録画人間の末路 -

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怪獣の重量に関する考察その2 2万トンの始まり

2024-05-05 10:44:40 | Weblog
怪獣重量表記の始まり
その1みたいなことを考えたり調べたりしていて、一つ思ったのは特撮界の基準であるゴジラの身長と重量、50m2万トンと言う数字はいったいいつ出てきたのか? という疑問だ。このうち身長50mは1954年の映画「ゴジラ」第一作の本編の中に登場するセリフなので事実上最初から決まっていた。厳密に言えば脚本段階ではまだ未定だったが特撮の見栄えを優先して50mになったらしい。一方体重2万トンという数字。これはどこにも出ていない。1956年製作怪獣もの三作目の「空の大怪獣ラドン」では100トンという数字が出ているゆえに万トン単位が当たり前になっていない。また、以前1968年映画「怪獣総進撃」の復刻漫画を読んだときに掲載された一覧表に各怪獣のデータが記載されていたのだが、登場怪獣11匹のうちアンギラスとバランだけ身長と重量の具体的な数字がなく、アンギラスは「ゴジラより大きいと言われる」、バランは「ゴジラと同じくらい」と文章記載があるのみだった。特にアンギラスに「怪獣総進撃」まで体重の公式データが存在しなかったことから、ゴジラものであっても体重はすぐに決まっていたものではなく、もっと後で使われるようになったことになる。
最初はこの切れ目を、明らかに怪獣の重量設定の仕方が違う1965年映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」当たりだと考えていた。ここで資料として、またしても講談社の「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX 」付録をひっくり返してみた。すると、前年1964年「三大怪獣地球最大の決戦」のパンフレットで各怪獣に重量のデータがあり、ラドンの1万5千トンもこの時決まっていたことが判明した。バラゴンはあくまで例外であって基準以前の存在ではなかったのだ。「三大」より前で怪獣に重量の数字がデータとして付け加えられるに足る理由がある作品は一つしかない。1962年映画「キングコング対ゴジラ」だ。

「キングコング対ゴジラ」はあらゆる意味で怪獣映画のターニングポイントとなった画期的な作品である。初の対決を前面に押し出した映画であり、これ以降の主流となる。ましてキングコングはアメリカからやってきた怪獣だ。対決ムードをあおるために宣伝として両怪獣のデータを併記した表を掲載、その際にプロレスラーやボクサーのように体重を一緒に載せる、これ以上の重量表記標準化の理由もあるまい。しかし「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」も「キングコング対ゴジラ」オリジナル版のパンフレットがなかなか見つからず(さきほど再整理して発見しました。ちゃんとオリジナルパンフは復元されてます。この時は見つけてないということで)、困っていた。しかし、幸いなことに昭和37年、つまり1962年の少年サンデーに掲載された記事があった。これにははっきり「キングコング 体重20,500トン」「ゴジラ 体重20,000トン(象5,000頭、ライオン100,000頭分と同じ)」と記載がある。その一つ前に作られた1961年映画「モスラ」ではパンフレットその他に幼虫成虫の重量表記はなく、卵に50トンとあるのみである。また、東宝チャンピオン祭り版のパンフレットやプレスリリースにも同様の記載、同じ文面が使われているので、どちらもオリジナル版をコピーして使用している可能性が高い。キングコング説明文が「29才」「老巧」「スタミナ 年はとっているがまだまだおとろえていない」になってるとか(笑)。これはオリジナル「キング・コング」が1933年映画なことを踏まえてのものだろうけど、なにかヘン。またトン表記だけでは少年にはピンとこない可能性も踏まえてかキログラムが掲載されたものもあるが、ゴジラが「2万トン(2千万キログラム)」なのはいいとしてもキングコングが「2万5百トン(2千5百万キログラム)」と、変換が間違っているのは如何にも初期らしくてほほえましい。どちらにしてもキングコングの方が尻尾のあるゴジラよりも体重が上としているのは驚き。格闘技では体重のある方が強いとされることが多いので、強者感を出したかったのかも。

2万トンの出どころ
かくして怪獣の重量「万トン」の始祖はキングコングとゴジラ、と断言していいだろう。最後の謎は、どこから2万トンという値が出てきたかと言うことだ。絶対に計算で出した値ではない。資料をひっくり返していた時に、ふと1964年映画「モスラ対ゴジラ」のポスターを飾るキャッチが目に入った。

マッハ3の巨蛾か! ミサイル重戦車のゴジラか!

怪獣を兵器に例えているのだ。マッハ3という言い回しも単に飛行機を差すというより戦闘機、おそらく当時の最新鋭戦闘機と同等かそれ以上の速度を記載しているのではないか、という感が強い。怪獣の強さを強い兵器に例えるというやり方が当時は使われていた。なら、怪獣の重量2万トンもひょっとしたら兵器から来てるんじゃないか・・・。と思った。他の重量から持ってくるよりあり得そうに思えたからだ。しかし、戦闘機だろうと重戦車だろうと万トンには遠く及ばない。それだけの重量を持ち、ゴジラの基準に使いたくなるような強力で大きくてかっこいい兵器はひとつ。戦艦だ。
映画は時代を反映する、というのはわたしが古い映画を見るときに必ず意識してみるテーマの一つ。まずは同年代の他の映画に、何か影響を受ける、あるいは同一のものから影響を受けたような要素がないか・・・。と簡単に見てみたが、それっぽいものがない。タイトルだけで判断してはいけないのかも知れないが、「奴隷戦艦」「戦艦バウンティ」「豚と軍艦」・・・。これもゴジラのようなイメージとは程遠いものしか連想できない。映画にヒントがないのなら実際の戦艦に大きな話はなかったか? と探ってみたらあった! 戦艦三笠の復元が1961年に行われているのだ。
三笠は日露戦争の日本海海戦の際に旗艦として参戦した戦艦で、第一次世界大戦後のワシントン海軍軍縮条約によって軍艦の保有数が制限された際に現役を退いている。しかし日本としては日露戦争勝利の立役者としてのイメージが強く、破棄されることなく記念艦として残されることになった。ただ、第二次世界大戦後ソ連から解体を要求され、大砲をはじめ艦橋など上部の設備の大半を撤去。遊興施設に改造されたうえに放置されてボロボロになったところを復元され、昔に近い姿に戻されたのが1961年。当時はそれなりに話題になっていたのではないだろうか。三笠の排水量(≒重量)が約1万5千トン。ゴジラは三笠よりすごい、ってことで2万トン・・・。あるいは単に戦艦から閃いて有名なドレッドノート級、所謂弩級戦艦の2万トンを連想したか・・・。単なる妄想だがあり得ない話ではない気がする、多分。もしかしたらキングコングの2万500トンというのもそのくらいのアメリカの戦艦があったからじゃなかろうか。これは全く手掛かりなしなのでこれ以上は無理。
ちなみに「戦艦」と聞いたら多くの人が三笠より先に連想するだろう大和の排水量は6万4千トン。数字を聞いただけでどれだけ無茶苦茶な存在だったのかよくわかる。

