先日、切手を買いに郵便局に入ったら「全国カレー祭り2024」なるお取り寄せパンフレットがあった。
今年の年賀状を買いに行った時も「北の富士カレー」を買っちゃったし、郵便局はカレーがお好きだとみえる。
そのパンフレットを見た我が弟、千葉県代表のカレーを買いに行きたい、と車を出した。
そしてやって来たのは「銚子電鉄 ぬれ煎餅駅」。
と言っても銚子電鉄の駅に隣接しているわけではなく、倉庫の敷地内にある建物。このカラーリングは元鉄オタの弟によると昔の銚子電鉄の車両の色なんだそうな。
入ると思いのほかたくさんの品物が並んでいて、真っ先に目に付くのは自虐的な「まずい棒」。
店名にもあるぬれ煎餅は有名だけれど、それ以外にもせんべい、あられがいっぱい。
これらすべて自社製品、敷地の倉庫もこれらのせんべいのため、って我が弟、やたらにくわしい。
そして見つけたお目当ての銚子電鉄カレー。
「鯖威張るカレー」とか相変わらず自虐ネタで笑わせてくれて、ついぬれ煎餅味の焼きそばまで買ってしまった。
せっかくここまで来たのだから、と犬吠埼を目指し、銚子電鉄の駅へ。
ホームの壁にはカラフルな絵が描かれ、駅舎もちょっとスペイン風でファンシー。
建物内に改札があり、もちろん売店があるが
2年連続黒字達成!!というわりにお題は相変わらず「崖っぷち」。
海を見ながらさらに進んで
銚子ポートタワーに隣接するうおっせ21へ。タワーは残念ながら定休日で入れなかったが
お目当ては2階にあるレストラン。入り口は地味だが大きな鯉のぼりが泳ぐ店内はなかなか広くて、お昼をちょっと回っても次々にお客さんがやって来る。
注文したのはカサゴの煮つけにたっぷりのお刺身の定食、これで2200円。家族はイワシフライとアジフライを注文したが、どちらもフワフワでおいしい。人気の理由を納得。
階下の水産物卸売センターには売店が並んでいて
銚子が誇るお醤油屋さんのサンプルもずらり。醤油屋さんの工場見学も行ってみたいなあ。
と久しぶりの銚子、楽しかった。
ちなみに銚子電鉄カレーはまだ食べていない。
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楽しかったベトナム旅行だけれど、今回はいささか不完全燃焼な点も。
それはお買い物。
出かける前には同行の友人にベトナムは買い物天国だ、と吹聴していたのだが、最初のホーチミンで早くも挫折。
コロナと再開発のためか、以前に行った雑貨屋はどこかへ消え失せ、便利だったお安いスーパーもなくなってしまった。
そんなわけでホーチミンで買ったのはマンゴーのお菓子ひとつだけ。
ドライマンゴーが薄くてちょっとぱりっとした皮に包まれているのだが、おいしくてパッケージもしゃれている。
たくさんの土産物屋が並ぶホイアンの地味~な店で見つけたのは銀のペンダントヘッド。
よーく見ればベトナムっぽい所が気に入った。
フエでは王宮の脇でこの地の名物菓子の店を見つけた。
メースンとはペタペタした米粉の餅なのだが、買ったメースンヨンはそれを薄く延ばしてパリパリのライスペーパーに挟んである。円盤型のものはさらにその上に大量のゴマとピーナッツが乗ったもの。てっきりパリパリのおせんべいだと思って食べたら真ん中に硬めの水あめのような物が入っていて驚いたが、なんだか癖になる味。
ハノイの旧市街を歩いても以前ほど気になる店は見つからなかったが、ホテルの近くでいいTシャツ屋を見つけた。
Tired City というこの店、しゃれの効いた柄がかわいくて、行き交う欧米人がみんなこの店の袋をぶら下げている。そのためかすぐ近くに3店舗もあって、色やサイズがないと他の店舗からすぐ探してきてくれる。ついステッカーまで買ってしまった。
その近くで見つけたのは刺繍入りの靴袋。
しかしかわいすぎて、汚れた靴は入れられない。
最後はもちろん消え物だが、以前も書いた通り、今回はスーパーが大不作。
ホーチミンの高島屋の中に高級スーパーがあって、そこにはおいしそうなジャムなどあったのだが、重いからハノイで買おうと思ったらそんなものは見つからない。
ホテルのすぐそばの小さなスーパーでやっと買い物をしたけれど、やっぱり旅先で気になったものはその場で買わなければダメ、と改めて反省。
上の買い物の中で特筆すべきはアーティチョークのお茶。ベトナムで昔から飲まれているというこれが前から気になっていたのだが、飲んでみるとほのかに甘い香りで癖がなく、蓮の葉茶より飲みやすいぐらい。
右のライム塩コショウもいい香りで、これは使い出がありそう。
最後は余ったドンを空港で放出。
しかし空港売店も意外にフエの方が充実していて、あちらにあったアロマオイルがこちらにはない。
