地方公務員の 日々淡々

地方公務員の私が日々の出来事や思ったことをづっていきます。なお、一応フィクションです。

3月2日(日)

2014-03-04 | ニュース雑感
 体調が相変わらず悪い。年に2回も体調を崩すのは珍しいが、体重を減らした事が何か悪く影響しているのだろうか。たしかに体重が多いほうが寒さに対しては楽だと聞くが。定時退社、12時半就寝。

 ロシアのウクライナ侵攻の落としどころは、「セヴァストーポリのロシアへの割譲(長期租借?)」だろうか。クリミア半島全部、だろうか。いずれにせよ、日本としてはアメリカとどれだけ協調歩調を取れるか。北方領土問題はあるが、アメリカとの協調姿勢は不可欠なので、昨日のエントリーではないが、安倍政権の外交手腕が問われるところ。

3月2日(日)

2014-03-03 | ニュース雑感
 体調は依然としてよくない。天候もよくなかったので、結局ほとんど自宅で過ごしてしまった。気分もふさぎ勝ちで、二日間ほとんど無駄にすごしてしまったように思う。1時就寝。 

 ロシア、ウクライナ情勢が俄然きな臭くなってきた。ロシアというと、ソ連崩壊で人口は1億5千万を切り、旧社会主義国だけあって産業も未発達、エネルギー価格の高騰が無ければどうなっていた事やら、という印象で、かつて米ソで世界を二分していた大国の風格はどこへ、というイメージがあったが、やはりこうしてアメリカやEUを敵に回して一歩も引かずに動いているところを見ると、単に国連で拒否権を持っているという以上に、実にたいした大国だと実感する。
 ウクライナというのは旧ソ連の中でも非常に恵まれた国で、黒土地帯なる肥沃な土地に恵まれヨーロッパの穀倉地帯も言われ、鉄鉱石や石炭などの地下資源にも恵まれていて、人口も4千万以上と多い。また、ベラルーシとともにロシアとEUとの橋渡しの位置にあり、パイプラインがウクライナを経由している。この辺りは、高校の地理では「必須」のレベルの知識。
 ロシアとしては、経済面もさることながら、セヴァストーポリという軍港があるなど軍事面でも重要ということもあり、ウクライナを手放せないというのは良く分かる。実際、エネルギーを相当安価に提供することでウクライナのつなぎとめに必死だった。

 大国がここまで明白に軍事力を行使するというのは、中東がらみのアメリカの動きを別にすれば、フォークランド紛争でのイギリスくらいしか、ここ2~30年の動きとしては思い当たらない。しかも、アメリカの中東での動きは利権をめぐるものであったが、今回のロシアの動きは明白に「領土」を狙っている。こういう動きは実に久しぶりだと思う。これをEUやアメリカはどう捌くのか、残念な事務総長を戴いている国連はどう対処するのか。落としどころはどこにあるのか、見ものである。

 最も危険な結論としては、ロシアの武力行使を容認する方向に動く事である。とくに、アジアには中国という前近代的な、軍事力や民族浄化といった手法で隣国を威圧したり領土を奪おうとする国があり、こうした国がある手前、「責任ある国家は、国際社会の承認が無い限り軍を動かせない」という共通認識が堅持されなければ、日本にとっても極東の安定にとっても大変危険である。ロシアがなし崩し的に許されれば、中国はそれを前例としてなし崩し的に極東や東南アジアに軍事進出してくると思われる。
 もっとも、ウクライナ問題に国際社会の注目が集まっている隙に、中国が動くという可能性はあるので、尖閣の防衛には相当に力を入れるべきである。事実、北朝鮮がミサイルを発射している。日本ではそこそこ記事になっているが、欧米ではどう見られているのか。ヨーロッパ人にとっては、チュニジアやリビアが地中海に向かってミサイルを飛ばすなどといったことは想定もしていないだろうが、日本の周辺ではそれが実際に起こっている。

 それにしても、フォークランド紛争の時のサッチャーにせよ、今回のプーチンにせよ、大国にはやはりそれなりのリーダーがいるものだと思う。大統領制だから、という事にはならない。イギリスは日本と同じ議員内閣制である。ここ何人かのリーダーの中では、そうした決断を下せるかどうかという点では、安倍現総理や麻生元総理が最も期待ができる気がする。難しい局面になるかもしれないが、安倍総理には大局を誤らないよう決断をお願いしたい。

3月1日(土)

2014-03-02 | 仕事雑感
 やや体調が悪い。午前は割りと寝てすごし、午後ものんびり、ほとんど家から出ずにすごす。11時半就寝。 

 久しぶりに、野口悠紀雄氏の、「超整理法」を読んでいる。1993年の出版なので、もう20年がたっている。野口氏の専門は公共経済で、野口氏の著作は「超」~関係の著作を別にすれば、公共経済や国際金融等のきちんと経済学をやっている本が多い。氏の主張にはうなずけない部分も多々あるが(かつては「製造業に見切りをつけ、金融に力を入れよ」的なことを言っていたが、その後リーマンショックが起こった)、難しいテーマ・ジャンルの割りには分かりやすく書かれていると思う。
 で、超整理法については、ポイントは「分類」はジャンルごとに行うのではなく、「時間軸」で行うべきだ、というもの。一見役所では役立たないようにも思える。