モスラの卵の公正価格
ただし、その重量定義はあくまで宣伝広報止まりで製作の現場には別だったようだ。それを示すのが、1964年「モスラ対ゴジラ」にあるモスラの卵の価格に関する劇中のセリフだ。

「一体いくらで売ったんですか?」
「122万4560円」
「えらく半端だな」
「何言ってんだ君、公正価格だよ。鶏の卵卸しで一個8円。この卵はだいたい15万3820個分とにらんでだよ、それ掛ける8円だ」

だれもが思うのが「15万3820個の個数も充分半端だ、どこが"だいたい"だ」ということ。そこで止まらずに捻くれた考えを持つのがわたし。15万3820個がどこから来たか、計算で出してみよう。まずは鶏の卵の重さ。当時1個8円卸の卵が何グラムなのか全く分からないので、一般的に売られている卵、よくあるサイズのM玉L玉のほぼ中間で一番キリのいい重量である65グラムとしておこう。うちにあった卵を測ったら68グラムあったが、これはL玉だからしょうがない。で、153820×65グラムで答えは9998300グラム。ほぼ10トンである。したがって卵の買主は卵の重さをだいたい10トンととらえて個数を割り出していると思われる。そのセリフが省略されているわけで(脚本でも10トンという記載はないが)これなら"だいたい"であってもなんの不思議もない。より10トンに近づけるなら9999990グラムになる15万3846個にしたいところだが、掛ける8円で1224560という面白い数字の並びになるほうを優先したのだろう。なお、153846×8円だと123万768円。これも面白い並びだとは思うけど。
さてこの10トン、先の2万トンとは全く違うから宣伝と制作現場では意思統一が図られていないことが分かる。それゆえに適当に出したものとは思わない。このままだとあまりに不自然だからだ。鶏の卵の長径が約6cm、うちの卵もそうだった。これが15万3820倍になるとすると、およそ53.58の三乗になるので一辺の長さは6cm×53.58で321.48cm。たったの3m21.5cmで「ゴジラVSメカゴジラ」に出てきたゴジラザウルスの卵より少し大きいくらいしかない。あとで料金とって見物させるのならこのくらいの方がやりやすいと思うけど、映像は別。ゴジラとの比較だと3mどころか30mくらいある気がする。仮に一辺10倍とすると10x10x10の体積1000倍で卵1億5382万個分になる。だとすると公正価格は12億2456万円だ! こ、これは元値段が安すぎる。作中ではケチって卵一般公開が始まるまで金は漁師に支払わない契約だと突っぱねて支払いを拒否していた興行側だが(そのくせ領収書だけはしっかりとっていた)、むしろさっさと払ってしまって漁師が気が付いても後の祭り、にした方がよかったんじゃないか? もちろん重さは脅威の1万トン。すべて同じ比重なら、の前提だけど鶏の卵って重いんだなぁ・・・。これと並ぶとゴジラの2万トンが非常に自然な重さに見えてくるから不思議だ。

・1/5
10トンをこうした詐欺に使おうとしたのが理由だったとしても、それはそれで面白いと思うが、劇中にそうした描写はない以上10トンには別の意味があったと思われる。ここで気が付いたのが1961年「モスラ」だ。先も書いた通りパンフレットでは卵の重さは50トン。「モスラ対ゴジラ」の卵は10トン。ここから導き出される答えは「「モスラ対ゴジラ」のモスラはゴジラに合わせて重量体積ベース1/5に縮めます」という宣言だ。
「モスラ」でのモスラは翼長250m、体長80mとされ、大きすぎてゴジラと絵になる対決が出来ない。なのでゴジラに合わせて縮める必要があったわけだが、その基準が1/5ということなのでそれを脚本に組み込んだ結果ではないだろうか。ちなみに1/5と言ってもミニチュアのスケールベースではなく重量体積ベースだから一辺は1/1.71にすればいいだけなので数字の上ではそれほど縮まない。成虫の翼長250mは146.2mに、体長80mは46.8mに、幼虫体長40m(ふ化直後の時点)は23.4mになる。劇中の映像を見ても、これに近い気がする。

お願い
「全部妄想」「単なる偶然」「よくある話」「ただのこじつけ」等々様々な意見はあるだろうが、暇にかまけて無い知恵絞って考えたのだ。あざ笑うより苦労をねぎらってもらう方がありがたい。わたしは子供のころからの習慣で物事を考えるときに歩き回るクセがあり、歩かないと思考が働かない体質になっている。前回今回のネタを考えている期間中はスマートウォッチ計測で毎日一日5千歩くらい多く歩いていた。家の中をうろうろしているだけなのでたいした運動にはならないだろうけど、それでも座りっぱなしよりはいいだろう。わたしにとって思考は座りっぱなしを避ける一番の好物なのだ。
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怪獣の重量に関する考察その1 ラドンの計算上正しい重量を考える

2024-05-02 14:04:15 | 特撮・モンスター映画
かつての本
かつて「ゴジラは生まれた瞬間、即死する」という一文を謳って発売された本があった。その名は「空想科学読本」。もちろん買って、笑わせていただいた。ゴジラの体重2万トンは重すぎて耐えられず、つぶれて死ぬ、という考察が語られていたのだ。ただし体重として正しいサンプルとしてティラノサウルスを引き合いに出すというのはその時の知識としても間違っていると思った。「体形がほぼ同じ」と書いてあるのにゴジラとティラノサウルスじゃ体形が違いすぎて単純に比較できるものじゃないと思っていたからである。なので現在の版では差し替えられて即死はなく、水と比較してどうのこうの、という考察に改められている。キャッチコピーに使っている記事を差し替えてどうする!? 本の根本が違っちゃうじゃないか。

このやり方は間違っている、と指摘だけするのは簡単。わたしの場合思ったのは、「だったら自分でも何が正しいのか考えてみよう」だ。それで自分でゴジラの重量はどのくらいだったら正しいのか、考えてみよう。なお、細部をやたらと切り捨てたり四捨五入したりしているのは、わたしの性格がいい加減なので計算しやすくなるのを優先しているためである。