節約できたと思えばいいのか、でもやっぱり不完全燃焼。
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旧古河庭園を出たら上中里駅から御徒町へ移動し、同じく都立文化財になっている旧岩崎邸庭園へ。
65歳以上はやはり半額、わずか200円を支払って正門からの坂を上がれば
ヤシの木の向こうに堂々たる洋館。
古河さんちは石造りで田舎のコテッジ風だったが、岩崎さんちはまさに貴族様のお屋敷。
入口で渡される袋に靴を入れて玄関を入り、順路通り左手に行けば洋風の部屋が続く。
こちらのお屋敷は古河邸以上に細部が凝っていて
各部屋の天井に
金唐革紙などを使った壁紙
イギリスのミントン社製タイルのベランダから
暖房用パネルラジエーターまでなんとも贅沢。
2階へ上がる階段や扉のステンドグラスも素敵だけれど
部屋ごとにある暖炉の意匠がすべて違うのがすごい。
ちなみに暖炉の上など部屋ごとに花がいっぱい飾られているが、これはちょうど假屋崎省吾のイベントが開催されていたから。
サンルームにはお弟子さんたちの作品が飾られ、庭にある撞球室も假屋崎省吾に占拠されていた。
2階のベランダから芝のお庭を眺めたら玄関ロビーに戻って右手へ。
角を曲がるとがらっと雰囲気が変わって、廊下の先は和館。
あちらこちらに岩崎家の三菱の意匠があるというこちら
中に売店とカフェがあるが、元々は洋館よりもはるかに大きな550坪もあって、普段の居住はこちらだったとのこと。
純和風と純洋風が繋がっているのが面白いが、古河さんち同様、やっぱり畳の生活からは離れられなかったと見える。
和館は日本人の棟梁が建てたが、洋館は古河邸も手掛けたジョサイア・コンドルの設計。
古河邸の一室がコンドルの資料室になっていたが、それを見ていたらコンドルがお雇い外国人として来日し工部大学校の教授に就任した時まだ24歳だったと知って驚いた。
司馬遼太郎の「胡蝶の夢」にも幕末に西洋医学を系統的に伝えたポンぺがまだ20代だったとあった。
意地の悪い言い方をすれば「未開国」日本にえらい先生方は来たがらず、若造の知識でも全くの白紙の日本人にはありがたかったということだろう。
今読んでいるアーネスト・サトウの回顧録にも開国したばかりの日本には無一文でやって来て一攫千金を狙う「ヨーロッパ人のクズ」が大勢いたとある。
そんな中、コンドル先生は日本人建築家を育てただけではなく、河鍋暁斎に師事して見事な日本画を描いたり、日本人の奥さんももらって死ぬまで日本で暮らした。
クズではない西洋人には白紙の日本は若くても存分に腕を振るえる夢のような国だったのかも。
門の三菱を確認して、岩崎邸を離れた。
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毎日が日曜日の身にGWは関係ない。
とはいえ気候のいい時期、きれいに晴れた一応平日の一日、久しぶりにバラの写真を撮ろうと旧古河庭園に出かけてみた。
地下鉄南北線の西ヶ原駅で降りて徒歩7分。
庭園の塀が見えて、入り口はどこだろうと思っていると大きな観光バスが停まって乗客がぞろぞろと降りてきた。
その後について入り、入園料はと見ると、都立庭園のこちら、お庭だけなら150円、65歳以上ならたったの70円とありがたい。
すぐに見えてくる石造りの古河邸。
脇を通って建物の裏手に回るとその前がバラ園。
しかし思っていたよりだいぶこじんまりして人も多いので、まずはその向こうの日本庭園を一回り。
富士山の溶岩を積み上げた石垣があったり、大きな池があったり、緑の木陰がとても気持ちいい。
日本庭園から階段を上がった所に洋風庭園とお屋敷があって
5月初めなのに都内のこの庭園ではもう早くもバラが満開に近い。
バラ園の中に入るとふんわりといい香りに包まれる。
緑色の変わったバラなどもあって、100種200株とはいえ近くでじっくり見れば楽しめる。
しかしバラは華やかすぎるからだろうか、写真を撮るとありきたりになってしまって、特に真っ赤や真っ白が難しい。
コロナで遠出が難しかった3年前の春に続けざまにバラの写真を撮り歩いたが、また練習のし直しだ~。
バラを一通り撮ったらお屋敷の正面に回って中へ。
が、こちらは大谷美術館の管轄で別料金400円、しかも館内の撮影は禁止。
1階は洋風で壁や天井、暖炉を見るのが楽しいが、ほとんどの部屋が喫茶室になってお茶を楽しむお客さんがいるので確かに写真は撮れない。
2階のプライベート空間は和室になっているそうだが、こちらはガイドツアーでなければ見ることはできない。
