小金沢ライブラリー

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今週のキン肉マン #445 神域に届きし者たち!!

2024年03月18日 | 今週のキン肉マン
・五大刻は全て1億パワー
・なぜ刻の神が1億パワーを授けられるのか、そこに弱点がありそうな気も
・アガガwww
・アガガとうめく神は確かにもう死んだも同然
・口元を力任せに締められるだけで火を吐けない神も死んだも同然だよ
・株を下げ続ける飛翔の神
・無様な部分を引き受けてくれたおかげでマリポーサがずっとかっこいいけど
・飛翔の神が飲み込んだ火がマリポーサの胃に行くの??
・「憑依した神が腹に浮き出る」までは発想できても「体内でつながってる」はゆでにしかできない発想
・これ憑依というか人面疽だよね?
・マリポーサの身体を心配して株が微妙に上がる飛翔の神
・契約して自由に使える大切な身体だもんな
・やっぱり邪悪神は駄目だわ
・捨て身のマリポーサに感心するパピヨンマン
・時間超人はずっと高潔か性格が良い
・サブミッション技にトゥルーが付いて落下技のフェイバリットに変わるのは実にいいな
・ついにマリポーサ力尽きる
・1億パワーだと暴き必殺技を出させたなら十分に役目は果たしたはず
・あの強いマリポーサを破ったのが同じ蝶を冠する超人だというのもいい
・名前はともかくパピヨンマンがどんどんかっこよく見えてきた
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ミステリ感想-『スコッチ・ゲーム』西澤保彦

2024年03月14日 | ミステリ感想
~あらすじ~
高瀬千帆はルームメイトで恋人の鞆呂木恵を殺され、その後も周囲で同様の手口の犯行が相次ぐ。
傷心のまま地元を離れ、安槻大学に進学した彼女はタックらに出会い、そして謎は解かれる。
タカチの高校時代を描いたタックシリーズ長編。


~感想~
大昔に読んだから内容を忘れただけと思っていたら普通に読んでなかったシリーズ長編。この後の「依存」「身代わり」を先に読んでしまった。
しかしタカチの過去が「依存」でほのめかされていたほど重くもなければ、恋人のはずの恵への思い入れも至って薄く、正直拍子抜けした。「依存」のタックの過去が重すぎるせいでもあるが。
例によってわけのわからない独自のジェンダー論(なのかどうかすらもはやわからない)が語られまくるが、中でも「男のナルシシズム」がもうむちゃくちゃで、論旨もさることながら終わってみれば真相に説得力を持たせるためだけに存在していて、なんともはやである。
ミステリとしては特に動機が酷く、そりゃ動機が無いよりはあった方が良いに決まってるが、あれば良いというものでもないと言っておきたい。
総じて(例によって)シリーズファンならこの先何度もほのめかされるタカチの過去が明かされるので必読ながら、内容にはさほど期待しない方が吉である。
…それにしてもSFミステリを読んでた頃には思いもしなかったが、さては長編下手だな?


23.3.14
評価:★★ 4
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ミステリ感想-『黄土館の殺人』阿津川辰海

2024年03月06日 | ミステリ感想
~あらすじ~
元名探偵・飛鳥井光流のSOSに応え芸術家一家の暮らす荒土館を訪れた葛城輝義と田所・三谷。
しかし地震で道路は封鎖され、葛城と田所・三谷は内外に分かれてしまう。
近くの旅館で宿を取った葛城は偶然にも殺人計画に巻き込まれ、そして荒土館では惨劇の幕が開く。


~感想~
シリーズ3作目。
もう章題からして「名探偵・葛城輝義の冒険」「助手・田所信哉の回想」「探偵・飛鳥井光流の復活」と激熱の並びでワクワクしてくるが、冒頭には「顔を見ずに交換殺人の約束を交わす二人の殺人者」というさらに激熱かつ「某有名作家の代表作の真相」を思い出さずにはいられない展開が飛び出すホットスタートで、サービス精神はいつも通りに満点。
その後も別の「某有名作家の代表作の真相」を思い出させる仕掛けが思っただけで3つ繰り出され、既視感はさすがに否めないし、わりと無理のある強引な設定・トリックは多々見られるが、膨らんだ期待にきっちり応えた真相と結末が待ち受けていてくれるので、十分に満足した。
デビュー以来続けている本ミスランクインは今回も確実だろう。

しかし欠点が無いわけではなく、自分を「勘の良い読者」に定義するのは汗顔の至りだが、「勘の良い読者」なら(※以下ネタバレのため 別ページへ)で早々に犯人も構図もわかってしまうのはさすがにいただけない。

全くの余談だが、友人に「ネットで表紙に犯人が隠れていると指摘されている」と教えてもらい一目見るや爆笑した。
思っていたのとは違って逆に感心したのだが、興味のある方はぜひネタバレに注意してググって欲しい。


23.3.6
評価:★★★☆ 7
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今週のキン肉マン #444 1億パワーの果てに!!