計算で出すゴジラの重量
ゴジラのに一番体形が近い存在は何か。そりゃ決まっている、映画の撮影に使うゴジラのスーツである。これに演技者が入ったものが一番作品中のゴジラに近い存在なはずだ。ではゴジラスーツの重量はどのくらいだったのか・・・と調べてみるがピンとこない。演技者の中島春雄氏が亡くなられた際に「100キロ以上のぬいぐるみに入った」と書かれているものが目立つが、これはちょっと違う気がする。第一作の一号スーツは150キロというとんでもない重さのものになってしまったために動けず、切断されて下半身や上半身のみが映るシーンで使われたはず。二号スーツは別なはずだ。80年代以降のVSシリーズでは撮影の際に重量感を出すため、意図的に重く80~100キロほどに作られていたようなので、この手のことを考えた当初はこれを基準に考えていた。が、欲しいのは1950~70年代の第一期やチャンピオン祭りで活躍した身長50mゴジラのデータなので、今回はさらに調べることにした。以前講談社から発行された「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」という雑誌の付録に当時のパンフレットの復刻がある。ここを見てみると・・・なんと「ゴジラの逆襲」のパンフに第一作のゴジラのぬいぐるみの目方が書いてるではないか。これはほぼ公式の記録と考えて間違いない。その目方は・・・約十二貫。およそ45キログラム。あれ~? 思ってたよりかなり軽いぞ。いくら公式の書籍に書かれていたものとは言え、本当かな?
ただ、納得する理由もある。「ゴジラの逆襲」ではひっくり返されたアンギラス反撃のキックでゴジラが吹き飛ばされるシーンがある。ワイヤーアクションなどの補助なしで怪獣がキックをやるのは珍しいので印象深く覚えているのだが、その直後ゴジラは明らかに自力で立ち上がっている。これはスーツの重さが80キロもあったら無理だ。それ以前に片足キックくらいであんなに飛ばないし、倒されること自体演技者にとって危険である。実際90年代のメイキングによるとゴジラが倒れるシーンでは画面には映らないものの、必ず下にクッションが敷いてあるし、立ち上がるシーンでは複数のカットを連続で繋げてあたかも自分で起き上がっているかに見せかけているが、実際には倒れた後の起き上がりにもスタッフの補助が必要なほど90年代ゴジラのスーツは重い。そう考えると、明らかに自力で立ち上がっている箇所が多くの作品で見られる身長50mゴジラのスーツは90年代よりかなり軽い、と思っていいだろう。なので45キロを通すことにした。これに演技者が入るわけだが、同じく「ゴジラの逆襲」によると演技者の手塚勝巳氏は二十一貫の巨漢とある。資料によると主にゴジラのスーツに入ったのは中島氏の方だったらしいので、手塚氏というとゴジラは補助、「逆襲」でアンギラスの演技者のイメージが強いが、中島氏の体重は不明なので手塚氏の二十一貫、約79キロを演技者の量さにしよう。合わせて124キロ。これがゴジラ撮影時の重さである。

追記:「大怪獣バラン」のパンフレットでは中島氏の談で「ゴジラは50キロ」とありますので、50mゴジラスーツは45~50キロでいいと思います。ちなみにバランはなんと20キロ以下とのこと。

撮影ゴジラの身長はおよそ2m。映画ゴジラは50mなので体重は25倍・・・にはならない。立体なのでタテ×ヨコ×タカサの倍率を掛ける必要がある。撮影ゴジラと映画ゴジラは完全に体形は一致している相似形なので25×25×25で15625倍になる。124キロに15625を掛けると総計は1937500キログラム。1937.5トン・・・端数切り上げでもおよそ2000トンにしかならない。映画の設定・身長50m体重2万トンの1/10以下だ。やっぱりゴジラは生まれた瞬間つぶれるしかないんじゃなかろか。ちなみに2万トンになるには2m時に1.28トンが必要になる。どう考えてもつぶれる。
と書くと「撮影用のぬいぐるみと劇中の怪獣じゃ比重が全く違って当然だろ」という反論もあると思う。わたしも思う。だが、この考え方で体重が想定されたと思われる怪獣がいるのだ。それは「フランケンシュタイン対地底怪獣」に登場するバラゴン。これはパンフにも記載してある身長25m、体重250トンという東宝怪獣にしては異質の設定をしている。こいつを2mに直すと・・・なんと128kg! バラゴンに入っているのは中島氏なので少し切り上げが行われた可能性はあるが、撮影ゴジラとほぼ同じ重量なのだ。バラゴンはゴジラと違ってモンスターものに近い怪獣なので、よりリアルな設定が求められた結果ではないだろうか。ゆえに撮影時の総重量を基準に考えるのはアリだと思う。つまらない仮定としてはゴジラと同じ比重にするつもりで計算したら2500トンだったのを0一つ入れ忘れた、って可能性もあるんだけど、それをやるなら東宝怪獣は割とハッタリくさい数を重量にするので5千トンくらいにして500トンになってるんじゃないかと思う。


計算で出すラドンの重量
さて、ここまでは前座。いよいよ本番。東宝怪獣もの第三弾「空の大怪獣ラドン」に登場したラドンの体重は計算上どのくらいが正しいのか、という考察である。ラドンは飛行生物なのでゴジラと同じ方法は取れない。公式設定によるとラドンは身長50m、翼長120m、体重1万5千トン。ゴジラに近い体格でやや軽いという扱いとなっているが、ちょっと待って欲しい。「空の大怪獣ラドン」は珍しく怪獣の体重に触れている作品なのだ。あとは「ゴジラVSメカゴジラ」でメカゴジラの総重量を20万トンとディスプレイに表示されているものくらいしかわたしは知らない。「空の大怪獣ラドン」によると

翼長は270フィート、体重は100トンを超える

とある。なんで長さはヤード法で重量がメートル法やねん。この時は長さをフィートで呼ぶのが知識人の間で流行っていたんだろうか。それはさておき「超える」の一言が体重のみなのか翼長込みなのかはっきりしないが、両方ということにしよう。これをもとにラドンの体重を100トンとする人もいるようだがそれは早計。このサイズは割れていた卵の殻から計算したものなのだ。よって生まれたばかりの幼体のみがこのサイズとみていい。劇中で卵からうまれた個体と街中で暴れた個体ではやや容姿が異なる。よって個人的な意見では生まれた幼体は暴れた二匹のいずれでもなく、そのまま地下に閉じ込められて「三大怪獣地球最大の決戦」でようやく地上に出られた個体だと考えている。したがってラドンの成長した個体では重量も多くなるはずだ。少々容姿のバランスが違うのは無視したうえで、翼長を頼りに体重を計算してみよう。270フィートとは82.3m。これを120mまで伸ばすとざっと1.46倍。これを3乗して100トンを掛けると・・・311トン。これが映画設定での成長したラドンの計算上正しいはずの体重である。

