作者「公務員の穴」より「乙女リターンズ」No.15
今週は乙女から何度も電話が掛かってきました。久々の乙女です。
今週初めに乙女の元部下さんから「普通の公務員さん(私)、確か○○のソフト作ってましたよね。乙女さんから電話があって、そのソフトを欲しいって言ってきたんですけど、持ってますか?」
○○のソフトというのは、勿論市販のソフトではありません。私がエクセルで作ったソフトのことです。
そのソフトは、乙女がここで勤務していたころに、他の部署から責め立てられて課長に泣きつき、課長が悪いけどやってくれと私に振ってきた為、仕方なく忙しい中、時間を割いて作ってやったのですが、乙女本人に「使い方が分かりにくい。」とありがとうの一言も言われずにダメ出しされ、更に使いにくいと言ったそのソフトを自分で作ったものであるかのように他の部署に配りまくったという過去のある物です。
今更何を言うか!と思いましたが、よく働く乙女の元部下さんから依頼なので、あれから更にバージョンアップした物を乙女の元部下さんに渡しました。
翌日、職場で電話を取ると乙女の声です。
「キャー!乙女で~~すッ!部下さんからメールで送ってもらいました~!」と物凄いウルトラスーパーハイテンションで話す乙女。
「ああ、乙女の元部下さんから頼まれたから渡したけど、使いにくいソフトをまた使うの?」とハイテンションに対抗してイヤミを言う私。
私の言葉には全く興味はないハズなので当然のように一方的に話を続ける乙女。「あの~ッ、パスワードが分からないんですけど!」とおっしゃいます。
「ソフト使うのにパスワードは要らないよ。誰でも使えるようにシンプルにしたんだけどね。仕様を変更するのなら別だけど。」
乙女が自分でこのソフトを仕事に使う気はないだろうと思っていました。他人に勝手に内容を変えられて数値が一人歩きされても困るので、設定を変更できないようにプロテクトしています。
私「あのね、そのままで使えるから安心して使って。」
乙女「そうなんですか~。は~い!分かりました~ッ!」
納得したのか分かりませんが、電話を切ってくれました。
その翌日、乙女の元部下さんに乙女から電話が掛かってきたそうです。
乙女は、相変わらず理由は言わずにパスワードを教えてくれと部下さんに食い下がったそうですが、律儀な部下さんは普通の公務員さん(私)に聞かないと分かりませんと教えなかったそうです。信頼している乙女の元部下さんには、勿論パスワードは教えています。
今度電話が来たら教えてやって下さいと言っておきました。
その後週末にまた電話が掛かってきたそうです。何故パスワードが必要なのか聞いた部下さんへ乙女の一言「だって、ソフトあげたひとからパスワード教えてって言われたんだもん。」だそうです。
まぁそうでしょう。別にいいけど。部下さんささやかな抵抗ありがとう。
ちなみに乙女は、30歳で独身女エリート公務員ですが、知らない!できない!したくない!を実践する中央省庁勤務のキャリアです。
「公務員の穴」
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