渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

1988年 WGP R1 鈴鹿 250cc 本間利彦

2024年04月20日 | open

1988年 WGP R1 鈴鹿 250cc



世界グランプリでポールポジ
ションを取る事がどんな事で
あるのか。
それは、その時、その者は世界
でただ一人という事だ。

WGPで50と350は廃止されたが
まだ80ccクラスのレースがあっ
た時代。
最高峰は500クラスだったが、
バトル展開の花形は250だった。
そして、地球上でもっともロー

ドレースの人気が高かった時代
でもある。
日本国内はバブル経済により、
国民所得が爆発的に増えた時代。
28才あたりの給与は勤務先にも
よるが、大体年収600万円前後
だっ
た。銀行等の金融関係勤務
800万円超え。20代でそれ。
600万円で売りに出された原宿
のワンルームマンションは半年
後には6000万円で即売れた。
そういう時代。狂乱経済時代。
バブル期の頂点が1988-89だ。
バブルは1990年に崩壊し、その
後の経済低迷の暗影は2024年の
現在までも続いている。
バブル政策で一番得したのは誰
か。

それは大蔵省(当時)だ。
つまり国家。
作為的な金融操作により国際収支
のツケ
を清算した。
だが、新たな大きなツケは国民

が背負わされた。