ラドン対プテラノドン
さて、劇中の説明ではラドンはプテラノドンと比較されている。ゴジラとティラノサウルスを比較するのは間違っているが、ラドンとプテラノドンを比較するのは正しい行為なのだ。おそらく劇中の計算もプテラノドンをベースにしているだろうから、プテラノドンがラドン並の身長になったらどのくらいの重量になるのか調べてみよう。
しかし、これが参った。プテラノドンはネットで検索しても身長がなかなか出てこない。出てくるサイズは翼長ばかり。プテラノドンとラドンを比べると明らかにプテラノドンの翼の方が横に長いので、翼長で合わせるとプテラノドンの体が小さくなりすぎてしまう。とにかくキーボードを叩きまくった結果、翌長7~9m、体長1.5~1.8m、重量15~20キログラムというバランスのものを載せている人がいたのでこの大きい方をプテラノドンの基本データにしよう。概ねそんな感じだろうし。ちなみに恐竜などのデータに良く使われる「体長」だと尾の長さを含むので私の知りたい「身長」よりも長くなるが、プテラノドンは尾が無いので体長と身長はイコールでほぼ差し支えない、としておこう。もし劇中比較がランフォリンクスだったら全部投げ出していた。
しかしこんなに大きいのに体重20キロって、本当かいな。こんなバランスの生物本当に存在していたのか・・・と毎度気になるプテラノドン。これをラドンと同じ身長50mまで伸ばすと、27.8の三乗で・・・なんと重量430トン! ラドンの311トンより重いのだ。先にも書いたようにプテラノドンの翼はラドンよりもだいぶ長いし、トサカなどの装飾も大きい。プテラノドンの方が重いのも当然と言えば当然なのだ。また仮に20キロはもっと大きいプテラノドンのことだったと想定して1.8m15キロで計算すると、驚きの322トン!! ラドンとほぼ同じになるのである。ここから考えるにラドンの「270フィート、100トン」は科学的に見ても正しかった、ということになる。これはさすがにビックリ。適当に決めただけの数字じゃなかったのね。さすが電子計算機がはじき出した数字だ。

全部台無しやり直し
と、一見キレイにまとまったかに見えたのだが・・・。これを全部ぶち壊してしまうシーンが、ラドン二度目の登場となる「三大怪獣地球最大の決戦」に存在する。ゴジラをラドンが高く持ち上げて飛ぶシーンである。あああああああああ。
翼竜のものを持ち上げる能力は知らない(映画では人間くらい軽々と持ち上げている)が、現代の大型飛行生物である猛禽類だと「自分の体重よりも重い獲物を持ち上げることは出来るが、2倍を超えると難しい」らしい。だとすると重量2万トンのゴジラを持ち上げるのにラドンの重量は1万5千トンくらいは必要、と考える公式設定は全く持って正しいことになる。これが「怪獣大戦争」くらいの低空飛行な持ち上げだったら二怪獣のダッシュの勢いを利用した、くらいにごまかせるが「三大怪獣地球最大の決戦」の持ち上げ方だとそんなごまかしは通用しない。じゃぁゴジラの体重2万トンを持ち上げられるようにラドンを成長させるとすると・・・311×(3.46の三乗)が1万5千トンだから身長も3.46倍に伸ばす必要がある。メートルにすれば182m。キングギドラより圧倒的にでかくなってしまう。うーん、どう屁理屈を並べてもそうは見えない。

ここで最初に戻る。わたしが計算で出したゴジラの重量1937.5トン。これを「三大怪獣地球最大の決戦」でのゴジラの重量にしてしまえ。そうすればラドンは3/4の重量でゴジラを持ちあげられるのだから1453トンで済む。311トンを1453トンにするにはおよそ1.67の三乗倍だから身長の増加は1.67倍の83.5mだ。これならなんとか・・・とみるか、これでもデカイとみるか・・・。
考えてみたらゴジラは身長60mを超えるガイガンとほとんど同じ身長に見えることがあるぞ。おそらくゴジラはその闘気で相手にプレッシャーを与え、身長を本来より大きく見せる能力があるのだろう。ラドンと並ぶときは怪獣王の威厳にかけて小さく見えないように猛烈な闘気で自分を同じくらいまで大きく見せていたに違いない。キングギドラとかヘドラとか何考えてるのかわからないやつらには通用しなかったけど、ラドンならいけるってことで。これで万事解決、めでたしめでたしだ。

いやーこういう無駄で役に立たないことを考えながら計算するのは楽しいなぁ。筆が乗って仕方ないのでもう少し書こう。第二弾ではちょっと趣旨を変えて謎解きをする。
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二大怪獣併存の一つの理想形 「ゴジラXコング 新たなる帝国」

2024-04-27 16:36:24 | 特撮・モンスター映画
※個人ブログにつき、内容にかなり触れています。あらかじめご了承ください。


レジェンダリーおよびワーナーの映画にゴジラが使われるようになってもう10年にもなりますが、毎度毎度思うのは、なんで日本は公開が最低でも一か月は遅いのか、という点です。配給が日本だけワーナーではなく東宝になるなど手続きや箱の確保で事情が違うのはありますが、同時公開は決してできない話ではないはず。「ゴジラ」や「ゴジラ キング オブ モンスターズ」はまぁ遅れてもそれほど支障はない内容でしたが、「ゴジラVS.コング」はイヤでも飛び込んでくる海外からのネタバレで参らされた作品でした。「前作が90点なら本作は70点」と少し辛めな評価をしてしまったのはそのせいもあるかと思います。
しかし、今回は違います。もちろん一か月遅れなのは相変わらずですが、意図して狙ったものと思います。昨年日本製のゴジラ映画「ゴジラ-1.0」が公開されたのが、第一作「ゴジラ」と同じ日、ちょうど69年後の11月3日でした。そして第二作の「ゴジラの逆襲」が公開されたのが翌年4月末。そして今回の映画「ゴジラXコング 新たなる帝国」(この"X"はどう発音すればいいのか。どうしても"たい"と読みたくなるのだが。対とあるのに直接戦ってない「マジンガーZ対デビルマン」の"たい”くらいに思えば・・・)も「ゴジラ -1.0」の翌年4月末。つまり東宝は本作を「70周年のゴジラの逆襲」として公開する意図があったと思われるからです。どうせ遅れるなら少しでもそろえようとしたわけですね、粋です。惜しむらくは「ゴジラの逆襲」は公開が4月24日だったってことですね。本作は4月26日と少し誤差が出てしまいました。これはGWの箱確保のために金曜日初日を避けられなかったからなんでしょう。担当者がちょっと苦笑いするのが目に浮かぶようです。

