ne.jp/katu5312/c/ddd27a759297269c1dd094f039e6e6fa
 
 

「目覚める人・日蓮の弟子たち」四十九

2010年11月01日 | 小説「目覚める人」

 法華経の行者 二十三     

 「ほほう、それでまた出てきたかな、」

 「いいえ、それがモグラのほうがこわがってどこかに逃げたみたい
です。それからは一度も出てきませんから。」

「モグラのほうがこわがったか、ワッハッハ..」小源太は愉快そうに
笑った。

「とのに似て気の強いお子です。」

「それはりょう、わしに似ているのではないぞ、そなただってずいぶ
ん気の強いところがあるではないか。」

小源太に言われてりょうはパッと顔を赤くした。このあいだの夜のこ
とをとのは言われているのだ。先日一緒に過ごした夜のことを思い出
してりょうは恥ずかしかったのだ。
顔を赤くしたのを小源太に見られないために、りょうがそっと立ち上
がろうとするのを小源太が腕を伸ばしてグィと止めた。そのまま肩を
抱かれてりょうは小源太の膝の上に倒された。

「まあとの、外はまだ明るいのに、」とりょうは小声で言った。

「りょう、本番は暗くなってから致すとして、早駆けじゃ。」

 と言いながら帯をゆるめた小源太の手がりょうの着物の裾をまくっ
た。むきだしになったりょうの白い下半身が囲炉裏の火を映して赤く
染まった。

 「とのったら..」

明るい外の周りを気にしていたりょうの両腕が、やがて小源太の背中
を強く抱きしめた。

江ノ島の上にあった太陽がやや西のほうに移ったころ、香ははしやい
で帰ってきた。

「ははさま、お魚がたくさんとれたのよ、じいや、早くははさまに見
せてあげて」

続く  

 

   
 


人間賛歌 覚え書き

2010年10月30日 | 覚え書き(信仰)
 今後の方針について。 

今年は病魔との対決の年でした。
入退院を数回繰り返しみなさんに多大な迷惑をかけたことをお詫び申し上
げます。

十月二十一日に退院し体調も充分ではありませんが、心を引き締めて十一
月十八日を迎えようと決意しています。
仏法についての記事が少なくなったとお思いの方もいらっしゃると思います
が、集中力が欠如していた結果ですので、以後は充実していきます。

来週は禅宗の破折と、正しい生命観を持とうを投稿したいと考えています。

尚、他のサイトで上場投信日興225勉教会をを投稿していました。だが体調
のことで両立が難しくなりましたので当ブログに集中することにしました。
 日興225勉強会はみなさんに投資をすすめるものではありません。

天台大師が「一切世間の治世産業はみな実相に違背せず」といわれている
ように証券界も実相の現れの一つです。
世界の政治、経済、社会の動き、企業の状態をありのまま映す鏡の役割を
しています。
「法華を知るものは世法を得べきか」の御金言をどれだけ自分が体得してい
るか研鑽のつもりで書いています。関心のある方は読んでください。毎週土
曜日に投稿する予定です。

以上の方針で進みますので宜しくお願いいたします。

 管理人 katu

「目覚める人・日蓮の弟子たち」 四十八

2010年10月29日 | 小説「目覚める人」

 法華経の行者 二十二

「見つけるのが早かったので命に別状ないが、この寒空に濡れた着物
では生きたここちもしないだろうと、彦四郎の家に連れていって手当
てをするようにしたのだ。今頃は暖かいものを着て生き返った思いで
いるだろう。」

「との、それは善いことをなさいました。そのかたも殿のような人に
見つけられて本当に幸せなかたです。」

「その女が幸せかどうかはこれから決まることだが。」

と言って小源太は口をつぐんだ。彦四郎の話では、女はいくえが分か
らなかった りょうの母親だと言っていたが、今それを自分の口から
言ったのではりょうが肩身の狭い思いをするだろう。
 なにか深いわけがありそうだし、よく事情を確かめたうえで彦四郎
の口からりょうに伝えてやろう。と考えていたのだ。

「ところで香が見えないが、とちらか参ったのか。」小源太は話題を
かえて聞いた。 
    
「はい、じいやがウナギ捕りの仕掛けをあげるのを手伝うと言って、
一緒に行きました。」

「ウナギ捕りか、男の子が興味をもつものだが。」

「はい、あの子は男勝りのところがありまして、このあいだもこんな
ことがありましたのよ。庭にモグラがいるとみえて時々地面が掘れて
モグラの作った穴があるのです。
香が棒でモグラの穴をつついて遊んでいたら、いきなりモグラがとび
出して大騒ぎしたことがあったのです。」

「ほう、香は驚いただろう。それにこりてもうそんないたずらはして
いないだろうな。」

「それが殿、そのときは香もびっくりしていたようですが、面白がっ
てまた毎日、棒でモグラの穴をつついていますよ。」

続く

  


人間賛歌 ひとこと

2010年10月28日 | ひとこと

 小沢一郎さんにひとこと *

あなたは全生命を賭けて民主党の総裁選に出馬されましたね。日本国の
総理大臣になろうとしたのです。だが世論に負けて敗れれましたが当然の
ことと思います。

あなたが総理大臣になって、苦渋に満ちた顔が毎日テレビに出るのかと思
うだけで身震いがします。
そして今度は総理になろうとした男が、日本国の法律で決まっている検察
審査会の決定は無効である。との訴訟を起こしましたね。

あなたは頭もよく、力を持った方と思いますが、どんな心をお持ちなのです
か。自己中心者であることは想像できますが...
世の中にはトラブルメーカーという種類の人間がいますが、あなたは日本一
のトラブルメーカーで、国のエネルギーをどれほど損なってきたか考えたこ
とがありますか。

西を東といい、東を西という、あなたの傲慢さに国民はアキアキしています。
議員を辞任して、帰れる内に水沢かどこかに帰ったらどうでしょうか。

 物言う市民