本文を飛ばして右メニューへジャンプ

本文





厳冬です。毎日毎日10度以下の日々が続き、もう分厚いセーターにも飽き飽き。
畑もこの時期は収穫もなくさみしいものとばかり思っていましたが、
今年はじめて作った2種の野菜がすくすくと成長し、この時期に収穫を迎えています。

ロマネスコと芽キャベツ、手間いらずでブロッコリーやキャベツと同じように作れます。



ロマネスコは最近スーパーなどでも見かける新顔野菜。
村上隆のアートのように蛍光色の色彩がぐるぐるぐると螺旋を描き、
よ~く観察しようとすると吸い込まれそうになります。
味わいはカリフラワーのようなので、カレー味やマヨネーズなどとよく合います。
色もキレイなので蒸し野菜かな?

芽キャベツは鈴なりになっている様子を、知らないではじめてみる人は腰を抜かします。
実際うちのおばあちゃんもびっくりしていました。

味はキャベツと同じようなのですが、やはりまるごと、または半分に
切って食べたときのいわゆる「巻き」状態で食べたときの歯触りやこりっとした食感がなんともいえません。
蒸し野菜はもちろん、まるごとパン粉づけしてフライにするのがおすすめです。

他にも霜がおりてピンクの茎になったほうれんそう(甘い!)やらブロッコリー、
つぼみ菜(菜花の一種)など、意外に収穫物はあるものです(って毎年感じていることかもしれません、ありがたや~)。



ひととおり畑の野菜のメンテナンスと収穫を終えるといい時間に。。。
気がつくと手足のつま先が冷えきっています。
おばあちゃんはふと、思いついたように「焚き火にでもあたるかね」と言って
新聞紙をくるくるとまるめてライターで火をつけ始め、
適当に落ちていた杉の枯れ葉をくべてあっと言う間に
まるで魔女のように小さな焚き火コーナーを作ってくれました。
最初はそんな小さな火で温かいのかな?と馬鹿にしていた私ですが、
とっても暖かい!
炎のありがたさを思い知ることになりました。
しばらくその火を絶やさぬよう次から次から
小枝を足してほっかほかになり、家路につきました。


カテゴリー/畑のこと(冬)


長期旅行でスペインを旅した後、日々の雑務に追われ、
気づけばそのまま年末に突入。。。

本当にご無沙汰してしまいました。
気持ちを入れ替え、また日々のいろいろなことを綴っていきます!
このブログを楽しみにしてくれている方、すみませんでした。
また、たまに遊びに来てくださいね。

さてさて、すでに2010年も幕を開け、お正月のすがすがしい気分も抜けきり、
社会は慌ただしく動いています。

ちょっと前になりますが、今年もおせち、作りました。
おせちを年末にしっかりと作っておくと、年始の台所仕事が
こんなにもラクだなんて!と思ったのは結婚してから。。。


もともとおせち料理そのものが興味深い年中行事だったので
おせち作り歴は長い私ですが、あくまでも趣味みたいなものでした。

お正月のすがすがしい朝に起床し、
手作りのおせちが冷蔵庫にス トックしてあるという心強さ、
それだけでこれから一年、
物事が段取りよくスムースに遂行されてゆくような気分になります。
実際本当にそうなのかもしれません。

おせちが用意されていれば、お正月三が日はまさに寝正月!
玉川の川縁を散歩したりしてのんびりとしたいいお正月を過ごしました。






お正月はしつらいも紅白を基調にシンプルに。
稲穂ややなぎ、南天に裏白に金柑などを飾ります。







おせち料理の盛りつけにかかせないものたち。
山で盛大に実をつける南天の木や金柑、葉らんや松葉、椿の葉、ゆずり葉や裏白も用意します。
大きなバケツに入れて外に置いておき、
そのうちの一部をキッチンに活けておき、盛りつけのたびに使います。

 
ほぼ2日で作ったおせち料理のストック状況。
意外と地味な色、であります。(だからこそ、あしらいの緑が必須アイテム)


元旦

お重にきちんと詰めて、一年のはじまりの日をお祝いします。
赤い器に盛られているのは福島の郷土料理「いかにんじん」。
夫の故郷の常備菜です。松前漬けのようなものですが、
こんぶはほんの少し、手切りのにんじんとするめの歯ごたえを楽しむ酒の肴です。