さてさて。もう毎回冒頭に「ネタバレ」と断っているんだからもう内容に関して遠慮せずに書くぞ。
レイトショーではありますが、初日に「ゴジラXコング 新たなる帝国」見てきました。レイトショーだと上映終了後に売店が利用できないので上映前に向かうのがいつものパターンなんですが、今年はいろいろ重なっているのか売店前はかなりの列。しかもどいつもこいつもカタログを前にじっくり大量にグッズを買っている人ばかりで遅々として列が進みません。ついでに言えば、映画館の売店の人ってレジ作業に慣れているとは思えない人が多くて、端から見るとゆっくり作業してるように見えてもどかしい・・・いや、雑にやるよりずっといいんですけど。正直わたしは店を閉めて大急ぎで飛んできても上映時間にはギリギリで余裕がありません。しょうがないので今回は最低限確保しておきたかったパンフレットもパス。後日映画鑑賞と関係なく訪ねて買うことにしましょう。
会場に入って映画が始まりました。「東宝」のマークと-1.0と同じゴジラ70周年のロゴ。日本版だけの特権でしょうか。今回も冒頭からいきなりコングの登場。最初から・・・。相手を倒して浴びた血を滝をシャワー代わりにして洗ったり・・・。え? 虫歯?(「龍の歯医者」ってアニメ作品ありましたねぇ) なんか今まで以上におっさんくさい・・・いやいや擬人化されているような。実はそう思わせるのが狙い。本作は徹底的にコングを擬人化させています。というのもコングが単に怪獣パートで暴れるだけではなく、実質的な主役としてストーリーの進行も兼ねているからなんです。そのシーンは人語による解説は全くなく、映像のみで表現する「紀元前百万年」を思い出す演出です。そのため、人間側の登場人物は極端に少なく、新キャラ一人、前作から引き続き登場のキャラが三人、ほぼそれだけです。あとは出番が少ないか十把一絡げの扱いなのですぐ忘れてもいいくらいです。その人間パートも、序盤に出てくる部屋に貼られていた手書きの「ゴジラXメカゴジラ」を彷彿とさせる絵に描かれていた文字「戦わせろ」という日本語が気になって気になって・・・(笑)。「シン・仮面ライダー」の時みたいに余計な仕掛けがどこかにないか探す視点になってしまってちょっとどうでもいい存在になってました。
大雑把に言うとコングパートと人間パートが並列する感じで進行するシンプルな内容で、前作と比べると非常に見やすいですね。それとたまにゴジラに視点が映る印象です。ゴジラは登場の時間でいえばコングより圧倒的に少ないですが、回数は多いうえに映像の印象は強く、その中でクモンガ(じゃないけどそうとしか見えない)やマンダ(っぽいやつ)を世界の名所を経由しながら秒殺でなぎ倒すあたり、まるで「ゴジラファイナルウォーズ」のようにちゃんと怪獣した姿を予想以上に見えせてくれます。極端に擬人化せざるをえなかった本作コングとゴジラを併存させて描くのなら、ギリギリまで交わらせずに交互に描く、こうしたやり方は一つの理想形とも言えます。ゴジラもコングも前作より居心地よさそうにわたしには見えました。
本作の敵、スカーキングはようするに地下世界のボス猿です。コングの同族か、近似種と思われる巨猿の群れと遭遇。よそ者でかつ生意気な態度をとる、おそらく群れというものを理解していないコングをやっつけてしまおうとスカーキングが部下を指示して襲ってくる、というのがものすごく大雑把に言う内容ですが、まぁボス猿としてとる行動ってのはそんなものでしょう(近年では猿の群れのボスの存在を否定する、夢の無い話もありますがそこはおいといて)。ただ、スカーキングにとってコングは予想以上に強い相手だったので切り札である巨大怪獣、シーマを出して大暴れ。とても単独では勝ち目がないと悟ったコングは地上のゴジラを連れてきて協力させようとすると地上と通ずる穴にスカーキングもシーマも巻き込まれて地上に現れてしまい、ブラジルで四怪獣入り乱れての最終決戦・・・という、書いてみるとスケールの小さい、コングの都合に地上が巻き込まれたはた迷惑な話です。ただ、コングは本作の、怪獣パートのみならずストーリーパートまで通しての完全な主役ですからコング視点となるとこうなるのも仕方ないかと。全体的にコングの生活や性格が、今までやらなかったような新しい解釈で描かれていて、コングを絶対的王者だとしてみると小物感もありますが、あくまで本シリーズのコングはまだキングコングではないコングですから多少小物であるくらいでちょうどいいと思い、個人的には好印象。
また、目玉キャラであるミニコング、公式サイト呼ぶところのスーコ。これがとってもいいんです。最初にコングが地下世界で遭遇する巨猿の一体で、コングが触れようとすると別の巨猿がコングに襲い掛かってきます。こいつ、多分スーコの親でしょうね。子供に見知らぬよそ者が接しようとしたら、そりゃ親なら怒ります。ただ親の怒りもコングの敵ではなくあっさりと追い払われてしまいます。残ったスーコの面倒をコングは見ようとするのですがスーコは怒って懐いてくれない(当たり前だ)。それどころか強い怪獣のいる湖に誘導してコングを殺させようするくらい嫌ってます。もっともその湖の怪獣もコングはやっつけてしまい、食糧としてしまうとスーコにも分け与えます。さらにスカーキングによって親と思われる巨猿が殺されてしまったことによってスーコはコングを頼りとし、むしろコングのピンチを再三にわたって救う活躍を見せてくれます。これをとっても楽しいと思ってしまうのは、先日気が向いてジョニー・ワイズミュラー主演の映画「類猿人ターザン」を見て面白いと思ってしまったせいでしょう。映画のターザンとキング・コングっていろいろ似てるんですよ。むしろリメイクやコングの登場する新作が作られるたびにコングの行動に美女が好意を持って接するようになるのはターザンの影響が大きいんではないか、とわたしは考えているくらいです。その「類猿人ターザン」に付き従うチンパンジーにチータというのがいるんですが、これ、多分本物のチンパンジーを使って演出してるんですが、実はチンパンジーそっくりの動きができる特別な訓練を積んだ小柄な人間がチンパンジーのスーツを着て演技している、って言われても信じてしまえるくらいちゃんと芝居してるんです。スーコはそれとなんとなくダブって見えました。

と、わたしとしては大いに楽しめたんですが、肝心のラストバトルがちょっとよろしくない。本作では以前死んだものとは別個体のモスラが出てくるんですが、最終決戦時には地下世界に残ってしまったのでバトルはあまりせず。地上世界で繰り広げられる四怪獣入り乱れの大バトルも、前作以上にカメラ視点が縦横無尽に変化する何やってるのかよくわからなくなることがしばしばあるものでした。わたしとしては、派手に視点がグルグルするより引いたカメラワークで怪獣の全身がよくわかるある程度固定されたカメラワークをやってほしいんですが。ゴジラ単体パートではちゃんとそうなっていたので余計にラストバトルが不満に感じます。そして何より、ゴジラの協力を必要とするほどの強敵シーマは結局倒さなかった、ってのが不満最高点。スカーキングが倒され、そのままシーマは特になにもなく雰囲気と音楽がエンディングまっしぐらになって・・・思いっきり気が抜けました。ラストにコングがスーコを伴ってシーマに乗って地下の巨猿一族の元に凱旋することで話は終わり、一応シーマはコングに屈した、って終わり方になっているんですが・・・。そりゃないでしょ、の脱力エンド、と言わざるを得ません。アメリカではこういうのでもいいのかなぁ。