2024年03月04日 | 今週のキン肉マン
・そう偽リベンジャーは新奥義のプレリュードでもある
・ヘイルマンを仕留めたアステカセメタリー!
・しかし相手は虫超人
・パイレートマンのパラシュートアンカー的なしょぼい技で対処されてしまう
・調子に乗る飛翔の神
・まあさっきも片手で受け止められてたしな…
・それイメージ像じゃなくて本当に浮かんでるんだ!?
・飛翔の神に膝の連打ww
・読者はみんな別に邪悪神のこと好きでもなんでもないので時間超人の株が上がる
・なすすべもなくボッコボコにされながらマリポーサに助けを求める飛翔の神
・一話で知性の神より株が落ちた
・時間超人も1億パワーとついに明かされる
・パワーだけなら互角だがここまでマリポーサは消耗している差か
・それにしてもボコられる邪悪神は面白い
・技巧の神の再登場でゼブラにもう一戦が危惧されていたが技巧の神もボコられるなら見たい
・一番見たいのは知性の神の眼鏡が割られるところだけど
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今週のキン肉マン #443 邪悪神との再契約!!

2024年02月26日 | 今週のキン肉マン
・邪悪神と契約すると自由に利用される?
・ここに来てそういえば背景がわからないと判明
・もし自由を失うなら憑依して負けたフェニックスは知的すぎる
・初めから負けるつもりで知性の神と再契約したか?
・土壇場でアリステラが友情パワー発動しなければ1億リベンジャーで普通に勝ってたが
・目的を果たせればそれでよいとフェニックスなら判断しそう
・619はルチャだが思いっきり21世紀の技
・1億パワーを片手で受け止められ早くも暗雲が
・神の力を利用するだけのマリポーサと神を信奉するパピヨンの対比
・1億偽リベンジャーは一撃で石マットに身体が沈む威力
・負けそうだがマリポーサはずっとかっこいい
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ミステリ感想-『黒の貴婦人』西澤保彦

2024年02月26日 | ミステリ感想
~あらすじ~
自宅マンションで開かれた飲み会の訪問客が刺殺される。しか彼女は招かれていなかったはずで…招かれざる死者
ボアンの飲み会にいつも居合わせ、鮒寿司を食べる女を彼は密かに白の貴婦人と呼び…黒の貴婦人
ド田舎の別荘に泊まった女子大生グループとタック。翌朝意外な人物が死体で発見され…スプリット・イメージ
会長の愛人をしていた女は、亡くなった会長が宝の地図を隠していたというジャケットを探るがそこには何もなく…ジャケットの地図
教員となったボアンの同僚の披露宴で祝儀袋から67万円だけがはっきりわかるよう抜き取られ……夜空の向こう側


~感想~
タックシリーズ短編集。
時系列はごちゃまぜで既刊のどこかの合間に起こっているが、ミステリとしての質はもう問題外にどれも低い。
ただ結果に沿っているだけの何もかも無理のある、優れたミステリならばダミーの解決として片付けられているはずの真相が普通に真相として示されるばかりで、悪い意味で唖然とさせられる。
「スプリット・イメージ」に至っては「タックが初対面の女子大生グループと起居をともにします」という全く意味のわからない設定から始まり、無茶に無茶を重ねたありえない真相が暴かれる始末で、個人的には「赤い糸の呻き」で上げた評価が著しく下がった。
表題作は真相のその先こそ手放しで褒められるが、ミステリとしてはゴ…カ…非常にいただけない。
シリーズファン目線からすれば表題作の結末だけは必見ながら、極端な話そこだけ読んでもらっても構わないと思えるほど、至って面白くない短編集であった。


23.2.26
評価:★ 2
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ミステリ感想-『盤上の向日葵』柚月裕子