小さめのお重はひな祭りのときなどには銘々のちらし寿司を
おさめるのにも重宝なので、今はこのお重を大事に使っています。


2日目
お皿に盛りつけます。


3日目
昨晩実家に集まった際にお裾分けしたので残り少なくなったおせちを
小鉢に盛って少なさをカバー。


おせちのおまけ

妹の誕生日が元旦ということもあり、
実家に帰る際はおせちとして作った栗きんとんか白花豆のきんとんで
バースデイスコップケーキを作ります。
イチゴとカステラと生クリームを年末に買っておくだけで
上品な味わいのケーキになり、ここ数年楽しみにされています。
カステラを適当にちぎって泡立てた生クリーム、切ったいちご、きんとんを
器やグラスに段々にのせていくだけのデザートです。



カテゴリー/日々の散文

世界の築地 2009-10-13

最近築地に行く機会が増えています。
場外での買物がメインですが、今日はその先にある場内市場へ。。。

築地の電動自動車ターレーが我が者顔で往来するこの場所に足を踏み入れると、
「男に生まれたかったな~~」という気分がむくむくむく~~っと沸き上がります。

男飯の聖地のような横丁もあったりして、なんだか昭和な気分になってきました。
この横丁の中にあるカレー屋さんのメニューには、
なんとハヤシライスとの「合いがけ」なるものもあったり!
瓶詰めでカレールウの持ち帰りもあったりするようなので、
今度買ってみることにします。

あ~なんだか元気になってきた~。
もしも気分が落ち込み期間中の方は、朝築地、行ってみてください。
いい顔で働いている人にたくさん出会えます。










カテゴリー/日々の散文


まだまだ紅葉までは先ですが、
夏じゅう目を楽しませてくれたゴーヤーのつるやセージの紫の花を
すべて取り払って、先月中旬頃に庭をリセットしてみました。

リセットするぞ!と決めたら即行動!ホームセンターまで車を走らせ、
ポットの植物をたくさん買い込み、
春に土の上にしきつめた木片 (名前を忘れましたが保湿と保温、害虫保護が期待できます)がすっかり土になじんでしまったので、
その大袋、観葉植物用の土などを庭に持ち込み、半日がかりできれいにしました。

その成果がこれ!


うちのテラスは夏は日光が全体に降り注ぎますが、
陽が傾いてくる秋口からは壁際にはあまり燦々とは陽があたらないので、
この時期植える植物は日陰に強いものと決めました。

別の壁際にはクリスマスローズが植えられているので(こちらも日陰組植物)、
白いシクラメンを植えてみました。うまくいけば冬中可憐な白い花を咲かせ続けます。
すでにひと月たちますが、毎日毎日元気に花を咲かせています。
これはお買い得、かも。。。

11月末になると真ん中3本のブルーベリーが真っ赤に紅葉するはずなので、
今からとっても楽しみ!


さてさて、畑では何十本あるなかでたった一本の早稲みかんが収穫できています。
普通のみかんは12月近くにならないと収穫できませんが、
この一本だけは9月から収穫できます。
これは畑仕事の合間の私のおやつ、なのです。
 


まだまだ暑かった8月末にまいた大根は10月にはいると
20センチくらいの葉を茂らせ、
9月のお彼岸くらいにまいた水菜や壬生菜は半月でこんなふう。

油断すると踏んづけてしまいそうです、頑張れ!


 



カテゴリー/畑のこと(秋)




畑の近くのコンビ二には、とってもいい棚の位置に、
時は2009年、にもかかわらず
ブルボンの「ルマンド」と「ルーベラ」が陳列されています。

このお菓子たち、
私が物心ついた小学生時代にはすでにお茶の間の人気者でしたし、
ちょっとだけハイソな風格も漂わせる部類の量産菓子というポジションでありました。

時を経て、年号も代わり、世紀も代わり、パティシエブームもやってきて、
少しはスイーツのことについて知識を得ている今、
改めてこれらの味を私の今の舌で検証してみると(大げさ)、、、????