大半はむしろ好みな内容だったのですが肝心のクライマックスがいただけない、迫力があるというより楽しい、そういう映画でした。むしろゴジラ無しの方がシーマを出す必要もなく、すっきりする展開にできたのかも・・・という気はします。ただやっぱりゴジラを出した方が集客力は高いでしょうし、絵面もよくなりますから必要ではありましたね。日本怪獣がすっかり怪獣バトルをやらなくなってしまい、今後もちょっと期待できない状況で派手な怪獣バトルが楽しめるモンスター・バースはやっぱり日本怪獣映画と並んで楽しみな存在です。まだまだ続いて欲しい期待は大いに込めておきましょう。
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楽天優待SIMが来た! けど受け取れず

2024-04-25 18:56:56 | Weblog
先日から書いている楽天の株主優待の話。今日25日、そのSIMがついに届きました!が。

配達人「株主の母Mさんの本人が必要です」
母M「はい、本人です」
配「写真付きの身分証明書の提示をお願いします」
M「持ってませんが」
配「運転免許証かマイナカード、パスポートとか」
M「そもそも持っていません」
配「それではお渡し出来ませんので、持って帰らせていただきます」

と、渡してもくれませんでした。楽天側、ものすごく権利の譲渡に神経質になってるみたいです。オークションでの売却狙いの人も少なくなさそうだしなぁ。
さてこの後どうなるか。そのまま「何が何でも写真付きの証明書がないとダメです。それがない限りは優待も絶対渡しません」となるのか。場合によっては母Mに銀行との紐づけとか無しにしたマイナカード取らせに行くしかないかなぁ。個人的にあの紐づけやりたい放題カードは存在自体反対なんだけど。
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スターチャンネル、東北新社からジャパネットへ

2024-04-24 00:06:33 | Weblog
全くノーチェックだったのですが、ちょっと衝撃の大きなニュースをいただいたので取り上げさせていただきます。


これはちょっと驚きです。少し前にスターチャンネルが再編し、現在所有している3チャンネルから1チャンネルに減らす、と聞いたときは、4K拡大のための左旋衛星が衛星放送経営側から全く人気がなく、右旋しか応募がないので帯域を空けるための措置だと思っただけで、それ以上の話は無いと思っていました。
ところが、東北新社が持つスターチャンネルの株をすべてジャパネットが取得した、と発表がありました。はなっから東北新社はスターチャンネルから手を引き、譲渡先が扱いやすくなるよう準備をしていたのです。

東北新社と衛星放送というと、接待問題や外資の株取得率の違反(ただし、大なり小なり地上波放送局でもやっていたりする。調査の時の調整を忘れていただけらしい)と問題を連発していたイメージがあります。総務省は地上波系列には甘いですが衛星の商業放送には厳しい傾向がありますので、東北新社も完全撤退ではないにせよ、大幅縮小はやむを得ないというところでしょうか。
引き受け先がジャパネットというのはさらに意外。あまり既存コンテンツを取り上げるイメージのないところでしたので、現在経営しているBSJapanext だけで十分と思っていました。スターチャンネルはAmazon Primeの一部扱いとは言え、配信もやってますのでコンテンツ集めや経営は結構大変だと思いますが、せっかく引き受けたのですから頑張ってほしいものです。すぐに撤退とか4Kのためにやめる、とかは勘弁で。
わたしも最近はWOWOWの配信を結構利用するようになり、まぁそれなりに便利には感じています。が、やっぱり放送でガッチリ保存できるに勝るものはないなぁと思ってます。衛星放送にはこれからも力強い継続を願います。
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最近あやしい電話番号から電話が掛かってくるようになった

2024-04-19 10:58:14 | Weblog
数日前から一日一回程度のペースで明らかに日本の電話番号でないところからわたしの携帯電話に電話が掛かってくるようになった。最初にかかってきたときは、出てみるといきなり自動音声で全く分からない外国語をまくしたててくるので即切った。次に来たのは無茶苦茶たどたどしい、かつ明らかな自動音声で「入国在留管理局からのお知らせです」と日本語で言った後にやはり全く分からない外国語でまくしたてる音声が数秒。もちろんすぐに切ってはブロックするんだけど、毎回違う番号で掛かってくるから途切れない(ブロックしていなければもっと頻繁にかかってくる可能性はあるけど)。
ちなみに日本に「入国在留管理局」などというものは存在しない。外国からの入国を管理しているのは「出入国在留管理庁」なのでその時点でインチキとわかる。おそらくなにかしらサギを行っているグループのしわざだろう、どんなサギなのか知りたくもないけど。それにしてもどこからわたしの電話番号が漏れたのだろうか。と言ってもそんなもの漏れる可能性はどこからでもあるだろう。わたしがある程度信用してユーザー登録に電話番号を入れたそれなりの規模の会社がハッキングくらって漏れたのかも知れないし、昔の無差別メールみたいにランダムでやってるのかも知れない。最近はなるべく電話番号登録は使い捨てのつもりで使っているpovoの電話番号にしてるんだけど、そっちには全然かかってこない。
基本的にこういう電話は無視するしかないんだろうしけど、「有効電話番号」としてあっちに管理されて、かつまた別のサギとかに情報が渡されて広がったりしたらイヤだなぁ。これからも頻繁に掛かってくるかと思うとぞっとする。「迷惑電話をブロック」は有効にしたけどすり抜けないとも限らない。PHS時代から使っている慣れ親しんだ電話番号だけど、捨てた方がいいのか・・・とさえ思うほどウンザリしている。効率が恐ろしく悪そうな行為でここまで人を不快にさせる、無差別サギって本当に悪質と思う。

追記:
電話が掛かってこなくなった代わりに妙なSMSが来るようになった。
「お届け物がありましたが、不在のため持ち帰りました。再配達のご用命は(リンク)・・・」云々。
1.配達の業者書いてない
2.通販の際の電話番号に携帯電話の番号を使っていないし、携帯電話番号を宅配のラベルに書く友人知人はいない。いずれの場合も店電話を記載する
3.そもそも自営業なのでほとんど一日中わたしは居る
のでインチキとわかる。リンク先は多分偽装サイトとかだろう。とりあえず即ブロック&通報しておく。イヤダイヤダ。
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純金茶碗盗難事件の盗品を持ち込まれた業者に同情します

2024-04-16 22:37:16 | Weblog
1040万6千円で販売されていた純金の茶わんが白昼堂々盗まれた事件の犯人があっさり捕まった件、大きく報道されましたのでご存じの方も多いと思います。


昨日警察の刑事さんが来店した際にも、雑談の中、この話が出ました。中古品取扱業の中ではこの話で持ち切りだからです。
商売人として面白いのは、やはりすぐに店の持ち込んで180万円で売ってしまった茶わんが、さらに別の店に持ち込まれて売られたところですね。