明治・大正時代に建てられた洋館はどこも素敵だけれど、どこもくつろぐために和室が必ずあるのが面白い。財閥の皆さんも普段かっこつけるのに無理してたのだろうか。
見学の後はお庭の隅にある売店でバラの花びら入りアイス。ほのかにバラの香りがしておいしゅうございました。
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3月9日 続き
バッチャン村からの帰り、最後の買い物をしようと新市街にあるVincom Centerで降ろしてもらった。大きなスーパーがあることを期待したのだがこれが大外れ。思ったほど大きくもなく、買いたいものもなくて、これなら途中で見た巨大なイオンモールの方に行けばよかった。
ここからホアンキエム湖まで、途中におしゃれなカフェでもないかと歩くことにする。
フレンチコロニアルの建物が並び、ブティックなどが多いが、なぜか探すとカフェがない。
結局湖畔まで来てしまうと、ここからは交通規制がかかって広い道路は歩行者天国。
これを利用して子供の乗り物がたくさん並んでいるが、これ、子供が動かすのではなくリモコン操縦。夜市のおもちゃ屋といい、ベトナム人は子煩悩のようだ。
ここまで来たからにはあそこへ行こう、とオペラハウスの近くのケム・チャン・ティエンへ。
間口の広い店は中も広くて、以前はまるで薬屋のようにそっけなかったが今は華やかになってお客さんもいっぱい。
しかしなぜか店内にバイクの駐車場があるのは昔のまま。
ココナッツミルクのアイスクリンと言った感じのアイスの味も変わらず、しかし値段はさすがに17,000ドン(約100円)と15年前の3倍になった。
湖の南側を歩き、西側にまわって湖畔にある立派な建物は水上人形劇場。北側にあるタンロン劇場が有名だが、ここでも見られるらしい。
が我々はホテルに戻って、フロントの脇にあるスパへ。
この旅で3回目。時間があるので今回は2時間がっつり。一番ソフトなもみ心地だったが気持ち良かった~。
最後の夕食は旧市街に出ようかと思ったが、めぼしい所も見つからず、昨晩の食事がよかったのでまたホテルの下へ。すると及川ミッチーが「おかえりなさい」とにっこりしてくれて、やっぱりここにしてよかった(笑)。
今夜は昨日も気になったベトナム料理のセットメニューにしてみた。北部風と南部風があるので、ここはもちろん北部風。
これにご飯が付いて二人前。
空心菜の炒め物にトマト入り炒り卵、揚げた豚皮を甘酸っぱいタレに付けて食べるもの、エビとスターフルーツの炒め物は見てすぐわかるが
小玉ねぎのように見えたのは小さなナスの漬物、牛肉と甘辛く煮つけられた白い野菜がなんだかわからずに聞いてみるとココナッツの果肉とのことで納得。サクサクとした歯触りで面白い。
食事を終えてやっと預けた荷物を受け取ると、「お土産です」と小さな紙袋を渡された。
中に入っていたのはベトナムコーヒーとフィルター。
Solaria Hotel、便利な場所にあるのにリーズナブルなお値段、しかもサービスが良くて大当たりだった。
ホテルの前の道は交通規制がかかっているので、ちょっと先に出てGrabを呼ぶ。
出発したのは20時半。
ライトアップされたホーチミン廟を過ぎたあたりまでは順調だったが、そこから北のタイ湖まで行くと大渋滞が始まってしまった。
二人乗りバイクがびっしり、英語が得意でない若い運転手君はスマホの翻訳機能で「週末のデートで混んでいる」と教えてくれる。
ここを抜けてもホン川を渡る橋がまた渋滞で動かない。
「大丈夫。僕は裏道を知ってる」と運転手君、農道のような所に入って飛ばしてくれる。
が大通りに戻るとまだ渋滞していて、見ると道端に人が大勢立って一方向を見ている。花火でもあるのかと思うがそうではなく、なにやら大きな火事があったとのこと。
その先の橋も大渋滞で、さすがにこちらもあせってくる。かなり早めに出たつもりだったが、空港までは結局2時間もかかってしまった。しかし運転手君ががんばってくれなければもっとかかったかもしれない。こんな時でも距離や運賃を心配しなくて済むGrabはありがたい。せめてチップを奮発する。
22時半に着いたハノイ空港は夜遅くでもたくさんの人。
なんとか出発1時間半前に着いたのでラウンジへ一息入れに。
まあまあ広いラウンジ内に食べ物もいろいろあるが
のどを潤してフルーツを食べるのが精いっぱい。
23:55に出発した成田行きのJLは満席。
帰りはわずか4時間ちょっとの飛行時間なので寝る間もなく
朝食のヨーグルトとヤクルトをおいしくいただく。
到着した早朝6時の成田は3℃だった。
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