意外や意外、おいしいのです。完成度高いではないですか!
このパッケージのデザインも東欧デザインっぽくて乙女心をくすぐります。
ルマンドのさくさく食感やルーベラのコク、いい感じです。
ルーベラなんて、コンビニ価格なのに、ヨックモック、とまではもちろん言いませんが、
かなりいいバランスにもっていっています。

「~~商店」、もしくは「~商店が現代風に業態を変えたコンビ二っぽいお店」
をのぞいてみると出会える確率が上がりますのでぜひ探してみてください。
ごく一般的なコンビニではまずお目にかかれないでしょう。

最近のコンビニお菓子では「ジャガビー」が秀逸ですが、
今後もハイレベルな日本のお菓子メーカーのオタクさを再確認すべく、
お気に入りを見つけてみようと思います。


おまけ

日本が誇る和菓子の名店「虎屋」オリジナルのバッグが期間限定で店頭にあり、
「虎」デザインが素敵だったので黒白両方購入してしまいました。
マチが広いのでお弁当も平らに入ります。CDケースにもいいかも。



カテゴリー/日々の散文


もう夏野菜も終わりかな~なんていう8月の末ころから

畑の隅っこで実をつけはじめる山ごぼう。

ごぼう、といっても根っこは有毒らしいです。



可憐な花はそのうちぶどう状の実(これも有毒)になり、季節がすすむと
葉はさらに赤くなります。

東京のマンションに持ち帰ると「くた~~っ」として元気がないのですが、
水揚げすれは復活し、一週間以上長持ちする植物なので観賞用にぴったり。
毎年この時期に飾っています。
繁殖力旺盛で、雑木林によく見ると生えていますので見つけてみてください。



可憐な花がたくさん!これがそのうち実になります。

畑の夏野菜ともいよいよお別れです。
残りわずかになってくると名残惜しくなってこんな総動員料理を作ります。
今日はさっぱりと作った牛肉100パーセントのハンバーグをど~んと置き、
おろしポン酢と夏野菜、しょうが醤油と夏野菜の2パターンでいただきます。
晩夏から私の中で解禁となるすだちもきゅっとしぼってさっぱりいただきます。



ハンバーグがかくれるくらいの山盛りの野菜と薬味!
これがおいしいのです。




畑仕事も好きですが、困ったことに同じくらい街歩き、ショッピングも好きなので、
先週は友人と渋谷で待ち合わせて新宿に向かい、伊勢丹界隈で秋の服探しに。

新宿に行くのになぜ渋谷待ち合わせ???
そう、前から気になっていたベーカリー併設のカフェ「VIRON」のモーニングが
お目当てだったのです。



1260円で10種類以上のパンが食べ放題。紅茶かコーヒーがつきます。
特筆すべきは10数種のジャムがどど~んと瓶ごとテーブルに出されること。
ここに来ると、店内のインテリアやそんな豪快なサービスに、
ちょっと旅気分を味わうことができます。


腹ごしらえできたところでショッピングを楽しみ、
ちょっと血糖値が下がり気味なところを狙って、
気になっていたイタリアンジェラートのお店 「GROM」へ。
新宿丸井の1階、平日の変な時間帯だというのにちょっとした列ができています。
すかさず並んで店内をじ~~っと見ていました。

案外すんなりとオーダーの番がまわってきたので
欲張りにも3種類690円コースをオーダー。
ピスタチオとシチリアレモンとヘビーなチョコレートの3フレーバーをセレクト。

ピスタチオはイタリアで食べたおいしい味がずっと忘れられなかったので。
レモンは産地限定だったので。
チョコレートは店員さんのおすすめ。

ここのジェラートはお値段を見ればわかるとおりかなり高級です。
なんでも素材にとってもこだわっているという話。

あ~おいしかった

詳しくはこちらで。。。

http://www.grom.jp/


カテゴリー/日々の散文


今年の冬ごろからニュースで「猛暑になる」いや「酷暑では?」
などと脅されていたものの、
そんなには暑さが続かなかった2009年夏も終わろうとしています。
この間夜風とともに聞こえて来た秋の虫の鳴き声で
秋の気配を濃厚に感じたのです。。。

さて、今年の夏、真夏のお昼ご飯問題を一気に解決する食べ方を発見しました。
それは「だし茶漬け」。
ふ~~んと思わないでください。
暑い日のお昼って、暑いけれど汁物、麺類が食べたくなります。
それも冷た~いのが。

でもいちいちおだしをとって粗熱をとり、
冷蔵庫に入れる作業はなかなかいいタイミングで冷蔵庫に入れられませんよね?