犯人は江東区の店に持ち込んで180万円で売却、その日のうちにその店は台東区の別の店に取引を持ち掛け、売却してしまったとのことです。台東区、おそらく御徒町でしょう。貴金属や宝石の取り扱い業者が集中する街で、中古店から買い上げる大手業者も大抵御徒町に拠点を置いてますからね。店と言っても中古店を相手にする業者クラスの店だと思います。
問題の茶わん、報道では重さに関して触れていないように見えますので何グラムだったかはここには書かないでおきますが、今回来店した警察の方の話(当然情報は持ってます)から計算しますと、どう考えても180万円は安すぎ・・・です。ネットでの推測では「犯罪による収益の移転防止に関する法律 」によって貴金属の取引の場合200万円以上は個人情報を預かって警察に届ける義務があるから180万円(+消費税で198万円?違うか)にしたのでは、とされています。ただ、厳密に言えば法律では「政令の定める」となっているだけで200万円と定義されているわけではありません。ただ、警察のWEBサイトで200万円と区切りとする警告文が掲載されているものがあり、現状では内閣判断で200万円となっているようです。そうか、知らなかった・なにせウチは昔からやってるので「古物営業法」で経営してますから。この場合は1万円から本人確認と警察への届け出の義務が存在します。じゃぁそれ以下なら本人確認しなくてもいいのか? と聞かれると法律で言えばその通りなんですが、例外を作ると後で面倒なことになるのでウチでは金額を問わず全部本人確認を取っています。警察への届け出は・・・以前はわたし警察へ帳簿を持って届けに行っていたのですが、「いちいち来るの面倒でしょ」と警察側から言われて方針転換、現在では盗難品が来ていないかどうか定期的に調査に来る刑事さんに帳簿を全部デジカメ(今時誰も使わないようなコンデジ・・・。警察の備品だそうです)で撮影してもらうことで届けとしています。今回来た刑事さんがそれです。なんで、200万円以下だから本人確認も警察への届け出も無し、なんてやらないと思うわけですが。

だからこそ、その日のうちに「転売」してしまった最初の業者さん。気持ち分かります。だって、たった180万円で純金の相当な重さのある品物なんて置いていくわけないんですよ。つまり訳アリ品、あやしい・・・ですよね。そうなると後で「善意の第三者」の証明が難しくなるんですよ。善意の第三者なら取り引きの結果は保護される、そうでなければ場合によってはババを引かされる、つまり品物は返却させられてお金は返ってこない、になりかねないんです。そうなる前に売ってしまえ・・・。これは仕方ない話です。茶わんを単に金の塊と見た場合でも180万円は激安ですが、現金としてみた場合大金です。不景気な昨今、本来なら確実な利益の出る貴金属で180万円~あるいは200万円~もの損なんて万が一にもしたくないですわ。犯罪者が持ち込むような店なら、多分目立つ大手チェーンの買取店とかじゃなくてウチみたいな個人事業だろうし、ますますです。盗難事件で現金が動いた場合、必ず誰かがババ引かされるんです。御徒町の大手なら最悪規模でカバーできるだろう・・・。そう考えて急いだ。わたしは仕方ないと思います。ですから「捜査を妨害した」「ボッタクリのインチキ店」とか言わないであげてくださいね。みんな自分と店を守るために必死なんですから。

ちなみにウチに来た場合、もちろん個人の証明書などは必須ですが満額出します。ただ、どうしても大金になるので「大急ぎで銀行に行ってお金を用意しますから、30分後(銀行がしまっている時間なら翌日)また来てください」とかになって、結局来ない・・・ってことになるんだろうなぁ。なんで、その店はすぐ用意できる現金が180万円しかなかった、って可能性もなくはないです。
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Amazonで返金してもらった話

2024-04-09 18:31:49 | Weblog
Amazonの通販は便利ですが、油断していると予想していた以上のお金で買い物をしていた、ということがしばしばありますので、気を付けなければなりません。と、わかっているのですがついつい。

先日Amazonからメールが来まして、タイトルが「An important message regarding your order」。なんかあやしい・・・。Amazonの名をかたるインチキメールは山のように飛び交っていますし、その一件の可能性もゼロじゃない、と警戒して中を見てみると

「Amazon ストアで a third party seller から購入された (注文番号および商品名)についてご連絡いたします。 
このご注文が、お届け予定日に配達されていない可能性や、当初の宣伝どおりの商品ではない可能性について、Amazon は認識しております。そのため、購入者様の元の支払い方法に対して、〇〇 の全額を返金いたしました。」

おお、そういえばこんな商品注文したっけ。確かに未だ届いてません。ですが、別のもののついでに注文した数百円の消耗品でしたし、同等のものを別途店舗で買ったりもしたので記憶から欠如してました。
文章はさらに続き、その中に気になる文面が。

「この商品を受け取っている場合は、廃棄することをおすすめします。他の人のためにこの商品を購入された場合は、その受領者に通知し、この情報を提供してください。 商品を返品していただく必要はありません。 新しい商品の購入をご希望の場合は、直接 www.amazon.co.jp で改めてご注文を行ってください。 」

廃棄と言っても物が手元に無いんですけどね。ちなみに注文履歴を見てみるとその商品は「発送済み」となってました。つまり注文先は"済"のチェックだけして送るのを忘れていたかなにかしたのでしょう。買う側は何も言ってない項目でもAmazon側で逐一チェックを入れて調べてるんでしょうかね。。すげーなーAmazon。商売人として見習いたいものです。


さらに後日。こちらはメールを受信して読んだ以外は何も手続きしていないのにちゃんと返金は行われ、完了メールが届いたので中を一応確認するとこんな一言が。
「理由: 商品に満足できませんでした」
いや、満足も何も届いてないんだけど・・・。これはアチラが適当にやったな。ひょっとしたら忘れていたことに慌てた販売店の自己申告だったのかも。
まぁ今回はアチラの配慮で事なきを得ましたが、ちゃんと注意しないといけませんね、通販の場合は特に。

追記:ふと思ったけど、個人情報の会得が目的に詐欺じゃない・・・よね?
追記2:念のため、同じショップの同じ商品を確認してみたところ、普通に売っていました。ただし、価格が30%ほど上がっていました。ひょっとしたら忘れていたんじゃなくて、間違えて安く提示した、もしくは注文があったあと仕入れようとしたら仕入れ値が上がっていて表示価格のまま売れば損をする、と思って返金扱いにしたんじゃ・・・。だとするとだいぶ失礼な態度だ。
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4月1日よりBS103で日本放送協会地上波サイマル放送延長