 公務員の場合、書類の保存に関しては、二つの意味があると思う。「記録物として保存する」という、法やルールに準拠した意味合いと、「やった仕事の記録(後任等のほか、場合によっては来年度に本人が、仕事の流れをトレースするため)」とか、もっとストレートに「後任へのメッセージ」的な意味。規則上は前者しか決められていないし、さらに言えば前者は確実に保存する必要があるが、後者は制度上は保存する必要が無い。
 だが、実際には前者と後者が混在した書類管理になっていると思う。就職して以来、前者の考え方に徹した書類(ファイル)というのを見たことが無い。

 翻って今の自分の状況を考えると、実態としては後者の考え方でファイリングし、その中に保存すべき文書も保管している、という方法になっている。たぶん役人としては一般的だと思う。
 案件を小さなものも含めれば4件抱えているが、いずれも相互に関連することがないので、手元にある書類を4件のうち4件のどれに分類するかで悩む事は無い。問題は各案件の中で、さらに細分化する必要があるかどうかであり、ここが野口氏も難しいといっているところ。
 そこで、ここから先は野口氏の考え方拝借し、時系列で整理するようにしている。書類をおおよそ日付順(受領日・作成日・処理日・発送日等、目安になる日付)に並べて、通し番号を書いたインデックスをつける。で、目次に、インデックスの番号と日付、文書のタイトル、細分化した分類を書いておく。
 ここに細分化した分類が出てきてしまうが、目次に書くだけなので、複数の分類に関連するなら該当する分類名を全部書いてしまえばいいし、また、この目次というのはパソコンで作成しているので、分類に誤りがあった場合はファイルを修正して印刷しなおせばよい。そもそも、後述するとおり検索の便を考えての分類のため、間違えていても支障は無い。

 今のところはこの方法で支障が無いし、後任に引き継ぐ場合も、「この案件に関する書類は、このファイルの中にしか保管していません。あとは、とりあえず目次についている分類を目安に検索し、それでも目的の書類が見つからない場合は目次を全部チェックしてください」という説明で、クレームをもらった事は無い。しいて言うなら、ある分類項目に属する書類が、「○○案件 その1」と「○○案件 その2」の両方に点在する、という事になるので、「ちょっと書類を持って来て」と頼まれたときに、たくさん書類を持っていく事になり大変、ということくらいか。

 野口教授の提唱する「時間軸」というのは、書類を使う人の「記憶」とリンクするものなので、複数の人間が使用することを想定する場合は使えない、という事になるが、実際には役所の仕事というのは、毎年ほぼ決まった時期に似たような仕事をしているので、案件ごとに時系列で整理しておくと、初めて案件を担当する職員でも、案外同じ書類を見つけやすい。仕事の種類も進め方も野口教授と役所はぜんぜん違うので、そのまま採用することは無理だが、「時間軸」という切り口は、使える切り口だと思う。

2月28日(金)

2014-03-01 | 読書(社会)
 2度目の臨時監査。臨時と入っても前回調べた続きのようなものなので、今回は抜き打ちというようなものでもなく、淡々と求められた説明をする。隣はまたばたばたしているが、監査する側も余り馴れ合いっぽい雰囲気は見せないように頑張っている模様なので、これはこれで好感。定時退社。12時就寝。
 
「愛国の作法」(姜尚中著、朝日新書)について。「読了」と書いていないが、読了しなかった。3割くらい読んだところで投げ出してしまった。
 2006年に出された本なので、決して新しい本ではない。古本屋で見つけて、この筆者の本は読んだ事が無かったし、「愛国の作法」という切り口にも非常に興味があったので、買って読んでみたが、酷かった。2ページに1箇所くらいは「論理が飛躍している」「感覚で言っている(根拠も無く結論だけを言っている)」「極論しすぎ」といった場面が見受けられ、よって、書いてある内容に信憑性が無い。
 しかも文章もそれなりに抽象的なので、読書暦の浅い人にとっては消して読みやすくは無いと思う。この場合に問題なのは、読んでいて論理構成(結論に至る過程)は読みづらくて理解できないまま読み飛ばすように進んでしまい、結論の部分だけを吸収してしまう恐れがあること。最初の50~60ページだけでも、右よりの思想や「愛国」を否定的に表現する場面が出てきており、「内容は良く分からないけど、愛国というのは悪い事なんだ、という感じがした」という最悪の結果になりかねない。
 そういう意味では、「悪書」だとおもう。自信のある人しか、読んではいけない本だと思う。

2月27日(木)

2014-02-28 | Weblog
 どうも気分が晴れない。仕事はいつもどおり、上が動かないのでこちらも資料を作ったり、打ち合わせをこなす以外に仕事が無い。定時退社。11時就寝。

2月26日(水)