それよりもだんぜん「水出しのおだし」



昆布と鰹節でだしをとる要領でボウルに入れ、
おいしい浄水を注いで冷蔵庫で一晩置いておくだけ。
翌日には冷たいおだしが冷蔵庫に待機しているのです。
あとはさらしなどでこして自然にしたたり落ちたものを使います。
この時点では加熱していないので、
加熱してとる2番だしは気持ち濃厚なものがとれます(こちらは煮物やどんぶりものなどにどうぞ)。

これを使えばゆで残したそうめんもすぐに冷麺、冷や汁だってすぐにできるし
さまざまなバリエーションでお昼のだし茶漬けも楽しめます。

*この日はとっても暑かったのでしらすの酢漬けとみょうが、青じそ、ゆかり、たっぷりのごま、いただきものの徳島すだちでさっぱりとさっぱりと。


こんなふうに薬味や冷蔵庫に残っている野菜や豆腐などを総動員させれば
軽めの夜のささやかなだし茶漬けパーティーにもなりますよ。

。。。ってもう秋の気配なのでぜひ来年の夏にたくさんお試しを!


カテゴリー/日々の散文

8月の食卓 2009-08-16

8月のお盆にかけては夏野菜が勢揃いするころです。
後発組のオクラやゴーヤーもすくすくと育ち、
畑のゴーヤーにいたってはカーテンを通り越してもはや
ひとつの生命体(モリゾー)と化しています(笑)。



そんな夏野菜はパワフルな香りとカラフルな色彩ゆえに
和食をはじめメキシコ、中近東、イタリア、スペイン、そしてアジア各国の味で楽しむことができます。

でも、毎日毎日食べたいのはやっぱり和食。
我が家の定番はやっぱりこれ!



きゅうりは糠漬け。なすやいんげん、オクラは蒸して
冷やしたものを生姜醤油で。



ぬめりのある野菜は夏バテ予防にもなるのでスープに。
冷房で冷えた身体をいたわる意味もこめて最近は夕食によくいただいています。
肉団子でだしをとり、時にプチトマトの酸味も加えたネバネバ野菜のスープ。
味付けは肉団子のうまみ+ナンプラー。
とっても手軽に具だくさんスープが楽しめます。
冷蔵庫に残ったかぼちゃや茄子、ゴーヤーなどの夏野菜を入れて
さらに栄養価を高めても。

*ぬめりのある野菜の代表格
 オクラ、モロヘイヤ、空芯菜
 
 他に
 金時草、つるむらさきなど。。。

冷蔵庫になにかしら常備しておくのが「酸っぱいもの」。
ピクルスや甘酢漬けはなにかしらストックしておきます。

畑で収穫したグリーントマトも入ったトマトのピクルスや、
直売所で売っている紫たまねぎの酢漬け、みょうがやしょうがの甘酢漬けなど。



鮮やかなピンク、深い紫、刻々と変わるグリーン、はっとする黄色。。。
自然の恵みに改めて感謝!です
 


カテゴリー/畑から生まれるレシピ(夏)


かごいっぱいの夏野菜。

今年はきゅうりの第1陣が最初からうまく育たず2陣待ち。
あ~初夏に梅や実山椒といったものたちを入れて
おいしいぬか床の準備はできているのに~。

気をとりなおしてこの野菜達。
なすとピーマンは料理のレッスンとホームパーティーに使います。



完熟までほど遠いグリーントマト、
これはあえてグリーンのものをチョイスしてきたのです。
2色トマトのピクルスを作りたくなって収穫してしまいました。

ちょっぴり青臭くって実のひきしまったグリーントマトと、
フルーティーな赤いトマトの2種類のフレーバーが楽しめます。



畑ではイタリアンパセリとバジルもわっさわっさと茂っています。
ひとつかみのイタリアンパセリとわしづかみにして葉を刻み、
にんにくやパン粉などと一緒にバターに練り込み、
これをかるく蒸した広島産ムール貝の殻にたっぷりと詰め込んで
香ばしく焼きます。

微発砲の軽めのワインなどと一緒に。。。
パセリの青臭さとにんにくの風味、バターとパン粉の焼けた香ばしさが
たまらないおつまみです。


 


カテゴリー/畑から生まれるレシピ(夏)


著書本が出ました。しかも2冊!
そのお知らせです。


真っ白につやっつやに炊きあがったご飯好きのための本、
いかに白いごはんをおいしく食べるか、にこだわった
「ごはんがおいしい手帖」 (東京書籍)

       と

「やさい」を料理するだけでなく、軽食やおやつ(スイーツ)にも
どんどん使ってほしいという思いを一冊にした
「やさいおやつ やさいごはん」 (ポプラ社)

が2冊とも新刊で発売中です。


ぜひご覧になってみてくださいね。


写真は本の中にも出てくる「プチトマトのゼリー」


カテゴリー/日々の散文

« 前ページ   

ブログの右メニュー