2024-04-02 21:55:26 | Weblog
追記:指摘を受けましたので修正しました。

かつてBSプレミアムが放送されていた帯域、BS103/104で日本放送協会地上波のサイマル放送が行われていますが、それが4月以降も延長されたようです。今年1/1に起こった能登半島地震によって地上波の受信が難しくなった地域でニュースからの情報を得るための一時的な措置とのことで一度終わったようですが、まだ必要とみなされて4月以降も継続とのことです。こうしたサイマル放送は以前地上デジタル放送が始まった時の難視聴地域向けに行われた東京の地上波放送のBS配信を思い出します。あの時は受信を一部地域に絞ることを最優先していてちょっとアレなことをしない限り視聴受信は無理でしたが、今回は何もしていないウチのケーブルテレビでも普通に受信できていますので、視聴条件を絞るようなマネはしていないようです。タテマエはニュースの放送ですが、簡単に中身を見てみたところバラエティとか歌番組も放送していたので、特別編性とかやらずにそのまま放送しているみたいですね。ただ、番組表には具体的な番組の中身は表示されていないので、どうしても録画したい場合は時間指定の録画が必要になります。

BS放送は本来地上波の受信が難しい地域でテレビの受信を可能とするために導入された面もあるので、非常に正しい使い方をしていると言えます。ただ、地震からもう三か月もたってるのにまだ地上波すらまともに復旧していないのか、と憤慨します。本来なら可能な限り元の生活に戻るべく頑張らなきゃならない時期なのに、震災の現場は元の生活に戻ろうどころかまともなインフラの復旧も進んでいないということでしょう。
これにはもちろん理由はあります。特に能登半島の先端ではこうした震災の際に道路などが遮断され、流通や資材の運び込みが難しくなったり場合によっては孤立しやすくなりやすいからです。でもねぇ、そんなことは前から分かっていたでしょう。今回の被災した地域の一つである珠洲市。覚えていない方も多いかと思いますが、ここは日本で一番最初にテレビの地上アナログ放送を停波する実験地域にされた市です。これは珠洲市が半島の先のうえ、やや孤立した地域ゆえに電波が周囲に影響を与えず、また影響を受けにくいからなんでしょう。それだけに万が一の時は孤立しやすいということは分かっていたはず。電波はもちろん道路もです。実験地域にするほど把握していたのならなぜ万が一への備えを県や国は行わなかったのか。利用できるときは利用するけどそうでない時は何の考慮にも入れない、使い捨て地域扱いされたことに不満を覚えますね。
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先行きが怖い

2024-03-30 11:55:23 | Weblog
またしても金(GOLD)が高騰しています。もはやメチャクチャと言っていいくらいに。そのおかげで

客「金があがってるねぇ」
k「そうですね、もう怖いを通り越してきましたよ」
客「自分がここに金を入れたときはもっと安かったねぇ」
k「まぁ先のことは読めないから仕方ないですね」
客「その差額くれ」
k「はい? いや、そんなの無理ですよ」
客「差額で儲けただろ? それを客に還元しろよ」

えー、こんな人が最近チラホラ。冗談で言ているだけにも思えますが、「儲けたろ」止まりならともかく「差額くれ」とまで言う人はみな本気です。もちろん応じられません。そうでなくても取引量が減ってきて利益が出ないのに。昨年度の決算は相当赤字だったのでしばらく法人税ろくに払わなくてもいいくらいになっちゃいましたし。
で、ちょっと困った話。ウチの近所は大手買取専門チェーン店が三軒もあり、それなりにしのぎを削っているようです。そのうちの一軒が最近金や白金の「本日の買い取り値」を公表するようになっていまして、試しに見に行ったら思ったより高いんです。過去の例だとウチみたいな零細個人店より2割は安いのが大手チェーンの常だったんですが、少なくとも公表されている価格だとウチと1割も変わらないくらいです。こりゃ困るなぁ。相手は交通の便のいいところに店を構えているし、そのくらいの差だったらあっちで済ます、の人も出てきそうです。ひょっとしたらなんだかんだ手数料だなんだ理由を付けて多少減らすのかも知れませんが、それでもいい場所に店を借りるテナント料や本部に払うロイヤリティを考えるとあの値段じゃヘタすると足出るんじゃないか、と心配になります。それだけ似た店が集まると競争激しいのか、「看板」にしているのか。正直こっちも商売厳しいので少し金の取り値のパーセンテージを下げて利益率上げようかと思っていたのですが、見送ります。もっともウチのお客さんの一部はわたしの値段の付け方のクセを見抜いていて、裏で端数を「三捨四入」から「五捨六入」に変えただけでも見抜いて怒ってくる人もいるんで、難しいんですが。その一方で白金はそれほど上がらないし、逆にダイヤモンドは一時よりはマシになったものの価格を崩していて、業者さんに「当分はダイヤは抑えた方がいいですよ」と言われたくらいになってますなのに「金が上がってるんだから当然白金やダイヤも上がってるはずだ」と思って持ってこられたお客さんの期待の価格を用意できず、断られるケースも多々・・・。そのたびに「商売ヘタだなぁ、もっとなんとかならなかったのか」と反省はするものの、金・白金・ダイヤで損したくないんですわ。新規のお客さんは価値のあるものではなく、古くてもう使わない電化製品とか釣り道具(なぜか最近多い)だとかお土産屋で売ってる民芸品とか、持て余しているものをあわよくば金(MONEY)に換えて処分しよう、って人ばかりで、お客さんが開口一番「いくらでもいいんだけど」って言ってきたらもうそれだけで断るくらい余裕がありません。一昔前なら1/3くらいは損覚悟でやれたんですが、今は無理。どうやって利益出していいかわからなくて不安になっています。今年いっぱいはまだなんとかなる計算がありますが、正直来年、その決算が出る再来年が来るのが怖いです。もう数年先は見えません。

そういえば、ふと気になったのがここまでGOLDの価格が上がっているのに、一時テレビでよくやっていた「金高騰」の報道を全然見ていません。わたしがたまたま見かけないだけかも知れませんが、減っているのは間違いないと思います。社会的な報道ではもちろんやることが多すぎて余裕はないでしょうが、もう少し砕けた、街の話題、な報道でも連日見るのは「外国人観光客に大人気の〇〇」か「値上げの中のお得に買う方法」ばかり。すでに黄金の国ジパングも金が枯渇していて、高騰しても流通量が減っていて報道にならないってことなんでしょうか。あるいはテーマとして「もっと一般人が金を使いたくなる報道」をしよう、ってところとか。いくら「日経平均株価最高値」だの「賃金アップ過去最高」だの言っていても、それが世間に具体的な景気としてくるのはまだ先・・・くらいに思える日が来るのか、くらいには多くの人に余裕はないのでしょうかねぇ。多分政府は意図的に大多数の国民を貧しくするよう・給料を上げないように全力を尽くし、その成果を上げているし(無能だったら世界的な人件費の高騰・給料アップの流れを日本の労働者だけ受けないようにする、なんて出来ません。ある程度流されます)、インボイスや増税の猛威はこれからだし、先行きはますます暗くなっていくような気がします。
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