つれづれギャモン日記

毎年恒例のバックギャモンフェスティバルまで、あと2週間をきりました。
今年も日本選手権に参加する予定です。この二年間いろいろと大会に参加しているのですが、一度も入賞したことがないので、そろそろ良い結果を出したいところです。

あと今回はSJPにも参加しようか迷っています。強いプレイヤーが海外から来るのでどうしても参加したいのですが、参加費が高めなので渋っています。
そこでPRチャレンジを自分に課すことにしました。XGと対戦して10マッチ平均3.5を切れば参加する予定です。相手がボット、時間無制限、何回でもチャレンジできる、ことを考慮するとUnder4チャレンジよりも緩いハードルですが、はたして。。。


さて久しぶりのポジションです。この1ゾロ、簡単なようで難しい。

	is Player 2 score: 5 pip: 16 9 point match pip: 24 score: 0 is Player 1
XGID=--A--BB-------------ba-a--:1:1:1:11:0:5:0:9:10
to play 11

eXtreme Gammon Version: 2.10

白の手番でキューブアクションです。正しいアクションは？
またセンターキューブでなく、キューブを持っている場合は？

	is Player 2 score: 0 pip: 93 Unlimited Game Jacoby Beaver pip: 93 score: 0 is Player 1
XGID=aBBBB-C--AAA--aaa--c-bbbbA:0:0:1:00:0:0:3:0:10
on roll, cube action?

eXtreme Gammon Version: 2.10

じつはどちらもダブル/テイクが正解です（ノーダブルはセンターキューブの場合で216点のエラー、キューブを持っている場合で86点のエラー）。
このポジションは対称形のため、白がキューブを打ってダンスすると、即黒からリダブルが返ってきます。そして黒がダンスすると白は即リダブルを返し、、、これをエンターするまで永遠に続けることになります。

もし互いに10回連続ダンスするとキューブが2048倍に育つことになり、それは約38回に1回の頻度で起きます。初期配置をこの状態にしてシュエットをやったら一体なにが起こるのか・・・

観戦するだけなら面白そうです。

11ポイントマッチでスコア5-1とリードしています。
6でエンターするのは確定として、1の使い方が問題です。

	is Player 2 score: 1 pip: 72 11 point match pip: 137 score: 5 is Player 1
XGID=-a-BBBCBA-----------cdcdBA:0:0:1:61:5:1:0:11:10
to play 61

eXtreme Gammon Version: 2.10

GridGammonでプレイした実戦からの出題です。白に42が出ました。
よく考えないで間違えたのか、あるいは考えすぎて失敗したのか、言わないでおきます。

	is Player 2 score: 1 pip: 157 7 point match pip: 149 score: 4 is Player 1
XGID=a----bDCC-B-b----dBdb---A-:0:0:1:42:4:1:0:7:10
to play 42

eXtreme Gammon Version: 2.10

少し珍しいポジションです。

	is Player 2 score: 0 pip: 77 7 point match pip: 92 score: 0 is Player 1
XGID=--BBCBBb---B-B-----abcbbc-:1:1:1:11:0:0:0:7:10
to play 11

1.	XG Roller++	11/10(2) 4/2	eq: +0.376
	Player:Opponent: 56.84% (G:3.92% B:0.10%)43.16% (G:1.59% B:0.02%)
2.	XG Roller++	11/9(2)	eq: +0.307 (-0.069)
	Player:Opponent: 56.39% (G:3.55% B:0.09%)43.61% (G:1.30% B:0.02%)
3.	XG Roller+	13/12(2) 4/2	eq: +0.266 (-0.110)
	Player:Opponent: 54.98% (G:2.75% B:0.06%)45.02% (G:1.55% B:0.02%)
4.	XG Roller+	4/1 2/1	eq: +0.264 (-0.111)
	Player:Opponent: 55.07% (G:4.17% B:0.10%)44.93% (G:2.86% B:0.03%)

eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2

勝率が0.5%しか変わらないのに70点のエラーがついています。なんでだろう？と最初は思いましたが、よく考えると納得。

	is Player 2 score: 0 pip: 70 7 point match pip: 88 score: 0 is Player 1
XGID=--CBBBBa--B--Ba----abcbbc-:1:1:1:00:0:0:0:7:10
on roll, cube action?

Analyzed in XG Roller+	No redouble	Redouble/Take
Player Winning Chances:	77.13% (G:4.05% B:0.10%)	78.16% (G:4.45% B:0.10%)
Opponent Winning Chances:	22.87% (G:0.89% B:0.00%)	21.84% (G:1.74% B:0.05%)
Cubeless Equities	+0.578	+1.219
Cubeful Equities
No redouble:	+0.727 (-0.273)
Redouble/Take:	+1.032 (+0.032)
Redouble/Pass:	+1.000
Best Cube action: Redouble / Pass

eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2

例えば相手が61などを振ってブロットが生じると強力なキューブを打てます(11/9(2)と動かした場合は約200点のイージーテイク）。
次に自分が割れる目も多くなるので、その分打ち消されて勝率は僅差になりますが、
キューブを効果的に使える関係で、キューブフル期待値は大差になるようです。

相手が割れた場合のショット数をカウントすると、6と3離れている場合のショット数は
3ピップ差のショット数：14通り
3を含まないAny6 　　 ： 9通り
その他　　　　 　　　： 4通り(51,42)
計27通り

一方6&2のダブルショットは
2ピップ差のショット数：12通り
2を含まないAny6 　　 ： 9通り
その他　　　　 　　　： 3通り(51,33)
計24通り

3通りも違うので大差です。
なお6&1のダブルショットは24通り
　　6&4のダブルショットは27通り
　　6&5のダブルショットは28通り
このように、62と63の間にショット数の大きなギャップがあります。自分の安全度とのバランスを考えると、相手のアンカーから6ピップと3ピップ離れているのが理想形、と言えそうです。

ダブルショットの数とか今まで面倒なので覚えてなかったのですが、少しは覚えてみようかと思います。。