2024年02月22日 | ミステリ感想
 

~あらすじ~
600万円と目される希少な将棋駒とともに埋められた死体が発見。
かつてプロ棋士を目指した刑事の佐野は、ベテラン刑事の石破と7つだけ作られた将棋駒の行方を追い、現在タイトル戦を争う有望棋士が捜査線上に浮かぶ。

2017年このミス9位、文春2位

~感想~
それにしても柚月裕子は小説が上手い。
ミステリとして意外な展開や裏切りは少なく、地道な捜査活動と容疑を掛けられた棋士の半生を丹念に描き、言ってしまえばただそれだけだが文庫版で上下巻の長編を飽かせず一気に読ませてしまう。
物語に裏切りが無さすぎてこのミス9位、文春2位というミステリ的な高評価はちょっとどうかとは思うが、面白い小説であることは疑いようもないので、興味があればぜひ手に取っていただきたい。

ちなみに文庫版解説は登場キャラのモデルにもなっている羽生善治が務めているが、アマチュアの少年時代に真剣師(賭け将棋師)とトーナメントで戦ったという面白すぎる逸話が紹介されている。


23.2.22
評価:★★★★ 8
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今週のキン肉マン #442 永遠なる時を生きる蝶!!

2024年02月19日 | 今週のキン肉マン
・「もはや2対1であまりにも不利」とかいうもっともすぎる実況
・アバターちょっと強すぎないか
・偽マッスルリベンジャーもどきに元祖偽マッスルリベンジャー!
・しかし全然効かない
・ただのブレーンバスターで逆にリングごと砕かれる
・超人強度が決定的に違う流れだ
・そこで1億パワー電池!
・フェニックスは駄目だったが
・それでもアリステラが友情パワーに助けられるまでは勝ちかけていた
・これはどう考えてもパピヨンマンも1億パワーある展開
・運命の王子たちを代理に知性の神と飛翔の神どっちがマシか対決が幕を開く
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ミステリ感想-『身代わり』西澤保彦

2024年02月08日 | ミステリ感想
~あらすじ~
ボアン主催の飲み会の帰り、曾根崎は通り魔的に女を襲い、返り討ちに遭った。
住宅街では女子高生が自宅で殺害され、偶然そこを訪れた警官も殺された。犯人はたまたま立ち寄っただけの警官をまるで待ち伏せしていたようで…。
「依存」から1ヶ月後のタックらを描くシリーズ最新長編。

2009年本ミス2位

~感想~
「依存」の後を描く待望の長編だが、前作から実時間で9年が経過し、その次は短編集の「悪魔を憐れむ」が出るまでに8年という例によっての超スローペース。イラスト担当が逝去した「チョーモンインシリーズ」のように打ち切りの心配はないだろうが、さすがにもうちょっとなんとかして欲しい。
既刊で卒業後のタックらの進路は描かれているが、本作時点ではまだ在学中で大きな変化はない。というかよくよく考えたら1ヶ月しか経ってなくて驚いた。もっと経っててもよくない? だが小さな変化はあり、それがシリーズファンには最も読みどころ。
ミステリとしては事件の構図が明かされるところがピークで、犯人も意外ではあるものの、言ってしまえばいつもの短編でできる内容であり、あえて長編として採用したのは事件やトリックよりも物語の構図と「身代わり」というタイトルの意味を重視したからだろう。
本ミス2位は過大評価ながら、シリーズをここまで追ってきたなら是が非でも読むべき一冊ではある。うるさいジェンダー論も少ないし。


23.2.8
評価:★★★ 6
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今週のキン肉マン #441 永遠なる時を生きる蝶!!

2024年02月05日 | 今週のキン肉マン
・タイトルで蝶を強調しまくる
・時間超人は超人強度がかなり高いようだ
・鉄柱もいらず腕をぶつけるだけで火が出せるのかよ
・もうそういう特殊能力だろモクテスマ・ディフェンス
・消火できるなら解放する必要なくない?
・圧倒的に強いぞパピヨンマン
・ゼブラここまでセコンドはわりとちゃんとできている
・汚いプリズマンは弱そうな見た目だった
・見た目ならパピヨンマンも相当弱そうだけど
・マリポーサが敗北必至
・しかしそこにかつての心の貧しさはもう見えない
・この試合ではなくこの先の戦いの勝利を目指してそう
・鱗粉でコピーを作るという発想
・単純に卑怯な二人がかりだったサタンクロスや、抜け殻にクラッチだけ担当させたマリキータの上位互換
・試合前は弱そうだったパピヨンマンがあふれるアイデアで強キャラになっていく
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