2014-02-27 | Weblog
 午前は資料作り、午後は簡単な会議で一日が終了。特筆すべき事は何もなし。明日は全国的に雨模様らしいが、雪の降る地域は少ないようなので、こちらはやや安心。定時で退社、12時就寝。 

2月25日(火)

2014-02-26 | Weblog
 予定されていた打ち合わせが延期された関係で、時間にかなり余裕が出来る。異動は無いとは思うが、万が一に備えて引継書を作ろうかと思案したり。定時退社、12時就寝。 

2月24日(月)

2014-02-25 | ニュース雑感
 いつもどおり資料を作って説明し、簡単な打ち合わせを1件済ませたら、一日が終わってしまった。上は議会対応で忙しいが、下は直撃しない限り、逆に手が空く。提示で退社、何やら疲れていたのか、10時に就寝。

 ウクライナでついに大統領が失脚。オリンピックが開催されている間も、ロシア寄りの大統領に対し、NATOが軍による弾圧を非難するなど、ヨーロッパ諸国はEU入りを主張する反政府側をどちらかというと指示するという構図があり、早い話が、ウクライナがロシア側にとどまるか、ロシアの影響下を脱してヨーロッパ側に入るか、という問題でもあったと思う。
 日本としては、これをどう見るかだが、「日本と関係ないから関与しない」では拙い。北方領土問題の解決に向けた糸口としてもらいたいもの。ロシアの大統領は「政権基盤が脆くなってくる今の時期に領土を切り離すのは無理」という言い方をして先延ばしを図ってくるだろうが、逆に日本としては、ロシアが苦しいという事は北方領土と引き換えに手土産に渡すものの選択肢が多くなるわけであり、これを好機と捉えない手は無い。
 ウクライナがきな臭い間も、外務省はいろいろと動いていたようだが、果たしてどういう結果になるのか。孫崎享氏の理屈では、アメリカが妨害して失敗に終わる、ということになるが。

2月23日(日)

2014-02-24 | Weblog
 雛人形を出したり、部屋を掃除したりしているうちに、一日が終了。それなりに有意義な週末ではあったが、なんだかあっという間にすぎてしまった気がする。12時就寝。

2月22日(土)

2014-02-23 | ニュース雑感
 通常通り、特に何も無い週末。12時就寝。

オリンピックのフィギュアスケートに関連して、韓国が面白い。
まず、キム・ヨナの再審査を求めるネット署名が170万人を越えた、とのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000009-rcdc-cn
つづいて、募金を募ってキム・ヨナに国民金メダルを贈ろうとのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000003-xinhua-cn
それから、こちらは、応援しているはずのキム・ヨナのCMが批判にさらされて中止とのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000013-rcdc-cn

 韓国での署名が170万人とのことだが、土曜日午前で120万人、午後で170万人とのことなので、凄いペースで増えている。スポーツマンシップ(フィギュアスケートがスポーツかどうかはさておき)もルールも関係なく、いちいち恨みを持っては相手にそれをぶつけるあたり、実に韓国らしい。このほかにも、イギリス人選手が韓国人からの書き込みでおびえているとか、プーチンのフェイスブックを炎上させたとか、なにやら物騒な動きになっている。
 ポイントは170万人という人数で、韓国人は約5000万人なので、韓国人の3%以上、という事になる。実際には一人で複数署名していたり、海外からの署名があるとはおもうので、実際にはもう少し低い比率にはなると思う。が、それにしても、3%などという実態のある数字になってくると、いよいよ「そういう国民か」という話になる。署名数万件程度なら、「この手の人物はどこの国にもいるよね」、で済むのだが。

 それから、国民金メダルについては、日本でいうところの国民栄誉賞でいいんじゃないの、と思うのだが、こちらは「キム・ヨナの採点に反発して」という発想からスタートしているとのこと。何年かたってその国民金メダルを振り返ったときに「ロシアの審査員への恨み」が再びふつふつと沸いてくるという事になる。
 そんなメダルであっても、キム・ヨナは韓国人であることを止めない限りは、受賞を拒否は出来ないと思うが、キム・ヨナはそのメダルを手にしてどう思うのだろうか。韓国人的には自分の心にわきあがってくる恨みを晴らせば良く、キム・ヨナのことやメダルの将来のことは考えていないのだろう。日本では、「立小便が出来なくなる」という理由で国民栄誉賞を断った人物がいて、その人は今も度々テレビに出ているが、それを思うと日本のほうが良い国だと思う。

 それでいて、「キム・ヨナ広告は不愉快」との批判でCMが放送中止に追い込まれたとのこと。もう応援してるのかしていないのか、わけが分からない。CMが放送中止になったということは、こちらもゆがんだ発想をする人物が数人いるという事ではなく、国民の中に、商品の売れ行きに悪影響が出るくらいの割合で、不愉快だという発想を持つ人がいるということだとおもう。

 もろもろ考えてみると、「恨み」というのは基本的に良いものを生み出さないことが良く分かる。韓国の記事は不愉快になるので出来るだけ読まないようにはしているのだが、色々と勉強になることも事実。